JP2015041413A - 蓄電装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】耐熱性のある塗工物がタブに付着しても、歩留りの向上を図ることができる蓄電装置の製造方法を提供する。
【解決手段】端子電極12に接続されるタブ34を縁に有する電極を備えた蓄電装置の製造方法であって、タブ34に付着した付着物を除去する洗浄工程を含み、洗浄工程では、付着物を溶解可能な洗浄液にタブ34を浸漬させて、タブ34から付着物を除去する。また、付着物は、電極12に配置された活物質層上に設けられる熱抵抗層を構成する絶縁性物質及びバインダを含む物質である。さらに、浄液を貯留する洗浄槽104と、洗浄槽104上に位置し、前記電極を保持すると共に電極を搬送する搬送部102と、を備える洗浄装置100より、電極を搬送部102により搬送しながら、タブ34を洗浄液に浸漬させる。
【選択図】図6
【解決手段】端子電極12に接続されるタブ34を縁に有する電極を備えた蓄電装置の製造方法であって、タブ34に付着した付着物を除去する洗浄工程を含み、洗浄工程では、付着物を溶解可能な洗浄液にタブ34を浸漬させて、タブ34から付着物を除去する。また、付着物は、電極12に配置された活物質層上に設けられる熱抵抗層を構成する絶縁性物質及びバインダを含む物質である。さらに、浄液を貯留する洗浄槽104と、洗浄槽104上に位置し、前記電極を保持すると共に電極を搬送する搬送部102と、を備える洗浄装置100より、電極を搬送部102により搬送しながら、タブ34を洗浄液に浸漬させる。
【選択図】図6
Description
本発明は、蓄電装置の製造方法に関する。
蓄電装置の製造では、電極を製造する工程において、金属箔に活物質を塗工して乾燥させる。活物質を塗工する工程では、金属箔の縁に設けられたタブ(端子電極に接続される接続部)に活物質が付着することがある。タブに活物質が付着すると、厚みが増大するためタブを集約することが困難になると共に、電気抵抗値が高くなるため電池特性が低下するおそれがある。そこで、例えば、特許文献1に記載の蓄電装置の製造方法では、電極のタブに塗着された活物質を、レーザービームにより昇華させて除去している。
ところで、電極には、活物質上に熱抵抗層が配置されることがある。熱抵抗層は、絶縁性物質(例えば、セラミック)とバインダと混合した物質を、活物質上に塗工して乾燥させることにより形成されている。熱抵抗層の形成工程においては、活物質と同様に、塗工物がタブに付着することがある。この場合、活物質と同様に除去する必要があるが、熱抵抗層を形成する塗工物は耐熱性を有しているため、従来の方法のように、レーザービームでは除去することが困難である。そのため、耐熱性を有する塗工物がタブに付着した場合には不良品として処分せざるを得なくなるため、歩留りが低下するといった問題があった。
本発明は、歩留りの向上を図ることができる蓄電装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る蓄電装置の製造方法は、端子電極に接続されるタブを縁に有する電極を備えた蓄電装置の製造方法であって、タブに付着した付着物を除去する洗浄工程を含み、洗浄工程では、付着物を溶解可能な洗浄液にタブを浸漬させて、タブから付着物を除去することを特徴とする。
この蓄電装置の製造方法では、タブに付着した付着物を、付着物を溶解可能な洗浄液に浸漬させて除去する洗浄工程を含んでいる。これにより、例えば熱抵抗層を形成する塗工物がタブに付着した場合であっても、その塗工物を溶解する洗浄液を用いることにより、塗工物をタブから除去することができる。したがって、電極を処分することなく使用することが可能となる。その結果、蓄電装置の製造方法では、歩留りの向上を図ることができる。
一実施形態においては、付着物は、電極に配置された活物質層上に設けられる熱抵抗層を構成する絶縁性物質及びバインダを含む物質であってもよい。このように、付着物が熱抵抗層を構成する絶縁性物質及びバインダを含む物質である場合には、洗浄液に浸漬させて付着物を除去する方法が有効である。
