JP2015042046A - 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法 - Google Patents

車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015042046A
JP2015042046A JP2013170956A JP2013170956A JP2015042046A JP 2015042046 A JP2015042046 A JP 2015042046A JP 2013170956 A JP2013170956 A JP 2013170956A JP 2013170956 A JP2013170956 A JP 2013170956A JP 2015042046 A JP2015042046 A JP 2015042046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
section
train
signal
travel
traveling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013170956A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5613804B1 (ja
Inventor
野村 仁
Hitoshi Nomura
仁 野村
智也 渡部
Tomoya Watanabe
智也 渡部
憲太郎 船渡
Kentaro Funato
憲太郎 船渡
幸治 瀬下
Koji Seshimo
幸治 瀬下
博之 尾長谷
Hiroyuki Ohase
博之 尾長谷
光明 工藤
Mitsuaki Kudo
光明 工藤
了 石川
Satoru Ishikawa
了 石川
実 佐野
Minoru Sano
実 佐野
正幸 平本
Masayuki Hiramoto
正幸 平本
康夫 澤田
Yasuo Sawada
康夫 澤田
幸司 近藤
Koji Kondo
幸司 近藤
友普 金谷
Tomohiro Kanaya
友普 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Daido Signal Co Ltd
Tokyo Metro Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
Daido Signal Co Ltd
Tokyo Metro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd, Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd, Daido Signal Co Ltd, Tokyo Metro Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP2013170956A priority Critical patent/JP5613804B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5613804B1 publication Critical patent/JP5613804B1/ja
Publication of JP2015042046A publication Critical patent/JP2015042046A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Abstract

【課題】軌道回路境界の通過時等に発生し得る瞬時無信号による不要な非常ブレーキを回避すること。【解決手段】列車10に搭載される車上装置20は、レールRから受信した走行制御情報40を用いた走行制御を行うが、走行制御情報40が受信されない無信号の状態を検出した場合、それまでに受信した走行制御情報40をもとに、この無信号が、非常ブレーキの動作が必要な絶対停止区間の停止信号(絶対停止信号)、或いは、緊急事態が生じた際の停止信号(緊急停止信号)であるか、非常ブレーキの動作が不必要な、進入許容区間における瞬時無信号(進入許容無信号)であるかを区別する。そして、絶対停止信号、或いは、緊急停止信号である場合には、従来と同様に、非常ブレーキを動作させて列車を停止させ、進入許容無信号である場合には、非常ブレーキを動作させない。【選択図】図1

Description

本発明は、列車に搭載され、レールからの受信情報を用いた列車の走行制御を行う車上装置等に関する。
列車制御システムの一種であるATCシステムでは、先行列車の位置に基づいて、この先行列車の後方の区間(軌道回路単位の区間)それぞれに制限速度を定め、それらの各区間のレールに、当該区間に定められた制限速度の情報(速度コード)を含むATC信号を送信する。
また、先行列車の在線区間における列車最後端の車軸短絡位置からその後方の軌道回路境界までの他列車の進入が禁止される区間、並びに、分岐器の転換が保証されていない区間などの列車の進入が禁止されている区間を、絶対停止区間(02信号区間)として定める。この絶対停止区間では、本質的に列車車軸によりレール間が短絡されるため、ATC信号が送信されない無信号の停止信号となる。また、事故や閉そく装置の故障等におけるATC信号の送信ができない場合にも、必然的に無信号となり、列車を緊急停止する停止信号となる。
