JP2007152500A - 回転ジョイント構造 - Google Patents

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茂男 廣瀬
Kazuhiro Motomura
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Abstract

【課題】 ロボットの関節部分である回転ジョイントを動作させても、回転軸及び/又は出力軸に巻回された線状物が絡まったり破損することがなく、軽量かつコンパクトな回転ジョイント構造を提供する。
【解決手段】 一方のアーム側の回転軸を中心に回転する他方のアーム側の出力軸5と、前記回転軸及び/又は前記出力軸5に巻回された線状物15とを有する回転ジョイント構造であって、前記回転軸及び/又は前記出力軸5に前記線状物15を巻回するための螺旋状ガイド溝7,8が形成された。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロボットアーム等の関節部分等に用いられる回転ジョイント構造に関する。
従来、複数の関節を順に回動可能に連結した多関節型ロボットにおいては、関節内に信号を送受したり駆動用電源を供給するための電気ケーブルやエア等の流体を通すチューブ等の線状物を通すようにしている。
このとき、線状物を回転軸の周囲を通す構成とした場合、挟み込みにより線状物を傷つけたり、あるいは断線したりすることがある。これを防止するため、関節の回動範囲が比較的狭い範囲に限定されてしまう。
すなわち、電気ケーブル等の線状物を単に回転軸に沿わせて関節部分に配置したのでは、関節部分において相互に回転する回転部材や回転軸等で線状物が破損するおそれがある。
この問題を解決するために、回転軸の廻りに線状物を巻き方向に弾性的に巻回した状態で関節部分に配置する方法がある。しかしながら、この構造では回転軸に線状物を巻回して配置しているのみであるため、関節構造を支持するフレームが必要となり、構造が大きく、重くなっている。また、線状物を巻回している部分の有効利用が図られていない。さらに、仕切りがないため、何重にも巻回した線状物が弾性的に変化する間に、互いに重なって機能しなくなってしまう問題点がある。
すなわち、回転軸廻りに単に線状物を巻き方向に弾性的に巻回して配置した回転ジョイント構造は、当該回転軸や線状物等を保護し、関節の先に取付けられるアーム等のロボット構造材を支持するために、支持材を設ける必要がある。このロボット構造材は非常に重いため、支持材もこれらを確実に支持するような剛性の高い頑丈なものを用いる必要がある。このため、関節部分が大型化し、重くなってしまう。また、関節を動かすたびに回転軸に巻回された線状物が相互に干渉したり、重なって絡んだり、破損するおそれがある。
ロボットの関節部構造が特許文献1に記載されている。この構造は、回転駆動する出力軸にエア配管を緩やかにスパイラル状に巻回するものである。しかし、この特許文献1に記載のロボットの関節部構造では、上述したように、単に出力軸にエア配管を巻回するものであるため、構造が重厚化し、エア配管が絡まるおそれがある。
水平多関節ロボットにおけるケーブルの処理方法が特許文献2に記載されている。しかし、この処理方法も上述したように単に回動中心軸に沿って形成された支持柱廻りにケーブルを巻き方向に弾性的に巻回するものであるので、構造が重厚化し、ケーブルが絡まるおそれがある。
特開2004−90135号公報 特開平8−57792号公報
本発明は、上記従来技術を考慮したものであって、ロボットの関節部分である回転ジョイントを動作させても、回転軸及び/又は出力軸に巻回された線状物が絡まったり破損することがなく、軽量かつコンパクトな回転ジョイント構造の提供を目的とする。
前記目的を達成するため、請求項1の発明では、一方のアーム側の回転軸を中心に回転する他方のアーム側の出力軸と、前記回転軸及び/又は前記出力軸に巻回された線状物とを有する回転ジョイント構造であって、前記回転軸及び/又は前記出力軸に前記線状物を巻回するための螺旋状ガイド溝が形成されたことを特徴とする回転ジョイント構造を提供する。
請求項2の発明では、前記回転軸内に電動モータが備わることを特徴としている。