一実施形態においては、洗浄液を貯留する洗浄槽と、洗浄槽上に位置し、電極を保持すると共に電極を搬送する搬送部と、を備える洗浄装置より、電極を搬送部により搬送しながら、タブを洗浄液に浸漬させてもよい。このように、電極を搬送しながらタブを洗浄液に浸漬させるため、洗浄工程を効率的に行うことができる。
一実施形態においては、搬送部は、電極を載置し且つ洗浄液の水面に略平行な載置面を有しており、タブを載置面から下方に向かうように折り曲げて洗浄液に浸漬させてもよい。これにより、タブを洗浄液に浸漬させつつ、電極に設けられた物質(熱抵抗層等)に洗浄液が付着することを抑制できる。その結果、蓄電装置の信頼性の低下を抑制できる。
一実施形態においては、バインダは、ポリフッ化ビニリデンであり、洗浄液は、N−メチル−2−ピロリドンであってもよい。熱抵抗層を構成するバインダがポリフッ化ビニリデンである場合には、N−メチル−2−ピロリドンにより好適に除去することができる。
本発明によれば、歩留りの向上を図ることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、一実施形態に係る蓄電装置の製造方法により製造された蓄電装置の分解斜視図である。図2は、図1に示す蓄電装置の断面構成を示す図である。図3は、図2の一部を拡大して示す図である。各図に示される蓄電装置1は、例えばリチウムイオン二次電池等の非水電解二次電池である。図1及び図2に示すように、蓄電装置1は、ケース3と、ケース3に収容された電極組立体5と、短絡部7と、を備える。図1では、電極組立体5と短絡部7とが一体化され、その周囲に絶縁シート8が設けられている(図2では、絶縁シート8の図示を省略している)。ケース3は、電極組立体5を収容する空間を画成しており、例えばアルミニウム等の金属からなる。
図2に示すように、電極組立体5は、正極10と、負極12と、正極10と負極12との間に配置されたセパレータ14と、を備える。本実施形態では、電極組立体5は、最外部に負極12が配置されている。正極10及び負極12は、例えばシート状である。セパレータ14は、例えば袋状であるが、シート状であってもよい。袋状のセパレータ14内には、例えば正極10が収容される。複数の正極10及び複数の負極12が、セパレータ14を介して交互に積層されてもよい。ケース3内には電解液Eが充填されている。電解液Eとしては、例えば有機溶媒系又は非水系の電解液等が挙げられる。
正極10は、正極金属箔16と、正極金属箔16の両面に設けられた正極活物質層18と、を備える。正極金属箔16は、例えばアルミニウム箔である。正極金属箔16の厚みは、特に限定されないが、例えば5〜25μmとすることができる。また、正極活物質層18の厚みは、特に限定されないが、例えば40〜100μmとすることができる。
正極活物質層18は、正極活物質とバインダとを含んでもよく、必要に応じて導電助剤を含むことができる。正極活物質は、リチウム蓄電装置用の正極活物質であれば特に限定されない。正極活物質は、例えばリチウム化合物である。リチウム化合物としては、例えば、リチウムコバルト複合酸化物、リチウムニッケル複合酸化物、リチウムマンガン複合酸化物などのリチウム金属複合酸化物などを用いることができる。
図1に示すように、正極10は、縁に形成されたタブ20を有している。タブ20には、正極活物質が担持されていない。図1では、タブ20は、各正極10の複数のタブ20が集約されて折り曲げられている。正極10は、タブ20を介して導電部材22に接続されている。タブ20と導電部材22とは、例えば超音波溶接により接合されている。導電部材22は、正極端子(端子電極)PEに接続される。正極端子PEは、絶縁リング24を介してケース3に取り付けられている。
負極12は、負極金属箔30と、負極金属箔30の両面に設けられた負極活物質層32と、負極活物質層32上に設けられた熱抵抗層33と、を備える。負極金属箔30は、例えば銅箔である。負極金属箔30の厚みは、特に限定されないが、例えば5〜25μmとすることができる。また、負極活物質層32の厚みは、特に限定されないが、例えば40〜100μmとすることができる。
負極活物質層32は、負極活物質とバインダとを含んでもよく、必要に応じて導電助剤を含んでもよい。負極活物質としては、例えば、リチウムを吸蔵、放出可能な炭素系材料、リチウムと合金化可能な元素、リチウムと合金化可能な元素を有する元素化合物、あるいは高分子材料である。
