JP4571616B2 - 温水循環加熱システム - Google Patents

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Description

熱源機により加熱生成した温水を温水循環回路を介して温水端末機に供給する温水循環加熱システムに関する。
従来より、ガスバーナにより加熱される熱交換器を有する熱源機と、該熱交換器と温水循環回路を介して接続される放熱器を有する温水端末機とを備えて、該熱源機から該温水端末機に所定温度の温水を供給する温水供給運転を実行する温水循環加熱システムが知られている。
また、ガス機器の消し忘れやガス漏れを防止するために、ガス供給管には、予め設定された流量以上のガス流量が検出される状態が、予め設定された供給制限時間以上継続したときに、燃料ガスの供給を遮断するガスメータが備えられている(例えば、特許文献1参照)。かかるガスメータにおいては、ガス流量が複数の流量範囲に区分され、各流量範囲毎に供給制限時間が設定されている。そして、供給制限時間は、各流量範囲におけるガス流量が多いほど短く設定されている。
このように供給制限時間が設定されたガスメータを介して燃料ガスが供給される場合、例えば、温水端末機として温水式の浴室暖房乾燥機を備えた温水循環加熱システムにおいて該浴室暖房乾燥機により乾燥運転を実行するときには、前記供給制限時間以上に亘って熱源機から浴室暖房乾燥機への温水供給運転が継続して、ガスメータにより燃料ガスの供給が遮断されてしまうことがある。
この場合、使用者は、ガスメータのリセット操作を行った上で、再び乾燥運転の開始操作をしなければならないという煩わしさがある。そこで、温水供給運転の実行中にガスメータにより燃料ガスの供給が遮断されることを回避するべく、温水供給運転の実行中に、前記供給制限時間のうちで最も短い時間(ガス流量が最大となる流量範囲に対応する)を越える前に温水供給運転を一時的に停止してガスバーナを消火することが考えられる。
しかし、このようにガスバーナを消火することで、温水端末機における暖房乾燥性能が低下するという不都合がある。
特公昭61−059423号公報
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、温水供給運転の実行中にガスメータにより燃料ガスの供給が遮断されることを、ガスバーナの消火頻度を低下させて防止することができる温水循環加熱システムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、燃料ガスの流量を検出し、複数段階の流量範囲と各流量範囲における燃料ガスの供給制限時間とが設定されて、燃料ガスの流量が同一の流量範囲に属した状態が該流量範囲における供給制限時間以上継続したときに、燃料ガスの供給を遮断するガスメータが設けられたガス供給管と接続されるガスバーナと、温水循環回路と連通して該ガスバーナにより加熱される熱交換器と、該温水循環回路内の湯水を循環させるポンプと、該ポンプを作動させると共に該熱交換器を介して該温水循環回路に所定温度の温水が供給されるように前記ガスバーナの燃焼量を制御する温水供給運転を実行する運転制御手段とを有する熱源機と、前記温水循環回路と連通した放熱器を有する温水端末機とを備えた温水循環加熱システムであって、前記熱源機及び前記温水端末機は、前記温水端末機から前記熱源機に信号を送信するための通信手段を備え、前記熱源機は、前記温水端末機から前記温水供給運転の開始を指示する信号を受信したときに、前記運転制御手段により前記温水供給運転を開始し、また、前記温水端末機から前記温水供給運転の停止を指示する信号を受信したときに、前記運転制御手段により前記温水供給運転を停止する温水循環加熱システムに関する。
