JP2015040457A - 配線引き込み構造および配線引き込み具 - Google Patents

配線引き込み構造および配線引き込み具 Download PDF

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Abstract

【課題】屋根穴部の雨仕舞に優れた配線引き込み構造および配線引き込み具を提供する。
【解決手段】配線引き込み具(3)は、カバー部材(6)と、水返し部材(51)と、乾式シール部材(70)とを備える。カバー部材(6)は、軒側に開口(60)を有し、開口(60)から屋根穴部(20)まで引き渡される接続線(10)を覆う。水返し部材(51)は、たとえば配線通路(30)の入口部に設けられ、カバー部材(6)または屋根部材(4,21)に対面する対面壁(513)を有する。水返し部材(51)が屋根部材(4,21)に固定されている場合、乾式シール部材(70)は、水返し部材(51)の対面壁(513)とカバー部材(6)との間に配置される。
【選択図】図2

Description

本発明は、配線引き込み構造および配線引き込み具に関し、特に、建物の屋根部材に配された接続線を建物内に引き込むための配線引き込み構造および配線引き込み具に関する。
建物の屋根上に、たとえば太陽光発電装置などの設備機器が設置されることがある。このような場合、屋根部材に配された接続線(たとえば電力線)は、通常、屋根部材に設けられた屋根穴部から建物内に引き込まれる。
特許第3805166号公報(特許文献1)には、屋根下地材に形成した配線引込口への雨水等の流れ込みを防止する水返し部材が、屋根下地材に取り付けられるとともに、配線引込口および水返し部材が、カバー部材によって覆われた配線引き込み構造が開示されている。カバー部材は、配線挿通口(入口部)が、水返し部材を挟んで配線引込口(屋根穴部)と反対側に位置するように、屋根下地材に取り付けられている。この配線引き込み構造においては、設備機器からの配線が、配線挿通口から水返し部材とカバー部材との間の隙間を通って配線引込口へ引き込まれ、カバー部材の配線挿通口に取り付けた乾式シール材によって、配線挿通口が塞がれている。
特許第3805166号公報
上述のような従来の配線引き込み構造では、カバー部材の配線入口部には、乾式シール材のみが設けられ、その奥(屋根穴部側)には、下地材上に配置された水返し部材のみが設けられている。このような構造の場合、風圧等によっては、配線入口および水返し部材の配置位置のいずれにおいても、雨水が屋根穴部側へ浸入する恐れがある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであって、その目的は、屋根穴部の雨仕舞に優れた配線引き込み構造および配線引き込み具を提供することである。
この発明のある局面に従う配線引き込み構造は、建物の屋根部材に配された接続線を建物内に引き込むための配線引き込み構造であって、屋根部材に設けられた屋根穴部と、カバー部材と、第1の水返し部材と、第1の乾式シール部材とを備える。カバー部材は、軒側に開口を有し、開口から屋根穴部まで引き渡される接続線を覆う。第1の水返し部材は、カバー部材または屋根部材に対面する対面壁を有する。第1の乾式シール部材は、対面壁とカバー部材との間、または、対面壁と屋根部材との間に位置する第1の線挿通部に配置される。
好ましくは、第1の水返し部材は、屋根部材上に配置され、第1の乾式シール部材は、第1の水返し部材の対面壁とカバー部材との間に配置される。
または、第1の水返し部材は、カバー部材の裏面に固定され、第1の乾式シール部材は、第1の水返し部材の対面壁と屋根部材との間に配置されてもよい。
好ましくは、第1の乾式シール部材は、第1の水返し部材の対面壁に取り付けられ、接続線は、第1の乾式シール部材とカバー部材または屋根部材とによって上下方向に挟み込まれる。
または、第1の乾式シール部材は、カバー部材または屋根部材に取り付けられ、接続線は、第1の水返し部材の対面壁と第1の乾式シール部材とによって上下方向に挟み込まれてもよい。
または、第1の乾式シール部材は、カバー部材または屋根部材、および、第1の水返し部材の対面壁に、それぞれ取り付けられた一対のシール材を含んでもよい。この場合、接続線は、一対のシール材によって上下方向に挟み込まれる。
好ましくは、第1の水返し部材の対面壁は、上下方向に弾性を有している。
第1の水返し部材は、略U字状断面を有しており、屋根部材またはカバー部材に取り付けられるベース部と、ベース部の端部より立ち上がる立壁部と、立壁部の端部よりベース部側へ折り返される折り返し部とを含んでもよい。この場合、折り返し部が、対面壁を構成している。
好ましくは、屋根部材は、屋根穴部の位置に開口部を有する板状部材を含み、第1の水返し部材は、板状部材に固定されている。
