JP2009157255A - 電子鍵盤楽器 - Google Patents

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Seijiro Imamura
聖治郎 今村
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Abstract

【課題】自動伴奏を実行する際、そのコードに合ったアルペジオ演奏を容易かつ正確に行うことができる電子鍵盤楽器を提供する。
【解決手段】左右方向に複数の鍵4bが並んだ鍵盤4aが表示され、アルペジオ演奏を実行するために演奏者の指がタッチしながらスライドされる帯状のタッチストリップ4と、演奏者の指がタッチされたタッチストリップ4のタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段11,14と、イントロまたはエンディングの自動伴奏を所定のコード進行で実行する自動伴奏手段14と、自動伴奏中に、タッチストリップ4のタッチ位置に応じて、所定のコードを構成する音名の楽音を発音させることにより、所定のコードに対応するアルペジオ演奏を実行する第1アルペジオ演奏手段14と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動伴奏機能を備えた電子鍵盤楽器に関する。
従来の電子楽器として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この電子楽器は、タッチパネル、CPU、音源回路およびオーディオシステムなどを備えている。タッチパネルは、シート状に形成され、上面に複数の鍵から成る鍵盤が描かれるとともに、CPUと電気的に接続されており、演奏者によりタッチされたタッチ位置に応じた信号をCPUに出力する。CPUは、この信号に基づいて、タッチされた鍵のキーナンバーを算出し、このキーナンバーを音高値に変換した後、音源回路に出力する。音源回路は、この音高値に基づいて楽音信号を生成し、オーディオシステムに出力する。オーディオシステムは、この楽音信号を再生することによって、音高値に応じた高さの楽音を放音する。
しかし、上述した従来の電子楽器では、タッチパネルのタッチ位置に応じた音高の楽音信号を生成するにすぎない。このため、楽曲の伴奏を自動的に行いながらタッチパネルのタッチによるアルペジオ演奏を行う場合には、タッチ位置が自動伴奏のコードに対してずれることがあり、その場合、伴奏のコードに合ったアルペジオ演奏を行うことができなくなる。また、自動伴奏のコードが変化する場合にも、その変化に応じてタッチ位置を適切に変更しない限り、やはり伴奏のコードに合ったアルペジオ演奏を行うことができない。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、自動伴奏を実行する際、そのコードに合ったアルペジオ演奏を容易かつ正確に行うことができる電子鍵盤楽器を提供することを目的とする。
特許第3183385号公報
この目的を達成するため、請求項1の発明に係る電子鍵盤楽器は、左右方向に複数の鍵が並んだ鍵盤が表示され、アルペジオ演奏を実行するために演奏者の指がタッチしながらスライドされる帯状のタッチストリップと、演奏者の指がタッチされたタッチストリップのタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、イントロまたはエンディングの自動伴奏を所定のコード進行で実行する自動伴奏手段と、自動伴奏中に、検出されたタッチストリップのタッチ位置に応じて、所定のコードを構成する音名の楽音を発音させることにより、所定のコードに対応するアルペジオ演奏を実行する第1アルペジオ演奏手段と、を備えることを特徴とする。
この電子鍵盤楽器によれば、鍵盤が表示された帯状のタッチストリップの表面に沿って、演奏者が指をタッチしながらスライドさせると、タッチされたタッチストリップのタッチ位置が検出される。また、所定のコード進行によるイントロまたはエンディングの自動伴奏中、検出されたタッチストリップのタッチ位置に応じて、所定のコードを構成する音名の楽音が発音される。これにより、自動伴奏中に、タッチストリップを指でなぞるだけで、自動伴奏のコード進行に合ったアルペジオ演奏を容易かつ正確に行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電子鍵盤楽器において、揺動自在の複数の鍵と、複数の鍵の押鍵情報に基づいて、鍵の押鍵コードを判別する押鍵コード判別手段と、タッチストリップのタッチ位置に応じて、判別された押鍵コードを構成する音名の楽音を発生させることにより、押鍵コードに対応するアルペジオ演奏を実行する第2アルペジオ演奏手段と、をさらに備えることを特徴とする。
