JP2017011547A - 通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各ONUへのPON区間の帯域の公平な配分を可能とする帯域制御方法及び当該方法を行うPONを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係る帯域制御方法は、配下に無線LAN NWを収容するONU同士のように、ONUの配下において上り下りトラヒックの少なくとも一部が共有の帯域リソースを共有するONUの集合S0があるとき、集合S0に属するONUの上り使用帯域と下り使用帯域の両方を考慮し、PON区間の帯域制御を行う。詳細には、本帯域制御方法は、集合S0に属するONUの上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値に関する情報に基づき、制御対象ONU集合S1(S1⊆S0)を判定する判定手順部と、制御対象集合S1に属するONUに対して帯域制御を行うよう該当ONU又は/およびOSUに指示を出す指示手順を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)の帯域を制御する制御手段を有する通信システムに関する。
近年、図1に示すように、PON(Passive Optical Network)10を無線LAN NW20と上位通信網30の間の中継NWとして利用する構成が普及している。PON10は1以上の光加入者線ネットワーク装置ONU(Optical Network Unit)11と、スプリッタ12と、光加入者線終端装置OLT(Optical Line Terminal)内のOSU(Optical Subscriber Unit)13からなる。無線LAN NW20は、AP(Access Point)21と1以上の無線LAN端末22から構成される。無線LAN端末22は、AP21を介してPON10に接続し、上位通信網30と通信する。
PONは、低コストな受動素子であるスプリッタにより光信号を分岐して、OSUに接続された一つの伝送路を1以上のONUで共有し、経済的なNWを実現する。したがって、無線LAN NWと上位通信網の間の中継NWとしてPONを利用することで、NW全体のコスト削減効果が見込まれる。
PONは、伝送効率の高い一心双方向通信を実現するため、ONUからOSU宛の上り信号とOSUからONU宛の下り信号が別々の波長を利用する、WDM(Wavelength Division Multiplexing)方式を採用する(非特許文献1)。これにより上り信号と下り信号の同時伝送が可能となるため、上り信号と下り信号は独立に制御される。
PONにおける上り信号は、OSUが、各ONUの上り送信要求をもとに帯域割り当て方法を実施し、上り信号が衝突しないように各ONUに上り信号送信開始時刻と上り信号送信期間を通知することで、制御される。
ONUは、1種類以上の前記上り送信要求を持つことができる。例えば、IP電話など優先クラスに属するサービスの上り送信要求と、ベストエフォートクラスに属するサービスの上り送信要求を、それぞれOSUに通知することができる。
前記帯域割り当て方法は、各ONUの上り送信要求をもとに、各ONUに帯域を割り当てる。例えば、各ONUの上り送信要求量の比に応じて帯域を割り当てる方法や、非特許文献2のように、過去の上り送信データ量の累積値をもとに、帯域を割り当てる方法が考えられる。また、非特許文献2では、まず優先度の高い上り送信要求に帯域を割り当て、残りの帯域を再度他の上り送信要求に割り当てる方法が提案されている。これにより、サービスの優先度に応じた帯域割り当ての実施が可能となる。
PONにおける下り信号は、OSUから全ONUに時分割多重(TDM:Time Division Multiplexing)方式でブロードキャストされ、自分宛てでない下り信号を受信したONUは、そのデータを破棄する。非特許文献3では、下り帯域を公平に各ONUに分配するため、OSUが収容するONU構成を動的に変更する方法が提案されている。
図2は、従来の帯域制御方法によって、PON1区間の下り使用帯域(図2(a))と、上り使用帯域(図2(b))を公平に、送受信を希望するONUに配分した結果を示す。ただし、図1のネットワーク構成における、ONU1及びONU2の使用帯域を図示している。また、期間t1においてはONU1宛の下り信号は無く、期間t2ではONU1からの上り信号は無く、期間t4ではONU1宛の下り信号とONU2からの上り信号が無かったとする。例えば、期間t1と期間t4においては、下り帯域をONU1とONU2に公平に60Mbpsずつ配分する。また、期間t2においては、上り帯域をONU1とONU2に公平に50Mpbsずつ、期間t3と期間t4においては、公平に30Mbpsずつ配分する。
IEEE Std. 802.3−2012 Cedric F. Lam,"Passive Optical Networks Principles and Practice," Elsevier Inc., p.221−242. Yumiko Senoo, Shin Kaneko, Jun Sugawa, Toshiyuki Odaka, Shunji Kimura, Naoto Yoshimoto and Hideaki Kimura,"Dynamic−Load−Balancing Algorithm Suppressing the Number of Wavelength Reallocations for lambda−tunable WDM/TDM−PON", in Proc. of ECOC 2014,2014
