JP2015043532A - 通信システムおよび通信制御装置 - Google Patents

通信システムおよび通信制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015043532A
JP2015043532A JP2013174848A JP2013174848A JP2015043532A JP 2015043532 A JP2015043532 A JP 2015043532A JP 2013174848 A JP2013174848 A JP 2013174848A JP 2013174848 A JP2013174848 A JP 2013174848A JP 2015043532 A JP2015043532 A JP 2015043532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
data
communication relay
relay device
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013174848A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6073759B2 (ja
Inventor
勇輝 有川
Yuki Arikawa
勇輝 有川
直樹 三浦
Naoki Miura
直樹 三浦
彩希 八田
Saki Hatta
彩希 八田
重松 智志
Satoshi Shigematsu
智志 重松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2013174848A priority Critical patent/JP6073759B2/ja
Publication of JP2015043532A publication Critical patent/JP2015043532A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6073759B2 publication Critical patent/JP6073759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

【課題】有線/無線LANシステムにおいて、特定の通信経路に対するパケットロスの発生や通信遅延を低減することができる通信システムを提供する。【解決手段】本発明に係る通信システムは、複数の通信装置が接続されたLANから送信されるデータをWAN側に送信する通信中継装置と、通信中継装置から送信されるデータをWAN側に送信する通信制御装置を備え、この通信制御装置は、WAN側に送信するデータの優先度に基づき決定したデータの送信タイミングおよび送信データ量を通信中継装置に通知し、通信制御装置から通知される送信タイミングおよび送信データ量に従って、複数の通信装置から送信されるデータを前記通信制御装置に送信する。【選択図】 図1

Description

本発明は、LAN側の通信端末とWAN側のアクセスネットワークとの間で通信中継を行う通信システムおよび通信制御装置に関する。
従来から、ユーザは、通信機能を備える端末(通信端末)を様々な通信手段を用いてインターネットへ接続することができ、その代表的な例として、有線/無線LAN(Local Area Network)システムがある。昨今、スマートフォンやノートPC、携帯ゲーム機等、有線/無線LAN接続機能を備えた通信端末の急速な普及に伴い、駅や空港、商業ビル、オフィス等では、有線/無線LANシステムを構築し、インターネット接続サービスを提供している。図13は従来の有線/無線LANシステムの構成例を示すブロック図である。
図13の例では、第一通信中継装置22(例えば、ゲートウェイ、リピータ・ハブ、スイッチング・ハブ等の通信装置を指す)と、アクセスポイント(AP)32等により、有線/無線LANシステムを構成している。例えば、有線LAN接続機能を備えた通信端末40は、第一通信中継装置22を介して、インターネット10へ接続することができ、無線LAN接続機能を備えた通信端末(40−1〜40−M)は、第一通信中継装置22およびアクセスポイント32を介して、インターネットへ接続することができる。また、第二通信中継装置31に接続された他の通信端末は、第二通信中継装置31及び第一通信中継装置22を介してインターネットに接続することができる。
一般に、有線/無線LANシステムでは、通信端末の数の増加に対し、前記第二通信中継装置31を多段に接続したり、アクセスポイント32の台数を増やしたりすることにより、多数の通信端末を収容することができる。LAN側に多数の通信端末が接続される場合、WAN側へ出力できるデータ量に対し、LAN側から入力されるデータ量が大きくなることがある。出力できるデータ量よりも入力されるデータ量が多くなると、パケットロスの発生や、パケットロスの発生に伴う再送処理がなされるため、通信遅延やスループットの低下などの通信品質の劣化を招くという問題がある。