そして、車上装置では、レールから受信したATC信号(速度コード)に基づく速度制御を行うが、ATC信号が受信されない状態、すなわち無信号状態を検出すると、直ちに非常ブレーキを動作させて列車を停止させるように制御する。
村本道明、「東急田園都市線・新玉川線のATCシステム」、鉄道と電気技術、VOL.1、No.1、日本鉄道電気技術協会、平成2年7月発行、p.15−24
ところで、従来のATCシステムでは軌道回路を単位としてATC信号が送信されているが、車上側では、軌道回路境界の通過時に、ATC信号を受信できない瞬間的な無信号の状態が発生し、予期せずに非常ブレーキが動作し得るという問題があった。具体的には、例えば、有絶縁軌道回路の回路境界では、ATC信号波の混信受信による瞬時無信号の状態が発生する。なお、軌道回路境界のみならず、ループコイルの撚架点や、クロスジャンパー線による死区間等の通過時にも、同様な問題が発生する。無絶縁軌道回路の回路境界では、進入時の短絡検知の遅れ(いわゆる踏み込み送信の遅れ)による瞬時無信号の状態が発生する。このような瞬時無信号に対し、これまでは列車制御上許容される瞬断許容時間だけで対応していた。瞬断許容時間だけで対応してきた結果、有絶縁軌道回路境界を低速で走行した場合や、無絶縁軌道回路の境界進入時の短絡検知が遅れた場合においては瞬時無信号時間が瞬断許容時間を上回り、予期せずに非常ブレーキが動作する場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、軌道回路境界の通過時等に発生し得る瞬時無信号による不要な非常ブレーキを回避することである。
上記課題を解決するための第1の発明は、
当該区間の制限速度情報と内方区間の制限速度情報とを少なくとも含む走行制御情報が各区間別にレールに伝送されている当該レール上を走行する列車に搭載され、前記列車の走行区間のレールに伝送されている前記走行制御情報を受信した受信情報を用いて当該列車の走行制御を行う車上装置(例えば、図1の車上装置20)であって、
走行区間が進入許容区間か否かを、前記受信情報を用いて判定する区間判定手段(例えば、図4の区間判定部130)と、
前記走行制御情報が受信されない無信号状態を検出する無信号検出手段(例えば、図4の非常停止制御部140)と、
走行区間が前記進入許容区間であり、且つ、前記無信号状態が検出された場合に、当該無信号状態を検出している列車の無信号状態の検出中の走行距離が、非常ブレーキの動作を抑止する距離閾値を定めた所定の距離条件を満たす間は非常ブレーキを動作させず、当該距離条件を満たさない距離に至ったときに非常ブレーキを動作させる第1の非常ブレーキ動作制御手段(例えば、図4の非常停止制御部140)と、
を備えた車上装置である。
また、他の発明として、
当該区間の制限速度情報と内方区間の制限速度情報とを少なくとも含む走行制御情報が各区間別にレールに伝送されている当該レール上を走行する列車に搭載された車上装置が、前記列車の走行区間のレールに伝送されている前記走行制御情報を受信した受信情報を用いて当該列車の走行制御を行う列車制御方法であって、
走行区間が進入許容区間か否かを、前記受信情報を用いて判定する区間判定ステップ(例えば、図5のステップS3)と、
前記走行制御情報が受信されない無信号状態を検出する無信号検出ステップ(例えば、図5のステップS1)と、
走行区間が前記進入許容区間であり、且つ、前記無信号状態が検出された場合に、当該無信号状態を検出している列車の無信号状態の検出中の走行距離が、非常ブレーキの動作を抑止する距離閾値を定めた所定の距離条件を満たす間は非常ブレーキを動作させず、当該距離条件を満たさない距離に至ったときに非常ブレーキを動作させる非常ブレーキ動作制御ステップ(例えば、図5のステップS11〜S13)と、
を含む列車制御方法を構成しても良い。
この第1の発明等によれば、列車に搭載される車上装置は、レールから受信した走行制御情報を用いた列車の走行制御を行う。そして、走行区間が進入許容区間であり、且つ、走行制御情報が受信されない無信号状態が検出された場合に、無信号状態を検出している列車の無信号状態の検出中の走行距離が所定の距離条件を満たす間は非常ブレーキを動作させず、距離条件を満たさない距離に至ったときに非常ブレーキを動作させる。これにより、進入許容区間における、軌道回路境界の通過時等に発生する瞬間的な無信号(瞬時無信号)を検出した際の不要な非常ブレーキが回避される。
また、第2の発明として、第1の発明の車上装置であって、
前記第1の非常ブレーキ動作制御手段は、走行区間が有絶縁軌道回路の区間であるか無絶縁軌道回路の区間であるかに応じて前記距離条件を可変に設定する手段を有する、
車上装置を構成しても良い。
この第2の発明によれば、距離条件は、走行区間が有絶縁軌道回路の区間であるか無絶縁軌道回路の区間であるかに応じて可変に設定される。
具体的には、第3の発明として、
前記第1の非常ブレーキ動作制御手段は、走行区間が有絶縁軌道回路の区間である場合には、無絶縁軌道回路の区間である場合に比べて、距離閾値が小さくなるように前記距離条件を設定する、
車上装置を構成しても良い。
この第3の発明によれば、走行区間が有絶縁軌道回路の区間である場合には、無絶縁軌道回路の区間である場合に比べて、距離閾値が短くなるように距離条件が設定される。有絶縁軌道回路の境界では、その前後のATC信号波の混信受信による無信号状態が発生するため、距離閾値を、混信受信が発生すると経験的に想定される範囲を判断できる長さに定める必要がある。また、無絶縁軌道回路の境界では、進入時の短絡検知の遅れによる無信号状態が発生するため、進入検知が確保できる長さに距離閾値を定める必要があるが、この場合の距離閾値は、有絶縁軌道回路の区間である場合に比べて、距離閾値が長くなるように距離条件が設定される。