好ましくは、カバー部材の下方の配線通路には、第1の水返し部材よりも屋根穴部寄りの位置に設けられた第2の水返し部材をさらに備える。
第2の水返し部材は、上下方向において、第1の水返し部材とは逆の位置に配置されていることが望ましい。
また、第2の水返し部材は、屋根部材またはカバー部材に対面する対面壁を有していることが望ましい。この場合、対面壁と屋根部材との間、または、対面壁とカバー部材との間に位置する第2の線挿通部には、第2の乾式シール部材が配置されることが望ましい。
この発明の他の局面に従う配線引き込み具は、建物の屋根部材に配された接続線を建物内に引き込むための配線引き込み具であって、板状部材と、カバー部材と、乾式シール部材とを備える。板状部材は、屋根部材上に配置され、屋根部材に設けられた屋根穴部の位置に開口部を有する。カバー部材は、軒側に開口を有し、開口から屋根穴部まで引き渡される接続線を覆う。水返し部材は、カバー部材または板状部材に対面する対面壁を有する。乾式シール部材は、対面壁とカバー部材との間、または、対面壁と板状部材との間に位置する線挿通部に配置される。
本発明によれば、屋根穴部の雨仕舞に優れた配線引き込み構造および配線引き込み具を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る配線引き込み構造を模式的に示す模式断面図である。 本発明の実施の形態における配線引き込み具を示す断面図である。 本発明の実施の形態における配線引き込み具を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態における配線引き込み具のカバー部材を裏面側から見た斜視図である。 本発明の実施の形態において、カバー部材が取り付けられる前の状態の配線引き込み構造を示す図である。 本発明の実施の形態において、カバー部材が取り付けられた後の状態の配線引き込み構造を示す図である。 本発明の実施の形態の変形例1における配線引き込み具を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例2における配線引き込み具を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例3における配線引き込み具を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例4における配線引き込み具を示す断面図である。 本発明の実施の形態の変形例5における配線引き込み具を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る配線引き込み構造の他の例を模式的に示す模式断面図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態に係る配線引き込み構造を模式的に示す模式断面図である。図1を参照して、本実施の形態では、建物の屋根部2に配された電力線10を屋内に引き込むための配線引き込み構造について説明する。屋根部2は、勾配を有しており、たとえば切妻屋根や片流れ屋根が想定される。本実施の形態において、屋根面において勾配方向と直交する方向を「桁方向」という。また、図1中矢印A1で示される、屋根部2の勾配方向下側(すなわち、水下側)を「軒側」という。矢印A1の反対側の方向である、勾配方向上側(すなわち、水上側)を「棟側」という。
屋根部2は、2つの屋根部材すなわち、屋根下地材21および屋根仕上げ材22を含む。屋根下地材21は、少なくとも、野地板を含み、野地板上に配置される防水シート(図示せず)をさらに含んでいてもよい。屋根下地材21の上面に、屋根仕上げ材22が配置される。
屋根仕上げ材22は、複数の瓦221,222,223,…を含み、これらは勾配方向および桁方向に並べられている。本実施の形態では、各瓦は、桁方向に凹凸を有している。複数の瓦221,222,223,…は、勾配方向において一部重なるように並べられている。たとえば、瓦222の棟側上面には、隣接する瓦223の軒側脚部25が載せられている。そのため、屋根下地材21の上面と複数の瓦221,222,223,…の下面との間には、部分的に隙間ができる。本実施の形態では、この隙間を「瓦下空間12」という。たとえば瓦222下の瓦下空間12は、勾配方向において、当該瓦222における棟側脚部26の軒側端縁26bと、隣接する軒側の瓦221における棟側脚部26の棟側端縁26aとで区切られている。この勾配方向長さは、一般的に、20〜40cm程度である。
