JP2015040572A - 取付具 - Google Patents

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Abstract

【課題】板状部材の一方側に取付対象部材を取り付けた際に、他方側に存在する箇所の突出量を低減可能で、他方側での取り外しは困難な取付具を提供すること。【解決手段】所定の取付対象部材33を板状部材31に取り付ける際に用いられる取付具1であって、板状部材31の表裏いずれか一方側と他方側のうち、一方側に取付対象部材33を取り付ける場合に、板状部材31を板厚方向へ貫通する取付孔31Aに対して他方側から挿し込まれる部分であり、当該取付孔に挿し込まれた際に一方側へ露出する箇所には、取付対象部材33を取り付け可能な取付構造21が設けられた台座部3と、台座部3が取付孔31Aに対して他方側から挿し込まれた際に、他方側において板状部材31に当接し、台座部3が更に取付孔31Aの奥へと押し込まれるのを阻止する状態になる当接部5とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、所定の取付対象部材を板状部材に取り付ける際に用いられる取付具に関する。
従来、クランプ、スペーサー、結束バンドその他の各種樹脂製部材において、鏃型スナップを利用して筐体パネル等の板状部材に対して取り付け可能に構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この種の樹脂製部材(以下、取付対象部材とも称する。)が備える鏃型スナップは、板状部材に形成された取付孔に対し、板状部材の表裏両側のうち、一方側から取付孔に挿し込まれ、他方側で拡開して板状部材に係合する。
特許4625398号公報
しかしながら、上述のような取付対象部材を板状部材の一方側(例えば筐体パネルの内面側。)に取り付ける場合、鏃型スナップは板状部材の他方側(例えば筐体パネルの外面側。)へ突出する。そのため、板状部材の他方側に存在してもかまわない突設物の大きさに制限がある場合には、上述のような鏃型スナップを利用できないことがある。
また、上述のような鏃型スナップが機器の筐体外側に突出していると、筐体外側において鏃型スナップと板状部材との係合を解除する操作ができてしまう。そのため、意図的に係合を解除する操作がなされた場合はもちろんのこと、何らかの物体が接触しただけでも係合が解除されてしまう可能性があり、いずれの場合とも、取付対象部材が筐体内側において所定の取り付け箇所から脱落してしまうおそれがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的の一つは、板状部材の一方側に取付対象部材を取り付けた際に、他方側に存在する箇所の突出量を低減可能で、他方側での取り外しは困難な取付具を提供することにある。
以下に説明する取付具は、所定の取付対象部材を板状部材に取り付ける際に用いられる取付具であって、前記板状部材の表裏いずれか一方側と他方側のうち、前記一方側に前記取付対象部材を取り付ける場合に、前記板状部材を板厚方向へ貫通する取付孔に対して前記他方側から挿し込まれる部分であり、当該取付孔に挿し込まれた際に前記一方側へ露出する箇所には、前記取付対象部材を取り付け可能な取付構造が設けられた台座部と、前記台座部が前記取付孔に対して前記他方側から挿し込まれた際に、前記他方側において前記板状部材に当接し、前記台座部が更に前記取付孔の奥へと押し込まれるのを阻止する状態になる当接部とを備える。
このように構成された取付具によれば、板状部材を貫通する取付孔に対して板状部材の他方側から台座部を挿し込むと、当該他方側において当接部が板状部材に当接し、この状態において、板状部材の一方側には台座部に設けられた取付構造が露出する。そのため、その取付構造に対して取付対象部材を取り付ければ、取付対象部材を板状部材に対して直接取り付けなくても、取付対象部材を板状部材上に取り付けることができる。