例えば、図3のように、同一チャネルを利用する無線LAN NW1(20−1)と無線LAN NW2(20−2)が近接する場合、無線信号が互いに干渉し、AP1(21−1)とAP2(21−2)は同じタイミングで無線信号を送受信することができない。したがって、図4のようにONU1とONU2の上り/下り信号は無線区間に起因する上限帯域を共有することになる。
これにより、PON1区間における下り使用帯域が、無線区間を介して間接的に、PON1区間における上り使用帯域に影響を与える。例えば、期間t4では、PON1区間においてONU2が大量に下り帯域を利用するため、無線区間においてAP2の下り信号が各端末からの上り信号を圧迫し、結果としてPON1区間における各ONUの上り使用帯域が小さくなる。つまり、PON1区間において、ONU2が大量に下り帯域を利用したことで、ONU1の上り使用帯域が不公平に圧迫される。
しかし、従来の帯域制御方法は、PON区間において上り帯域と下り帯域を独立に制御するため、図5のような、各ONUへのPON区間の帯域の公平な配分を達成できない。なお、これは3つ以上の無線LAN NWが近接している場合も同様に発生しうる課題である。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、各ONUへのPON区間の帯域の公平な配分を可能とする帯域制御を行う通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信システムは、配下に無線LAN NWを収容するONU同士のように、ONUの配下において上り下りトラヒックの少なくとも一部が共有の帯域リソースを共有するONUの集合S0があるとき、集合S0に属するONUの上り使用帯域と下り使用帯域の両方を考慮し、PON区間の帯域制御を行う。詳細には、本通信システムは、集合S0に属するONUの上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値に関する情報に基づき、制御対象ONU集合S1(S1⊆S0)を判定する判定部と、制御対象集合S1に属するONUに対して帯域制御を行うよう該当ONU又は/およびOSUに指示を出す指示部を有する。
具体的には、本発明に係る通信システムの帯域制御方法は、1つの光加入者ユニット(OSU:Optical Subscriber Unit)と複数の光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)とが伝送路で接続されるPON(Passive Optical Network)であって、互いの帯域リソースの少なくとも一部を共有する前記ONUを集合S0とし、
集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定手順と、
集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示手順と、
を行うことを特徴とする。
本帯域制御方法は、使用帯域の大きいONUを検出し、当該ONUに対して帯域を制限するように制御する。このため、本帯域制御方法は、図4の期間t1、t2、t4のONU2を検出し、ONU2の帯域を制御するため、図5のように帯域をONU1とONU2で公平に分配することができる。従って、本発明は、各ONUへのPON区間の帯域の公平な配分を可能とする通信システムを提供することができる。
本帯域制御方法を実現できる具体的な通信システムの構成には次の5つがある。
本発明に係る通信システムは、1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONを含む通信システムであって、
前記OSUは、
前記帯域制御方法の前記判定手順を行う判定部及び前記指示手順を行う指示部を有する帯域制御部と、
前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて集合S1に属するONUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONを含む通信システムであって、
前記ONUは、
前記帯域制御方法の前記判定手順を行う判定部及び前記指示手順を行う指示部を有する帯域制御部と、
集合S1に属するときに、前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて前記OSUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONを含む通信システムであって、
前記OSUは、
前記帯域制御方法の前記判定手順を行う判定部を有する帯域制御部と、
前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部から集合S1に属するONUの情報受け、集合S1に属するONUへ集合S1に属していることを通知する第1通信中継部と、
を備え、
前記ONUは、
前記帯域制御方法の前記指示手順を行う指示部を有する帯域制御部と、