そして、前記温水循環路内の湯水の温度を検出する循環水温度検出手段を備え、前記温水端末機は、前記温水供給運転の開始を指示する信号を送信するときに、該送信時の前記循環水温度検出手段の検出温度に基づいて、該信号の送信に応じて開始される前記温水供給運転における前記ガスバーナへの燃料ガスの供給流量の最大値が、前記複数段階の流量範囲のいずれに属するかを推定し、推定した流量範囲における前記供給制限時間よりも短い燃焼継続可能時間を設定する燃焼継続可能時間設定手段と、前記燃焼継続可能時間が設定されてから該燃焼継続可能時間が経過した時に、前記温水供給運転の停止を指示する信号を前記熱源機に送信して、前記温水供給運転の停止により前記ガスバーナを消火させ、該送信から所定時間が経過した時に前記温水供給運転の開始を指示する信号を前記熱源機に送信して、前記温水供給運転の再開により前記ガスバーナを燃焼させる燃焼中断指示手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記温水端末機に備えられた前記燃焼継続可能時間設定手段は、前記温水供給運転の開始を指示する信号の送信時の前記循環水温度検出手段の検出温度に基づいて、該信号の送信に応じて開始される前記温水供給運転における前記ガスバーナへの燃料ガスの供給流量の最大値が、前記複数段階の流量範囲のいずれに属するかを推定する。
ここで、詳細は後述するが、前記温水供給運転を開始する時の前記温水循環回路内の湯水の温度が低いほど、前記温水供給運転を実行したときの燃料ガスの供給流量の最大値が大きくなる。そのため、前記燃焼継続可能時間設定手段は、前記温水供給運転の開始を指示する信号の送信時の前記循環水温度検出手段の検出温度に基づいて、該信号の送信により開始される前記温水供給運転の実行中の燃料ガスの供給流量の最大値が前記複数段階のいずれに属するかを推定することができる。そして、前記燃焼継続可能時間設定手段は、前記温水供給運転における燃料ガスの供給流量の最大値が属すると推定した前記流量範囲における前記燃料供給制限時間よりも短い燃焼継続可能時間を設定することができる。
そして、前記温水端末機に備えられた前記燃焼中断指示手段は、前記燃焼継続可能時間が設定されてから該燃焼継続可能時間が経過した時に、前記温水供給運転の停止を指示する信号を前記熱源機に送信し、該送信から前記所定時間が経過した時に前記温水供給運転の開始を指示する信号を前記熱源機に送信して、前記温水供給運転の停止によりガスバーナを一時的に消火させる。このように、前記温水供給運転における燃料ガスの最大流量に基づいて設定された前記燃焼継続可能時間が経過したときに、ガスバーナを一時的に消火させることで、前記ガスメータにより燃料ガスの供給が遮断されることを確実に防止することができる。
そして、前記燃焼継続可能時間は、前記温水供給運転の開始時の前記温水循環回路中の湯水の温度を反映したものとなる。そのため、前記温水供給運転の実行中に、前記燃焼中断指示手段による信号の送信によって行われる前記熱源機のガスバーナの一時的な消火を、前記温水供給運転の実際の運転状況に応じた間隔で行うことができ、これにより、前記温水供給運転の実行中に前記ガスバーナが消火される頻度を低下させることができる。
また、上述した燃焼継続可能時間設定手段及び前記燃焼中断指示手段による処理は、前記温水端末機側の処理のみによって実行されるため、汎用的な既設の熱源機に前記温水端末機を組み合わせて本発明の温水循環加熱システムを構成することができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図5を参照して説明する。図1は本発明の温水循環加熱システムの全体構成図、図2はガスメータに備えられたデータテーブルと浴室暖房乾燥機に備えられたデータテーブルの説明図、図3,図4は温水供給運転実行時の循環水の温度と燃料ガスの供給流量の推移を示したグラフ、図5は浴室暖房乾燥機の作動フローチャートである。