この構成によれば、揺動自在の複数の鍵の押鍵情報に基づいて鍵の押鍵コードが判別される。そして、タッチストリップのタッチ位置に応じて、判別された押鍵コードを構成する音名の楽音が発音される。したがって、自動伴奏が行われていない通常演奏においては、鍵を押鍵するとともに、タッチストリップを指でなぞるだけで、押鍵コードに対応するアルペジオ演奏を容易かつ正確に行うことができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による電子オルガン1の上半部を示している。なお、以下の説明では、電子オルガン1を演奏者から見た場合の手前側を「前」、奥側を「後」とし、さらに左側および右側をそれぞれ「左」および「右」として、説明を行うものとする。
この電子オルガン1は、上鍵盤2、下鍵盤3、タッチストリップ4、操作パネル5および楽音発生装置10(図3参照)などを備えている。この電子オルガン1では、演奏モードとして、演奏者の演奏により電子音を発生させる通常演奏モードと、通常演奏モードの前後において、記憶された伴奏データを用いて楽曲のイントロまたはエンディングの自動伴奏を行う自動伴奏モードを有している。
上鍵盤2は、上下方向に揺動自在の複数(例えば61個)の鍵2aで構成されている。下鍵盤3もまた、上鍵盤2と同様、上下方向に揺動自在の複数(例えば61個)の鍵3aで構成されている。なお、この下鍵盤3の左半分の鍵3aは、右半分の鍵3aとともに通常の演奏に用いられる他、設定の切替により、後述する第1および第2アルペジオ演奏時に、アルペジオコード(和音)を構成する音名要素を指定するのに用いられる。各鍵2a,3aには、押鍵センサ8が設けられている(図3参照)。この押鍵センサ8は、例えば光センサで構成されており、対応する鍵2a,3aの押鍵情報を検出し、その検出信号を楽音発生装置10に出力する。
タッチストリップ4は、左右方向に延びる帯状の圧電シートで構成されており、上鍵盤2のすぐ後方に配置されている。図2に示すように、タッチストリップ4には、左右方向に並んだ複数(例えば61個)の鍵4bから成る鍵盤4aが表示されている。このタッチストリップ4は、上方から外力が作用したときに電圧を発生するように構成されている。その電圧値は、タッチストリップ4の左右方向の位置に応じて異なり、例えば最低音(図2の左側)から高音側に向かって大きくなる。タッチストリップ4は、この電圧値によるタッチ位置を表す検出信号を楽音発生装置10に出力する。また、このタッチストリップ4を演奏者が指で操作する(タッチしながらスライドする)ことによって、アルペジオ演奏が行われる。
操作パネル5には、複数のジャンル選択スイッチ6a、イントロスイッチ6bやエンディングスイッチ6cなどの操作スイッチ6や、それらの設定状態を表示するための例えばLCDで構成された表示部7などが設けられている。
ジャンル選択スイッチ6aは、楽曲の複数のジャンル(例えばジャズやワルツなど)の中から、1つのジャンルを選択するためのものであり、その操作によって選択されたジャンルは、表示部7に表示される。イントロスイッチ6bは、楽曲のイントロを自動伴奏するときにON操作され、エンディングスイッチ6cは、楽曲のエンディングを自動伴奏するときにON操作されるものであり、それらのON/OFF状態を表す信号を楽音発生装置10に出力する。
図3に示すように、楽音発生装置10は、タッチスキャン回路11、パネルスキャン回路12、センサスキャン回路13、CPU14、ROM15、RAM16、第1音源回路17、第2音源回路18、第3音源回路19、D/A変換器20、パワーアンプ21およびスピーカ22で構成されている。
タッチスキャン回路11は、タッチストリップ4からの検出信号に基づいて、タッチストリップ4のタッチ情報、およびタッチされたタッチストリップ4の鍵4bに対応するタッチ位置を含むタッチ位置情報を検出し、それらを表す信号をCPU14に出力する。
パネルスキャン回路12は、操作スイッチ6からの信号をCPU14に出力するとともに、CPU14からの指令信号に応じて、楽曲のジャンル情報などを表す信号を表示部7に出力する。
センサスキャン回路13は、押鍵センサ8からの検出信号に基づいて、鍵2a,3aのオン/オフ情報、およびオンまたはオフされた鍵2a,3aを特定するキーナンバー情報を検出するとともに、これらのオン/オフ情報およびキーナンバー情報を、鍵2a,3aの押鍵情報としてCPU14に出力する。
ROM15は、CPU14で実行される制御プログラムの他、伴奏データなどを記憶している。各伴奏データは、楽曲のイントロに関するイントロデータと、エンディングに関するエンディングデータで構成されている。
イントロデータは、1音ごとにその高さおよび長さを表す音符情報、または音を出さない長さを表す休符情報を有する連続した複数の音符データで構成されている。これらの音符データには、イントロにおいて進行する伴奏コードを表すコードデータおよびコードを構成する音名要素の数が含まれるとともに、最後の音符データには、イントロの終了を表すイントロ終了データが含まれている。
エンディングデータもまた、イントロデータと同様、音符情報または休符情報を有する、連続した複数の音符データで構成されており、エンディングにおいて進行するコードを表すコードデータおよびコードを構成する音名要素の数が含まれるとともに、最後の音符データには、エンディングの終了を表すエンディング終了データが含まれている。