また、第4の発明として、第1〜第3の何れかの発明の車上装置であって、
前記第1の非常ブレーキ動作制御手段は、走行速度に応じて前記距離条件を可変に設定する手段を有する、
車上装置を構成しても良い。
この第4の発明によれば、走行速度に応じて距離条件が可変に設定される。例えば、無絶縁軌道回路の境界を通過する際には、いわゆる踏み込み送信が行われる。踏み込み送信における進入検知遅れによる無信号状態では、進入検知の時間的な遅れと、レール間を短絡する短絡抵抗値に基づく距離的遅れよりなる。後者の距離遅れは、当該区間に進入した車軸の軸数に係わることが経験的に明らかにされている。これは、高速走行時における車軸の動揺が原因とされるもので、経験的に2台車(4車軸)によるレール間短絡により安定するとされている。そこで、走行速度が高速の場合の距離閾値を、低速の場合の距離閾値よりも長く2台車の間隔である1列車長とすると好適である。
更に、第5の発明として、
当該区間の制限速度情報と内方区間の制限速度情報とを少なくとも含む走行制御情報が各区間別にレールに伝送されている当該レール上を走行する列車に搭載され、前記列車の走行区間のレールに伝送されている前記走行制御情報を受信した受信情報を用いて当該列車の走行制御を行う第1〜第4の何れかの発明の車上装置と、
各区間ごとに前記レールに前記走行制御情報を伝送する地上装置(例えば、図1の地上装置30)と、
を具備した列車制御システム(例えば、図1の列車制御システム1)を構成しても良いのは勿論である。
列車制御システムの構成図。 走行制御情報に基づく列車制御の説明図。 発生する無信号の説明図。 車上装置の機能構成図。 非常停止制御処理のフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。但し、本発明の適用可能な実施形態がこれに限定されるものではない。なお、本実施形態において、1つの区間は、任意数の軌道回路によって構成されることとして説明する。
[システム構成]
図1は、本実施形態の列車制御システム1の概略構成図である。図1によれば、この列車制御システム1は、レールR上を走行する列車10に搭載される車上装置20と、地上装置30とを備えて構成される。図1(a)は、各区間がそれぞれ1つの軌道回路で構成された例を、図1(b)は、各区間がそれぞれ2つの軌道回路で構成された例を示している。
地上装置30は、各軌道回路の進出側に接続して設けられる。これらの地上装置30は、隣接する軌道回路同士で通信接続されており、互いの軌道回路に列車が在線しているか否かの情報をやり取りしている。また、連動装置から進路情報や分岐器の開通方向情報などを受信している。地上装置30は、これらの情報をもとに、自らの軌道回路を走行する列車に対する走行制御情報40を自立的に生成し、ATC信号としてレールRに送信する。
走行制御情報40には、当該情報の送信対象区間の制限速度情報である当該区間終端速度Ve0と、その送信対象区間の内方区間の制限速度情報である内方区間始端速度Vs1及び内方区間終端速度Ve1と、内方区間の区間長である内方区間長L1とが含まれる。
ここで、図1(a)では、軌道回路25T,26Tそれぞれが1つの区間とされている。制限速度情報は、同一の区間であれば同一の情報とされる。このため、地上装置30−25から軌道回路25Tに送信される走行制御情報40と、地上装置30−26から軌道回路26Tに送信される走行制御情報40とは異なる。一方、図1(b)のように、軌道回路31T,32Tで1つの区間31C、軌道回路33T,34Tで1つの区間32Cが構成される場合には、地上装置30−31,30−32から送信される走行制御情報40は同一であり、地上装置30−33,30−34から送信される走行制御情報40は同一であるが、互いの区間31C,32Cに係る走行制御情報40は異なる。
車上装置20は、レールRから受信した走行制御情報40に基づく列車10の走行制御を行う。具体的には、受信した走行制御情報40に基づく速度照査パターンを作成し、この速度照査パターンに従った速度制御(例えば、ブレーキ制御)を行う。
[原理]
(A)走行制御
図2は、走行制御情報に基づく走行制御の一例である。図2では、右方向を列車の進行方向とし、列車10aの後続列車の速度照査パターンの一例を示している。また、各区間を構成する軌道回路の数はまちまちである。
先ず、先行列車10aが位置する区間(在線区間)の後方に隣接する区間10C(軌道回路10T)が、他の列車の進入を禁止する絶対停止区間となり、この絶対停止区間10Cの外方の区間11C,12C,・・が、他の列車の進入が可能な進入許容区間として定められる。また、先行列車10a(より詳細には、先行列車10aの在線区間)との間隔や線路条件等をもとに、進入許容区間11C,12C,・・それぞれの制限速度が定められる。そして、進入許容区間11C,12C,・・それぞれに、制限速度等を含む走行制御情報40が送信される。
具体的には、例えば、区間13Cを構成する軌道回路14T〜16Tそれぞれには、区間13Cの終端(=軌道回路14Tの終端)での速度である当該区間終端速度Ve0と、区間13Cの内方区間である区間12Cの始端(=軌道回路13Tの始端)での速度である内方区間始端速度Vs1と、同じく内方区間12Cの終端(=軌道回路12Tの終端)での速度である内方区間終端速度Ve1と、内方区間12Cの区間長である内方区間長L1とを含む走行制御情報40が送信される。なお、絶対停止区間については、走行制御情報40は送信されない(無信号)。
