JP2015041675A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】埋込絶縁膜の凹部内に導電膜が埋設されて他の導電膜等とショートすることを防止する。【解決手段】第1活性領域を形成する工程と、第1活性領域と交差する溝を第1活性領域内に形成する工程と、溝の下部に配線、上部に埋込絶縁膜を形成する工程と、埋込絶縁膜を覆うように保護絶縁膜およびマスク膜を順次、形成する工程と、マスク膜のパターンを形成する工程と、開口内に上面が露出する保護絶縁膜を変質層に変換させる工程と、開口以外に形成された保護絶縁膜を残存させると共に変質層を選択的に除去してホールを形成する工程と、ホール内に導電膜を埋設する工程と、を有する半導体装置の製造方法。【選択図】図1B

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
最小加工寸法が40nm以下の設計ルールにおけるDRAM(Dynamic Random Access Memory)では、メモリセル領域のトランジスタとして、メモリセル領域の占有面積低減に有効となる埋込ゲート型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ(以降、「埋込MOSトランジスタ」と称する。)を採用している。これに対して、周辺回路領域におけるトランジスタには、埋込MOSトランジスタよりも製造が容易となるプレーナ型MOSトランジスタを採用している。プレーナ型MOSトランジスタを半導体のスケーリング則に沿って微細化していくと、ゲート長の短縮化とともにゲート絶縁膜を薄くしなければならないので、リーク電流が生じ易くなる。このようなリーク電流の発生を抑制する対策として従来、ゲート絶縁膜をシリコン酸化膜から高誘電率膜とする検討がなされてきている。特許文献1および特許文献2には、高誘電率膜をゲート絶縁膜とする相補型MOSトランジスタが開示されている。また、特許文献3には、DRAMのメモリセルの構成および製造方法の一例が開示されている。
特開2010−199610号公報 特開2011−035229号公報 特開2011−129760号公報
特許文献3には、埋込MOSトランジスタを備えたメモリセル領域が開示されている。特許文献3の図11および図12には、半導体基板に形成したトレンチにゲート電極を埋設した後、キャップ絶縁膜としてライナーシリコン窒化膜と硼素リン珪酸ガラス膜(BPSG膜;Boron Phosphorus Silicate Glass膜)を形成する工程が記載され、図13の工程においてビット線コンタクトホールを形成するエッチングが実施される。この時、BPSG膜の上面の一部も露出しているが、特許文献3の段落[0039]には、BPSG膜がエッチングされてその上面が後退することが無いと、記載されている。
しかしながら、本発明者の検討によれば、さらに微細化された半導体装置では、ライナーシリコン窒化膜およびBPSG膜の膜厚を薄くせざるを得なくなりエッチング耐性が不足する。この結果、ビット線コンタクトホールを形成するエッチング時に、BPSG膜内に凹形状部分が発生する。BPSG膜に凹形状部分が発生すると、後続工程において、ビットコンタクトプラグとなる導電膜がこの中に埋設されて残留する。このため、この導電膜を介して、隣接するビット線同士がショートしてしまう問題があった。
一実施形態は、
半導体基板の第1の領域の表面に、第1活性領域を形成する工程と、
前記第1活性領域と交差する溝を前記第1活性領域内に形成する工程と、
前記溝の下部に配線、上部に埋込絶縁膜を形成する工程と、
前記埋込絶縁膜を覆うように前記半導体基板上の全面に、保護絶縁膜およびマスク膜を順次、形成する工程と、
前記第1活性領域内において前記溝に隣接する領域を開口する前記マスク膜のパターンを形成する工程と、
前記開口内で上面が露出する前記保護絶縁膜を変質層に変換させる工程と、
前記開口以外に形成された前記保護絶縁膜を残存させると共に前記変質層を選択的に除去して、ホールを形成する工程と、
前記ホール内に導電膜を埋設する工程と、
を有する半導体装置の製造方法に関する。
他の実施形態は、
半導体基板の第1の領域の表面に、第1活性領域を形成する工程と、
前記第1活性領域を交差し各々、直線で平行に延在する第1の溝および第2の溝を、前記第1活性領域内に形成する工程と、
前記第1の溝および前記第2の溝の各々の下部に各々、対応する第1の配線、第2の配線を形成する工程と、
前記第1の溝および前記第2の溝の各々の上部に各々、対応する第1埋込絶縁膜、第2埋込絶縁膜を形成する工程と、
前記第1埋込絶縁膜および第2埋込絶縁膜を覆うように、前記半導体基板上の全面に保護絶縁膜およびマスク膜を順次、形成する工程と、
前記第1の溝および前記第2の溝で挟まれる前記第1活性領域を開口する前記マスク膜のパターンを形成する工程と、
前記開口内で上面が露出する前記保護絶縁膜を変質層に変換させる工程と、
前記開口以外に形成された前記保護絶縁膜を残存させると共に前記変質層を選択的に除去してホールを形成する工程と、
前記ホール内に導電膜を埋設する工程と、
を有する半導体装置の製造方法に関する。
溝を埋設する埋込絶縁膜が保護絶縁膜で覆われた状態となるので、ホール形成時に埋込絶縁膜が凹形状になることが無い。従って、埋込絶縁膜の凹部内に導電膜が埋設されて他の導電膜等とショートすることを防止できる。
一実施形態の半導体装置の製造方法により製造した半導体装置を表す平面図である。 図1Aの半導体装置のA−A’−A’’方向の断面図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。 一実施形態に係る半導体装置の製造方法を表す図である。
