JP2015038809A - シート部材及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】基板への実装を容易に行うことができ、所定の規格のドームスイッチを得ることができ、またスイッチ操作の際に確実に良好なクリック感を得ることができ、更にはスイッチとしての信頼性を向上させることができるシート部材及びその製造方法を提供する。【解決手段】一面側にドーム状に突出する突出部3が形成されると共に、他面側に前記突出部に対応して形成された凹部とを有する第1シート2と、前記凹部表面に形成された、前記電極と接触あるいは非接触となされる導電性部材からなる接点4と、前記第1シートの突出部を押圧する、円筒状の突起部からなる押圧部6が形成されると共に、前記押圧部が第1シートの突出部に対向するように、前記第1シートの突出部が形成された面側に積層される第2シート5とを備え、前記ドーム状の突出部の中心線L1と前記円筒状の押圧部の中心線L2とが一致するように、第1シートと第2シートとが貼り合わされている。【選択図】図2
Description
本発明は、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材及びその製造方法に関する。
近年、電化製品等のスイッチ部品において、プリント基板の離間したプリント配線部分を導通可能にするものとして、特許文献1(特開2003−109464号公報)に示すような金属製のドームスイッチがある。
このドームスイッチについて、図10に基づいて説明する。このドームスイッチ70にあっては、ポリエチレンテレフタレート等の絶縁フィルム製の配線基板77の上面に、一対の固定接点77Aや複数の配線パターン(図示せず)が設けられている。また、このプリント配線基板77の上面にはベースシート75が設けられ、片面粘着テープ74によって、このベースシート75にダイヤフラム73が固定されている。
このドームスイッチについて、図10に基づいて説明する。このドームスイッチ70にあっては、ポリエチレンテレフタレート等の絶縁フィルム製の配線基板77の上面に、一対の固定接点77Aや複数の配線パターン(図示せず)が設けられている。また、このプリント配線基板77の上面にはベースシート75が設けられ、片面粘着テープ74によって、このベースシート75にダイヤフラム73が固定されている。
このダイヤフラム73は中央部がドーム状に突出した銅合金等の金属薄膜製ダイヤフラムであって、この押圧部72の下方に配置されている。この押圧部72は、可撓性を有するフィルムシート71の下面に、円筒状に突出して印刷形成されたものである。
尚、符号76は、可撓性を有するフィルムシート71とプリント配線基板77との間に所定に空間を形成するためのスペーサである。
尚、符号76は、可撓性を有するフィルムシート71とプリント配線基板77との間に所定に空間を形成するためのスペーサである。
このように構成されたドームスイッチ70のフィルムシート71を押圧操作すると、押圧部72によってダイヤフラム73が撓み、節度感を伴ってダイヤフラム73が反転動作し、一対の固定接点77Aに接触する。これによって、固定接点77Aがダイヤフラム74を介して電気的に接続される。また、押圧操作を解除するとダイヤフラム73の弾性復帰力によって元の状態に復帰するように構成されている。
このドームスイッチ70にあっては、押圧部72がダイヤフラム73の頂点部を押圧しているため、フィルムシート71とプリント配線基板77との間の寸法H1が大きく、薄いドームスイッチを得ることができないという課題があった。
また、フィルムシート71とプリント配線基板77との間の寸法H1が大きく、スイッチのストロークが長くなるという課題があった。
更に、上記したように片面粘着テープ74を用いて、ダイヤフラム73をプリント配線基板77の所定の位置に固定する必要があるため、ダイヤフラム73の固定作業に多大の時間を要し、コスト高になるという課題を有していた。
また、フィルムシート71とプリント配線基板77との間の寸法H1が大きく、スイッチのストロークが長くなるという課題があった。
更に、上記したように片面粘着テープ74を用いて、ダイヤフラム73をプリント配線基板77の所定の位置に固定する必要があるため、ダイヤフラム73の固定作業に多大の時間を要し、コスト高になるという課題を有していた。
上記課題を解決するものとして、特許文献2(特開2010−272480号公報)に示す可撓性合成樹脂製のドームスイッチが提案されている。この特許文献2に示す可撓性合成樹脂製のドームスイッチは、先に本出願人が提案したものであり、この可撓性合成樹脂製のドームスイッチについて、図11乃至図14に基づいて説明する。