本実施の形態では、電力線10を建物内部11に引き込むための屋根穴部20が、屋根下地材21にのみ設けられている。そして、屋根穴部20の上方空間を覆うように、配線引き込み具(以下「引き込み具」と略す)3が配置される。具体的には、引き込み具3は、上記瓦下空間12に配置される。たとえば陶器瓦のように屋根仕上げ材22に穴を開けることが困難な場合や、屋根部2(屋根仕上げ材22)上部の美観を考慮する場合などに、瓦下空間12に収まるように、引き込み具3が構成される。なお、後述するように、たとえば屋根仕上げ材22がスレート瓦である場合などにおいては、引き込み具3は、屋根仕上げ材22上に配置されてもよい。引き込み具3の高さは、取り付け状態において、たとえば3cm以下に抑えられることが望ましい。本実施の形態では、屋根穴部20の位置は、たとえば、瓦下空間12の勾配方向長さの略中央位置である。
(引き込み具について)
ここでまず、引き込み具3の構成および配置例について説明する。
図2は、本発明の実施の形態における引き込み具3を示す断面図である。図3は、本発明の実施の形態における引き込み具3を示す分解斜視図である。図1〜図3を参照して、本実施の形態において、引き込み具3は、屋根下地材21上に配置される板状部材4と、板状部材4上に配置されるカバー部材6とを含む。
板状部材4は、平面視において矩形形状であり、屋根穴部20の位置に配置される開口部40を有する。開口部40は、屋根穴部20と略同一の形状であってよい。なお、板状部材4は、引き込み具3の設置を簡易にするために屋根下地材21に沿って配置されるものであり、本実施の形態では、この板状部材4も、屋根部2の屋根部材に含まれると考えることができる。
カバー部材6は、軒側に開口60を有しており、開口60から屋根穴部20まで引き渡される電力線10を覆っている。本実施の形態において、カバー部材6のうち、電力線10を覆う部分を「覆い部61」、軒方向を除き、覆い部61の周囲に延びる平坦部分を「平坦部62」という。また、カバー部材6の覆い部61の下方空間において、開口60を入口とし、屋根穴部20に至るまでの電力線10の通路を「配線通路30」という。
覆い部61は、逆U字状断面を有しており、上壁611と、対向する2つの側壁612,613とを含む。側壁612,613は、たとえば、互いに平行に設けられている。覆い部61は、上壁611の棟側端縁から棟方向斜め下方に延びる傾斜壁614をさらに含む。
板状部材4とカバー部材6とは、それぞれの軒側端縁が一致するように設けられている。棟側方向においては、板状部材4の方がカバー部材6よりも延びている。なお、軒側方向においても、板状部材4の方がカバー部材6よりも延びていてもよい。
ここで、本実施の形態では、板状部材4とカバー部材6との間に形成された配線通路30内に、2つの水返し部材51,52が配置されている。水返し部材51,52については、図4をさらに参照して説明する。図4は、本発明の実施の形態における引き込み具3のカバー部材6を裏面側から見た斜視図である。
図2および図3に示されるように、1つ目の水返し部材51は、配線通路30の入口部(開口60付近)に配置されている。入口部における水返し部材51は、板状部材4上の軒側端部に固定されることが望ましい。水返し部材51は、配線通路30の入口部の横幅全体(下部のみ)を塞ぐように配置されている。つまり、カバー部材6の覆い部61の一方の側壁612から他方の側壁613にまで延びるように配置されている。
水返し部材51は、略U字状断面を有しており、ベース部511と立壁部512と折り返し部513とを含む。ベース部511は、板状部材4に固定されている。立壁部512は、ベース部511の軒側端部より立ち上がっている。立壁部512は、たとえば、板状部材4の軒側端縁4cに沿うように配置される。折り返し部513は、立壁部512の上端部より棟側へ延びている(折り返されている)。この折り返し部513は、カバー部材6に対面する対面壁を構成している。なお、本実施の形態では、勾配方向において、折り返し部513よりもベース部511の方が長い例を示しているが、同じ長さであってもよい。
水返し部材51の折り返し部513は、上下方向に弾性を有していることが望ましい。上下方向は、屋根下地材21に対して垂直な方向である。折り返し部513は、また、無負荷状態において、立壁部512の上端部より斜め上方に延びていることが望ましい。
図2および図4に示されるように、2つ目の水返し部材52は、1つ目の水返し部材51よりも屋根穴部20寄りの位置、すなわち配線通路30の途中位置に、配置されている。水返し部材52は、入口部の水返し部材51とは上下逆の位置に設けられていることが望ましい。つまり、水返し部材52は、配線通路30の途中位置において、カバー部材6の裏面61aに固定されていることが望ましい。水返し部材52は、配線通路30の途中位置の横幅全体(上部のみ)を塞ぐように配置されている。また、水返し部材52は、勾配方向において、水返し部材51の向きと反転するように配置されている。
