JP6741624B2 - 加入者線端局装置 - Google Patents

加入者線端局装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6741624B2
JP6741624B2 JP2017110837A JP2017110837A JP6741624B2 JP 6741624 B2 JP6741624 B2 JP 6741624B2 JP 2017110837 A JP2017110837 A JP 2017110837A JP 2017110837 A JP2017110837 A JP 2017110837A JP 6741624 B2 JP6741624 B2 JP 6741624B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subscriber line
transmission request
request signal
gateway
line terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017110837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018207298A (ja
Inventor
恵太 西本
恵太 西本
哲之 武田
哲之 武田
崇史 山田
崇史 山田
田中 逸清
逸清 田中
将志 田所
将志 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2017110837A priority Critical patent/JP6741624B2/ja
Publication of JP2018207298A publication Critical patent/JP2018207298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6741624B2 publication Critical patent/JP6741624B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、加入者線端局装置に関する。
通信形態が固定であるか又は移動体であるかを問わず、様々な構成の通信システムが検討されている。媒体として光ファイバを有する通信システムは、光アクセスネットワークと呼ばれている。光アクセスネットワークの方式には、SS(Single Star)方式と、PON(Passive Optical Network)方式とがある。
図4は、光アクセスネットワークの構成の例を示す図である。SS方式では、1台の加入者線端局装置(OLT: Optical Line Terminal)に対して1台の加入者線終端装置(ONU: Optical Network Unit)が、光ファイバを介して接続される。PON方式では、1台の加入者線端局装置に対して複数の加入者線終端装置が、光ファイバ及び光スプリッタを介して接続される。
以下、加入者線終端装置から加入者線端局装置に向かう方向を「上り方向」という。以下、加入者線端局装置から加入者線終端装置に向かう方向を「下り方向」という。以下、上り方向の信号を「上り信号」という。以下、下り方向の信号を「下り信号」という。
PON方式では、複数の加入者線終端装置が光ファイバを共有している。上り信号同士の衝突を防止するため、加入者線端局装置は、上り信号を加入者線端局装置が送信するタイミングを制御する。加入者線端局装置は、MPCP(Multi-Point Control Protocol)のメッセージを用いて、上り信号の送信タイミングを制御する。
加入者線終端装置は、送信要求信号(REPORTメッセージ)を加入者線端局装置に送信することによって、上り信号の送信許可を加入者線端局装置に要求する。加入者線端局装置は、送信許可信号(GATEメッセージ)を加入者線終端装置に送信することによって、上り信号の送信許可を加入者線終端装置に与える(非特許文献1参照)。PON方式では、加入者線端局装置は、MPCPにおける動的帯域割り当て(DBA: Dynamic Bandwidth Allocation)によって、複数の加入者線端局装置の上り信号に、送信タイミングに応じた帯域を動的に割り当てる。
従来の加入者線端局装置は、専用ハードウェアで実装されている。近年、加入者線端局装置の機能の一部をデータセンタのサーバ装置にソフトウェアで実装することが検討されている(非特許文献2参照)。非特許文献2では、加入者線端局装置及び加入者線終端装置の管理機能並びに制御機能の一部をデータセンタのサーバ上で実行する。非特許文献2では、ソフトウェアを変更するだけで前述管理及び制御に関する機能を追加できるので、サービス導入の迅速化が期待できる。
IEEE802.3.ah,"IEEE Std 802.3-2012 SECTION FIVE 64.Multipoint MAC Control" L.Peterson et.al.,"Central Office Re-architected as a Datacenter", IEEE Communications Magazine, Vol.54 (10), pp.96-101,2016.