従来、無線LANにおける通信品質の向上を目的として、IEEE802.11無線LANでは、優先度の規定による優先制御など、通信品質制御について、IEEE802.11eで定められている(例えば、非特許文献1参照)。例えば、優先制御では、VoIP(Voice over Internet Protocol)パケット等の高優先パケットの遅延はサービス品質への影響が顕著であるため、高優先パケットを優先的に上位装置へ送信することにより、通信品質を確保する工夫がなされている。
IEEE Std 802.11e-2005
しかしながら、有線/無線LANシステムを構成する第一通信中継装置には、前記第一通信中継装置のLAN側に接続する複数のアクセスポイントや、複数の第二通信中継装置、複数の通信端末に対し、帯域制御を行う機能は備わっていない。そのため、先に述べたような入力パケットの優先度に応じた通信制御は可能であっても、有線/無線LANシステムにおいて、特定の通信経路に対するパケットロスの発生を抑えたり、通信遅延を低減したりすることが困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、有線/無線LANシステムにおいて、特定の通信経路に対するパケットロスの発生や通信遅延を低減することができる通信システムを提供することにある。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る通信システムは、ネットワークに接続された通信制御装置と、複数の通信装置から送信されるデータを受信して前記通信制御装置に送信する複数の通信中継装置とを備え、前記通信制御装置は、前記通信中継装置から送信されるデータを受信して前記ネットワークに送出する送出手段と、前記ネットワークに送出するデータの優先度に基づいて前記通信中継装置がそれぞれ送信するデータの送信タイミングおよび送信データ量を決定して、前記通信中継装置のそれぞれに通知する制御手段とを備え、前記通信中継装置は、前記通信制御装置から通知された送信タイミングおよび送信データ量に従って前記通信装置から受信した前記データを前記通信制御装置に送信する中継手段を備える。
また、前記制御手段は、少なくとも前記通信中継装置毎に定められた所定の重み付け、前記通信中継装置が提供する通信サービスの内容、前記通信中継装置に接続された通信装置の接続台数、前記通信中継装置におけるトラヒックの負荷のいずれかに基づき、前記ネットワークに送出するデータの優先度を決定するようにしてもよい。
また、前記通信中継装置は、前記複数の通信装置から送信されたデータ量を前記通信制御装置に通知する通知手段をさらに備え、前記制御手段は、通知された前記データ量に基づき前記ネットワークに送出するデータの優先度を決定するようにしてもよい。
また、前記通知手段は、前記複数の通信装置毎もしくは前記複数の通信装置から送信されるパケットの優先度毎の前記データ量を、前記通信制御装置に通知するようにしてもよい。
上述したような課題を解決するために、本発明に係る通信制御装置は、複数の通信中継装置から送信されるデータを受信してネットワークに送出する送出手段と、前記ネットワークに送出するデータの優先度に基づいて前記通信中継装置がそれぞれ送信するデータの送信タイミングおよび送信データ量を決定して、前記通信中継装置のそれぞれに通知する制御手段を備える。
また、前記ネットワークに送出するデータの優先度は、少なくとも前記通信中継装置毎に定められた所定の重み付け、前記通信中継装置が提供する通信サービスの内容、前記通信中継装置に接続された通信装置の接続台数、前記通信中継装置のトラヒックの負荷のいずれかに基づき決定するようにしてもよい。
前記通信中継装置から前記複数の通信装置から前記通信中継装置に送信されたデータ量を受信し、受信した前記データ量に基づき前記WAN側に送信するデータの優先度を決定するようにしてもよい。
前記制御手段は、前記複数の通信装置毎もしくは前記複数の通信装置から送信されるパケットの優先度毎の前記データ量を前記通信中継装置から受信するようにしてよい。
本発明によれば、帯域制御および優先制御を実施することで、特定の通信経路に対するパケットロスの発生を抑えたり通信遅延を低減したりすることにより、通信品質の高い有線/無線LANシステムを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る有線/無線LANシステムの構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置とN個の通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置および第一通信中継装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置の通信制御を説明する図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る一つの第一通信中継装置に固定的に帯域を割り当てて、残りの帯域を他の中継装置に動的に割り当てる場合の帯域割当てを説明する図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る各第一通信中継装置の接続端末数に基づき各第一通信中継装置に帯域を割当てる場合の帯域割り当てを説明する図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る各第一通信中継装置毎に定めた重み付け係数に基づき各第一通信中継装置に帯域を割当てる場合の帯域割り当てを説明する図である。 