JP2015042955A - 液質検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 容器の開口を適切に封止しつつ、電極の寸法が大きくなることを抑制する技術を提供する。【解決手段】 センサユニット30は、燃料を貯留する貯留空間39を画定する容器4cと、容器4cの開口4aに挿入される蓋部18aと、開口4aと蓋部18aとの隙間に配置されるOリング36と、蓋部18aに支持される基板42と、を備える。基板42上には、電極対が配置されている。開口4aは、円筒形状を有し、蓋部18aは、開口4aに沿った外周形状を有する。【選択図】 図2
Description
本明細書では、液体の液質を検出する液質検出装置を開示する。
特許文献1に、燃料センサが開示されている。燃料センサは、外側電極と内側電極とを備える。外側電極と内側電極とは、共に円筒形状を有する。外側電極は、燃料が水平方向に流れる燃料通路に形成された開口部から挿入され、燃料通路内に配置されている。内側電極は、外側電極の内側に配置されている。燃料通路の開口部と外側電極の外周面との間には、Oリングが配置されている。Oリングは、燃料通路の開口部と外側電極との隙間を液密に封止する。
特許文献1の技術では、開口部に挿入されている外側電極と、外側電極の外周に取り付けられているOリングと、を用いて、開口部を封止している。この構成では、外側電極を、開口部に合わせた形状に形成しなければならない。本明細書では、容器の開口を適切に封止しつつ、電極の寸法が大きくなることを抑制する技術を提供する。
本明細書で開示される液質検出装置は、液体の液質を検出する。液質検出装置は、容器と、蓋と、シール部材と、基板と、電極対と、を備える。容器は、液体を貯留する。容器は、容器内と容器外とを連通する円筒状の開口を有する。蓋は、開口に沿った外周形状を有しており、開口に挿入されて開口を閉塞する。シール部材は、容器の開口と蓋の外周との隙間に配置される。基板は、蓋に支持され、円板形状を有する。電極対は、基板上に配置される。
この構成では、円筒状の開口と開口に沿った外周形状の蓋との隙間、即ち、円環状の隙間を、シール部材を用いて封止する。電極対は、蓋に支持されている基板上に配置される。この構成によれば、電極を利用せずに、容器の開口を封止することができる。このため、電極を用いて、容器の開口を封止せずに済む。この結果、容器の開口を適切に封止しつつ、電極の寸法が大きくなることを抑制することができる。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)電極対に含まれる各電極は、基板と同心上に、基板の径方向に間隔を開けて配置される複数個の円弧電極部分と、複数個の円弧電極部分を電気的に接続する接続電極部分と、を備えていてもよい。この構成によれば、電極対の各電極の面積を大きくすることができる。この結果、電極対の対向面積を大きくすることができ、液質の変化に対する電極対の静電容量の変化を大きくすることができる。
(特徴2)電極対に含まれる各電極は、それぞれが直線状を有しており、互いに平行に間隔を開けて配置される複数個の直線電極部分と、基板の外周付近において、基板の外周形状に沿った円弧形状を有し、複数個の直線電極部分を電気的に接続する接続電極部分と、を備えていてもよい。この構成によれば、電極対の各電極の面積を大きくすることができる。この結果、電極対の対向面積を大きくすることができ、液質の変化に対する電極対の静電容量の変化を大きくすることができる。
(特徴3)液質検出装置は、基板の電極対が配置されていない領域に配置される温度検出素子を、さらに備えていてもよい。この構成によれば、温度検出素子を、基板と個別に配置せずに済む。
(特徴4)蓋は、電極対を用いて液体の液質を検出するための処理回路を収容する収容空間を備えていてもよい。この構成によれば、蓋と処理回路とを、個別に容器に設置せずに済む。この結果、処理回路を容器に配置することができる。
(特徴5)液質検出装置は、燃料タンクに貯留される燃料の液質を検出してもよい。容器は、燃料ポンプから内燃機関に供給される燃料が通過する供給経路上に配置されてもよい。この構成によれば、容器内に燃料を供給するための専用の構造を設けずに済む。
(特徴6)液質検出装置は、燃料タンクに貯留される燃料の液質を検出してもよい。容器は、燃料ポンプから燃料タンク内に吐出される燃料が通過する燃料経路上に配置されてもよい。この構成によれば、容器内に燃料を供給するための専用の装置を設けずに済む。
