JP2015044067A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】大当り遊技が終了したときに第2特別図柄の保留に当り保留があれば、当り保留フラグをオンとして大当り報知演出を実行し、当り保留がなければ当り保留フラグをオンとすることなく疑似大当りフラグをオンとして疑似大当り演出を実行し、疑似大当り演出の実行中に当り保留が発生したために当り保留フラグがオンとされれば(S516でNO)、疑似大当りフラグをオフとして(S526)、疑似大当り演出を終了し、大当り報知演出開始指定コマンドを送信して(S532)、大当り報知演出を実行する。このため、大当り遊技が終了したときには当り保留がなくても、その後の疑似大当り演出中に当り保留が発生したときに大当り報知演出を実行することができる。
【選択図】図25
Description
すなわち、本発明の遊技機は、
始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行い、前記当否判定の結果が当りのときに当り遊技を実行する遊技機であって、
前記始動口への遊技球の入球を保留として記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶される保留に、前記当否判定の結果が当りである当り保留があるか否かを判定する当り保留判定手段と、
前記当否判定の結果を示す図柄を表示する図柄表示手段と、
前記図柄表示手段で変動表示される前記図柄の変動時間を決定する変動時間決定手段と、
前記図柄の変動表示に基づいて前記保留記憶手段に記憶されている保留を消化する保留消化手段と、
前記当り遊技が終了した後の所定期間であって、前記保留消化手段によって所定数の保留が消化されるまでの期間に、所定の当り遊技後演出を実行可能な当り遊技後演出実行手段と、
前記変動時間決定手段が前記所定期間中に変動時間を決定するための当り遊技後変動時間決定テーブルと、前記変動時間決定手段が前記所定期間以外のときに変動時間を決定するための通常時変動時間決定テーブルと、を記憶する変動時間決定テーブル記憶手段と、
を備え、
前記当り遊技後演出として、
前記当り遊技を開始した以降の所定のタイミングで前記当り保留判定手段により前記当り保留があると判定された場合に実行される演出であって、連続して当り遊技が実行されることを報知する当り報知演出と、
前記所定のタイミングで前記当り保留判定手段により前記当り保留がないと判定された場合に実行される演出であって、終了した当り遊技中に実行された演出と関連する演出を実行することで、当該当り遊技終了後の図柄変動遊技が開始したことを認識し難くする疑似当り演出と、を有し、
前記当り遊技後変動時間決定テーブルで決定し得る変動時間の平均値は、前記通常時変動時間決定テーブルで決定し得る変動時間の平均値よりも短時間とされ、
前記当り遊技後演出実行手段は、前記当り保留判定手段により前記当り保留があると判定された場合には、前記当り保留が消化されるまで前記当り報知演出を実行し、前記当り保留判定手段により前記当り保留がないと判定された場合には、前記所定期間に亘って前記疑似当り演出を実行し、前記疑似当り演出の実行中に前記当り保留判定手段により前記当り保留が発生したと判定された場合には、前記疑似当り演出を終了して前記当り報知演出を実行する
ことを要旨とする。
始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行い、前記当否判定の結果が当りのときに当り遊技を実行する遊技機であって、
前記始動口への遊技球の入球を保留として記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶される保留に、前記当否判定の結果が当りである当り保留があるか否かを判定する当り保留判定手段と、
前記当り遊技が終了した後の所定期間における当り遊技後演出として、前記当り遊技を開始した以降の所定のタイミングで前記当り保留判定手段により前記当り保留があると判定された場合には、前記当り遊技が実行されることを報知する当り報知演出を実行し、前記所定のタイミングで前記当り保留判定手段により前記当り保留がないと判定された場合には、前記当り遊技が継続されることを疑似的に示す疑似当り演出を実行し、前記疑似当り演出の実行中に前記当り保留判定手段により前記当り保留が発生したと判定された場合には、前記疑似当り演出を終了して前記当り報知演出を実行する当り遊技後演出実行手段と、
を備えることを要旨とする。
まず、第1実施例のパチンコ機10について説明する。なお、この第1実施例が本発明の実施例に相当する。図1はパチンコ機10(遊技機)の外観を示す外観斜視図であり、図2はパチンコ機10の遊技盤30の構成の概略を示す構成図であり、図3はパチンコ機10の制御回路の構成の概略を示すブロック図である。
実施例のパチンコ機10は、図1に示すように、前面枠11に嵌め込まれたガラス板12(透明板)を介して盤面が視認可能に配置された遊技盤30(図2参照)と、遊技球を貯留する上受け皿14および下受け皿16と、上受け皿14に貯留されている遊技球を遊技盤30へ発射するための発射ハンドル18と、を備える。
