JP2015041523A - 蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 - Google Patents

蓄電装置及び蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電極組立体と蓋側構造体の相対移動を抑制することに伴う不都合無く、電極組立体をケース本体に挿入することができる蓄電装置及び蓄電装置の製造方法を提供すること。
【解決手段】二次電池10は、ケース11内に電極組立体14を有するとともに、電極組立体14を包んでケース11から絶縁する絶縁フィルム70を有する。また、二次電池10は、蓋側構造体Kを備えており、絶縁フィルム70は、電極組立体14のタブ側端面36からはみ出した延出部74を備え、蓋側構造体Kが含む導電部材カバー75と、絶縁フィルム70の延出部74とが粘着テープ78によって接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、蓄電装置及び蓄電装置の製造方法に関する。
EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug in Hybrid
Vehicle)などの車両には、走行用モータへの供給電力を蓄える蓄電装置としての二次電池が搭載されている。二次電池としては、電極組立体がケース内に収容され、ケースが、ケース本体と蓋を溶接して形成されているものがある。また、ケース本体内に収容された電極組立体は、シート状の正極電極と負極電極を両者を絶縁した状態で積層して構成されている。正極電極及び負極電極のタブを集めた各タブ群には導電部材が接続されるとともに、各導電部材には電極端子が電気的に接続されている。各電極端子は、その極柱部が蓋の挿通孔を貫通してケースの外部に突出している。
このような二次電池の製造方法の一つに、電極組立体と蓋とを予め一体化した状態で、電極組立体をケース本体内に挿入した後、蓋をケース本体に溶接する方法がある。具体的には、電極組立体の各タブ群に導電部材を溶接して接続し、各導電部材に電極端子を接続した後、蓋の挿通孔に極柱部を挿通する。そして、蓋から突出した極柱部にナットを螺合して、電極組立体と蓋とを一体化する。その後、電極組立体をケース本体内に収容して蓋とケース本体とを接合する。
ところで、蓋には各電極端子がナットにより締結され、各電極端子には導電部材が溶接されており、蓋と、電極端子と、導電部材は一体化された剛体(蓋側構造体)である。この蓋側構造体と電極組立体とは、タブを介して繋がっているだけであり、タブは、例えば電極内の集電体である金属箔の一部であることから、タブによって蓋側構造体と電極組立体とが相対移動可能になっている。よって、電極組立体と蓋側構造体とが一体化された状態で、電極組立体だけをケース本体に挿入する際、電極組立体が動いて挿入作業が行いにくい。そこで、電極組立体と蓋との相対移動を抑制した二次電池がある(例えば、特許文献1)。
図7に示すように、特許文献1に開示の密閉電池80は、開口を備える外装容器81に電極体82が収容され、外装容器81の開口が封口体83によって封止されている。封口体83の内面83aには絶縁板84がかしめ付けられるとともに、電極体82における封口体83側の端面82aには樹脂製のスペーサ85が粘着テープ86によって固定されている。
そして、絶縁板84の側面全周とスペーサ85の側面全周とが粘着テープ86によって覆われ、絶縁板84とスペーサ85が一体化されるとともに、それら絶縁板84とスペーサ85を介して電極体82と封口体83が一体化されている。よって、封口体83と一体化された電極体82を外装容器81に収容し、外装容器81の開口に封口体83を嵌合し、接合することで密閉電池80が製造される。したがって、特許文献1では、電極体82と封口体83が、相対移動が抑制された状態に一体化されているため、電極体82を外装容器81に挿入しやすくなる。
特開2012−178229号公報
ところで、特許文献1に開示の密閉電池80において、電極体82と封口体83との相対移動を抑制するため、電極体82の端面82aにスペーサ85の一面を密着させ、そのスペーサ85の他面に、絶縁板84の一面を密着させている。さらに、絶縁板84の他面に封口体83の内面83aを密着させている。このため、密閉電池80では、電極体82の過充放電等によりガスが発生し、封口体83に形成されたガス抜き孔からガスを放出させるとき、絶縁板84及びスペーサ85がガス抜き孔へのガスの流動の妨げとなる不都合が生じてしまう。