したがって、このような取付構造を利用すれば、取付対象部材を板状部材に対して直接取り付ける場合とは異なり、取付対象部材が板状部材の他方側へ大きく突出しない位置又は全く突出しない位置で取付対象部材を保持することが可能である。よって、板状部材に対して取付対象部材を取り付ける際に、上記取付具を利用すれば、取付対象部材を板状部材に対して直接取り付ける場合に比べ、板状部材の他方側における取付対象部材の突出量を抑制できる。また、当接部については、単に板状部材の他方側の面に当接するだけでよく、一方側から挿し込まれて他方側に係合するような複雑な構造を採用しなくてもよいので、取付対象部材を板状部材に対して直接取り付ける場合に比べ、板状部材の他方側における当接部の突出量も抑制できる。さらに、取付対象部材の取付構造が板状部材の他方側に大きく突出しないことから、他方側での操作によって取付対象部材が取り外されてしまう可能性を低くすることができる。
ところで、台座部が有する取付構造は、取付対象部材側の構造に応じて取付対象部材を取り付け可能な構造となっていれば、その具体的な構造は限定されないが、より具体的な一例を示せば、上述の取付具において、前記台座部は、前記取付構造として、前記取付対象部材に設けられた弾性係止部が係合する被係止部を有すると好ましい。
このように構成された取付具によれば、取付対象部材が有する弾性係止部を被係止部に係合させることにより、取付対象部材を取付具に取り付けることができる。
また、上述の取付具において、前記被係止部は、前記取付具が前記板状部材に取り付けられた際に、前記板状部材よりも前記一方側となる位置において前記板状部材と間隔を空けて配置される板状の部分と、当該板状の部分を板厚方向へ貫通する被係合孔とを有し、当該被係合孔に前記弾性係止部が挿し込まれると当該弾性係止部が前記被係合孔に係合すると好ましい。
このように構成された取付具によれば、板状の部分と、板状の部分を板厚方向へ貫通する被係合孔とを有するので、同等な被係合孔を有する板状部材に対して取り付け可能に構成された取付対象部材を台座部に取り付けることができる。
また、上述の取付具において、前記被係止部は、前記弾性係止部を前記板状部材の表裏に対して垂直な向きに挿し込むと前記弾性係止部と係合する構造、及び前記弾性係止部を前記板状部材の表裏に対して平行な向きに挿し込むと前記弾性係止部と係合する構造のうち、いずれか一方又は両方を備えると好ましい。
このように構成された取付具によれば、弾性係止部を、板状部材の表裏に対して垂直な向きに挿し込むか、板状部材の表裏に対して平行な向きに挿し込むことにより、取付対象部材を台座部に取り付けることができる。特に、弾性係止部を板状部材の表裏に対して垂直な向きに挿し込むと弾性係止部と係合する構造、及び弾性係止部を板状部材の表裏に対して平行な向きに挿し込むと弾性係止部と係合する構造、これら両方の構造を備えている場合には、単一の取付具であっても、弾性係止部の挿し込み方向については二通りの方向に対応でき、汎用性及び利便性が高くなる。
また、上述の取付具において、前記被係止部は、前記弾性係止部と係合した際に、当該弾性係止部を前記板状部材の前記他方側へ突出させない位置において保持すると好ましい。
このように構成された取付具によれば、弾性係止部が板状部材の他方側へ突出しないので、弾性係止部が大きく板状部材の他方側へ突出するものと比べればもちろんのこと、弾性係止部が僅かに板状部材の他方側へ突出するものと比べても、板状部材の他方側における突出量を低減する効果を高めることができる。
また、上述の取付具は、前記台座部が前記取付孔に対して前記他方側から挿し込まれる際に、前記台座部とともに前記取付孔に挿し込まれ、当該取付孔の内部では弾性変形するとともに、当該取付孔を通り抜けて前記一方側に達した際には弾性変形していた形状が復元し、前記一方側において前記板状部材に引っかかることで、前記台座部が前記他方側へ引き抜かれるのを阻止する状態となる弾性逆止片を備えると好ましい。
