JP2015042457A - 積層体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】添加物を中間層とする積層体の製造搬送中に添加物等が脱落し難く、製造搬送中に中間層を覆う基材シートが捲り上がり難く、生産性が向上する積層体の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の積層体の製造方法は、搬送中の第1基材シート1Aに粘性物或いは粉体からなる添加物4を添加する工程と、該添加物4を挟むように第2基材シート1Bを重ね合わせる工程と、重ね合わされた両基材シート1A,1Bを搬送方向に沿って融着によりシールする工程と、両基材シート1A,1Bをカットする工程とを具備する。添加工程と重ね合わせ工程との間に、第1基材シート1A上の添加物4の外面に筋状の凹部5を形成する工程を備える。シール工程においては、凹部5に対応する位置にてシールし、カット工程においては、シール部6に対応する位置にてカットする。【選択図】図2

Description

本発明は、粘性物或いは粉体からなる添加物を中間層とする積層体の製造方法に関する。
被酸化性金属を含む発熱組成物を基材シートに施してなる発熱体等の積層体を連続的に製造する方法が知られている。本出願人は、先に、被酸化性金属粉末、保水剤、繊維状物及び水を含む原料組成物を抄紙工程で抄紙することにより製造された抄紙発熱体を利用した目用温熱具を提案した(特許文献1)。特許文献1には、抄紙発熱体に、一方へ伸びる切れ込みを多条に形成するものや放射状に点在するエンボス部が形成されたものが記載されている。
特許文献2には、発熱体の製造方法として、発熱体組成物の周辺部において、基材と被覆材とが全周または部分的に粘着、接着、もしくは熱融着によって封着する技術が提案されている。
これらとは別の技術として、特許文献3には、布材、不織布、合成樹脂シート材等からなる被加工シート材を複数枚重ねて、超音波溶着により溶断する超音波溶着装置が提案されている。
特開2009-82570号公報 特開2003-129041号公報 特開2008−119837号公報
特許文献1に記載の技術において、抄紙発熱体に切れ込み形成加工やエンボス加工を施すのは、この加工自体が発熱体の変形を容易にするための加工であり、湿潤状態の発熱体においては、水分により十分な結合力を発現できず、発熱体と基材や被覆材との層間剥離が生じ得る。特に粘性物或いは粉体からなる添加物を中間層とする積層体の製造においては、層間剥離が生じやすく、生産性を向上させることに更なる改良の余地があった。
特許文献2に記載の技術においては、粘着剤や接着剤を通気性がある状態で塗布しても、通気阻害は避けられない。また、基材と被覆材との周縁部の接着に粘着剤や接着剤を用いた場合、加工機内を粘着剤や接着剤で汚染する可能性があり、生産性に問題がある。
また、特許文献3には、粘性物或いは粉体からなる添加物を中間層とする積層体の製造方法に関して、何ら記載されておらず、自ずと、粘性物或いは粉体からなる添加物が存在していた位置、或いは該添加物を介在させて、収納袋を構成する基材シートと被覆シートとを融着させ、その後、融着させた部分を切断することについて、何ら記載されていない。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る粘性物或いは粉体からなる添加物を中間層とする積層体の製造方法を提供することにある。
本発明は、搬送されている帯状の第1基材シートの一面に粘性物或いは粉体を添加する添加工程と、該添加された添加物を挟むように該第1基材シートに帯状の第2基材シートを重ね合わせる重ね合わせ工程と、重ね合わされた該第1基材シート及び該第2基材シートを搬送方向に沿って融着によりシールするシール工程と、該第1基材シート及び該第2基材シートをカットするカット工程とを具備する前記添加物を中間層とする積層体の製造方法であって、前記第1基材シート及び前記第2基材シートの何れか一方は熱融着繊維を含んで形成されており、前記添加工程と前記重ね合わせ工程との間に、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面に搬送方向に延びる筋状の凹部を形成する凹部形成工程を備えており、前記シール工程においては、形成された前記凹部に対応する位置にて前記第1基材シート及び前記第2基材シートをシールし、前記カット工程においては、シールされた部分に対応する位置にて該第1基材シート及び該第2基材シートをカットする積層体の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、粘性物或いは粉体からなる添加物を中間層とする積層体の製造搬送中に層間剥離が生じ難く、生産性が向上する。
図1は、本発明の実施に好適に用いられる装置の一実施形態を示す模式図である。 図2は、図1に示す装置における要部を示す模式斜視図である。 図3は、図2に示すI−I線断面図である。 図4は、図2に示すII−II線断面図である。 図5は、図2に示すIII−III線断面図である。 図6は、本発明の実施に好適に用いられる装置の別の実施形態を示す模式図である。 図7は、図6に示す装置における要部を示す模式斜視図である。 図8は、図7に示すIV−IV線断面図である。
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の積層体の製造方法は、搬送されている帯状の第1基材シートの一面に粘性物或いは粉体からなる添加物を添加する添加工程と、添加された該添加物を挟むように該第1基材シートに帯状の第2基材シートを重ね合わせる重ね合わせ工程と、重ね合わされた該第1基材シート及び該第2基材シートを搬送方向に沿って融着によりシールするシール工程と、該第1基材シート及び該第2基材シートをカットするカット工程とを具備する前記添加物を中間層とする積層体を製造する方法である。
本実施態様の積層体の製造方法で製造される積層体は、例えば、発熱具の備える発熱体である。発熱具は、発熱体の全体を通気性の被覆シートで被覆して構成されている。発熱体は、発熱組成物の層(以下「発熱層」とも言う。)を挟むように、同一の又は異なる材質の基材シートを配置した積層構造体である。即ち、本実施態様の製造方法で製造される発熱体においては、発熱層が、基材シートの一面に粘性物或いは粉体を添加してなる添加物であり、発熱体における中間層でもある。発熱層は、被酸化性金属粉、電解質及び水を含んでいる含水層である。発熱層は、被酸化性金属粉の酸化反応を利用して熱を生じさせるものである。
図1は、本実施態様の発熱体の製造方法及び該発熱体を備える発熱具の製造方法に用いられる加工装置100A(以下、単に加工装置ともいう。)の一実施形態を模式的に示したものである。以下においては、加工装置100Aを説明するとともに、本発明の積層体の製造方法の一実施態様を、製造装置100Aを用いて、図1〜図5を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の加工装置100Aは、上流側から下流側に向かって、粘性物或いは粉体からなる添加物を添加する添加部10、添加部10で添加された添加物の外面に凹部を形成する凹部形成部20、互いの基材シートを重ね合わせる重ね合わせ部30、凹部に沿って基材シートどうしを密着させる密着部40、凹部に対応する位置にて基材シートどうしを融着によりシールするシール部50、シールされた部分に対応する位置にて基材シートをカットするカット部60、各発熱体に裁断する裁断部70、各発熱体の間隔を調整するリピッチ部80、各発熱体を排出する排出部90及び発熱体に被覆シートを被覆する被覆部95を備えている。また、添加部10は、上流側から下流側に向かって、粘性物を塗工する塗工部11と粉体を散布する散布部12とを有している。したがって、本実施形態では、粘性物及び粉体からなる添加物を添加することとなる。
以下の説明では、ローラを周方向に回転させることによりシートを搬送する方向(基材シートの長手方向)をY方向、搬送する方向と直交するローラ回転軸方向及び搬送されるシートの幅方向をX方向、搬送されるシートの厚み方向をZ方向として説明する。
添加部10の塗工部11は、図1,図2に示すように、粘性物を塗工するダイコータ13を備えている。本実施態様においては、先ず、第1基材シートの原反ロール1A’から第1基材シート1Aを繰り出し、Y方向に搬送する。そしてY方向に搬送されている帯状の第1基材シート1Aの一面に、ダイコータ13によって粘性物2をY方向に沿って連続的に塗工することで帯状に添加する(添加工程)。これによって該一面に粘性物2からなる塗工層がY方向に沿って連続的に形成される。粘性物2は、粘性物2の添加によって、粘性物2中の水はその一部が第1基材シート1Aに吸収されることが好ましい。尚、加工装置100Aにおいては、ダイコータ13を用いているが、ダイコータ13に替えて、ローラ塗布、スクリーン印刷、ローラグラビア、ナイフコーティング、カーテンコーター等を用いてもよい。粘性物は、図示していない調製装置によって予め調製されている。