遊技盤30は、図2に示すように、外レール31aと内レール31bとによって囲まれる遊技領域31が形成されている。この遊技盤30は、遊技領域31の右部に配置され遊技球の通過を検知するゲートスイッチ32a(図3参照)を有する普通図柄作動ゲート32と、遊技領域31の中央部に配置され周囲がセンター役物33で囲われた演出表示装置34と、センター役物33の下側に配置され遊技球の入賞を検知する第1始動口スイッチ36a(図3参照)を有する第1始動口36と、第1始動口36の下側に配置され遊技球の入賞を検知する第2始動口スイッチ38a(図3参照)を有する第2始動口38と、第2始動口38に取り付けられた開閉可能なチューリップ式の普通電動役物39と、遊技領域31の右下部に配置された図柄表示装置40と、遊技領域31の右下部に開閉可能に配置され遊技球の入賞を検知する大入賞口スイッチ44a(図3参照)を有する大入賞口44と、遊技領域31の左下部に配置され遊技球の入賞を検知する一般入賞口スイッチ45a(図3参照)を有する計2つの一般入賞口45と、いずれの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するためのアウト口48と、を備える。また、遊技盤30は、この他に、遊技球をガイドしたり弾いたりする図示しない多数の釘などが設けられている。
入れを不能としたが、完全に不能とするのではなく、遊技球の受け入れの可能性が低いもの(第1始動口36よりも遊技球の受け入れの可能性を低いもの)としてもよい。
れた作動機構により前面板54内を上下方向に移動(スライド)可能となっている。この第2開閉板57の作動機構は、第2大入賞口ソレノイド44cと図示しないスプリングとにより構成されている。そして、第2大入賞口ソレノイド44cのオフ状態で、スプリングの付勢力により平板部57bが上方に付勢されると、第2開閉板57が移動範囲の上端に位置して、大入賞口44を開いた状態となる。また、第2大入賞口ソレノイド44cが駆動されるオン状態で、スプリングの付勢力に抗して平板部57b(第2開閉板57)が下方に押し出されると、第2開閉板57が移動範囲の下端に位置して、大入賞口44を閉じた状態となる。ただし、第2開閉板57は、透明な素材で形成されているため、閉じた状態となっても、第1開閉板55が開いた状態にあれば、遊技者は平板57a越しに傾斜板52や連絡路53を視認することができる。このため、実際には、第2開閉板57(平板部57a)が閉じた状態であるため、開いた状態の第1開閉板55が遊技球を大入賞口44に導くよう機能しても大入賞口44への遊技球の入球は阻止されるが、一見すると、大入賞口44が開放されていると遊技者が錯覚する場合がある。即ち、第1開閉板55を開いて且つ第2開閉板57を閉じた状態は、大入賞口44が開放しているように見えるものの遊技球が大入賞口44に入球することがないことから、疑似的な開状態(疑似開放状態)といえる。この疑似開放状態の大入賞口ユニット50の外観を図5に示す。このように、本実施例の大入賞口44は、第2開閉板57の開閉の状態に拘わらず第1開閉板55が閉じた状態となって遊技球が入球不能な閉状態(閉鎖状態)と、第1開閉板55と第2開閉板57とがいずれも開いた状態となって遊技球が入球可能な開状態(開放状態)と、第1開閉板55は開いた状態であるが第2開閉板57が閉じた状態であるために大入賞口44が開放しているように見せかけるものの実際には遊技球が入球不能な疑似的な開状態(疑似開状態)との3つの状態に切り替わるものとなっている。
ときに、大当りとして大入賞口44を一定時間(例えば、25秒など)に亘って開放する。実施例では、第1特別図柄表示手段42aは第1始動口36への遊技球の入賞時に特別図柄を変動表示する第1始動口入賞時用の表示部とし、第2特別図柄表示手段42bは第2始動口38への遊技球の入賞時に特別図柄を変動表示する第2始動口入賞時用の表示部としている。以下、特に、第1始動口入賞時用の第1特別図柄表示手段42aで表示される特別図柄を第1特別図柄とも呼び、第2始動口入賞時用の第2特別図柄表示手段42bで表示される特別図柄を第2特別図柄とも呼ぶ。即ち、第1始動口36に入球した場合には、第1特別図柄が変動表示し、第2始動口38に入球した場合には、第2特別図柄が変動表示することになる。図8に、大当り時における特別図柄表示装置42の表示態様の一例を示す。図示するように、第1の通常大当りとなる特別図柄(第1の通常大当り図柄)は、第1特別図柄表示手段42aにおける右上,右下,左下の縦棒セグメントが点灯する表示態様と、第2特別図柄表示手段42bにおける中段の横棒セグメントと右上,左下の縦棒セグメントが点灯する表示態様とがある(図8の上から1段目参照)。また、第1の確変大当りとなる特別図柄(第1の確変大当り図柄)は、第1特別図柄表示手段42aにおける上段の横棒セグメントと右下および左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様と、第2特別図柄表示手段42bにおける上段の横棒セグメントと左上および左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様とがある(図8の上から2段目参照)。第2の確変大当りとなる特別図柄(第2の確変大当り図柄)は、第1特別図柄表示手段42aにおける上段の横棒セグメントと右下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様と、第2特別図柄表示手段42bにおける上段および下段の横棒セグメントと左下の縦棒セグメントとが点灯する表示態様とがある(図8の上から3段目参照)。なお、大当り時における特別図柄の表示態様は、上記態様に限られることはなく、如何なる態様で表示するものとしてもよいし、各大当り時における特別図柄の表示態様の種類も1種類に限られず、複数種類用意するものとしてもよい。特別図柄の変動表示中に、遊技球が第1始動口36および第2始動口38のいずれかに入賞したときには、それぞれの始動口毎に特別図柄の変動表示を最大4回まで保留し、現在の変動表示が終了したときに、保留されている特別図柄の変動表示が順次消化される。なお、後述するが、第1特別図柄の変動表示の保留数は第1保留図柄35aによって表示され、第2特別図柄の変動表示の保留数は第2保留図柄35bによって表示される。