しかしながら非特許文献2では、動的帯域割り当て機能をハードウェアで実装することを前提としている。動的帯域割り当てを高速に計算するためには、多くの計算リソースをハードウェアごとに用意する必要があり、トータルコストが高くなってしまうという問題がある。そこで、動的帯域割り当て機能についてもソフトウェア化し、これをデータセンタに集約することで、集約効果による計算リソースの削減が期待できる。
図5は、光アクセスネットワークの局舎の構成の例を示す図である。図5では、加入者線端局装置の転送系機能と、動的帯域割り当て機能を含む制御及び管理系機能を分離した上で、データセンタのサーバ装置にソフトウェアで実装された加入者線端局装置が動的帯域割り当て等の高速な計算処理を実行する。一方、転送機能は、汎用のL2スイッチなどで実装する。本構成では、複数のPONにおける動的割り当て機能がデータセンタに集約されるため、計算リソースの削減が期待できる。しかしながら、データセンタのサーバ装置にソフトウェアで実装された加入者線端局装置は、複数のPONの加入者線終端装置から、大量の送信要求信号を受信することになる。
図6は、送信要求信号の受信タイミングの例を示す図である。図6では、複数のPONから送信された複数の送信要求信号300がゲートウェイにほぼ同時に到着した場合、ゲートウェイにおいて送信要求信号の遅延及び輻輳が発生する。ゲートウェイにおいて送信要求信号の遅延が発生した場合、加入者線端局装置は、加入者線端局装置と加入者線終端装置との間の伝搬遅延に応じたフレーム往復時間(RTT: Round Trip Time)を、正確に測定することができない。加入者線端局装置がフレーム往復時間を正確に測定することができない場合、加入者線端局装置は、光アクセスネットワークのスループットの低下を抑えることができない。
ゲートウェイは、ゲートウェイにおいて送信要求信号の輻輳が発生した場合、送信要求信号を廃棄する場合がある。ゲートウェイが送信要求信号を廃棄した場合、加入者線端局装置の割当部(MPCP機能部)は、送信要求信号を受信することができないので、送信許可信号を加入者線端局装置に送信することができない。したがって、加入者線端局装置は、光アクセスネットワークのスループットの低下を抑えることができない。このように、従来の加入者線端局装置は、光アクセスネットワークのスループットの低下を抑えることができない、という問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、光アクセスネットワークのスループットの低下を抑えることが可能である加入者線端局装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様は、加入者線終端装置を有するPONから送信された送信要求信号をゲートウェイに転送する転送装置と、前記送信要求信号の送信タイミングに応じた帯域を前記送信要求信号に動的に割り当てる割当部とを、前記PONごとに備える通信システムの加入者線端局装置であって、前記PONごとの前記割当部と、前記送信要求信号を前記ゲートウェイが受信可能である時間帯同士が重ならないように、複数の前記時間帯を定める連携部とを備え、前記割当部は、前記時間帯に基づく前記送信タイミングに応じた帯域を、前記送信要求信号に動的に割り当てる、加入者線端局装置である。
本発明の一態様は、上記の加入者線端局装置であって、前記転送装置は、前記送信要求信号を含む複数のパケットの一部又は全部を単一のパケットにまとめ、単一のパケットにまとめられた前記送信要求信号を前記ゲートウェイに転送する。
本発明により、光アクセスネットワークのスループットの低下を抑えることが可能である。
第1実施形態における、光アクセスネットワークの構成の例を示す図である。 第1実施形態における、送信要求信号を受信可能である時間帯の例を示す図である。 第2実施形態における、光アクセスネットワークの構成の例を示す図である。 光アクセスネットワークの構成の例を示す図である。 光アクセスネットワークの局舎の構成の例を示す図である。 送信要求信号の受信タイミングの例を示す図である。
本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、光アクセスネットワーク1aの構成の例を示す図である。光アクセスネットワーク1aは、媒体として光ファイバを有する通信システムである。光アクセスネットワーク1aは、複数の加入者線終端装置2と、複数の光スプリッタ3と、複数の光ファイバ4と、転送装置5−1〜5−M(Mは、2以上の整数)と、ゲートウェイ6と、加入者線端局装置7aとを備える。符号Mは、一例として3である。
加入者線終端装置2は、加入者線端局装置7aが送信した下り信号を終端する装置である。光スプリッタ3は、光ファイバ4を分岐するデバイスである。光ファイバ4は、上り信号又は下り信号としての光信号を伝送する媒体である。
図1では、加入者線終端装置2−1−1〜2−1−N(符号Nは、1以上の整数)と、光スプリッタ3−1と、光ファイバ4−1とは、PON100−1を構成する。加入者線終端装置2−2−1〜2−2−Nと、光スプリッタ3−2と、光ファイバ4−2とは、PON100−2を構成する。加入者線終端装置2−3−1〜2−3−Nと、光スプリッタ3−3と、光ファイバ4−3とは、PON100−3を構成する。各PON100が備える加入者線終端装置2の台数Nは、互いに異なっていてもよい。光アクセスネットワーク1aは、更に多くのPON100及び転送装置5を備えてもよい。