本発明は、電極組立体と蓋側構造体の相対移動を抑制することに伴う不都合無く、電極組立体をケース本体に挿入することができる蓄電装置及び蓄電装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記問題点を解決するための蓄電装置は、ケース本体の開口部を蓋で閉塞したケースと、タブを有する異極の電極を積層して構成されるとともに、前記タブがタブ側端面から突出し、前記タブ側端面を離間する前記蓋に対向させて前記ケース内に収容された電極組立体と、前記電極組立体を包んで前記ケース本体から絶縁する薄膜状の絶縁部材と、前記蓋に一体に組み付けられた電極端子と、を有する蓄電装置であって、前記蓋に加え、前記電極端子を少なくとも含む蓋側構造体を備えており、前記絶縁部材は、前記タブの突出方向に沿って前記タブ側端面からはみ出した延出部を備え、前記蓋側構造体と前記絶縁部材の延出部とが接合されていることを要旨とする。
これによれば、蓋側構造体は、タブの突出方向に沿ってタブ側端面から離間している。そして、この蓋側構造体に対し、タブ側端面からはみ出した絶縁部材の延出部が接合されている。このため、電極組立体と蓋側構造体とを一体化し、両者の相対移動を抑制した構造であっても、タブ側端面と蓋の内面とを離間させることができ、タブ側端面と蓋の内面との間に空間を確保することができる。したがって、例えば、電極組立体の過充放電等によりケース内にガスが発生したとき、そのガスを空間に排気させ、空間から蓋のガス抜き孔を通過させてケース外に速やかに放出させることができる。
また、タブ側端面と蓋の内面との間に空間を確保するために、絶縁部材の延出部を利用しており、この延出部を備える絶縁部材は、電極組立体とケースとの絶縁のために用いる既存の構成である。したがって、空間確保のためにスペーサ(別部材)を別途用いる場合のような蓄電装置の部品点数の増加が無く、重量増加もない。
また、蓄電装置について、前記蓋側構造体は、前記タブと前記電極端子との間を接続する導電部材と、前記導電部材を前記ケースから絶縁する導電部材カバーとを含み、前記絶縁部材の延出部と前記導電部材カバーとが接合されているのが好ましい。
これによれば、導電部材カバーは、導電部材とケースを絶縁しており、電流が流れない部材であり、高温になりにくい部材である。このため、絶縁部材がタブや導電部材に接続される場合と異なり、絶縁部材の延出部が熱によって溶けてしまうことがない。
また、蓄電装置について、前記導電部材カバーは、前記導電部材を前記積層方向の両側から覆う被覆部を備え、前記被覆部と前記延出部とが接合されているのが好ましい。
これによれば、被覆部を設けることで、蓋側構造体と延出部との接合面積を広く確保でき、延出部と蓋側構造体との接合強度を高めることができる。また、蓄電装置の製造工程で、薄膜状の絶縁部材の損傷を防止するためには、電極端子を蓋に組み付けた後に、電極組立体に絶縁部材を組み付けることが好ましく、製造工程において、延出部を被覆部に接合することで、電極端子を組み付けた後の絶縁部材の組み付けが容易となる。
また、蓄電装置について、前記延出部と、前記被覆部とは、前記積層方向から見て重なり、前記延出部は、前記絶縁部材の開口縁から前記電極組立体側へ凹んで前記被覆部を露出させる凹部を有し、前記被覆部と前記延出部とを両者に跨る粘着テープによって接合した。
これによれば、所定の位置に、一定の貼着面を有する粘着テープを貼着して、延出部と被覆部を接合する場合、凹部を形成することで、粘着テープが貼着される被覆部の面積を広げることができ、延出部と被覆部との接合強度を高めることができる。
また、蓄電装置について、二次電池であることが好ましい。
また、上記問題点を解決するための蓄電装置の製造方法は、タブを有する異極の電極を積層して構成される電極組立体に、前記タブにて導電部材を接続するとともに、前記導電部材を絶縁する導電部材カバー、及び電極端子を、ケースの一部をなす蓋に組み付けて蓋側構造体とする第1の工程と、前記電極組立体を薄膜状の絶縁部材で包み、前記タブの突出方向に沿って延びる前記絶縁部材の延出部を、前記導電部材カバーに接合する第2の工程と、前記第2の工程の後に、前記電極組立体を前記ケースの一部をなすケース本体に収容することを要旨とする。
これによれば、電極組立体と蓋側構造体とを絶縁部材を用いて接合した後、電極組立体をケース本体に収容する。このため、電極組立体と蓋との間に空間を形成することができるとともに、電極組立体をケース本体に収容するときの作業性も良い。また、蓋側構造体を組み付けた後に、電極組立体を絶縁部材で包むとした。これによれば、蓋側構造体を組み付ける作業、例えば、電極端子の蓋への締結作業により、誤って絶縁部材が損傷する虞がない。