以下に、本発明を適用した実施形態である半導体装置の製造方法について図面を参照して説明する。この実施形態は、本発明のより一層の深い理解のために示される具体例であって、本発明は、この具体例に何ら限定されるものではない。また、同一部材には同一符号を付し、説明を省略又は簡略化する。また、同一部材には適宜符号を省略する。なお、以下の説明で用いる図面は模式的なものであり、各図における長さ、幅、及び厚みの比率等は実際のものと同じとは限らず、各図における長さ、幅、及び厚みの比率等は互いに一致していない場合がある。以下の実施例では、具体的に示した材料や寸法等の条件は例示に過ぎない。また、各図面におけるハッチング一致していない場合がある。
なお、特許請求の範囲に記載の「第1の領域」および「第2の領域」はそれぞれ、下記実施形態のメモリセル領域101および周辺回路領域102に相当する。
特許請求の範囲に記載の「マスク膜」および「マスク膜のパターン」はそれぞれ、下記実施形態の「第1マスク61」および「第1マスク61のパターン」に相当する。
特許請求の範囲に記載の「ホール」は、下記実施形態の「開口部63A」に相当する。
特許請求の範囲に記載の「第1の溝」および「第2の溝」は、下記実施形態の「第1ワード溝45a」および「第2ワード溝45b」に相当する。
特許請求の範囲に記載の「第1の配線」および「第2の配線」は、下記実施形態の「第1ワード線11a」および「第2ワード線11b」に相当する。
特許請求の範囲に記載の「保護絶縁膜」は、下記実施形態の「第1高誘電率膜54a」に相当する。
特許請求の範囲に記載の「導電膜」は、下記実施形態の「導電膜14」に相当する。
(半導体装置)
以下に、本実施形態の製造方法により製造した半導体装置の一例であるDRAM(Dynamic Random Access Memory)を例に挙げて説明する。
図1Aは、本実施形態によるDRAM100の構成例を示す平面図、図1Bは、本実施形態によるDRAM100の構成例を示す断面図であって、図1AのA−A’−A’’方向における断面を示している。但し、図1Aでは、各構成要素の配置状況を明確にするため、各トランジスタの上方に位置している上部金属配線等を省略している。
まず、図1Aを参照して説明する。半導体基板となるシリコン基板1の上面に素子分離領域5で囲まれる島状の活性領域2(第1活性領域2a、第2活性領域2b)が配置されている。メモリセル領域101における第1活性領域2aは、X方向(第1方向)に対して負の傾斜方向となるX’方向(第3方向)に延在するとともに、X方向並びにX方向に垂直となるY方向(第2方向)に整列して配置される構成となっている。周辺回路領域102における第2活性領域2bは、Y方向へ延在している。なお、本実施形態では、説明の都合から、周辺回路領域102に1つの第2活性領域2bを示しているが、複数の第2活性領域2bをX方向あるいはY方向へ適宜配置しても良い。
メモリセル領域101では、Y方向に整列して配置される複数の第1活性領域2aと交差して各々の第1活性領域2aを縦断するように、2本の埋込ワード線(ワード線)11(11a、11b)がY方向に延在して配置される。2本の埋込ワード線11を配置することにより、平面的に見た第1活性領域2aは、一端部に位置する活性領域6Aと、活性領域6Aに隣接する第1埋込ワード線(第1ワード線)11aと、第1埋込ワード線11aに隣接し第1活性領域2aの中央に位置する活性領域6Bと、活性領域6Bに隣接する第2埋込ワード線(第2ワード線)11bと、第2埋込ワード線11bに隣接し第2活性領域2bの他の一端部に位置する活性領域6Cとで構成される。活性領域6Aおよび活性領域6Cの上面は各々、容量コンタクトプラグ25が配置される領域となる。また、活性領域6Bは、X方向に延在させたビット線17を接続するビット線コンタクトプラグが配置される領域であり、不純物拡散層13が設けられている。すなわち、平面視で、容量コンタクトプラグ25とビットコンタクトプラグはこれらの間にワード線17を挟んで互いに対向するように配置される。各々のワード線11a、11bは対応するセルトランジスタのゲート電極として機能する。
周辺回路領域102では、第2活性領域2bの中央部を横断するように、1本のゲート電極配線17AがX方向に延在して配置されている。なお、ゲート電極配線17Aが配置されていない第2活性領域2bの上面は、第2コンタクトプラグが配置される領域であり、不純物拡散層13A並びに21Aが設けられている。
次に、図1Bを参照してメモリセル領域101を説明する。本実施形態では、メモリセルを構成するスイッチングトランジスタとして、埋込ワード線を兼ねた埋込ゲート電極を備える4つの埋込MOSトランジスタTr1、Tr2、Tr3、Tr4を用いている。4つの埋込MOSトランジスタの構成は同じなので、以下、埋込MOSトランジスタTr1の構成について説明する。埋込MOSトランジスタTr1は、シリコン基板1の素子分離領域5に囲まれた第1活性領域2aに設けられている。なお、素子分離領域5は、シリコン基板1の素子分離溝40の内部に絶縁膜を配置したものである。埋込MOSトランジスタTr1は、第1活性領域2aに設けられたワード溝の各々の内面を覆っているゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7の表面を覆っている介在層8と、介在層8の内側に設けられた導電膜9からなる第1埋込ワード線11aと、ソース/ドレイン領域になる不純物拡散層13並びに不純物拡散層21とを有する構成になっている。導電膜9は、その上面が埋込絶縁膜10で覆われている。