図11に示すドームスイッチ50は、可撓性合成樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のシートからなるシート部51を備え、このシート部51にはドーム状に突出部52が突出して形成されている。突出部52の上部内壁部52aの裏面にはカーボン、銀カーボン等の接点53が形成されている。前記ドーム状の突出部52は、プリント配線基板60のプリント配線61の離間した部分61aと円筒状の押圧部64の間に介在するよう配置される。このドーム状の突出部52の中心線l1と押圧部64の中心線l2が一致するように構成されている。
そして、図12に示すように、押圧部64の下端部64a(先端部)は、少なくとも前記突出部52を押し込む際に、前記突出部52の上部部分の周囲(図12における斜線部分)に当接するようになされている。
そして、図12に示すように、押圧部64の下端部64a(先端部)は、少なくとも前記突出部52を押し込む際に、前記突出部52の上部部分の周囲(図12における斜線部分)に当接するようになされている。
そして、押圧部64によって突出部52が押圧されると、その上部部分が凹み、前記カーボンなどの接点53がプリント配線61に接触し、プリント配線61の離間した部分61aが接点53により導通状態となされる。また、その押圧状態を解除すると前記突出部52が復元し、プリント配線61の離間した部分61aは再び絶縁状態となるよう構成されている。
このように構成されたドームスイッチ50にあっては、押圧部の先端部は突出部の頂点部分ではなく、その周囲に当接して突出部を押圧する。このため、シート部とプリント配線基板との間の寸法H1を小さくでき、薄型のドームスイッチを得ることができる。
また、突出部の周囲を押圧するため、頂点部分を直接押圧するよりも、より操作力が大きくなり、スイッチを押圧した際の荷重の変化が大きくなって良好なクリック感を得ることができる。
更に、突出部が押圧される際、突出部の周囲部分が凸形状から凹形状に急激に反転するため、短い変位で荷重変化が大きく、ストロークを従来よりも小さくできる。
また、突出部の周囲を押圧するため、頂点部分を直接押圧するよりも、より操作力が大きくなり、スイッチを押圧した際の荷重の変化が大きくなって良好なクリック感を得ることができる。
更に、突出部が押圧される際、突出部の周囲部分が凸形状から凹形状に急激に反転するため、短い変位で荷重変化が大きく、ストロークを従来よりも小さくできる。
また、前記ドームスイッチ50を機器(例えば携帯電話、リモコンパネル等)に実装する場合、図13に示すようにプリント配線基板60上に、突出部52を有するシート部51が載置される。一方、押圧部64を有する押圧シート65と、キーとなる文字が印字されたキートップシート66とが貼り合わせられる。その後、押圧シート65とキートップシート66とが一体化したシートがプリント配線基板60上のシート部51に貼り付けられる。
このように、前記ドームスイッチ50あっては、ドーム状の突出部52がシート部51に形成されているため、シート部51をプリント配線基板60上に取り付けることにより、容易にドームスイッチを製作することができる。
このように、前記ドームスイッチ50あっては、ドーム状の突出部52がシート部51に形成されているため、シート部51をプリント配線基板60上に取り付けることにより、容易にドームスイッチを製作することができる。
ところで、前記のようにプリント配線基板60上のシート部51に対してシートを積層する場合、従来、各シートのエッジ部分を基準として位置合わせされている。そのため、各シート間において、スイッチ部分に位置ずれが生じることがあった。
具体的には、図14に示すように、シート部51に形成された突出部52と、押圧シート65の押圧部64との位置関係にずれ(突出部52の中心線l1と、押圧部64の中心線l2とのずれ)が生じ、押圧部64の下端部64a(先端部)が、前記突出部52の頂点部分に乗り上げる等の課題があった。
具体的には、図14に示すように、シート部51に形成された突出部52と、押圧シート65の押圧部64との位置関係にずれ(突出部52の中心線l1と、押圧部64の中心線l2とのずれ)が生じ、押圧部64の下端部64a(先端部)が、前記突出部52の頂点部分に乗り上げる等の課題があった。
このように、押圧部64の下端部64a(先端部)が、前記突出部52の頂点部分に乗り上げると、押圧シート65とプリント配線基板60との間の寸法H2が大きくなり、ストロークが長く、所定の規格のドームスイッチを得ることができない虞があった。
また、押圧部64により突出部52(キートップシート66に印字された文字部分)を押圧しても、突出部52の所定の位置を押圧できないため、接点53とプリント配線61との接触不良が生じ、スイッチとしての信頼性に欠けるという課題があった。
更にスイッチとして機能したとしても、押圧部64を押した際に良好なクリック感が得られないという課題があった。
