JP2015040909A - アクセサリ連結装置 - Google Patents
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Abstract
Description
このため、使い方が煩雑になったり、セットで購入する必要があったりするため、コストがかかる。
一方、多数の交換レンズ間で共通のアタッチメントを使うためにレンズ鏡筒の外径を共通化すると、最も大型のレンズ鏡筒に合わせた外径に全てのレンズ鏡筒をあわせなくてはならず、レンズ鏡筒の小型化できない。
請求項1に記載の発明は、円環部と、一端が前記円環部の内径側に揺動可能に支持され、他端にはレンズ鏡筒に固定するレンズ固定部が揺動可能に取り付けられている少なくとも3つの支持腕部と、を備えること、を特徴とするアクセサリ連結装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアクセサリ連結装置であって、前記支持腕部は、前記円環部と同一直径の円環部から切り出した円弧状に湾曲していること、を特徴とするアクセサリ連結装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のアクセサリ連結装置であって、前記円環部の外周には、ギア歯が設けられていること、を特徴とするアクセサリ連結装置である。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載のアクセサリ連結装置であって、前記円環部の外周にアクセサリシューを備えたこと、を特徴とするアクセサリ連結装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のアクセサリ連結装置であって、前記円環部を、所定の固定部に対して該円環部の径方向に移動可能な位置調節部を有すること、を特徴とするアクセサリ連結装置である。
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態のアクセサリ連結装置1を装着したレンズ鏡筒2及び、該レンズ鏡筒2が着脱可能なカメラ3の概略斜視図である。
アクセサリ連結装置1は、円環部10と、円環部10の内径側に取り付けられた3つの支持腕部20と、を備える。
支持腕部20の長手方向は、円環部10に沿ってカーブしている。このカーブにより支持腕部20は、円筒部分11の内面に接触するようにして、円筒部分11と前環部分12と後環部分13とで形成される円環部10の内径側のコの字型の空間に収納可能である。
一方、支持腕部20の先端は、中央部がレンズ固定部21の幅に対応して切り欠かれた切り欠き部26が形成されている。その切り欠き部26を挟んだ中心軸O方向の前部と後部とには、レンズ固定部21を保持する突部27が設けられている。
これらの前部と後部の突部27と、レンズ固定部21の貫通穴25とを通して固定軸28が挿入されることで、レンズ固定部21が支持腕部20に対して揺動可能に保持される。
ゴムローレット42はゴム製のため柔軟性があり、着脱が可能である。そこで、アクセサリ連結装置1を装着する場合、ゴムローレット42を取り外し、ピントリング40に設けられたねじ穴41とアクセサリ連結装置1のレンズ固定部21のねじ用穴24との位置を合わせて、固定ねじ43をねじ込む。これによりレンズ固定部21、すなわちアクセサリ連結装置1がレンズ鏡筒2に固定される。
また、固定機構はねじ穴3つで済むため、コストアップも最小限に抑えられる。
そして、レンズ鏡筒2のピントリング40の外周に設けられたねじ穴41とレンズ固定部21のねじ用穴24とを一致させて固定ねじ43を螺合させる。
図3(a)のように、レンズ鏡筒2Aの径が(b)のレンズ鏡筒2Bの径よりもさらに小さい場合、支持腕部20の円筒部分11に対する角度θaは角度θbよりも大きくなる。
このように、アクセサリ連結装置1内部に、余分な空間を有することなく、効率よく最大径のレンズ鏡筒2を保持することができる。
一方、図1の符号50は、このアクセサリ連結装置1に対応するアクセサリとしてのピントリング回転装置である。
図示するようにピントリング回転装置50は、カメラ3を配置可能なスペースを有する台座56に、アクセサリ連結装置1の第1斜歯ギア14と噛合するギア列51が配置されたものである。
そして、アクセサリ連結装置1が装着されたカメラ3を、アクセサリ連結装置1の第1斜歯ギア14と第2第1斜歯ギア52とが噛合するようにしてピントリング回転装置50に配置して固定する。
固定方法は、これに限定されるものではないが、例えば台座56の裏側から表側に向かうねじを設け、そのねじをカメラの三脚取り付け用のねじ穴に螺合させる。
これによって、アクセサリ連結装置1が回転し、支持腕部20によってアクセサリ連結装置1と連結されたピントリング40が回転する。
本実施形態ではピントリング40を例として説明しているが、これに限定されず、ズームリングや絞り(アイリス)リングであってよい。
