JP2015040924A - 楽譜表示装置、楽譜表示方法及びプログラム - Google Patents

楽譜表示装置、楽譜表示方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 演奏者の好みや能力、曲の種類や演奏速度が異なっても、適切なタイミングでページめくりを可能とする。
【解決手段】 楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符データからなる楽曲データを記憶するROM2を有し、CPU1は、これから楽曲の最初の部分を表わす楽譜を読み出して表示部4に表示させる。続いて所定の音符長を設定するとともに、次に続く音符データをROM2から順次読み出してその音符長を順次累算する。そしてこの累算された音符長と設定された音符長とを加算した値が、表示部4に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値を超えたか否かを判別し、超えたと判別した場合にのみ、次に表示すべき頁の楽譜をROM2から読み出して表示部4に表示させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、楽譜表示装置、楽譜表示方法及びプログラムに関する。
近年になって、音楽演奏で使用される楽譜を電子化して表示する楽譜表示装置が急速に普及している。これは従来の紙の楽譜と比べて、入手が容易であること、及び経年変化による劣化がなく保管が容易であること等、多くの利点がある。
この一方で、楽譜を電子化することにより、新たな問題も生じている。例えば、従来の紙の楽譜のようにページめくりをすることができない、ということも問題のひとつである。
この電子化された楽譜のページめくりに対しては、従来からいくつかの提案がなされている。例えば、特許文献1には、演奏者の足元にフットペダルを置いて演奏者の足の操作により楽譜のページめくりを行う構成が開示されている。また、特許文献2には、音声や楽器の発する最初の音を検知し、あらかじめ設定できる速度に対応した時間を経過すると、譜面を自動的に更新する構成、及び音声や楽器の発する音程を識別し、譜面上の発声箇所や演奏箇所を判定して、自動的に譜めくりを行う構成が開示されている。
特開2000−231379号公報 特開平11−153991号公報
ところで、上記特許文献1に開示の技術は、確かに手で行っている演奏を中断することなくページめくりを行なうことができるが、フットペダルを操作しなければならないため、そのたびに演奏に対する集中力が損なわれてしまうことは否めない。
一方、特許文献2に開示の技術では、演奏者がページめくり専用の操作を行わなくともよいという利点がある反面、音声や楽器の発する最初の音を検知あるいは識別する構成が別途必要になる問題がある。
また、最初の音を検知してから、設定時間経過後に自動的にページめくりを行う構成とすると、演奏される曲の種別、演奏者の好みや能力等に係らず。ページめくりのタイミングは固定されてしまい、演奏者によっては演奏がやりにくくなる場合が生じる可能性がある。
ここで当然、ページめくりのタイミングから、演奏が楽譜終端まで到達するタイミングまでの時間を設定可能とするように、ページめくりのタイミングを演奏者が自由に設定できるようにする方法が考えられる。
しかしながら、曲の演奏速度は、曲毎に異なるものであるうえに、同一の曲であっても、異なる速度で演奏される場合もある。このように、ページめくりのタイミングの設定を時間で行うようにすると、演奏される曲あるいは演奏者によっては適切なタイミングでページめくりを行うことができない恐れがあった。
本発明は、事情に鑑みてなされたもので、演奏者の好みや能力、曲の種類や演奏速度が異なっても、適切なタイミングでページめくりの可能な楽譜表示装置、楽譜表示方法及びプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の楽譜表示装置は、
複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させる楽譜表示手段と、
任意の音符長を設定する音符長設定手段と、
前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出す読出し手段と、
読み出された音符の音符長を順次累算する第1の累算手段と、
前記累算された音符長と前記音符長設定手段により設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段により到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様の楽譜表示方法は、
複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させ、