,下段の横棒セグメントと右上および左下の縦棒セグメントとが点灯(算用数字の「2」の形に点灯)する表示態様とがあり、前者の表示態様が「第1の通常大当り」および「第1の確変大当り」を契機とする大当り遊技のラウンド数表示に対応し、後者の表示態様が「第2の確変大当り」を契機とする大当り遊技のラウンド数表示に対応する。
次に、実施例のパチンコ機10の制御回路の構成について主として図3を参照しながら説明する。パチンコ機10の制御回路は、図3に示すように、遊技の基本的な進行の制御
を司る主制御基板70と、賞球や球貸の払い出しに関する制御を司る払出制御基板80と、遊技の進行に伴って行われる各種演出の全体的な制御を司るサブ制御基板90と、遊技球の発射に関する制御を司る発射制御基板100などの制御基板により構成されている。これらの制御基板は、各種論理演算や算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM,プログラムの実行に際してデータを一時的に記憶するRAM,周辺機器との間でデータをやり取りするための周辺機器インターフェース(PIO),CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器,CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ,定期的に割り込み信号を発生させるCTC(カウンター・タイマー・サーキット)などの種々の周辺LSIがバスにより相互に接続されている。なお、図3では、各制御基板に搭載された各種デバイスのうち主制御基板70のCPU70a,ROM70b,RAM70cのみを図示し、その他については図示を省略した。ここで、制御回路の一部をなすサブ制御基板90の構成の概略を示すブロック図を図10に示す。
基板100は、払出制御基板80を介して主制御基板70と通信しており、タッチセンサ18aからの検知信号などの発射ハンドル18の操作状態に関するデータを払出制御基板80を介して主制御基板70に送信する。
次に、こうして構成された実施例のパチンコ機10の動作について説明する。図11は、主制御基板70のCPU70aにより実行される主制御処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、パチンコ機10の電源が投入されたときに実行される。主制御処理は、初期化処理などの電源投入に必要な電源投入処理を実行した後(S100)、遊技開始処理(S110)と、普通図柄遊技処理(S120)と、普通図柄当り遊技処理(S130)と、特別図柄遊技処理(S140)と、大当り遊技処理(S150)と、疑似大当り遊技処理(S160)とを繰り返し実行することにより行われる。なお、本実施例では、S110〜S160の処理に要する時間は約4msecとなっているため、これらの処理は約4msecの間隔で繰り返し実行されることになる。主制御基板70は、これらの処理の実行に伴って、各種コマンドを担当する制御基板に送信してコマンドに応じた処理を実行させることにより、パチンコ機10の全体の遊技を進行させている。
S110の遊技開始処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、各種センサ(ゲートスイッチ32aや第1始動口スイッチ36a,第2始動口スイッチ38a,大入賞口スイッチ44a、一般入賞口スイッチ45aなど)の状態を検出してRAM70cの所定の状態記憶領域に保存したり、各種乱数値(後述する大当り判定用乱数や大当り図柄決定用乱数,リーチ用乱数,変動パターン決定用乱数など)を更新したりする。続いて、遊技球の入賞に関わるスイッチ(第1始動口スイッチ36aや第2始動口スイッチ38a,大入賞口スイッチ44aなど)により遊技球が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定すると、払い出すべき賞球を演算して賞球情報としてRAM70cの所定の賞球情報記憶領域に保存し、賞球情報が値0でないときには賞球指定コマンド(賞球情報)を払出制御基板80に送信して遊技開始処理を終了する。払出制御基板80は、賞球指定コマンドを受信すると、払出モータ86を駆動制御して遊技球を1球ずつ払い出すと共に払出前スイッチ84および払出後スイッチ85により払い出した遊技球が検知される度に賞球情報(未払いの遊技球数)を値1ずつデクリメントする賞球払出処理を実行する。この賞球払出処理は、賞球情報が値0となるまで繰り返し実行されるが、遊技球の入賞が検知されて主制御基板70から新たな賞球指定コマンドを受信すると、その賞球情報も値0となるまで処理が繰り返される。遊技開始処理が終了すると、主制御処理に戻って次のS120の普通図柄遊技処理に進む。