これらのイントロデータおよびエンディングデータは、ROM15に割り当てられたアドレスによって指定されるアドレス空間に記憶されている。
RAM16は、電子オルガン1の動作状態を表すステータス情報や下鍵盤3の左半分の鍵3aが押鍵されたときの押鍵コードを構成する音名要素および音名要素数を含むコード情報などを一時的に記憶するとともに、CPU14の作業領域としても使用される。なお、この押鍵コードは、下鍵盤3の左半分の鍵3aのうちの少なくとも3つの鍵3aの押鍵情報に基づいて判別される。
第1音源回路17は、上鍵盤2の鍵2aのキーナンバーに対応する音名の原音となる第1楽音信号SM1を生成する。具体的には、通常演奏モード時には、CPU14からの制御信号SCに従って、音源波形データおよびエンベロープデータを波形メモリ(図示せず)から読み出すとともに、読み出した音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、押鍵された鍵2aに応じた第1楽音信号SM1を生成する。一方、自動伴奏モード時には、出力された音符データに応じた音源波形データおよびエンベロープデータを波形メモリから読み出し、音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、第1楽音信号SM1を生成する。
第2音源回路18は、下鍵盤3の鍵3aのキーナンバーに対応する音名の原音となる第2楽音信号SM2を生成する。具体的には、通常演奏モード時には、CPU14からの制御信号SCに従って、音源波形データおよびエンベロープデータを波形メモリ(図示せず)から読み出し、音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、押鍵された鍵3aに応じた第2楽音信号SM2を生成する。一方、自動伴奏モード時には、出力された音符データに応じた音源データおよびエンベロープデータを波形メモリから読み出し、音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、第2楽音信号SM2を生成する。
第3音源回路19は、タッチストリップ4のタッチ位置に対応する音名の原音となる第3楽音信号SM3を生成する。具体的には、CPU14からの制御信号SCに従って、音源波形データおよびエンベロープデータを波形メモリ(図示せず)から読み出し、読み出した音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、タッチストリップ4のタッチ位置に応じた第3楽音信号SM3を生成する。
D/A変換器20は、第1〜第3楽音信号SM1〜SM3をデジタル信号からアナログ信号に変換する。パワーアンプ21は、変換されたアナログ信号を所定の利得で増幅し、スピーカ22は、増幅されたアナログ信号を再生し、楽音として放音する。
CPU14は、上述した各種のスキャン回路11〜13からの信号に応じて、演奏モードを判別するとともに、その判別結果に応じて発音制御を実行する。
図4は、この発音制御処理のフローチャートを示している。この処理は、所定時間ごとに実行される。本処理では、まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、電子オルガン1の電源(図示せず)がOFFからONに切り替わったか否かを判別する。この判別結果がYESのとき、すなわち今回が電源の投入後の最初のループのときには、後述するイントロ/エンディングフラグ(以下「I/Eフラグ」という)F_AIEを「0」にリセットするなどの初期化処理を実行した(ステップ2)後、ステップ3に進む。一方、ステップ1の判別結果がNOのときには、そのままステップ3に進む。
このステップ3では、イベントが発生したか否かを判別する。具体的には、鍵2a,3aが押鍵されたとき、タッチストリップ4が操作されたときや、自動伴奏を実行するときなどに、イベントが発生したと判別される。この判別結果がYESで、イベントが発生したときには、イベント処理を実行した(ステップ4)後、時変数処理を実行し(ステップ5)、本処理を終了する。一方、ステップ3の判別結果がNOのときには、ステップ4をスキップしてステップ5を実行し、本処理を終了する。
図5は、上述したイベント処理のサブルーチンを示している。本処理では、まず、ステップ11において、イントロスイッチ6b(イントロSWと図示)またはエンディングスイッチ6c(エンディングSWと図示)がOFFからONに切り替わったか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。一方、この判別結果がYESのときには、イントロまたはエンディングの自動伴奏を開始するものとして、I/EフラグF_AIEを「1」にセットし(ステップ12)、本処理を終了する。