図1を参照して、本実施の形態の温水循環加熱システムは、温水循環回路40(温水往き管40a及び温水戻り管40bにより構成される)を介して接続された熱源機1と浴室暖房乾燥機50(本発明の温水端末機に相当する)とにより構成され、ガスメータ31が設置されたガス供給管32を介して、LPガスボンベ30から熱源機1に燃料ガスが供給される。また、熱源機1と浴室暖房乾燥機50は、通信ケーブル45を介して相互に通信可能に接続されている。
熱源機1は、温水循環回路40と連通した熱交換器10、熱交換器10を加熱するガスバーナ11、ガスバーナ11への燃料ガスの供給と遮断を切り換えるガス電磁弁12、ガスバーナ11への燃料ガスの供給流量を変更するガス比例弁13、熱交換器10の出口付近の湯水の温度を検出する出湯サーミスタ14、温水循環回路40内の湯水を循環させるポンプ15、及び熱源機1の全体的な作動を制御するコントローラ20を備えている。
コントローラ20は、マイクロコンピュータ(図示しない)及びメモリ21等により構成された電子ユニットであり、該マイクロコンピュータに熱源機1の制御プログラムを実行させることによって、該マイクロコンピュータが運転制御手段22として機能する。また、コントローラ20は、浴室暖房乾燥機50との間で通信を行うための通信回路23(本発明の通信手段に相当する)を備えている。運転制御手段22は、ポンプ15を作動させると共に、出湯サーミスタ14の検出温度が所定温度(例えば80度)となるようにガスバーナ11の燃焼量を制御して、浴室暖房乾燥機50に温水を供給する温水供給運転を実行する。
また、浴室暖房乾燥機50は浴室100に設置され、温水循環回路40と連通した放熱器51、放熱器51の入口付近の温水の温度を検出する入口温サーミスタ52(本発明の循環水温度検出手段に相当する)、放熱器51への温水の供給と遮断とを切り換える熱動弁53、浴室暖房乾燥機50の全体的な作動を制御するコントローラ60、及び使用者が浴室暖房乾燥機50の動作を指示するためのリモコン55を備えている。さらに、浴室暖房乾燥機50は、浴室100内の空気を屋外の排出する換気ファン(図示しない)と、浴室100内の空気を放熱器51付近に導入すると共に放熱器51で加熱された空気を浴室100内に送出する循環ファン(図示しない)を備えている。
コントローラ60は、マイクロコンピュータ(図示しない)、メモリ61等により構成された電子ユニットであり、該マイクロコンピュータに浴室暖房乾燥機50の制御プログラムを実行させることによって、該マイクロコンピュータが運転制御手段62、燃焼継続可能時間設定手段63、及び燃焼中断指示手段64として機能する。また、コントローラ60は、熱源機1と通信するための通信回路65(本発明の通信手段に相当する)を備えている。
運転制御手段62は、使用者によるリモコン55の操作に応じて、「換気運転」、「暖房運転」、「乾燥運転」を選択的に実行する。燃焼継続可能時間設定手段63は、熱源機1のガスバーナ11を連続して燃焼させる時間の上限である燃焼継続可能時間を設定する。燃焼継続可能時間の設定処理については後述する。また、燃焼中断指示手段64は、熱源機1に対してガスバーナ11の燃焼を一時的に停止させる指示を行う。
ここで、「換気運転」は、熱源機1に対して温水供給を要求せずに換気ファンを作動させる(循環ファンは停止)ものであり、浴室内の湿った空気が屋外に排出される。「暖房運転」は、熱源機1に対して温水供給を要求して循環ファンを作動させる(換気ファンは停止)ものであり、浴室100内の空気が加熱されて浴室100内の温度が上昇する。「乾燥運転」は、熱源機1に対して温水供給を要求して、循環ファンと換気ファンを共に作動させるものであり、浴室100内の空気が加熱されて浴室100内の温度が上昇すると共に浴室100内の湿った空気が屋外に排出される。
