JP2015044269A - ロボット用モータ及びロボット - Google Patents
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Abstract
Description
(第1の従来例)
特許文献1を参照して駆動モータがアーム外に設けられている例を図12〜14を参照して説明する。
例えば、トーチ支持台16の側部には、モータ搭載部21が一側方に突出されている。モータ搭載部21にはケース22に内装されたモータM1が搭載されている。前記モータM1は、トーチ支持台16に装着された前記溶接用トーチ19をF矢印方向で旋回させる駆動モータである。前記モータM1は図示しない筐体に固定されたステータと前記ステータ内に回転自在に支持されたロータを備えている。
(第2の従来例)
次に、アーム内に駆動モータが設けられている第2の従来例を図15及び図16を参照して説明する。図12に示すアーク溶接ロボットは、アッパアーム14の回転軸14aに沿うようにトーチケーブル30が配置されるいわゆる内配式の場合であり、第五軸としての揺動軸18の駆動源となるモータは、アッパアーム14内に内装されている。
図15、図16(a)に示すように周壁105,107には、タイミングプーリ106、110、タイミングベルト112の組、及びタイミングプーリ126、130、タイミングベルト132の組の各組を覆うカバー138,139がボルトにより締結されている。
本発明の目的は、モータの放熱性の向上ができ、スリム化ができるロボット用モータ及びロボットを提供することにある。
また、上記記載の複数のロボット用モータがそれぞれ連結手段を有して、前記連結手段により、剛性部材が相互に連結されているものとしてもよい。
また、前記剛性部材には放熱孔を有することが好ましい。
また、本発明のロボットは、複数のアームのうち少なくとも1つのアームには、上記記載のロボット用モータを備えるものである。
以下、本発明を具体化した第1実施形態のロボット用モータ及びロボットを図1〜図4を参照して説明する。
具体的には第1の従来例で説明したロボットの構成中、トーチ支持台16のモータ搭載部21、モータM1、ケース22を省略する代わりに、トーチ支持腕17及びトーチ支持台16の構成が異なるだけである。このため、第1の従来例と同一または相当する部材については、同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態のトーチ支持台16は、図1及び図6に示すように第2腕体17Bに取付けられる連結部25と、連結部25の側部に対して側方へ突出するよう形成されたトーチ支持部26を備えている。また、図2に示すようにトーチ支持台16は、第2腕体17Bの連結段部33,34の上面からボルト挿通孔33a,34aに挿通したボルト37,38が連結部25の上面に螺着されることにより第2腕体17Bに対して取付固定されている。
前記モータ本体44は、ブラケット50,52に挿通された出力軸42と、出力軸42の周部に固定されたロータ54と、ロータ54に対向した状態でモータ収納室47の内面に固定されたステータ56とで構成されている。すなわち、ロータ54は、ステータ56の内に挿入されている。
次に電磁ブレーキ46について説明する。なお、電磁ブレーキ46の構成は公知であるため、機能を中心に説明する。電磁ブレーキ46は、出力軸42に固定された可動鉄心を備える。前記可動鉄心はスプリングの付勢力により剛性部材51に固定されたブレーキライニングに常時付勢されて制動状態を取りうる。また、電磁ブレーキ46は、前記可動鉄心を電磁吸引力により前記制動状態を解除する電磁コイルを備える。
減速機66の出力部は、トーチ支持台16のトーチ支持部26内に回動自在に支持された回転体68に作動連結されている。回転体68は図示しない溶接トーチが取り付けされており、モータ40の回転に応じて第六軸20の周りで回転可能である。
上記のように構成された第2腕体17B(ロボット用モータである)は、モータ40が回転により発熱した場合、その熱は第2腕体17B自体に伝達されて、第2腕体17B(筐体)が直接外気に触れるため、外部に効率的に放熱される。特に、トーチ支持腕17が作動する際は、トーチ支持腕17自体が作業空間を移動するため、空気冷却の効果が高められ、放熱効果を高くすることができる。
(1) 本実施形態のロボット用モータは、ロボットのトーチ支持腕17(アーム)の一部を構成して、トーチ支持腕17(アーム)に加わる荷重を支える第2腕体17B(剛性部材51)を含む。また、ロボット用モータは、第2腕体17B(剛性部材51)に内装されて固定されたステータ56と、ステータ56の内に挿入されて第2腕体17B(剛性部材51)に回動自在に支持されたロータ54を周部に備えた出力軸42を有する。
(2) 本実施形態のロボット用モータは、第2腕体17B(剛性部材51)が、ロボットのアームの第1腕体17A(他の残りの部分)と連結する連結段部31,32、及びボルト挿通孔31a,32a(連結手段)を有する。
この結果、ロボットの特に、トーチ支持腕17のモータの放熱性の向上ができ、アーム外部にモータを設ける必要がなくトーチ支持腕17についてスリム化ができる効果を奏する。
次に、第2実施形態を、図5(a)、(b)及び図6(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態は、第2の従来例の構成を一部変更した多関節型アーク溶接ロボットである。
前記モータ本体144は、ブラケット150,152に挿通された出力軸104と、出力軸104の周部に固定されたロータ154と、ロータ154に対向した状態でモータ収納室147の内面に固定されたステータ156とで構成されている。すなわち、ロータ154は、ステータ156の内に挿入されている。
