JP2007271677A - 練習機能付き電子楽器 - Google Patents

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Abstract

【課題】演奏エラーがあった場合に、そのエラー部分を効率よく練習できる電子楽器を提供する。
【解決手段】エラー判定部20は見本演奏情報記憶部18の見本演奏情報に基づく自動演奏に従って行われた練習の演奏についてエラー判定を小節単位で音符毎に行う。エラーカウンタ判定部24はエラーが多い小節であるかどうかをエラーカウンタ22の値に基づいて判定し、予め設定した演奏区間内のエラー数の割合が基準値以上である演奏区間をエラー区間として検出する。エラー数の割合が基準値以上であった場合に、見本演奏情報記憶部18上の見本演奏情報にリピート区間情報を挿入してリピート区間であることを記録する。リピートスイッチ28のオンに応答してリピート区間情報が挿入されている演奏区間の自動演奏を所定回数繰り返し行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、練習機能付き電子楽器に関し、特に、演奏を間違えた個所を効率よく練習するのに好適な練習機能付き電子楽器に関する。
従来から、見本曲と演奏曲との一致・不一致を判定することができる練習機能付電子楽器が知られる。例えば、特開平7−219535号公報に記載された電子楽器は、演奏データ比較手段により自動演奏データとマニュアル演奏データとを比較し、両者の不一致が検出された場合、その検出部分に対応する部分練習用パターンデータに基づいて演奏操作の案内指示を行う部分練習用パターン制御手段を備えている。
また、特開2001−34278号公報に記載されたカラオケ装置では、手本ボーカルの信号と歌唱したときの信号の一致程度が所定範囲を越えたときに、再生アドレスデータを記憶し、該記憶された再生アドレスに対応する伴奏音声の信号部分を再生させる手段を備えている。
特開平7−219535号公報 特開2001−34278号公報
特許文献1,2に記載された電子楽器やカラオケ装置では、演奏を間違えた場合にその部分を繰り返し練習することはできる。しかし、これらの装置では、演奏を間違えたと認定した個所をすべて繰り返すことになり、繰り返し個所が多くなって効率的に練習できないことがある。例えば、多数の間違い個所のうち、よく間違える個所が自動的に選択されて繰り返されたり、演奏者が繰り返し回数の設定等をできたならば、さらに練習効果が向上すると考えられ、改善が要求されている。
本発明は、上記要求に鑑み、演奏を間違えた場合に、より効果的に間違い部分を繰り返し練習することができる演奏練習機能付き電子楽器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決し、目的を達成するための本発明は、見本演奏情報に基づく練習指示(例えば、見本演奏情報による自動演奏)に従って行われた演奏の押鍵情報を前記見本演奏情報と照合して前記演奏のエラー判定を行うことができる練習機能付き電子楽器において、前記見本演奏情報を記憶する見本演奏情報記憶手段と、前記エラー判定によって、予め設定した演奏区間内のエラー数の割合が基準値以上である演奏区間をエラー区間として検出するエラー区間検出手段と、前記エラー数の割合が前記基準値以上であった場合に、前記見本演奏情報記憶手段上の見本演奏情報の該当演奏区間にリピート区間情報を挿入するリピート区間情報挿入手段とを具備し、リピート指示に応答して前記リピート区間情報が挿入されている演奏区間をリピート区間として設定し、該リピート区間の前記練習指示を繰り返し行うように構成した点に第1の特徴がある。
また、本発明は、前記練習指示の繰り返しの回数は、エラー区間の数や第1回目の練習におけるエラー区間の数に応じて決定する点に第2の特徴があり、エラー区間の数が予め設定した値になった時点、またはリピート指示に応じた練習指示の繰り返し中に再度リピート指示があった時点で練習指示を終了する点に第3の特徴がある。また、前記練習指示の繰り返しの回数は、練習者が予め設定できる点に第4の特徴がある。
また、本発明は、リピート指示が練習指示中に入力され、かつ複数のエラー区間があった場合は、最初のエラー区間から見本曲の最後までをリピート区間とする点に第5の特徴がある。
また、本発明は、リピート指示が練習指示終了後に入力され、かつ複数のエラー区間があった場合は、最初のエラー区間から最後のエラー区間までをリピート区間とする点に第6の特徴がある。
また、本発明は、リピート指示が練習指示終了後に入力され、複数のエラー区間があった場合に該複数のエラー区間を表示し、指示によりリピート区間を選択可能とした点に第7の特徴がある。