ここで埋込絶縁膜10は、導電膜9の上面に位置する凹部の内面を覆っている下部埋込絶縁膜10Aと、下部埋込絶縁膜10Aを覆いワード溝を埋設する上部埋込絶縁膜10Bで構成されている。下部埋込絶縁膜10Aはシリコン窒化膜で構成され、上部埋込絶縁膜10Bはシリコン酸化膜で構成される。シリコン酸化膜にはリンやボロンなどの不純物が含有されていても良い。埋込絶縁膜10の上面には、第1高誘電率膜(保護絶縁膜)54aが配置され、さらにその上に第1マスク膜61が積層されている。ここで、「高誘電率膜」とは、酸化シリコンよりも高い比誘電率を有する膜のことを言う。素子分離領域5の上面も同様である。さらに詳細に説明すると、第1高誘電率膜54aは、上部埋込絶縁膜10の上面を覆うと共に、上部埋込絶縁膜10Bの側面とワード溝の側面の間に位置するリセス部を埋設している。したがって、埋込絶縁膜10は第1高誘電率膜54aからなる保護絶縁膜54aで完全に覆われる構成となる。ここで、第1高誘電率膜54aは、後述する周辺回路領域102の第2高誘電率膜54bとは異なり、埋込絶縁膜10の保護膜として機能する。
上記埋込MOSトランジスタの上方には、ビット線17およびキャパシタ30が設けられている。活性領域6Bの上部に配置された不純物拡散層13の上面には、ビットコンタクトプラグ47が接続されている。すなわち、平面視で、容量コンタクトプラグ25とビットコンタクトプラグ47はこれらの間にワード線17(ワード溝45)を挟んで互いに対向するように配置される。ビットコンタクトプラグ47は、X方向に延在させたビット線17を構成している導電膜14と一体化している。ここでビット線17は、導電膜14と導電膜15の間に介在層52を挿入させた積層構造としているが、導電膜14だけの単層構造にしても良い。ビット線17の上面はビットマスク膜16で覆われており、その側面部はサイドウォール絶縁膜18で覆われている。
埋込MOSトランジスタを構成している活性領域6Aと活性領域6Cの上部に配置された不純物拡散層21の上面には、容量コンタクトプラグ25を介して、下部電極27が接続されている。ここで、容量コンタクトプラグ25は、導電膜22と導電膜24の間に介在層23を挿入した積層構造になっており、その側面部はサイドウォール絶縁膜20で覆われている。容量コンタクトプラグ25は、第1層間絶縁膜12を貫通している。さらに第1層間絶縁膜12は、ストッパー膜37で覆われて保護されている。キャパシタ30は、クラウン型のキャパシタであり、下部電極27、容量絶縁膜28および上部電極29で構成されている。なお、下部電極27は、クラウン形状で内壁と外壁を有しており、その内外壁は容量絶縁膜28と上部電極29で順次、覆われている。
さらに上部電極29で構成された凹部分は、導体からなら埋込膜31で埋め込まれており、埋込膜31の上面にはプレート電極32が配置されている。下部電極27の側面部の一部には、隣接する下部電極27の倒壊を防止するためにサポート膜33が接続されている。プレート電極32は、第2層間絶縁膜19で覆われており、第2層間絶縁膜19の内部には第1コンタクトプラグ34が設けられて、第2層間絶縁膜19の上面には上部金属配線35が設けられている。キャパシタ30を構成している上部電極29は、埋込膜31とプレート電極32と第1コンタクトプラグ34を介して、上部金属配線35と接続されている。なお、上部金属配線35と第2層間絶縁膜19は、保護膜36で覆われている。
次に、図1Bを参照しながら、周辺回路領域102を構成するプレーナMOSトランジスタの構成について説明する。プレーナMOSトランジスタは、第2活性領域2bの上面を覆っている絶縁膜53並びに第2高誘電率膜54bからなるゲート絶縁膜44と、ゲート絶縁膜44の上面を覆っている導電膜55並びに導電膜56からなるゲート電極57と、ソース/ドレイン領域になる不純物拡散層13A(図1Aを参照)並びに 不純物拡散層21A(図1Aを参照)を有する構成となっている。さらに、導電膜56の上面は、ゲート電極配線17Aで覆われている。このゲート電極配線17Aは、ビット線17と同様に、導電膜14Aと導電膜15Aの間に介在層52Aを挿入させた積層構造にしているが、導電膜15Aだけの単層構造にしても良い。ゲート電極配線17Aの上面は配線マスク膜16Aで覆われており、その側面部はサイドウォール絶縁膜18で覆われている。
プレーナMOSトランジスタは、第1層間絶縁膜12で覆われている。第1層間絶縁膜12の上面には、コンタクトパッド42Aが設けられている。第1層間絶縁膜12を貫通する第2コンタクトプラグ41Aを介して、導電膜15Aとコンタクトパッド42Aとが接続されている。コンタクトパッド42Aと第1層間絶縁膜12は、ストッパー膜37で覆われている。ストッパー膜37は、第2層間絶縁膜19で覆われており、第2層間絶縁膜19の内部には第3コンタクトプラグ43が設けられて、第2層間絶縁膜19の上面には上部金属配線35が設けられている。コンタクトパッド42は、第3コンタクトプラグ43を介して、上部金属配線35と接続されている。
(半導体装置の製造方法)
次に、図2から図14を参照しながら、本実施形態の半導体装置の製造方法について説明する。各図はDRAM100の製造工程図面であり、A図は各工程における平面図、B図はA図のA−A’−A’’断面図である。なお、説明は、主にB図を参照して行い、必要に応じて適宜、A図を補完しながら行うものとする。