塗工部11において塗工される粘性物2は、電解質を含まず、かつ少なくとも被酸化性金属粉及び水を含むものである。必要に応じ反応促進剤が粘性物2に含まれていてもよい。ここでいう電解質は、被酸化性金属粉に形成された酸化物を溶解させる目的で添加される電解質を意味し、すべての電解質を一切含まないという意味ではない。後述する電解質添加工程で添加する電解質を実質的に含まないということであり、水として水道水を用いた場合に該水道水中に含まれる塩素成分などは、ここでいう電解質ではない。つまり、発熱体に、一定の継続した発熱状態を付与できない電解質は、ここでいう電解質ではない。
粘性物2の調製は、例えば被酸化性金属粉と反応促進剤とを混合した後、更に水を加えつつ、均一になるまで混合して行うことができる。粘性物2の調製中に、被酸化性金属の表面が、例えば反応促進剤等によって傷つき該被酸化性金属の酸化が一時的に生じたとしても、粘性物2中には電解質が含まれていないので、酸化によって形成された酸化被膜の溶解が生じず、それ以上の酸化が妨げられる。したがって、被酸化性金属は電解質と接するまでは実質的な酸化が進行しない。それゆえ、粘性物2の保管中の酸化反応の進行を抑えることができ、発熱ロスを低減できる。また、粘性物2に電解質が含まれていないことによって、塗工前や塗工中の粘性物2の成分は良好な分散性を維持する。また、粘性物2に電解質が含まれていないことによって、調整装置からダイコータ13に繋ぐ配管などの設備の腐食を抑制することができる。以上のことから、添加工程において、被酸化性金属粉を空気と遮断するための特別の手当は必要ない。
粘性物2は、被酸化性金属粉100質量部に対して、水を25質量部以上、特に35質量部以上含むことが好ましい。また粘性物2は、被酸化性金属粉100質量部に対して、水を85質量部以下、特に75質量部以下含むことが好ましい。例えば粘性物2は、被酸化性金属粉100質量部に対して、水を25質量部以上85質量部以下、特に35質量部以上75質量部以下含むことが好ましい。更に粘性物2中に含まれている水の割合は、粘性物2の全体の質量に対して18質量%、特に23質量%以上であることが好ましい。また粘性物2中に含まれている水の割合は、粘性物2の全体の質量に対して48質量%以下、特に43質量%以下であることが好ましい。例えば粘性物2中に含まれている水の割合は18質量%以上48質量%以下、特に23質量%以上43質量%以下であることが好ましい。
粘性物2の粘度は23℃・50RHにおいて、好ましくは500mPa・s以上、特に好ましくは1000mPa・s以上であり、好ましくは30000mPa・s以下、特に好ましくは15000mPa・s以下、更に特に好ましくは10000mPa・s以下であり、例えば、500〜30000mPa・s、特に1000〜15000mPa・s、とりわけ1000〜10000mPa・sであることが好ましい。粘粘度の測定には、B型粘度計の4号ローターを用いた。測定は、ローターを6rpmで回転させて行った。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、塗工部11の下流に散布部12が設置されている。散布部12は、電解質3の散布装置14を備えている。散布装置14としては、例えばスクリューフィーダ、電磁フィーダ、オーガ式フィーダ等を用いることができる。本実施態様においては、搬送されている帯状の第1基材シート1Aの一面に形成された塗工層(粘性物2)に向けて、散布装置14により電解質3を固体状態でY方向に沿って連続的に散布する(添加工程)。散布された電解質3は、直ちに又は所定の時間にわたって徐々に塗工層中に溶解し発熱層4を形成する。電解質3の添加に際しては、例えば香り成分のカプセルなどの他の固体成分(ただし被酸化性金属の粒子は除く)が共存してもよいが、好ましくは電解質3のみを単独で添加する。共存させる場合、他の固体成分は、先に述べた粘性物中に配合されることが好ましい。電解質3を単独で添加することで、それ以外の固体成分の発熱層4における分散性が向上するという有利な効果が奏される。特に、電解質3を固体状態で散布することで、粘性物2の水分量を少なくすることができ、基材シートに吸水させる水分量も少なくすることができるため、基材シートの坪量を減少させることができるという有利な効果が奏される。
固体状態で散布される電解質3は、その形態に特に制限はない。例えば個々の粒子が目視可能な程度の大きさを有する粒状体でもよく。肉眼では目視不可能な程度の大きさを有する小粒子でもよい。粘性物2の塗工によって形成された塗工層への円滑な溶解の点からは、電解質3を小粒子の集合体としての粉体(粉末)の状態で散布することが好ましい。このように加工装置100Aにおいては、添加工程は、粘性物2を添加した後に、少なくとも電解質3を含む粉体を添加する。例えば平均粒子径が50以上1000μm以下、特に100以上800μm以下である粉体の状態で、電解質3を散布することが好ましい。平均粒子径は、例えばJIS Z8801の標準ふるいを用いたふるい分け方法によって測定できる。
電解質3は、発熱体の使用時までに発熱層4に対して均一に存していればよく、電解質3の添加工程において電解質3を塗工層に対し均一に散布しなくてもよい。
なお、本実施態様においては、塗工層(粘性物2)に電解質3が散布されることで発熱層4が形成され、被酸化性金属の酸化が開始するところ、この酸化を抑制するために、これ以降の製造ラインを非酸化性雰囲気に保つことが好ましい。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、散布部12の下流に凹部形成部20が設置されている。凹部形成部20は、加工装置100Aにおいては、凹部形成ローラ(回転ローラ)21を備えている。凹部形成ローラ21は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製の円盤形状のローラである。凹部形成ローラ21は、搬送されている第1基材シート1AのX方向中央部に配されている。凹部形成ローラ21の周面形状は回転軸を通る断面で見たときに、矩形状でもよいが、R形状を有する方が発熱層4を幅方向へスムーズに押し分けることができて好ましい。凹部形成ローラ21は、搬送されている第1基材シート1Aに接することにより連れ回るようになっていてもよく、ローラの回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転するようになっていてもよい。凹部形成ローラ21は、添加物の付着抑制の観点から、樹脂製であっても構わない。
凹部形成ローラ21の幅(X方向の長さ)は、第1基材シート1Aの一面に形成された発熱層4の幅(X方向の長さ)の1/50以上〜1/5以下であることが好ましく、具体的には、2mm〜20mm程度である。凹部形成ローラ21は、ローラの回転軸にX方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。更に、凹部形成ローラ21は、ローラの回転軸にZ方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。
本発明の積層体の製造方法においては、添加工程と重ね合わせ工程との間に、第1基材シートの一面に添加された添加物の外面に搬送方向に延びる筋状の凹部を形成する凹部形成工程を備えている。本実施態様の凹部形成工程は、回転ローラを用い、第1基材シートの一面に添加された添加物の外面上から該回転ローラにより該添加物を押圧して筋状の凹部を形成する。具体的には、上述した添加工程と、後述する重ね合わせ工程との間で、搬送されている帯状の第1基材シート1Aの一面に添加されて形成された発熱層4の外面(Z方向の上面)に、凹部形成ローラ21の周面を当接させて発熱層4の外面(Z方向の上面)を押圧し、発熱層4が幅方向(X方向)に押し分けられることで、Y方向に連続的に延びる筋状の凹部5を形成する(凹部形成工程)。図3には、凹部形成工程において、第1基材シート1Aの一面上の発熱層4の外面(Z方向の上面)に形成された凹部5が図示されている。
尚、本実施態様においては、筋状の凹部5が、搬送されている帯状の第1基材シート1AのX方向中央部に形成されているが、X方向に往復移動が可能な機構を凹部形成ローラ21が有していれば、X方向の位置を自在に変更することができる。また、Z方向に往復移動が可能な機構を凹部形成ローラ21が有していれば、凹部形成ローラ21による発熱層4の外面(Z方向の上面)への押圧の程度を調整することができ、押圧により形成される凹部5の成形状態を調整することができる。
次に、本実施態様においては、図1,図2に示すように、重ね合わせ部30にて、帯状の第1基材シート1Aの一面に添加されて形成された発熱層4を挟むように、帯状の第1基材シート1Aに帯状の第2基材シート1Bを重ね合わせる。言い換えれば、発熱層4の全体を被覆するように、別に搬送されている第2基材シート1Bを、ローラ31を介して発熱層4の上に重ねる。以上の工程によって、発熱層4が第1基材シート1Aと第2基材シート1Bとによって挟持された構造を有し、かつ連続長尺物からなる発熱体7Aが形成される。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、重ね合わせ部30の下流に密着部40が設置されている。密着部40は、加工装置100Aにおいては、弾性部材からなるゴムローラ41を備えている。ゴムローラ41の幅(X方向の長さ)は、少なくとも、凹部形成部20で形成された凹部5の幅(X方向の長さ)よりも広く形成されていることが好ましく、加工装置100Aにおいては、連続長尺状の発熱体7AのX方向全長に亘って配されている。ゴムローラ41は、搬送されている連続長尺状の発熱体7Aに接することにより連れ回るようになっていてもよく、ローラの回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって、シートの搬送方向に対して正方向に或いは逆方向に回転するようになっていてもよい。ゴムローラ41は、ローラの回転軸にZ方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。ゴムローラ41に替えて、スポンジ等の多孔質で柔軟な材質からなるローラを用いてもよい。