水返し部材52は、たとえば、板状部材4に固定された水返し部材51の形状と同様である。つまり、水返し部材52は、たとえば略U字状断面を有しており、ベース部521と立壁部522と折り返し部523とを含む。ベース部521は、カバー部材6の覆い部裏面61aに固定されている。立壁部522は、ベース部521の棟側端部より下方側へ立ち上がっている。折り返し部523は、立壁部522の下端部より軒側へ延びている(折り返されている)。この折り返し部523は、板状部材4(屋根部材)に対面する対面壁を構成している。折り返し部523も、上下方向に弾性を有していることが望ましい。折り返し部523は、また、無負荷状態において、立壁部522の下端部より斜め下方に延びていることが望ましい。
本実施の形態では、水返し部材51の折り返し部513とカバー部材6との間が、配線通路30の入口部において電力線10が挿通される部分(以下「第1の線挿通部」という)となる。また、水返し部材52の折り返し部523と板状部材4との間が、配線通路30の途中位置において電力線10が挿通される部分(以下「第2の線挿通部」という)となる。
図2〜図4に示されるように、第1の線挿通部には、乾式シール部材70として、一対のシール材71,72が設けられている。具体的には、シール材71は、水返し部材51の折り返し部513上に取り付けられている。シール材71は、折り返し部513の幅方向(桁方向)一端から他端まで延びるように配置されている。シール材71は、少なくとも折り返し部513の先端部、すなわち自由端側に設けられていればよい。また、シール材72は、カバー部材6の裏面61aであって、シール材71と対向する位置に取り付けられている。シール材72は、カバー部材6の覆い部61を構成する一方の側壁612から他方の側壁613まで延びるように設けられている。
また、第2の線挿通部にも、乾式シール部材80として、一対のシール材81,82が設けられている。具体的には、シール材82は、水返し部材52の折り返し部523上(下面)に、取り付けられている。シール材82は、折り返し部523の幅方向(桁方向)一端から他端まで延びるように配置されている。シール材82は、少なくとも折り返し部523の先端部、すなわち自由端側に設けられていればよい。また、シール材81は、板状部材4の上面4aであって、シール材82と対向する位置に取り付けられている。つまり、シール材81は、板状部材4上において、水返し部材51と開口部40との間に、水返し部材51と平行に固定されている。シール材81は、カバー部材6が配置された状態で、覆い部61を構成する一方の側壁612から他方の側壁613まで延びるように設けられている。
上記引き込み具3の各部材すなわち、板状部材4、カバー部材6、および水返し部材51,52は、たとえば鋼板により形成されている。なお、塩害地域を考慮した場合、これらはステンレス製であってもよい。各シール材71,72,81,82は、圧縮可能な弾性体であって、その材質は、たとえば独立気泡型または連続気泡型の発泡体ゴムであることが望ましい。なお、これらのシール材は、その断面が矩形形状であることとしたが、対向するシール材同士が、互いに当接する当接面を有していれば他の形状であってもよい。
(配線引き込み構造について)
次に、上述の引き込み具3を備えた配線引き込み構造について詳細に説明する。配線引き込み構造については、図5および図6をさらに参照して、引き込み具3の施工手順に従い説明する。
図5は、本発明の実施の形態において、カバー部材6が取り付けられる前の状態の配線引き込み構造を示す図である。図6は、本発明の実施の形態において、カバー部材6が取り付けられた後の状態の配線引き込み構造を示す図である。
図1〜図5を参照して、はじめに、板状部材4が、屋根下地材21の上面21aにおける所定位置に、ビス等により固定される。この板状部材4には、上部にシール材71が固定された水返し部材51と、シール材81とが予め取付けられている。板状部材4は、軒側に隣接する瓦221の棟側端縁26aに沿い、かつ、開口部40が、屋根穴部20上に位置するように配置される。
電力線10は、軒側の瓦221の凹部23(隣り合う凸部24間)から、瓦222の瓦下空間12(屋根下地材21上)に配される。その電力線10は、水返し部材51に固定されたシール材71、および、板状部材4に直接固定されたシール材81上に引き渡され、開口部40および屋根穴部20を通って、建物内部11に引き込まれる。
電力線10が建物内部11に引き込まれると、図6に示されるように、板状部材4上にカバー部材6が被せられる。板状部材4上にカバー部材6が被せられただけでは、カバー部材6は浮いた状態であってよい。カバー部材6の重みだけでは、水返し部材51,52の折り返し部513,523、および、シール材71,72,81,82は、ほとんど伸縮変形しないためである。
これに対し、カバー部材6が板状部材4上に押さえ付けられ、平坦部62の裏面62aが板状部材4の上面4aと面接触する状態でビス等により固定されたとする。そうすると、配線通路30の入口部において、水返し部材51の折り返し部513の反発力と、対向するシール材71,72とによって、電力線10は、上下方向に完全に挟み込まれる。同様に、配線通路30の途中位置においても、水返し部材52の折り返し部523の反発力と、対向するシール材81,82とによって、電力線10は、上下方向に完全に挟み込まれる。