図8は、本発明の第2の実施の形態に係る第一通信中継装置がデータ量通知機能を備える場合の通信制御装置および第一通信中継装置の構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の第2の実施の形態に係る各第一通信中継装置が入力データ量を通信制御装置に通知する場合の通信制御装置とN個の第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。 図10は、本発明の第3の実施の形態に係るアクセスポイント毎に送信データ量を通知する場合の通信制御装置と第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。 図11は、本発明の第3の実施の形態に係るパケットの優先度毎に送信データ量を通知する場合の通信制御装置と第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。 図12は、本発明の第4の実施の形態に係る通信システムを説明するブロック図である。 図13は、従来の有線/無線LANシステムの構成例を示すブロック図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る有線/無線LANシステムの構成を示すブロック図である。
本実施の形態における有線/無線LANシステムは、複数の通信装置が接続されたLANから送信されるデータをインターネット10等のWAN側に送信する第一通信中継装置(22−1〜22−N)と、第一通信中継装置(22−1〜22−N)から送信されるデータをインターネット10に送信する通信制御装置21とを備える。この通信制御装置21は、第一通信中継装置(22−1〜22−N)に対してデータの送信タイミングおよび送信データ量を通知する通信制御機能を有し、送信タイミングおよび送信データ量は、WAN側に送信するデータの優先度に基づき決定される。
第一通信中継装置(22−1〜22−N)は、通信制御装置21から通知される送信タイミングおよび送信データ量に基づいて、LAN側に接続される通信装置(例えば、アクセスポイント32、第二通信中継装置31、通信端末(40、40−1〜40−M))から入力されるデータを通信制御装置21に送信する。
図2から図7を用いて本実施の形態における帯域割り当て方法について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置21とN個の第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。本発明の通信制御では、通信制御装置からN個の第一通信中継装置に対して通信制御信号が送信され、N個の第一通信中継装置は、通信制御信号に基づきデータを送出する。この通信制御信号は、第一通信中継装置がデータを送出する送信タイミング(送信開始時刻)や、送信データ量を情報として含んでおり、本実施の形態では所定の周期で各第一中継装置に送信される。
この送信タイミングおよび送信データ量は、通信制御装置21がWAN側に送信するデータの優先度に基づき決定する。通信制御装置21がWAN側に他のデータと比較して優先して送信したいデータがある場合、そのデータを送信する通信端末が接続されている第一通信中継装置に対して優先的に帯域割り当てを行うことにより、他のデータと比較して優先して送信したいデータを第一通信中継装置は通信制御装置21に対して送信することができる。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置および第一通信中継装置の構成を示すブロック図である。通信制御装置21は、インターネット10および第一通信中継装置(22−1〜22−N)とデータの送受信を行う通信中継部25とデータの優先度や送信タイミング、送信データ量を決定する制御部26から構成されている。一方、第一通信中継装置(22−1〜22−N)は、通信制御装置21および複数の通信端末とデータの送受信を行う通信中継部25と通信制御装置からの指示に従って、データの送信タイミング、送信データ量を制御する制御部26から構成されている。
本実施の形態における帯域制御について具体的に説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係る通信制御装置の通信制御を説明する図である。第一通信中継装置#1に対して、所定の通信帯域(固定通信帯域)を任意の周期だけ割当てて、その他の第一通信中継装置#2〜#Nに対して残りの帯域を動的に割り当てる方法である。通信制御装置は、所定の周期でN個の前記第一通信中継装置に対し、通信制御信号を送信し、毎周期、所定の送信データ量を固定的に割当てる第一通信中継装置#1と、送信データ量を動的に割当てる第一通信中継装置#2〜#Nとを区別することができる。このような帯域割り当てを行うことにより、第一通信中継装置#1からのデータは優先的に通信制御装置に送信され、WAN側に送信することができる。