本実施態様においては、重ね合わせ工程とシール工程との間に、形成された凹部に沿って第1基材シートに添加された添加物に第2基材シートを密着させる密着工程を備えている。具体的には、上述した重ね合わせ工程と、後述するシール工程との間で、搬送されている帯状の第1基材シート1Aの一面に添加されて形成された発熱層4の外面(Z方向の上面)をゴムローラ41によりX方向の全域を押圧し、形成された凹部5に沿って、発熱層4の外面(Z方向の上面)に第2基材シート1Bを密着させる(密着工程)。図4には、密着工程において、第1基材シート1Aの一面上の発熱層4の外面(Z方向の上面)に形成された凹部5に沿って第2基材シート1Bが密着した状態が図示されている。
尚、Z方向に往復移動が可能な機構をゴムローラ41が有していれば、ゴムローラ41による発熱層4の外面(Z方向の上面)への押圧の程度を調整することができ、形成された凹部5への密着状態を調整することができる。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、密着部40の下流にシール部50が設置されている。シール部50は、加工装置100Aにおいては、円盤状のシールローラ51を備えている。シールローラ51は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属性の加熱可能な円盤形状のローラである。シールローラ51は、凹部形成部20で形成された凹部5の幅以下に形成されている。シールローラ51は、搬送されている連続長尺状の発熱体7Aに接することにより連れ回るようになっていてもよく、ローラの回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって、シートの搬送方向に対して正方向に或いは逆方向に回転するようになっていてもよい。
シールローラ51の幅(X方向の長さ)は、第1基材シート1Aの一面上の発熱層4に形成された凹部5の幅(X方向の長さ)の0.1倍以上1.0倍以下であることが好ましく、0.3倍以上0.8倍以下であることが更に好ましく、具体的には、2mm〜20mm程度である。シールローラ51は、ローラの回転軸にX方向に往復移動が可能な機構を有している。尚、シールローラ51は、ローラの回転軸にZ方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。
本実施態様においては、重ね合わされた第1基材シート1A及び第2基材シート1Bを、シールローラ51に当接させて、搬送方向(Y方向)に沿って融着によりシールする(シール工程)。シール工程においては、形成された凹部5に対応する位置にて、シールローラ51にて押圧し、第1基材シート1A及び第2基材シート1Bを融着によりシールする。このようにシールすることにより、凹部5に対応する位置に、Y方向に連続するシール部6が形成される。シール部6においては、第1基材シート1A及び第2基材シート1Bが、発熱層4に形成された凹部5を介してシールされている。ここで、「シール」とは、第1基材シート1A及び第2基材シート1Bが、容易に剥離しない程度に接合していることを意味する。
本実施態様においては、X方向に往復移動が可能な機構をシールローラ51が有しているので、発熱層4の外面(Z方向の上面)に形成された凹部5に対応する位置に、シールローラ51の位置を適宜変更することができる。尚、Z方向に往復移動が可能な機構をシールローラ51が有していれば、シールローラ51による連続長尺状の発熱体7Aへの押圧の程度を調整することができ、シール部6のシール状態を調整することができる。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、シール部50の下流にカット部60が設置されている。カット部60は、加工装置100Aにおいては、円盤状のスコアカッター61を備えている。スコアカッター61は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属性の円盤形状のローラである。スコアカッター61は、その周面全体に第1基材シート1A及び第2基材シート1Bをカットするための刃先を有している。スコアカッター61は、ローラの回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって、シートの搬送方向に対して正方向に或いは逆方向に回転するようになっている。
スコアカッター61は、その回転軸にX方向に往復移動が可能な機構を有している。尚、スコアカッター61は、その回転軸にZ方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。
本実施態様においては、シールされた部分(シール部6)に対応する位置にて第1基材シート1A及び第2基材シート1Bをカットする(カット工程)。カット工程においては、形成されたシール部6の幅方向略中央に対応する位置にて、スコアカッター61によって連続長尺状の発熱体7Aをカットする。このようにカットすることにより、X方向に並置された2本の連続長尺状の発熱体7Aが形成される。図5には、カット工程において、発熱層4の外面(Z方向の上面)に形成されていた凹部5の部分を介して、第1基材シート1Aと第2基材シート1Bとがシール部6でシールされた状態が図示されている。すなわち、2本の連続長尺状の発熱体7Aは、それぞれが対向する側縁部にシール部6が形成されており、その側縁部において第1基材シート1Aと第2基材シート1Bとが接合されている。
本実施態様においては、X方向に往復移動が可能な機構をスコアカッター61が有しているので、1本の連続長尺状の発熱体7AのX方向中央部に形成されたシール部6の幅方向(X方向)中央に対応する位置、言い換えれば、発熱層4の外面(Z方向の上面)に形成された凹部5の幅方向(X方向)中央に対応する位置に、スコアカッター61の位置を適宜変更することができる。尚、Z方向に往復移動が可能な機構をスコアカッター61が有していれば、スコアカッター61によるシール部6への押圧の程度を調整することができる。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、カット部60の下流に裁断部70が設置されている。裁断部70は、加工装置100Aにおいては、周面にカッター刃71を有するロータリーダイカッター72とアンビルローラ73とを備えている。ロータリーダイカッター72のカッター刃71は、X方向に並置された2本の連続長尺状の発熱体7Aの全体の幅(X方向の長さ)よりも幅広に形成されている。
本実施態様においては、ロータリーダイカッター72とアンビルローラ73との間に、2本の連続長尺状の発熱体7Aを搬送して、カッター刃71で裁断し、一対の毎葉の発熱体7を連続的に製造する。
連続長尺状の発熱体7Aの裁断は、各発熱体7Aの幅方向に延びるように行われればよく、例えば各発熱体7Aの幅方向にわたって直線的に行うことができる。あるいは、裁断線が曲線を描くように裁断を行うことができる。いずれの場合であっても、裁断によってトリムが発生しないような裁断パターンを採用することが好ましい。
本実施態様においては、重ね合わされた第1基材シート1A及び第2基材シート1Bを、ロータリーダイカッター72とアンビルローラ73とを備える裁断部70において、搬送方向(Y方向)とは交差する方向にわたり裁断して、列状に配置された毎葉の複数枚の発熱体を形成する(裁断工程)。
形成された毎葉の複数枚の発熱体それぞれは、その一辺にシール部6が形成され、該シール部6において、第1基材シート1Aと第2基材シート1Bとが接合されていることとなる。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、裁断部70の下流にリピッチ部80が設置されている。リピッチ部80は、加工装置100Aにおいては、搬送ベルト81を備えている。搬送ベルト81は、その搬送速度が、裁断部70に設置されたアンビルローラ73の周速よりも高くなっている。
本実施態様においては、一対の毎葉の発熱体7を連続的に、速度の高い搬送ベルト81上に載置し、搬送方向(Y方向)において前後に隣り合う発熱体7間の距離を広げ、所定の距離を置いて発熱体7を再配置する。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、リピッチ部80の下流に排出部90が設置されている。排出部90は、加工装置100Aにおいては、フライトコンベアを備えている。フライトコンベアは、回転軸が互いに平行になるように配置されている複数のローラ91と、各ローラ91間に架け渡された無端ベルト92とを有している。無端ベルト92は、図1中、矢印方向(反時計方向)に周回するようになされている。無端ベルト92の周回軌道は、その一部に、被搬送物の支持面が鉛直方向(Z方向)下方を向く部位92aを有している。フライトコンベアは、無端ベルト92の内部における、前記下方を向く部位92aの位置に、サクションボックス93を有している。また、無端ベルト92には、サクションボックス93を起動することで、周回軌道の外部から内部へ向けて空気を吸引するための透孔(不図示)が複数設けられている。また、加工装置100Aにおいては、フライトコンベアよりも上流のいずれかの位置に欠陥検出用のセンサ(図示せず)が配置されている。そして該センサによって発熱体7の欠陥を検出することができるようになっている。