また、配線通路30の入口部および途中位置のいずれにおいても、電力線10の両側において、下側のシール材71,81と上側のシール材72,82とが相互に押さえ付けられる。したがって、第1の線挿通部および第2の線挿通部における電力線10の周囲は、シール材71,72およびシール材81,82によって、それぞれ隙間なく取り囲まれる。
なお、棟側からの雨水対策として、屋根下地材21の上面21aと板状部材4の裏面4bとの間、あるいは、板状部材4の上面4aとカバー部材6の平坦部62の裏面との間には、防水部材が設けられていることが望ましい。防水部材は、たとえば、板状部材4の裏面4b、および、カバー部材6の平坦部62の裏面に貼り付けられる防水テープであってよい。
上述のような引き込み具3の取り付けが完了すると、図1に示されるように、引き込み具3の上方空間に、瓦222が載置される。その際、瓦221上に配された電力線10の上方に位置する瓦222の軒側脚部25の下端は、電力線10の厚み分だけ切断されることが望ましい。
上述のように、本実施の形態によれば、軒側から瓦下空間12(図1)に吹き付ける雨水は、配線通路30の入口部に配置された水返し部材51およびその上部のシール材71,72(シール部材70)と、配線通路30の途中位置に配置された水返し部材52およびその下部のシール材81,82(シール部材80)とによって、3段階(あるいは4段階)で止水可能である。このことについて、図2を参照しながら具体的に説明する。
軒側から吹き上がる雨水W1は、配線通路30の入口部に配置された水返し部材51の立壁部512によって、配線通路30内への浸入が阻止される(一次止水)。また、電力線10を伝う雨水、あるいは、軒側から勢いよく吹き込む風雨W2は、第1の線挿通部を密閉するシール材71,72によって、配線通路30内への浸入が阻止される(二次止水)。
一般的な配線引き込み具では、配線通路の入口部は、湿式または乾式のシール材のみによって塞がれるところ、本実施の形態では、水返し部材51とシール部材70(シール材71,72)とによって塞がれている。また、第1の線挿通部が入口部上側に形成されている。したがって、軒側から吹き上がってくる雨水が配線通路30内へ入り込んでくる可能性は非常に低い。したがって、通常は、この一次止水および二次止水の段階で、屋根穴部20の止水性は保たれる。
一方で、風圧等によっては、第1の線挿通部に配置された電力線10とシール材71,72との間(すなわち二次止水)を突破し、雨水W2が、配線通路30内へ浸入してしまう恐れがある。しかし、本実施の形態では、配線通路30の途中位置においても、水返し部材52およびシール材81,82が設けられている。したがって、二次止水を突破して配線通路30内に入り込んできた雨水W3,W4に対しては、この水返し部材52およびシール材81,82によって、屋根穴部20への浸水を阻止することができる(三次止水)。
より具体的には、配線通路30内に勢いよく入り込んできた雨水W3は、カバー部材6に固定された水返し部材52の立壁部522にぶつかって返される。本実施の形態では、立壁部522が棟側(屋根穴部20側)に位置しているため、雨水W3の勢いを低減させて雨水W3を受け止めることができる。
また、配線通路30内に電力線10を伝って浸入してきた雨水W4は、第2の線挿通部を密閉するシール材81,82によって、配線通路30内への浸入が阻止される。この段階の雨水W4は、第1の線挿通部のシール材71,72に吹き付ける雨水W2よりも勢いは十分に抑えられている。したがって、第2の線挿通部のシール材81,82によって、屋根穴部20の手前で完全に止水することができる。
上述のように、本実施の形態の引き込み具3によれば、軒側から吹き付ける雨水が屋根穴部20の到達することを阻止することができる。したがって、開口部40および屋根穴部20における電力線10の周囲に、たとえば湿式のシール材等を設ける必要がなくなるため、施工を容易にすることができる。また、シール材71,72,81,82は乾式のシール材であるので、長期に渡り止水性を維持することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、引き込み具3によって、軒側からの雨水および棟側からの雨水の両方が、屋根穴部20へ流れ込むのを防止することができる。その結果、建物内部11への漏水のリスクを低減することができる。