次に、ガスメータ31は、ガス供給管32を流れる燃料ガスの流量を検出する流量センサ(図示しない)と図2に示したデータテーブルMdのデータが記憶されたメモリ(図示しない)とを有している。データテーブルMdは、燃料ガスの流量を複数の流量範囲(区分1〜区分13)に分けて、各流量範囲における燃料ガスの供給制限時間を設定したものである。
そして、ガスメータ31は、流量センサによる燃料ガスの検出流量が、同一の流量範囲に属する状態が該流量範囲における供給制限時間以上継続したときに、燃料ガスの供給を遮断する「ガス流量監視処理」を実行する。「ガス流量監視処理」により、例えば、流量センサによる燃料ガスの検出流量が区分3の流量範囲に属する状態が、区分3に対して設定された供給制限時間である160分以上継続したときに、ガスメータ31は燃料ガスの供給を遮断する。
ここで、浴室暖房乾燥機50が「乾燥運転」を実行する場合、使用者がリモコン55により「乾燥運転」の実行時間を数時間(例えば3時間)に設定する場合がある。そして、「乾燥運転」においては、浴室100内を高温に維持して浴室100内に干した洗濯物を乾燥するため、熱源機1におけるガスバーナ11の熱量(ガスバーナ11の燃焼により生じる熱量)が比較的大きくなり、燃料ガスの供給流量が同一の流量範囲に安定して属する状態が継続する。
そこで、浴室暖房乾燥機50は、「乾燥運転」の実行中にガスメータ31の「ガス流量監視処理」により燃料ガスの供給が遮断されてガスバーナ11が消火されることを防止するための処理を実行する。以下、かかる処理について説明する。
浴室暖房乾燥機50に電源が投入されると、コントローラ60が作動を開始して図5のフローチャートを実行する。そして、使用者がリモコン55を操作して「乾燥運転」の開始を指示したときに、STEP1からSTEP2に進む。STEP2は運転制御手段62による処理であり、運転制御手段62は、温水供給の要求信号を熱源機1に送信する。該温水供給の要求信号を受信した熱源機1においては、運転制御手段22が温水供給運転を開始し、ガスバーナ11が燃焼状態になると共にポンプ15が作動状態となって、熱源機1から浴室暖房乾燥機50への温水の供給が開始される。
次のSTEP3は燃焼継続可能時間設定手段63による処理であり、燃焼継続可能時間設定手段63は、現時点(温水供給の要求信号を送信した時点)における温水循環回路40内の湯水の温度(入口温サーミスタ52の検出温度。以下、循環水温度という)を、図2に示したデータテーブルHdに適用して燃焼継続可能時間を設定する。例えば、循環水温度が40℃(流量範囲が区分2−2となる)であるときは、燃焼継続可能時間は150分に設定される。
なお、本実施の形態では、本発明の循環水温度検出手段として入口温サーミスタ52を用いているが、温水循環回路50のいずれかの箇所における湯水の温度が検出できればよいため、循環水温度検出手段を、例えば放熱器51の出口付近等の他の箇所に設けてもよい。
ここで、図3及び図4は、熱源機1が温水供給運転を開始したときの燃料ガスの流量と、浴室暖房乾燥機50に供給される温水の温度(以下、暖房往き温度という)及び浴室暖房乾燥機50から戻る温水の温度(以下、暖房戻り温度という)の推移を示したものであり、縦軸が温度及び燃料ガスの流量に設定され、横軸が時間に設定されている。
図3は温水循環回路40内の湯水の温度が低い状態(約27℃)で、温水供給運転が開始された場合を示しており、図中a1が燃料ガスの流量、b1が暖房戻り温度、c1が暖房往き温度である。この場合は、燃料ガスの供給流量の最大値が約400リットル/hourとなっており、往き温度及び戻り温度が安定した定常状態での燃料ガスの流量が約170リットル/hourとなっている。
それに対して、図4は温水循環回路40内の湯水の温度が高い状態(約60℃)で、温水供給運転が開始された場合を示しており、図中a2が燃料ガスの流量、b2が暖房戻り温度、c2が暖房往き温度である。この場合は、燃料ガスの供給流量の最大値が約230リットル/hourとなっており、往き温度及び戻り温度が安定した定常状態での燃料ガスの流量が約125リットル/hourとなっている。このように、温水供給運転を開始した時の循環水温度が低いほど、温水供給運転における燃料ガスの供給流量の最大値が大きくなる関係がある。