図5は、一つの第一通信中継装置に固定的に帯域を割り当てて、残りの帯域を他の第一通信中継装置に動的に割り当てる場合の帯域割当てを説明する図である。第一通信中継装置#1に対して固定帯域割当てを適用し、残りの第一通信中継装置#2〜#Nに対しては、動的帯域割当てを適用した場合である。本発明の合計帯域をXtotal、第一通信中継装置#1に割当てる帯域をX#1とすると、第一通信中継装置#2〜#Nに対しては、残りの帯域(Xtotal−X#1)を動的に割当てる。このように、固定帯域割当てと動的帯域割当てを組み合わせて用いることで、個々の第一通信中継装置が有する帯域を効率的に使うことができるので、特定の通信経路に対するパケットロスの発生や通信遅延を低減することができる。
上述した動的帯域割当において、各第一通信中継装置に接続される端末台数に応じて帯域を割当てることもできる。図6は、各第一通信中継装置の接続端末数に基づき各第一通信中継装置に帯域を割当てる場合の帯域割り当てを説明する図である。図6は、第一通信中継装置#1〜第一通信中継装置#4の4個の第一通信中継装置に対して、第一通信中継装置のLAN側に接続される通信装置(AP、第二通信中継装置、通信端末)の接続台数に応じて割当て帯域を決定する場合である。この場合、割当て可能な帯域のうち、接続端末数が多い第一通信中継装置#2、#3に対して優先的に帯域を割当てることで、特定の通信経路に対するパケットロスの発生や通信遅延を低減することができる。
また、動的帯域割当では、各第一通信中継装置に重みを付けて、この重み付けに基づき帯域を割当てることもできる。図7は、各第一通信中継装置毎に定めた重み付け係数に基づき各第一通信中継装置に帯域を割当てる場合の帯域割り当てを説明する図である。図7は、第一通信中継装置#1〜第一通信中継装置#4の4個の第一通信中継装置に対して、各第一通信中継装置の重み付け係数(α、β、γ、δ)に応じて、割当て帯域を決定する場合である。この場合、割当て可能な帯域のうち、特定の第一通信中継装置に対する重み付け係数を大きくすることにより、優先的に帯域を割当てることができるため、特定の通信経路に対するパケットロスの発生や通信遅延を低減することができる。
なお、この重み付け係数は、初期設定時に決定した固定値を用いる場合や、周期毎
に変動する可変値を用いることができる。また、各第一通信中継装置に対し最低保証帯域を指定してもよいし、第一通信中継装置毎に前記最低保証帯域を変えてもよい。
また、上述した動的帯域割当において、各第一通信中継装置が提供する通信サービスの内容に合わせて帯域を割当てることや、各第一通信中継装置の負荷を測定し、測定した負荷に応じて帯域を割当てることもできる。
なお、前記通信制御装置は、必ずしもN個の前記第一通信中継装置全てに対して前記通信制御信号を送らなくても良く、前記第一通信中継装置は、必ずしもデータを送出しなくてもかまわない。
以上のように、本実施の形態によれば、LAN側からWAN側に送信されるデータ(上りトラヒック)の優先度に基づいて帯域割り当て制御を実施することで、本発明の通信制御装置よりも上位のネットワークに負荷をかけることなく、容易に、特定の通信経路や通信サービスに対するパケットロスの発生や通信遅延を低減し通信品質を向上することができる。また、特定の第一通信中継装置に対し、通信端末の接続が集中した場合に、前記通信端末のスループットを向上させる効果がある。また、パケットロスの発生を抑えることができるため、再送処理などによる無駄な電力の消費を回避することにより低電力化の効果も得られる。
(第2の実施の形態)
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る第一通信中継装置がデータ量通知機能を備える場合の通信制御装置および第一通信中継装置の構成を示すブロック図である。第1の実施の形態と異なる点は、N個の第一通信中継装置(22−1〜22−N)において、それぞれの制御部がテータ量通知機能を備える点である。このテータ量通知機能は、LAN側に接続される通信装置(例えば、アクセスポイント32や、通信端末40、第二通信中継装置31など)からの入力データ量を算出し、所定のタイミングで、通信制御装置21へ通知する機能を有する。通信制御装置21は、各第一通信中継装置(22−1〜22−N)から通知されるデータ量に基づき各第一通信中継装置に対して動的帯域割り当てを行う。上述した第一通信中継装置の負荷を測定し、測定した負荷に応じて帯域を割当てる場合と比較してより応答性の高い帯域割り当て制御が可能となる。