電極組立体と蓋側構造体の相対移動を抑制することに伴う不都合無く、電極組立体を
ケース本体に挿入することができる。
二次電池を示す部分破断斜視図。 電極組立体の分解斜視図。 二次電池の分解斜視図。 蓋側構造体と絶縁部材を一体化した状態を示す斜視図。 蓋側構造体と絶縁部材を一体化した状態を示す側面図。 二次電池内を示す部分側断面図。 背景技術を示す図。
以下、蓄電装置及びその製造方法を二次電池及びその製造方法に具体化した一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1及び図3に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、その外形を構成するケース11を備えている。ケース11は、四角箱状のケース本体12と、そのケース本体12に設けられた開口部12aを塞ぐ矩形平板状の蓋13とから構成されている。ケース本体12は、矩形平板状の底部12bと、この底部12bの一対の短側縁から立設された第1側壁12cと、底部12bの一対の長側縁から立設され、かつ両第1側壁12cに直交する第2側壁12dを備える。二次電池10は、その外形が角型の角型電池である。なお、ケース本体12及び蓋13は金属製である。また、本実施形態の二次電池10は、リチウムイオン電池である。二次電池10は、ケース11に収容されている電極組立体14を備える。
図2に示すように、電極組立体14は、電極として互いの極性が異なる正極電極21及び負極電極22が、電気伝導に係るイオン(リチウムイオン)が通過可能な多孔質膜で形成されたセパレータ23を介して交互に積層されて構成されている。正極電極21、負極電極22及びセパレータ23はそれぞれ、矩形のシート状である。なお、以降の説明において、特に断りが無い限り、積層方向とは、電極組立体14の積層方向である。
正極電極21は、集電体としての矩形状の正極金属箔(例えばアルミニウム箔)21aと、正極金属箔21aの両面全体に設けられた正極活物質層21bと、を有する。負極電極22は、集電体としての矩形状の負極金属箔(例えば銅箔)22aと、負極金属箔22aの両面全体に設けられた負極活物質層22bと、を有する。正極電極21の一辺21cの一部には、タブとしての正極タブ31が、正極金属箔21aより突出して設けられている。同様に、負極電極22の一辺22cの一部には、タブとしての負極タブ32が、負極金属箔22aより突出して設けられている。
図3に示すように、正極電極21と負極電極22は、電極組立体14とした状態で、正極タブ31が積層方向に沿って列状に配置され、且つ正極タブ31と重ならない位置にて負極タブ32が積層方向に沿って列状に配置される。各正極タブ31は、電極組立体14の積層方向の一端側に寄せて集められ、その集められた状態で上記一端側とは反対側の他端側に向けて折り返されている。同様に、各負極タブ32は、電極組立体14の積層方向の一端側に寄せて集められ、その集められた状態で上記一端側とは反対側の他端側に向けて折り返されている。
そして、電極組立体14は、全ての正極電極21の一辺21cと、全ての負極電極22の一辺22cと、セパレータ23の一辺23aを積層したタブ側端面36を有する。また、電極組立体14は、タブ側端面36と反対側の端面であり、ケース本体12の底部12b側に底側端面33を有し、電極組立体14の積層方向の両端に位置する偏平面34を有する。さらに、電極組立体14は、積層方向の両偏平面34及び底側端面33と直交する一対の側面35を有する。そして、電極組立体14は、タブ側端面36と蓋13の内面13bとが対向し、かつ離間する状態でケース11内に収容されている。
二次電池10は、全ての正極タブ31と溶接部で電気的に接続された正極導電部材41を備えるとともに、全ての負極タブ32と溶接部で電気的に接続された負極導電部材42を備えている。各導電部材41,42は、蓋13の内面13bと電極組立体14のタブ側端面36との間に配置されている。
正極導電部材41は、一枚の金属板、例えばアルミニウム板を屈曲させたものであり、クランク形状である。正極導電部材41は、屈曲部分に対して長手方向の一方側の部位であるタブ側溶接片51が、正極タブ31の積層方向一端の正極タブ31に接合されるとともに、正極導電部材41はタブ側端面36から蓋13側へ離間している。また、正極導電部材41において、屈曲部分に対して長手方向の他方側の部位である端子側接合片52がタブ側溶接片51よりも電極組立体14のタブ側端面36側に位置している。