(特徴7)液質検出装置は、燃料タンクから吐出される燃料の圧力を調圧するプレッシャーレギュレータの吐出口に着脱可能に接続されるアダプタと、アダプタと容器とを連通する連通管と、をさらに備えていてもよい。この構成によれば、プレッシャーレギュレータから吐出される燃料を、容器内に供給することができる。
(特徴8)液質検出装置は、燃料タンクから燃料を吐出させるための燃料ポンプユニットの送出管に着脱可能に接続されるアダプタと、アダプタと容器とを連通する連通管と、をさらに備えていてもよい。この構成によれば、燃料ポンプユニットから吐出される燃料を、容器内に供給することができる。
(第1実施例)
図1に示す燃料供給装置2は、自動車に搭載される。燃料供給装置2は、燃料タンク8と、セットプレート4と、燃料ポンプユニット60と、液質検出ユニット10と、を備える。
図1に示す燃料供給装置2は、自動車に搭載される。燃料供給装置2は、燃料タンク8と、セットプレート4と、燃料ポンプユニット60と、液質検出ユニット10と、を備える。
燃料タンク8は、エンジン(図示省略)に供給される燃料を貯留する。燃料タンク8に貯留される燃料には、ガソリンとエタノールとが混合されている場合がある。燃料タンク8の上壁には開口が形成されている。
セットプレート4は、燃料タンク8の開口を閉塞する。セットプレート4は、セットプレート4を貫通する開口4a,4bを有する。開口4a,4bは、円筒形状を有する。開口4aの燃料タンク8側には、有底円筒形状を有する容器4c(図3参照)が配置されている。即ち、開口4aは、容器4cの内側と外側とを連通するための開口である。セットプレート4には、燃料ポンプユニット60と、液質検出ユニット10と、吐出ポート16と、が取り付けられている。
燃料ポンプユニット60は、燃料ポンプ64と、フィルタ62,66と、リザーブカップ68と、ポンプ制御回路6と、プレッシャーレギュレータ69と、を備える。リザーブカップ68は、燃料ポンプ64と、フィルタ62,66と、プレッシャーレギュレータ69と、を収容する。リザーブカップ68は、支柱9によってセットプレート4に取り付けられている。リザーブカップ68の底部には、ジェットポンプ(図示省略)が配置されている。ジェットポンプは、例えば、ベンチュリー構造を備えており、燃料ポンプ64から圧送された燃料の流速を利用して、リザーブカップ68外の燃料をリザーブカップ68内に送り込む。
燃料ポンプ64は、リザーブカップ68内の燃料を、燃料ポンプ64内に吸引して昇圧する。燃料ポンプ64は、昇圧された燃料を、燃料ポンプ64外に吐出する。燃料ポンプ64は、導線6aを介して、ポンプ制御回路6に接続されている。ポンプ制御回路6は、燃料ポンプ64を制御する。ポンプ制御回路6は、ケース内に収容され、開口4bに挿入されている。これにより、開口4bは閉塞されている。なお、開口4bとポンプ制御回路6を収容するケースとの間には、Oリング等のシール部材が配置されている。
燃料ポンプ64の吸入側には、フィルタ66が連通している。燃料ポンプ64には、フィルタ66を通過した燃料が吸引される。フィルタ66は、不織布によって、袋状に作製されている。フィルタ66には、図示省略したフレームが収容されており、フィルタ66が、燃料の圧力によって大きく変形されることを防止する。
燃料ポンプ64の吐出側には、フィルタ62が連通している。フィルタ62は、ケース62aと、フィルタ部材62bと、を備える。ケース62aは、燃料ポンプ64の周方向に配置されている。ケース62a内に流入した燃料は、不織布製のフィルタ部材62bによって濾過され、プレッシャーレギュレータ69に送り出される。
燃料ポンプユニット60では、燃料ポンプ64から送りだされた燃料は、プレッシャーレギュレータ69によって調圧されて、燃料ポンプユニット60の送出管67から吐出される。プレッシャーレギュレータ69は、プレッシャーレギュレータ69内の燃料の圧力が所定圧以上になると、過剰な燃料を、吐出口69aからリザーブカップ68内に吐出する。これにより、送出管67から吐出される燃料の圧力を一定圧力に調整する。燃料タンク8内の燃料は、燃料ポンプ64とプレッシャーレギュレータ69とによって一定の圧力に調整され、エンジンに供給される。