図9は、各第一通信中継装置が入力データ量を通信制御装置に通知する場合の通信制御装置とN個の第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。本実施の形態では、N個の第一通信中継装置において、それぞれ所定のタイミングで、通信制御装置に対し、入力データ量を通知している。このデータ量の通知を受けた通信制御装置は、N個の第一通信中継装置から通知されたデータ量に基づき、次の周期におけるデータ送信開始時刻及び送信データ量を算出し、通信制御信号を各第一通信中継装置に通知する。なお、全ての第一通信中継装置がデータ量を通知しなくてもよく、データ量を通知しない第一通信中継装置は通信制御装置からの通信制御信号に基づきデータを送出する。
第1の実施の形態で説明したように、特定の第一通信中継装置に対して、所定の固定通信帯域を任意の周期だけ割当てて、残りの帯域を各第一通信中継装置から通知されるデータ量に基づき動的帯域割当てを行うこともできる。固定帯域割当てと動的帯域割当てを組み合わせて、さらに動的割り当てを行う際に各第一通信中継装置から通知されるデータ量を用いることで、特定の通信経路に対するパケットロスの発生や通信遅延を低減する効果を高めることができる。
また、動的帯域割当ては、第1の実施の形態で説明したように、各第一通信中継装置のLAN側に接続される端末台数や各第一通信中継装置の重み付けに基づく帯域割当てや、各第一通信中継装置が提供する通信サービスの内容に合わせた帯域割当てを組み合わせることができる。各第一通信中継装置に対するデータ送信の優先度を種々の条件を組み合わせて決定し、その決定した優先度に基づき各第一通信中継装置に対する帯域割当てを行うことにより、より柔軟で効率のよい帯域割り当てを実施することができるので、パケットロスの発生や通信遅延を低減する効果をより高めることができる。
(第3の実施の形態)
第一通信中継装置が通知するデータ量通知の信号は、1個の第一通信中継装置当り1つの値/信号でなくてもよい。図10は、本発明の第3の実施の形態に係るアクセスポイント毎に送信データ量を通知する場合の通信制御装置と第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。図10では、第一通信中継装置#NのLAN側に複数個の通信装置(この場合は、アクセスポイント4つ)が接続されており、第一通信中継装置は、通信制御装置に対してアクセスポイント毎に複数のデータ量を通知する。
第一通信中継装置にはLAN側に複数のポートを備えており、そのポートにアクセスポイントが接続されている。通信制御装置では、アクセスポイント毎に通知されたデータ量を用いて、このポート毎に帯域を割当てることができる。ポート毎に帯域を割当てることで、特定のポートに対するパケットロスの発生や通信遅延を低減することができる。
さらに、第一通信中継装置では、LAN側の接続される通信装置毎にデータ量を通知し、通信端末のトラヒック特性やサービス条件に応じて送信データ量を割り当てることも可能である。
図10では、ポート毎に帯域を動的に割当てる例を説明したが、入力パケットの優先度毎に帯域を割り当ててもよい。例えば、図11は、パケットの優先度毎に送信データ量を通知する場合の通信制御装置と第一通信中継装置との間の通信制御を説明する図である。図11では、第一通信中継装置においてLAN側に接続される通信装置から入力される入力パケットの優先度を判定し、優先度毎にデータ量通知を送信する。このように、通信パケットの優先度毎に帯域を割当てることで、特定のパケットやサービスに対するパケットロスの発生や通信遅延を低減し、音声サービス等の要求条件の厳しいパケットの通信品質を向上させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、特定の第一通信中継装置/アクセスポイントに対し、通信端末の接続が集中した場合に、音声サービス等の高優先パケットを優先的にWAN側へ送出できるため、遅延時間の要求条件が厳しいサービスのパケットロスを低減することができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態について図12を参照して説明する。本実施の形態では、通信システムに、PON(Passive Oprical Network)システムを用いる。図12は、本発明の第3の実施の形態に係る通信システムを説明するブロック図である。PONシステムは、OLT(Optical Line Terminal)23と、複数個(この場合はN個)のONU(Optical Network Unit)(24−1〜24−N)と、前記OLTと前記ONU(N個)を1:Nに接続する光ファイバ27および光スプリッタ28とにより構成される。
PONシステムでは、OLT23は外部のネットワークと接続され、各ONU(24−1〜24−N)にはアクセスポイント32や、通信端末40、第二通信中継装置31が接続される。PONシステムでは、複数のONU(24−1〜24−N)から送信されるフレームが、光スプリッタ26で束ねられてOLT23に届く。そのため、各ONU(24−1〜24−N)からの上りフレームが衝突しないよう、IEEE Std 802.3-2005では、複数のONUが時分割多元接続(TDMA:Time Division Mutiple Access)技術を用いてOLTと通信する方法を規定している。