端子側接合片52において、蓋13側の面には、電極端子としての正極端子15が接合されている。正極端子15は、外周面にネジ溝が設けられた正極極柱部15aと、正極極柱部15aの軸方向の端部に設けられ、かつ端子側接合片52に接合された角柱状の正極基部15bとを有している。よって、正極導電部材41と正極端子15は一体に接合され、正極タブ31を介して電極組立体14と、正極導電部材41及び正極端子15が一体化されている。
負極導電部材42は、一枚の金属板、例えば銅板を屈曲させたものであり、クランク形状である。負極導電部材42は、屈曲部分に対して長手方向の一方側の部位であるタブ側溶接片61が、負極タブ32の積層方向一端の負極タブ32に接合されるとともに、負極導電部材42はタブ側端面36から蓋13側へ離間している。また、負極導電部材42において、屈曲部分に対して長手方向の他方側の部位である端子側接合片62がタブ側溶接片61よりも電極組立体14のタブ側端面36側に位置している。
負極導電部材42の端子側接合片62において、蓋13側の面には、電極端子としての負極端子16が接合されている。負極端子16は、外周面にネジ溝が設けられた負極極柱部16aと、負極極柱部16aの軸方向の端部に設けられ、かつ端子側接合片62に接合された角柱状の負極基部16bとを有している。よって、負極導電部材42と負極端子16は一体に接合され、負極タブ32を介して電極組立体14と、負極導電部材42及び負極端子16が一体化されている。
正極端子15の正極極柱部15a、及び負極端子16の負極極柱部16aは、それぞれ、蓋13に設けられた貫通孔13aを通ってケース11外に突出しており、その突出箇所には絶縁リング17が挿通された状態でナット18が螺着されている。また、正極極柱部15a及び負極極柱部16aにはそれぞれ、シール部材19が取り付けられている。シール部材19が正極基部15b及び負極基部16bと蓋13の内面13bとの間に圧縮されることによって、各極柱部15a,16aの周囲がシールされている。
また、二次電池10は、正極端子15の正極基部15b及び端子側接合片52をカバーする正極側絶縁カバー24を備えている。正極側絶縁カバー24は、端子側接合片52の電極組立体14側の面を覆った状態で、正極基部15b及び正極極柱部15aに嵌合している。同様に、二次電池10は、負極端子16の負極基部16b及び端子側接合片62をカバーする負極側絶縁カバー25を備えている。
蓋13には、ケース11内に電解液を注入するのに用いられる注液孔26が設けられている。注液孔26は、電解液が注入された後は、封止栓27によって封止されている。また、蓋13には、ケース11内のガスが排出可能なガス排出孔28が設けられている。ガス排出孔28は蓋13の厚さ方向に貫通しており、その貫通方向から見て円形状である。ガス排出孔28は、蓋13の厚さよりも薄い板状の安全弁29によって閉塞されている。安全弁29は、蓋13と、蓋13に取り付けられた取付板30とによって挟まれている。取付板30は、その厚さ方向から見て三角形状であり、取付板30の中央には、ガス排出孔28と同一径の貫通孔30aが設けられている。また、取付板30は、円環状のボス30bを備える。
また、蓋13におけるガス排出孔28の周囲には、リブ37が設けられており、リブ37の内側に安全弁29が配置された状態で、リブ37の内側にボス30bが嵌合されて取付板30がリブ37に取り付けられている。安全弁29は、通常時はガス排出孔28を閉塞しており、ケース11内の内圧が開放圧を越えた場合には開放することにより、ガス排出孔28を介してケース11内のガスを排出させる。
図3及び図6に示すように、二次電池10は、蓋13の内面13b及び第2側壁12dの内面と、各導電部材41,42のタブ側溶接片51,61とを絶縁する導電部材カバー75を備える。導電部材カバー75は絶縁性を有する樹脂製であり、全体として断面コ字状の板材状となっている。導電部材カバー75は、矩形状の本体部76を備え、本体部76の長手方向の中央部に溝76aを備える。
導電部材カバー75は、本体部76において、電極組立体14の積層方向に対向する一対の長側縁に被覆部77を備える。各被覆部77は本体部76から離れるように電極組立体14に向けて突出し、矩形板状である。各被覆部77は、各導電部材41,42の各タブ側溶接片51,61を積層方向の両側から覆っている。
そして、導電部材カバー75の本体部76は、各導電部材41,42と、蓋13の内面13bとに挟持されている。本体部76は、各導電部材41,42のタブ側溶接片51,61を蓋13側から覆って、タブ側溶接片51,61を蓋13から絶縁している。