そして、車上装置20は、軌道回路nT(nは任意の数)に進入して当該軌道回路nTのレールRに伝送されている走行制御情報40を受信すると、この走行制御情報40をもとに速度照査パターンを作成・更新する。すなわち、受信した走行制御情報40から、次の区間の始端速度Vs1や終端速度Ve1、区間長L1を取得できる。なお、現在走行中の区間の始端速度や終端速度、区間長は、すでにその手前の区間において受信・取得しており、走行位置(当該区間に進入してからの距離)は速度発電機等からの信号に基づく走行位置判定装置で算出されている。このため、現在の走行位置から、次の区間の終端位置において終端速度Ve1で終端する照査速度パターンを作成する。そして、作成・更新後の速度照査パターンに基づく速度照査を行って、自列車の走行速度を制御する。図2中の実線曲線が速度照査パターンである。なお、図2中の破線曲線およびカッコ書きの数値は従来の信号を示している。照査速度パターンに基づく速度制御は、常用ブレーキを用いてなされる。
(B)無信号
車上装置20は、レールRから受信した走行制御情報40に基づいて列車10の走行制御を行うが、走行制御情報40が受信されない無信号状態の場合には、列車10を停止させる必要が有るか否かを判定し、必要有りと判定した場合に非常ブレーキを動作させて列車10を停止させる。無信号は、図3に示すように、主に、目的や原因によって次の3種類に分類される。
(B−1)絶対停止信号
絶対停止信号は、絶対停止区間の停止信号である。上述のように、先行列車の直近後方の区間に定められる絶対停止区間は、全ての列車の進入が禁止される。列車在線区間における列車最後端車軸からその後方の軌道回路境界までの区間は、列車車軸によりATC信号が遮断されるために必然的に無信号となることから、絶対停止区間では、走行制御情報40を送信しない無信号を停止信号としている。
(B−2)緊急停止信号
緊急停止信号は、事故発生や閉そく装置の故障等によって、緊急に列車を停止する必要があるときの停止信号である。この緊急停止信号も、絶対停止信号と同様に、走行制御情報40を送信しない無信号を停止信号としている。
(B−3)瞬時無信号
列車が軌道回路境界を通過する際に、車上装置20において、一時的に走行制御情報40が受信されない無信号の状態が発生することがある。詳細には、有絶縁軌道回路境界を通過する際には、その前後の軌道回路に送信されるATC信号波の混信により、その搬送波周波数の差分周波数のビートによる瞬間的な無信号(瞬時無信号)の状態が発生する。なお、このような瞬時無信号は、軌道回路境界のみならず、例えばループコイルの撚架点や、クロスジャンパー線等による死区間でも発生し得る。また、無絶縁軌道回路境界を通過する際には、新たな軌道回路への進入検知をもって当該軌道回路への走行制御情報40の送信が開始されるいわゆる踏み込み送信が行われる。このため、新たな軌道回路への進入時に、当該軌道回路による列車検知の遅れによって、走行制御情報40が受信されない瞬間的な無信号(瞬時無信号)の状態が生じることがある。この瞬時無信号は、特に高速走行時に発生し易い。
これらの3種類の無信号(絶対停止信号、緊急停止信号、及び、瞬時無信号)のうち、絶対停止信号及び緊急停止信号については、非常ブレーキを動作させて列車を停止させる必要があるが、進入許容区間における瞬時無信号(以下、「進入許容無信号」という)については、列車を停止させる必要がない。
これらの3種類の無信号(絶対停止信号、緊急停止信号、及び、瞬時無信号)は、次のように区別することができる。先ず、列車10の走行位置が絶対停止区間か進入許容区間かによって、無信号が絶対停止信号か否かを区分する。自列車の走行位置が絶対停止区間ならば絶対停止信号であり、進入許容区間ならば絶対停止信号ではない。
絶対停止区間と進入許容区間とは、受信した走行制御情報40から特定することができる。例えば、図2において、区間13Cの走行中は、列車10の車上装置20では、走行制御情報40として、次の区間12Cの始端速度Vs1=55km/h、終端速度Ve1=20km/h、及び、区間長L1=100mを受信する。このことから、次の区間12Cは進入許容区間であり、その進入端から100mは進入許容区間であると判断できる。また、区間12Cの走行中は、走行制御情報40として、次の区間11Cの始端速度Vs1=20km/h、終端速度Ve1=0km/h、及び、区間長L1=50mを受信する。このことから、次の区間11Cは進入許容区間であり、その進入端から50mの位置が、進入許容区間と絶対停止区間との境界であることを判断できる。
また、無信号の期間の走行距離Dによって、無信号が進入許容無信号か否かを区分する。進入許容無信号が発生するのは、比較的短い距離の間である。走行距離Dは、無信号が継続した時間tとそのときの走行速度Vとの積で求められる。つまり、無信号の期間の走行距離Dが所定の距離閾値Dth以下ならば進入許容無信号であり、走行距離Dが距離閾値Dthを超えるならば進入許容無信号ではないと区分できる。
