JP5413476B2 - 遊技機 - Google Patents
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すなわち、本発明の遊技機は、
遊技者により操作される演出用操作手段と、
始動口への遊技球の入球を契機として当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいて所定の図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動演出の演出パターンを、予め定められた複数種類の演出パターンの中から選択する演出パターン選択手段と、
前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンに従って前記図柄変動演出を演出表示装置で行う図柄変動演出実行手段と、
を備え、
前記図柄変動演出の実行中に前記演出用操作手段が操作されることに基づいて、当該実行中の図柄変動演出に関連する所定の操作対応演出を行うことが可能な遊技機であって、
前記図柄変動演出の実行中であって前記操作対応演出の実行時期が到来する前に、前記演出用操作手段を隠蔽して示す画像を演出表示装置に表示することにより、前記演出用操作手段の操作を遊技者に促す操作促進演出を演出表示装置で行う第1操作促進演出実行手段と、
前記図柄変動演出および前記第1操作促進演出実行手段による操作促進演出の実行中であって、実行中の前記図柄変動演出の演出パターンが前記操作対応演出を実行可能な演出パターンである場合に、前記演出用操作手段が操作されたことに基づいて、前記演出用操作手段を隠蔽して示す画像における隠蔽をすべて解いて前記演出用操作手段を示す画像を出現させる成功演出を演出表示装置で行う成功演出実行手段と、
前記成功演出の実行後であって前記操作対応演出の実行時期が到来する前に、前記演出用操作手段を示す画像を所定の待機表示態様で演出表示装置に表示することにより、前記演出用操作手段の使用を事前に予告するための操作待機演出を演出表示装置で行う操作待機演出実行手段と、
前記図柄変動演出および前記操作待機演出の実行中に前記操作対応演出の実行時期が到来したことに基づいて、実行中の前記操作待機演出を終了させて、前記演出用操作手段を示す画像を演出表示装置に表示することにより、前記演出用操作手段の操作を遊技者に促す操作促進演出を演出表示装置で行う第2操作促進演出実行手段と、
前記図柄変動演出および前記第2操作促進演出実行手段による操作促進演出の実行中に前記演出用操作手段が操作されたことに基づいて前記操作対応演出を演出表示装置で行う操作対応演出実行手段と
を備えることを要旨とする。
また、こうした本発明の遊技機において、
前記図柄変動演出および前記第1操作促進演出実行手段による操作促進演出の実行中であって、実行中の前記図柄変動演出の演出パターンが前記操作対応演出を実行不能な演出パターンである場合に、前記演出用操作手段が操作されたことに基づいて、前記演出用操作手段を隠蔽して示す画像における隠蔽の少なくとも一部を残存させる失敗演出を演出表示装置で行う失敗演出実行手段を備えるものとすることもできる。
遊技者による操作が可能な演出用操作手段と、
始動口への遊技球の入球を契機として当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定の結果を示すための当否判定演出の演出パターンを、予め定められた複数種類の演出パターンの中から選択する演出パターン選択手段と、
演出表示を行う演出表示手段と、
前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンに従って前記当否判定演出を前記演出表示手段で行う当否判定演出実行手段と、
前記当否判定演出の実行中の所定時期に、前記演出用操作手段の操作を遊技者に促す操作促進演出を前記演出表示手段で行う第1操作促進演出実行手段と、
前記当否判定演出および前記操作促進演出の実行中に前記演出用操作手段が操作されたときには、該操作に対応する所定の第1操作対応演出を前記演出表示手段で行うと共に、実行中の前記当否判定演出の演出パターンが所定の第2操作対応演出を含む演出パターンである場合には前記第1操作対応演出を成功パターンで完結させ、前記第2操作対応演出を含まない演出パターンである場合には前記第1操作対応演出を失敗パターンで完結させる第1操作対応演出実行手段と、
前記第1操作対応演出が前記成功パターンで完結した場合に、前記第2操作対応演出の実行時期が到来するまで前記演出用操作手段の操作が待機状態にある旨を示す操作待機演出を前記演出表示手段で行う操作待機演出実行手段と、