そして、蓋13と、正極端子15及び負極端子16と、正極導電部材41及び負極導電部材42と、正極側絶縁カバー24及び負極側絶縁カバー25と、導電部材カバー75が蓋13に一体化されている。本実施形態では、蓋13と、正極端子15及び負極端子16と、正極導電部材41及び負極導電部材42と、正極側絶縁カバー24及び負極側絶縁カバー25と、導電部材カバー75と、絶縁リング17と、ナット18と、シール部材19とから蓋側構造体Kが構成されている。蓋側構造体Kは、正極導電部材41及び負極導電部材42よりも蓋13側に位置する部品全てを組み付けて構成されたものであり、一纏まりの剛体である。また、安全弁29及び導電部材カバー75の対向方向から見て、安全弁29と重なる位置に溝76aが設けられている。
図4及び図5に示すように、電極組立体14は、樹脂製であり、四角箱状に組立てられた絶縁部材としての絶縁フィルム70によって包まれている。絶縁フィルム70は、電極組立体14の底側端面33とケース本体12の底部12bとの間を絶縁する底側絶縁部71と、電極組立体14の各側面35と各第1側壁12cとの間を絶縁する第1絶縁部72と、電極組立体14の各偏平面34と各第2側壁12dとの間を絶縁する第2絶縁部73とを備える。
絶縁フィルム70は、電極組立体14のタブ側端面36から正極タブ31及び負極タブ32の突出方向にはみ出した延出部74を有する。延出部74は、全体として枠状であり、第1絶縁部72及び第2絶縁部73において、タブ側端面36からはみ出した部位によって形成されている。そして、延出部74によって囲まれた空間内に正極タブ31及び負極タブ32と、正極導電部材41及び負極導電部材42が配置されている。すなわち、各タブ31,32、及び各導電部材41,42と、ケース本体12の内面との間に、延出部74が介在している。よって、各タブ31,32及び各導電部材41,42と、ケース本体12とは、延出部74によって囲まれるとともに、ケース本体12から絶縁されている。絶縁フィルム70は、各第2絶縁部73での延出部74に凹部74aを備える。各凹部74aは、絶縁フィルム70における延出部74の開口縁から電極組立体14に向けて四角形状に凹んでいる。
図5及び図6に示すように、導電部材カバー75は、両被覆部77が両第2絶縁部73よりも内側に配置されている。電極組立体14の積層方向から見て、第2絶縁部73の延出部74は、被覆部77に重なっている。そして、延出部74と、延出部74の開口縁よりも蓋13側に位置する被覆部77には、両者に跨るように矩形状の粘着テープ78が貼着されている。粘着テープ78は、延出部74の凹部74aから露出する被覆部77の一部にも貼着されている。よって、導電部材カバー75の被覆部77と、電極組立体14を包んだ絶縁フィルム70とが、粘着テープ78によって接合され、一体化されている。
次に、二次電池10の製造方法と共に作用を記載する。
二次電池10を製造するには、まず、正極導電部材41の端子側接合片52に、正極端子15の正極基部15bを溶接によって接合するとともに、負極導電部材42の端子側接合片62に、負極端子16の負極基部16bを溶接によって接合する。次に、電極組立体14の正極タブ31に正極導電部材41のタブ側溶接片51を溶接によって接合するとともに、負極タブ32に負極導電部材42のタブ側溶接片61を溶接によって接合する。次いで、正極端子15の正極基部15bに正極側絶縁カバー24を装着するとともに、負極端子16の負極基部16bに負極側絶縁カバー25を装着する。
次に、正極導電部材41のタブ側溶接片51と、負極導電部材42のタブ側溶接片61に導電部材カバー75を装着し、本体部76によって両タブ側溶接片51,61を被覆するとともに、両被覆部77によって両タブ側溶接片51,61を側方から被覆する。
次に、正極端子15の正極極柱部15aにシール部材19を装着するとともに、正極極柱部15aを蓋13の貫通孔13aに挿通する。同様に、負極端子16の負極極柱部16aにシール部材19を装着するとともに、負極極柱部16aを蓋13の貫通孔13aに挿通する。そして、絶縁リング17を介してナット18を螺合し、蓋13に正極端子15及び負極端子16を締結する。すると、蓋13と、正極端子15及び負極端子16と、正極側絶縁カバー24及び負極側絶縁カバー25と、正極導電部材41及び負極導電部材42と、導電部材カバー75と、絶縁リング17と、ナット18と、シール部材19とから蓋側構造体Kが構成される。すなわち、電極組立体14に、各タブ31,32にて各導電部材41,42を接続するとともに、導電部材カバー75、及び正極端子15と負極端子16を蓋13に組み付けて蓋側構造体Kとする第1の工程が完了する。