図3に示すように、熱抵抗層33は、負極活物質層32上に配置されている。熱抵抗層33の厚みは、特に限定されないが、例えば2〜8μmとすることができる。熱抵抗層33は、絶縁性物質とバインダとを含んでいてもよい。絶縁性物質としては、例えばセラミックであり、より具体的にはアルミナ、シリカ等であり、本実施形態では、アルミナである。バインダとしては、耐熱性を有することが好ましく、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PolyVinylidene DiFluoride:PVDF)である。
図1に示すように、負極12は、縁に形成されたタブ34を有している。タブ34には、負極活物質が担持されていない。図1では、タブ34は、各負極12の複数のタブ34が集約されて折り曲げられている。負極12は、タブ34を介して導電部材36に接続されている。タブ34と導電部材36とは、例えば超音波溶接により接合されている。導電部材36は、負極端子(端子電極)NEに接続される。負極端子NEは、絶縁リング38を介してケース3に取り付けられている。
セパレータ14としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布又は不織布等が例示される。セパレータ14の厚みは、例えば10〜50μmとすることができる。
続いて、短絡部7について説明する。図2に示すように、短絡部7は、電極組立体5の正極10、負極12及びセパレータ14の配置方向(積層方向)において、電極組立体5の外側で且つケース3との間に、電極組立体5を両側から挟んで一対配置されている。短絡部7は、正極金属箔40と、負極金属箔42と、絶縁層44と、を有している。短絡部7では、ケース3側から電極組立体5側に向かって正極金属箔40、絶縁層44及び負極金属箔42がこの順に積層されており、負極金属箔42は負極活物質層32に対向している。短絡部7は、釘刺しや圧壊時など外部から力が加えられたときに、電極組立体5に先んじて正極金属箔40と負極金属箔42とが短絡する。
続いて、上記構成を有する蓄電装置1の製造方法について説明する。図4は、蓄電装置の製造方法を示すフローチャートである。以下の各工程は、オートメーションにより実施される。
図4に示すように、最初に、帯状の正極金属箔16に正極活物質が塗布されて正極活物質層18が形成される(活物質層形成工程:ステップS01)。同様に、帯状の負極金属箔30に負極活物質が塗布されて負極活物質層32が形成される。正極金属箔16に正極活物質、負極金属箔30に負極活物質が塗布された後、乾燥させることにより、正極金属箔16に正極活物質層18、負極金属箔30に負極活物質層32が形成される。
また、負極活物質層32上に、絶縁性物質が塗布されて熱抵抗層33が形成される(熱抵抗層形成工程:ステップS02)。負極活物質層32に絶縁性物質が塗布された後、乾燥させることにより、負極活物質層32上に熱抵抗層33が形成される。
続いて、外観検査工程が実施される(ステップS03)。外観検査工程では、例えばカメラを用いた画像処理により、NG品が検出される。NG品は、例えば図5に示すように、電極として打ち抜いた後、タブ34となる箇所に付着物Aが付着しているものである。図5に示す例では、タブ34に、熱抵抗層形成工程において塗布された絶縁性物質が付着している。外観検査工程では、NG品を検出すると、対象となる電極の所定の部分に、NGマーキング(NG品を識別可能なマークの付与)を行う。
続いて、帯状の金属箔が所定の形状に打ち抜かれる(打ち抜き工程:ステップS04)。打ち抜き工程では、タブ20を有する正極10、タブ34を有する負極12の形状に帯状の金属箔が打ち抜かれる。これにより、例えば図5に示すような形状に金属箔が打ち抜かれ、正極10及び負極12が形成される。
正極10及び負極12が形成されると、負極12にNGマーキングがあるか否かがカメラ撮像による画像処理によって判断される(ステップS05)。負極12にNGマーキングがあると判断された場合には、その負極12が洗浄工程に進められる。一方、負極12にNGマーキングがあると判断されなかった場合には、組立工程に進められる。