前記当否判定演出および前記操作待機演出の実行中に前記第2操作対応演出の実行時期が到来したときに、実行中の前記操作待機演出を終了させて前記演出用操作手段の操作を遊技者に促す操作促進演出を前記演出表示手段で行う第2操作促進演出実行手段と、
前記当否判定演出および前記第2操作促進演出実行手段による前記操作促進演出の実行中に前記演出用操作手段が操作されたときには、前記第2操作対応演出を前記演出表示手段で行う第2操作対応演出実行手段と
を備えることを要旨とする。
実施例のパチンコ機10は、図1に示すように、前面枠11に嵌め込まれたガラス板12(透明板)を介して盤面が視認可能に配置された遊技盤30(図2参照)と、遊技球を貯留する上受け皿14および下受け皿16と、上受け皿14に貯留されている遊技球を遊技盤30へ発射するための発射ハンドル18と、を備える。
遊技盤30は、図2に示すように、外レール31aと内レール31bとによって囲まれる遊技領域31が形成されている。この遊技盤30は、遊技領域31の左部に配置され遊技球の通過を検知するゲートスイッチ32a(図3参照)を有する普通図柄作動ゲート32と、遊技領域31の右下部に配置された図柄表示装置40と、遊技領域31の中央部に配置された演出表示装置34と、演出表示装置34の外枠を囲むように配置されたセンター役物50と、センター役物50の下側に配置され遊技球の入賞を検知する第1始動口スイッチ36a(図3参照)を有する第1始動口36と、センター役物50の左部に一体的に形成され遊技球の入賞を検知する第2始動口スイッチ38a(図3参照)を有する第2始動口38と、第2始動口38に取り付けられた開閉可能なチューリップ式の普通電動役物39と、遊技領域31の右下部に配置された開閉可能な大入賞口44と、遊技領域31の左下部に配置され遊技球の入賞を検知する一般入賞口スイッチ45a(図3参照)を有する計3つの一般入賞口45と、いずれの入賞口にも入らなかった遊技球を回収するためのアウト口46と、を備える。また、遊技盤30は、この他、普通図柄作動ゲート32の下側には風車48が設けられ、上述した各入賞口の周辺等には遊技球をガイドしたり弾いたりする図示しない多数の釘が設けられている。
次に、実施例のパチンコ機10の制御回路の構成について主として図3を参照しながら説明する。パチンコ機10の制御回路は、図3に示すように、遊技の基本的な進行の制御を司る主制御基板70と、賞球や球貸の払い出しに関する制御を司る払出制御基板80と、遊技の進行に伴って行われる各種演出の全体的な制御を司るサブ制御基板90と、演出表示装置34の表示制御を司る演出表示制御基板91と、遊技球の発射に関する制御を司る発射制御基板100などの制御基板により構成されている。これらの制御基板は、各種論理演算や算出演算を実行するCPUや、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM,プログラムの実行に際してデータを一時的に記憶するRAM,周辺機器との間でデータをやり取りするための周辺機器インターフェース(PIO),CPUが演算を行うためのクロックを出力する発振器,CPUの暴走を監視するウォッチドッグタイマ,定期的に割り込み信号を発生させるCTC(カウンター・タイマー・サーキット)などの種々の周辺LSIがバスにより相互に接続されている。なお、図3では、各制御基板に搭載された各種デバイスのうち主制御基板70のCPU70a,ROM70b,RAM70cのみを図示し、その他については図示を省略した。なお、制御回路の一部をなすサブ制御基板90の構成の概略を示すブロック図を図9に示す。
次に、こうして構成された実施例のパチンコ機10の動作について説明する。図10は、主制御基板70のCPU70aにより実行される主制御処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、パチンコ機10の電源が投入されたときに実行される。主制御処理は、初期化処理などの電源投入に必要な電源投入処理を実行した後(ステップS100)、遊技開始処理(ステップS110)と、普通図柄遊技処理(ステップS120)と、普通図柄当り遊技処理(ステップS130)と、特別図柄遊技処理(ステップS140)と、大当り遊技処理(ステップS150)とを繰り返し実行することにより行われる。なお、本実施例では、ステップS110〜S150の処理に要する時間は約4msecとなっているため、これらの処理は約4msecの間隔で繰り返し実行されることになる。主制御基板70は、これらの処理の実行に伴って、各種コマンドを担当する制御基板に送信してコマンドに応じた処理を実行させることにより、パチンコ機10の全体の遊技を進行させている。