S120の普通図柄遊技処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、普通図柄の保留が値0でない即ち値1以上あるか否かを判定し、保留が値1以上あるときには保留数を値1だけデクリメントして普通図柄の当否判定を行うと共に当否判定の結果に基づいて停止表示させる普通図柄を決定する。普通図柄の当否判定は、時短状態にないときには当り確率の低い(例えば、約0.8%)低確率用の普通図柄当り判定テーブルを用いて行われ、時短状態にあるときには当り確率の高い(例えば、約99.2%)高確率用の普通図柄当り判定テーブルを用いて行われる。また、当否判定の結果が当りのときには、当り図柄(図7の上から4段目参照)を停止表示させる図柄に決定し、当否判定の結果が外れのときには、外れ図柄(図7の上から1〜3段目参照)のうちのいずれかを停止表示させる図柄に決定する。そして、普通図柄の変動表示時間を設定して普通図柄の変動表示を開始し、変動表示時間が経過するのを待つ。変動表示時間の設定は、時短状態にないときには長時間(例えば、30秒)に設定され、時短状態にあるときには短時間(例えば、1秒)に短縮される。変動表示時間が経過すると、決定した図柄で普通図柄を停止表示し、停
止表示した図柄が当り図柄のときには、普通電動役物39の開放時間を設定し、普通電動役物39の開放を開始して普通図柄遊技処理を一旦終了し、停止表示した図柄が外れ図柄のときには、何もせずに普通図柄遊技処理を終了する。普通電動役物39の開放時間は、時短状態にないときには短時間(例えば0.5秒)に設定され、時短状態にあるときには長時間(例えば5秒)に延長される。なお、普通電動役物39の開放は、上述したように、普通電動役物ソレノイド39bを駆動制御することにより、一対の翼片部39aを左右に開くことにより行われる。普通図柄遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次のS130の普通図柄当り遊技処理に進む。
S130の普通図柄当り遊技処理では、主制御基板70のCPU70aは、普通電動役物39が開放を開始してからの経過時間(開放経過時間)が普通図柄遊技処理で設定された設定時間に達しているか否か、規定数(例えば、8個)の遊技球が第2始動口38に入賞しているか否かを判定する。開放経過時間が設定時間に達しておらず規定数の遊技球が第2始動口38に入賞してもいないと判定すると、普通電動役物39の開放を維持したまま普通図柄当り遊技処理を一旦終了する。一方、開放経過時間が設定時間に達していると判定したり、開放経過時間が設定時間に達する前であっても既に規定数の遊技球が第2始動口38に入賞していると判定すると、普通電動役物39の駆動を停止して、普通図柄当り遊技処理を終了する。普通図柄当り遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次のS140の特別図柄遊技処理に進む。
S140の特別図柄遊技処理は、図12〜図14に示すフローチャートに従って実行される。特別図柄遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、第1始動口スイッチ36aからの検知信号を入力して第1特別図柄を変動表示させるための第1始動口36に遊技球が入賞したか否かを判定する(S200)。第1始動口36に遊技球が入賞したと判定すると、現在の第1特別図柄の保留数がその上限値(本実施例では、値4)よりも少ないか否かを判定する(S202)。第1特別図柄の保留数が上限値よりも少ないと判定したときには、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に(S204)、判定用乱数を取得してRAM70cの所定の判定用乱数記憶領域に格納し(S206)、第1特別図柄保留発生時コマンドをサブ制御基板90に送信する(S208)。ここで、S206で取得される判定用乱数としては、第1始動口36への遊技球の入賞により行われる大当り判定の際に用いられる大当り判定用乱数や、大当り判定の結果が大当りのときに第1特別図柄表示手段42aに停止表示させる大当り図柄を決定するための大当り図柄決定用乱数などが挙げられる。また、S208で送信する第1特別図柄保留発生時コマンドには、保留数を演出表示装置34の表示画面内の第1保留図柄35aで表示するための第1特別図柄の保留数指定コマンドが含まれる。なお、S200で第1始動口36に遊技球が入賞していないと判定したり、S202で第1特別図柄の保留数が上限値に達していると判定すると、S204〜S208の処理をスキップして次のS210の処理に進む。
大当り判定の結果が大当りのときに第2特別図柄表示手段42bに停止表示させる大当り図柄を決定するための大当り図柄決定用乱数などが挙げられる。また、S218で送信する第2特別図柄保留発生時コマンドには、保留数を演出表示装置34の表示画面内の第2保留図柄35bで表示するための第2特別図柄の保留数指定コマンドが含まれる。
、図15に示す変動表示関連処理を実行して(S246)、特別図柄遊技処理を一旦終了する。第1特別図柄の保留数も値0のときには、これで特別図柄遊技処理を終了する。S236〜S246では、第1特別図柄の保留数と第2特別図柄の保留数がいずれも値0でないときには第2特別図柄の変動表示(保留の消化)が優先して実行される。以下、変動表示関連処理の詳細について説明する。なお、第1特別図柄の変動表示関連処理と第2特別図柄の変動表示関連処理はいずれも共通の処理が実行されるため、共通のフローチャート(図15のフローチャート)を用いて説明する。
ターンテーブルを用いて変動時間を決定し、時短フラグがオフになれば、図22(c)に示す通常用の外れ変動パターンテーブルを用いて変動時間を決定するのである。なお、図22には、便宜上、少数のパターンを記憶したテーブルを示しているが、より多数のパターン(例えば、10種類や20種類以上のパターン)を記憶したテーブルを用いるものとしてもよい。また、特殊期間外用の外れ変動パターンテーブルとして、時短用と通常用の2種類を例示したが、さらに確変フラグがオンか否かに基づいて、異なる変動パターンテーブルを用いるものとしてもよい。