NGマーキングされている負極12には、洗浄工程が実施される(ステップS06)。洗浄工程では、タブ34に付着した付着物Aの除去作業が行われる。具体的には、図6を参照しながら説明する。図6は、洗浄装置を模式的に示す図である。図6に示すように、洗浄装置100は、ベルトコンベアのベルト(搬送部)102と、洗浄槽104と、を備えている。ベルト102は、洗浄槽104上に位置している(洗浄槽104上で負極12を搬送させる)。
洗浄工程に搬入された負極12は、ベルト102上に配置される。ここで、図7に示すように、ベルト102は、負極12が載置される載置面102aと、開口部Hと、を有している。載置面102aは、洗浄槽104に貯留された洗浄液Cの水面と略平行とされている。負極12は、図7(a)に示すように、タブ34が開口部Hに位置するように、ベルト102の載置面102aに配置される。ベルト102に配置された負極12は、図7(b)に示すように、タブ34が下方に略直角に折り曲げられる。これにより、タブ34は、ベルト102の下面よりも下方に突出する。なお、タブ34は、例えば、上方からタブ34を押し下げる手段によって折り曲げられる。
タブ34が折り曲げられた負極12は、ベルト102により、洗浄槽104まで搬送される。そして、洗浄槽104上に位置すると、タブ34が洗浄槽104に貯留された洗浄液Cに浸漬させられる。タブ34は、負極12がベルト102によって搬送されながら洗浄液Cに浸漬させられる。洗浄液Cは、熱抵抗層33を構成するバインダを溶解可能な有機溶剤であればよく、本実施形態では、熱抵抗層33のバインダとしてPVDFを含んでいるため、洗浄液Cとしては、例えば、N−メチル−2−ピロリドン(N-methylpyrrolidone:NMP)を用いている。洗浄液Cは、熱抵抗層33を構成するバインダに応じて適宜選択されればよい。
タブ34は、洗浄液Cに所定の時間浸漬される。所定時間は、例えば、3〜5分に設定することが好ましい。3〜5分であると、付着物Aを除去できると共に、洗浄時間の長時間化を避けることができる。タブ34が洗浄液Cに浸漬されることにより、タブ34に付着した付着物Aが溶解して除去される。タブ34を洗浄液Cに浸漬させる時間は、ベルト102の搬送速度によって制御される。
続いて、乾燥工程が実施される(ステップS07)。乾燥工程では、付着物Aが除去された負極12が乾燥される。この後、外観検査が実施され、外観検査を通過した場合、すなわちタブ34に付着した付着物Aが除去されている場合には、組立工程に搬送される。
組立工程では、正極10、負極12及びセパレータ14が積層されて電極組立体5が組み立てられる(ステップS08)。そして、電極組立体5が組み立てられた後、短絡部7が配置されると共に絶縁シート8が設けられ、ケース3に収容されて電解液Eが注入される。以上のようにして、蓄電装置1が製造される。
以上説明したように、本実施形態では、蓄電装置1の製造工程において、負極12のタブ34に付着した付着物Aを除去する洗浄工程を含んでいる。この洗浄工程では、タブ34を洗浄液Cに含浸し、付着物Aを溶解して除去する。これにより、負極12のタブ34に付着物Aが付着した場合であっても、洗浄工程により付着物Aを除去できるため、製造した負極12を処分することがない。したがって、本実施形態の蓄電装置1の製造方法では、歩留りの向上を図ることができる。
本実施形態では、ベルト102で負極12を搬送しつつ、負極12のタブ34を洗浄液Cに浸漬させている。負極12は、ベルト102の載置面102aに載置され、タブ34は、ベルト102に設けられた開口部Hに位置し、下方に折り曲げられている。これにより、負極12に形成された熱抵抗層33に洗浄液が付着することを抑制しつつ、効率的に洗浄工程を実施することができる。
本実施形態では、付着物Aとして、熱抵抗層33を構成する絶縁性物質とバインダとの塗工物を一例に説明している。熱抵抗層33は、バインダとしてポリフッ化ビニリデンとを含んで形成されている。この場合、付着物Aを溶解するための洗浄液Cとしては、N−メチル−2−ピロリドンを用いることにより、付着物Aを良好に除去できる。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、負極12に熱抵抗層33を設ける構成を一例に説明したが、正極10に熱抵抗層が設けられていてもよいし、正極10及び負極12の両方に熱抵抗層が設けられていてもよい。そのため、洗浄工程における洗浄対象の電極は、正極10及び負極12のいずれであってもよい。