次に、電極組立体14を絶縁フィルム70で包むとともに、絶縁フィルム70の両第2絶縁部73における延出部74の内側に被覆部77を配置する。そして、両第2絶縁部73の延出部74と、対応する被覆部77とを粘着テープ78によって接合し、蓋側構造体Kと電極組立体14を絶縁フィルム70によって一体化する。すなわち、絶縁フィルム70の延出部74を、蓋側構造体Kの導電部材カバー75に接合する第2の工程が完了する。
そして、第2の工程の後、絶縁フィルム70で包まれた電極組立体14をケース本体12の開口部12aからケース本体12内に挿入(収容)する。その後、蓋13をケース本体12の開口端に溶接によって接合してケース11が形成されるとともに、ケース11内に電極組立体14が収容される。その後、注液孔26からケース11内に電解液を注入する。
このとき、図6に示すように、電極組立体14と蓋側構造体Kとを一体化した構造であっても、タブ側端面36と蓋13の内面13bとの間に空間Sを確保している。よって、注入された電解液は、導電部材カバー75の溝76aから被覆部77を伝って電極組立体14に向けて流下し、空間Sのうち正極タブ31と負極タブ32に挟まれた領域に注がれる。すると、電解液は、空間Sに留まり、その一部が、正極活物質層21b及び負極活物質層22bに浸透していく。
また、製造された二次電池10において、ケース11内の圧力が高まり、安全弁29が開放された場合には、ケース11内のガスは、空間Sに排気され、その後、導電部材カバー75の溝76aを介してガス排出孔28に到達し、ケース11外に排出される。
以上詳述した本実施形態によれば以下の優れた効果を奏する。
(1)蓋側構造体Kと、電極組立体14を包む絶縁フィルム70の延出部74とを粘着テープ78で接合し、蓋側構造体Kと電極組立体14を相対移動を抑制した状態に一体化した。そして、この一体化した構造において、電極組立体14のタブ側端面36と、蓋13の内面13bとの間に空間Sを確保している。
このため、二次電池10の製造時、蓋13の注液孔26から電解液をケース11内に注入する際、電解液が空間Sに流れ込み、その空間Sから電極組立体14の各電極21,22間や各活物質層21b,22bに電解液が速やかに浸透する。
また、ケース11内でガスが発生したとき、空間Sにガスが排気される。このとき、空間Sをガスのバッファとして機能させ、その後、導電部材カバー75の溝76aを介してガス排出孔28からケース11外に速やかに排出させることができる。
(2)絶縁フィルム70の延出部74と、蓋側構造体Kの導電部材カバー75とを接合することで、蓋側構造体Kと電極組立体14とは、タブ31,32だけでなく延出部74及び導電部材カバー75も利用して一体に繋がっている。よって、蓋側構造体Kと電極組立体14とをタブ31,32だけで繋いだ構成と比べると、蓋側構造体Kと電極組立体14との相対移動を抑制することができ、電極組立体14をケース本体12の開口部12aから挿入する作業が行いやすくなる。また、タブ31,32だけで繋いだ構成では、小型化のために空間Sが小さく設定されていると、電極組立体14のケース本体12への収容後、蓋13のケース本体12への取付作業が、タブ31,32の弾性により阻害される。本構造では、延出部74が導電部材カバー75と繋がっていることにより、このような場合の蓋13の取付作業も良好に行える。
(3)絶縁フィルム70の延出部74と、蓋側構造体Kの導電部材カバー75とを接合することで、蓋側構造体Kと電極組立体14とは、タブ31,32だけでなく、延出部74も利用して一体に繋がっている。このため、電極組立体14と蓋側構造体Kを相対移動させる力を、各タブ31,32だけでなく、延出部74でも受けることができ、各タブ31,32に作用する応力を緩和できる。
(4)絶縁フィルム70の延出部74と、蓋側構造体Kの導電部材カバー75とを粘着テープ78で接合し、電極組立体14と蓋側構造体Kの相対移動を抑制し、かつタブ側端面36と蓋13の内面13bとの間に空間Sを確保する構成とした。この構成では、空間Sを確保するために別部材のスペーサ等を使用しておらず、電極組立体14とケース11を絶縁するための絶縁フィルム70を有効利用している。したがって、電極組立体14と蓋側構造体Kの相対移動を抑制することに伴う不都合無く、電極組立体14のケース本体12への挿入性を向上させることができ、しかも、それに伴う部品増加や重量増加もない。