ステップS110の遊技開始処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、各種センサ(ゲートスイッチ32aや第1始動口スイッチ36a,第2始動口スイッチ38a,大入賞口スイッチ44b,一般入賞口スイッチ45aなど)の状態を検出してRAM70cの所定の状態記憶領域に保存したり、各種乱数値(後述する大当り判定用乱数や大当り図柄決定用乱数,リーチ用乱数,変動パターン決定用乱数など)を更新したりする。続いて、遊技球の入賞に関わるスイッチ(第1始動口スイッチ36aや第2始動口スイッチ38a,大入賞口スイッチ44b,一般入賞口スイッチ45aなど)により遊技球が検知されたか否かを判定し、検知されたと判定すると、払い出すべき賞球数を演算して賞球情報としてRAM70cの所定の賞球情報記憶領域に保存し、賞球情報が値0でないときには賞球数指定コマンド(賞球情報)を払出制御基板80に送信して遊技開始処理を終了する。払出制御基板80は、賞球数指定コマンドを受信すると、払出モータ86を駆動制御して遊技球を1球ずつ払い出すと共に払出前スイッチ84および払出後スイッチ85により払い出した遊技球が検知される度に賞球情報(未払いの遊技球数)を値1ずつデクリメントする賞球払出処理を実行する。この賞球払出処理は、賞球情報が値0となるまで繰り返し実行されるが、遊技球の入賞が検知されて主制御基板70から新たな賞球数指定コマンドを受信すると、その賞球情報も値0となるまで処理が繰り返される。遊技開始処理が終了すると、主制御処理に戻って次のステップS120の普通図柄遊技処理に進む。
ステップS120の普通図柄遊技処理では、主制御基板70のCPU70aは、まず、普通図柄の保留が値0でない即ち値1以上あるか否かを判定し、保留が値1以上あるときには保留数を値1だけデクリメントして普通図柄の当否判定を行うと共に当否判定の結果に基づいて停止表示させる普通図柄を決定する。即ち、当否判定の結果が当りのときには、当り図柄(図5の上から4段目参照)を停止表示させる図柄に決定し、当否判定の結果が外れのときには、外れ図柄(図5の上から1〜3段目参照)のうちのいずれかを停止表示させる図柄に決定する。そして、普通図柄の変動表示時間を設定して普通図柄の変動表示を開始し、変動表示時間が経過するのを待つ。変動表示時間の設定は、時短状態にないときには長時間(例えば、30秒)に設定され、時短状態にあるときには短時間(例えば、1秒)に短縮される。変動表示時間が経過すると、決定した図柄で普通図柄を停止表示し、停止表示した図柄が当り図柄のときには、普通電動役物39の開放時間を設定し、普通電動役物39の開放を開始して普通図柄遊技処理を一旦終了し、停止表示した図柄が外れ図柄のときには、何もせずに普通図柄遊技処理を終了する。普通電動役物39の開放時間は、時短状態にないときには短時間(例えば0.5秒)に設定され、時短状態にあるときには長時間(例えば5秒)に延長される。また、普通電動役物39の開放は、上述したように、普通電動役物ソレノイド39を駆動制御することにより、翼片部39aを左に開くことにより行う。普通図柄遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次のステップS130の普通図柄当り遊技処理に進む。
ステップS130の普通図柄当り遊技処理では、主制御基板70のCPU70aは、普通電動役物39が開放を開始してからの経過時間(開放経過時間)が普通図柄遊技処理で設定された設定時間に達しているか否か、規定数(例えば、8個)の遊技球が第2始動口38に入賞しているか否かを判定する。開放経過時間が設定時間に達しておらず規定数の遊技球が第2始動口38に入賞してもいないと判定すると、普通電動役物39の開放を維持したまま普通図柄当り遊技処理を一旦終了する。一方、開放経過時間が設定時間に達していると判定されたり、開放経過時間が設定時間に達する前であっても既に規定数の遊技球が始動口36に入賞していると判定すると、普通電動役物39の駆動を停止して、普通図柄当り遊技処理を終了する。普通図柄当り遊技処理を終了すると、主制御処理に戻って次のステップS140の特別図柄遊技処理に進む。