このように構成された取付具によれば、弾性逆止片が板状部材の一方側において板状部材に引っかかると、台座部が板状部材の他方側へ引き抜かれなくなる。一方、当接部は、板状部材の他方側において板状部材に当接しているので、台座部が板状部材の一方側へ押し込まれることもない。そのため、これら当接部及び弾性逆止片により、取付具は単体で板状部材に固定されることになる。したがって、このような弾性逆止片によって取付具を板状部材に固定しておけば、後は、板状部材の一方側で取付対象部材を台座部に取り付ける作業を行えばよい。よって、取付対象部材を台座部に取り付ける作業が完了するまでは取付具が板状部材に固定されない構造になっている場合に比べ、取付対象部材を台座部に対して容易に取り付けることができる。
また、上述の取付具において、前記当接部は、前記板状部材の前記他方側の面において、前記取付孔を含む領域を覆い隠す状態になると好ましい。
このように構成された取付具によれば、取付具を板状部材に対して取り付けた際に、板状部材の他方側の面では、取付孔を含む領域が当接部によって覆い隠される。したがって、台座部を取付孔に挿し込んだ状態において、取付孔の内側にいくらか空隙が残っている場合でも、当接部によって取付孔の開口が封鎖されるので、そのような空隙を介して水分やほこりが出入りするのを抑制することができる。
また、上述の取付具において、前記当接部は、前記台座部とともに一体成形された第一部分と、前記第一部分よりも柔軟に弾性変形可能で、前記台座部が前記取付孔に対して前記他方側から挿し込まれた際には、前記他方側において前記第一部分と前記板状部材との間に挟み込まれて弾性変形することにより、前記第一部分と前記板状部材との間を密閉する第二部分とを有すると好ましい。
このように構成された取付具によれば、当接部は、第一部分と第二部分が積層された二重構造とされていて、第一部分よりも柔軟な第二部分が、第一部分と板状部材との間に挟み込まれることで、第一部分と板状部材との間を密閉する。したがって、このような第二部分が当接部に設けられていない場合に比べ、取付孔の開口を密閉することができるので、取付孔内の空隙を介して水分やほこりが出入りするのを抑制する効果が向上する。
また、上述の取付具において、前記第一部分は、前記取付孔への挿し込み方向から見ると円形で、前記第二部分に対向する側が凹面となっていて、前記第二部分を前記板状部材との間に挟み込んだ際には、前記円形の外周部分で前記第二部分に圧接すると好ましい。
このように構成された取付具によれば、第一部分が円形の外周部分で第二部分に圧接するので、第一部分が面で第二部分に接触する場合に比べ、第一部分の外周に圧接荷重を集中させることができる。したがって、取付孔の開口を全周にわたって囲む位置において、第一部分の外周が第二部分にしっかりと圧接し、取付孔の開口を密閉することができるので、取付孔内の空隙を介して水分やほこりが出入りするのを抑制する効果が向上する。
また、上述の取付具において、前記台座部は、当該台座部が前記取付孔に対して相対的に回動不能な形状とされており、しかも、前記取付対象部材が前記台座部に対して相対的に回動不能な状態で取り付けられる前記取付構造を有すると好ましい。
このように構成された取付具によれば、取付具が板状部材に対して相対的に回動せず、しかも、取付対象部材が取付具に対して相対的に回動しないので、取付対象部材と板状部材との相対的な位置関係を取り付け時の状態のまま適切に維持することができる。
取付具を示す図であり、(A)は右下前方から見た斜視図、(B)は右上後方から見た斜視図、(C)は右下前方から見た分解斜視図、(D)は右上後方から見た分解斜視図。 取付具を示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図、(E)はIIE−IIE線断面図。 取付具を利用してワイヤーサドルを板状部材に取り付ける場合の手順を示す説明図。 ワイヤーサドルを示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図。 取付具を利用してワイヤーサドルを板状部材に取り付けた状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は正面視した縦断面図。 取付具を利用してスペーサーを板状部材に取り付ける場合の手順を示す説明図。 スペーサーを示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図。 