まず、素子分離領域5の形成方法とメモリセル領域102における埋込MOSトランジスタの埋込ワード線11の形成方法を説明する。図2に示すように、シリコン基板1の上面に、熱CVD(Chemical Vapor Deposition)法によるシリコン酸化膜(SiO2)とシリコン窒化膜(Si34)からなるマスク膜(図示せず)を形成した。次に、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング法を用いて、マスク膜とシリコン基板1のパターニングを行い、活性領域2(2a、2b)を区画するための素子分離溝40をシリコン基板1に形成した。これにより、素子分離溝40で区画されるようにして、活性領域2はX方向とY方向に点在する島状のパターンとして形成された。活性領域2の上面は、マスク膜で覆われている。次に、熱CVD法によって、素子分離溝40の内部を充填するように、シリコン窒化膜やシリコン酸化膜からなる素子分離絶縁膜を堆積させた。次に、マスク膜が露出するまでCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、素子分離絶縁膜の表面を平坦化して、素子分離溝40の内部にのみ素子分離絶縁膜を残存させた。次に、ウェットエッチングによって、マスク膜を除去するとともに、素子分離溝40における素子分離絶縁膜の上面をシリコン基板1の上面の位置と概略同等になるようにした。このウェットエッチングによって、素子分離溝40の内部が素子分離絶縁膜で埋設された素子分離領域5を形成した。
次に、シリコン基板1の上面に、熱酸化法でシリコン酸化膜(SiO2)からなる犠牲膜3を形成した後、熱CVD法によりシリコン窒化膜からなるワードマスク膜4を堆積した。次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法によって、埋込ワード線のパターンとなるように、ワードマスク膜4と犠牲膜3の一部を除去して、開口部を形成した。この開口部の底面には、活性領域2と素子分離領域5の各々の上面が露出している。次に、露出させた活性領域2と素子分離領域5をドライエッチング法によりエッチングして、ワード溝45を形成した。ワード溝45は、第1ワード溝45aと第2ワード溝45bで構成されており、夫々のワード溝45は、第1活性領域2aと交差するように、Y方向へ延在する平行なライン状のパターンとして形成した。1つの第1活性領域2aの上面は、2つのワード溝45によって3ヶ所に区分されている。また、ワード溝45の内部を除いたシリコン基板1の上面には、ワードマスク膜4が残留している。次に、ワード溝45の内壁に、熱酸化法によるシリコン酸化膜からなるゲート絶縁膜7を形成した。この後、CVD法によって、窒化チタン(TiN)からなる介在層8とタングステン(W)からなる導電膜9を順次堆積した。
次に、ドライエッチング法によって、導電膜9と介在層8がワード溝45の内部において同じ高さで残留するように、不要となった導電膜9と介在層8の上部を除去した。このドライエッチングによって、上面の高さを同じにした導電膜9と介在層8で構成される埋込ワード線11を、ワード溝45の内部に形成した。さらに詳細に説明すると、埋込ワード線11は第1埋込ワード線11aと第2埋込ワード線11bで構成されており、第1ワード溝45aには第1埋込ワード線11aを形成して、第2ワード溝45bには第2埋込ワード線11bを形成している。このときワード溝45の上部は、埋込ワード線11で埋め込まれていないので、各々の埋込ワード線11は各々に対応したワード溝45の下部に形成されており、ワード溝45は新たなワード溝45Aとして残留している。
次に、図3に示すように、CVD法によって、ワード溝45Aの内面を覆うように、シリコン窒化膜からなる下部埋込絶縁膜10Aを成膜し、さらにCVD法によって、ワード溝45Aを埋め込むように、シリコン酸化膜からなる上部埋込絶縁膜10Bを成膜した。次に、CMP法によって、ワードマスク膜4の上面に残留している埋込絶縁膜10A、10Bを除去して、ワード溝45Aの内部だけに埋込絶縁膜10A、10Bを形成した。なお、ワード溝45Aはワード溝45の上部を構成しているので、埋込絶縁膜10A、10Bはワード溝45の上部に形成されている。さらに詳細に説明すると、埋込絶縁膜10は第1埋込絶縁膜10aと第2埋込絶縁膜10bで構成されており、第1ワード溝45aの上部には第1埋込絶縁膜10aを形成して、第2ワード溝45bの上部には第2埋込絶縁膜10bを形成している。次に、ウェットエッチング法によって、ワードマスク膜4を除去して、ワードマスク膜4の下地になっていた犠牲膜3と素子分離領域5を露出させた。
次に、図4に示すように、CVD法によって、シリコン基板1の上面を覆うように、シリコン窒化膜からなる下部マスク膜59と、シリコン酸化膜からなる上部マスク膜60を順次、形成した。この上部マスク膜60の膜厚は、犠牲膜3の膜厚と同等になるように形成している。次に、フォトリソグラフィ法とウェットエッチング法によって、周辺回路領域102におけるシリコン酸化膜からなる上部マスク膜60を除去した。このとき、周辺回路領域102におけるシリコン窒化膜からなる下部マスク膜59は、残留して露出している。
次に、図5に示すように、ウェットエッチング法によって、周辺回路領域102におけるシリコン窒化膜からなる下部マスク膜59を除去して、周辺回路領域102における素子分離領域5と犠牲膜3を露出させた。このとき、メモリセル領域101の下部マスク膜59は、シリコン酸化膜からなる上部マスク膜60で覆われているので、残留している。さらに、ウェットエッチング法によって、周辺回路領域102における犠牲膜3を除去して、シリコン基板1を露出させた。このとき、犠牲膜3と同じシリコン酸化膜からなる上部マスク膜60も除去されるが、シリコン窒化膜の下部マスク膜59で覆われている埋込絶縁膜10は残留している。次に、熱酸化法によって、露出させたシリコン基板1の上面に絶縁膜53を形成した。なお、絶縁膜53は、プレーナMOSトランジスタにおけるゲート絶縁膜の一部になる。