図6は、前述した時変数処理のサブルーチンを示している。本処理では、まず、ステップ21において、I/EフラグF_AIEが「1」であるか否かを判別する。この判別結果がYESで、自動伴奏モード中のときには、タッチストリップ4が操作されている(タッチストリップON)か否かを判別する(ステップ22)。この判別結果がNOで、タッチストリップ4が操作されていないときには、ステップ23をスキップし、自動伴奏制御を実行する(ステップ24)。具体的には、選択されたジャンルの伴奏データをROM15から読み出し、この伴奏データ中の音符情報に基づく音符データを、第1音源回路17または第2音源回路18に出力する。これにより、音符データに対応する音名の楽音がスピーカ22から放音される。このような自動伴奏制御により、伴奏データに基づく所定のコード進行で楽曲のイントロまたはエンディングの自動伴奏が行われる。なお、イントロ伴奏の開始時には、下鍵盤3の左半分の鍵3aを押すことによって、イントロの開始コードが指定され、それに従って楽曲のイントロが開始される。
一方、前記ステップ22の判別結果がYESで、自動伴奏モード中にタッチストリップ4が操作されたときには、第1アルペジオ制御を実行した(ステップ23)後、前記ステップ24以降に進む。
図7は、この第1アルペジオ制御処理のサブルーチンを示している。本処理では、まず、ステップ41において、読み出したイントロデータ中またはエンディングデータ中のコードデータから現在の音符データを読み出す。次に、タッチスキャン回路11からのタッチ位置情報に基づいて、タッチストリップ4のタッチされた鍵4bに対応するタッチ位置番号を算出する(ステップ42)。このタッチ位置番号は、最低音から高音側に向かって連続する番号を各鍵4bに割り当てたものであり、最低音の鍵4bは「0」に、最高音の鍵4bは「60」に設定されている。
次いで、音符データおよびタッチ位置番号に応じて、音名を決定する(ステップ43)。具体的には、音名要素数に応じて1オクターブを分割し、分割したグループごとに音名を割り当てる。これにより、タッチ位置番号に対応した音名が決定される。
次に、決定された音名の制御信号SCを生成し(ステップ44)、第3音源回路19に出力した後、本処理を終了する。これにより、自動伴奏のコードに含まれる、タッチストリップ4のタッチ位置に対応する音名の第3楽音信号SM3が第3音源回路19によって生成され、それに基づく楽音が発音される。このような第1アルペジオ制御が繰り返し実行されることによって、自動伴奏に合ったアルペジオ演奏が行われ、アルペジオ演奏による楽音がステップ24の自動伴奏制御によって生成された楽音に重ねられた状態で発音される。
図6に戻り、前記ステップ24に続くステップ25では、イントロまたはエンディングの終了時であるか否かを判別する。具体的には、前記ステップ24において読み出された伴奏データ中に、前述したイントロ終了データまたはエンディング終了データが含まれているときに、イントロまたはエンディングの終了時であると判別される。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ25の判別結果がYESで、イントロまたはエンディングの終了時には、I/EフラグF_AIEを「0」にセットした(ステップ26)後、本処理を終了する。
一方、前記ステップ21の判別結果がNOで、自動伴奏中でないときには、前記ステップ22と同様、タッチストリップ4が操作されているか否かを判別する(ステップ27)。この判別結果がNOのときには、通常制御を実行した(ステップ29)後、本処理を終了する。具体的には、センサスキャン回路13からの押鍵情報に基づいて、発音すべき鍵2a,3aを決定し、それらのキーナンバーに対応する音名の制御信号SCを生成する。そして、鍵2aに対する制御信号SCを第1音源回路17に出力し、鍵3aに対する制御信号SCを第2音源回路18に出力する。これにより、押鍵された鍵2a,3aに対応する楽音が発音され、通常演奏が行われる。
一方、前記ステップ27の判別結果がYESで、通常演奏モード中にタッチストリップ4が操作されたときには、第2アルペジオ制御を実行した(ステップ28)後、前記ステップ29に進む。
図8は、この第2アルペジオ制御処理のサブルーチンを示している。本処理では、まず、ステップ51において、RAM16に記憶された下鍵盤3の左半分の鍵3aのコード情報を読み出す。次に、図7のステップ42と同様、タッチスキャン回路11からのタッチ位置情報に基づいて、タッチストリップ4のタッチ位置番号を算出する(ステップ52)。
次いで、コード情報およびタッチ位置番号に応じて、音名を決定する(ステップ53)。具体的には、コード情報に含まれる音名要素数に応じて1オクターブを分割し、分割したグループごとに押鍵コードを構成する音名要素を割り当てることにより、タッチ位置番号に対応した音名が決定される。