任意の音符長を設定し、
前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出し、
読み出された音符の音符長を順次累算し、
前記累算された音符長と前記設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別し、
到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる、
ことを特徴とする。
また、本発明の一態様のプログラムは、
コンピュータに、
複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させる楽譜表示ステップと、
任意の音符長を設定する音符長設定ステップと、
前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出す読出しステップと、
読み出された音符の音符長を順次累算する第1の累算ステップと、
前記累算された音符長と前記設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別する第1の判別ステップと、
到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、ページめくりのタイミングから演奏が楽譜終端まで到達するタイミングまでを、音符長をもって設定可能とするようにしたため、演奏者の好みや能力、曲の種類や演奏速度が異なっても、適切なタイミングでページめくりを行わせることが可能となる。
本願発明を適用した電子鍵盤楽器の構成を表わすブロック図である。 図1のROM2の記憶内容を示す図である。 ROM2に記憶された楽譜データに基づいて表示部4に表示された楽譜の一例を示す。 ROM2に記憶された楽譜データに基づいて表示部4に表示された設定画面の一例である。 CPU1における処理動作を示すメインフローチャート図である。 図5におけるSW処理(ステップS2)の詳細なフローチャート図である。 図6におけるモードSW処理(ステップS10)の詳細なフローチャート図である。 図6における楽曲選択SW処理(ステップS11)の詳細なフローチャート図である。 図6におけるスタート・ストップSW処理(ステップS12)の詳細なフローチャート図である。 図6におけるカーソルSW処理(ステップS13)の詳細なフローチャート図である。 図6における設定SW処理(ステップS14)の詳細なフローチャート図である。 図5における鍵盤処理(ステップS3)の詳細なフローチャート図の一部である。 図12に続く鍵盤処理(ステップS3)の詳細なフローチャート図の残りである。 図5における表示処理(ステップS4)の詳細なフローチャート図である。
以下、図面を用いて本願発明の実施形態を説明する。
図1は、本願発明を適用した電子鍵盤楽器の構成を表わすブロック図である。
図1に示された電子鍵盤楽器は、CPU1、ROM2、RAM3、表示部4、鍵盤5、SW(スイッチ)部6及び音源7を有し、夫々がバス8により接続されている。また、音源7には発音回路9が接続されている。
ここでCPU1は、電子楽器全体の動作を制御するものであり、本願発明に係る楽譜表示機能の動作も制御する。このCPU1の処理動作は、ROM2に記憶されたプログラムにより実行されるものであり、その詳細な動作は後述する。さらにROM2は、このプログラム以外のデータも記憶する。
RAM3は、CPU1の処理動作に必要な変数を一時的に記憶するものである。
表示部4は、CPU1の処理動作に基づいて、選択された楽曲を表わす楽譜を頁ごとに表示するとともに、これら楽譜各頁のめくりタイミングから頁終了タイミングまでの音符長を設定するための設定画面を表示する。
鍵盤5は、楽曲を演奏するための演奏操作子であり、押鍵操作により楽音の音高を指定して発音させ、離鍵操作により発生している楽音を消音する。
SW部6は、電子鍵盤楽器の種々の動作を指定する複数のスイッチ群であり、本実施形態では、モードSW、楽曲選択SW、スタート・ストップSW、カーソルSW及び設定SWを有する。
音源7は、CPU1からの指示に基づき楽音信号を生成するものであり、この生成された楽音信号は、アンプ、スピーカ等からなる発音回路9に供給され、楽音を発音させる。
図2は、上述のプログラム以外の、ROM2の記憶内容を示す図である。
ROM2には、楽譜データ10、楽曲データ及び設定画面データを有する。
楽譜データは、表示部4に楽譜画像を表示させるためのデータであり、本実施形態においては複数の楽曲分記憶されている。楽曲ごとの楽譜データは、複数頁の楽譜データからなり、表示部4には、頁ごとに表示されるよう構成されている。
また、本実施形態においては、楽曲ごとの楽譜データには、当該楽曲の拍子を表わす拍子データが付加されている。