次に、図6に示すように、ウェットエッチング法によって、シリコン窒化膜からなる下部マスク膜59を除去した。このとき、下部マスク膜59を完全に除去するためにオーバーエッチングを行ったので、埋込絶縁膜10の上面が露出するが、同じシリコン窒化膜からなる下部埋込絶縁膜10Aの上部も除去されてしまうので、下部埋込絶縁膜10Aの上面の位置は、シリコン基板1の上面よりも下方に後退している。このように、下部埋込絶縁膜10Aの上面が後退することによって、ワード溝45Aの側面46の一部が露出している。次に、シリコン基板1上の全面を覆うように、ALD(Atomic Layer Deposition)法による3nm厚にした酸化ハフニウム(HfO2)からなる高誘電率膜(保護絶縁膜)54と、CVD法によるシリコン酸化膜からなる第1マスク膜61を順次、成膜した。ここで、ALD条件の一例を示すと、原料ガスとして温度を300℃にしたハフニウムテトラクロライド(HfCl4)を供給した後、酸化ガスとして温度を300℃にした水蒸気(H2O)を供給して、原料ガスの酸化を行った。なお、高誘電率膜54は、ハフニウムシリケート(HfSiO)であっても良く、この場合は原料ガスとして、ハフニウムテトラクロライドと四塩化ケイ素(SiCl4)を用いる。このとき、高誘電率膜54は、周辺回路領域102で露出している絶縁膜53とともに、埋込絶縁膜10の上面も覆うので、露出していたワード溝45Aの側面46も覆っている。
次に、図7に示すように、フォトリソグラフィ法とウェットエッチング法によって、周辺回路領域102における第1マスク膜61を除去して、高誘電率膜54を露出させた。次に、スパッタ法による窒化チタン(TiN)からなる導電膜55と、熱CVD法による不純物を含有したポリシリコン(Si)からなる導電膜56を順次成膜し、さらにプラズマCVD法によるシリコン酸化膜からなる第2マスク膜62を成膜して、夫々を積層させた。
次に、図8に示すように、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング法によって、第2マスク膜62をパターニングした。この後、第1マスク膜61および第2マスク膜62をドライエッチングのマスクとして、メモリセル領域101と周辺回路領域102において不要になった導電膜56と導電膜55と高誘電率膜54を順次、除去した。このとき、残留させた高誘電率膜54と導電膜55と導電膜56の位置は、N型のプレーナMOSトランジスタを配置する位置にしている。これにより、メモリセル領域101には、第1高誘電率膜54aが形成され、周辺回路領域102には第2高誘電率膜54bが形成される。
次に、図9に示すように、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法によって、第1活性領域2aにおけるワード溝45と隣接するように、ビット線のコンタクト領域を開口する第1マスク膜61のパターン(開口部63)を形成した。このとき、開口部63の底部には、第1高誘電率膜54aの上面が露出している。次に、例えばアルゴンプラズマ雰囲気中に半導体基板1を載置し、第1高誘電率膜54aが露出する半導体基板1の表面に対してプラズマ中に生成されるアルゴンイオンを照射した。このプラズマ生成条件は、例えばアルゴンをプロセスガスとし、バイアスパワーを20〜100W、圧力を3〜30mTorr、温度を20〜30℃、処理時間を10秒に設定できる。この処理時間は、第1高誘電率膜54aの厚さに比例するように調整している。この処理によって、開口部63の下方における第1高誘電率膜54aは、アルゴンイオンの衝突エネルギーにより分子間結合が破壊され、ウェットエッチング耐性が低下した状態の変質層である高誘電率膜54Aに変換されて残留する。本実施形態で用いた酸化ハフニウムなどの高誘電率膜は、成膜段階では強固な分子間結合を有しているためにウェットエッチングが困難である。しかし、上記のように、イオン衝撃などのダメージを与えることによりウェットエッチングが容易な膜に変質させることができる。したがって、上記で用いたアルゴンである必要はなく、他のガスプラズマであっても良い。また、イオン注入を兼ねて衝撃を与えても良い。すなわち、後述の図11で実施する活性領域6Bの上部に不純物拡散層13をイオン注入する工程を、開口部63の形成直後、すなわち、第1高誘電率膜54aが残存している状態で実施することができる。この場合、第1高誘電率膜54aへのダメージ付与と不純物拡散層13の形成を同時に行うことができ、別途に実施するプラズマ処理工程を省略することができる。
次に、図10に示すように、ウェットエッチング法によって、高誘電率膜54Aを除去した。ウェットエッチングには、フッ酸含有溶液を用いる。ここでは、例えば、フッ化水素(HF)とフッ化アンモニウム(NH4F)の混合薬液を用いた。これにより、開口部63から露出せずにダメージを受けていない第1高誘電率膜54aを残存させ、ダメージを受けた変質層となる高誘電率膜54Aだけを選択的に除去することができる。このウェットエッチングでは、シリコン酸化膜も除去されるので、高誘電率膜54Aの下地になっていた犠牲膜3と、周辺回路領域102で残留していた第2マスク膜62も除去された。しかしながら、シリコン酸化膜からなる上部埋込絶縁膜10Bは、ダメージを受けていない第1高誘電率膜54aで覆われているので除去されずに残留した。このように、高誘電率膜54Aを除去した後の開口部63は、ビット線のコンタクトホールとなる新たな開口部63Aになっており、その底部には活性領域6Bの上面が露出した。