集合S1に属するときに、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて前記OSUとの間の帯域を制御する第2通信中継部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONと、前記OSUと接続する一つの中継装置を含む通信システムであって、
前記中継装置は、
前記帯域制御方法の前記判定手順を行う判定部及び前記指示手順を行う指示部を有する帯域制御部と、
前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて集合S1に属するONUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
を備えることを特徴とする。
本発明に係る通信システムは、1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONと、前記OSUと接続する一つの中継装置を含む通信システムであって、
前記中継装置は、
前記帯域制御方法の前記判定手順を行う判定部と,
前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部から集合S1に属するONUの情報を受け、集合S1に属するONUへ集合S1に属していることを通知する第1通信中継部と、
を備え,
前記ONUは、
前記指示手順を行う指示部を有する帯域制御部と、
前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて集合S1に属するONUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
を備えることを特徴とする。
通信システムをこれらのような構成とすることで上記帯域制御方法を実現できる。従って、本発明は、各ONUへのPON区間の帯域の公平な配分を可能とする通信システムを提供することができる。
本発明に係る通信システムの前記判定部は、判定に用いる前記使用帯域に関する値が、上り使用帯域と下り使用帯域の合計値、少なくとも一方に重み付けがされた上り使用帯域と下り使用帯域の合計値、又は前記合計値を判定対象であるONU配下の前記帯域リソースの伝送速度で除算した値であることを特徴とする。
本発明に係る通信システムの前記判定部は、前記判定条件を前記ONU毎に設定することを特徴とする。
本発明に係る通信システムの前記判定部は、前記判定条件を前記帯域リソースの利用率に応じて設定することを特徴とする。
本発明に係る通信システムの前記指示部が指示する前記所定の帯域制御が、
集合S1に属さないONUに優先的に帯域を割り当てる優先制御、
集合S1に属するONUを介する信号に遅延を付加する遅延制御、
集合S1に属するONUを介する信号を破棄する廃棄制御、
あるいは、前記優先制御、前記遅延制御及び前記廃棄制御の少なくとも二つの組み合わせ、
であること特徴とする。
本発明は、各ONUへのPON区間の帯域の公平な配分を可能とする通信システムを提供することができる。
本発明に関連する通信システムの構成を説明する図である。 本発明に関連する通信システムのPON区間での使用帯域を説明する図である。 本発明に関連する通信システムの構成を説明する図である。 本発明に関連する通信システムの課題を説明する図である。 理想的なPON区間での使用帯域を説明する図である。 本発明に係るPONの構成を説明する図である。 本発明に係る帯域制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る帯域制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る帯域制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る帯域制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る帯域制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る帯域制御方法を説明するフローチャートである。 本発明に係る通信システムの構成を説明する図である。 本発明に係る通信システムの構成を説明する図である。 本発明に係る通信システムの構成を説明する図である。 本発明に係る通信システムの構成を説明する図である。 本発明に係る通信システムの構成を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施形態であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図6は、本実施形態のPON301の構成を説明する図である。PON301は、ONU11とOSU13aを含む。なお、図6では説明のため、OSUに接続するONUが1つだけであるが、実際は図3のように1つのOSUには複数のONUが接続している。そして、各ONUは図3のように無線LANのAPと接続している。各APは近接しており、無線信号が互いに干渉し、同じタイミングで無線信号を送受信することができない。本実施形態は、図3のような状態において、OSU13aがPON301の帯域制御方法を実行する例である。