上記特徴を有する本発明によれば、見本曲と練習者の演奏との間で、ある程度以上の差異がある区間、例えば小節をエラー区間として見本演奏情報上に記録しておくことができ、その記録(エラー区間情報)がある区間を、リピート指示に応答して再度練習できる。
特に、第2〜第4の特徴によれば、練習の繰り返しを、演奏の習熟度や、最初の演奏による習熟レベル判断結果により、または練習者の判断で決定して、効率のよい練習をすることができる。
第5の特徴によれば、練習指示中にリピート指示があり、かつ複数のエラー区間があった場合に、その最初のエラー区間から再度練習できる。
第6の特徴によれば、練習指示終了後、つまり一通り演奏を終了した後にリピート指示があり、かつエラー区間が複数あった場合に、曲の最後まででなく、最初のエラー区間から最後のエラー区間までを効率よく練習することができる。
第7の特徴によれば、エラー区間を表示して、練習者が任意に選択した区間を集中的に練習することができる。
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。図2は本発明の一実施形態に係る練習機能付き電子楽器のハード構成を示すブロック図である。同図において、電子楽器1は、例えば、電子ピアノであり、鍵盤2および操作パネル3を備える。鍵盤2は押鍵・離鍵を検出する図示しないキーセンサを備え、演奏者の演奏を演奏情報(キーナンバおよびベロシティを含む)としてリアルタイムに出力する。
操作パネル3は、操作スイッチ3aと表示器3bとを含む。鍵盤2はキースキャン回路4を介してバス5に接続され、操作パネル3の操作スイッチ3aはパネルスキャン回路6を介して、表示器3bは表示回路7を介してそれぞれバス5に接続される。操作スイッチ3aは鍵盤2に設定される音色、リズム等の選択を行うスイッチを含むほか、レッスンモードスイッチやレッスンモード内で見本としての自動演奏を繰り返すリピートスイッチ等を有している。表示器3bはLED表示灯やLCD(液晶表示器)であり、後述する練習の繰り返し選択用画面を表示し得る。
鍵盤2や操作パネル3から入力された指示に従って処理を実行するCPU8が設けられ、このCPU8での処理に使用されるプログラムやデータを格納するRAM9、ROM10、およびアサインメントメモリ11がバス5に接続される。アサインメントメモリ11はRAM9と一体に構成することもできる。
ROM10には、CPU8が各種処理を行うためのプログラムや固定データが記憶される。楽音波形データやエンベロープ波形データをROM10に記憶してもよい。RAM9には、各種処理データ等の値が変わるデータが記憶される。
CPU8で処理されたデータに基づいて楽音信号を出力する音源12がバス5に接続され、音源12はサウンドシステム13に接続される。音源12は、複数の楽音を同時発音できるように複数設けることができる。サウンドシステム13は楽音信号のD/A変換器14、増幅器15およびスピーカ16を備える。
さらに、電子楽器1では、鍵盤2から入力される演奏情報だけでなく外部から供給されるMIDI楽音情報に従って楽音を発生することができるようにするのが好ましい。そのためにMIDI楽音情報の入出力インタフェース(MIDI I/O)17を設けることができる。
操作スイッチ3aの各スイッチの状態は、パネルスキャン回路6によってスキャンされ、スキャンによって認識された音色、リズム等に関するデータは音源12に送られる。
音源12では、CPU8によって送られてきた各種データや、アサインメントメモリ11にセットされた楽音情報に応じた楽音信号が生成される。楽音信号はサウンドシステム13へ送られて楽音が生成発音される。アサインメントメモリ11に設定される音源12毎の記憶領域には楽音情報が記憶される。
図1は、本実施形態に係る電子ピアノの要部機能ブロック図であり、CPU8によって実現される。図1において、見本演奏情報記憶部18には、自動演奏される見本曲の演奏情報が記憶される。この記憶部はRAM9上の記憶領域であり、ROMや外部記憶手段から読み込まれた演奏情報が記憶される。自動演奏部19は見本演奏情報が供給されると、それに基づいて発音させる機能であり、音源12やサウンドシステム13等の制御機能である。
エラー判定部20は、自動演奏が開始されると、その自動演奏を見本にした演奏者による演奏情報つまり押鍵検出部21で検出された押鍵情報を読み込む。そして、その押鍵情報と見本演奏情報とを照合して、互いの違いの程度を判定する。判定項目は、ステップタイム、キーナンバ、アタックレベル等である。判定は各音符毎に行われ、予め設定したよりも大きい違いがあれば、エラーカウンタ22がインクリメントされ、演奏エラーの個数が計数される。