請求項3の発明では、前記螺旋状ガイド溝の外周はカバー材で覆われ、前記回転軸を覆うハウジングを備え、該ハウジングの外周に前記螺旋状ガイド溝を装着し、該螺旋状ガイド溝の外側から前記カバー材をアーム側に対し締め付けて固定したことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、回転軸及び/又は出力軸に螺旋状ガイド溝が形成されるため、線状物はこの螺旋状ガイド溝に沿って巻回される。したがって、出力軸が回転しても、線状物は螺旋状ガイド溝内に収まった状態で回転軸廻りに緩んだり縮んだりするため、線状物が相互に干渉することはなく、重なって絡まったりすることを防止できる。また、関節内の部材等に線状物が挟まれたりして破損することも防止できる。
請求項2の発明によれば、回転軸内に電動モータが備わるため、使用時にモータによる熱が発生しても、螺旋状ガイド溝が放熱のためのフィンの役割を果たす。特に、回転軸に線状物を巻回すると、回転軸内はより高温の熱がこもることになるが、螺旋状ガイド溝によって確実に放熱することができる。また、電動モータを別の箇所に設けることに比べて、スペースの有効利用を図ることができる。
請求項3の発明によれば、前記螺旋状ガイド溝の外周がカバー材で覆われるため、ロボット関節となる回転ジョイント部分を保護することができる。また、螺旋状ガイド溝により関節部分は高い剛性を有することになり、カバー材も薄い形状のものを用いることができ、関節部分の軽量化を図ることができる。
図1は本発明に係る回転ジョイント構造を用いたロボットアームの概略図である。
ロボットアーム31はアームベース21と上腕アームリンク22と前腕アームリンク23とアーム先端構造体(ハンド)24及びこれらをそれぞれ連結する回転ジョイント32(図では3個の回転ジョイント)で構成される。この回転ジョイント32がロボットアーム31の関節となる。回転ジョイント32はこれに連結される上腕アームリンク22等を回転軸S廻りに回転させる。このようにしてロボットアームが動作する。図では、実線がロボットアームが伸びる途中の状態、破線がたたんだ状態である。回転ジョイント32はカバー9,12を含み、これらのカバー9,12で覆われる。
図2は本発明に係る回転ジョイント構造の断面図であり、図3はその断面斜視図、図4は分解斜視図である。
図示したように、回転ジョイント32はDCモータ1と、減速機2と、これらを覆うハウジング3と、出力軸5と、螺旋状ガイド溝7,8と、カバー9,12で構成される。螺旋状ガイド溝7はハウジング3に固定され、螺旋状ガイド溝8は出力軸5に固定される。DCモータ1は減速機2とともに円筒状のハウジング3内に収納される。ハウジング3の一方の端部側(図の左側半分)には螺旋状ガイド溝7が固定される。この螺旋状ガイド溝7は螺旋状に形成された薄板がハウジング3の外側に向かって突出するものである。ハウジング3の他方の端部側は出力軸5に挿通される。出力軸5とハウジング3はベアリング6を介して連結されるので、出力軸5はハウジング3廻りに回転可能である。出力軸5にはハウジング3と同様に螺旋状ガイド溝8が固定される。
カバー9,12をネジ等で螺旋状ガイド溝7,8の外側からベース板10,13に対し締め付けることにより、螺旋状ガイド溝7,8がそれぞれベース板10,13に固定される。このとき、両方の螺旋状ガイド溝7,8に共通のハウジング3に対しては、一方のガイド溝8がベアリング6を介して連結されるため、両ガイド溝7,8同士は相互に軸廻りに回転可能になる。
線状物15は螺旋状ガイド溝7,8に沿って連続して巻回される。線状物15は電線やチューブ等のロボットアーム先端のハンドに電力やエア等を供給するためのものである。螺旋状ガイド溝7,8の外側を覆うカバー9,12はそれぞれベース板10,13に固定される。ベース板10,13はロボットのアームに連結される第1アームリンク11及び第2アームリンク14に固定される。