ここで、距離閾値Dthは、軌道回路が有絶縁であるのか無絶縁であるのかに応じて定められる。すなわち、有絶縁軌道回路では、ATC信号波の混信によって無信号が発生するが、軌道回路の境界のある程度の狭い範囲に発生する(特に低速で走行した場合に発生し易い)ことから、距離閾値Dthは、例えば1〜10mの範囲の値に定められる。なお、ループコイルの撚架点やクロスジャンパー線等による死区間において発生する無信号についても無信号が発生する範囲はある程度の狭い範囲であるため、距離閾値Dhtを例えば1〜10mの範囲の値に定めることができる。また、無絶縁軌道回路では、短絡検知の遅れによって無信号が発生する(特に高速で走行した場合に発生し易い)ため、2台車通過を確保できる距離(例えば、1車両分の長さ)として、例えば10〜30mの範囲の値を距離閾値Dthに定めることができる。これらの距離閾値Dthの値は一例であり、有絶縁軌道回路の方が無絶縁軌道回路より短い距離閾値となるのが通常であるが、各種の線路条件等によって異なる設定とする場合もあり得る。
これらのことにより、走行位置が進入許容区間であり、且つ、瞬時無信号ならば、進入許容無信号であると判定でき、列車を停止させる必要はない。言い換えれば、走行位置が絶対停止区間である、或いは、進入許容無信号でないならば、絶対停止信号或いは緊急停止信号であると判定でき、非常ブレーキを動作させて列車を停止させる必要がある。
図4は、車上装置の機能構成図である。図4によれば、車上装置20は、処理部100と、記憶部200とを備えて構成される一種のコンピュータである。
処理部100は、例えばCPU等の演算装置で実現され、記憶部200に記憶されたプログラムやデータ、受信アンテナ12を介した受信データ等に基づいて、車上装置20の全体制御を行う。また、処理部100は、位置速度算出部110と、速度照査部120と、区間判定部130と、非常停止制御部140とを有する。
位置速度算出部110は、車軸に取り付けられた速度発電機11の回転数の計測値をもとに、自列車の現在の走行位置(走行距離)、及び、走行速度を算出する。更に、地上子の通過時に走行位置を補正する。
速度照査部120は、受信アンテナ12を介してレールRから受信した走行制御情報40に基づく走行制御を行う。具体的には、例えば、新たな区間に進入して新たな走行制御情報40を受信したタイミングで、現在の走行位置から、次区間の終端位置において終端速度Veで終端するための速度照査パターンを作成・更新する。そして、速度照査パターンに従った速度照査を行う。すなわち、速度照査パターンで定められる現在の走行位置の照査速度(制限速度)と、現在の走行速度とを比較し、走行速度が照査速度を超える場合には、常用ブレーキ13を動作させて減速させる。なお、受信された走行制御情報40に含まれる各区間の始端速度や終端速度、区間長は、受信区間情報240として記憶される。このため、現在走行中の区間の始端速度や終端速度、区間長は、手前の区間を走行中に受信・取得して受信区間情報240に記憶されている。
区間判定部130は、現在の走行位置が、絶対停止区間であるのか進入許容区間であるのかを判定する。具体的には、受信区間情報240を参照して、現在走行中の区間が絶対停止区間であるか進入許容区間であるかを判断する。現在走行中の区間の始端速度が0より大きな速度(有速度)であれば進入許容区間であり、始端速度が0であれば進入許容区間ではない、すなわち絶対停止区間であると判定できる。
非常停止制御部140は、走行制御情報40が受信されない無信号の状態を検出した場合に、自列車を停止させる必要があるか否かを判定し、必要が有ると判定した場合に非常ブレーキ14を動作させて自列車を停止させる。具体的には、1)現在の走行位置が絶対停止区間内である、2)無信号期間の走行距離Dが距離閾値Dthを超えた、の何れかを満たすと、自列車を停止させる必要が有ると判定する。
距離閾値Dthは、軌道回路が無絶縁であるか有絶縁であるかの種別に応じて切り替えられる。無絶縁であるか有絶縁であるかの別は、走行線区に応じて定められており、軌道回路種別情報230に記憶されている。また、有絶縁軌道回路及び無絶縁軌道回路それぞれの距離閾値Dthは、距離閾値情報220に記憶されている。従って、走行する線区に対応する軌道回路の種別を軌道回路種別情報230から読み出し、その種別に応じた距離閾値Dthを距離閾値情報220から読み出して、距離閾値Dthを予め設定することができる。なお、同一線区において有絶縁軌道回路と無絶縁軌道回路とが混在する場合には、軌道回路の種別と、配置位置(例えばキロ程)の情報とを対応づけて記憶しておき、走行位置に応じて、適宜距離閾値Dthを切り替えるとすればよい。
記憶部200は、ROMやRAM、ハードディスク等の記憶装置で実現され、処理部100が車上装置20を統合的に制御するためのプログラムやデータ等を記憶しているとともに、処理部100の作業領域として用いられ、処理部100が実行した演算結果や、受信アンテナ12を介した受信データ等が一時的に格納される。本実施形態では、非常停止制御プログラム210と、距離閾値情報220と、軌道回路種別情報230と、受信区間情報240とが記憶される。
[処理の流れ]
図5は、非常停止制御部140が実行する非常停止制御処理の流れを説明するフローチャートである。処理部100においては、この非常停止制御処理の他、走行位置及び走行速度の算出処理や、新たな区間への進入に伴う新たな走行制御情報40の受信・取得処理、速度照査パターンの生成・更新処理、速度照査パターンに基づく速度制御処理、等が並列的に実行されている。
図5によれば、非常停止制御部140は、走行制御情報40の受信有無を監視しており、走行制御情報40が受信されない無信号の状態を検知したならば(ステップS1:YES)、先ず、現在の走行位置が、進入許容区間か絶対停止区間かを受信区間情報240を参照して判定する。進入許容区間でない、すなわち絶対停止区間ならば(ステップS3:NO)、非常ブレーキ14を動作させて自列車を停止させる(ステップS5)。この場合、無信号は、絶対停止信号或いは緊急停止信号である場合に該当する。