OSU13aは、通信中継部51と、帯域制御部52と、からなる。通信中継部51は、帯域制御部52と、OSU13aに接続するONU11と、OSU13aに接続する上位通信網30との間の通信を中継する。帯域制御部52は、PON帯域制御方法を実行する。帯域制御部52は、インターフェース部53と、判定部54と、指示部55からなる。インターフェース部53は、通信中継部51と判定部54の通信、および通信中継部51と指示部55の通信を中継する。判定部54及び指示部55はそれぞれ後述する判定手順及び指示手順を実行する。
本実施形態の帯域制御方法は、1つの光加入者ユニット(OSU:Optical Subscriber Unit)と複数の光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)とが伝送路で接続されるPON(Passive Optical Network)であって、互いの配下の帯域リソースの少なくとも一部を共有する前記ONUを集合S0とし、
集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定手順と、
集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示手順と、
を行うことを特徴とする。
本実施形態では、帯域リソースを無線LAN NWとして説明する。ONUは配下に無線LAN NWを収容しており、ONUの上り下りトラヒックの少なくとも一部は帯域リソースをONU配下で共有している。このように上り下りトラヒックの少なくとも一部が帯域リソースを配下で共有しているONUの集合を集合S0とする。
判定部54は、集合S0があるとき、集合S0に属するONUが送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報、および配下の無線LAN NWのチャネル伝送速度の少なくとも一つをもとに、帯域を制御するONUの集合S1(S1⊆S0)を判定する。ここで信号とは、PONで転送されるデータ単位を示し、例えば、イーサネット(登録商標)フレーム、GTCフレーム、IPパケット、TCPセグメント、UDPセグメントなどが考えられるが、他のデータ単位でも構わない。
また、ONUの使用帯域を計算する方法は、例えば、一定期間中に通信中継部で中継された、該当ONUを送信元あるいは宛先とする全ての信号の信号長の和を計算する方法が考えられる。また、ONUが送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報の少なくとも一つをもとに計算する方法であれば他の方法でも構わない。
判定条件の例として、「あるONUの上り使用帯域と下り使用帯域の合計が一定値を超えれば、該当ONUは集合S1に含まれる」という条件が考えられる。また、ONUの上り使用帯域と下り使用帯域に重み付けをし、その合計値をもとに集合S1を判定してもよい。例えば、上り使用帯域と下り使用帯域の単純な合計値でなく、下り使用帯域に重みを付けた合計値を判定条件として利用することで、上り信号と比べて相対的にトラヒックが多い件使用帯域を重視して、集合S1の判定を行うことができる。また、判定条件を満たすONUが存在しない場合は、制御対象集合S1は空集合でも構わない。
指示部55は、判定部54の判定結果に基づき、制御対象集合S1に属するONUに対して帯域制御を行うよう通信中継部51に指示を出す。前記指示手順で指示される前記所定の帯域制御は、
集合S1に属さないONUに優先的に帯域を割り当てる優先制御、
集合S1に属するONUを介する信号に遅延を付加する遅延制御、
集合S1に属するONUを介する信号を破棄する廃棄制御、
あるいは、前記優先制御、前記遅延制御及び前記廃棄制御の少なくとも二つの組み合わせ、である。
例えば、図7に示すように、まず、OSUが収容するONU集合Sのうち制御対象集合S1に属さない全てのONUに帯域を割り当て、残りの帯域を制御対象集合S1に属するONUに割り当てる方法が考えられる。ただし、図7においてBWmaxは今周期で割り当て可能な帯域の総量、BW[j]はONU[j]の上り送信要求量とする。また、図8に示すように、制御対象集合S1に属するONUに対して、上り送信要求のα(0≦α<1)倍の帯域を割り当てる方法も考えられる。さらに、これ以外の帯域制御の例として、図9に示すように、集合S1に含まれない全てのONU宛の信号を順番に送信する方法や、図10に示すように、集合S1に含まれない全てのONUからの信号を順番に送信する方法や、図11に示すように、集合S1に含まれるONU宛の信号を廃棄する方法や、図12に示すように、集合S1に含まれるONUからの信号を廃棄する方法が考えられる。
特に断らない限り、他の実施例においても、上記のPON帯域制御方法を実施するものとする。
図3のNW構成、図4の使用帯域における前記帯域制御方法の動作例を下記に示す。ONU集合S0は、{ONU1、ONU2}である。本例では、PON区間における使用上下帯域を均等に集合S0に配分することを目的とし、判定部では「あるONUの上り使用帯域と下り使用帯域の合計が100Mpbsを超えれば該当ONUを制御対象集合S1に含まれる」という判定条件を用いるとする。また通信中継部では、指示部の指示に基づき、制御対象集合S1に属さないONUの上り送信要求に対し、優先的に帯域を割り当てる方法と、制御対象集合S1に属するONU宛の下り信号に遅延を付加する方法を、併用して帯域制御するものとする。