上記実施形態では、付着物Aとして熱抵抗層33を一例に説明したが、付着物Aとしては正極活物質や負極活物質であってもよい。この場合、洗浄液Cとしては、例えば、活物質が溶解する溶媒であればよく、塗工前のスラリー溶媒と同じ溶媒を用いることができる。
上記実施形態では、電極組立体5の外側に短絡部7が設けられた構成を一例に説明したが、短絡部7は必ずしも設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、洗浄装置100として、ベルト102を有する構成を一例に説明したが、ベルトコンベアのベルトは他の構成であってもよい。図8は、他の実施形態に係る洗浄装置を示す図である。図8(a)に示すように、ベルト106は、幅の狭い帯状を成しており、所定の間隔をあけて複数(ここでは3本)延在している。負極12は、複数のベルト106を跨いで配置され、載置面106aに載置されて搬送される。図8(b)に示すように、負極12のタブ34は載置面106aから下方に折り曲げられている。
上記実施形態では、ベルト102,106に負極12を載置して負極12を搬送しつつタブ34を洗浄液Cに浸漬させる構成を一例に説明したが、タブ34を洗浄液Cに浸漬させる方法はこれに限定されない。例えば、負極12を挟持してタブ34を洗浄液Cに浸漬させてもよい。タブ34を洗浄液Cに浸漬させる方法は、いかなる方法であってもよい。
上記実施形態に加えて、洗浄槽104には、超音波発生装置が設けられていてもよい。また、洗浄槽104内の洗浄液Cに液流を発生させる装置が設けられていてもよい。
上記実施形態では、外観検査工程において、対象となる電極の所定部位にNGマーキングを行うこととしたが、NGマーキングは電極外の所定位置に行なってもよい。例えば、帯状の負極金属箔30に対し、NG品を検出すると、NGの対象となる電極に隣接し、電極として用いられない位置、具体的には、帯状の負極金属箔30において打ち抜き工程後に廃棄される縁部分に、NGマーキングを行なってもよい。
1…蓄電装置、12…負極(電極)、33…熱抵抗層、34…タブ、102,106…ベルト(搬送部)、102a,106a…載置面、104…洗浄槽、A…付着物、C…洗浄液。
Claims (5)
- 端子電極に接続されるタブを縁に有する電極を備えた蓄電装置の製造方法であって、
前記タブに付着した付着物を除去する洗浄工程を含み、
前記洗浄工程では、前記付着物を溶解可能な洗浄液に前記タブを浸漬させて、前記タブから前記付着物を除去することを特徴とする蓄電装置の製造方法。 - 前記付着物は、前記電極に配置された活物質層上に設けられる熱抵抗層を構成する絶縁性物質及びバインダを含む物質であることを特徴とする請求項1記載の蓄電装置の製造方法。
- 前記洗浄液を貯留する洗浄槽と、
前記洗浄槽上に位置し、前記電極を保持すると共に前記電極を搬送する搬送部と、を備える洗浄装置より、
前記電極を前記搬送部により搬送しながら、前記タブを前記洗浄液に浸漬させることを特徴とする請求項1又は2記載の蓄電装置の製造方法。 - 前記搬送部は、前記電極を載置し且つ前記洗浄液の水面に略平行な載置面を有しており、
前記タブを前記載置面から下方に向かうように折り曲げて前記洗浄液に浸漬させることを特徴とする請求項3記載の蓄電装置の製造方法。 - 前記バインダは、ポリフッ化ビニリデンであり、
前記洗浄液は、N−メチル−2−ピロリドンであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項記載の蓄電装置の製造方法。
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CN109967437A (zh) * | 2018-11-26 | 2019-07-05 | 深圳市德惠电池材料有限公司 | 一种易焊接电极连接片坯料处理工艺 |
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