(5)絶縁フィルム70の延出部74と、蓋側構造体Kの導電部材カバー75とを粘着テープ78で接合した。導電部材カバー75は、各導電部材41,42と蓋13とを絶縁しており、電流が流れない部材であり、高温になりにくい部材である。このため、絶縁フィルム70が、タブ31,32や導電部材41,42に接続される場合と異なり、二次電池10の使用時に、熱によって導電部材カバー75と延出部74が溶けてしまうことがない。
(6)導電部材カバー75は、矩形板状の本体部76を備えるとともに、本体部76の長手方向に延び、かつ各導電部材41,42を積層方向の両側から覆う被覆部77を備える。そして、この被覆部77と延出部74とが粘着テープ78によって接合されている。よって、例えば、導電部材カバー75を、本体部76だけとし、その本体部76の長側縁と、延出部74とを粘着テープ78で接合する場合と比べると、粘着テープ78が貼着される面積を広く確保でき、延出部74と蓋側構造体Kとの接合強度を高めることができる。
また、製造工程上で絶縁フィルム70の損傷を防止するには、正極端子15及び負極端子16の蓋13への締結後に、絶縁フィルム70で電極組立体14を包むとともに、延出部74を蓋側構造体Kに接合することが好ましい。しかし、延出部74を被覆部77に接合することで、正極端子15及び負極端子16の締結後であっても、絶縁フィルム70の蓋側構造体Kへの接合が容易に行える。
(7)絶縁フィルム70は、延出部74の開口縁に凹部74aを備える。このため、被覆部77と延出部74を積層方向から見て重ねた状態で、粘着テープ78で両者を接合する場合、凹部74aが形成された分だけ、粘着テープ78が貼着される被覆部77の面積を広げることができ、延出部74と被覆部77との接合強度を高めることができる。
(8)導電部材カバー75の各被覆部77を、各第2絶縁部73における延出部74の内側に配置した状態で、被覆部77と延出部74を粘着テープ78で接合した。このため、各被覆部77により、各第2絶縁部73の延出部74が、各タブ31,32側に移動して接触してしまうことを抑制できる。また、各タブ31,32と各導電部材41,42との溶接部付近を被覆部77で保護して、異物が巻き込まれることを抑制できる。
(9)蓋側構造体Kと電極組立体14とを相対移動を抑制して一体化する構造において、絶縁フィルム70の短い壁である第1絶縁部72ではなく、長い壁である第2絶縁部73の延出部74を利用した。このため、蓋側構造体Kとの接合面積を広く確保して接合強度を確保できるとともに、粘着テープ78の貼着作業も行いやすい。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 導電部材カバー75の被覆部77の先端縁と、延出部74の開口縁とを一致させた状態で、被覆部77と延出部74とを粘着テープ78で接合してもよい。
○ 導電部材カバー75を、本体部76だけで構成し、本体部76の長側縁と、延出部74とを粘着テープ78で接合してもよい。
○ 導電部材カバー75の被覆部77と、第2絶縁部73の延出部74とを接合するのに加え、正極側絶縁カバー24及び負極側絶縁カバー25と、各第1絶縁部72の延出部74とを接合してもよい。
○ 延出部74の凹部74aは無くてもよい。
○ 被覆部77と延出部74との接合は、熱溶着や、接着剤による接合であってもよい。
○ 蓋側構造体Kにおいて、絶縁フィルム70の延出部74と接合される部品は、導電部材カバー75ではなく、蓋13や正極側絶縁カバー24及び負極側絶縁カバー25であってもよい。また、正極端子15、負極端子16、正極導電部材41、負極導電部材42であってもよく、蓋13、正極端子15、負極端子16、正極導電部材41、負極導電部材42、正極側絶縁カバー24及び負極側絶縁カバー25の少なくとも2つであってもよい。
○ 導電部材カバー75は、その本体部76が、各導電部材41,42と蓋13の内面13bとによって挟持されていたが、これに限られず、離間して配置されていてもよい。要は、本体部76は、各導電部材41,42と蓋13の内面13bとの間にあればよい。
○ 各導電部材41,42は、積層方向から見てクランク形状であったが、これに限られず、各端子15,16と各タブ31,32との同一極性同士が接合されていれば、その具体的な形状は任意である。
○ 安全弁の形状は実施形態のものに限られず任意である。例えば、蓋13の一部をプレスすることにより局所的に薄い箇所を設け、当該薄い箇所に対して刻印等の処理を施したものを安全弁として採用してもよい。
○ 正極電極21は、正極金属箔21aの両面に正極活物質層21bを有するとしたが、正極金属箔21aの片面のみに正極活物質層21bを有していてもよい。同様に、負極電極22は、負極金属箔22aの両面に負極活物質層22bを有するとしたが、負極金属箔22aの片面のみに負極活物質層22bを有していてもよい。