別図柄用の処理であれば、S336,S338では第1特別図柄の変動表示を開始して第1特別図柄の保留数を値1だけデクリメントする。また、現在の処理が第2特別図柄用の処理であれば、S336,S338では第2特別図柄の変動表示を開始して第2特別図柄の保留数を値1だけデクリメントする。
を時短用の背景から非時短用の背景に変更する等の処理が行われる。なお、S286の判定は低確率モードか高確率モードかに拘わらず実行されるが、第1の確変大当りや第2の確変大当りでは、後述するように、大当り遊技終了後に、変動短縮カウンタに10,000回が設定されるため、これらの確変大当りの場合に、変動短縮カウンタが値0となることは通常あり得ず、次回に大当りを引くまで時短状態が終了することはない。ここで、変動短縮カウンタは、特別図柄の時短状態(変動短縮状態)を維持する期間(特別図柄の変動回数)の上限値を示すものであり、大当り遊技の終了に際して大当り態様(通常当り、確変当り等)に応じた値がセットされる。例えば、通常当りの場合には100回、確変当りの場合には10000回が設定されるものとすることができる。
S150の大当り遊技処理は、図23に示すフローチャートに従って実行される。図23の大当り遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、大当り遊技フラグがオンか否か、即ち大当り遊技中か否かを判定する(S400)。大当り遊技フラグがオフと判定すると、そのまま大当り遊技処理を終了する。一方、大当り遊技フラグがオンと判定すると、大当り遊技を開始するタイミングか否かを判定し(S402)、大当り遊技の開始タイミングである場合には、大入賞口の開放回数Nを値0に初期化すると共に残りラウンド数を大当りの種類に応じたラウンド数に初期化する(S404)。残りラウンド数の初期化は、本実施例では、大当りの種類が第1の通常大当りまたは第1の確変大当りの場合には15ラウンドとなり、第2の確変大当りの場合には2ラウンドとなる。なお、大当り遊技の開始タイミングでない場合には、残りラウンド数は初期化済みであるから、S404の処理をスキップして次のS406の処理に進む。
の成立を判定することにより行われる。なお、開放時間は、本実施例では、25秒に設定される。大入賞口44の閉鎖タイミングでないと判定すると、大入賞口44の開放を維持したまま大当り遊技処理を一旦終了する。一方、大入賞口44の閉鎖タイミングであると判定すると、大入賞口44が閉鎖されるよう第1大入賞口ソレノイド44bを駆動制御し(S418)、残りラウンド数が値0よりも多いか否かを判定する(S420)。残りラウンド数が値0よりも多いときには、大入賞口閉鎖指定コマンドをサブ制御基板90に送信して(S422)、大当り遊技処理を一旦終了し、残りラウンド数が値0のときには、図24に例示する大当り遊技終了時処理を実行し(S424)、大当り遊技処理を終了して、主制御処理に戻って次のS160の疑似大当り遊技処理に進む。
ントダウンする。このように、当り保留を消化するまでの保留数に応じてカウントダウンの開始値が変わるために演出時間(演出パターン)が異なることから、S480で当り保留を消化するまでの保留数をカウントして演出時間を設定するのである。この大当り報知演出開始指定コマンドを受信したサブ制御基板90は、大当り報知演出開始指定コマンドを解析して、設定された演出時間に応じた報知演出(カウントダウン演出)の演出パターンを読み出して、大当り報知演出の実行を開始する。
S160の疑似大当り遊技処理は、図25に示すフローチャートに従って実行される。図25の疑似大当り遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、疑似大当り遊技中であるか否か、即ち、図24の大当り遊技終了時処理のS484でセットされる疑似大当り遊技フラグがオンであるか否かを判定する(S500)。疑似大当り遊技フラグがオフと判定すると、そのまま疑似大当り遊技処理を終了する。一方、疑似大当り遊技フラグがオンと判定すると、大入賞口44が疑似開放中であるか否か、即ち、第1開閉板55は開いているが第2開閉板57が閉じているために、大入賞口44が開放しているように見えるものの遊技球が大入賞口44に入球することがない疑似開放状態であるか否かを判定する(S502)。そして、大入賞口44が疑似開放中ではなく閉鎖中であると判定すると、大入賞口44の疑似開放タイミングか否かを判定する(S504)。この判定は、大当り遊技処理中の閉鎖時間と同じ時間(2秒)が経過したか否かを判定することにより行われる。大入賞口44の疑似開放タイミングであると判定すると、大入賞口44が疑似開放状態とされるよう第1大入賞口ソレノイド44bと第2大入賞口ソレノイド44cとを共に駆動制御する(S506)。即ち、第1開閉板55が開いた状態となるよう第1大入賞口ソレノイド44bを駆動制御すると共に第2開閉板57が閉じた状態(移動範囲の下端に位置する状態)となるよう第2大入賞口ソレノイド44cを駆動制御する。そして、開放回数Nを値1だけインクリメントして(S508)、疑似N回目開放指定コマンドをサブ制御基板90に送信して(S510)、大当り遊技処理を一旦終了する。一方、S504で大入賞口44の疑似開放タイミングでないと判定すると、疑似大当り遊技処理を一旦終了する。