本発明をPONシステムに適用した場合、ONU(24−1〜24−N)が第一通信中継装置に相当し、OLT23が通信制御装置の役割を果たす。例えば、OLT23が、各ONU(24−1〜24−N)に対して、固定帯域割当てと動的帯域割当てを組み合わせて適用したり、さらに動的割り当てを行う際に各ONU(24−1〜24−N)から通知されるデータ量を用いることができる。また、各ONU(24−1〜24−N)に接続される端末台数やONUが提供する通信サービスの内容に合わせた帯域割当てを組み合わせることにより、各ONUに対してパケットロスや遅延の少ない帯域割り当てを提供することができる。
本実施の形態で説明した通信システムおよび通信制御装置、第一通信中継装置は、例えばCPU、記憶装置及びインタフェースを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。CPUは、記憶装置に格納されたプログラムに従って本実施の形態で説明した処理を実行する。
本発明は、LAN側の通信端末とWAN側のアクセスネットワークとの間で通信中継を行う通信システムおよび通信制御装置における帯域割り当て制御に適用できる。
10…インターネット、20…通信システム、21…通信制御装置、22、22−1〜22−N…第一通信中継装置、23…OLT、24−1〜24−N…ONU、25…通信中継部、26…制御部、27…光ファイバ、28…光スプリッタ、31…第二通信中継装置、32…アクセスポイント(AP)、40、40−1〜40−M…通信端末。

Claims (8)

  1. ネットワークに接続された通信制御装置と、複数の通信装置から送信されるデータを受信して前記通信制御装置に送信する複数の通信中継装置とを備え、
    前記通信制御装置は、前記通信中継装置から送信されるデータを受信して前記ネットワークに送出する送出手段と、
    前記ネットワークに送出するデータの優先度に基づいて前記通信中継装置がそれぞれ送信するデータの送信タイミングおよび送信データ量を決定して、前記通信中継装置のそれぞれに通知する制御手段とを備え、
    前記通信中継装置は、前記通信制御装置から通知された送信タイミングおよび送信データ量に従って前記通信装置から受信した前記データを前記通信制御装置に送信する中継手段を備えること
    を特徴とする通信システム。
  2. 前記制御手段は、少なくとも前記通信中継装置毎に定められた所定の重み付け、前記通信中継装置が提供する通信サービスの内容、前記通信中継装置に接続された通信装置の接続台数、前記通信中継装置におけるトラヒックの負荷のいずれかに基づき、前記ネットワークに送出するデータの優先度を決定すること
    を特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記通信中継装置は、前記複数の通信装置から送信されたデータ量を前記通信制御装置に通知する通知手段をさらに備え、
    前記制御手段は、通知された前記データ量に基づき前記ネットワークに送出するデータの優先度を決定すること
    を特徴とする請求項1または2記載の通信システム。
  4. 前記通知手段は、前記複数の通信装置毎もしくは前記複数の通信装置から送信されるパケットの優先度毎の前記データ量を、前記通信制御装置に通知すること
    を特徴とする請求項3記載の通信システム。
  5. 複数の通信中継装置から送信されるデータを受信してネットワークに送出する送出手段と、
    前記ネットワークに送出するデータの優先度に基づいて前記通信中継装置がそれぞれ送信するデータの送信タイミングおよび送信データ量を決定して、前記通信中継装置のそれぞれに通知する制御手段を備えること
    を特徴とする通信制御装置。
  6. 前記ネットワークに送出するデータの優先度は、少なくとも前記通信中継装置毎に定められた所定の重み付け、前記通信中継装置が提供する通信サービスの内容、前記通信中継装置に接続された通信装置の接続台数、前記通信中継装置のトラヒックの負荷のいずれかに基づき決定すること
    を特徴とする請求項5記載の通信制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記複数の通信装置から送信されたデータ量を前記通信中継装置から受信し、受信した前記データ量に基づき前記ネットワークに送出するデータの優先度を決定すること
    を特徴とする請求項5または6記載の通信制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記複数の通信装置毎もしくは前記複数の通信装置から送信されるパケットの優先度毎の前記データ量を前記通信中継装置から受信すること
    を特徴とする請求項7記載の通信制御装置。
JP2013174848A 2013-08-26 2013-08-26 通信システムおよび通信制御装置 Active JP6073759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013174848A JP6073759B2 (ja) 2013-08-26 2013-08-26 通信システムおよび通信制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013174848A JP6073759B2 (ja) 2013-08-26 2013-08-26 通信システムおよび通信制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015043532A true JP2015043532A (ja) 2015-03-05