○ 蓄電装置は、二次電池10でなく、電気二重層キャパシタ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 上記実施形態では、電極組立体14として積層タイプを記載したが、捲回タイプでもよい。また、正極タブ31は正極金属箔21aに一体に形成され、負極タブ32は負極金属箔22aに一体に形成されていたが、別体のタブを各金属箔21a,22aに接合したものであってもよい。一端より突出するタブが、直接的又は間接的に蓋の電極端子に接続される構造であるならば、本発明は適用可能である。
○ 薄膜状の絶縁部材としての樹脂製の絶縁フィルム70を用いたが、この材質や厚みは特に限定されるものではなく、より厚みのあるシート状の絶縁部材を用いてもよく、また、材質も電極組立体14を包める程度の柔軟性があればよい。絶縁フィルム70の材質の一例は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルである。
○ 二次電池10はリチウムイオン二次電池であったが、これに限られず、ニッケル水素等の他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであればよい。
K…蓋側構造体、10…蓄電装置としての二次電池、11…ケース、12…ケース本体、12a…開口部、13…蓋、14…電極組立体、15…電極端子としての正極端子、16…電極端子としての負極端子、21…正極電極、22…負極電極、31…正極タブ、32…負極タブ、36…タブ側端面、41…正極導電部材、42…負極導電部材、70…絶縁部材としての絶縁フィルム、74…延出部、74a…凹部、75…導電部材カバー、77…被覆部、78…粘着テープ。

Claims (6)

  1. ケース本体の開口部を蓋で閉塞したケースと、
    タブを有する異極の電極を積層して構成されるとともに、前記タブがタブ側端面から突出し、前記タブ側端面を離間する前記蓋に対向させて前記ケース内に収容された電極組立体と、
    前記電極組立体を包んで前記ケース本体から絶縁する薄膜状の絶縁部材と、
    前記蓋に一体に組み付けられた電極端子と、
    を有する蓄電装置であって、
    前記蓋に加え、前記電極端子を少なくとも含む蓋側構造体を備えており、
    前記絶縁部材は、前記タブの突出方向に沿って前記タブ側端面からはみ出した延出部を備え、
    前記蓋側構造体と前記絶縁部材の延出部とが接合されていることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記蓋側構造体は、前記タブと前記電極端子との間を接続する導電部材と、前記導電部材を前記ケースから絶縁する導電部材カバーとを含み、前記絶縁部材の延出部と前記導電部材カバーとが接合されている請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記導電部材カバーは、前記導電部材を前記積層方向の両側から覆う被覆部を備え、前記被覆部と前記延出部とが接合されている請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記延出部と、前記被覆部とは、前記積層方向から見て重なり、前記延出部は、前記絶縁部材の開口縁から前記電極組立体側へ凹んで前記被覆部を露出させる凹部を有し、前記被覆部と前記延出部とを両者に跨る粘着テープによって接合した請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記蓄電装置は二次電池である請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の蓄電装置。
  6. タブを有する異極の電極を積層して構成される電極組立体に、前記タブにて導電部材を接続するとともに、前記導電部材を絶縁する導電部材カバー、及び電極端子を、ケースの一部をなす蓋に組み付けて蓋側構造体とする第1の工程と、
    前記電極組立体を薄膜状の絶縁部材で包み、前記タブの突出方向に沿って延びる前記絶縁部材の延出部を、前記導電部材カバーに接合する第2の工程と、
    前記第2の工程の後に、前記電極組立体を前記ケースの一部をなすケース本体に収容することを特徴とする蓄電装置の製造方法。
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