燃料ポンプユニット60には、液質検出ユニット10が接続されている。液質検出ユニット10は、燃料供給経路50と、センサユニット30と、を備える。燃料供給経路50は、連通管52と、アダプタ54と、を備える。アダプタ54は、円筒形状を有している。アダプタ54は、燃料ポンプユニット60の送出管67に着脱可能に取り付けられる。例えば、アダプタ54に設けられた凸部が、送出管67に設けられた凹部と係合することによって、アダプタ54が、燃料ポンプユニット60に取り付けられている。この構成によれば、アダプタ54を、燃料ポンプユニット60に容易に着脱することができる。この構成によれば、センサユニット30を、燃料タンク8から容易に取り外すことができる。アダプタ54は、送出管67の送出口67aを覆う。
アダプタ54の上端は上壁によって閉塞されており、上壁を貫通する連通管52が接続されている。連通管52の一方の端は、アダプタ54の上壁を貫通して、アダプタ54の内側に連通している。燃料ポンプユニット60の送出管67から吐出された燃料は、アダプタ54から、連通管52に流れる。連通管52の他方の端は、容器4c内に連通している。この構成によれば、燃料ポンプユニット60から吐出された燃料を、容器4c内に導入することができる。
図2に示すように、センサユニット30は、開口4aに挿入されている。センサユニット30は、ケース14と、制御回路34と、コネクタ12と、蓋体18と、センサ40と、Oリング36と、を備える。ケース14は、セットプレート4の上方に位置する。ケース14は、制御回路34を収容する。制御回路34は、センサ40を制御することによって、燃料のエタノール濃度を検出するための回路である。制御回路34には、IC(Integrated Circuitの略)32が搭載されている。制御回路34は、コネクタ12を介して、図示省略したバッテリから電力が供給される。
ケース14の下方には、蓋体18が配置されている。蓋体18は、開口4aを閉塞する。蓋体18と容器4cとによって、貯留空間39が画定される。貯留空間39は、吐出ポート16に連通している。蓋体18は、開口4aに挿入される蓋部18aと、円筒形状の支持壁18bと、を備える。蓋部18aは、円筒状の開口4aに沿った円柱形状を有する。なお、変形例では、蓋部18aは、円筒形状を有していていもよい。開口4aの内周面と蓋部18aの外周面とは、同心上に配置されている。開口4aの内周面と蓋部18aの外周面との隙間には、Oリング36が配置されている。これにより、開口4aの内周面と蓋部18aの外周面との隙間は、液密に封止されている。支持壁18bは、蓋部18aの下面から、容器4c側に突出している。支持壁18bの内周側には、センサ40が配置されている。センサ40は、貯留空間39内に配置されている。
図3に示すように、センサ40は、基板42と、2個の電極44,46と、温度検出素子48とを備える。なお、図3には、センサ40の他に、支持壁18bと、蓋部18aと、Oリング36と、容器4cの周辺と、が示されている。基板42は、蓋体18に取り付けられている。基板42は、円板形状を有する。基板42の直径は、開口4aの直径よりも小さい。基板42は、支持壁18bの内周面と略同一の外径を有する。基板42は、セットプレート4と平行に配置されている。基板42の下面には、2個の電極44,46と、温度検出素子48と、が配置されている。
2個の電極44,46は、薄膜の導電性の材料(例えば金、銅合金)で作製されている。電極44は、複数個の直線電極部分44bと、接続電極部分44aと、を備える。接続電極部分44aは、基板42と同心上の円弧形状を有しており、基板42の外縁付近に配置されている。複数個の直線電極部分44bのそれぞれは、接続電極部分44aから、直線状に伸びている。複数個の直線電極部分44bは、互いに平行に、等間隔で配置されている。接続電極部分44aは、複数個の直線電極部分44bを、電気的に接続する。
電極46は、複数個の直線電極部分46bと、接続電極部分46aとを備える。接続電極部分46aは、基板42と同心上の円弧形状を有しており、基板42の外縁付近に配置されている。接続電極部分46aは、接続電極部分44aと線対称に配置されている。複数個の直線電極部分46bのそれぞれは、接続電極部分44aから、直線状に伸びている。複数個の直線電極部分46bは、互いに平行に、等間隔で配置されている。また、複数個の直線電極部分46bは、複数個の直線電極部分44bと平行である。接続電極部分46aは、複数個の直線電極部分46bを、電気的に接続する。各直線電極部分46bは、隣り合う2個の直線電極部分44bの隙間に配置されている。
基板42の下面うち、2個の電極44,46が設けられていない部分には、温度検出素子48が配置されている。温度検出素子48は、温度検出素子48自身の温度に応じて、温度検出素子48の抵抗値が変化する。この構成によれば、温度検出素子48を、基板42と別体で配置せずに済む。2個の電極44,46と温度検出素子48とは、バスバー38を介して、制御回路34に電気的に接続されている。