小節検出部23は、各小節の終わりで小節検出信号を出力し、エラー区間検出手段としてのエラーカウンタ判定部24は、この小節検出信号が入力されるとエラーカウンタの値を読み込んでエラー率を計算し、そのエラー率が所定値を超えた場合にリピート区間情報挿入部25を駆動して、見本演奏情報の当該小節の先頭にリピート区間情報を挿入する。このリピート区間情報はエクスクルーシブデータとして書き込む。エラーカウンタ22は、エラーカウンタ判定部24での判定が終わるとゼロにリセットされる。自動演奏部19による演奏の開始は操作スイッチ3aの一つとして設けられるスタートスイッチ26によって指示される。
見本演奏情報に挿入されたリピート区間情報は、自動演奏の繰り返し区間(リピート区間)を決定するのに利用される。リピート区間指示部27は、リピートスイッチ(つまり再練習を行うためのスイッチ)28が押されると、見本演奏情報をスキャンしてリピート区間情報が先頭にある小節を検出する。
リピートスイッチ28が、自動演奏開始前および自動演奏中のいずれで押されたか、およびリピート設定がどのようになっているかによってリピート区間は種々に決定される。詳細は後述する。
続いて、フローチャートを参照して電子楽器1の動作を説明する。図3は、電子楽器1のメインルーチンを示すフローチャートである。ステップS1では、各種レジスタ、カウンタ、フラグなどの初期化を行う。ステップS2では、鍵盤2の操作(鍵盤イベント)や操作パネル3の操作(パネルイベント)等、イベントの有無を判別するイベント検出処理を行う。鍵盤イベントは、鍵盤2を用いた押鍵・離鍵イベントに限らず、例えば、MIDI楽音情報に含まれて入力される鍵盤楽器以外の楽器音の発音・消音指示や、自動演奏データに含まれる鍵盤楽器以外の楽器の発音・消音指示も総称する。
パネルイベントの有無は、操作パネル3の操作スイッチ3aの操作に基づいて判別される。パネルイベントには、レッスンモードスイッチイベントやレッスンモード中のリピートスイッチイベント等が含まれる。鍵盤イベントの有無判別は、鍵盤3の各鍵毎に設けられるキーセンサの出力監視動作によって行われ、各鍵毎に押鍵・離鍵の有無、ならびにベロシティが検出される。
ステップS3では、検出されたイベントに対応する処理が実行される。ステップS4では恒常処理が行われる。恒常処理はイベントの有無にかかわらず行われる処理であり、楽音信号に対するビブラートの付与やエンベロープのフェーズを進行させる処理、離鍵パラメータ演算等が含まれる。
図4は、レッスンモードの処理を示すフローチャートである。このレッスンモードにはレッスンモードスイッチがオン操作されたときに移行する。ステップS10では、スタートスイッチ(レッスン開始スイッチ)26がオンか否かによって、レッスンを開始するか否かが判別される。レッスン開始の指示があれば、ステップS11に進んで押鍵の有無を判別する。まだ、見本演奏が始まっていないので、この時点での押鍵は初期エラーとして、ステップS11Aでエラー表示される。
ステップS12では、イントロ部分の再生が終了したかどうかが判断される。イントロ部分の再生が終了したならば、ステップS13に進んで、レッスン部分の見本演奏情報つまり音符一つ分のデータが読み出される。見本演奏情報は、例えば、外部からMIDI情報として取り込まれ、見本演奏情報記憶部18に記憶させておいたものを読み出す。ステップS14では読み出した見本演奏情報の音符に従って自動演奏部19で発音つまり自動演奏の制御が行われる。
ステップS15では、押鍵検出部21で押鍵の有無が判別される。押鍵が検出されれば、ステップS16に進んで押鍵情報が取得される。押鍵が検出されなければ、ステップS15が否定となってステップS17に進む。ステップS17では予定のエラー判断時間が経過したかどうかが判断される。この時間が経過したならば、ステップS18に進み、エラー処理をしてこのフローチャートを抜ける。エラー処理は表示器3b上の表示や音または音声による警告でもよいし、ステップS10に戻る処理であっても良い。ステップS19では、押鍵情報に基づいて発音がなされる。なお、ステップS17が肯定になるのは、一音だけの弾き忘れということも考えられるので、ステップS21に進んでエラーカウントして練習を継続するように構成してもよい。