出を開始させるのである。即ち、疑似大当り遊技(演出)を終了して、大当り報知演出に切り替えるのである。これにより、遊技者に、あたかも、大当り遊技が終了した直後に連続して大当りが発生したように見せかけることができる。このため、大当り報知演出による大当り遊技に対する期待感の高揚と相まって、遊技の興趣をより一層高めることができる。また、大当り遊技の終了後に当り保留が記憶されていなくても、疑似大当り遊技中に当り保留が発生すれば大当り報知演出に切り替わるから、大当り報知演出を行う機会を増やすことができる。ここで、本実施例では、第2特別図柄の保留を対象として大当り遊技後に当り保留があるか否かを判定しているため、最初に第1特別図柄で大当りとなった場合(いわゆる初当り時など)には、通常は第2特別図柄の保留は記憶されておらず(記憶されている可能性は低く)、大当り遊技後に第2特別図柄に当り保留があると判定することはない。これは、初当り時の遊技状態(通常遊技状態)と、それに続く当り遊技中に、第2始動口を入球容易状態とする開放延長の機会がないためである。ただし、そのような場合であっても、疑似大当り遊技の実行中に、第2特別図柄の保留に当り保留が発生すると、疑似大当り遊技(演出)から大当り報知演出に切り替わるから、初当り後にも大当り報知演出を行う機会をもつことができるのである。
次に、サブ制御基板90により実行される動作について説明する。図26は、サブ制御基板90のCPU90aにより実行される演出制御処理の一例を示すフローチャートである。演出制御処理は、保留表示演出処理(S600)と、図柄変動演出処理(S610)と、大当り遊技演出処理(S620)と、疑似大当り遊技演出処理(S630)と、大当り報知演出処理(S640)とを繰り返し実行することにより行われる。なお、S600の保留発生時演出処理では、図12の特別図柄遊技処理で主制御基板70から送信される第1特別図柄の保留発生時コマンドなどに含まれる保留数コマンドに応じて、演出表示装置34の第1保留図柄35aの表示を一つ追加または消去し、図12の特別図柄遊技処理で主制御基板70から送信される第2特別図柄の保留数コマンドなどに含まれる保留数コマンドに応じて演出表示装置34の第2保留図柄35bの表示を一つ追加または消去する処理などが行われる。
S610の図柄変動演出処理は、図27に例示するフローチャートに従って実行される。図27の図柄変動演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、図15の変動表示関連処理で主制御基板70により送信される図柄変動開始時コマンドを受信したか否かを判定する(S700)。図柄変動開始時コマンドを受信したと判定すると、その受信したコマンドに基づき今回の大当り判定の結果が大当りか否かを判定し(S702)、大当りのときには、大当り演出パターンを設定すると共に(S704)、演出図柄の大当り図柄を設定して(S706)、図柄変動演出を開始する(S712)。前述したように、大当りのときの図柄変動開始時コマンドには、大当り変動パターンおよびそのパターンにおける変動時間(変動パターン指定コマンド)と大当り停止図柄(特別図柄停止情報指定コマンド)とが含まれているから、演出表示装置34に表示される大当り演出パターンや大当り図柄の選択は、ROM90bに予め記憶されている大当り演出パターンや大当り図柄のうち、受信した変動パターン指定コマンドに対応する演出パターンと受信した特別図柄停止情報指定コマンドに対応する停止図柄とを読み出すことにより行うことができる。本実施例では、大当り遊技後の特殊期間において、特殊期間用の大当り変動パターンテーブルで決定し得る変動パターンA11に対応する演出パターンは、特殊期間外用の大当り変動パターン(A21〜A24)に対応する演出パターンに比べて、演出図柄(34L,34M,34R)を演出表示装置34の画面右下隅に小さく且つ薄く表示された状態で変動表示するパターンが記憶されているものとした。即ち、特殊期間外用の大当り変動パターン(A21〜A24)に対応する演出パターンが実行される場合は、演出表示装置34の表示画面の略中央部に演出図柄を通常の態様(大きさ、濃さ)で表示する。対して
、大当り遊技後の特殊期間において専用の変動パターン(A11)が実行される場合には、演出表示装置34の表示画面の端部(隅部)に演出図柄を通常の態様よりも小さく且つ濃度が薄い特別の態様で表示する。これにより、遊技者は、大当り遊技後の特殊期間(所定期間)において、大当り遊技が終了したこと、或いは、大当り遊技が終了して図柄変動演出が開始したこと(図柄変動演出が実行されていること)を認識しにくくなる。
大当り遊技演出処理は、図28に例示するフローチャートに従って実行される。図28の大当り遊技演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、大当り遊技開始指定コマンドを受信したか否かを判定する(S800)。ここで、大当り遊技開始指定コマンドは、前述したように、図14の特別図柄遊技処理で大当りと判定したときにS262の処理で主制御基板70により送信される。大当り遊技開始指定コマンドを受信したと判定すると、大当り遊技開始演出(大当りファンファーレ演出)を実行し(S802)、大当り遊技開始指定コマンドを受信していないと判定すると、S802の処理をスキップして次のS804の処理に進む。大当りファンファーレ演出は、大当りの発生を示す大当りファンファーレ画面が演出表示装置34に表示されるよう演出表示制御基板91に演出
コマンドを送信し、画面表示に対応する音声がスピーカ28a,28bから出力されるようアンプ基板92に駆動信号を出力し、画面表示に対応する点灯態様によりLED93aが点灯するよう装飾駆動基板93に駆動信号を出力することにより行われる。