燃料供給ユニット1の動作について説明する。運転者が、例えば、イグニションスイッチを操作して、自動車を始動させると、燃料供給ユニット1が駆動する。燃料供給ユニット1が駆動すると、燃料ポンプ64が駆動する。燃料ポンプ64が駆動すると、リザーブカップ68内の燃料は、燃料ポンプ64に吸引され、昇圧されて、プレッシャーレギュレータ69に送出される。プレッシャーレギュレータ69は、燃料を調圧し、送出管67から燃料を吐出する。また、プレッシャーレギュレータ69は、調圧による余剰燃料を、吐出口69aから吐出する。送出管67から吐出された燃料は、アダプタ54と、連通管52を通過して、容器4c内の貯留空間39に到達する。貯留空間39内の燃料は、貯留空間39内を流れて、吐出ポート16からエンジンに吐出される。この構成によれば、貯留空間39内の燃料が、滞留することを防止することができる。
自動車が始動すると、センサユニット30は、温度検出素子48と、電極44,46と、を用いて、燃料タンク8内の燃料に含まれるエタノール濃度を検出する。具体的には、最初に、制御回路34は、温度検出素子48に直流電圧を供給し、温度検出素子48の電流値から、温度検出素子48の温度を検出する。温度検出素子48は、貯留空間39内の燃料に浸漬されているため、温度検出素子48の温度は、貯留空間39内の燃料の温度と、略同一である。制御回路34は、温度検出素子48の抵抗値と温度検出素子48の温度との相関関係を示す数式を記憶している。温度検出素子48の電流値から、温度検出素子48の抵抗値を算出し、温度検出素子48の抵抗値と数式とを用いて、温度検出素子48の温度、即ち、燃料の温度を検出する。
次いで、制御回路34は、予め決められた周波数(例えば、10Hz〜3MHz)の信号(交流電圧)、又はパルス信号を発生する。制御回路34は、発生した信号を、バスバー38を介して、電極44に供給する。なお、制御回路34は、電極46を接地させている。この構成では、電極44,46によって構成される電極対44,46に電荷が蓄積され、静電容量が発生する。電極44,46は、全体的に貯留空間39内の燃料に浸漬されている。このため、電極対44,46の静電容量は、燃料の誘電率に相関して変動する。燃料の誘電率は、エタノール濃度と温度とによって変化する。制御回路34には、計測された電極対44,46の静電容量を、燃料の誘電率に変換するための回路が実装されている。また、制御回路34には、予め実験あるいは解析によって特定された燃料の誘電率と、検出された燃料の温度と、燃料中のエタノール濃度との関係を示すデータベースが格納されている。制御回路34は、データベースを参照して、燃料の誘電率と、検出された燃料の温度とから、燃料中のエタノール濃度を検出する。制御回路34は、検出されたエタノール濃度を、図示省略したECU(Engine Control Unitの略)に出力する。ECUは、燃料中のエタノール濃度に応じて、エンジンに供給する燃料量を調整する。
上記の実施例では、円形の開口4aに、円柱状の蓋部18aが挿入されており、開口4aと蓋部18aとの隙間を、Oリング36によって封止している。この構成によれば、電極対44,46を利用せずに、開口4aを封止することができる。この結果、電極対44,46を小さくすることができる。また、開口4aと蓋部18aとの隙間が円環形状を有しているため、Oリング36によって、開口4aと蓋部18aとの隙間を容易に封止することができる。
また、開口4aと蓋部18aとが共に円形状を有するため、蓋部18aを開口4aに取り付ける際の開口4aに対する蓋部18aの向きが限定されずに済む。
基板42は、開口4aを通過して、燃料タンク8内に配置される。基板42は、円板形状を有する。この構成によれば、基板42が、矩形状等の円形以外の形状を有する場合と比較して、基板42の面積を大きくすることができる。この結果、電極対44,46の面積を大きくすることができる。
電極44,46では、接続電極部分44a,46aは、円弧形状を有しており、基板42の外縁付近に配置されている。この構成によれば、接続電極部分44a,46a間に配置される直線電極部分44b,46bの長さを、長くすることができる。この結果、電極対44,46の対向面積を大きくすることができる。これにより、電極対44,46の静電容量を大きくすることができるため、エタノール濃度の変化に対する電極対44,46の静電容量の変化を大きくすることができる。