ステップS20では、エラー判定部20により見本演奏情報と押鍵情報との比較つまり演奏エラーかどうかの判定を行う。見本演奏情報および押鍵情報は、少なくともステップタイムおよび音高(ノートナンバ)を含むのがよく、アタックレベル等を含めてもよい。ステップS20ではこれらのデータを見本演奏情報および押鍵情報に関して比較し、両者の差を検出する。つまりステップタイム、音高、アタックレベルの違いを検出する。ステップタイム、音高、アタックレベルの違いの許容値を予め設定しておき、許容値を超えた押鍵情報に関しては演奏エラーとなる。
ステップS21では、演奏エラーの個数がエラーカウンタ22によって計数される。例えば、ステップタイム、音高、アタックレベルの一つがエラーであれば、エラーカウンタの値は「1」加算され、ステップタイム、音高、アタックレベルについてすべて違っていればエラーカウンタの値は「3」加算される。なお、ステップタイム、音高、アタックレベルはそれぞれに重み付けをしてもよい。例えば、音高についてはミスをすればエラーカウンタの値を「1」ではなく、「2」とする等である。
ステップS22では、予定の音符数の比較処理が終了したかどうかを判断する。例えば、1小節分の比較が終了したかどうかを判断する。この判断が肯定ならばステップS23に進む。1小節分の比較が終了していなければ、読み出しアドレスを一つ進めてステップS13に進み、次の音符についてデータを取得する。
ステップS23では、エラーカウンタ判定部24によってエラーカウンタの値を予定値と比較して評価する。エラーカウンタの値が予定値を超えていればステップS24に進む。ステップS24では、リピート区間情報挿入部25によって、見本演奏情報記憶部18に記憶されている見本演奏情報の、その小節の先頭にリピート区間情報を挿入して、演奏エラーが多かった小節であることを表示する。ステップS23が否定ならば、演奏はミス無く終えたので、このフローチャートを抜ける。
ステップS25では、エラーカウンタ22の値をクリアにする。ステップS26では、見本演奏情報の再生がすべて終了したかどうかを判断する。すべて終了したならば、このフローチャートの処理を終える。まだ、再生が残っていれば、読み出しアドレスを一つ進めてステップS13に進む。
リピート区間情報が挿入された場合は、リピートスイッチイベントの発生により、見本演奏情報による自動演奏が開始される。図5は、リピートスイッチイベントに基づくリピート処理のフローチャートであり、リピートスイッチ28が押されたときに開始される。ステップS30では、演奏中か否かが判断される。演奏中でないとき、すなわち図4に示したレッスンを行っていない場合は、ステップS31に進んで、最初のリピート区間情報が挿入されている小節と最後のリピート区間情報が挿入されている小節とを検出する。つまり、演奏エラーが多かった小節を含む範囲をリピート区間として決定する。例えば、第5小節と第10小節にリピート区間情報が挿入されていれば、リピート区間は第5小節から第10小節である。ステップS32では、読み出しアドレスを最初のリピート区間情報が挿入されている小節の先頭に設定する。
ステップS33では、見本演奏情報による発音および判定を含むレッスンを実施する。このステップS33の詳細な処理は、ステップS25の処理を除いて図4の処理と同様である。
ステップS34では、最後のリピート区間情報が挿入された小節の最後の音符に関して発音および判定が終了したか否かを判別する。ステップS34が肯定になれば、ステップS35に進んでリピート区間情報が挿入された小節の有無を判別する。つまり演奏エラーとなった小節の有無を判別する。ステップS33を実行することによってリピート区間情報が挿入された小節は変更されている。
ステップS35でリピート区間情報が挿入された小節がないと判別されれば、このフローチャートは終了する。リピート区間情報が挿入された小節があれば、ステップS31に進み、レッスンをさらに繰り返す。
ステップS30が肯定の場合、すなわち演奏中であれば、ステップS36に進んで、最初のリピート区間情報が挿入されている小節を検出する。ステップS37では、最後のリピート区間情報が挿入れた小節を、見本演奏情報の最終小節で置き換え、ステップS31に進む。このステップS37の処理によって、ステップS31では、リピート区間として最初にリピート区間情報が挿入された小節から見本演奏情報の最終小節までと決定される。
なお、演奏中のリピート区間を最終小節とせず、リピートスイッチ28が押された時点で演奏されていた小節をリピート区間の最終小節としてもよい。リピート区間の最終小節をいずれにするかは、予め操作パネル3から演奏者が入力設定しておくことができるようにするのがよい。