図2のデータテーブルHdは、この関係に基づいて、温水供給運転を開始した時の循環水温度と、該循環水温度から推定される温水供給運転における燃料ガスの供給流量の最大値が属する流量範囲の供給制限時間よりも、若干短い燃焼継続可能時間とを対応させたものである。なお、データテーブルHdは実験やコンピュータシミュレーションの結果に基づいて作成される。
データテーブルHdのデータはコントローラ60に備えられたメモリ61に予め記憶されている。例えば、循環水温度40℃に対しては、温水供給運転における燃料ガスの供給流量の最大値が区分2−2の流量範囲に属すると推定され、区分2−2の供給制限時間である240分よりも短い燃焼継続可能時間150分が対応付けられている。
このように、温水供給運転開始時の循環水温度に基づいて推定した燃料ガスの供給流量の最大値に対応した燃焼継続可能時間を設定することにより、燃焼継続可能時間を、温水供給運転の実行中におけるガスメータ31による「ガス流量監視処理」の供給制限時間よりも、確実に短い時間に設定することができる。
続くSTEP4〜8は燃焼中断指示手段64による処理であり、STEP4で、燃焼中断指示手段64はSTEP3で燃焼継続可能時間が設定された時からの経過時間の計時を開始する。また、次のSTEP5で、計時時間(燃焼継続可能時間が設定された時からの経過時間)が燃焼継続可能時間以上となったか否かを判断する。
そして、計時時間が燃焼継続可能時間以上となったときにSTEP6に進み、燃焼中断指示手段64は、温水供給の停止信号を熱源機1に送信する。該温水供給の停止信号を受信した熱源機1においては、運転制御手段22が温水供給運転を停止し、ガスバーナ11が消火状態となると共にポンプ15が作動を停止して、熱源機1から浴室暖房乾燥機50への温水の供給が停止する。
次のSTEP7で、燃焼中断指示手段64は、ガスメータ31において燃料ガスの検出流量が0となったことが認識されるまでの時間を考慮して、該時間よりも若干長く設定した所定時間(例えば2分)が経過するのを待って、STEP8に進む。
STEP8で、燃焼中断指示手段64は、温水供給の要求信号を熱源機1に送信し、STEP3に戻る。そして、該温水供給の要求信号を受信した熱源機1においては、運転制御手段22が温水供給運転を開始し、ガスバーナ11が燃焼状態になると共にポンプ15が作動状態となって、熱源機1から浴室暖房乾燥機50への温水の供給が再開される。
燃焼中断指示手段64は、「乾燥運転」の実行中はSTEP3〜STEP8の処理を繰り返し実行する。そして、これにより、「乾燥運転」の実行中は、燃焼継続可能時間が経過する毎に熱源機1のガスバーナ11が一時的に消火されて、ガスメータ31の「ガス流量監視処理」により燃料ガスの供給が遮断されることを防止することができる。
そして、上述したように、燃焼継続可能時間は、温水供給運転開始時の循環水温度に基づいて推定した温水供給運転におけるガスバーナ11への燃料ガスの供給流量の最大値が大きいほど短く設定されたものである。そのため、燃焼継続可能時間を図2に示したガス流量最大の区分13による時間に一律に設定する場合に比べて、「乾燥運転」の実行中に温水供給運転が停止する頻度を低くすることができ、温水供給運転の停止による乾燥能力の低下を抑制することができる。
なお、本実施の形態では、「乾燥運転」を実行した場合を例に説明したが、「暖房運転」を実行する場合の処理も同様である。
また、本実施の形態では、本発明の温水端末機として浴室暖房乾燥機50を示したが、衣類乾燥機や温風暖房機等、温水放熱器を熱源とする温水端末機であれば、本発明の適用が可能である。