楽曲データ11は、上述の楽曲毎の楽譜データに対応した楽曲データである。各楽曲データは、その楽曲を表わす一連の音符データを含む。そして、これら各音符データは、音高データと音符長データとを有する。
設定画面データは、楽譜の頁めくりタイミングから頁の演奏終了タイミングまでの音符長を設定するために表示部4に表示される設定画面が記憶されている。この設定画面は、1/2拍子、3/3拍子、4/4拍子等、拍子毎に異なる設定画面データが記憶されている。
図3は、ROM2に記憶された楽譜データに基づいて表示部4に表示された楽譜の一例を示す。
図4は、ROM2に記憶された楽譜データに基づいて表示部4に表示された設定画面の一例である。この図においては、4/4拍子用の設定画面が表示されている。画面上には1小節、2分音符、4分音符、8分音符及び16分音符を表わすセグメントが表示され、各セグメントは横方向に「−」あるいは「+」で接続されている。そしてこの画面上を上下方向に移動可能なカーソルAが表示されている。
ここで、例えばカーソルAが、画面横方向に「2分音符+4分音符+8分音符」が並んでいる位置に移動させ、設定SWをオン操作した場合は、2分音符(4分音符2個でもよい)、4分音符及び8分音符それぞれの音符長を加算した音符長が設定される。これにより、楽譜終端からこの加算した音符長までさかのぼった楽譜の位置、言い換えれば楽譜頁終端から2分音符、(あるいは4分音符2個)、4分音符、そして8分音符分だけ手前で頁めくり、つまり次の頁の楽譜の表示に切り替わる。
これにより、演奏者は自由に頁めくりのタイミングを設定できるようになる。しかも、頁めくりのタイミングは頁の最初から一定時間後、あるいは頁の最後から一定時間前というような従来の方式と異なり、楽譜上に表わされている所定の音符の位置を頁めくりのタイミングとして設定するため、曲のテンポ(演奏速度)に関係なく頁めくりのタイミングを決めることができる。
しかも、この頁めくりのタイミングは、指定された音符の種類及びその数から求められる音符長により決定するため、従来のように楽譜画像上の位置(座標)を特定したり、特定のマークを付与したりする複雑な処理が必要なくなる。
次に図5〜図14の、CPU1における処理動作を示すフローチャート用いて、この電子鍵盤楽器の動作を説明する。
図5は、メインフローチャートである。
まず、電源をオンにすると、CPU1はイニシャライズされ、処理に用いられるフラグ及び変数は全てクリア、あるいは初期値に設定される(ステップS1)。
続いて、各種SWが操作された場合の処理動作を示すSW処理(ステップS2)、鍵盤が操作されたときの処理動作を示す鍵盤処理(ステップS3)、表示部4に表示させる処理動作を示す表示処理(ステップS4)、そしてそれ以外に電子鍵盤楽器として必要な処理動作を行うその他の処理(ステップS5)の順に各処理が実行される。このS2〜S5の処理は電源がオフされるまで繰り返し実行される。
図6は、図5におけるSW処理(ステップS2)の詳細なフローチャートである。
まず、電子鍵盤楽器のモード(楽譜表示モード、設定画面モード)を選択するモードSWが操作されたときの処理動作を表わすモードSW処理(ステップS10)に進む。続いて、ステップS11の楽曲選択SW処理に進む。この処理は、表示部4に表示すべき楽曲の楽譜、及びその楽曲を表わす楽曲データを選択するための楽曲選択SWが操作された場合の処理動作を表わしている。
続いてスタート・ストップSW処理(ステップS12)に進む。この処理は、前述の楽曲選択SW処理にて選択された楽曲データを読出し、この読み出した楽曲データにより、演奏者の演奏が表示された楽譜のどの位置を演奏しているか識別するとともに、この識別位置から頁めくりのタイミングを判別する。
本実施形態においてはさらに、この読み出された楽曲データから演奏者の演奏の正誤判定を行い、演奏ミスが多かったと判定した場合は、設定された楽譜上の位置での頁めくりを中止する構成となっている。
次にステップS13のカーソルSW処理に進み、図4に示すような設定画面が表示部4に表示されている状態でカーソルSWを操作した場合の処理を行う。
そして、頁めくりを行う楽譜上の位置に対応する音符長を設定するための設定SWを操作した場合の処理動作を行う設定SW処理(ステップS14)に進む。
最後に、上述の処理を行うSW以外のSWが操作された場合の処理を行い(ステップS15)、このフローチャートの処理を終了して図5のメインフローチャートに戻る。
図7は、図6におけるモードSW処理(ステップS10)の詳細なフローチャートである。
まず、モードSWがオン操作されたか否か判別する(ステップS20)。ここで操作されていないと判別されたなら、この処理を終了し、SW処理(ステップS2)のフローチャートに戻る。