図5の処理では、演奏エラーを含む小節がなくなるまでレッスンを繰り返すようにしたが、1回のみの再レッスンで終了してもいし、レッスンの繰り返し回数は演奏者が予め設定しておくことができる。例えば、レッスン中に2度目のリピートスイッチ28のオン操作がなされれば、その時点でレッスンを中止するようにしてもよいし、演奏エラーが少なくなったときに新たにレッスンを開始しないようにしてもよい。例えば演奏エラーを含む小節数が一つになったときにレッスンを終了する。また、最初の演奏の結果における演奏エラー数または演奏エラーとなった小節数に応じて、レッスンの繰り返し回数を決定してもよい。
また、リピート処理は、リピートスイッチの操作に応じて開始されるようにしたが、演奏エラーとなった小節の割合が所定値(例えば、全小節数の2/3)以上になった場合は、リピートスイッチの操作を待たずに、図5のリピート処理を行ってもよい。
リピート区間の設定について、変形例を説明する。図6,図7は、操作パネル3上のリピート区間の選択装置を示す図である。同図において、表示器3bには、リピート区間が示されている。この例では、第5小節〜第8小節、第17小節〜第20小節、第30小節〜第35小節、第52小節〜第60小節、および第70小節〜第72小節が、それぞれリピート区間として設定されている。また、操作スイッチとして、リピートスイッチ28、並びにリピート区間選択スイッチ29,30が設けられる。
図4,5に関して説明した例では、リピート区間は、リピート区間情報が挿入された最初の小節からリピート区間情報が挿入された最後の小節までの範囲に設定した。この変形例では、リピート区間情報が挿入された小節が連続している部分を一つのリピート区間として設定した。そして、これらのリピート区間のうち、演奏者が任意に選択した区間をリピート処理の対象とする。ここで選択されたリピート区間は、ステップS31で決定されるリピート区間に置き換えて処理される。
図6の状態で、リピートスイッチ28が押されると、白抜きの状態で表示されている区間がリピート区間として設定される。リピート区間を変更したい場合は、選択スイッチ29を押して白抜き表示位置を上方向に移動させるか、リピート区間選択スイッチ30を押して白抜き位置を下方向に移動させる。例えば、リピート区間選択スイッチ30を押せば、白抜き位置は、「017−020」の表示上に移動する。その状態から、リピート区間選択スイッチ29を押せば、白抜き位置は、「005−008」に戻る。白抜き位置が表示範囲の最下位置にある場合に、リピート区間選択スイッチ30を押せば、さらに次のリピート区間が表示される。
複数の区間をリピート区間として選択する場合は、リピートスイッチ28を押したまま、リピート区間選択スイッチ29または30を押せば、白抜き区間はそれぞれ上下に拡張・縮小される。図6の状態からリピートスイッチRSを押し、そのままリピート区間選択スイッチ30を押すと、図7に示すように、白抜き位置が、リピート区間「005−008」および「017−020」の二つの区間にまたがるように変更される。もう1回リピート区間選択スイッチ30を押すと、白抜き位置は、さらに、リピート区間「005−008」、「017−020」、「030−035」の三つの区間にまたがるように変更される。
なお、図5に関して説明したようにリピートスイッチ28が押されると、リピート処理が開始される。したがって、リピートスイッチ28を押して所定時間以内にリピート区間選択スイッチ29、30が押された場合は、リピート処理は開始しないようにタイマ処理をする。そして、もう一度、改めてリピートスイッチ28が押され、所定時間経過した後にリピート処理が開始されるようにする。
また、リピート区間情報を全く新たに見本演奏情報に挿入するのではなく、予め難易度の高い小節にリピート区間情報と該リピート区間情報の「有効」、「無効」を示すデータとを設定できるようにしておくことができる。こうしておけば、演奏エラーであると判定された小節のリピート区間情報を「有効」にするだけで演奏エラーとなった小節を表示できる。したがって、演奏エラー小節であるか否かによって、見本演奏情報の情報量が大きく変化しにくくなり、リピート区間情報の挿入によってRAM9に設定したメモリ領域のオーバフローが生じるおそれがなくなる。
以上、本発明を最良の実施形態に従って説明したが、本発明はこの実施形態に限定されない。例えば、演奏エラーであると判断する単位は一つの小節に限らず、予め設定した複数の小節を対象として、その中での間違いの多さによって演奏エラーであると判断するようにしてもよい。
また、本実施形態では、見本演奏情報に基づいて自動演奏する例をあげ、この自動演奏とともに演奏される練習者の押鍵情報を見本演奏情報と比較して演奏エラーの判定を行った。しかし、自動演奏は見本演奏情報によるものでなくてもよい。例えば、見本演奏に対応する伴奏を自動演奏して、練習者はこの伴奏に合わせて演奏するのであってもよい。