また、引き込み具3は高さが抑えられているため、瓦下空間12のような限られた空間内に配置することができる。したがって、電力線10を軒先から引き込む施工方法に比べて、本実施の形態では電力線10および引き込み具3が外部に露出されないため、建物の屋根部2および軒先付近における意匠性を向上させることができる。また、現場では、板状部材4およびカバー部材6の2つの部材を固定するだけでよいため、施工性にも優れている。また、引き込み具3は、部品点数が少なく簡易な構成であるため、製造コストを抑えることもできる。
なお、本実施の形態では、引き込み具3が板状部材4を含むこととしたが、板状部材4は含まなくてもよい。その場合、水返し部材51およびシール材81は、屋根下地材21上に、直接取り付けられればよい。
また、本実施の形態では、電力線10は、配線通路30の入口における第1の挿通部および途中位置における第2の挿通部のいずれにおいても、2つのシール材71,72(81,82)によって上下に挟み込まれる構成とした。つまり、第1の線挿通部に配置されるシール部材70が、一対のシール材71,72によって構成され、第2の線挿通部に配置されるシール部材80が、一対のシール材81,82によって構成されることとした。しかしながら、シール部材70,80のうち少なくとも一方は、1つの部材によって構成されてもよい。
この場合、一体形成されたシール部材70は、たとえば、カバー部材6の裏面61aに固定されていてもよい。つまり、電力線10は、水返し部材51の折り返し部513とシール部材70とによって上下方向に挟み込まれていてもよい。この場合、シール部材70は、勾配方向において、水返し部材51の折り返し部513と少なくとも一部重なっていればよい。または、シール部材70は、水返し部材51の折り返し部513上に固定されていてもよい。つまり、電力線10は、カバー部材6の裏面61aとシール部材70とによって上下方向に挟み込まれていてもよい。
同様に、一体形成されたシール部材80は、たとえば、板状部材4に固定されていてもよい。つまり、電力線10は、水返し部材52の折り返し部523とシール部材80とによって上下方向に挟み込まれていてもよい。この場合、シール部材80は、勾配方向において、水返し部材52の折り返し部523と少なくとも一部重なっていればよい。または、シール部材80は、水返し部材52の折り返し部523上(下面)に固定されていてもよい。つまり、電力線10は、板状部材4の上面4aとシール部材80とによって上下方向に挟み込まれていてもよい。
なお、配線通路30の途中位置のシール部材80が、電力線10を伝う雨水の阻止さえできればよい場合には、取り付け状態において少なくとも電力線10の周囲を囲むように配置されていればよい。つまり、シール部材80の長手方向長さ(桁方向長さ)は、第2の挿通部の横幅(すなわち、水返し部材52の幅)よりも短くてもよい。
また、上述のように、本実施の形態に係る配線引き込み構造によれば、二次止水の段階で、配線通路30内への浸水の可能性は低い。したがって、引き込み具3は、配線通路30の途中位置の水返し部材52と、その下側に配置されるシール部材80との両方、または、いずれか一方を含んでいなくてもよい。また、その場合、水返し部材51と、その上側に配置されるシール部材70とは、開口60よりも屋根穴部20寄りの位置に設けられてもよい。
また、引き込み具3が2つの水返し部材51,52を含む場合、それらの向き、形状および取付け位置は、上記例に限定されない。引き込み具3の他の構成例を、本実施の形態の変形例1〜5として以下に説明する。
(変形例1)
図7は、本発明の実施の形態の変形例1における引き込み具3Aを示す断面図である。図7を参照して、本変形例では、配線通路30の途中位置に配置された水返し部材52Aの向きが、上記実施の形態とは異なっている。水返し部材52Aは、立壁部522が軒側に向くように配置されている。
なお、図7では、第1および第2の線挿通部にそれぞれ配置されたシール部材70,80は、単一層で示しているが、各シール部材は、上記実施の形態のように一対のシール材で構成されていてもよい。下記の変形例2〜4の説明に用いられる図8〜10においても同様である。
(変形例2)
図8は、本発明の実施の形態の変形例2における引き込み具3Bを示す断面図である。
図8を参照して、本変形例では、配線通路30の入口部(開口60付近)に配置された水返し部材51Aの向きが、上記実施の形態とは異なっている。水返し部材51Aは、立壁部522が棟側に向くように配置されている。この場合、水返し部材51Aは、たとえば、折り返し部513の軒側端縁(自由端)が、カバー部材6の軒側端縁と一致するように配置されている。その場合、板状部材4の方が、カバー部材6よりも軒側へ延びるように配置され、水返し部材52は、板状部材4の縁にベース部511の縁が位置するように配置されていてもよい。
(変形例3)
図9は、本発明の実施の形態の変形例3における引き込み具3Cを示す断面図である。図9を参照して、本変形例では、配線通路30の入口部および途中位置にそれぞれ配置された水返し部材51A,52Aの両方の向きが、上記実施の形態とは異なっている。つまり、水返し部材51Aの向きは、上記変形例2と同じであり、水返し部材52Aの向きは、上記変形例1と同じである。