ステップS140の特別図柄遊技処理は、図11〜図13に示すフローチャートに従って実行される。特別図柄遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、第1始動口スイッチ36aからの検知信号を入力して第1特別図柄を変動表示させるための第1始動口36に遊技球が入賞したか否かを判定する(ステップS200)。第1始動口36に遊技球が入賞したと判定すると、現在の第1特別図柄の保留数がその上限値(本実施例では、値4)よりも少ないか否かを判定する(ステップS202)。第1特別図柄の保留数が上限値よりも少ないと判定されたときには、第1特別図柄の保留数を値1だけインクリメントすると共に(ステップS204)、判定用乱数を取得してRAM70cの所定の判定用乱数記憶領域に格納し(ステップS206)、第1特別図柄保留発生時コマンドをサブ制御基板90に送信する(ステップS208)。ここで、ステップS206で取得される判定用乱数としては、第1始動口36への遊技球の入賞により行われる大当り判定の際に用いられる大当り判定用乱数や、大当り判定の結果が大当りのときに第1特別図柄表示部42aに停止表示させる大当り図柄を決定するための大当り図柄決定用乱数,大当り判定の結果が外れで演出表示装置34の表示画面に演出図柄を変動表示する際にリーチ表示を行うか否かを決定するためのリーチ用乱数などが挙げられる。また、ステップS208で送信する第1特別図柄保留発生時コマンドには、保留数を演出表示装置34の表示画面内の第1保留図柄35aで表示するための保留数指定コマンドが含まれる。なお、ステップS200で第1始動口36に遊技球が入賞していないと判定されたり、ステップS202で第1特別図柄の保留数が上限値に達していると判定すると、ステップS204〜S208の処理をスキップして次の処理に進む。
ステップS150の大当り遊技処理は、図24に示すフローチャートに従って実行される。図24の大当り遊技処理が実行されると、主制御基板70のCPU70aは、まず、大当り遊技フラグがオンか否か、即ち大当り遊技中か否かを判定する(ステップ400)。大当り遊技フラグがオフと判定すると、そのまま大当り遊技処理を終了する。一方、大当り遊技フラグがオンと判定すると、大当り遊技を開始するタイミングか否かを判定し(ステップS402)、大当たり遊技の開始タイミングである場合には、大入賞口の開放回数Nを値0に初期化すると共に残りラウンド数を大当りの種類に応じたラウンド数に初期化する(ステップS404)。残りラウンド数の初期化は、本実施例では、大当りの種類が第1の通常大当りまたは第1の確変大当りの場合には15ラウンドとなり、第2の確変大当りの場合には2ラウンドとなる。なお、大当たり遊技の開始タイミングでない場合には、残りラウンド数は初期化済みであるから、ステップS404の処理をスキップして次のステップS406の処理に進む。
次に、サブ制御基板90により実行される動作について説明する。図26は、サブ制御基板90のCPU90aにより実行される演出制御処理の一例を示すフローチャートである。演出制御処理は、保留発生時演出処理(ステップS500)と、図柄変動演出処理(ステップS510)と、大当り遊技演出処理(ステップS520)と、ボタンストック演出処理(ステップS530)と、ストック後ボタン演出処理(ステップS540)とを繰り返し実行することにより行われる。なお、保留発生時演出処理は、図11の特別図柄遊技処理のステップS208で主制御基板70からの第1特別図柄保留発生時コマンドが受信されたときには第1特別図柄の保留数カウンタを値1だけインクリメントすると共に保留図柄35aの表示を一つ追加し、ステップS218で主制御基板70からの第2特別図柄保留発生時コマンドが受信されたときには第2特別図柄の保留数カウンタを値1だけインクリメントすると共に保留図柄35bの表示を一つ追加することにより行われる。
図柄変動演出処理は、図27に例示するフローチャートに従って実行される。図27の図柄変動演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、図14の変動表示関連処理のステップS328の処理で主制御基板70により送信される図柄変動開始時コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS600)。図柄変動開始時コマンドを受信したと判定すると、その受信したコマンドに基づき今回の大当り判定の結果が大当りか否かを判定し(ステップS602)、大当りのときには、大当り演出パターンを設定すると共に(ステップS604)、演出図柄の大当り図柄を設定して(ステップS606)、図柄変動演出を開始する(ステップS608)。