取付具を利用してスペーサーを板状部材に取り付けた状態を示す図であり、(A)は正面図、(B)は正面視した縦断面図。 取付具を利用して基板ガイドを板状部材に取り付ける場合の手順を示す説明図。 基板ガイドを示す図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は背面図、(E)は底面図。 取付具を利用して基板ガイドを板状部材に取り付けた状態を示す図であり、(A)は右側面図、(B)は右側面視した縦断面図、(C)は一対の基板ガイドでプリント配線板を保持した状態を示す説明図。
次に、上述の取付具について、より具体的な例を挙げて説明する。なお、以下の説明においては、必要に応じて図中に併記した上下左右前後の各方向を利用して説明を行う。ただし、これらの各方向は、取付具を構成する各部の相対的な位置関係を簡潔に説明するために規定した方向に過ぎず、実際に取付具を利用するに当たって、取付具がどのような方向に向けて利用されるかは任意である。
[取付具の構成]
図1(A)及び図1(B)に示す取付具1は、台座部3、及び当接部5を備える。当接部5は、図1(C)及び図1(D)に分解して示すように、ポリアミドによって台座部3とともに一体成形された第一部分5Aと、シリコーンゴムスポンジによって形成された第二部分5Bを、重ね合わせた構造とされている。
第二部分5Bは、平面視円形に形成された面状体に八角形の貫通孔6を形成した構造とされている。この貫通孔6に台座部3が挿し込まれて、台座部3は第二部分5Bよりも下方に配置され、第一部分5Aは第二部分5Bよりも上方に配置されている。第一部分5Aも、平面視円形に形成されているが、その直径は第二部分5Bよりも僅かに小さく、図1(B)及び図2(A)に示すように、第一部分5Aの外周部分は、第二部分5Bの外周部分よりも内周側にある。
また、第一部分5Aは、図2(A)〜図2(E)に示すように、上面側は凸面とされるとともに、下面側は凹面とされた形状で、底面視円形の外周下端が第二部分5Bの上面に接する状態にある。なお、図2(B)は取付具1の正面図であるが、取付具1の背面図は正面図と同一に表れる。また、図2(C)は取付具1の右側面図であるが、取付具1の左側面図は右側面図と同一に表れる。
台座部3は、第一部分5Aの下面側から下方へと延びる一対の支柱11,11と、支柱11,11の下端間に設けられた平板部13(被係止部が有する板状の部分の一例に相当。)と、支柱11,11の下端から斜め上方へと延びる一対の弾性逆止片15,15と、支柱11,11が相互に対向する箇所に突設された一対の突条17,17と、平板部13の下面側から下方へ突出する四つの突起19,19,19,19とを備えている。平板部13には、平板部13を上下方向に貫通する第一被係合孔21(被係止部ないし被係合孔の一例に相当。)が形成されている。第一部分5A、支柱11,11、及び平板部13によって上下左右が囲まれる位置には、当該位置において前後方向に貫通する第二被係合孔22(被係止部の一例に相当。)が形成されている。
[取付具の使用例(その1)]
次に、取付具1の使用例について説明する。図3(A)〜図3(C)に示す事例は、板状部材31(例えば、筐体を構成する板金など。)の表裏両側のうち、一方側(図中では下側。)にワイヤーサドル33を取り付けるために取付具1を使用する例である。
板状部材31には、板状部材31を板厚方向に貫通する所定形状の取付孔31Aが形成されている。板状部材31の表裏両側のうち、一方側にワイヤーサドル33を取り付ける場合、取付具1は、図3(A)及び図3(B)に示すように、他方側(図中では上側。)から取付孔31Aに挿し込まれる。このとき、取付孔31Aには台座部3が挿し込まれ、台座部3の左右両側にある一対の弾性逆止片15,15は、弾性変形して左右方向の全幅寸法を狭めつつ取付孔31Aを通過する。