本実施態様においては、一対の毎葉の発熱体7を、フライトコンベアに搬送して、下方を向く部位92aに搬送する。下方を向く部位92aにおいては、無端ベルトに設けられた透孔から吸引することで一対の毎葉の発熱体7をつり下げられた状態で支持し、無端ベルト92が周回することで毎葉の発熱体7を搬送する。そして、つり下げられた状態で発熱体7を搬送している際に、欠陥検出用のセンサで検出された欠陥品が下方を向く部位92aの排出ポイントに到達したら、当該排出ポイントにおけるサクションボックス93による空気の吸引を吹き出しに切り替え、欠陥品を落下させ、製造ラインから排出する。
次に、加工装置100Aにおいては、図1,図2に示すように、排出部90の下流に被覆部95が設置されている。被覆部95は、加工装置100Aにおいては、無端ベルト96を備えている。
本実施態様においては、排出部90を通過してきた発熱体7を、連続長尺物からなる第1被覆シート8Aを搬送する無端ベルト96に受け渡す。この受け渡しは、排出部90から被覆部95への発熱体7の受け渡しの際に、無端ベルト92の透孔(不図示)を通じて行っていた吸引を停止することで行う。
本実施態様においては、無端ベルト96により搬送されている連続長尺物からなる第1被覆シート8A上に、一対の発熱体7を、搬送方向(Y方向)に間欠的に配置する。そして、発熱体7の全体を被覆するように、連続長尺物からなる第2被覆シート8Bを重ね合わせる。以上の工程によって、発熱体7が第1被覆シート8Aと第2被覆シート8Bとによって挟持された構造を有し、かつ連続長尺物からなる発熱具9が形成される。その後、本実施態様においては、連続長尺物からなる発熱具9を、無端ベルト96によって封止部(不図示)に導入する。封止部(不図示)は、周面にシール凸部を有する第1のローラ(不図示)と、同じく周面にシール凸部を有する第2のローラ(不図示)とを備えている。封止部(不図示)においては、各発熱具9の前後左右から延出している第1及び第2被覆シート8A,8Bの延出部を、ヒートシールによって接合し、各発熱体7を取り囲むように接合する。このようにして、一対の発熱体7,7が第1被覆シート8A及び第2被覆シート8Bによって被覆されてなる連続長尺状の発熱具9を製造する。この連続長尺状の発熱具9を、Y方向に隣り合う発熱体7同士の間毎に、幅方向(X方向)にわたって裁断し、発熱具9を連続的に製造する。
本発明の積層体の製造方法においては、使用される第1基材シート1A及び第2基材シート1Bの少なくとも何れか一方は熱融着性繊維を含んで形成されている。本実施態様の発熱体の製造方法においては、シール工程においてシート同士を融着させる観点から、何れの基材シート1A,1Bも熱融着性繊維を含んで形成されていることが好ましい。また、本実施態様の発熱体の製造方法においては、第1基材シート1A及び第2基材シート1Bの何れか一方又は、何れの基材シート1A,1Bも、発熱層中の水分コントロールの観点、及びシート同士を融着させる観点から、親水性繊維を有する層と熱融着繊維を有する層とが重なってラミネートされているシートであることが好ましい。
熱融着性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、低融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面が親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン複合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル複合繊維等が挙げられる。複合繊維を用いる場合には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複合繊維の何れをも用いることができる。これらの熱融着性繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。
熱融着性繊維は、一般にその繊維長が30mm〜70mmであることが好ましく、その維径が1.0dtex〜50dtexであることが好ましい。第1基材シート1A又は第2基材シート1Bに占める熱融着性繊維の割合は、0.1質量%以上10質量%以下、特に0.5質量%以上5質量%以下であることが好ましい。
親水性繊維としては、天然繊維及び合成繊維のいずれも用いることができる。基材シート1A,1Bの構成繊維として親水性繊維を含有することで、例えば、発熱体7の発熱層4に含まれる被酸化性金属粉との間で水素結合が形成され易くなり、発熱層4の保形性が良好になるという利点がある。また、親水性繊維を含有することで、基材シート1A,1Bの吸水性ないし保水性が良好になり、例えば、発熱体7の発熱層4の含水率をコントロールし易くなるという利点もある。これらの観点から、親水性繊維としては、セルロース繊維を用いることが好ましい。セルロース繊維としては化学繊維(合成繊維)及び天然繊維を用いることができる。
セルロースの化学繊維としては、例えばレーヨン及びアセテートを用いることができる。一方、天然のセルロース繊維としては、各種の植物繊維、例えば木材パルプ、非木材パルプ、木綿、麻、麦藁、ヘンプ、ジュート、カポック、やし、いぐさ等が挙げられる。これらのセルロース繊維のうち、太い繊維を容易に入手できる等の観点から、木材パルプを用いることが好ましい。セルロース繊維として太い繊維を用いることは、基材シート1A,1Bの吸水性ないし保水性や、発熱体7の発熱層4の保持性等の観点から有利である。
親水性繊維は、その繊維長が0.5以上6mm以下、特に0.8以上4mm以下であることが、湿式法又は乾式法での基材シートの製造が容易である点から好ましい。第1基材シート1A及び第2基材シート1Bそれぞれが熱融着性繊維を含んでいる場合に占める親水性繊維の割合は、20質量%以上99.9質量%以下、特に50質量%以上99.5質量%以下であることが好ましい。また、第1基材シート1A又は第2基材シート1Bのどちらか一方が熱融着性繊維を含んでいる場合、他方に占める親水性繊維の割合は、20質量%以上100質量%以下、特に50質量%以上100質量%以下であることが好ましい。
第1基材シート1A,第2基材シート1Bの少なくともいずれかには、吸水性ポリマーの粒子が含まれていてもよい。基材シート1A,1Bに吸水性ポリマーの粒子が存在する場合、第1及び第2基材シート1A,1Bとしては、例えば、(イ)吸水性ポリマーの粒子、熱融着性繊維及び親水性繊維が均一に混合した状態の1枚のシートを用いることができる。また第1及び第2基材シート1A,1Bとしては、(ロ)吸水性ポリマーの粒子が、該基材シートの厚み方向略中央域に主として存在しており、かつ該基材シートの表面には該粒子が実質的に存在していない構造を有するワンプライのものを用いることができる。更に第1及び第2基材シート1A,1Bとしては、(ハ)熱融着性繊維又は親水性繊維を含む同一の又は異なる繊維シート間に、吸水性ポリマーの粒子が配置された2枚の繊維シートの重ね合わせ体を用いることもできる。これら種々の形態をとり得る基材シート1A,1Bのうち、発熱体7の発熱層4の含水率のコントロールを容易に行い得る観点から、基材シートとしては、(ロ)の形態のものを用いることが好ましい。
吸水性ポリマーとしては、自重の20倍以上の液体を吸収・保持できかつゲル化し得るヒドロゲル材料を用いることが好ましい。粒子の形状は、球状、塊状、ブドウ房状、繊維状等であり得る。粒子の粒径は、1以上1000μm以下、特に10以上500μm以下であることが好ましい。吸水性ポリマーの具体例としては、デンプン、架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体などが挙げられる。吸水性ポリマーの粒子は、基材シート1A,1Bに含まれる繊維材料に接合されていることが好ましい。接合には、例えば吸水性ポリマーの粒子を湿潤させることで生ずる粘性を利用することができる。また、繊維材料からなるウェブに対し、重合性モノマー及び/又は該モノマーの重合進行物を含有する液状体を付着させ、重合させて形成した吸水性ポリマーの粒子を用いたものでもよい。この吸水性ポリマーの粒子は、繊維材料に接合された状態になっている。
第1基材シート1A又は第2基材シート1Bに占める吸水性ポリマーの割合は、10質量%以上70質量%以下、特に20質量%以上60質量%以下であることが、基材シート1A,1Bの吸水性ないし保水性を好適なものとする観点及び発熱層4の含水率のコントロールの観点から好ましい。なお、この割合は、基材シート1A,1B上に発熱組成物の層が形成される前の乾燥状態にある該基材シート1A,1Bについて測定された値である。