JP6073759B2 JP6073759B2 (ja) 2017-02-01

Family

ID=52696870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013174848A Active JP6073759B2 (ja) 2013-08-26 2013-08-26 通信システムおよび通信制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6073759B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017011547A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 日本電信電話株式会社 通信システム
CN109510779A (zh) * 2017-09-15 2019-03-22 丰田自动车株式会社 车载装置、信息处理单元、信息处理方法以及存储介质
WO2019220556A1 (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 住友電気工業株式会社 宅側装置、onuクラスタ、ponシステムおよび宅側装置の増設方法
WO2023276147A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 日本電信電話株式会社 コントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171893A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Canon Inc 通信チャネル決定方法及び決定装置
JP2011087023A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Hitachi Ltd 光通信システム及び通信帯域制御方法
WO2012042674A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 三菱電機株式会社 帯域制御方法および通信システム
JP2012175322A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 帯域割当方法及び受動光通信網システム
JP2014160949A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 O F Networks Co Ltd 帯域割当制御装置及びプログラム、集線ポイント装置、並びに、通信システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010171893A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Canon Inc 通信チャネル決定方法及び決定装置
JP2011087023A (ja) * 2009-10-14 2011-04-28 Hitachi Ltd 光通信システム及び通信帯域制御方法
WO2012042674A1 (ja) * 2010-10-01 2012-04-05 三菱電機株式会社 帯域制御方法および通信システム
JP2012175322A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 帯域割当方法及び受動光通信網システム
JP2014160949A (ja) * 2013-02-20 2014-09-04 O F Networks Co Ltd 帯域割当制御装置及びプログラム、集線ポイント装置、並びに、通信システム

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6016031258; 村山 大輔、他4名: '上り送信要求の方法および送信優先順位の異なるONUの同時収容を可能にするDiversity DBA' 電子情報通信学会技術研究報告 CS2011-13 第111巻 第117号, 20110630, pp.17-22, 社団法人電子情報通信学会 *
JPN6016031259; 小川功、他1名: 'トラフィック優先度とキュー長閾値に基づく動的帯域割り当てアルゴリズム' 電子情報通信学会技術研究報告 IN2010-121 第110巻 第373号, 20110113, pp.19-23, 社団法人電子情報通信学会 *
JPN6016031260; '分岐してつなぐPON方式 信号が混ざると通信できない 時計を合わせて順序よく送信' 日経NETWORK 第50号 , 20040522, pp.056-061, 日経BP社 *