そして、当接部5が板状部材31に圧接する状態となる位置まで、台座部3が取付孔31Aに押し込まれると、一対の弾性逆止片15,15は、板状部材31の一方側に達したところで、弾性変形していた形状が復元し、上端間が左右方向へ拡開する。この状態においては、弾性逆止片15,15が板状部材31の一方側に引っかかっているので、台座部3を取付孔31Aから引き抜くことはできない。また、当接部5が板状部材の他方側に当接しているので、台座部3を取付孔31Aの更に奥へ押し込むこともできない。したがって、これら一対の弾性逆止片15,15及び当接部5の作用により、取付具1は板状部材31に固定されることになる。取付孔31Aは、取付具1の形状に合わせた異形孔とされているので、このような取付孔31Aに取付具1を取り付ければ、取付具1が板状部材31に対して相対的に回動することはない。
こうして取付具1が板状部材31に取り付けられたら、図3(B)及び図3(C)に示すように、板状部材31の一方側に台座部3が露出するので、この台座部3に設けられた第一被係合孔21に対し、ワイヤーサドル33が挿し込まれる。ワイヤーサドル33は、図4(A)〜図4(D)に示すように、ワイヤー保持部35と、ばね部37と、鏃型スナップ部39(弾性係止部の一例に相当。)とを有する。このワイヤーサドル33は、元々は取付具1に取り付けるために専用の設計がなされたものではなく、板状部材に形成された貫通孔に鏃型スナップ部39を挿し込むことにより、板状部材に対する取り付けができるように構成されたものである。
すなわち、上述の取付具1を利用しなくても、板状部材に貫通孔を形成して、その貫通孔に対して板状部材の一方側から鏃型スナップ部39を挿し込むと、鏃型スナップ部39は板状部材の他方側で拡開して板状部材に引っかかる。このとき、ばね部37は弾性変形しつつ板状部材の一方側に圧接し、これらばね部37及び鏃型スナップ部39の作用により、ワイヤーサドル33は板状部材に対して固定されることになる。ただし、このような手法で、ワイヤーサドル33を板状部材に対して直接取り付けると、鏃型スナップ部39の先端は、板状部材の他方側に大きく突出することになる。また、貫通孔の内周と鏃型スナップ部39と間にある空間を介して水やほこりが出入りするおそれもある。
これに対し、上述の取付具1を利用すれば、図5(A)及び図5(B)に示すように、ワイヤーサドル33は、鏃型スナップ部39が板状部材31の他方側へ大きく突出しない位置で保持される。また、当接部5は、板状部材31の他方側に配置されるものの、鏃型スナップ部39に比べれば図中上下方向寸法が小さい。したがって、このような取付具1を利用すれば、鏃型スナップ部39を板状部材31の貫通孔に直接挿し込む場合に比べ、板状部材31の他方側における突出量を低減することができる。
また、当接部5は、板状部材31に形成された取付孔31Aを覆い隠す状態となり、特に、第二部分5Bは第一部分5Aと板状部材31との間に挟み込まれて弾性変形し、第一部分5Aと板状部材31との間を密閉する。したがって、取付孔31Aを通じて水やほこりが出入りするのを抑制でき、板状部材31の表裏間における防水性能、防滴性能、防塵性能などを向上させることができる。
なお、四つの突起19,19,19,19は、ワイヤーサドル33が取付具1に対して相対的に回動した際にばね部37,37に当接することで、それ以上の回動を阻止する。したがって、このような突起19,19,19,19が設けられていれば、ワイヤーサドル33が予期しない方向へ回動してしまうのを抑制することができる。
[取付具の使用例(その2)]
次に、取付具1の使用例について、別の例を説明する。図6(A)及び図6(B)に示す事例は、板状部材31の表裏両側のうち、一方側(図中では下側。)にスペーサー43を取り付けるために取付具1を使用する例である。なお、板状部材31に対して取付具1を取り付ける手法は、先に説明した使用例(その1)と同様なので、ここでの説明は省略する。
取付具1が板状部材31に取り付けられたら、図6(A)及び図6(B)に示すように、板状部材31の一方側に台座部3が露出するので、この台座部3に設けられた第一被係合孔21に対し、スペーサー43が挿し込まれる。スペーサー43は、図7(A)〜図7(D)に示すように、支柱部45と、第一ばね部47Aと、第二ばね部47Bと、第一鏃型スナップ部49A(弾性係止部の一例に相当。)と、第二鏃型スナップ部49Bとを有する。