各基材シート1A,1Bは、その坪量が好ましくは10g/m以上、より好ましくは35g/m以上であり、また、好ましくは200g/m以下、より好ましくは150g/m以下である。基材シート1A,1Bの坪量をこの範囲内に設定することで、湿潤状態における基材シート1A,1Bの強度を十分に確保することができ、また基材シート1A,1Bの吸水性ないし保水性を好適なものとすることができる。基材シート1A,1Bに含まれる吸水性ポリマーの坪量は、好ましくは5g/m以上、より好ましくは10g/m以上であり、また、好ましくは150g/m以下、より好ましくは100g/m以下である。吸水ポリマーの坪量をこの範囲内に設定することで、基材シート1A,1Bの吸水性ないし保水性を一層好適なものとすることができる。また、発熱組成物の層の含水率を一層コントロールし易くなる。これらの坪量は、基材シート1A,1B上に発熱層が形成される前の乾燥状態にある該基材シート1A,1Bについて測定された値である。
発熱層4に含まれる被酸化性金属粉としては、鉄、アルミニウム、亜鉛、マンガン、マグネシウム、カルシウム等が挙げられる。被酸化性金属の粒子の粒径は、例えば0.1μm以上300μm以下程度とすることができる。発熱層4は、被酸化性金属粉に加えて電解質及び水を含んでいる。また反応促進剤を含んでいてもよい。反応促進剤としては、水分保持剤として作用するほかに、被酸化性金属への酸素保持/供給剤としての機能も有しているものを用いることが好ましい。反応促進剤としては例えば活性炭(やし殻炭、木炭粉、暦青炭、泥炭、亜炭)、カーボンブラック、アセチレンブラック、黒鉛、ゼオライト、パーライト、バーミキュライト、シリカ等が挙げられる。電解質としては、被酸化性金属の粒子の表面に形成された酸化物の溶解が可能なものが用いられる。その例としてはアルカリ金属、アルカリ土類金属又は遷移金属の硫酸塩、炭酸塩、塩化物又は水酸化物等が挙げられる。これらの中でも、導電性、化学的安定性、生産コストに優れる点からアルカリ金属、アルカリ土類金属又は遷移金属の塩化物が好ましく用いられ、特に塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化第一鉄、塩化第二鉄が好ましく用いられる。
基材シート1A,1Bの坪量が先に述べた範囲であることを条件として、発熱体7における被酸化性金属の量は、坪量で表して好ましくは100g/m以上、より好ましくは200g/m以上であり、また、好ましくは3,000g/m以下、より好ましくは1,500g/m以下であることが、十分な発熱量を確保する観点から望ましい。発熱体7における反応促進剤の量は、好ましくは4g/m以上、より好ましくは8g/m以上であり、また、好ましくは300g/m以下、より好ましくは150g/m以下、特に好ましくは100g/m以下であることが、長時間にわたり安定な発熱を維持する観点から望ましい。同様の理由によって、発熱体7における電解質の量は、好ましくは4g/m以上、より好ましくは5g/m以上であり、また、好ましくは80g/m以下、より好ましくは40g/m以下、特に好ましくは30g/m以下である。
第1被覆シート8A及び第2被覆シート8Bは、それらのうちの少なくとも一方が通気性を有している。通気性を有している被覆シートにおける通気度(JIS P8117 B型、以下、通気度というときにはこの方法の測定値を言う)は、好ましくは1秒/(100ml・6.42cm)以上、より好ましくは10秒/(100ml・6.42cm)以上であり、また、好ましくは50,000秒/(100ml・6.42cm)以下、より好ましくは40,000秒/(100ml・6.42cm)以下である。他方の被覆シートも通気性を有している場合には、その通気度は前記通気度よりも低いことが好ましい。例えばその通気度は、前記通気度よりも低いことを条件として、好ましくは200秒/(100ml・6.42cm)以上、より好ましくは300秒/(100ml・6.42cm)以上であり、また、好ましくは150,000秒/(100ml・6.42cm)以下、より好ましくは100,000秒/(100ml・6.42cm)以下である。
以上説明したように、加工装置100Aを用いて発熱体及び該発熱体を備える発熱具を製造する本実施態様の製造方法によれば、搬送されている帯状の第1基材シート1Aの一面に、添加されて形成された発熱層4(添加物)を挟むように、帯状の第2基材シート1Bを重ね合わせるので、発熱層4(添加物)を中間層とする発熱体7(積層体)の製造搬送中に、発熱層4(添加物)等が脱落し難い。また、本実施態様の製造方法によれば、添加工程と重ね合わせ工程との間に、第1基材シート1Aの一面に添加されて形成された発熱層4(添加物)の外面に搬送方向(Y方向)に延びる筋状の凹部5を形成する凹部形成工程を備えており、シール工程において、形成された凹部5に対応する位置にて第1基材シート1A及び第2基材シート1Bをシール部6にてシールし、カット工程において、シールされた部分(シール部6)に対応する位置にて第1基材シート1A及び第2基材シート1Bをカットする。特に、本実施態様の製造方法によれば、凹部形成ローラ21により発熱層4を押圧して幅方向に押し分けられることで、凹部5を形成している。その為、凹部5に対応する位置にて第1基材シート1A及び第2基材シート1Bの間隔が狭く、シール部6にてシートどうしを融着してシールすることができる。従って、製造搬送中に、発熱体7の層間剥離が生じ難く、発熱体7又は発熱具9の生産性が向上する。尚、接着剤を用いずに、融着によるシールにより第1基材シート1A及び第2基材シート1Bを固定しているので、発熱層4の発熱反応を阻害し難い。
上述したように、本実施態様の発熱体及び該発熱体を備える発熱具の製造方法においては、一対の毎葉の発熱体7を、フライトコンベアに搬送して、下方を向く部位92aに搬送し、該部位92aにおいては、一対の毎葉の発熱体7を、つり下げた状態で搬送する。その際、毎葉の発熱体7の縁部の少なくとも1か所に、第1基材シート1A及び第2基材シート1Bがシールされてシール部6が形成されているので、発熱体7の層間剥離が生じ難く、発熱体7又は発熱具9の生産性が向上する。
また、本実施態様の発熱体及び該発熱体を備える発熱具の製造方法においては、ロータリーダイカッター72とアンビルローラ73との間に、連続長尺状の発熱体7Aを搬送して、カッター刃41で裁断し、一対の毎葉の発熱体7を連続的に製造する。その際、凹部5に対応する位置にて第1基材シート1A及び第2基材シート1Bがシール部6にてシールされているので、発熱体7の層間剥離が生じ難く、発熱体7又は発熱具9の生産性が向上する。
また、本実施態様の発熱体及び該発熱体を備える発熱具の製造方法においては、重ね合わせ工程とシール工程との間に、形成された凹部5に沿って第1基材シート1Aに添加された発熱層4(添加物)に第2基材シート1Bを密着させる密着工程を備えている。その為、凹部5に対応する位置にて第1基材シート1A及び第2基材シート1Bがシール部6にてシールされ易くなる。
次に、本発明の積層体の製造方法の別の実施態様を説明する。図6,図7は、別の実施態様の発熱体の製造方法及び該発熱体を備える発熱具の製造方法に用いられる別の実施形態の加工装置100Bを模式的に示したものである。加工装置100Bについては、先の加工装置100Aと異なる点について主として説明し、同様の点については同一の符号を付して説明を省略する。特に言及しない点については、先の加工装置100Aに関する説明及び加工装置100Aを用いた発熱体の製造方法が適宜適用される。
以下においては、加工装置100Bを説明するとともに、本発明の積層体の製造方法の別の実施態様を、製造装置100Bを用いて、図6〜図8を参照しながら説明する。
図6,図7に示すように、別の実施形態の加工装置100Bは、加工装置100Aと比べて、重ね合わせ部30とシール部50との間に、凹部に沿って基材シートを密着させる密着部40を備えておらず、シール部50とカット部60とが共通となっている。また、凹部形成部20の形態が異なっている。
凹部形成部20は、加工装置100Bにおいては、棒状体22を備えている。棒状体22は、そのZ方向上端の位置において固定板23に取り付けられている。固定板23は、棒状体22が搬送されている第1基材シート1AのX方向中央部に配されるように配置されている。固定板23は、X方向に往復移動が可能な機構を有していてもよく、更に、Z方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。棒状体22は、加熱することが可能に形成されていてもよい。また、棒状体22は、固定板23に取り付けられたZ方向上端の位置よりも、Z方向下端の位置の方が、Y方向の下流側になるように傾斜して配置されていてもよい。このように傾斜して配置されていると、棒状体22にて発熱層4を掻き分ける際に、抵抗(負荷)が小さく、発熱層4が引っ付き難く、生産性が向上する。
棒状体22は、その横断面形状が、例えば、円形、楕円形に形成され、全体として円柱状に形成されていてもよく、その横断面形状が、例えば、多角形に形成され、全体として柱状に形成されていてもよい。棒状体22は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属製であってもよく、樹脂製等であってもよい。
棒状体22の幅(X方向の長さ)は、第1基材シート1Aの一面に形成された発熱層4の幅(X方向の長さ)の1/50以上〜1/5以下であることが好ましく、具体的には、2mm〜20mm程度である。