転送装置5は、上り信号及び下り信号を転送する装置である。転送装置5は、例えば、L2スイッチである。転送装置5は、送信許可信号等である下り信号を、ゲートウェイ6から取得する。転送装置5は、下り信号を配下のPON100の加入者線終端装置2に転送する。転送装置5は、送信要求信号等である上り信号を、配下のPON100から取得する。転送装置5は、上り信号をゲートウェイ6に転送する。この際、上り信号のうちGATEメッセージ等の制御信号のみをゲートウェイ6に転送し、ユーザデータ信号は別のポートから上位ネットワークに転送してもよい。また、上り信号に所定の変換処理を施し、変換処理が施された上り信号をゲートウェイ6に出力してもよい。前述出力変換処理は、例えば、プロトコル変換処理や、VLAN−ID変換などの処理である。
ゲートウェイ6は、転送装置5から受け取った上り信号を、加入者線端局装置7aに出力する。さらに、加入者線端局装置7aから受け取った下り信号を、転送装置5に出力する。
加入者線端局装置7aは、加入者線終端装置2が送信した上り信号を終端する装置である。加入者線端局装置7aは、複数の加入者線終端装置2の上り信号に帯域を割り当てる。加入者線端局装置7aは、動的帯域割り当てによって、上り信号の帯域を割り当てる。加入者線端局装置7aは、割当部70−1〜70−Mと、連携部71aとを備える。加入者線端局装置7aは、加入者線終端装置2の管理及び制御(OAM: Operation, Administration, and Maintenance)を実行する機能部を更に備えてもよい。加入者線端局装置7aは、転送装置5−1〜5−Mと、ゲートウェイ6とを含んでもよい。
割当部70−m(符号mは、1〜Mのいずれか)は、PON100−mにおいて通信可能(リンクアップ中)である加入者線終端装置2の上り信号に、上り信号の送信タイミングに応じた帯域を動的に割り当てる機能部である。割当部70−mは、PON100−mにおいて通信可能である加入者線終端装置2の台数を表す情報を、連携部71aに出力する。すなわち、割当部70−mは、割当部70−mが帯域を割り当てる対象の上り信号を送信する加入者線終端装置2の台数を表す情報を、連携部71aに送信する。
割当部70−mは、PON100−mの加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯(受信タイミング)を表す情報を、連携部71aから取得する。割当部70−mは、PON100−mの加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯にゲートウェイ6が送信要求信号を受信するよう、PON100−mの加入者線終端装置2の送信要求信号に、送信要求信号の送信タイミングに応じた帯域を動的に割り当てる。
なお、割当部70−mは、PON100−mの加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯(受信タイミング)以外の時間帯を、PON100−mの加入者線終端装置2から送信されるユーザデータ信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯とする。割当部70−mは、PON100−mの加入者線終端装置2から送信されたユーザデータ信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯にゲートウェイ6がユーザデータ信号を受信するよう、PON100−mの加入者線終端装置2のユーザデータ信号に、ユーザデータ信号の送信タイミングに応じた帯域を動的に割り当てる。
連携部71aは、PON100−mにおいて通信可能である加入者線終端装置2の台数を表す情報を、割当部70−mから取得する。すなわち、連携部71aは、割当部70−mが帯域を割り当てる対象の上り信号を送信する加入者線終端装置2の台数を表す情報を、割当部70−mから取得する。連携部71aは、PON100−mにおいて通信可能である加入者線終端装置2の台数に応じて、PON100−mの加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯の時間長を定める。
なお、連携部71aは、加入者線終端装置2の送信バッファに蓄積されているユーザデータ信号のデータ量の情報を、加入者線終端装置2から送信された送信要求信号から抽出してもよい。連携部71aは、加入者線終端装置2の送信バッファに蓄積されているユーザデータ信号のデータ量に応じて、PON100−mの加入者線終端装置2から送信されたユーザデータ信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯の時間長を定めてもよい。
連携部71aは、各割当部70が加入者線終端装置2の送信要求信号等の上り信号に上り信号の送信タイミングに応じた帯域を動的に割り当てる処理を、割当部70同士で連携させる。連携部71aは、異なる割当部70が帯域を割り当てる各送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が重ならないようにする。すなわち、連携部71aは、複数の加入者線終端装置2から送信された各送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が重ならないようにする。連携部71aは、各送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯を、PON100又は割当部70ごとに異ならせる。連携部71aは、各送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯を、加入者線終端装置2ごとに異ならせてもよい。これによって、連携部71aは、異なるPON100の加入者線終端装置2から送信された複数の送信要求信号による輻輳がゲートウェイ6において発生しないようにすることができる。