また、本実施の形態において、燃焼継続可能時間設定手段63は、温水供給の要求信号を送信した時点の循環水温度を予め用意されたデータテーブルに適用して、燃焼継続可能時間を設定したが、他の方法により、例えば温水供給の要求信号を送信した時点の循環水温度と温水供給運転におけるガスバーナへの燃料ガスの供給流量の最大値との相関式を予め用意して、該相関式に従って温水供給運転における燃料ガスの供給流量の最大値を推定し、推定した燃料ガスの供給流量の最大値が属する流量範囲における供給制限時間から燃焼継続可能時間を設定する等により、燃焼継続可能時間を設定してもよい。
本発明の温水循環加熱システムの全体構成図。 ガスメータに備えられたデータテーブルと浴室暖房乾燥機に備えられたデータテーブルの説明図。 温水供給運転実行時の循環水の温度と燃料ガスの供給流量の推移を示したグラフ。 温水供給運転実行時の循環水の温度と燃料ガスの供給流量の推移を示したグラフ。 浴室暖房乾燥機の作動フローチャート。
符号の説明
1…熱源機、10…熱交換器、11…ガスバーナ、14…出湯サーミスタ、15…ポンプ、20…(熱源機の)コントローラ、22…(熱源機の)運転制御手段、23…(熱源機の)通信回路、31…ガスメータ、32…ガス供給管、40…温水循環回路、45…通信ケーブル、50…浴室暖房乾燥機、51…放熱器、52…入口温サーミスタ(循環水温度検出手段)、55…リモコン、60…(浴室暖房乾燥機の)コントローラ、62…(浴室暖房乾燥機の)運転制御手段、63…燃焼継続可能時間設定手段、64…燃焼中断指示手段、65…(浴室暖房乾燥機の)通信回路

Claims (1)

  1. 燃料ガスの流量を検出し、複数段階の流量範囲と各流量範囲における燃料ガスの供給制限時間とが設定されて、燃料ガスの流量が同一の流量範囲に属した状態が該流量範囲における供給制限時間以上継続したときに、燃料ガスの供給を遮断するガスメータが設けられたガス供給管と接続されるガスバーナと、温水循環回路と連通して該ガスバーナにより加熱される熱交換器と、該温水循環回路内の湯水を循環させるポンプと、該ポンプを作動させると共に該熱交換器を介して該温水循環回路に所定温度の温水が供給されるように前記ガスバーナの燃焼量を制御する温水供給運転を実行する運転制御手段とを有する熱源機と、
    前記温水循環回路と連通した放熱器を有する温水端末機とを備えた温水循環加熱システムであって、
    前記熱源機及び前記温水端末機は、前記温水端末機から前記熱源機に信号を送信するための通信手段を備え、
    前記熱源機は、前記温水端末機から前記温水供給運転の開始を指示する信号を受信したときに、前記運転制御手段により前記温水供給運転を開始し、また、前記温水端末機から前記温水供給運転の停止を指示する信号を受信したときに、前記運転制御手段により前記温水供給運転を停止する温水循環加熱システムにおいて、
    前記温水循環路内の湯水の温度を検出する循環水温度検出手段を備え、
    前記温水端末機は、前記温水供給運転の開始を指示する信号を送信するときに、該送信時の前記循環水温度検出手段の検出温度に基づいて、該信号の送信に応じて開始される前記温水供給運転における前記ガスバーナへの燃料ガスの供給流量の最大値が、前記複数段階の流量範囲のいずれに属するかを推定し、推定した流量範囲における前記供給制限時間よりも短い燃焼継続可能時間を設定する燃焼継続可能時間設定手段と、
    前記燃焼継続可能時間が設定されてから該燃焼継続可能時間が経過した時に、前記温水供給運転の停止を指示する信号を前記熱源機に送信して、前記温水供給運転の停止により前記ガスバーナを消火させ、該送信から所定時間が経過した時に前記温水供給運転の開始を指示する信号を前記熱源機に送信して、前記温水供給運転の再開により前記ガスバーナを燃焼させる燃焼中断指示手段とを備えたことを特徴とする温水循環加熱システム。
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