加工装置100Bを用いる別の実施態様の発熱体の製造方法及び該発熱体を備える発熱具の製造方法によれば、加工装置100Aを用いる先の実施態様と同様に、図6,図7に示すように、帯状の第1基材シート1Aの一面に、ダイコータ13によって粘性物2をY方向に沿って連続的に添加し(添加工程)、塗工層(粘性物2)に向けて、散布装置14により電解質3を固体状態で連続的に散布して(添加工程)、発熱層4を形成する。
加工装置100Bを用いる別の実施態様における凹部形成工程は、棒状体を用い、第1基材シートの一面に添加された添加物の外面に該棒状体の下端を当接させて筋状の凹部を形成する。具体的には、図6,図7に示すように、添加工程と、重ね合わせ工程との間で、搬送されている帯状の第1基材シート1Aの一面に添加されて形成された発熱層4の外面(Z方向の上面)に、棒状体22のZ方向下端を当接させた状態を維持し、Y方向に連続的に延びる筋状の凹部5を形成する(凹部形成工程)。図8には、凹部形成工程において、第1基材シート1Aの一面上の発熱層4の外面(Z方向の上面)の一部が、棒状体22のZ方向下端により掻き分けられて形成された凹部5が図示されている。凹部5の底の部分においては、第1基材シート1Aの一面上に発熱層4が殆どない状態となっている。
尚、本実施態様においては、筋状の凹部5が、搬送されている帯状の第1基材シート1AのX方向中央部に形成されているが、X方向に往復移動が可能な機構を固定板23が有していれば、棒状体22のX方向の位置を自在に変更することができる。また、Z方向に往復移動が可能な機構を固定部22が有していれば、棒状体22のZ方向下端が発熱層4の外面(Z方向の上面)へ侵入する深さの程度を調整することができ、発熱層4を掻き分けて形成される凹部5の深さ、及び凹部5の底の部分における発熱層4の存在の割合を調整することができる。
次に、加工装置100Bを用いる別の実施態様においては、加工装置100Aを用いる先の実施態様と同様に、図6,図7に示すように、重ね合わせ部30にて、帯状の第1基材シート1Aの一面に添加されて形成された発熱層4を挟むように、帯状の第1基材シート1Aに帯状の第2基材シート1Bを重ね合わせる。
次に、加工装置100Bにおいては、図6,図7示すように、重ね合わせ部30の下流にシール部50兼カット部60が設置されている。シール部50兼カット部60は、加工装置100Bにおいては、円盤状のスコアカッター52を備えている。スコアカッター52は、アルミニウム合金又は鉄鋼等の金属性の加熱可能な円盤形状の溶断ローラである。スコアカッター52の刃先は、凹部形成部20で形成された凹部5の幅よりも狭い幅に形成されている。スコアカッター52は、その回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって、シートの搬送方向に対して正方向に或いは逆方向に回転するようになっている。
スコアカッター52の刃先の先端部の幅(X方向の長さ)は、第1基材シート1Aの一面上の発熱層4に形成された凹部5の幅(X方向の長さ)の1/2以下であることが好ましく、1/20以下であることが更に好ましく、具体的には、50μm以上、特に100μm以上であることが好ましく、1000μm以下、特に500μm以下であることが好ましい。
スコアカッター52は、その回転軸にX方向に往復移動が可能な機構を有している。尚、スコアカッター52は、その回転軸にZ方向に往復移動が可能な機構を有していてもよい。
加工装置100Bを用いる別の実施態様において、シール工程とカット工程とは、溶断により同時に行う。この溶断は、熱融着繊維の融点以上に温められたスコアカッター52を用いて行う。重ね合わされた第1基材シート1A及び第2基材シート1Bを、スコアカッター52に当接させて、形成された凹部5に対応する位置にて、第1基材シート1A及び第2基材シート1Bを溶断すると共に、溶断している端縁をシールする。これより、X方向に並置された2本の連続長尺状の発熱体7Aが形成されると同時に、2本の連続長尺状の発熱体7Aは、それぞれが対向する側縁部にシール部6が形成され、その側縁部において第1基材シート1Aと第2基材シート1Bとが接合されていることになる。
本実施態様においては、X方向に往復移動が可能な機構をスコアカッター52が有しているので、発熱層4の外面(Z方向の上面)に形成された凹部5に対応する位置に、スコアカッター52の位置を適宜変更することができる。尚、Z方向に往復移動が可能な機構をスコアカッター52が有していれば、スコアカッター52による連続長尺状の発熱体7Aへの押圧の程度を調整することができ、溶断すると共にシールする状態を調整することができる。
その後、加工装置100Bを用いる別の実施態様は、加工装置100Aを用いる先の実施態様と同様に、図6,図7に示すように、裁断部70のカッター刃41で裁断し、一対の毎葉の発熱体7を連続的に製造する。これにより、その一辺にシール部6が形成され、該シール部6において、第1基材シート1Aと第2基材シート1Bとが接合されている毎葉の複数枚の発熱体7が形成される。
そして、リピッチ部80を用いて、所定の距離を置いて発熱体7を再配置し、フライトコンベアで搬送しながら排出部90により、欠陥のある発熱体7を検出する。その後、被覆部95を用いて、発熱体7が第1被覆シート8Aと第2被覆シート8Bとによって挟持された連続長尺状の発熱具9を形成し、この連続長尺状の発熱具9を、Y方向に隣り合う発熱体7同士の間毎に、幅方向(X方向)にわたって裁断し、発熱具9を連続的に製造する。
以上説明した、加工装置100Bを用いて発熱体及び該発熱体を備える発熱具を製造する本実施態様の製造方法によれば、シール工程とカット工程とは、スコアカッター52を用いて溶断により同時に行っている。その為、設備の小型化や、カッターの高寿命化という効果を奏する。
また、加工装置100Bを用いて発熱体及び該発熱体を備える発熱具を製造する本実施態様の製造方法によれば、棒状体22により発熱層4を掻き分けて凹部5を形成しているため、凹部5の底の部分においては、第1基材シート1Aの一面上に発熱層4が殆ど存在しない状態となっている。その為、凹部5に対応する位置にて、スコアカッター52を用いて溶断すると共にシールし易くなっており、製造搬送中に、発熱体7の層間剥離が生じ難く、発熱体7又は発熱具9の生産性が向上する。
以上、本発明をその好ましい実施態様に基づき説明したが、本発明は前記実施態様に制限されるものではなく、適宜変更可能である。また、上述の実施形態の加工装置100A,100Bにおける各構成要件は、本発明の趣旨を損なわない範囲で、適宜組み合わせて実施できる。
例えば上記実施態様においては、発熱具の備える発熱体を製造しているが、本発明の積層体の製造方法は、発熱体及び発熱体を備える発熱具以外の、添加物を中間層とする積層体の製造方法に利用できる。例えば、他の積層体としては、サニタリー製品や冷却シートや掃除シートなどが挙げられる。
また、上記実施態様においては、加工装置100A,100Bの備える添加部10が、粘性物を塗工する塗工部11と粉体を散布する散布部12とを有し粘性物及び粉体からなる添加物を添加しているが、何れか一方のみを有していればよい。つまり、粘性物からなる添加物又は、粉体からなる添加物を添加しても良い。また、添加部10が、塗工部11及び散布部12以外に更に別の添加部を備えていてもよい。別の添加部としては、例えば、メントール等の香り成分を散布する散布部が考えられる。
また、上記加工装置100Aを用いる実施態様においては、加工装置100Aの備える密着部40は、ゴムローラ41を有しているが、ゴムローラ41の替わりに、凹部形成部20で形成された凹部5の部分に対応して隆起する凸部を有する板状ガイドを有し、凸部を有する板状ガイドを用いて、凹部5に沿って、発熱層4の外面(Z方向の上面)に第2基材シート1Bを密着させてもよい。
また、上記加工装置100Bを用いる別の実施態様においては、加工装置100Bの備えるシール部50兼カット部60は、スコアカッター52を有しているが、スコアカッター52の替わりに、ロータリーダイカッター或いはナイフを有し、ロータリーダイカッター或いはナイフを用いて、溶断すると共にシールしてもよい。また、スコアカッター52の替わりに、超音波を照射する装置を有し、超音波を用いて、溶断すると共にシールしてもよい。
上述した実施態様に関し、本発明は更に以下の積層体の製造方法を開示する。
<1>
搬送されている帯状の第1基材シートの一面に粘性物或いは粉体からなる添加物を添加する添加工程と、添加された該添加物を挟むように該第1基材シートに帯状の第2基材シートを重ね合わせる重ね合わせ工程と、重ね合わされた該第1基材シート及び該第2基材シートを搬送方向に沿って融着によりシールするシール工程と、該第1基材シート及び該第2基材シートをカットするカット工程とを具備する前記添加物を中間層とする積層体の製造方法であって、
前記第1基材シート及び前記第2基材シートの何れか一方は熱融着繊維を含んで形成されており、
前記添加工程と前記重ね合わせ工程との間に、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面に搬送方向に延びる筋状の凹部を形成する凹部形成工程を備えており、
前記シール工程においては、形成された前記凹部に対応する位置にて前記第1基材シート及び前記第2基材シートをシールし、前記カット工程においては、シールされた部分に対応する位置にて該第1基材シート及び該第2基材シートをカットする積層体の製造方法。