(変形例4)
図10は、本発明の実施の形態の変形例4における引き込み具3Dを示す断面図である。図10を参照して、水返し部材51B,52Bは、上記実施の形態で示したそれらと形状が異なる。たとえば、各水返し部材51B,52Bは、略V字状断面を有している。つまり、水返し部材51B,52Bは、実施の形態で示した立壁部512,522を含まない形状である。水返し部材51Bの折り返し部513Aは、板状部材4に固定されたベース部511の棟側端部より軒側へ折り返されている。水返し部材52Bの折り返し部523Aは、カバー部材6に固定されたベース部521の棟側端部より軒側へ折り返されている。本変形例においても、折り返し部513A,523Aは、上下方向に弾性を有している。
なお、本変形例では、水返し部材51B,52Bが水返しとして適切に機能するためには、水返し部材51B,52Bは、図示した向きに設置することが望ましい。
また、水返し部材が、カバー部材6または板状部材4と対面する対面壁(たとえば折り返し部)を含む構成であれば、水返し部材の形状は、U字状やV字状以外の形状であってもよい。
(変形例5)
図11は、本発明の実施の形態の変形例5における引き込み具3Eを示す断面図である。図11を参照して、配線通路30の入口部に位置する水返し部材51Cは、カバー部材6の裏面61aに固定されている。本変形例では、第1の線挿通部は、水返し部材51Cの折り返し部513と板状部材4との間に形成され、ここに、シール部材70が配置される。シール部材70は、たとえば、板状部材4に直接固定されるシール材71Aと、水返し部材51Cの折り返し部513上(下面)に固定されるシール材72Aとにより構成される。
本変形例においても、シール部材70を勢いよく突破した雨水に対処するために、配線通路30の途中位置における水返し部材52Cは、上下方向において、水返し部材51Cとは逆の位置に配置されていることが望ましい。つまり、水返し部材52Cは、板状部材4に固定されていることが望ましい。この場合、第2の線挿通部は、水返し部材52Cの折り返し部523とカバー部材6との間に形成され、ここに、シール部材80が配置される。シール部材80は、たとえば、水返し部材52Cの折り返し部523上に固定されるシール材81Aと、カバー部材6に直接固定されるシール材82Aとにより構成される。
以上説明した実施の形態では、引き込み具は、屋根下地材21と屋根仕上げ材22との間の瓦下空間12に設けられることとしたが、屋根仕上げ材22上に設けられてもよい。この場合の配線引き込み構造例について図12を参照して説明する。
図12は、本発明の実施の形態に係る配線引き込み構造の他の例を模式的に示す模式断面図である。図12を参照して、この例では、屋根仕上げ材22は、たとえば複数のスレート瓦である。屋根穴部20は、屋根下地材21と、勾配方向に一部重なって配置される瓦221および瓦222とを貫通するように設けられている。屋根仕上げ材22のすぐ上方には、たとえば太陽光発電装置の太陽電池モジュール(図示せず)が、屋根面(たとえば屋根下地材21の上面21a)と略平行に設置されている。図12において、太陽電池モジュールの下面の位置が、一点鎖線L1で示されている。
上述のように、引き込み具3の高さは抑えられているため、引き込み具3は、図12に示されるような、屋根仕上げ材22と太陽電池モジュールの下面との間の小空間(隙間)に配置することもできる。引き込み具3は、たとえば、その軒側端縁が、屋根穴部20の孔を有する最も上の瓦222の軒側端縁と略一致するように配置される。
このように、太陽電池モジュールの直下に屋根穴部20が設けられる場合でも、雨仕舞に優れた引き込み具3を配置することで、軒側からの雨水および棟側からの雨水の両方が、屋根穴部20へ流れ込むのを防止することができる。
なお、以上説明した実施の形態およびその変形例1〜5、ならびに、配線引き込み構造の他の例を、適宜組み合わせてもよい。
また、上記説明においては、屋根部2に設置された設備機器と建物内部11等に設置された機器とを接続する接続線として、電力線10を例に説明した。しかしながら、接続線は、線状の部材であれば電力線10に限定されない。たとえば、接続線は、アンテナと通信機器とを接続する通信ケーブルなどであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
2 屋根部、3,3A,3B,3C,3D,3E 引き込み具、4 板状部材、6 カバー部材、10 電力線、11 建物内部、12 瓦下空間、20 屋根穴部、21 屋根下地材、22 屋根仕上げ材、30 配線通路、40 開口部、51,51A,51B,51C,52,52A,52B,52C 水返し部材、60 開口、61 覆い部、62 平坦部、70,80 シール部材、71,71A,72,72A,81,81A,82,82A シール材、221,222,223 瓦、511,521 ベース部、512,522,512,522 立壁部、513,513A,523,523A 折り返し部、611 上壁、612,613 側壁、614 傾斜壁。