このスペーサー43も、先に説明したワイヤーサドル33と同様、元々は取付具1に取り付けるために専用の設計がなされたものではなく、板状部材に形成された貫通孔に第一鏃型スナップ部49Aを挿し込むことにより、板状部材に対する取り付けができるように構成されたものである。
すなわち、上述の取付具1を利用しなくても、板状部材に貫通孔を形成して、その貫通孔に対して板状部材の一方側から第一鏃型スナップ部49Aを挿し込むと、第一鏃型スナップ部49Aは板状部材の他方側で拡開して板状部材に引っかかる。このとき、第一ばね部47Aは弾性変形しつつ板状部材の一方側に圧接し、これら第一ばね部47A及び第一鏃型スナップ部49Aの作用により、スペーサー43は板状部材に対して固定されることになる。ただし、このような手法で、スペーサー43を板状部材に対して直接取り付けると、第一鏃型スナップ部49Aの先端は、板状部材の他方側に大きく突出することになる。また、貫通孔の内周と第一鏃型スナップ部49Aと間にある空間を介して水やほこりが出入りするおそれもある。
これに対し、上述の取付具1を利用すれば、図8(A)及び図8(B)に示すように、スペーサー43は、第一鏃型スナップ部49Aが板状部材31の他方側へ大きく突出しない位置で保持される。また、当接部5は、板状部材31の他方側に配置されるものの、第一鏃型スナップ部49Aに比べれば図中上下方向寸法が小さい。したがって、このような取付具1を利用すれば、第一鏃型スナップ部49Aを板状部材31の貫通孔に直接挿し込む場合に比べ、板状部材31の他方側における突出量を低減することができる。
また、当接部5は、板状部材31に形成された取付孔31Aを覆い隠す状態となり、特に、第二部分5Bは第一部分5Aと板状部材31との間に挟み込まれて弾性変形し、第一部分5Aと板状部材31との間を密閉する。したがって、取付孔31Aを通じて水やほこりが出入りするのを抑制でき、板状部材31の表裏間における防水性能、防滴性能、防塵性能などを向上させることができる。
なお、このスペーサー43の場合、第二鏃型スナップ部49B側には、別の部材が取り付けられる。図8(A)及び図8(B)には、別の部材の一例として、板状部材31と平行に配設されるプリント配線板P1を例示してある。プリント配線板P1には、貫通孔H1が形成され、この貫通孔H1に対して第二鏃型スナップ部49Bが挿し込まれる。これにより、第二鏃型スナップ部49Bはプリント配線板P1の図中下側で拡開してプリント配線板P1に引っかかる。また、第二ばね部47Bは弾性変形しつつプリント配線板P1の図中上側に圧接し、これら第二ばね部47B及び第二鏃型スナップ部49Bの作用により、プリント配線板P1はスペーサー43に対して固定されることになる。
[取付具の使用例(その3)]
次に、取付具1の使用例について、更に別の例を説明する。図9(A)及び図9(B)に示す事例は、板状部材31の表裏両側のうち、一方側(図中では下側。)に基板ガイド53を取り付けるために取付具1を使用する例である。なお、板状部材31に対して取付具1を取り付ける手法は、先に説明した使用例(その1)と同様なので、ここでの説明は省略する。
取付具1が板状部材31に取り付けられたら、図9(A)及び図9(B)に示すように、板状部材31の一方側に台座部3が露出するので、この台座部3に設けられた第二被係合孔22に対し、基板ガイド53が挿し込まれる。すなわち、先に説明した使用例(その1)、(その2)では、第一被係合孔21を利用して取付対象部材(例えば、ワイヤーサドル33やスペーサー43。)を取り付けていたが、この取付具1の場合、第二被係合孔22を利用して取付対象部材(例えば、基板ガイド53。)を取り付けることもできる。
これら第一被係合孔21及び第二被係合孔22は、いずれか一方だけを備えていてもよいが、両方を備えていれば、単一の取付具1があるだけで、取付構造が異なる取付対象部材をどちらも取り付けることができるので、取付具1の汎用性及び利便性が高くなる。