疑似大当り遊技演出処理は、図29に例示するフローチャートに従って実行される。図29の疑似大当り遊技演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、疑似N回目開放指定コマンドを受信したか否かを判定する(S900)。ここで、疑似N回目開放指定コマンドは、図25の疑似大当り遊技処理で疑似大当り遊技のラウンドを開始する際(大入賞口44を疑似開放する際)にS510の処理で主制御基板70により送信され
る。疑似N回目開放指定コマンドを受信したと判定すると、設定したラウンド演出パターンに基づいて疑似N回目ラウンド演出を実行し(S902)、疑似N回目開放指定コマンドを受信していないと判定すると、S902の処理をスキップして次のS904の処理に進む。疑似N回目ラウンド演出は、大当り遊技演出処理のN回目ラウンド演出と同様に行われる。即ち、N回目のラウンドの実行を示す演出であるN回目ラウンド演出画面が演出表示装置34に表示されるよう演出表示制御基板91に演出コマンドを送信し、画面表示に対応する音声がスピーカ28a,28bから出力されるようアンプ基板92に駆動信号を出力し、画面表示に対応する点灯態様によりLED93aが点灯するよう装飾駆動基板93に駆動信号を出力することにより行われる。なお、この疑似N回目ラウンド演出中には、演出表示装置34の画面では、N回目のラウンド演出画面の表示に重ねて(レイヤー表示して)、画面右下隅で演出図柄が小さく且つ薄い状態で変動表示される。
て、大当り遊技演出と関連する演出(出現するキャラクタや背景表示が共通する等)や大当り遊技演出に継続する演出(エンディング表示等の遊技性の継続やストーリーの継続等)を実行することもできる。
大当り報知演出処理は、図31に例示するフローチャートに従って実行される。図31の大当り報知演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、大当り報知演出開始指定コマンドを受信したか否かを判定する(S950)。ここで、大当り報知演出開始指定コマンドは、図24の大当り遊技終了時処理のS482の処理や図25の疑似大当り遊技処理のS532の処理で主制御基板70により送信される。大当り報知演出開始指定コマンドを受信したと判定すると、大当り報知演出の開始タイミングであるか否かを判定する(S952)。大当り報知演出の開始タイミングであるか否かは、大当り遊技演出の大当り遊技終了演出(大当りエンディング演出)が完了しているか否か(実行中でないか否か)を判定することにより行われる。大当りエンディング演出を実行中の場合には、大当り報知演出の開始タイミングではないとして、大当り報知演出を一旦終了する。大当りエンディング演出が完了しているときには、大当り報知演出の開始タイミングと判定し、大当り報知演出開始指定コマンドに含まれるカウントダウン用の演出時間に従って読み出した演出パターンに基づいて大当り報知演出を実行し(S954)、大当り報知演出を終了する。なお、演出パターンは、上述したように、保留数1〜4に応じてカウントダウンの時間(カウントダウンの開始値)が異なるものとして定められた各演出パターンのうち、演出時間に対応するものを読み出すものとした。また、大当り報知演出は、カウントダウンを示す演出であるカウントダウン演出画面が演出表示装置34に表示されるよう演出表示制御基板91に演出コマンドを送信し、画面表示に対応する音声がスピーカ28a,28bから出力されるようアンプ基板92に駆動信号を出力し、画面表示に対応する点灯態様によりLED93aが点灯するよう装飾駆動基板93に駆動信号を出力することにより行われる。なお、この大当り報知演出中には、演出表示装置34の画面では、カウントダウン演出画面の表示に重ねて(レイヤー表示して)、画面右下隅で演出図柄が小さく且つ薄い状態で変動表示される。
、通常時及び時短時の変動パターンテーブルで決定される変動時間よりも短時間とされる(本実施例では2Sで固定化)。これにより、特殊期間においては当り保留がないときであっても特別図柄の変動表示が短時間で終了することになり、変動表示中の演出も淡泊になりがちである。しかしながら、特殊期間において当り保留がない場合には、疑似大当り演出を実行することにより、遊技の興趣が低下するのを防止することができる。さらに、疑似大当り演出の実行中は、大入賞口44を疑似的に開放して、実際の大当り遊技(演出)が継続されていると見せかけることができるから、遊技の興趣が低下するのをより確実に防止することができる。なお、当り保留があるときと当り保留がないときとで、同じ演出カウンタを用いるから、別々のカウンタを用いる場合に比べて、処理が複雑となるのを防止することができる。また、所定期間の上限を規定する変動回数に、抽選により異なる値(20回または4回)を設定可能としたから、疑似大当り演出の実行時間に変化を与えることができる。
次に、第2実施例について説明する。第2実施例のパチンコ機は、第1実施例のパチンコ機10と遊技盤及び制御回路が同じ構成であるため、各構成の説明は省略する。また、第2実施例では、大当り用変動パターンテーブル振分処理や大当り変動パターンテーブル、外れ用変動パターンテーブル振分処理や外れ変動パターンテーブルの一部が第1実施例と異なる以外は、第1実施例と同じ処理を行うため、各処理の説明は省略し、異なる部分について説明する。