Claims (13)

  1. 建物の屋根部材に配された接続線を建物内に引き込むための配線引き込み構造であって、
    前記屋根部材に設けられた屋根穴部と、
    軒側に開口を有し、前記開口から前記屋根穴部まで引き渡される前記接続線を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材または前記屋根部材に対面する対面壁を有する第1の水返し部材と、
    前記対面壁と前記カバー部材との間、または、前記対面壁と前記屋根部材との間に位置する第1の線挿通部に配置される第1の乾式シール部材とを備える、配線引き込み構造。
  2. 前記第1の水返し部材は、前記屋根部材上に配置され、
    前記第1の乾式シール部材は、前記第1の水返し部材の対面壁と前記カバー部材との間に配置される、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  3. 前記第1の水返し部材は、前記カバー部材の裏面に固定され、
    前記第1の乾式シール部材は、前記第1の水返し部材の対面壁と前記屋根部材との間に配置される、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  4. 前記第1の乾式シール部材は、前記第1の水返し部材の対面壁に取り付けられ、
    前記接続線は、前記第1の乾式シール部材と前記カバー部材または前記屋根部材とによって上下方向に挟み込まれる、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  5. 前記第1の乾式シール部材は、前記カバー部材または前記屋根部材に取り付けられ、
    前記接続線は、前記第1の水返し部材の対面壁と前記第1の乾式シール部材とによって上下方向に挟み込まれる、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  6. 前記第1の乾式シール部材は、前記カバー部材または前記屋根部材、および、前記第1の水返し部材の対面壁に、それぞれ取り付けられた一対のシール材を含み、
    前記接続線は、前記一対のシール材によって上下方向に挟み込まれる、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  7. 前記第1の水返し部材の対面壁は、上下方向に弾性を有している、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  8. 前記第1の水返し部材は、略U字状断面を有しており、前記屋根部材または前記カバー部材に取り付けられるベース部と、前記ベース部の端部より立ち上がる立壁部と、前記立壁部の端部より前記ベース部側へ折り返される折り返し部とを含み、
    前記折り返し部は、前記対面壁を構成している、請求項7に記載の配線引き込み構造。
  9. 前記屋根部材は、前記屋根穴部の位置に開口部を有する板状部材を含み、
    前記第1の水返し部材は、前記板状部材に固定されている、請求項2に記載の配線引き込み構造。
  10. 前記カバー部材の下方の配線通路には、前記第1の水返し部材よりも前記屋根穴部寄りの位置に設けられた第2の水返し部材をさらに備える、請求項1に記載の配線引き込み構造。
  11. 前記第2の水返し部材は、上下方向において、前記第1の水返し部材とは逆の位置に配置されている、請求項10に記載の配線引き込み構造。
  12. 前記第2の水返し部材は、前記屋根部材または前記カバー部材に対面する対面壁を有し、
    前記対面壁と前記屋根部材との間、または、前記対面壁と前記カバー部材との間に位置する第2の線挿通部に配置される第2の乾式シール部材をさらに備える、請求項10または11に記載の配線引き込み構造。
  13. 建物の屋根部材に配された接続線を建物内に引き込むための配線引き込み具であって、
    前記屋根部材上に配置され、前記屋根部材に設けられた屋根穴部の位置に開口部を有する板状部材と、
    軒側に開口を有し、前記開口から前記屋根穴部まで引き渡される前記接続線を覆うカバー部材と、
    前記カバー部材または前記板状部材に対面する対面壁を有する水返し部材と、
    前記対面壁と前記カバー部材との間、または、前記対面壁と前記板状部材との間に位置する線挿通部に配置される乾式シール部材とを備える、配線引き込み具。
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