また、演奏音は発生せず、メトロノーム音や、鍵上にLED表示で押鍵指示をしてその押鍵指示に合わせて練習者が演奏するのであってもよい。要は、予定された見本演奏情報に関連する、自動演奏、テンポ表示、および押鍵表示等の練習指示に従って行われた演奏の押鍵情報を見本演奏情報と比較してエラー判定するものであればよい。
なお、本実施形態では演奏者の演奏はリアルタイムで見本演奏と比較する構造にしたが、演奏者の演奏を見本演奏と同じ形式で記憶し、各小節の演奏終了時、または一曲分の演奏終了時にまとめて、見本演奏と比較してエラーの数をカウントするように変形することもできる。
本発明の一実施形態に係る電子楽器の要部機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る練習機能付き電子楽器のハード構成を示すブロック図である。 電子楽器のメインフローチャートである。 レッスンモードでの処理を示すフローチャートである。 リピート処理に係るフローチャートである。 エラー区間選択画面を示すブロック図である。 エラー区間選択画面を示すブロック図である。
符号の説明
1…電子楽器、 2…鍵盤、 12…音源、 18…見本演奏情報記憶部、 19…自動演奏部、 21…押鍵検出部、 22…エラーカウンタ、 24…エラーカウンタ判定部、 25…リピート区間情報挿入部、 28…リピートスイッチ

Claims (10)

  1. 見本演奏情報に基づく練習指示に従って行われた演奏の押鍵情報を前記見本演奏情報と照合して前記演奏のエラー判定を行うことができる練習機能付き電子楽器において、
    前記見本演奏情報を記憶する見本演奏情報記憶手段と、
    前記エラー判定によって、予め設定した演奏区間内のエラー数の割合が基準値以上である演奏区間をエラー区間として検出するエラー区間検出手段と、
    前記エラー数の割合が前記基準値以上であった場合に、前記見本演奏情報記憶手段上の見本演奏情報の該当演奏区間にリピート区間情報を挿入するリピート区間情報挿入手段とを具備し、
    リピート指示に応答して前記リピート区間情報が挿入されている演奏区間をリピート区間として設定し、該リピート区間の前記練習指示を繰り返し行うように構成したことを特徴とする練習機能付き電子楽器。
  2. 前記練習指示の繰り返しの回数は、前記エラー区間の数に応じて、エラー区間が多いほど多い回数としたことを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  3. 前記練習指示の繰り返しの回数は、第1回目の練習における前記エラー区間の数に応じて決定されることを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  4. 前記練習指示の繰り返しの回数を、練習者が予め設定する手段を具備したことを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  5. 前記練習指示の繰り返し中に、リピート指示が入力されたときに、練習指示を終了することを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  6. 前記練習指示は、前記エラー区間の数が予め設定した値になった時点で終了させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  7. リピート指示が練習指示中に入力され、かつ複数のエラー区間があった場合は、最初のエラー区間から見本曲の最後までをリピート区間とすることを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  8. リピート指示が練習指示終了後に入力され、かつ複数のエラー区間があった場合は、最初のエラー区間から最後のエラー区間までをリピート区間とすることを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  9. リピート指示が練習指示終了後に入力され、かつ複数のエラー区間があった場合に該複数のエラー区間を表示し、指示によりリピート区間を選択可能としたことを特徴とする請求項1記載の練習機能付き電子楽器。
  10. 前記練習指示が、前記見本演奏情報による自動演奏であることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の練習機能付き電子楽器。
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