センサユニット30は、蓋体18と、制御回路34と、センサ40と、が一体で設けられている。この構成によれば、蓋体18を、燃料タンク8に配置することによって、制御回路34及びセンサ40を燃料タンク8に配置することができる。制御回路34及びセンサ40の組み付け性を向上することができる。
貯留空間39は、燃料ポンプ64からエンジンに供給される燃料の供給経路上に配置されている。この構成によれば、貯留空間39に燃料を供給するための流路を、個別に設置しなくて済む。
(第2実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。図4に示すように、第2実施例では、センサ140の構成が、センサ40と異なる。センサ140は、基板142と、2個の電極144,146と、を備える。なお、温度検出素子は、基板142とは別に設けられている。基板142は、基板42と同様の構成を有する。
第1実施例と異なる点を説明する。図4に示すように、第2実施例では、センサ140の構成が、センサ40と異なる。センサ140は、基板142と、2個の電極144,146と、を備える。なお、温度検出素子は、基板142とは別に設けられている。基板142は、基板42と同様の構成を有する。
2個の電極144,146は、薄膜の導電性の材料(例えば金、銅合金)で作製されている。電極144は、複数個の円弧電極部分144bと、接続電極部分144aとを備える。接続電極部分144aは、基板142の外縁から基板142の半径方向に、直線状に配置されている。複数個の円弧電極部分144bのそれぞれは、基板142と同心上の円弧形状を有している。複数個の円弧電極部分144bは、接続電極部分144aから基板142の周方向の両側に伸びている。複数個の円弧電極部分144bは、後述する接続電極部分146b近傍まで伸びている。複数個の円弧電極部分144bは、互いに平行に、基板142の半径方向に等間隔に配置されている。接続電極部分144aは、複数個の円弧電極部分144bを、電気的に接続する。
電極146は、複数個の円弧電極部分146bと、接続電極部分146aとを備える。接続電極部分146aは、基板142の半径方向に、直線状に配置されている。接続電極部分146bは、基板142の中心を挟んで、接続電極部分144bの同一の直線上に配置されている。複数個の円弧電極部分146bのそれぞれは、基板142と同心上の円弧形状を有している。複数個の円弧電極部分146bは、互いに平行に、基板142の半径方向に等間隔に配置されている。複数個の円弧電極部分146bは、接続電極部分146aから基板142の周方向の両側に伸びている。複数個の円弧電極部分146bは、接続電極部分144bの近傍まで伸びている。各円弧電極部分146bは、隣り合う2個の円弧電極部分144bの隙間に配置されている。接続電極部分146aは、複数個の円弧電極部分146bを、電気的に接続する。
この構成によれば、電極144,146の面積を大きくすることができる。この結果、電極対144,146の対向面積を大きくすることができる。
(第3実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。図5に示すように、第3実施例では、センサ240の構成が、センサ40と異なる。センサ240は、基板242と、2個の電極244,246と、を備える。なお、温度検出素子は、基板242とは別に設けられている。基板242は、基板42と同様の構成を有する。
第1実施例と異なる点を説明する。図5に示すように、第3実施例では、センサ240の構成が、センサ40と異なる。センサ240は、基板242と、2個の電極244,246と、を備える。なお、温度検出素子は、基板242とは別に設けられている。基板242は、基板42と同様の構成を有する。
2個の電極244,246は、薄膜の導電性の材料(例えば金、銅合金)で作製されている。電極244は、複数個の円弧電極部分244bと、接続電極部分244aとを備える。接続電極部分244aは、基板242の外縁から基板242の半径方向に、直線状に配置されている。複数個の円弧電極部分244bは、接続電極部分244aから基板242の周方向の一方の側(図5の左側)に伸びている。複数個の円弧電極部分244bは、後述する接続電極部分246bの近傍まで伸びている。複数個の円弧電極部分244bのそれぞれは、基板242と同心上の円弧形状を有している。複数個の円弧電極部分244bは、互いに平行に、基板242の半径方向に等間隔に配置されている。接続電極部分244aは、複数個の円弧電極部分244bを、電気的に接続する。