一方、走行位置が進入許容区間ならば(ステップS3:YES)、無信号が継続した期間の走行距離Dの算出を開始する(ステップS7)。走行距離Dは、例えば、無信号が継続した時間tと現在の走行速度Vとを乗算して算出することができる。この場合、走行速度Vを無信号状態を検知した時の走行速度一定として、無信号状態の継続時間tを乗算して走行距離Dを求めるとしてもよいし、所与のサンプリング時間間隔で走行速度Vを計測し、走行速度Vとサンプリング時間間隔とを乗算・積算していくことで走行距離Dを求めることとしてもよい。そして、走行距離Dが距離閾値Dthに達する前に、再度走行制御情報が受信されるようなった、すなわち無信号が終了したならば(ステップS9:YES)、非常ブレーキの動作は行わずにステップS1に戻る。所定の距離条件を満たす間は非常ブレーキを動作させないことに相当する。
また、無信号が継続したまま(ステップS9:NO)、算出した走行距離Dが距離閾値Dthを超えた時点で(ステップS11:YES)、非常ブレーキを動作させて自列車を停止させる(ステップS13)。この場合、無信号は、緊急停止信号である場合に該当する。また、ステップS13に至る処理は、走行距離Dが所定の距離条件を満たさない距離に至ったために非常ブレーキを動作させたことに相当する。
[作用効果]
このように、本実施形態によれば、列車10に搭載される車上装置20は、レールRから受信した走行制御情報40を用いた走行制御を行うが、走行制御情報40が受信されない無信号の状態を検出した場合、それまでに受信した走行制御情報40をもとに、この無信号が、非常ブレーキの動作が必要な絶対停止区間の停止信号(絶対停止信号)、或いは、緊急事態が発生した際の停止信号(緊急停止信号)であるか、非常ブレーキの動作が不必要な、進入許容区間における瞬時無信号(進入許容無信号)であるかを区別する。そして、絶対停止信号、或いは、緊急停止信号である場合には、従来と同様に、非常ブレーキを動作させて列車を停止させ、進入許容無信号である場合には、非常ブレーキを動作させない。これにより、例えば進入許容区間の軌道境界の通過時に発生する瞬時無信号を検出した際の、不必要な非常ブレーキの動作を回避できる。
[変形例]
なお、本発明の適用可能な実施形態は上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
(A)距離閾値Dth
上述の実施形態では、距離閾値Dthを、軌道回路が無絶縁か有絶縁かに応じて定めることとしたが、無信号発生時の列車の走行速度に応じて切り替えることにしても良い。一例を挙げると、無信号発生時の走行速度が低速の場合には、例えば1〜10mの範囲の値を距離閾値Dthとして定め、走行速度が高速の場合には、例えば10〜30mの範囲の値を距離閾値Dthとして定める。有絶縁軌道回路の境界に発生する無信号は列車の走行速度に依存する場合があるため、走行速度に応じた距離閾値Dthの設定が好適であるし、無絶縁軌道回路の境界を高速で通過する際には、経験的に2台車(4車軸)によりレール間短絡が安定することから、この場合も走行速度に応じた距離閾値Dthの設定が好適である。何れの場合も距離閾値Dthの値は、走行速度が高速の場合の方が、低速の場合よりも長い距離閾値に設定することとなる。なお、走行速度が低速であるか高速度であるかの区別は、10〜30km/h程度を目安とし、線区に応じて定めることができる。
更に、軌道回路が有絶縁であるのか無絶縁であるのか、及び、無信号発生時の走行速度(或いは走行速度の速度域)、の両方に応じて、距離閾値Dthを定めることとしても良い。
(B)停車中の地上機器の故障、又は、停車中の緊急停止信号への対応
地上装置30等の地上機器が故障して走行制御情報40が送信されない場合には、無信号となる。上述の実施形態では、列車10の在線区間が絶対停止区間であれば非常ブレーキが動作するが(ステップS5)、進入許容区間の場合には距離閾値Dthを超える走行をしてから非常ブレーキが動作することになる(ステップS13)。そのため、停車中に地上機器の故障が発生した場合や、停車中に緊急停止信号が生じた場合には、次のようにすることで、距離閾値Dthを超える走行をせずとも停車中のまま非常ブレーキを動作させることができる。すなわち、停車中であるか否かを走行速度から判定し、停車中であり、且つ、無信号の状態を検出している継続時間tが所定時間(例えば、3〜5秒程度)を超えた場合には、非常ブレーキを動作させる。これにより、走行せずとも停車中のまま非常ブレーキを動作させ、停車を確保することができる。
(C)走行制御情報40
上述した実施形態において説明した走行制御情報40に含める情報は一例であり、他の情報を含めることとしてもよいし、情報を一部省略することとしてもよい。例えば、当該区間の終端速度の情報は、当該区間の手前の区間で取得する走行制御情報40に内方区間終端速度として含まれているため、省略することとしてもよい。また、内方区間の情報として、隣接する1つの内方区間のみならず、内方の2区間の情報を含める等としてもよい。
1 列車制御システム
10 列車
11 速度発電機、12 受信アンテナ、13 常用ブレーキ、14 非常ブレーキ
20 車上装置
100 処理部
110 位置速度算出部、120 速度照査部
130 区間判定部、140 非常停止制御部
200 記憶部
210 非常停止制御プログラム
220 閾値距離情報、230 軌道回路種別情報、240 受信区間情報
30 地上装置
40 走行制御情報

Claims (6)

