JP2015039839A - ペレット脱水装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
すなわち、図6で示される構成は特許文献1で示される構成であり、図6において、符号1で示されるものは遠心脱水機本体であり、この遠心脱水機本体1の円筒状をなすケース2内には、円筒状の空隙3を介して円筒状をなすパンチングスクリーンからなる円筒スクリーン4が内設されている。
前記ケース2の下部には、樹脂ペレットスラリー14を遠心脱水機本体1内に供給するための樹脂ペレットスラリー入口15が設けられ、この樹脂ペレットスラリー入口15の下方位置には、遠心脱水機本体1内の水を外部に排出するための水出口16が設けられている。
さらに、このケース2の中央位置には、遠心脱水機本体1内の空気を外部に排出するための空気排出口17が設けられ、この空気排出口17はダクト配管17Bを介して外部に設けられた排風機17Aに接続されている。
すなわち、樹脂ペレットの自熱により蒸発させられた水分は、排風機にて遠心脱水機内の空気を吸い出して排出する時に同時に排出されることにより樹脂ペレットの表面水分を除去しているため、樹脂ペレットスラリー中の樹脂ペレットの温度が低いと水分が充分に蒸発しなかったり、水分が樹脂ペレットに再付着することがあり、樹脂ペレットの表面の水分を十分に取り除くことができないなどの問題が発生していた。
そこで、前述のような問題点を解決するために、特許文献2で示される樹脂ペレットの脱水装置が開発されている。
尚、図6の従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは、遠心脱水機本体であり、この遠心脱水機本体1の円筒状をなすケース2内には、円筒状の空隙3を介して円筒状をなすパンチングスクリーンからなる筒状スクリーン4が内設されている。
すなわち、前記モータ10のモータプーリ21に設けられたベルト22は、前記回転軸20の下部に設けられたプーリ23に懸架されていることにより、前記モータ10のモータ回転軸24の回転が前記ロータ6の回転軸20に伝達されるように構成されている。
前記天板2cは、図示していないが、良好な通気性を得るように多数のスリットが形成されるか、又は、メッシュで構成されており、この天板2cの上方位置には前記軸受2aが位置していると共に、この軸受2aは前記天板2cの上部に設けられた空気吸入口11を形成するための枠体31の上部に保持されている。
前記ケース2の前記空気排出口17の下方位置には、樹脂ペレットスラリー14をケース2内に供給するための樹脂ペレットスラリー入口15が設けられ、この樹脂ペレットスラリー入口15の下方位置には、ケース2内の水を外部に排出するための水出口16が形成されている。
尚、前述のロータ6とペレット誘導体5とパンチングスクリーン4とによって脱水部40が形成されている。
尚、前記パンチングスクリーン4によって樹脂ペレット12から分離された水は、ケース2の下方へ落下し、この下部に形成されている水出口16から外部に排出される。
また、前記樹脂ペレット12の自熱により蒸発させられた水分は、ケース2の空気排出口17にダクト配管17Bを介して設けられた排風機17Aによって遠心脱水機本体1内の空気を空気排出口17から外部に排出することにより、同時に外部に排出されて取り除かれる。
また、筒状スクリーンの洗浄は、遠心脱水機の運転を停止し、予め設置してある逆洗ノズル、又は、外部の高圧洗浄機による水流により行なっていた。
すなわち、樹脂ペレットスラリーから水と樹脂ペレットを分離する遠心脱水機としては、前述のように遠心脱水機により樹脂ペレットと水分を分離し、水分は遠心力と筒状スクリーンによる分離と樹脂ペレットの自熱により蒸発させられた水分を排風機にて遠心脱水機内の空気を排出することにより樹脂ペレット表面水分を取り除いているもので、場合によっては、前述のように、スクリーンの洗浄のために逆洗ノズルを設置している場合もあった。
この樹脂ペレットの水分は、ロータの回転による遠心力と排風機にて遠心脱水機内の水分を含んだ空気を吸い出して排出することにより樹脂ペレット表面水分を取り除いているために、筒状スクリーンに樹脂くずなどが詰まった場合、必ず遠心脱水機の運転を止めなければ、逆洗ノズル又は、高圧水でスクリーンを洗浄し樹脂くずを取り除くことができず、遠心脱水機の連続運転はできないなどの問題があった。