<2>
前記第1基材シート及び前記第2基材シートの何れか一方は、親水性繊維を有する層と前記熱融着繊維を有する層とが重なってラミネートされているシートである前記<1>に記載の積層体の製造方法。
<3>
前記シール工程と前記カット工程とは、溶断により同時に行う前記<1>又は<2>に記載の積層体の製造方法。
<4>
前記溶断は、前記熱融着繊維の融点以上に温められたスコアカッター、ロータリーダイカッター、ナイフを用いて行う前記<3>に記載の積層体の製造方法。
<5>
前記溶断は、超音波を用いて行う前記<3>に記載の積層体の製造方法。
<6>
前記重ね合わせ工程と前記シール工程との間に、形成された前記凹部に沿って前記第1基材シートに添加された前記添加物に前記第2基材シートを密着させる密着工程を備える前記<1>ないし<5>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<7>
前記凹部形成工程は、回転ローラを用い、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面上から該回転ローラにより該添加物を押圧して前記筋状の凹部を形成する前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<8>
前記凹部形成工程は、棒状体を用い、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面に該棒状体の下端を当接させて前記筋状の凹部を形成する前記<1>ないし<6>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<9>
前記添加工程は、少なくとも被酸化性金属と水を含む前記粘性物を添加する前記<1>ないし<8>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<10>
前記添加工程は、前記粘性物を添加した後に、少なくとも電解質を含む粉体を添加する前記<9>に記載の積層体の製造方法。
<11>
前記カット工程後に、前記第1基材シート及び前記第2基材シートを前記搬送方向と交差する方向にわたり裁断して、列状に配置された毎葉の複数枚の積層体を形成する裁断工程と、
該裁断工程後に、支持面が鉛直方向下方を向いている状態の無端ベルトに前記毎葉の複数枚の積層体を支持するとともに、前記無端ベルトが周回して前記毎葉の複数枚の積層体を搬送する工程を有する前記<1>ないし<10>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<12>
前記粘性物は、被酸化性金属粉100質量部に対して、水を25質量部以上、特に35質量部以上含むことが好ましく、また該粘性物は、被酸化性金属粉100質量部に対して、水を85質量部以下、特に75質量部以下含むことが好ましく、また、該粘性物は、被酸化性金属粉100質量部に対して、水を25質量部以上85質量部以下、特に35質量部以上75質量部以下含むことが好ましい前記<1>ないし<11>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<13>
前記粘性物中に含まれている水の割合は、該粘性物の全体の質量に対して18質量%、特に23質量%以上であることが好ましく、また該粘性物中に含まれている水の割合は、該粘性物の全体の質量に対して48質量%以下、特に43質量%以下であることが好ましく、また該粘性物中に含まれている水の割合は18質量%以上48質量%以下、特に23質量%以上43質量%以下であることが好ましい前記<1>ないし<12>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。<14>
前記粘性物の粘度は23℃・50RHにおいて、好ましくは500mPa・s以上、特に好ましくは1000mPa・s以上であり、好ましくは30000mPa・s以下、特に好ましくは15000mPa・s以下、更に特に好ましくは10000mPa・s以下であり、500〜30000mPa・s、特に1000〜15000mPa・s、とりわけ1000〜10000mPa・sであることが好ましい前記<1>ないし<13>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<15>
前記回転ローラは、アルミニウム合金又は鉄鋼からなる金属製、又は、樹脂製である前記<1>ないし<14>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<16>
前記回転ローラの幅(X方向の長さ)は2〜20mmである前記<1>ないし<15>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<17>
前記回転ローラは、幅方向(X方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<16>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<18>
前記回転ローラは、搬送される基材シートの厚み方向(Z方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<17>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<19>
前記密着工程は、弾性部材からなるゴムローラを用いる前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<20>
前記密着工程は、多孔質部材からなるローラを用いる前記<1>ないし<18>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<21>
前記弾性部材からなるゴムローラ、前記多孔質部材からなるローラは、搬送される基材シートの厚み方向(Z方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<20>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<22>
前記シール工程は円盤状のローラを用いる前記<1>ないし<21>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<23>
前記円盤状のローラの幅(X方向の長さ)は、前記凹部の幅(X方向の長さ)の0.1倍以上1.0倍以下であることが好ましく、0.3倍以上0.8倍以下であることが更に好ましい前記<1>ないし<22>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<24>
前記円盤状のローラの幅(X方向の長さ)は、2mm〜20mmである前記<1>ないし<23>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<25>
前記円盤状のローラは、幅方向(X方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<24>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<26>
前記円盤状のローラは、搬送される基材シートの厚み方向(Z方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<25>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<27>
前記カット工程は、スコアカッターを用いる前記<1>ないし<26>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<28>
前記スコアカッターは、幅方向(X方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<27>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<29>
前記スコアカッターは、搬送される基材シートの厚み方向(Z方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<28>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<30>
前記無端ベルトに設けられた透孔から吸引して前記積層体発熱体を支持する前記<1>ないし<29>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<31>
前記熱融着性繊維の繊維長が30mm〜70mmであることが好ましく、その維径が1.0dtex〜50dtexであることが好ましい前記<1>ないし<30>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<32>
前記第1基材シート又は前記第2基材シートに占める熱融着性繊維の割合は、0.1質量%以上10質量%以下、特に0.5質量%以上5質量%以下である前記<1>ないし<31>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<33>