電極246は、複数個の円弧電極部分246bと、接続電極部分246aとを備える。接続電極部分246aは、接続電極部分244aの近傍に、接続電極部分244aと平行に配置されている。複数個の円弧電極部分246bは、接続電極部分246aから基板242の周方向の一方の側(図5の右側)に向かって伸びている。複数個の円弧電極部分246bは、接続電極部分244bの近傍まで伸びている。複数個の円弧電極部分246bのそれぞれは、基板242と同心上の円弧形状を有している。複数個の円弧電極部分146bは、互いに平行に、基板242の半径方向に等間隔に配置されている。各円弧電極部分246bは、隣り合う2個の円弧電極部分244bの隙間に配置されている。接続電極部分246aは、複数個の円弧電極部分246bを、電気的に接続する。
この構成によれば、電極244,246の面積を大きくすることができる。この結果、電極対244,246の対向面積を大きくすることができる。
(第4実施例)
第1実施例と異なる点を説明する。図6に示すように、燃料ポンプ64から吐出された燃料は、送出管367に送出される。プレッシャーレギュレータ69は、送出管367内の燃料の圧力を調節する。調節された燃料は、供給経路320から、供給管318を通過して、吐出ポート316からエンジンに供給される。
第1実施例と異なる点を説明する。図6に示すように、燃料ポンプ64から吐出された燃料は、送出管367に送出される。プレッシャーレギュレータ69は、送出管367内の燃料の圧力を調節する。調節された燃料は、供給経路320から、供給管318を通過して、吐出ポート316からエンジンに供給される。
一方、プレッシャーレギュレータ69は、調圧による余剰燃料を、プレッシャーレギュレータ69の吐出口369aから吐出する。吐出口369aから吐出された燃料は、プレッシャーレギュレータ69のアダプタ取り付け部369bに流入する。アダプタ取り付け部369bは、流入した燃料を、アダプタ54に導入する。燃料は、第1実施例と同様に、アダプタ54から、連通管52を通過して、容器4c内の貯留空間39に導入される。図7に示すように、貯留空間39に導入された燃料は、貯留空間39内を流れて、放出管356から、燃料タンク8内に放出される。なお、本実施例の貯留空間39は、燃料を、燃料タンク8外に吐出するための吐出ポートに連通していない。
貯留空間39は、燃料ポンプ64から吐出ポート316までの間に配置されていない。このため、エンジンに供給される燃料の圧力が低下することを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)センサ40,140,240は、1個の電極対44,46等に加えて、さらに1個以上の電極対を備えていてもよい。例えば、制御回路34は、電極対を利用して、燃料の温度、劣化度等を検出してもよい。
(2)上記の各実施例では、電極対44,46等は、燃料のエタノール濃度を検出するために用いられる。しかしながら、電極対44,46等は、燃料の劣化度、温度等、燃料の誘電率、導電率を用いて検出できる燃料の液質を検出するために用いられてもよい。また、電極対44,46等は、エタノール以外のアルコール燃料の液質を検出するために用いられてもよい。本変形例では、燃料の劣化度及び温度が、「液質」の一例である。
(3)本明細書で開示される液質検出装置は、燃料の液質を検出する装置に限られない。例えば、液質検出装置は、エンジン内のエンジンオイルの性状(例えば、エンジンオイルの温度、液位、誘電率等)を検出してもよい。また、液質検出装置は、自動車以外に用いられる液体の液質を検出してもよい。
(4)上記の各実施例では、プレッシャーレギュレータ69より下流の燃料が、容器4c内の貯留空間39に供給される。しかしながら、容器4c内の貯留空間39には、燃料ポンプ64内の気泡を燃料ポンプ64外に排出するベーパジェットから排出される燃料が供給されてもよいし、燃料ポンプ64とエンジンとを連通する供給管から分岐した燃料が供給されてもよい。あるいは、容器4c内の貯留空間39には、燃料ポンプ64によって昇圧された燃料以外の燃料が、供給されてもよい。
(5)上記の各実施例では、蓋部18aは、円柱形状を有する。しかしながら、蓋部18aの外形形状は、真円以外に、長径と短径とに若干の差がある楕円であってもよいし、真円と比較して若干異形であってもよい。本変形例の構成は、「蓋は、開口の形状に沿った外周形状を有する」構成の一例である。また、蓋部18aのうち、開口4aに挿入される部分のみが、開口4aの形状に沿った外形形状を有しいてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1:燃料供給ユニット、2:燃料供給装置、4:セットプレート、6:ポンプ制御回路、8:燃料タンク、14:ケース、18:蓋体、18a:蓋部、30:センサユニット、34:制御回路、36:Oリング、40:センサ、42:基板、44,46:電極、48:温度検出素子、50:燃料供給経路、52:連通管、54:アダプタ、60:燃料ポンプユニット