前述したように、大当りのときの図柄変動開始時コマンドには、大当り変動パターンおよびそのパターンにおける変動時間(変動パターン指定コマンド)と大当り停止図柄(特別図柄停止情報指定コマンド)とが含まれているから、演出表示装置34に表示される大当り演出パターンや大当り図柄の選択は、ROM90bに予め記憶されている大当り演出パターンや大当り図柄のうち、受信した変動パターン指定コマンドに対応する演出パターンと受信した特別図柄停止情報指定コマンドに対応する停止図柄とを読み出すことにより行うことができる。一方、ステップS602で今回の大当り判定の結果が大当りでないと判定すると、外れ演出パターンを設定すると共に(ステップS610)、演出図柄の外れ図柄を設定して(ステップS612)、図柄変動演出を開始する(ステップS608)。大当り判定の結果が大当りでないとき(外れのとき)の図柄変動開始時コマンドには、外れ変動パターンおよびそのパターンにおける変動時間(変動パターン指定コマンド)と外れ停止図柄(特別図柄停止情報指定コマンド)とが含まれているから、外れ演出パターンや外れ図柄の設定は、ROM90bに予め記憶されている外れ演出パターンや外れ図柄のうち、受信した変動パターン指定コマンドに対応する演出パターンと受信した特別図柄停止情報指定コマンドに対応する停止図柄とを読み出すことにより行うことができる。なお、ステップS608の処理は、ステップS604あるいはステップS610で設定された演出パターンと、ステップS606あるいはステップS612で設定された演出図柄の停止図柄とに基づく図柄変動演出の開始を指示する演出コマンド(図柄変動演出開始コマンド)を演出表示制御基板91に送信することによって行うもので、その演出コマンドを受信した演出表示制御基板91の表示制御によって、演出表示装置34の表示画面上で図柄変動演出(演出図柄の変動表示)が開始される。
大当り遊技演出処理は、図30に例示するフローチャートに従って実行される。図30の大当り遊技演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、大当り遊技開始指定コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS700)。ここで、大当り遊技開始指定コマンドは、前述したように、図13の特別図柄遊技処理で大当りと判定されたときにステップS252の処理で主制御基板70により送信される。大当り遊技開始指定コマンドを受信したと判定すると、大当り遊技開始演出(大当りファンファーレ演出)を実行し(ステップS702)、大当り遊技指定コマンドを受信していないと判定すると、ステップS702の処理をスキップして次のステップS704の処理に進む。大当りファンファーレ演出は、大当りの発生を示す大当りファンファーレ画面が演出表示装置34に表示されるよう演出表示制御基板91に演出コマンドを送信し、画面表示に対応する音声がスピーカ28a,28bから出力されるようアンプ基板92に駆動信号を出力し、画面表示に対応する点灯態様によりLED93aが点灯するよう装飾駆動基板93に駆動信号を出力することにより行われる。
ボタンストック演出処理は、図31に例示するフローチャートに従って実行される。図31のボタンストック演出処理では、サブ制御基板90のCPU90aは、まず、ボタンストック演出が実行中であるか否かを判定する(ステップS800)。ここで、ボタンストック演出は、演出ボタン26の使用を事前に予告するための演出であり、図27の図柄変動演出処理のステップS604或いはステップS610で設定された演出パターンに演出ボタン26によるボタン演出が含まれている場合に実行される。ボタンストック演出が実行中と判定すると、これでボタンストック演出処理を終了する。一方、ボタンストック演出が実行中でないと判定すると、ストック成否演出が実行中であるか否かを判定する(ステップS802)。ここで、ストック成否演出は、演出ボタン26の操作を契機として上述のボタンストック演出が実行されるか否かを遊技者に報知するための演出であり、抽選に当選した場合に実行される。ストック成否演出は、具体的には、演出図柄の変動表示中に、演出ボタン26の操作を促すための演出(第1操作促進演出)と演出ボタン26の操作に対応する演出(第1操作対応演出)とを行い、第1操作対応演出には成功パターンで完結する場合と失敗パターンで完結する場合とがある。ストック成否演出が実行中でないと判定すると、ストック成否演出実行タイミングが到来したか否かを判定する(ステップS804)。この判定は、例えば、演出図柄の変動表示が開始されてからの経過時間と予め定められたストック成否演出の実行時期とを比較することにより行うことができる。ストック成否演出の実行タイミングでないと判定すると、ボタンストック演出処理を一旦終了する。一方、ストック成否演出の実行タイミングと判定すると、演出ボタン26の操作を有効化し(ステップS806)、ストック成否演出を開始(第1操作促進演出を実行)する(ステップS810)。