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017011547A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 日本電信電話株式会社 通信システム
CN109510779A (zh) * 2017-09-15 2019-03-22 丰田自动车株式会社 车载装置、信息处理单元、信息处理方法以及存储介质
WO2019220556A1 (ja) * 2018-05-16 2019-11-21 住友電気工業株式会社 宅側装置、onuクラスタ、ponシステムおよび宅側装置の増設方法
WO2023276147A1 (ja) * 2021-07-02 2023-01-05 日本電信電話株式会社 コントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6073759B2 (ja) 2017-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2666134C2 (ru) СИСТЕМА И СПОСОБ ДЛЯ ПЕРЕДАЧИ ТРАФИКА ЧЕРЕЗ ЛИЦЕНЗИРОВАННЫЕ ИЛИ НЕЛИЦЕНЗИРОВАННЫЕ СПЕКТРЫ НА ОСНОВЕ ОГРАНИЧЕНИЙ КАЧЕСТВА ОБСЛУЖИВАНИЯ (QoS) ТРАФИКА
US9042355B2 (en) Quality of service (QoS) for satellite communications network
CN104469958A (zh) 双频通信的方法和wlan设备
JP6073759B2 (ja) 通信システムおよび通信制御装置
US10831553B2 (en) System and method for fair resource allocation
EP3035193A1 (en) Memory module access method and device
TW201310946A (zh) 用於對雙層網路中的上行傳輸時間進行調度的頭端節點、分支節點及其方法
JP6404779B2 (ja) 通信システム及び帯域割当方法
JP6401666B2 (ja) 通信システム
JP5822857B2 (ja) 光通信システム及び帯域割当方法
JP6401677B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
JP5876954B1 (ja) 端局装置及び端局装置の受信方法
Jamshaid et al. Deflating link buffers in a wireless mesh network
US10070450B2 (en) Providing airtime fairness in wireless systems
KR101708977B1 (ko) 무선랜의 패킷 처리장치 및 그 방법
Ou et al. Resource allocation in passive optical network based mobile backhaul for user mobility and fog computing
CN106464608B (zh) 用于在共享通信网络中调度的方法和布置
JP6741624B2 (ja) 加入者線端局装置
Giustiniano et al. Optimizing TCP Performance in Multi‐AP Residential Broadband Connections via Minislot Access
JP2014068126A (ja) 通信装置及び通信方法
JP6527400B2 (ja) 通信システム
WO2017013789A1 (ja) 親局装置、子局装置、光通信システムおよび通信方法
Veyseh et al. Adaptive channel and superframe allocation (ACSA) for 60 GHz wireless networks
JP6667427B2 (ja) 光伝送装置、光集線ネットワークシステム及びデータ送信指示方法
Mashraqi et al. Throughput improvement by reducing dropped packets at interface queue (IFQ) in multi-channel wireless mesh networks

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160823

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170105

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6073759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150