一方、操作されたと判別されたなら、ステップS21に進み、モードフラグを反転させる。ここでモードフラグは、楽譜表示モードであるなら「0」、設定画面表示モードであれば「1」と定義されている。
続いて、この反転されたモードフラグが「1」であるか否か判別する(ステップS22)。ここで「1」(設定画面表示モード)であるなら、スタートフラグをクリアし(ステップS23)、このフローチャートの処理を終了する。一方、モードフラグが「1」でないなら、何もせずにこの処理を終了する。
このように、モードSW処理においては、モードSWの操作がなされる毎にモードが切り替わるように構成されている。
図8は、図6における楽曲選択SW処理(ステップS11)の詳細なフローチャートである。
まず、楽曲選択SWがオン操作されたか否かを判別する(ステップS30)。ここで操作されていないと判別されたなら、この処理を終了し、SW処理(ステップS2)のフローチャートに戻る。
一方、操作されているなら、ステップS31に進み、ROM2に記憶されている楽曲データのうち、楽曲選択SWにより選択された楽曲データが記憶されているROMのエリアの先頭アドレスを変数ADに記憶する。続いて、選択された楽曲に対応する楽譜データの最初の頁が記憶されているROM2内のエリアを表わすデータを変数Pageに記憶する(ステップS32)。続くステップS33において、指定された楽曲に対応する楽譜データに付加されている拍子データをROM2から読み出して、このフローチャートの処理を終了する。
図9は、図6におけるスタート・ストップSW処理(ステップS12)の詳細なフローチャートである。
まず、モードフラグが「0」、つまり設定画面表示モードか否か判別する(ステップS40)。ここで「0」でないと判別されたなら、この処理を終了し、SW処理(ステップS2)のフローチャートに戻る。
一方「0」であるなら、ステップS41に進み、さらにスタート・ストップSWがオン操作されたか否か判別する。ここで操作されていないと判別されたなら、このフローチャートの処理は終了する。一方、オン操作されたと判別されたなら、スタートフラグを反転させる(ステップS42)。
このスタートフラグが「1」である場合は、選択された楽曲データの読出しが可能な状態であることを示し、「0」の場合は楽曲データの読出しを停止させた状態にあることを示している。
この後、ステップS43に進み、スタートフラグが「1」であるか否かを判別する。ここでもし「1」でないなら、この処理を終了し、SW処理(ステップS2)のフローチャートに戻る。一方、「1」であるなら、変数Length及びMissの内容をクリアする(ステップS44)。
この変数Lengthは、楽曲の音符が読み出される毎に、その音符長を累算することによって得られる値が記憶される。また、変数Missは、演奏者による演奏のミス回数をカウントした値が記憶される。
ステップS44の後、ステップS45に進み、変数ADで示されるROM2のエリアに記憶されている楽曲データ内の音符データを指定して読み出す。そして、この読み出された音符データ内の音符長データを変数Lengthに加算し(ステップS46)、このフローチャートの処理を終了する。
図10は、図6におけるカーソルSW処理(ステップS13)の詳細なフローチャートである。
まず、モードフラグが「1」であるか否かを判別する(ステップS50)。ここでモードフラグが「0」、つまり楽譜表示モードであるなら、何もせずにこの処理を終了する。
一方、モードフラグが「1」ならば、つまり設定画面表示モードなら、ステップS51に進み、カーソルSWが操作(オン)されたか否かを判別する。ここで操作されていないと判別されたならば、何もせずにこの処理を終了するが、操作されたと判別されたならば、ステップS52に進み、表示部4に表示されているカーソルAの表示位置を変更してこのフローチャートの処理を終了する。
図11は、図6における設定SW処理(ステップS14)の詳細なフローチャートである。
まず、モードフラグが「1」であるか否かを判別する(ステップS60)。ここでモードフラグが「0」、つまり楽譜表示モードであるなら、何もせずにこの処理を終了する。
一方、モードフラグが「1」ならば、つまり設定画面表示モードなら、ステップS61に進み、設定SWが操作(オン)されたか否かを判別する。ここで操作されていないと判別されたならば、何もせずにこの処理を終了するが、操作されたと判別されたならば、ステップS62に進み、表示部4に表示された設定画面上でカーソルAが指示している音符長の値を変数Notelengthに記憶させて、このフローチャートの処理を終了する。
このように、ユーザーは、図4に示すような設定画面上において、カーソルSWによりカーソルAの位置を移動させ、このカーソルAの位置が所望の音符長を示すセグメントの位置にあるときに、設定SWを操作することにより表示された楽譜の頁めくり位置に相当する音符長を設定することが可能となる。