期間t1においては、ONU1は、上り使用帯域(0Mpbs)と下り使用帯域(60Mpbs)の合計値(60Mbps)が100Mpbsを下回るため、制御対象集合S1に含まれない。一方、ONU2は、上り使用帯域(60Mpbs)と下り使用帯域(60Mpbs)の合計値(120Mbps)が100Mpbsを超えるため、制御対象集合S1に含まれる。したがって、期間t1における判定結果として、制御対象集合S1={ONU2}が得られる。
通信中継部は、制御対象集合S1に属さないONU(すなわちONU1)の上り要求に対し、優先的に帯域を割り当てることで、ONU2の上り帯域を抑制する。また、通信中継部は、制御対象集合S1に属するONU(すなわちONU2)宛の下り信号に遅延を付加することで、ONU2の下り帯域を抑制する。以上の帯域制御の結果、図5に示すように、期間t1において公平に帯域が配分される。
一方、すでに各ONUに公平に帯域が配分されている期間t3においては。、判定条件を満たすONUが存在せず、制御対象集合S1は空集合となるため、帯域制御は実行されない。
なお、各機能部間で次のような情報をやりとりし、帯域制御方法を実行する。まず、通信中継部51は、少なくとも一つのONUが送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報、配下の無線LANのチャネル伝送速度のうち、少なくとも一つの情報を、インターフェース部53を介して判定部54に送信する。判定部54は、少なくとも、制御対象集合S1の情報を指示部55に送信する。指示部55は、少なくとも一つのONUに対する、帯域制御方法(少なくとも、帯域割り当て、遅延付加、信号破棄のいずれか)に関する情報を、インターフェース部53を介して通信中継部51に送信する。
(実施形態2)
図13は、本実施形態のPON302の構成を説明する図である。PON302は、ONU11aとOSU13を含む。なお、図13では説明のため、OSUに接続するONUが1つだけであるが、実際は図3のように1つのOSUには複数のONUが接続している。そして、各ONUは図3のように無線LANのAPと接続している。各APは近接しており、無線信号が互いに干渉し、同じタイミングで無線信号を送受信することができない。本実施形態は、図3のような状態において、ONU11aがPON302の帯域制御方法を実行する例である。
ONU11aは、通信中継部61と、帯域制御部62と、からなる。通信中継部61は、帯域制御部62と、ONU11aに接続する端末(AP等)と、ONU11aに接続するOSU13との間の通信を中継する。帯域制御部62は、インターフェース部63と、判定部64と、指示部65からなる。インターフェース部63は、通信中継部61と判定部64の通信、および通信中継部61と指示部65の通信を中継する。判定部64及び指示部65はそれぞれ実施形態1で説明した判定手順及び指示手順を実行する。
本実施形態の具体的な判定方法を説明する。
判定部64は、自ONUが集合S0に含まれるとき、自ONUの上り使用帯域と下り使用帯域に重み付けをし、その合計値に関する情報をもとに、自ONUが集合S1(S1⊆S0)に含まれるか否か判定する。自ONUの上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値の計算方法は、実施形態1と同様である。また自ONUが制御対象集合S1に含まれるか否かの判定条件も、実施形態1と同様である。
指示部65は、判定部64の判定結果に基づき、自ONUが制御対象集合S1に含まれる場合は、帯域制御を実行するよう通信中継部61に指示を出す。通信中継部61が実行する帯域制御は、OSU13に通知する上り送信要求をα(0≦α<1)倍に抑制する方法と、自ONUが送信する信号に遅延を付加する方法と、自ONUが送信する信号を破棄する方法の、少なくとも一つを実行する。
各機能部間で次のような情報をやりとりし、帯域制御方法を実行する。まず、通信中継部61は、少なくとも自身が送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報、配下の無線LANのチャネル伝送速度のうち、少なくとも一つの情報を、インターフェース部を介して判定部64に送信する。判定部64は、少なくとも、自身が制御対象集合S1に含まれるか否かの情報を指示部65に送信する。指示部65は、少なくとも、自身に対する帯域制御方法(少なくとも、上り送信要求の抑制、遅延付加、信号破棄のいずれか)に関する情報を、インターフェース部63を介して通信中継部61に送信する。
PON302は、図6のPON301に対して、ONUで帯域制御方法を実行することで、OSUに必要な機能を単純化することができる、という長所がある。
(実施形態3)
図14は、本実施形態のPON303の構成を説明する図である。PON303は、ONU11bとOSU13bを含む。なお、図14では説明のため、OSUに接続するONUが1つだけであるが、実際は図3のように1つのOSUには複数のONUが接続している。そして、各ONUは図3のように無線LANのAPと接続している。各APは近接しており、無線信号が互いに干渉し、同じタイミングで無線信号を送受信することができない。本実施形態は、図3のような状態において、OSU13bが判定手順を行い、ONU11bが指示手順を行うことでPON303の帯域制御方法を実行する例である。