次に、メモリセル領域101におけるビット線17と周辺回路領域102におけるゲート電極配線17Aの形成方法について説明する。図11に示すように、フォトリソグラフィ法とイオン注入法によって、活性領域6Bの上部に不純物拡散層13を形成した。次に、周辺回路領域102における高誘電率膜54bの側面部と導電膜55の側面部と導電膜56の側面部、並びに導電膜56の側面部と上面部を覆うように、熱CVD法による不純物を含有したポリシリコンからなる導電膜14と、CVD法によるタングステンシリサイド(WSi)からなる介在層52と、スパッタ法によるタングステンからなる導電膜15と、プラズマCVD法によるシリコン窒化膜(SiN)からなるビットマスク膜16を順次、堆積した。次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法によって、不要なビットマスク膜16と導電膜15と介在層52と導電膜14を除去して、X方向に延在するビット線17とゲート電極配線17Aを形成した。不純物拡散層13の上面において、X方向の第1マスク膜61で挟まれている導電膜14の下部領域は、ビットコンタクトプラグ47として機能している。このように、ビット線17並びにゲート電極配線17Aを構成している導電膜14と介在層52と導電膜15とビットマスク膜16は、同一工程で成膜されたものである。しかし、図1におけるゲート電極配線17Aの構成は、説明の都合から、導電膜14を導電幕14Aと記載しており、同様に、介在層52を介在層52A、導電膜15を導電膜15A、ビットマスク膜16を配線マスク膜16Aとして記載している。
次に、メモリセル領域101における容量コンタクトプラグ25の形成方法について説明する。図12に示すように、CVD法によって、ビット線17とゲート電極配線17Aを埋め込むように、シリコン酸化膜からなる第1層間絶縁膜12を成膜した。次に、CMP法によって、第1層間絶縁膜12の上面を平坦化してから、既存の製法によって、周辺回路領域102における第2コンタクトプラグ41とコンタクトパッド42を形成した。次に、CVD法によって、コンタクトパッド42と第1層間絶縁膜12を覆うように、シリコン窒化膜からなるストッパー膜37を成膜した。次に、フォトリソグラフィ法とドライエッチング法によって、ストッパー膜37と第1層間絶縁膜12と第1マスク膜61をパターニングして、メモリセル領域101における容量コンタクトプラグの形成位置に開口部64を形成した。このとき開口部64の底部には、第1高誘電率膜54aが露出した。
次に、CVD法によって、開口部64の内壁を被覆するようにシリコン窒化膜を成膜してから、ドライエッチング法によってエッチバックすることで、開口部64の側面部にサイドウォール絶縁膜20を形成した。次に、ドライエッチング法によって、開口部64の底部に露出させた第1高誘電率膜54aに、ガスプラズマを照射させた。このドライエッチング条件は、図9において開口部63の底部に露出させた第1高誘電率膜54aに対して用いたものと同じ条件とした。この処理によって、開口部64の下部における第1高誘電率膜54aは、ダメージを受けて、高誘電率膜54Aに変質して残留した。
次に、図13に示すように、ウェットエッチング法によって、高誘電率膜54Aを除去した。ここでのウェットエッチングでは、フッ酸含有溶液を用いており、第1高誘電率膜54aを残留させたままで、ダメージを受けた高誘電率膜54Aだけを除去することができる。このウェットエッチングでは、シリコン酸化膜も除去されるので、高誘電率膜54Aの下地となっていた犠牲膜3も除去されるが、第1層間絶縁膜12はシリコン窒化膜からなるストッパー膜37とサイドウォール絶縁膜20で覆われて保護されているので、残留した。高誘電率膜54Aを除去した後の開口部64は、新たな開口部64Aとなっており、その底部には活性領域6Aと活性領域6Cであるシリコン基板1が露出した。
次に、図14に示すように、フォトリソグラフィ法とイオン注入法によって、活性領域6Aと活性領域6Cの上部に不純物拡散層21を形成した。次に、開口部64Aの内側に、熱CVD法でリンを含有したポリシリコン膜を堆積させた。次に、ドライエッチング法によってエッチバックを行って、開口部64Aの底部にポリシリコン膜からなる導電膜22を残存させた。この後、導電膜22の上面にスパッタ法でコバルトシリサイド(CoSi)からなる介在層23を形成してから、開口部64Aの内部を充填するように、CVD法でタングステンからなる導電膜24を堆積させた。次に、CMP法によって、ストッパー膜37の上面が露出するまで介在層23と導電膜24を除去して、開口部64Aの内部だけに介在層23と導電膜24を残存させた。この処理により、導電膜22と介在層23と導電膜24により構成された容量コンタクトプラグ25を形成した。
以上により、素子分離領域5と埋込ワード線11とゲート絶縁膜44とゲート電極57とビット線17とゲート電極配線17Aと容量コンタクトプラグ25が完成する。次に、公知の製法によって、メモリセル領域101におけるキャパシタ30を形成してから、プレート電極32並びにコンタクトパッド42と接続するように上部金属配線35を形成すると、図1に示したDRAM100が完成する。