すなわち、樹脂ペレットスラリーから水と樹脂ペレットを分離し、前記樹脂ペレットを外部に取り出す遠心脱水機において、前記遠心脱水機の筒状スクリーンの外側に、可動式でかつ逆洗ノズルを有するカバーを設け、前記遠心脱水機の運転中に前記逆洗ノズルからの水流又は気流により前記筒状スクリーンの洗浄を行うことができるようにした構成と方法により、運転中に筒状スクリーンに対して逆洗ノズルを有する可動式のカバーを設けることにより、排風機の吸気を遮断して筒状スクリーンの洗浄を行うことができ、樹脂ペレットスラリーの脱水効率を従来よりも大幅に向上させることができる。
また、前記カバーは前記筒状スクリーンの外面に接触している時には、前記カバーが接触した前記筒状スクリーンの当該領域は、前記遠心脱水機に接続された排風機による吸気が前記カバーにより遮断されていることにより、逆洗による筒状スクリーンの洗浄を確実に行うことができる。
また、前記カバーは、前記筒状スクリーンの外面の全面に設けられていると共に、前記カバーは前記外面に対して接離自在に前後進できることにより、前進時は逆洗状態となり、後進時に排風機による排風状態とすることができる。
また、前記カバーは、前記筒状スクリーンの軸方向に沿って長手に形成された支柱に複数個縦配列され、前記筒状スクリーンの外側に配設された輪状ガイド体上を前記支柱ごと前記カバーが前記筒状スクリーンの外面に沿って周回移動させるように構成したことにより、筒状スクリーンの逆洗を必要とする部分に対して、カバーを自在に移動させることができ、筒状スクリーンの部分的な洗浄を容易に行うことができる。
尚、図7の従来例と同一又は同等部分には、同一符号を付して説明する。
図1において、符号1で示されるものは、ペレット脱水装置30における遠心脱水機であり、この遠心脱水機本体1の円筒状をなす外筒2内には、円筒状の外側環状空間32を介してその内側に円筒状をなすと共に孔4aを有するパンチングスクリーンからなる筒状スクリーン4が内設されている。
すなわち、前記モータ10のモータプーリ21に設けられたベルト22は、前記回転軸20の下部に設けられたプーリ23に懸架されていることにより、前記モータ10のモータ回転軸24の回転が前記ロータ6の回転軸20に伝達されるように構成されている。
前記天板2cは、図示していないが、良好な通気性を得るように多数のスリットが形成されるか、又は、メッシュで構成されており、この天板2cの上方位置には前記軸受2aが位置していると共に、この軸受2aは前記天板2cの上部に設けられた空気吸入口11を形成するための枠体31の上部に保持されている。
前記ケース2の前記空気排出口17の下方位置には、樹脂ペレットスラリー14を外筒2内に供給するための樹脂ペレットスラリー入口15が設けられ、この樹脂ペレットスラリー入口15の下方位置には、外筒2内の水を外部に排出するための水出口16が形成されている。
尚、前述のロータ6とペレット誘導体5と筒状スクリーン4とによって脱水部40が形成されている。
また、前述の運転中において、前記筒状スクリーン4の外面4bに対して前記カバー33を押し、前記外面4bに接した状態(図3で示す)となると、前記筒状スクリーン4の各孔4aは前記カバー33によって閉鎖され、この筒状スクリーン4の前記カバー33に対応した領域は前記排風機17Aによる吸気が遮断された状態となるように構成されている。
すなわち、前記筒状スクリーン4の外面4bに対して可動式に設けられた前記カバー33は、前記遠心脱水機1の運転中において前記筒状スクリーン4の外面4bに対して接離自在に構成されている。
従って、図5に示されているように、一方のカバー33は筒状スクリーン4に接して逆洗中であり、他方のカバー33は筒状スクリーン4の外面4bから離間して待期状態であることを示している。
前述の状態では、各カバー33を輪状ガイド体61に沿って自在に周回移動させ、筒状スクリーン4の逆洗を必要とする領域に任意に移動させ、遠心脱水機1の運転中に逆洗ができる。
すなわち、樹脂ペレットスラリー14から水と樹脂ペレットを分離し、前記樹脂ペレットを外部に取り出す遠心脱水機1において、前記遠心脱水機1の筒状スクリーン4の外側に、可動式でかつ逆洗ノズル34を有するカバー33を設け、前記遠心脱水機1の運転中に前記逆洗ノズル34からの水流又は気流により前記筒状スクリーン4の洗浄を行うことができるようにした構成と方法であり、また、前記カバー33は前記筒状スクリーン4の外面4bに接触している時には、前記カバー33が接触した前記筒状スクリーン4の当該領域は、前記遠心脱水機1に接続された排風機17Aによる吸気が前記カバー33により遮断されている構成と方法であり、また、前記カバー33は、前記筒状スクリーン4の外面4bの全面に設けられていると共に、前記カバー33は前記外面4bに対して接離自在に前後進できる構成と方法であり、また、前記カバー33は、前記筒状スクリーン4の軸方向に沿って長手に形成された支柱60に複数個縦配列され、前記筒状スクリーン4の外側に配設された輪状ガイド体61上を前記支柱60と前記カバー33が前記筒状スクリーン4の外面4bに沿って周回移動させるようにした構成と方法である。