図12及び図13は、図5における鍵盤処理(ステップS3)の詳細なフローチャートである。
まず、鍵盤5の各腱の操作状態を判別するために、各腱を順次走査する(ステップS70)。
続いて走査された鍵の操作状態を判別する(ステップS71)。ここで何も操作されていないと判別された場合は、何も処理せずにこのフローチャートの処理を終了する。
ここで鍵が押鍵されたと判別されたなら、ステップS72に進み、押鍵された鍵に対応する音高の楽音を発生させるためのノートオンコマンドを作成し、これを音源7に送付する(ステップS73)。
一方、鍵が離鍵されたと判別されたなら、ステップS74に進み、離鍵された鍵に対応する音高の楽音を停止させるためのノートオフコマンドを作成し、これを音源7に送付する(ステップS75)。
このステップS73またはS75の処理の後、ステップS76に進み、スタートフラグが「1」であるか否か判別する。ここでスタートフラグが「1」でないと判別されたなら、つまり選択された楽曲データの読出しが停止しているなら、何もせずにこのフローチャートの処理を終了する。
一方、スタートフラグが「1」であると判別されたなら、つまり選択された楽曲データの読出し可能な状態であるならば、ステップS77に進み、押鍵された鍵に対応する音高と選択された楽曲データから読み出された音符データの音高とが一致するか否かを判別する。ここで一致していない、つまり表示部4に表示された楽譜どおりに押鍵しなかった場合は、ステップS78に進み、変数Missに記憶された値をインクリメントする。そして表示部4で一定時間警告表示を行ってから、この処理を終了する。
また、ステップS77において、一致していると判別された場合、つまり表示された楽譜どおりに押鍵した場合は、変数ADを進めることにより、ROM2内の楽曲データを構成する音符のうち、次に続く音符を指定する(ステップS80)。
続いて、選択された楽曲に対応する楽譜データにおいて、変数Pageにて指定される頁の楽譜上にある音符全ての音符長を累算し、この累算値を変数Scoreに記憶させる(ステップS81)。
この後、図13のステップS82に進み、変数Lengthに記憶されている値が、変数Scoreに記憶された値から変数Notelengthに記憶された値を減算した値より大きいか否かを判別する。ここにおいて、変数LengthにはPageで指定される楽譜上の音符のうち、演奏がなされた音符の音符長の累算値、つまりその楽譜上の演奏位置が記憶されている。また変数SCoreにはその頁の楽譜にある全ての音符の音符長の累算値が記憶され、変数Notelengthには設定された音符長が記憶されている。
したがって、ステップS82においては、楽譜上の演奏位置が、設定された楽譜上の頁めくり位置に到達したか否が判別され、到達していなければ何もせずにこのフローチャートを終了させる。逆にここで到達していると判別されたならば、ステップS83に進んで変数Lengthの値が変数SCoreの値を超えたか否かを判別する。ここで超えていない、つまり演奏位置が表示されている楽譜の頁を超えていない場合は、変数Missに記憶された押鍵間違いの回数が所定数を超えていないかどうか判別する(ステップS84)。このステップS84において、超えていると判別されたならば、このフローチャートの処理を終了する。一方、越えていないと判別された場合、及びステップS83でNo、つまり演奏位置が表示されている楽譜の頁を超えた場合はステップS85に進み、変数Pageをインクリメントする。つまり次の頁の楽譜に移行する。
続いてステップS86に進み、変数Pageに記憶されたちが楽譜の最終頁を表わす数値を超えたか否か判別する。ここでもし超えていないと判別された場合は、何もせずにこのフローチャートの処理を終了させるが、超えている場合、つまり楽譜に表わされた楽曲の演奏が終了した場合は、スタートフラグを「0」に戻し(ステップS88)、このフローチャートの処理を終了する。
このように、この鍵盤処理においては、押鍵・離鍵操作に基づく楽音の発音・消音を行うばかりでなく、楽譜上での演奏位置が頁めくりを行う位置まで到達したかどうか判別し、到達したならば頁めくりを実行させる。しかも本実施形態においては、頁めくりのタイミングを音符長で設定しているため、たとえテンポを異ならせて演奏したとしても、頁めくりの楽譜上の位置に変更はない。
また、本実施形態においては、変数Missにより押鍵ミスの回数をカウントしており、あまりにミスが多い場合は、設定された頁めくりのタイミングが到来しても、頁めくりを行わず、再び同じ楽譜の頁の部分の演奏を促す。これによって、ミスの多い部分の演奏練習が自動的に行えるようになる。
図14は、図5における表示処理(ステップS4)の詳細なフローチャートである。