を終了する。ここで、この大当り用変動パターンテーブル振分処理は、図15の変動表示関連処理のS316で大当りと判定されたときに実行されるものであるが、図15は第1特別図柄と第2特別図柄とに共通の処理としたから、当り保留がオフでも(第2特別図柄の保留に当りがなくても)、第1特別図柄の保留に当りがある場合がある。その場合には、図33の大当り用変動パターンテーブル振分処理において、当り保留フラグがオフと判定して、S352bの処理を行うのである。なお、大当り後演出フラグがオフのときに、特殊期間外用の大当り変動パターンテーブルをセットするのは(S354)、第1実施例と同様である。また、本実施例においても、時短用と通常用の変動パターンテーブルをそれぞれ設けてもよい。
保留があれば、当り保留あり時の変動パターン決定テーブル(第1特殊期間用変動パターンテーブル)を用いて変動時間を決定し、当り保留がなければ、当り保留なし時の変動パターン決定テーブル(第2特殊期間用変動パターンテーブル)を用いて変動時間を決定するから、大当り遊技終了後の特殊期間(所定期間)において、当り保留の有無に応じて異なる変動時間を設定して、特別図柄の変動表示を行うことができる。また、当り保留なし時の変動パターン決定テーブルで決定される変動時間は、当り保留あり時の変動パターン決定テーブルで決定される変動時間よりも短時間となるよう定めたから、当り保留がないときには、当り保留があるときよりも、短時間で保留を消化することができる。これにより、疑似大当り演出中の保留消化速度が速くなり、短時間で当り保留が発生する確率を高めることができる。このため、特殊期間(所定期間)が固定時間である場合には、疑似大当り演出から大当り報知演出に切り替わる可能性を向上させることができるし、特殊期間(所定期間)が図柄の変動回数で規定される場合には、疑似大当り演出の実行時間を短くして遊技者の不利益な時間を短くすると共に、疑似大当り演出が実行されていること(図柄変動遊技が開始したこと)を遊技者に気づきにくくすることができる。また、大当り報知演出の演出時間を確保して(各2.0秒)、遊技者の大当り遊技に対する期待感を高める演出を確実に実行することができる。さらに、第1実施例と同様に、疑似大当り演出の実行中は、大入賞口44を疑似的に開放して、実際の大当り遊技(演出)が継続されていると見せかけるから、遊技の興趣が低下するのをより確実に防止することができる。
であれば如何なるものとしてもよい。例えば、第1開閉板55を遊技球が入球できない程度に僅かに駆動して大入賞口44を疑似開放してもよい。あるいは、第1開閉板55を通常時(非通電時)には透明な状態になると共に通電時に発光や発色などを伴って非透明な状態になるよう構成しておき、その透明な状態と非透明な状態とを切り替えることにより大入賞口44を疑似開放するものとしてもよい(この場合、第1開閉板55は開閉動作しないことになる)。また、このように第2開閉板57を用いることなく大入賞口44を疑似開放する場合には、第2開閉板57を備えないものとしても構わない。
変動時間が特殊期間外用(時短用や通常用)の変動パターンテーブルで決定し得る変動時間(変動時間の平均値)よりも長時間に定められるものとしてもよい。
例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行われるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
Claims (1)
- 始動口への遊技球の入球に基づいて当否判定を行い、前記当否判定の結果が当りのときに当り遊技を実行する遊技機であって、
前記始動口への遊技球の入球を保留として記憶する保留記憶手段と、
前記保留記憶手段に記憶される保留に、前記当否判定の結果が当りである当り保留があるか否かを判定する当り保留判定手段と、
前記当否判定の結果を示す図柄を表示する図柄表示手段と、
前記図柄表示手段で変動表示される前記図柄の変動時間を決定する変動時間決定手段と、
前記図柄の変動表示に基づいて前記保留記憶手段に記憶されている保留を消化する保留消化手段と、
前記当り遊技が終了した後の所定期間であって、前記保留消化手段によって所定数の保留が消化されるまでの期間に、所定の当り遊技後演出を実行可能な当り遊技後演出実行手段と、
前記変動時間決定手段が前記所定期間中に変動時間を決定するための当り遊技後変動時間決定テーブルと、前記変動時間決定手段が前記所定期間以外のときに変動時間を決定するための通常時変動時間決定テーブルと、を記憶する変動時間決定テーブル記憶手段と、
を備え、
前記当り遊技後演出として、
前記当り遊技を開始した以降の所定のタイミングで前記当り保留判定手段により前記当り保留があると判定された場合に実行される演出であって、連続して当り遊技が実行されることを報知する当り報知演出と、
前記所定のタイミングで前記当り保留判定手段により前記当り保留がないと判定された場合に実行される演出であって、終了した当り遊技中に実行された演出と関連する演出を実行することで、当該当り遊技終了後の図柄変動遊技が開始したことを認識し難くする疑似当り演出と、を有し、
前記当り遊技後変動時間決定テーブルで決定し得る変動時間の平均値は、前記通常時変動時間決定テーブルで決定し得る変動時間の平均値よりも短時間とされ、
前記当り遊技後演出実行手段は、前記当り保留判定手段により前記当り保留があると判定された場合には、前記当り保留が消化されるまで前記当り報知演出を実行し、前記当り保留判定手段により前記当り保留がないと判定された場合には、前記所定期間に亘って前記疑似当り演出を実行し、前記疑似当り演出の実行中に前記当り保留判定手段により前記当り保留が発生したと判定された場合には、前記疑似当り演出を終了して前記当り報知演出を実行する
ことを特徴とする遊技機。
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