図2は、送信要求信号を受信可能である時間帯の例を示す図である。連携部71aは、割当部70の配下のPON100の加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯を、各割当部70に通知する。
連携部71aは、PON100ごとに時間帯を定める。これによって、割当部70は、各PON100に送信許可信号を送信する回数を少なくすることができる。図2の上段では、連携部71aは、PON100−1の加入者線終端装置2から送信される送信要求信号200−1−1及び200−1−2をゲートウェイ6が受信可能である時間帯400を、割当部70−1に通知する。連携部71aは、PON100−2の加入者線終端装置2から送信される送信要求信号200−2−1〜200−1−3をゲートウェイ6が受信可能である時間帯401を、割当部70−2に通知する。連携部71aは、PON100−2の加入者線終端装置2から送信される送信要求信号200−2−1〜200−1−3をゲートウェイ6が受信可能である時間帯402を、割当部70−3に通知する。時間帯400と時間帯401と時間帯402とは、互いに重ならない時間帯である。
連携部71aは、送信要求信号200ごとに時間帯を定めてもよい。これによって、割当部70は、各PON100に均等に送信許可信号を送信することができる。図2の下段に示されているように、連携部71aは、同一のPON100の加入者線終端装置2から送信される送信要求信号を受信可能である時間帯を分割してもよい。すなわち、連携部71aは、同一の割当部70が帯域を割り当てる対象の送信要求信号をゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が連続しないように、時間帯同士を時間方向に離してしてもよい。連携部71aは、同一のPON100の加入者線終端装置2から送信される送信要求信号を受信可能である不連続な時間帯を、同一の割当部70に通知してもよい。
図2の下段では、連携部71aは、PON100−1の加入者線終端装置2から送信される送信要求信号200−1−1をゲートウェイ6が受信可能である時間帯500を、割当部70−1に通知する。連携部71aは、送信要求信号200−1−1をゲートウェイ6が受信可能である時間帯500と、送信要求信号200−1−2をゲートウェイ6が受信可能である時間帯501とを、割当部70−1に通知する。連携部71aは、送信要求信号200−2−1をゲートウェイ6が受信可能である時間帯502と、送信要求信号200−2−2をゲートウェイ6が受信可能である時間帯503と、送信要求信号200−2−3及び200−2−4をゲートウェイ6が受信可能である時間帯504とを、割当部70−2に通知する。連携部71aは、送信要求信号200−3−1をゲートウェイ6が受信可能である時間帯505と、送信要求信号200−3−2をゲートウェイ6が受信可能である時間帯506と、送信要求信号200−3−3をゲートウェイ6が受信可能である時間帯507とを、割当部70−3に通知する。時間帯500〜507は、互いに重ならない時間帯である。
以上のように、第1実施形態の加入者線端局装置7aは、加入者線終端装置2を有するPON100から送信された送信要求信号200をゲートウェイ6に転送する転送装置5と、送信要求信号200の送信タイミングに応じた帯域を送信要求信号200に動的に割り当てる割当部70とを、PON100ごとに備える通信システムの加入者線端局装置である。第1実施形態の加入者線端局装置7aは、PON100ごとの割当部70と、送信要求信号200をゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が重ならないように、複数の時間帯を定める連携部71aとを備える。割当部70は、時間帯に基づく送信タイミングに応じた帯域を、送信要求信号200に動的に割り当てる。
これによって、第1実施形態の加入者線端局装置7aは、光アクセスネットワーク1aのスループットの低下を抑えることが可能である。第1実施形態の加入者線端局装置7aは、ゲートウェイ6における送信要求信号の受信タイミングが重ならないように送信要求信号の送信タイミングを制御するので、DBA機能部が集約された仮想的な加入者線端局装置(仮想OLT)を実現することが可能である。
第1実施形態の加入者線端局装置7aは、ゲートウェイ6における送信要求信号の受信可能な時間帯がPON100同士又は割当部70同士で重複しないので、送信要求信号の遅延又は輻輳による送信要求信号の廃棄(パケットロス)を防止することが可能である。第1実施形態の加入者線端局装置7aは、PON方式の構成を採用することができるので、ゲートウェイ6のポート数を削減することが可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、加入者線端局装置が複数である点が、第1実施形態と相違する。第2実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図3は、光アクセスネットワーク1bの構成の例を示す図である。光アクセスネットワーク1bは、媒体として光ファイバを有する通信システムである。光アクセスネットワーク1bは、複数の加入者線終端装置2と、複数の光スプリッタ3と、複数の光ファイバ4と、複数の転送装置5と、複数のゲートウェイ6と、複数の加入者線端局装置7bと、連携部71bとを備える。加入者線端局装置7b−1は、割当部70−1と、割当部70−3とを備える。加入者線端局装置7b−2は、割当部70−2と、割当部70−4とを備える。
図3では、加入者線終端装置2−1−1〜2−1−Nと、光スプリッタ3−1と、光ファイバ4−1とは、PON100−1を構成する。加入者線終端装置2−2−1〜2−2−Nと、光スプリッタ3−2と、光ファイバ4−2とは、PON100−2を構成する。加入者線終端装置2−3−1〜2−3−Nと、光スプリッタ3−3と、光ファイバ4−3とは、PON100−3を構成する。加入者線終端装置2−4−1〜2−4−Nと、光スプリッタ3−4と、光ファイバ4−4とは、PON100−4を構成する。