ONU11bは、通信中継部61と、帯域制御部62bと、からなる。通信中継部61は、帯域制御部62bと、ONU11bに接続する端末(AP等)と、ONU11bに接続するOSU13bとの間の通信を中継する。帯域制御部62bはインターフェース部63と、指示部65からなる。インターフェース部63は、通信中継部61と指示部65の通信を中継する。指示部65は、実施形態2で説明した指示手順を実行する。
OSU13bは、通信中継部51と、帯域制御部52bと、からなる。通信中継部51は、帯域制御部52bと、OSU13bに接続するONUと、OSU13bに接続する上位通信網30との間の通信を中継する。帯域制御部52bはインターフェース部53と、判定部54からなる。インターフェース部53は、通信中継部51と判定部54の通信を中継する。判定部54は、実施形態1で説明した判定手順を実行する。
各機能部間で次のような情報をやりとりし、帯域制御方法を実行する。まず、通信中継部51は、少なくとも一つのONUが送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報、配下の無線LANのチャネル伝送速度のうち、少なくとも一つの情報を、インターフェース部53を介して判定部54に送信する。判定部54は、少なくとも、制御対象集合S1の情報を、通信中継部51を介してONU11bの指示部65に送信する。指示部65は、自ONUに対する、帯域制御方法(上り送信要求の抑制、遅延付加、信号破棄、のいずれか)に関する情報を、インターフェース部63を介して通信中継部61に送信する。
PON303は、図6のPON301に対して、ONUで指示手順を実行することでOSUに必要な機能を単純化することができる、という利点がある。またPON303は、図13のPON302に対して、OSUで判定手順を実行することで、複数のONUを同時に判定することが可能になる、という長所がある。
一方で、PON303は、PON301やPON302と異なり、OSU13bの判定部54の判定結果をONU11bの指示部65に伝達するために、OSU13bとONU11bの間で新たに制御信号のやり取りが必要になる。
(実施形態4)
図16は、本実施形態の通信システム304の構成を説明する図である。通信システム304は、ONU11cと中継装置14aを含む。なお、図16では説明のため、中継装置とONUの間のOSUを省略しているが、実際は図15のように、中継装置とONUの間にOSUが存在している.そして、各ONUは図15のように無線LANのAPと接続している。各APは近接しており、無線信号が互いに干渉し、同じタイミングで無線信号を送受信することができない。本実施形態は、図15のような状態において、中継装置14aが判定手順と指示手順を行うことで図15のPON1の帯域制御方法を実行する例である。
中継装置14aは、通信中継部51と、帯域制御部52と、からなる。通信中継部51は、帯域制御部52と、中継装置13aに接続するONU11cと、中継装置13aに接続する上位通信網30との間の通信を中継する。帯域制御部52は、PON帯域制御方法を実行する。帯域制御部52は、インターフェース部53と、判定部54と、指示部55からなる。インターフェース部53は、通信中継部51と判定部54の通信、および通信中継部51と指示部55の通信を中継する。判定部54及び指示部55はそれぞれ実施形態1で説明した判定手順及び指示手順を実行する。
なお、各機能部間で次のような情報をやりとりし、帯域制御方法を実行する。まず、通信中継部51は、少なくとも一つのONUが送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報、配下の無線LANのチャネル伝送速度のうち、少なくとも一つの情報を、インターフェース部53を介して判定部54に送信する。判定部54は、少なくとも、制御対象集合S1の情報を指示部55に送信する。指示部55は、少なくとも一つのONUに対する、帯域制御方法(少なくとも、遅延付加、信号破棄のいずれか)に関する情報を、インターフェース部53を介して通信中継部51に送信する。
通信システム304は、図6のPON301に対して、通信中継部で帯域制御方法を実行することでOSUに必要な機能を単純化することができる、という利点がある。
(実施形態5)
図17は、本実施形態の通信システム305の構成を説明する図である。通信システム305は、ONU11dと中継装置13bを含む。なお、図17では説明のため、中継装置とONUの間のOSUを省略しているが、実際は図15のように、中継装置とONUの間にOSUが存在している.そして、各ONUは図15のように無線LANのAPと接続している。各APは近接しており、無線信号が互いに干渉し、同じタイミングで無線信号を送受信することができない。本実施形態は、図15のような状態において、中継装置14bが判定手順を行い、ONU11dが指示手順を行うことで図15のPON1の帯域制御方法を実行する例である。
ONU11bは、通信中継部61と、帯域制御部62bと、からなる。通信中継部61は、帯域制御部62bと、ONU11bに接続する端末(AP等)と、ONU11bに接続する中継装置14bとの間の通信を中継する。帯域制御部62bはインターフェース部63と、指示部65からなる。インターフェース部63は、通信中継部61と指示部65の通信を中継する。指示部65は、実施形態2で説明した指示手順を実行する。