まず、ステップS90に進み、モードフラグが「1」か「0」であるかを判別する。ここでモードフラグが「1」であるならば、設定画面モードであり、指定された拍子の音符長設定画面(たとえば図4)を選択する(ステップS91)。
一方、モードフラグが「0」であるならば、楽譜表示画面モードであり、選択された楽曲を表す楽譜であって、かつ変数Pageの値により指定された頁の楽譜画面を選択する(ステップS92)。こうして、これらステップS91及びS92により選択された画面は表示部4にて表示される(ステップS93)。
このように本実施形態においては、モードフラグの値に応じて楽譜表示画面あるいは音符長設定画面が表示される。
このように本実施形態においては、楽譜の頁めくりのタイミングを楽譜頁の最終音符からさかのぼっていくつの音符長分かを設定するため、たとえ演奏者の好みや能力、曲の種類や演奏速度が異なったとしても、適切なタイミングで頁めくりを実行させることができる。特に、曲の演奏速度は、曲毎に異なるものであるうえに、同一の曲で異なる速度で演奏された場合など、従来のページめくりのタイミングの設定を時間で行う方式であれば、演奏される曲あるいは演奏者によっては適切なタイミングでページめくりを行うことができない恐れがあったが、本実施形態の方式ではこのような欠点はなくなり、曲の種類や再生速度に関係なく、演奏が予め定められた楽譜上の位置に到達すると頁めくりが実行されるようになり、より演奏がしやすくなる。
本実施形態においては、拍子は楽曲データのヘッダ部分に予め記憶されているが、拍子データを持たずに、演奏者が楽曲選択にあわせて拍子データを入力するように構成してもよい。
また本実施形態においては、音符長設定画面は図4に示すように、音符長の異なる複数の音符の組み合わせを選択するようにしたが、これに限るものでない。音符長の値を直接数値で入力するように構成してもよい。また音符長設定画面の形態も図4に限るものでなく、他の形式にしてもよい。
以下に、本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させる楽譜表示手段と、
任意の音符長を設定する音符長設定手段と、
前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出す読出し手段と、
読み出された音符の音符長を順次累算する第1の累算手段と、
前記累算された音符長と前記音符長設定手段により設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別する第1の判別手段と、
この第1の判別手段により到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる表示制御手段と、
を有する楽譜表示装置。
[付記2]
前記音符長設定手段は、
音符の種類及び当該音符の数を選択する選択手段と、
この選択された種類の音符の音符長を、前記選択された音符の数だけ累算する第2の累算手段と、
を有し、当該累算された音符長を前記任意の音符長として設定する、付記1に記載の楽譜表示装置。
[付記3]
前記楽譜表示装置はさらに、
演奏操作子の操作により音符が入力される毎に、当該音符の音高と、前記読出し手段により読み出された音符の音高とが一致しているか否かを判別する第2の判別手段と、
この第2の判別手段により一致していないと判別される毎に、ミス回数カウンタのカウント値を増加させるミス回数カウント手段と、
を備え、
前記表示制御手段は、前記第1の判別手段により前記音符長累算値に到達したと判別した場合でかつ、前記ミス回数カウント手段にてカウントされたミス回数が所定数を超えていない場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記ミス回数カウンタのカウント値をクリアする、付記1または2に記載の楽譜表示装置。
[付記4]
複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させ、
任意の音符長を設定し、
前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出し、
読み出された音符の音符長を順次累算し、
前記累算された音符長と前記設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別し、
到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる、楽譜表示方法。
[付記5]
コンピュータに、
複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させる楽譜表示ステップと、
任意の音符長を設定する音符長設定ステップと、
前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出す読出しステップと、