このように本実施形態では、メモリセル領域101の埋込MOSトランジスタを構成している埋込ワード線11の上面を埋込絶縁膜10で覆うとともに、埋込絶縁膜10の上面を第1高誘電率膜54aで覆っている。このような構成にすることで、ビットコンタクトプラグ47となる開口部63(63A)を埋込ワード線11に隣接して設ける際のドライエッチングで、第1高誘電率膜54aが埋込絶縁膜10の保護絶縁膜として機能する。なお、保護絶縁膜が無い状態で埋込絶縁膜10が除去されると、後続工程において、除去後のリセス部(隙間)に導電膜14が埋め込まれることになる。埋込絶縁膜10は、ビット線17と交差するように配置されている。このため、従来の方法では、ビット線17を構成している導電膜14が空洞に埋め込まれると、隣接しているビット線17がショートしてしまう問題が生じる。しかし、本実施形態ではこのような問題を回避させることができる。
さらに、本実施形態における第1高誘電率膜54aは、周辺回路領域102に配置されている第2高誘電率膜54bと同じ工程で成膜しているので、別工程として成膜する製造方法よりもスループットを向上させることができる。
なお、本実施形態で使用する高誘電率膜の材料は、酸化シリコンよりも高い比誘電率を有するものであれば特に限定されないが、高い比誘電率を有するため、HfSiO、HfSiON、ZrO2、ZrSiO、ZrSiON、Ta25、Nb25、Al23、HfO2、ScO3、Y23、La23、CeO3、Pr23、Nd23、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、Dy23、Ho23、Er23、Tm23、Yb23、及びLu23からなる群から選択された少なくとも一種の絶縁材料を使用することが好ましい。
1 シリコン基板
2 活性領域
2a 第1活性領域
2b 第2活性領域
3 犠牲膜
4 ワードマスク膜
5 素子分離領域
6A、6B、6C 活性領域
7 ゲート絶縁膜
8 介在層
9 導電膜
10、10a、10b 埋込絶縁膜
10A 下部埋込絶縁膜
10B 上部埋込絶縁膜
11、11a、11b 埋込ワード線(ワード線)
12 第1層間絶縁膜
13、13A、21、21A 不純物拡散層
14、14A、15、15A 導電膜
16 ビットマスク膜
16A 配線マスク膜
17 ビット線
17A ゲート電極配線
18、20 サイドウォール絶縁膜
19 第2層間絶縁膜
22、24 導電膜
23 介在層
25 容量コンタクトプラグ
27 下部電極
28 容量絶縁膜
29 上部電極
30 キャパシタ
31 埋込膜
32 プレート電極
33 サポート膜
34 第1コンタクトプラグ
35 上部金属配線
36 保護膜
37 ストッパー膜
40 素子分離溝
41、41A 第2コンタクトプラグ
42、42A コンタクトパッド
43 第3コンタクトプラグ
44 ゲート絶縁膜
45、45a、45b、45A ワード溝
46 ワード溝の側面
47 ビットコンタクトプラグ
52、52A 介在層
53 絶縁膜
54 高誘電率膜
54a 第1高誘電率膜
54b 第2高誘電率膜
54A 高誘電率膜
55、56 導電膜
57 ゲート電極
59 下部マスク膜
60 上部マスク膜
61 第1マスク膜
62 第2マスク膜
63、63A、64、64A 開口部
100 DRAM
101 メモリセル領域
102 周辺回路領域
Tr1、Tr2、Tr3、Tr4 埋込MOSトランジスタ

Claims (17)

  1. 半導体基板の第1の領域の表面に、第1活性領域を形成する工程と、
    前記第1活性領域と交差する溝を前記第1活性領域内に形成する工程と、
    前記溝の下部に配線、上部に埋込絶縁膜を形成する工程と、
    前記埋込絶縁膜を覆うように前記半導体基板上の全面に、保護絶縁膜およびマスク膜を順次、形成する工程と、
    前記第1活性領域内において前記溝に隣接する領域を開口する前記マスク膜のパターンを形成する工程と、
    前記開口内で上面が露出する前記保護絶縁膜を変質層に変換させる工程と、
    前記開口以外に形成された前記保護絶縁膜を残存させると共に前記変質層を選択的に除去して、ホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を埋設する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板の第1の領域の表面に、第1活性領域を形成する工程と、
    前記第1活性領域を交差し各々、直線で平行に延在する第1の溝および第2の溝を、前記第1活性領域内に形成する工程と、
    前記第1の溝および前記第2の溝の各々の下部に各々、対応する第1の配線、第2の配線を形成する工程と、
    前記第1の溝および前記第2の溝の各々の上部に各々、対応する第1埋込絶縁膜、第2埋込絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1埋込絶縁膜および第2埋込絶縁膜を覆うように、前記半導体基板上の全面に保護絶縁膜およびマスク膜を順次、形成する工程と、
    前記第1の溝および前記第2の溝で挟まれる前記第1活性領域を開口する前記マスク膜のパターンを形成する工程と、
    前記開口内で上面が露出する前記保護絶縁膜を変質層に変換させる工程と、
    前記開口以外に形成された前記保護絶縁膜を残存させると共に前記変質層を選択的に除去してホールを形成する工程と、
    前記ホール内に導電膜を埋設する工程と、
    を有する半導体装置の製造方法。
  3. 前記溝はワード溝であり、
    前記配線はワード線であり、
    前記ホールはビット線コンタクトホールである、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第1活性領域を形成する工程では、
    前記溝の延在する方向に並ぶように複数の第1活性領域を形成し、
    前記溝を形成する工程では、