中継装置14bは、通信中継部51と、帯域制御部52bと、からなる。通信中継部51は、帯域制御部52bと、中継装置13dに接続するONUと、中継装置13dに接続する上位通信網30との間の通信を中継する。帯域制御部52bはインターフェース部53と、判定部54からなる。インターフェース部53は、通信中継部51と判定部54の通信を中継する。判定部54は、実施形態1で説明した判定手順を実行する。
各機能部間で次のような情報をやりとりし、帯域制御方法を実行する。まず、通信中継部51は、少なくとも一つのONUが送受信する信号数、信号長、ヘッダ情報、配下の無線LANのチャネル伝送速度のうち、少なくとも一つの情報を、インターフェース部53を介して判定部54に送信する。判定部54は、少なくとも、制御対象集合S1の情報を、通信中継部51を介してONU11dの指示部65に送信する。指示部65は、自ONUに対する、帯域制御方法(上り送信要求の抑制、遅延付加、信号破棄、のいずれか)に関する情報を、インターフェース部63を介して通信中継部61に送信する。
通信システム305は、図16の通信システム304に対して、ONUで指示手順を実行することで中継装置に必要な機能を単純化することができる、という利点がある。
一方で、通信システム305は、通信システム304と異なり、中継装置14bの判定部54の判定結果をONU11dの指示部65に伝達するために、中継装置14bとONU11dの間で新たに制御信号のやり取りが必要になる。
(実施形態6)
本実施形態は、ONU毎にそれぞれ判定条件を設定することで、優先制御を実行する例である。本実施形態は、実施形態1〜5のいずれの通信システム構成に対しても適用することができる。
例えば、優先ONU集合P(P⊆S0)、閾値T1、閾値T2(T1>T2)としたとき、「集合Pに属するONUについては、上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値が閾値T1を超えれば制御対象集合S1に加え、集合Pに属さないONUについては、上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値が閾値T2を超えれば、制御対象集合S1に含まれる」という判定条件が考えられる。また、少なくとも一つのONUの、上り使用帯域と下り使用帯域の重みつき合計値をもとに、ONU毎に、制御対象集合S1に加えるか否かを判定してもよい。また、ここでは優先ONU集合が1つの場合を例示したが、優先ONU集合は複数あっても構わない。
(実施形態7)
本実施形態の帯域制御方法は、前記判定手順で判定に用いる前記使用帯域に関する値が、上り使用帯域と下り使用帯域の合計値、又は少なくとも一方に重み付けがされた上り使用帯域と下り使用帯域の合計値、を判定対象であるONU配下の前記帯域リソースの伝送速度で除算した値である。
本実施形態は、判定部が、制御対象集合S1の判定条件として「帯域占有時間」を利用する例である。チャネル伝送速度が異なる無線LAN NWが同一無線帯域を共有する場合、例えば使用帯域を均等に配分するよう帯域制御を行うと、チャネル伝送速度が小さい無線LAN NWが多くの送信時間を占有してしまう。そこで、本実施形態では、上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値を、配下の各無線LAN NWのチャネル伝送速度で除算した値を各ONUの「無線区間における帯域占有時間」の指標とし、これを判定手順における判定条件に利用する。
本実施形態は、実施形態1〜5で説明した通信システム構成にも適用できる。また、本実施形態と、実施形態6に示す優先制御を併用することもできる。
(実施形態8)
本実施形態は、無線区間の利用率に応じて、判定条件を変更する例である。ここで利用率として、無線区間における信号の輻輳具合を示す比率であればどのようなものも用いることができる。例えば、無線区間の最大伝送帯域のうち、使用されている帯域の割合を用いることもできるし、一定期間のうち、無線区間内で信号の伝送が行われる期間の割合を用いることもできる。
例えば、期間t、利用率r、閾値T3、閾値T4(T3>T4)としたとき、連続して期間t以上無線区間の利用率がr以上となった場合は、「上り使用帯域と下り使用帯域の合計値が閾値T4を超えれば制御対象集合S1に含まれる」という判定条件を利用するが、それ以外の場合(平常時)は、「上り使用帯域と下り使用帯域の合計値が閾値T3を超えれば制御対象集合S1に含まれる」という判定条件を利用する方法が考えられる。また、少なくとも一つのONUの上り使用帯域と下り使用帯域の重み付き合計値をもとに、無線区間の混み具合に応じて判定条件を変更してもよい。
本実施形態は、実施形態1〜5に示すいずれの通信システム構成にも適用可能である。また、本実施形態は、実施形態6に示す優先制御を併用しても構わないし、実施形態7に示す帯域占有時間に基づいた帯域制御と併用しても構わない。
10、301、302、303、304、305:通信システム
11、11a、11b、11c、11d:ONU
12:スプリッタ
13、13a、13b:OSU
14、14a、14b:中継装置
20、20−1、20−2:無線LAN NW
21:AP
22:端末
30:上位通信網
51、61:通信中継部
52、52b、62、62b:帯域制御部
53、63:インターフェース部
54、64:判定部
55、65:指示部

Claims (6)