一旦アクセサリ連結装置1とアクセサリとの位置調節を行えば、レンズ鏡筒2ごとに装着位置を調整する必要がない。
したがって、各レンズ鏡筒2に合わせた専用アタッチメントを用意する必要もなく、効率的にカメラアクセサリを支持する機構を構築することができる。
このように、アクセサリ連結装置1内部に、余分な空間を有することなくレンズ鏡筒2が保持可能なため、スペース効率が良い。
図4は、本発明の第2実施形態のアクセサリ連結装置100の斜視図である。なお、第1実施形態と同様な部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態のアクセサリ連結装置100が第1実施形態のアクセサリ連結装置1と異なる点は、円環部10の円筒部分11の外周にギア14が設けられておらず、替わりに2つのアクセサリシュー114a,114bが設けられている点である。なお、円筒部分11の外周に設けられているものは、アクセサリシューに限らず、他のアクセサリ装着部、例えばバヨネット機構等であってもよい。
そして、レンズ鏡筒2の径によらず同一形状のアクセサリを装着できるので、アクセサリの形状設計が容易になる。
また、図示しないが、円環部状の照明装置を装着する場合などは、鏡筒径に合わせていくつものアタッチメントを用意する必要がなくなる。
図5は本発明の第3実施形態のアクセサリ連結装置200の部分斜視図である。図6は本実施形態のアクセサリ連結装置200を2つレンズ鏡筒の外周に装着し、カメラを固定している固定台にアクセサリ連結装置200を介してレンズ鏡筒を保持した例を示した使用例である。なお、第1実施形態と同様な部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施形態のアクセサリ連結装置200は、円環部10の下部に、保持台201を有する。
上部保持台202及び下部保持台203は、本実施形態において中心軸O方向の幅が略同一で且つ中心軸Oと垂直な長さも略同一である。
4つの円柱状部材も同形で、開口部204,205の深さ方向と略同一の長さである。
また、他方の長板部材208は、中心軸O方向の他方側から、一端の円柱状部材を上部開口部204に挿入し、他端の円柱状部材を下部開口部205に挿入している。
そして、2つの長板部材207,208は、円柱状部材が取り付けられている面を対面させて、中央を軸部によって互いに回転可能に連結されている。
そして、それらのねじ穴210を貫通するように、上部保持台202には、中心軸Oと直交する方向に、細長ねじ211が貫通されている。細長ねじ211の両端には、回転部212が設けられている。
これにより、回転部212を一方に回転させると、上部保持台202は下部保持台203に対して近づく方向、すなわち上部保持台202が下側に移動する。
また、回転部212を他方に回転させると、上部保持台202が下部保持台203に対して遠ざかる方向、すなわち上部保持台202が上側に移動する。
このように、回転部212を回転することにより長板部材207,208の交差角度を変え、下部保持台203に対する円環部10の位置、すなわちレンズ鏡筒2の位置を調整することができる。
まず、第3実施形態のアクセサリ連結装置200が2つ取り付けられたレンズ鏡筒2が装着されたカメラ3を、固定台300上に配置する。
特に大口径の重いレンズ鏡筒の場合、レンズ鏡筒を支えないと撮影時に不安定になる場合があるが、本実施形態によると、重いレンズであってもその加重を固定台300によって受けることができるので、安定してレンズ鏡筒を保持することができる。
Claims (5)
- 円環部と、
一端が前記円環部の内径側に揺動可能に支持され、他端にはレンズ鏡筒に固定するレンズ固定部が揺動可能に取り付けられている少なくとも3つの支持腕部と、を備えること、
を特徴とするアクセサリ連結装置。 - 請求項1に記載のアクセサリ連結装置であって、
前記支持腕部は、前記円環部と同一直径の円環部から切り出した円弧状に湾曲していること、
を特徴とするアクセサリ連結装置。 - 請求項1または2に記載のアクセサリ連結装置であって、
前記円環部の外周には、ギア歯が設けられていること、
を特徴とするアクセサリ連結装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のアクセサリ連結装置であって、
前記円環部の外周にアクセサリシューを備えたこと、
を特徴とするアクセサリ連結装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のアクセサリ連結装置であって、
前記円環部を、所定の固定部に対して該円環部の径方向に移動可能な位置調節部を有すること、
を特徴とするアクセサリ連結装置。
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