転送装置5は、加入者線端局装置7bにおける割り当て処理の負荷を分散するために、送信要求信号等の転送先とするゲートウェイ6を選択する。送信要求信号等の転送先とするゲートウェイ6は、転送装置5ごとに予め定められてもよい。これにより、割り当て処理の負荷は、複数の加入者線端局装置7bに分散される。加入者線端局装置7bが備える割当部70の個数は、各加入者線端局装置7bにおける割り当て処理の負荷が同程度となるように定められる。割り当て処理の負荷は、加入者線端局装置7bのCPUの使用率や、加入者線端局装置7bが受信する送信要求信号の数に基づいて定められる。図3では、一例として、加入者線端局装置7b−1が備える割当部70の個数と、加入者線端局装置7b−2が備える割当部70の個数とは同じである。
連携部71bは、異なる割当部70が帯域を割り当てる送信要求信号同士を同一のゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が重ならないようにする。すなわち、連携部71bは、複数の加入者線終端装置2から送信された各送信要求信号を同一のゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が重ならないようにする。連携部71bは、送信要求信号を同一のゲートウェイ6が受信可能である時間帯を、PON100又は割当部70ごとに異ならせる。連携部71bは、送信要求信号を同一のゲートウェイ6が受信可能である時間帯を、加入者線終端装置2ごとに異ならせてもよい。
図3では、連携部71bは、PON100−1又はPON100−3の加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6−1が受信可能である時間帯を異ならせる。連携部71bは、PON100−2又はPON100−4の加入者線終端装置2から送信された送信要求信号をゲートウェイ6−2が受信可能である時間帯を異ならせる。これによって、連携部71bは、異なるPON100の加入者線終端装置2から送信された複数の送信要求信号による輻輳が同一のゲートウェイ6において発生しないようにすることができる。
以上のように、第2実施形態の光アクセスネットワーク1bは、加入者線終端装置2を有するPON100から送信された送信要求信号をゲートウェイ6に転送する転送装置5と、送信要求信号200の送信タイミングに応じた帯域を送信要求信号200に動的に割り当てる割当部70とを、PON100ごとに備える通信システムである。第2実施形態の光アクセスネットワーク1bは、PON100ごとの割当部70を有する加入者線端局装置7bと、送信要求信号200をゲートウェイ6が受信可能である時間帯同士が重ならないように、複数の時間帯を定める連携部71bとを備える。割当部70は、時間帯に基づく送信タイミングに応じた帯域を、送信要求信号200に動的に割り当てる。
これによって、第2実施形態の光アクセスネットワーク1bは、転送装置5の台数が多く単一のゲートウェイ6における受信処理の負荷が高い場合でも、光アクセスネットワーク1bのスループットの低下を抑えることが可能である。
(第3実施形態)
第3実施形態では、送信要求信号を含む複数のパケットの一部又は全部を転送装置5が単一のパケットにまとめる点が、第1実施形態と相違する。第3実施形態では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
転送装置5は、送信要求信号を含む複数のパケットの一部又は全部を、単一のパケットにまとめてもよい。転送装置5は、単一のパケットにまとめられた送信要求信号を、ゲートウェイ6に転送する。なお、第3実施形態の加入者線端局装置7aの連携部71aは、割当部70の割り当て処理を連携させてもよいし、連携させなくてもよい。
以上のように、第3実施形態の転送装置5は、送信要求信号200を含む複数のパケットの一部又は全部を単一のパケットにまとめる。転送装置5は、単一のパケットにまとめられた送信要求信号200をゲートウェイ6に転送する。これによって、加入者線端局装置7aは、ゲートウェイ6における送信要求信号200の受信処理の負荷を軽減するので、光アクセスネットワーク1aのスループットの低下を抑えることが可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、光アクセスネットワークの加入者線端局装置に適用可能である。
1a,1b…光アクセスネットワーク、2…加入者線終端装置、3…光スプリッタ、4…光ファイバ、5…転送装置、6…ゲートウェイ、7a,7b…加入者線端局装置、70…割当部、71a,71b…連携部、100…PON、200…送信要求信号、300…送信要求信号、400〜402…時間帯、500〜507…時間帯

Claims (2)

  1. 加入者線終端装置を有するPON(Passive Optical Network)から送信された送信要求信号をゲートウェイに転送する転送装置と、前記送信要求信号の送信タイミングに応じた帯域を前記送信要求信号に動的に割り当てる割当部とを、前記PONごとに備える通信システムの加入者線端局装置であって、
    前記PONごとの前記割当部と、
    前記送信要求信号を前記ゲートウェイが受信可能である時間帯同士が重ならないように、複数の前記時間帯を定める連携部と
    を備え、
    前記割当部は、前記時間帯に基づく前記送信タイミングに応じた帯域を、前記送信要求信号に動的に割り当てる、
    加入者線端局装置。