  1. 当該区間の制限速度情報と内方区間の制限速度情報とを少なくとも含む走行制御情報が各区間別にレールに伝送されている当該レール上を走行する列車に搭載され、前記列車の走行区間のレールに伝送されている前記走行制御情報を受信した受信情報を用いて当該列車の走行制御を行う車上装置であって、
    走行区間が進入許容区間か否かを、前記受信情報を用いて判定する区間判定手段と、
    前記走行制御情報が受信されない無信号状態を検出する無信号検出手段と、
    走行区間が前記進入許容区間であり、且つ、前記無信号状態が検出された場合に、当該無信号状態を検出している列車の無信号状態の検出中の走行距離が、非常ブレーキの動作を抑止する距離閾値を定めた所定の距離条件を満たす間は非常ブレーキを動作させず、当該距離条件を満たさない距離に至ったときに非常ブレーキを動作させる第1の非常ブレーキ動作制御手段と、
    を備えた車上装置。
  2. 前記第1の非常ブレーキ動作制御手段は、走行区間が有絶縁軌道回路の区間であるか無絶縁軌道回路の区間であるかに応じて前記距離条件を可変に設定する手段を有する、
    請求項1に記載の車上装置。
  3. 前記第1の非常ブレーキ動作制御手段は、走行区間が有絶縁軌道回路の区間である場合には、無絶縁軌道回路の区間である場合に比べて、距離閾値が短くなるように前記距離条件を設定する、
    請求項2に記載の車上装置。
  4. 前記第1の非常ブレーキ動作制御手段は、走行速度に応じて前記距離条件を可変に設定する手段を有する、
    請求項1〜3の何れか一項に記載の車上装置。
  5. 当該区間の制限速度情報と内方区間の制限速度情報とを少なくとも含む走行制御情報が各区間別にレールに伝送されている当該レール上を走行する列車に搭載され、前記列車の走行区間のレールに伝送されている前記走行制御情報を受信した受信情報を用いて当該列車の走行制御を行う請求項1〜4の何れか一項に記載の車上装置と、
    各区間ごとに前記レールに前記走行制御情報を伝送する地上装置と、
    を具備した列車制御システム。
  6. 当該区間の制限速度情報と内方区間の制限速度情報とを少なくとも含む走行制御情報が各区間別にレールに伝送されている当該レール上を走行する列車に搭載された車上装置が、前記列車の走行区間のレールに伝送されている前記走行制御情報を受信した受信情報を用いて当該列車の走行制御を行う列車制御方法であって、
    走行区間が進入許容区間か否かを、前記受信情報を用いて判定する区間判定ステップと、
    前記走行制御情報が受信されない無信号状態を検出する無信号検出ステップと、
    走行区間が前記進入許容区間であり、且つ、前記無信号状態が検出された場合に、当該無信号状態を検出している列車の無信号状態の検出中の走行距離が、非常ブレーキの動作を抑止する距離閾値を定めた所定の距離条件を満たす間は非常ブレーキを動作させず、当該距離条件を満たさない距離に至ったときに非常ブレーキを動作させる非常ブレーキ動作制御ステップと、
    を含む列車制御方法。
JP2013170956A 2013-08-21 2013-08-21 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法 Active JP5613804B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013170956A JP5613804B1 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013170956A JP5613804B1 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5613804B1 JP5613804B1 (ja) 2014-10-29
JP2015042046A true JP2015042046A (ja) 2015-03-02

Family

ID=52574675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013170956A Active JP5613804B1 (ja) 2013-08-21 2013-08-21 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5613804B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126669B1 (ja) * 2015-11-25 2017-05-10 株式会社京三製作所 列車制御システム、車上装置及び列車制御方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09142302A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 East Japan Railway Co 列車制御装置
JP2003040110A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Hitachi Ltd 車上主体型自動列車制御装置
JP2005022558A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Hitachi Ltd 自動列車停止システム
JP2005253141A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Nippon Signal Co Ltd:The Atc車上装置、及び、車両制御装置