基板ガイド53は、図10(A)〜図10(E)に示すように、基板保持部55と、延出部57と、折り返し部59とを有する(これら延出部57及び折り返し部59は弾性係止部の一例に相当。)。延出部57及び折り返し部59は、図11(A)及び図11(B)に示すように、図中前後方向に延びる第二被係合孔22に対して挿し込まれる。そして、延出部57及び折り返し部59が第二被係合孔22に対し所定の位置まで押し込まれると、折り返し部59の先端が平板部13の前端上側の角に引っかかる。
この状態において、延出部57と折り返し部59は、両者間の間隔が狭まる方向へ弾性変形しており、それに伴って生じる弾性力が台座部3に作用することで、台座部3は板状部材31の一方側へと引っ張られる。そのため、台座部3とともに第一部分5Aも板状部材31側へ引っ張られることになり、第二部分5Bは第一部分5Aと板状部材31との間に挟み込まれて弾性変形し、第一部分5Aと板状部材31との間が密閉される。
このように取付具1を利用して板状部材31に基板ガイド53を取り付けても、基板ガイド53に鏃型スナップを設けて、それを板状部材31に対して直接取り付ける場合よりも、板状部材31の他方側における突出量を低減することができる。また、当接部5によって取付孔31Aを覆い隠すことができるのは、先に説明した使用例(その1)、(その2)と同様なので、取付孔31Aを通じて水やほこりが出入りするのを抑制できる。
なお、この基板ガイド53の場合、図11(C)に示すように、一対以上の基板ガイド53,53…を板状部材31に対して取り付けることにより、それら一対以上の基板ガイド53,53…が有する基板保持部55,55…によって、プリント配線板P2の端部をスライド可能な状態で保持し、プリント配線板P2を板状部材31と平行な位置に配設することができる。
[その他の事例]
以上、取付具の具体例について説明したが、本発明は上述の具体例において例示した形態に限定されず、この他にも種々の形態で実施することができる。
例えば、上述の具体例では、取付対象部材の例として、ワイヤーサドル、スペーサー、基板ガイドを挙げたが、この他にも、例えば、板状部材に取り付け可能な結束バンドなど、スナップフィット方式で板状部材に取り付け可能な各種部材において、本発明の構成を採用することができる。
また、上述の具体例では、密閉性を向上させるために、当接部5がシリコーンゴムスポンジ製の第二部分5Bを有する構造とされていたが、必要とする密閉性の程度によっては、当接部5が第二部分5B相当の部分を備えない構造になっていてもよい。すなわち、第一部分5A相当の部分のみで当接部5が構成されていても、鏃型スナップ部を貫通孔に挿し込むだけの構造よりは、水やほこりの出入りを相応に抑制できるので、このような構成を採用してもかまわない。また、第二部分5B相当の部分を備える場合でも、シリコーンゴムスポンジ製とするか否かは任意であり、各種ゴム系材料やエラストマー材料で第二部分5B相当の部分を構成できる。さらに、第二部分5B相当の部分を備える場合、第一部分5Aと第二部分5Bとを別部品として構成するか否かも任意であり、例えば、二色成形などの手法により、第一部分5Aと第二部分5Bとを一体成形した部品として構成してもよい。
また、上述の具体例では、第一部分5Aにおいて、第二部分5B側にある面を凹面とすることで、第一部分5Aの外周部分がしっかりと第二部分5Bに圧接するようにしてあったが、そこまで圧接させる必要がなければ、第一部分5Aは、凹面をなさない平板状のものとされていてもよい。
また、上述の具体例では、板状部材31に形成する取付孔31Aとして、平面視+型の異形孔を形成する例を示したが、取付孔31Aの具体的形状は、取付具1の具体的形状に応じて適宜変更されてもよく、例えば、平面視四角形の孔、平面視円形の孔、あるいは主たる取付孔に加えて一以上の補助取付孔が設けられているようなものであってもよい。
1…取付具、3…台座部、5…当接部、5A…第一部分、5B…第二部分、6…貫通孔、11…支柱、13…平板部、15…弾性逆止片、17…突条、19…突起、21…第一被係合孔、22…第二被係合孔、31…板状部材、31A…取付孔、33…ワイヤーサドル、35…ワイヤー保持部、37…ばね部、39…鏃型スナップ部、43…スペーサー、45…支柱部、47A…第一ばね部、47B…第二ばね部、49A…第一鏃型スナップ部、49B…第二鏃型スナップ部、53…基板ガイド、55…基板保持部、57…延出部、59…折り返し部。