Claims (9)
- 液体の液質を検出する液質検出装置であって、
液体を貯留する容器であって、容器内と容器外とを連通する円筒状の開口を有する容器と、
開口に沿った外周形状を有し、開口に挿入されて開口を閉塞する蓋と、
容器の開口と蓋の外周との隙間に配置されるシール部材と、
蓋に支持され、円板形状を有する基板と、
基板上に配置される電極対と、を備える、液質検出装置。 - 電極対に含まれる各電極は、
基板と同心上に、基板の径方向に間隔を開けて配置される複数個の円弧電極部分と、
複数個の円弧電極部分を電気的に接続する接続電極部分と、を備える、請求項1に記載の液質検出装置。 - 電極対に含まれる各電極は、
それぞれが直線状を有しており、互いに平行に間隔を開けて配置される複数個の直線電極部分と、
基板の外周付近において、基板の外周形状に沿った円弧形状を有し、複数個の直線電極部分を電気的に接続する接続電極部分と、を備える、請求項1に記載の液質検出装置。 - 基板の電極対が配置されていない領域に配置される温度検出素子を、さらに備える、請求項1から3のいずれか一項に記載の液質検出装置。
- 蓋は、電極対を用いて液体の液質を検出するための処理回路を収容する収容空間を備える、請求項1から4のいずれか一項に記載の液質検出装置。
- 液質検出装置は、燃料タンクに貯留される燃料の液質を検出し、
容器は、燃料ポンプから内燃機関に供給される燃料が通過する供給経路上に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の液質検出装置。 - 液質検出装置は、燃料タンクに貯留される燃料の液質を検出し、
容器は、燃料ポンプから燃料タンク内に吐出される燃料が通過する燃料経路上に配置される、請求項1から5のいずれか一項に記載の液質検出装置。 - 燃料タンクから吐出される燃料の圧力を調圧するプレッシャーレギュレータの吐出口に着脱可能に接続されるアダプタと、
アダプタと容器とを連通する連通管と、をさらに備える、請求項6又は7に記載の液質検出装置。 - 燃料タンクから燃料を吐出させるための燃料ポンプユニットの送出管に着脱可能に接続されるアダプタと、
アダプタと容器とを連通する連通管と、をさらに備える、請求項6又は7に記載の液質検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013174605A JP2015042955A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 液質検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013174605A JP2015042955A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 液質検出装置 |
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JP2015042955A true JP2015042955A (ja) | 2015-03-05 |
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ID=52696535
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JP2013174605A Pending JP2015042955A (ja) | 2013-08-26 | 2013-08-26 | 液質検出装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015042955A (ja) |
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2013
- 2013-08-26 JP JP2013174605A patent/JP2015042955A/ja active Pending
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