上記のように構成されたアッパアーム14(ロボット用モータ)は、モータ140、240が回転により発熱した場合、その熱は剛性部材100自体に伝達されて、剛性部材100(筐体)が外気に直接触れるため、外部に効率的に放熱される。特に、アッパアーム14が作動する際は、アッパアーム14自体が作業空間を移動するため、空気冷却の効果が高められ、放熱効果を高くすることができる。
また、図6(a),図6(b)に示すように、アッパアーム14は、モータ140,240がビルトインされて、第2の従来例と異なり、筐体102、116が必要でなくなり、その分、剛性部材100の大きさを小さくしてスリム化ができる。図6(b)と図16(b)と比較すると、本実施形態のアッパアーム14の上下の幅を短くできる効果がある。特にモータの定格仕様を第2の従来例と同じとした場合、この効果は大きい。
(1) 本実施形態のアッパアーム14(ロボット用モータ)及びアッパアーム14を備えるロボットは、該アームに加わる荷重を支える剛性部材100を含む。また、アッパアーム14(ロボット用モータ)は、剛性部材100に内装されて固定されたステータ156と、ステータ156の内に挿入されて剛性部材100に回動自在に支持されたロータ154を周部に備えた出力軸104(124)を有する。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態を図7〜図9を参照して説明する。
また、図7、図8に示すように、中間部材100Bには、モータ140とモータ240間の中間において、幅方向に延びて両端が開口した放熱孔123が形成されている。また、放熱孔123の幅方向の中央部は、上部において開口した開口部125と、下部において開口した開口部127と連通されている。
上記のように構成されたロボット用モータは、モータ140とモータ240とが中間部材100Bにおいて、一体化されている。この結果、モータの組み込み自体は、第2実施形態に比して小型となる中間部材100Bに対して行うことができ、組み込み作業がしやすくなる利点がある。
(1) 本実施形態では、モータ140,240の各出力軸104,124が相互に反対方向にそれぞれ剛性部材である中間部材100Bから突出している。この結果、アッパアーム14に2つのモータを組み込みした際に、モータの出力軸104,124の駆動力を伝達する伝達機構がそれぞれ干渉することなく配置することが可能となる。
次に、第4実施形態を図10及び図11を参照して説明する。
本実施形態では、図10(a)、(b)、図11に示すように、第3実施形態の中間部材100Bを、長手方向の中央部にて2分割した上で、第1中間部材135A,第2中間部材135Bを相互に連結して、中間部材100Bとして構成したものである。すなわち、剛性部材としての第1中間部材135Aには、モータ140がビルトインされるとともに、剛性部材としての第2中間部材135Bにはモータ240がビルトインされている。なお、第3実施形態と同一構成については第3実施形態の構成と同一符号を付す。
(第4実施形態の作用)
本実施形態では、モータ140が第1中間部材135Aにビルトインされて一体化されている。また、モータ240が第2中間部材135Bにビルトインされて一体化されている。この結果、モータの組み込み自体は、第3実施形態に比して小型となる第1中間部材135A及び第2中間部材135Bに対してそれぞれ行うことができ、組み込み作業がしやすくなる利点がある。
(1) 本実施形態では、複数のロボット用モータが、連結段部141,143,145等、ボルト挿通孔141a,雌ネジ孔143a等(連結手段)を有して、これらにより、両部分の剛性部材が相互に連結されている。この結果、本実施形態によれば、モータを剛性部材に組み込む作業がしやすくなる利点がある。
・ 前記実施形態では、ロータリエンコーダ48を設けたが、ロータリエンコーダをレゾルバに代えてもよい。
・ 前記各実施形態では、ボルトを、ボルト挿通孔を介して雌ネジ孔を螺着するようにしたが、雌ネジ孔をボルト挿通孔に代えて、ナットとボルトで分割された部材間を締結するようにしてもよい。
・ 第1実施形態の構成をロボットの他のアームに具体化してもよい。
16…トーチ支持台、17…トーチ支持腕、19…溶接用トーチ、
31…連結段部、33…連結段部、35…ボルト、40…モータ、
42…出力軸、44…モータ本体、46…電磁ブレーキ、
47…モータ収納室、54…ロータ、56…ステータ、
48…ロータリエンコーダ、100…剛性部材、100A…先端部材、
100B…中間部材、100C…基端部材、
103,103A,103B,103C…側面、104…出力軸、
111,113,117,121,141,143,145…連結段部、
123…放熱孔、124…出力軸、131,133…ボルト、
140,240…モータ、154…ロータ、156…ステータ。
Claims (6)
- ロボットのアームの少なくとも一部を構成して、前記アームに加わる荷重を支える剛性部材と、
前記剛性部材に内装されて固定されたステータと、
前記ステータの内に挿入されて前記剛性部材に回動自在に支持されたロータを周部に備えた出力軸を有するロボット用モータ。 - 前記ロボットのアームの一部を構成する剛性部材が、前記ロボットのアームの他の残りの部分と連結する連結手段を有する請求項1に記載のロボット用モータ。
- 請求項1に記載の複数のロボット用モータがそれぞれ連結手段を有して、前記連結手段により、剛性部材が相互に連結されている請求項1に記載のロボット用モータ。
- 各出力軸が相互に反対方向にそれぞれ剛性部材から突出している請求項3に記載のロボット用モータ。
- 前記剛性部材には放熱孔を有する請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載のロボット用モータ。
- 複数のアームを有するロボットにおいて、
前記アームの少なくとも1のアームには、請求項1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載のロボット用モータを備えるロボット。
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