読み出された音符の音符長を順次累算する第1の累算ステップと、
前記累算された音符長と前記設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別する第1の判別ステップと、
到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
を実行させる楽譜表示プログラム。
1 CPU
2 ROM
3 RAM
4 表示部
5 鍵盤
6 SW部
7 音源
8 バス
9 発音回路

Claims (5)

  1. 複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させる楽譜表示手段と、
    任意の音符長を設定する音符長設定手段と、
    前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出す読出し手段と、
    読み出された音符の音符長を順次累算する第1の累算手段と、
    前記累算された音符長と前記音符長設定手段により設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別する第1の判別手段と、
    この第1の判別手段により到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる表示制御手段と、
    を有する楽譜表示装置。
  2. 前記音符長設定手段は、
    音符の種類及び当該音符の数を選択する選択手段と、
    この選択された種類の音符の音符長を、前記選択された音符の数だけ累算する第2の累算手段と、
    を有し、当該累算された音符長を前記任意の音符長として設定する、請求項1に記載の楽譜表示装置。
  3. 前記楽譜表示装置はさらに、
    演奏操作子の操作により音符が入力される毎に、当該音符の音高と、前記読出し手段により読み出された音符の音高とが一致しているか否かを判別する第2の判別手段と、
    この第2の判別手段により一致していないと判別される毎に、ミス回数カウンタのカウント値を増加させるミス回数カウント手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段は、前記第1の判別手段により前記音符長累算値に到達したと判別した場合でかつ、前記ミス回数カウント手段にてカウントされたミス回数が所定数を超えていない場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示手段に表示させるとともに、前記ミス回数カウンタのカウント値をクリアする、請求項1または2に記載の楽譜表示装置。
  4. 複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させ、
    任意の音符長を設定し、
    前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出し、
    読み出された音符の音符長を順次累算し、
    前記累算された音符長と前記設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別し、
    到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる、楽譜表示方法。
  5. コンピュータに、
    複数頁からなる楽譜を記憶させた楽譜記憶手段から、当該楽譜の最初の部分を読み出して表示部に表示させる楽譜表示ステップと、
    任意の音符長を設定する音符長設定ステップと、
    前記楽譜上に表わされた楽曲を構成する複数の音符夫々を、楽曲記憶手段から順次読み出す読出しステップと、
    読み出された音符の音符長を順次累算する第1の累算ステップと、
    前記累算された音符長と前記設定された音符長との和が、前記表示部に表示されている楽譜上の音符全ての音符長を累算した音符長累算値に到達したか否かを判別する第1の判別ステップと、
    到達したと判別した場合にのみ、前記楽譜記憶手段から次に表示すべき頁の楽譜を読み出して前記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を実行させる楽譜表示プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111554250A (zh) * 2020-04-26 2020-08-18 苏州缪斯谈谈科技有限公司 自动翻谱方法、系统、电子设备和计算机可读存储介质

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