  2. 前記転送装置は、前記送信要求信号を含む複数のパケットの一部又は全部を単一のパケットにまとめ、単一のパケットにまとめられた前記送信要求信号を前記ゲートウェイに転送する、請求項1に記載の加入者線端局装置。
JP2017110837A 2017-06-05 2017-06-05 加入者線端局装置 Active JP6741624B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017110837A JP6741624B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 加入者線端局装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017110837A JP6741624B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 加入者線端局装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018207298A JP2018207298A (ja) 2018-12-27
JP6741624B2 true JP6741624B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=64957556

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017110837A Active JP6741624B2 (ja) 2017-06-05 2017-06-05 加入者線端局装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6741624B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018207298A (ja) 2018-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9331812B2 (en) Round trip time aware dynamic bandwidth allocation for ethernet passive optical network over coaxial network
US9866347B2 (en) Band control system, band control apparatus and communication apparatus
TWI478534B (zh) 用於對雙層網路中的上行傳輸時間進行調度的頭端節點、分支節點及其方法
JP6429225B2 (ja) 光ネットワークの光端局装置および上りスケジューリング方式
JP6475650B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
US20110158093A1 (en) Bandwidth control method and bandwidth control device in node device
JP6073759B2 (ja) 通信システムおよび通信制御装置
JP6741624B2 (ja) 加入者線端局装置
JP6450272B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
JP6401666B2 (ja) 通信システム
KR20040026342A (ko) 미디어 접근 제어 프로토콜 운용 방법 및 이를 이용한이더넷 광망 시스템
JP6401677B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
JP6404788B2 (ja) 端局装置、帯域割当方法及びプログラム
JP5822689B2 (ja) Ponシステム、局側光終端装置および帯域制御方法
JP2018014562A (ja) 光加入者線ネットワーク装置及び通信方法
Ou et al. Resource allocation in passive optical network based mobile backhaul for user mobility and fog computing
JP6473324B2 (ja) 光無線通信システム、光無線通信システムにおけるトラフィック制御方法、及び通信装置
JP6461765B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
JP6845747B2 (ja) 加入者線端局装置
WO2017013789A1 (ja) 親局装置、子局装置、光通信システムおよび通信方法
JP6401678B2 (ja) 端局装置及び帯域割当方法
JP6527400B2 (ja) 通信システム
JP2018125671A (ja) 通信装置およびデータ伝送プログラム
JP5301495B2 (ja) バス式光ネットワークシステム
Hwang et al. A novel fault-tolerant multi-EPON system with sharing protection through bridge ONUs

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190701

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200727

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6741624

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150