  1. 1つの光加入者ユニット(OSU:Optical Subscriber Unit)と複数の光加入者線ネットワーク装置(ONU:Optical Network Unit)とが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPON(Passive Optical Network)を含む通信システムであって、
    前記OSUは、
    集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定部、及び集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示部を有する帯域制御部と、
    前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて集合S1に属するONUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONを含む通信システムであって、
    前記ONUは、
    集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定部、及び集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示部を有する帯域制御部と、
    集合S1に属するときに、前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて前記OSUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  3. 1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONを含む通信システムであって、
    前記OSUは、
    集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定部を有する帯域制御部と、
    前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部から集合S1に属するONUの情報を受け、集合S1に属するONUへ集合S1に属していることを通知する第1通信中継部と、
    を備え、
    前記ONUは、
    集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示部を有する帯域制御部と、
    集合S1に属するときに、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて前記OSUとの間の帯域を制御する第2通信中継部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  4. 1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONと、前記OSUと接続する一つの中継装置と、を含む通信システムであって、
    前記中継装置は、
    集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定部、及び集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示部を有する帯域制御部と、
    前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて集合S1に属するONUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  5. 1つのOSUと複数のONUとが伝送路で接続され、トラヒックの少なくとも一部が前記ONUの配下の帯域リソースを共有する前記ONUの集合S0があるPONと、前記OSUと接続する一つの中継装置と、を含む通信システムであって、
    前記中継装置は、
    集合S0に属するONUのうち、使用帯域に関する値が所定の判定条件に合致するONUを制御対象ONUの集合S1(S1⊆S0)として判定する判定部と、
    前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部から集合S1に属するONUの情報受け、集合S1に属するONUへ集合S1に属していることを通知する第1通信中継部と、
    を備え、
    前記ONUは、
    集合S1に属するONUに対して所定の帯域制御の指示を出す指示部を有する帯域制御部と、
    前記帯域制御部へ使用帯域に関する値を通知し、前記帯域制御部からの前記所定の帯域制御の指示に基づいて集合S1に属するONUとの間の帯域を制御する通信中継部と、
    を備えることを特徴とする通信システム。
  6. 前記判定部は、判定に用いる前記使用帯域に関する値が、上り使用帯域と下り使用帯域の合計値、少なくとも一方に重み付けがされた上り使用帯域と下り使用帯域の合計値、又は前記合計値を判定対象であるONU配下の前記帯域リソースの伝送速度で除算した値であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の通信システム。
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