    前記複数の第1活性領域内を延在するように前記溝を形成し、
    前記マスク膜のパターンを形成する工程では、
    各々の前記第1活性領域内において前記溝に隣接する領域を開口する前記マスク膜のパターンを形成し、
    前記ホールを形成する工程では、
    各々の前記開口に対応するホールを形成し、
    前記導電膜を埋設する工程では、
    各々の前記ホール内にビット線コンタクトプラグと、
    前記ビット線コンタクトプラグに電気的に接続されたビット線と、
    を形成する、請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1および第2の溝はワード溝であり、
    前記第1および第2の配線はワード線であり、
    前記ホールはビット線コンタクトホールである、請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1活性領域を形成する工程では、
    前記第1および第2の溝の延在する方向に並ぶように複数の第1活性領域を形成し、
    前記第1および第2の溝を形成する工程では、
    前記複数の第1活性領域内を延在するように前記第1および第2の溝を形成し、
    前記マスク膜のパターンを形成する工程では、
    前記第1の溝および前記第2の溝で挟まれる各々の前記第1活性領域を開口する前記マスク膜のパターンを形成し、
    前記ホールを形成する工程では、
    各々の前記開口に対応するホールを形成し、
    前記導電膜を埋設する工程では、
    各々の前記ホール内にビット線コンタクトプラグと、
    前記ビット線コンタクトプラグに電気的に接続されたビット線と、
    を形成する、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記導電膜の埋設後に更に、
    前記ワード線を間に挟んで各々の前記ビット線コンタクトプラグと対向するように、前記第1活性領域上に容量コンタクトプラグを形成する工程と、
    各々の前記容量コンタクトプラグに電気的に接続されたキャパシタを形成する工程と、
    を有する、請求項4または6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1活性領域を形成する工程では更に、
    前記半導体基板の第2の領域の表面に、第2活性領域を形成し、
    前記保護絶縁膜を形成する工程では更に、
    前記第2の領域の表面上に、前記保護絶縁膜を有するゲート絶縁膜を形成し、
    前記保護絶縁膜を有するゲート絶縁膜の形成後に更に、
    前記第2の領域のゲート絶縁膜上にゲート電極を形成する工程を有し、
    前記第1の領域はメモリセル領域であり、
    前記第2の領域は周辺回路領域である、請求項1〜7の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記導電膜を埋設する工程では更に、
    前記半導体基板の第2の領域上に前記ゲート電極を覆うように、前記導電膜を有するゲート電極配線を形成する、請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記保護絶縁膜は、酸化シリコンよりも高い比誘電率を有する高誘電率膜である、請求項1〜9の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記高誘電率膜は、HfSiO、HfSiON、ZrO2、ZrSiO、ZrSiON、Ta25、Nb25、Al23、HfO2、ScO3、Y23、La23、CeO3、Pr23、Nd23、Sm23、Eu23、Gd23、Tb23、Dy23、Ho23、Er23、Tm23、Yb23、及びLu23からなる群から選択された少なくとも一種の絶縁材料を含む、請求項1〜10の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記保護絶縁膜を変質層に変換させる工程では、
    露出する前記保護絶縁膜に対してイオンを照射することにより前記保護絶縁膜を変質層に変換させる、請求項1〜11の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  13. アルゴンをプロセスガスとし、バイアスパワーを20〜100W、圧力を3〜30mTorr、温度を20〜30℃とした条件で、前記イオンを照射する、請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記保護絶縁膜を変質層に変換させる工程では、
    露出する前記保護絶縁膜に対してイオンを注入することにより前記保護絶縁膜を変質層に変換させる、請求項1〜11の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  15. 前記ホールを形成する工程では、
    ウェットエッチングにより前記変質層を除去する、請求項1〜14の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  16. フッ酸含有溶液を用いて前記ウェットエッチングを行う、請求項15に記載の半導体装置の製造方法。
  17. 前記フッ酸含有溶液は、フッ化水素(HF)およびフッ化アンモニウム(NH4F)を含有する、請求項16に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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