前記第1基材シート又は前記第2基材シートが熱融着性繊維を含んでいる場合に占める親水性繊維の割合は、20質量%以上99.9質量%以下、特に50質量%以上99.5質量%以下である前記<1>ないし<32>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<34>
前記第1基材シート又は前記第2基材シートのどちらか一方が熱融着性繊維を含んでいる場合、他方に占める親水性繊維の割合は、20質量%以上100質量%以下、特に50質量%以上100質量%以下である前記<1>ないし<33>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<35>
前記第1基材シートおよび前記第2基材シートの少なくともいずれかは、吸収性ポリマー粒子を含有する前記<1>ないし<34>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<36>
前記第1基材シート又は前記第2基材シートに占める吸水性ポリマーの割合は、10質量%以上70質量%以下、特に20質量%以上6055質量%以下である前記<1>ないし<35>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<37>
前記基材シート及び前記第2基材シートは、その坪量がそれぞれ好ましくは10g/m以上、より好ましくは35g/m以上であり、また、好ましくは200g/m以下、より好ましくは150g/m以下である前記<1>ないし<36>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<38>
前記基材シート及び前記第2基材シートに含まれる吸水性ポリマーの坪量は、それぞれ、好ましくは5g/m以上、より好ましくは10g/m以上であり、また、好ましくは150g/m以下、より好ましくは100g/m以下である前記<1>ないし<37>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<39>
前記棒状体は、アルミニウム合金又は鉄鋼からなる金属製、又は、樹脂製である前記<1>ないし<38>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<40>
前記棒状体の幅(X方向の長さ)は2〜20mmである前記<1>ないし<39>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<41>
前記棒状体は、幅方向(X方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<40>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<42>
前記棒状体は、搬送される基材シートの厚み方向(Z方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<41>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<43>
前記棒状体は、厚み方向(Z方向)下端の位置の方が、シートを搬送する方向(Y方向)の下流側になるように傾斜して配置されている前記<1>ないし<42>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<44>
前記スコアカッター、前記ロータリーダイカッター、及び前記ナイフの刃先の先端部の幅(X方向の長さ)は、前記凹部の幅(X方向の長さ)の1/2以下であることが好ましく、1/20以下であることが更に好ましい前記<1>ないし<43>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<45>
前記スコアカッター、前記ロータリーダイカッター、及び前記ナイフの刃先の先端部の幅(X方向の長さ)は、50μm以上、特に100μm以上であることが好ましく、1000μm以下、特に500μm以下であることが好ましい前記<1>ないし<44>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<46>
前記スコアカッター、前記ロータリーダイカッター、及び前記ナイフは、幅方向(X方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<45>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
<47>
前記スコアカッター、前記ロータリーダイカッター、及び前記ナイフは、搬送される基材シートの厚み方向(Z方向)に往復移動が可能である前記<1>ないし<46>のいずれか1に記載の積層体の製造方法。
1A 第1基材シート
1B 第2基材シート
2 粘性物
3 電解質
4 発熱層
5 凹部
6 シール部
7 発熱体
7A 連続長尺状の発熱体
8A 第1被覆シート
8B 第2被覆シート
9 発熱具
10 添加部
11 塗工部
12 散布部
13 ダイコータ
14 散布装置
20 凹部形成部
21 凹部形成ローラ(回転ローラ)
30 重ね合わせ部
31 ローラ
40 密着部
41 ゴムローラ
50 シール部
51 シールローラ
52 スコアカッター
60 カット部
61 スコアカッター
70 裁断部
71 カッター刃
72 ロータリーダイカッター
73 アンビルローラ
80 リピッチ部
81 搬送ベルト
90 排出部
91 ローラ
92 無端ベルト
93 サクションボックス
95 被覆部
96 無端ベルト
100A,100B 加工装置

Claims (11)

  1. 搬送されている帯状の第1基材シートの一面に粘性物或いは粉体からなる添加物を添加する添加工程と、添加された該添加物を挟むように該第1基材シートに帯状の第2基材シートを重ね合わせる重ね合わせ工程と、重ね合わされた該第1基材シート及び該第2基材シートを搬送方向に沿って融着によりシールするシール工程と、該第1基材シート及び該第2基材シートをカットするカット工程とを具備する前記添加物を中間層とする積層体の製造方法であって、
    前記第1基材シート及び前記第2基材シートの何れか一方は熱融着繊維を含んで形成されており、
    前記添加工程と前記重ね合わせ工程との間に、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面に搬送方向に延びる筋状の凹部を形成する凹部形成工程を備えており、
    前記シール工程においては、形成された前記凹部に対応する位置にて前記第1基材シート及び前記第2基材シートをシールし、前記カット工程においては、シールされた部分に対応する位置にて該第1基材シート及び該第2基材シートをカットする積層体の製造方法。
  2. 前記第1基材シート及び前記第2基材シートの何れか一方は、親水性繊維を有する層と前記熱融着繊維を有する層とが重なってラミネートされているシートである請求項1に記載の積層体の製造方法。
  3. 前記シール工程と前記カット工程とは、溶断により同時に行う請求項1又は2に記載の積層体の製造方法。
  4. 前記溶断は、前記熱融着繊維の融点以上に温められたスコアカッター、ロータリーダイカッター、ナイフを用いて行う請求項3に記載の積層体の製造方法。
  5. 前記溶断は、超音波を用いて行う請求項3に記載の積層体の製造方法。
  6. 前記重ね合わせ工程と前記シール工程との間に、形成された前記凹部に沿って前記第1基材シートに添加された前記添加物に前記第2基材シートを密着させる密着工程を備える請求項1ないし5のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
  7. 前記凹部形成工程は、回転ローラを用い、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面上から該回転ローラにより該添加物を押圧して前記筋状の凹部を形成する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
  8. 前記凹部形成工程は、棒状体を用い、前記第1基材シートの一面に添加された前記添加物の外面に該棒状体の下端を当接させて前記筋状の凹部を形成する請求項1ないし6のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
  9. 前記添加工程は、少なくとも被酸化性金属と水を含む前記粘性物を添加する請求項1ないし8のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
  10. 前記添加工程は、前記粘性物を添加した後に、少なくとも電解質を含む粉体を添加する請求項9に記載の積層体の製造方法。
  11. 前記カット工程後に、前記第1基材シート及び前記第2基材シートを前記搬送方向と交差する方向にわたり裁断して、列状に配置された毎葉の複数枚の積層体を形成する裁断工程と、
    該裁断工程後に、支持面が鉛直方向下方を向いている状態の無端ベルトに前記毎葉の複数枚の積層体を支持するとともに、前記無端ベルトが周回して前記毎葉の複数枚の積層体を搬送する工程を有する請求項1ないし10のいずれか1項に記載の積層体の製造方法。
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