そして、ステップ44と同様、決定された音名の制御信号SCを生成し(ステップ54)、第3音源回路19に出力した後、 本処理を終了する。これにより、下鍵盤3の鍵3aの押鍵コードに対応した、タッチストリップ4の鍵4bのタッチ位置に対応する音名の楽音が発音される。このような第2アルペジオ制御が繰り返し実行されることによって、押鍵された鍵3aに対応するアルペジオ演奏が行われ、アルペジオ演奏による楽音がステップ29の通常制御によって生成された楽音に重ねられた状態で発音される。なお、下鍵盤3の左半分の鍵3aが押鍵されていない状態でタッチストリップ4を操作したときには、1オクターブが7つに分割され、それらの分割されたグループに音名「C」〜「B」が割り当てられ、それにより、タッチストリップ4のタッチ位置に応じて白鍵に対応する楽音のみ発音される。
図9は、イントロ伴奏時のタッチストリップ4を操作したときの動作例を示している。イントロの開始時にG、B、Dの鍵3aが押鍵されると、押鍵コードはGコードと判別される。これにより、Gから始まる楽曲のジャンルに応じた所定のコード進行でイントロ伴奏が行われる。このイントロ伴奏中にタッチストリップ4が操作されると、第1アルペジオ制御が実行され、タッチストリップ4のタッチ位置番号に対応する、伴奏データ中のコードを構成する音名の楽音が発音されることによって、そのときのコードに対応するアルペジオ演奏を行うことができる。これにより、タッチストリップ4を操作するだけで、自動伴奏のコード進行に合ったアルペジオ演奏を容易かつ正確に行うことができる。
また、通常演奏モード中にタッチストリップ4が操作されたときには、第2アルペジオ制御を実行する。この第2アルペジオ制御では、タッチストリップ4のタッチ位置番号に対応する、下鍵盤3の鍵3aの押鍵コードを構成する音名の楽音を発音させる。このため、下鍵盤3の左半分の鍵3aを押鍵するとともに、タッチストリップ4を操作するだけで、押鍵コードに対応するアルペジオ演奏を容易かつ正確に行うことができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、下鍵盤3の鍵3aの押鍵コードの判別を、少なくとも3つの鍵3aが押鍵されたときに行っているが、これに限らず、例えば、1つまたは2つの鍵が押鍵されたときに行ってもよい。また、このような押鍵コードの判別を行わず、下鍵盤3の左半分の押鍵された複数の鍵3aの音名をそのまま音名要素として用い、第2アルペジオ演奏を行ってもよい。また、実施形態では、タッチストリップ4を圧電シートで構成しているが、これに限らず、タッチされることによって電圧が変化するもの、例えばスイッチなどで構成してもよい。
さらに、実施形態の電子鍵盤楽器は、電子オルガン以外の他の電子鍵盤楽器、例えば電子ピアノやキーボードなどでもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部を適宜変更することができる。
本発明の実施形態による電子オルガンの上半部を示す図である。 タッチストリップを示す図である。 楽音発生装置のブロック図である。 発音制御処理のフローチャートである。 イベント処理のサブルーチンである。 時変数処理のサブルーチンである。 第1アルペジオ制御処理のサブルーチンである。 第2アルペジオ制御処理のサブルーチンである。 イントロ伴奏時のタッチストリップを操作したときの動作例を示す図である。
符号の説明
1 電子オルガン(電子鍵盤楽器)
3a 鍵(揺動自在の複数の鍵)
4 タッチストリップ
4a 鍵
4b 鍵盤
11 タッチスキャン回路(タッチ位置検出手段)
14 CPU(タッチ位置検出手段、自動伴奏手段、第1アルペジオ演奏手段、
押鍵コード判別手段および第2アルペジオ演奏手段)

Claims (2)

  1. 左右方向に複数の鍵が並んだ鍵盤が表示され、アルペジオ演奏を実行するために演奏者の指がタッチしながらスライドされる帯状のタッチストリップと、
    演奏者の指がタッチされた前記タッチストリップのタッチ位置を検出するタッチ位置検出手段と、
    イントロまたはエンディングの自動伴奏を所定のコード進行で実行する自動伴奏手段と、
    当該自動伴奏中に、前記検出されたタッチストリップのタッチ位置に応じて、前記所定のコードを構成する音名の楽音を発音させることにより、前記所定のコードに対応するアルペジオ演奏を実行する第1アルペジオ演奏手段と、
    を備えることを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 揺動自在の複数の鍵と、
    当該複数の鍵の押鍵情報に基づいて、鍵の押鍵コードを判別する押鍵コード判別手段と、
    前記タッチストリップのタッチ位置に応じて、前記判別された押鍵コードを構成する音名の楽音を発生させることにより、前記押鍵コードに対応するアルペジオ演奏を実行する第2アルペジオ演奏手段と、
    をさらに備えることを特徴とする、請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
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