JP2012249402A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Kyosan Electric Mfg Co Ltd Atc車上速度制御装置、列車制御システム、及び、制御方法
JP2013082240A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 地上装置、車上装置、列車制御システム及び制御方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09142302A (ja) * 1995-11-24 1997-06-03 East Japan Railway Co 列車制御装置
JP2003040110A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Hitachi Ltd 車上主体型自動列車制御装置
JP2005022558A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Hitachi Ltd 自動列車停止システム
JP2005253141A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Nippon Signal Co Ltd:The Atc車上装置、及び、車両制御装置
JP2012249402A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Kyosan Electric Mfg Co Ltd Atc車上速度制御装置、列車制御システム、及び、制御方法
JP2013082240A (ja) * 2011-10-06 2013-05-09 Kyosan Electric Mfg Co Ltd 地上装置、車上装置、列車制御システム及び制御方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6126669B1 (ja) * 2015-11-25 2017-05-10 株式会社京三製作所 列車制御システム、車上装置及び列車制御方法
JP2017094953A (ja) * 2015-11-25 2017-06-01 株式会社京三製作所 列車制御システム、車上装置及び列車制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5613804B1 (ja) 2014-10-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102338731B1 (ko) 열차 제어 시스템
US10399585B2 (en) Method of controlling hybrid operation of trains having different formation lengths and communication-based train control system
CN107709136B (zh) 用于为轨道车辆确定行驶授权的方法和装置
CN103786755B (zh) 一种基于zc系统的计轴故障检测方法
US9278702B2 (en) Train control system
JP5836403B2 (ja) 電気車の遮断器制御装置
US20150225003A1 (en) Control of a rail vehicle
JP2014088098A (ja) 列車制御システム
CN104925090B (zh) 一种列车完整性的检测方法
EP2614983A2 (en) Train control system
JP6272455B2 (ja) 車両併合制御システムおよび車両併合制御方法、および車両制御システム用故障検知装置
JP6243230B2 (ja) 車上装置、列車制御システム及び走行制御方法
JP5613804B1 (ja) 車上装置、列車制御システム、及び、列車制御方法
JP6126669B1 (ja) 列車制御システム、車上装置及び列車制御方法
JP6184875B2 (ja) 車上装置、列車制御システム及び走行制御方法
KR20120133091A (ko) 무선통신기반 열차제어시스템의 열차 무결성 확보 시스템 및 그 방법
JP2016068640A (ja) 列車制御システム、車上装置及び列車制御方法
JP4564214B2 (ja) 無線による自律分散型列車制御システム
CN114132366B (zh) 协同编队列车安全防护方法、装置、设备、系统及介质
JP2015033177A (ja) 鉄道車両および鉄道車両制御システム
JP5858713B2 (ja) 列車位置検知システム
JP5535133B2 (ja) 車上装置及び速度照査パターン更新制御方法
JPWO2018066021A1 (ja) 終端防護装置及び終端防護方法
RU2583987C1 (ru) Система управления движением поезда
KR101618414B1 (ko) 열차 방어구간 설정 시스템 및 열차 방어구간 설정 방법

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5613804

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250