ロボットアームの関節を動作させる場合、それぞれのアームに連結される第1アームリンク11に対して第2アームリンク14を回転させることにより行われる。この回転は次のようにして行われる。まず、DCモータ1からの出力が減速機2を伝わって減速機2の軸廻りに回転する動力伝達部材4を回転させる。これに伴い、動力伝達部材4に固定された出力軸5がベアリング6を介してハウジング3廻りに回転する。さらに、出力軸5に固定された螺旋状ガイド溝8及びカバー12も回転する。これにより、カバー12に固定されるベース板13及び第2アームリンク14が回転する。このとき、第1アームリンク11はハウジング3に固定されたまま動かない。したがって、第2アームリンク14は第1アームリンク11に対して回転することになり、ロボットアームの関節が動作する。
線状物15は螺旋状ガイド溝7,8に沿って巻回される。このように、溝に沿って線状物15が巻回されるため、DCモータ1を作動させて出力軸5を回転させても、線状物15は螺旋状ガイド溝内に収まった状態で回転軸S廻りに緩んだり縮んだりする。このため、線状物15が相互に干渉することはなく、重なって絡まったりすることはない。また、関節内の部材等(例えば出力軸5とハウジング3)に線状物15が挟まれたりして破損することも防止できる。
モータ1は回転軸Sを形成するハウジング3内に収納される。このモータ1は使用により発熱するため、放熱することが好ましい。螺旋状ガイド溝7はハウジング3から外側に薄板が突出する構造であるため、これが放熱フィンの役割を果たす。特に、回転軸Sに線状物15を巻回した場合、回転軸内で発生した熱は逃げ場がなくより高温の熱がこもることになるが、この螺旋状ガイド溝7によって確実に放熱することができる。また、モータ1を別の箇所に設けることに比べて、スペースの有効利用を図ることができる。
カバー9,12は螺旋状ガイド溝7,8を外側から締め付けるようにベース板10,13に固定される。このとき、螺旋状ガイド溝7,8がリブの役割を果たし、回転ジョイント32の強度が向上する。したがって、強度向上のためにカバー9,12を剛性の高い重厚な部材を用いる必要がなく、回転ジョイント32の軽量化を図ることができる。
図5は本発明に係る別の回転ジョイント構造の断面斜視図である。
図示したように、出力軸5の周りに多くの線状物15を巻回する必要がない場合、出力軸側に螺旋状ガイド溝を設けなくてもモータ側にのみ螺旋状ガイド溝を設ければ、本発明が目的とする効果を得ることができる。これとは逆に、出力軸5側のみに螺旋状ガイド溝を設けてもよい。その他の構成、作用、効果は図3と同様である。
本発明は、回転ジョイントによる関節に適用できる。
本発明に係る回転ジョイント構造を用いたロボットアームの概略図。 本発明に係る回転ジョイント構造の断面図。 本発明に係る回転ジョイント構造の断面斜視図。 本発明に係る回転ジョイント構造の分解斜視図。 本発明のさらに別の回転ジョイント構造の断面斜視図。
符号の説明
1:DCモータ、2:減速機、3:ハウジング、4:動力伝達部材、5:出力軸、6:ベアリング、7,8:螺旋状ガイド溝、9,12:カバー、10,13:ベース板、11:第1アームリンク、14:第2アームリンク、15:線状物、21:アームベース、22、上腕アームリンク、23:前腕アームリンク、24:アーム先端構造体、31:ロボットアーム、32:回転ジョイント。

Claims (3)

  1. 一方のアーム側の回転軸を中心に回転する他方のアーム側の出力軸と、
    前記回転軸及び/又は前記出力軸に巻回された線状物とを有する回転ジョイント構造であって、
    前記回転軸及び/又は前記出力軸に前記線状物を巻回するための螺旋状ガイド溝が形成されたことを特徴とする回転ジョイント構造。
  2. 前記回転軸内に電動モータが備わることを特徴とする請求項1に記載の回転ジョイント構造。
  3. 前記螺旋状ガイド溝の外周はカバー材で覆われ、前記回転軸を覆うハウジングを備え、該ハウジングの外周に前記螺旋状ガイド溝を装着し、該螺旋状ガイド溝の外側から前記カバー材をアーム側に対し締め付けて固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載の回転ジョイント構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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