ストック後ボタン演出処理は、図35に例示するフローチャートに従って実行される。図35のストック後ボタン演出処理では、まず、ボタンストック演出が実行中であるか否かを判定する(ステップS900)。ボタンストック演出が実行中であると判定すると、演出ボタン26の操作タイミングか否かを判定する(ステップS902)。演出ボタン26の操作タイミングは、演出図柄の変動表示が開始されてからの経過時間と実行中の演出パターン毎に予め定められたタイミングとに基づいて判定することができる。演出ボタン26の操作タイミングと判定すると、ボタンストック演出を終了し(ステップS904)、演出ボタン26の操作を有効化すると共に(ステップS906)、演出ボタン26の操作を遊技者に促す第2操作促進演出を実行する(ステップS908)。ここで、第2操作促進演出は、演出ボタン26の外観を模した画像(演出ボタン画像)の表示を指示する演出コマンドを演出表示制御基板91に送信し、それに応じて演出ボタン画像を演出表示装置34に表示することにより行う。
Claims (2)
- 遊技者により操作される演出用操作手段と、
始動口への遊技球の入球を契機として当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定手段による当否判定の結果に基づいて所定の図柄を変動表示させた後に停止表示させる図柄変動演出の演出パターンを、予め定められた複数種類の演出パターンの中から選択する演出パターン選択手段と、
前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンに従って前記図柄変動演出を演出表示装置で行う図柄変動演出実行手段と、
を備え、
前記図柄変動演出の実行中に前記演出用操作手段が操作されることに基づいて、当該実行中の図柄変動演出に関連する所定の操作対応演出を行うことが可能な遊技機であって、
前記図柄変動演出の実行中であって前記操作対応演出の実行時期が到来する前に、前記演出用操作手段を隠蔽して示す画像を演出表示装置に表示することにより、前記演出用操作手段の操作を遊技者に促す操作促進演出を演出表示装置で行う第1操作促進演出実行手段と、
前記図柄変動演出および前記第1操作促進演出実行手段による操作促進演出の実行中であって、実行中の前記図柄変動演出の演出パターンが前記操作対応演出を実行可能な演出パターンである場合に、前記演出用操作手段が操作されたことに基づいて、前記演出用操作手段を隠蔽して示す画像における隠蔽をすべて解いて前記演出用操作手段を示す画像を出現させる成功演出を演出表示装置で行う成功演出実行手段と、
前記成功演出の実行後であって前記操作対応演出の実行時期が到来する前に、前記演出用操作手段を示す画像を所定の待機表示態様で演出表示装置に表示することにより、前記演出用操作手段の使用を事前に予告するための操作待機演出を演出表示装置で行う操作待機演出実行手段と、
前記図柄変動演出および前記操作待機演出の実行中に前記操作対応演出の実行時期が到来したことに基づいて、実行中の前記操作待機演出を終了させて、前記演出用操作手段を示す画像を演出表示装置に表示することにより、前記演出用操作手段の操作を遊技者に促す操作促進演出を演出表示装置で行う第2操作促進演出実行手段と、
前記図柄変動演出および前記第2操作促進演出実行手段による操作促進演出の実行中に前記演出用操作手段が操作されたことに基づいて前記操作対応演出を演出表示装置で行う操作対応演出実行手段と
を備えることを特徴とする遊技機。 - 請求項1記載の遊技機であって、
前記図柄変動演出および前記第1操作促進演出実行手段による操作促進演出の実行中であって、実行中の前記図柄変動演出の演出パターンが前記操作対応演出を実行不能な演出パターンである場合に、前記演出用操作手段が操作されたことに基づいて、前記演出用操作手段を隠蔽して示す画像における隠蔽の少なくとも一部を残存させる失敗演出を演出表示装置で行う失敗演出実行手段を備える
ことを特徴とする遊技機。
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