Claims (10)

  1. 所定の取付対象部材を板状部材に取り付ける際に用いられる取付具であって、
    前記板状部材の表裏いずれか一方側と他方側のうち、前記一方側に前記取付対象部材を取り付ける場合に、前記板状部材を板厚方向へ貫通する取付孔に対して前記他方側から挿し込まれる部分であり、当該取付孔に挿し込まれた際に前記一方側へ露出する箇所には、前記取付対象部材を取り付け可能な取付構造が設けられた台座部と、
    前記台座部が前記取付孔に対して前記他方側から挿し込まれた際に、前記他方側において前記板状部材に当接し、前記台座部が更に前記取付孔の奥へと押し込まれるのを阻止する状態になる当接部と
    を備える取付具。
  2. 前記台座部は、前記取付構造として、前記取付対象部材に設けられた弾性係止部が係合する被係止部を有する
    請求項1に記載の取付具。
  3. 前記被係止部は、前記取付具が前記板状部材に取り付けられた際に、前記板状部材よりも前記一方側となる位置において前記板状部材と間隔を空けて配置される板状の部分と、当該板状の部分を板厚方向へ貫通する被係合孔とを有し、当該被係合孔に前記弾性係止部が挿し込まれると当該弾性係止部が前記被係合孔に係合する
    請求項2に記載の取付具。
  4. 前記被係止部は、前記弾性係止部を前記板状部材の表裏に対して垂直な向きに挿し込むと前記弾性係止部と係合する構造、及び前記弾性係止部を前記板状部材の表裏に対して平行な向きに挿し込むと前記弾性係止部と係合する構造のうち、いずれか一方又は両方を備える
    請求項2又は請求項3に記載の取付具。
  5. 前記被係止部は、前記弾性係止部と係合した際に、当該弾性係止部を前記板状部材の前記他方側へ突出させない位置において保持する
    請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の取付具。
  6. 前記台座部が前記取付孔に対して前記他方側から挿し込まれる際に、前記台座部とともに前記取付孔に挿し込まれ、当該取付孔の内部では弾性変形するとともに、当該取付孔を通り抜けて前記一方側に達した際には弾性変形していた形状が復元し、前記一方側において前記板状部材に引っかかることで、前記台座部が前記他方側へ引き抜かれるのを阻止する状態となる弾性逆止片
    を備える請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の取付具。
  7. 前記当接部は、前記板状部材の前記他方側の面において、前記取付孔を含む領域を覆い隠す状態になる
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の取付具。
  8. 前記当接部は、前記台座部とともに一体成形された第一部分と、前記第一部分よりも柔軟に弾性変形可能で、前記台座部が前記取付孔に対して前記他方側から挿し込まれた際には、前記他方側において前記第一部分と前記板状部材との間に挟み込まれて弾性変形することにより、前記第一部分と前記板状部材との間を密閉する第二部分とを有する
    請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の取付具。
  9. 前記第一部分は、前記取付孔への挿し込み方向から見ると円形で、前記第二部分に対向する側が凹面となっていて、前記第二部分を前記板状部材との間に挟み込んだ際には、前記円形の外周部分で前記第二部分に圧接する
    請求項8に記載の取付具。
  10. 前記台座部は、当該台座部が前記取付孔に対して相対的に回動不能な形状とされており、しかも、前記取付対象部材が前記台座部に対して相対的に回動不能な状態で取り付けられる前記取付構造を有する
    請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の取付具。
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