2 外筒
2a,2b 軸受
2c 天板
4 筒状スクリーン(パンチングスクリーン)
4a 孔
4b 外面
5 ペレット誘導体(ブレード)
6 ロータ
7 基台
8 足部
9 モータ用足場
10 モータ
11 空気吸入口
14 樹脂ペレットスラリー
15 樹脂ペレットスラリー入口
16 水出口
17 空気排出口
17A 排風機
17B ダクト配管
20 回転軸
21 モータプーリ
22 ベルト
23 プーリ
24 モータ回転軸
30 ペレット脱水装置
31 内側環状空間
32 外側環状空間
33 カバー
34 逆流ノズル
35 突条
36 長溝
40 脱水部(ロータ6とペレット誘導体5と筒状スクリーン4)
41 ホース
50 水
51 エアー
52 樹脂くず
60 支柱
60a 支持片
60b 摺動部
61 輪状ガイド体
62 係合体
63 支持部材
Claims (8)
- 樹脂ペレットスラリー(14)から水と樹脂ペレットを分離し、前記樹脂ペレットを外部に取り出す遠心脱水機(1)において、
前記遠心脱水機(1)の筒状スクリーン(4)の外側に、可動式でかつ逆洗ノズル(34)を有するカバー(33)を設け、前記遠心脱水機(1)の運転中に前記逆洗ノズル(34)からの水流又は気流により前記筒状スクリーン(4)の洗浄を行うことができるように構成したことを特徴とするペレット脱水装置。 - 前記カバー(33)は前記筒状スクリーン(4)の外面(4b)に接触している時には、前記カバー(33)が接触した前記筒状スクリーン(4)の当該領域は、前記遠心脱水機(1)に接続された排風機(17A)による吸気が前記カバー(33)により遮断されていることを特徴とする請求項1記載のペレット脱水装置。
- 前記カバー(33)は、前記筒状スクリーン(4)の外面(4b)の全面に設けられていると共に、前記カバー(33)は前記外面(4b)に対して接離自在に前後進できることを特徴とする請求項1又は2記載のペレット脱水装置。
- 前記カバー(33)は、前記筒状スクリーン(4)の軸方向に沿って長手に形成された支柱(60)に複数個縦配列され、前記筒状スクリーン(4)の外側に配設された輪状ガイド体(61)上を前記支柱(60)ごと前記カバー(33)が前記筒状スクリーン(4)の外面(4b)に沿って周回移動させるように構成したことを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のペレット脱水装置。
- 樹脂ペレットスラリー(14)から水と樹脂ペレットを分離し、前記樹脂ペレットを外部に取り出す遠心脱水機(1)を用い、
前記遠心脱水機(1)の筒状スクリーン(4)の外側に、可動式でかつ逆洗ノズル(34)を有するカバー(33)を設け、前記遠心脱水機(1)の運転中に前記逆洗ノズル(34)からの水流又は気流により前記筒状スクリーン(4)の洗浄を行うことができることを特徴とするペレット脱水方法。 - 前記カバー(33)は前記筒状スクリーン(4)の外面(4b)に接触している時には、前記カバー(33)が接触した前記筒状スクリーン(4)の当該領域は、前記遠心脱水機(1)に接続された排風機(17A)による吸気が前記カバー(33)により遮断されていることを特徴とする請求項5記載のペレット脱水方法。
- 前記カバー(33)は、前記筒状スクリーン(4)の外面(4b)の全面に設けられていると共に、前記カバー(33)は前記外面(4b)に対して接離自在に前後進できることを特徴とする請求項5又は6記載のペレット脱水方法。
- 前記カバー(33)は、前記筒状スクリーン(4)の軸方向に沿って長手に形成された支柱(60)に複数個縦配列され、前記筒状スクリーン(4)の外側に配設された輪状ガイド体(61)上を前記支柱(60)ごと前記カバー(33)が前記筒状スクリーン(4)の外面(4b)に沿って周回移動させるように構成したことを特徴とする請求項5ないし7の何れかに記載のペレット脱水方法。
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