また、押圧部64により突出部52(キートップシート66に印字された文字部分)を押圧しても、突出部52の所定の位置を押圧できないため、接点53とプリント配線61との接触不良が生じ、スイッチとしての信頼性に欠けるという課題があった。
更にスイッチとして機能したとしても、押圧部64を押した際に良好なクリック感が得られないという課題があった。
本発明は、前記した点に着目してなされたものであり、電極が形成された基板に配置されることによってドームスイッチを構成するシート部材であって、基板への実装を容易に行うことができ、所定の規格のドームスイッチを得ることができ、またスイッチ操作の際に確実に良好なクリック感を得ることができ、更にはスイッチとしての信頼性を向上させることができるシート部材、及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明に係るシート部材は、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材であって、一面側にドーム状に突出する突出部が形成されると共に、他面側に前記突出部に対応して形成された凹部とを有する第1シートと、前記凹部表面に形成された、前記電極と接触あるいは非接触となされる導電性部材からなる接点と、前記第1シートの突出部を押圧する、円筒状の突起部からなる押圧部が形成されると共に、前記押圧部が第1シートの突出部に対向するように、前記第1シートの突出部が形成された面側に積層される第2シートとを備え、前記ドーム状の突出部の中心線と前記円筒状の押圧部の中心線とが一致するように、第1シートと第2シートとが貼り合わされていることを特徴としている。
このように構成されたシート部材によれば、前記突出部が押圧される際、前記押圧部の中心線と前記突出部の中心線とが一致しているため、所定寸法厚さを有するドームスイッチを得ることができ、しかも確実に良好なクリック感を得ることができる。
また、このシート部材にあっては、第1シートと第2シート(及びキートップシート)との位置合わせがなされた状態で提供されるため、電極が形成された基板に対する配置状態に拘わらず、常に良好なクリック感を得ることができ、スイッチとしての信頼性を向上させることができ、所定の規格のドームスイッチを得ることができる。
また、このシート部材にあっては、第1シートと第2シート(及びキートップシート)との位置合わせがなされた状態で提供されるため、電極が形成された基板に対する配置状態に拘わらず、常に良好なクリック感を得ることができ、スイッチとしての信頼性を向上させることができ、所定の規格のドームスイッチを得ることができる。
ここで、前記第2シートの上面には、前記押圧部に対応するキーの文字が設けられていることが望ましい。また、前記第2シートの押圧部に対応する、キーの文字が設けられた第3シートが、前記第2シートの上に貼り合わされ、積層されていることが望ましい。
更に、前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成されていることが望ましい。
更に、前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成されていることが望ましい。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係るシート部材の製造方法は、複数のシートが積層されると共に、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材の製造方法であって、第1シート基材に設けられた第1の位置合わせ手段を基準として、前記第1シート基材にドーム状に突出する突出部を形成すると共に、前記突出部に対応する凹部表面に前記電極に対する接点を形成するステップと、第2シート基材に設けられた第2の位置合わせ手段を基準として、前記第2シート基材に、前記突出部を押圧する押圧部を形成するステップと、前記第1シート基材の前記第1の位置合わせ手段及び前記第2シート基材の前記第2の位置合わせ手段を基準位置に位置決めし、前記第1シート基材の上に前記第2シート基材を積層し、貼り合わせるステップと、前記第1シート基材と前記第2シート基材とが積層、貼り合わされた状態から、少なくとも前記の形成領域を切り出し、シート部材となすステップとを含むことを特徴としている。
このような方法によれば、相互に位置合わせられた状態で複数のシート基材が積層され、シート部材が取り出される。したがって、前記ドーム状の突出部の中心線と前記円筒状の押圧部の中心線とが一致した、第1シートと第2シートとが貼り合わされたシート部材を容易に得ることができる。
ここで、第2シート基材の突出部を押圧する押圧部を形成するステップにおいて、第2シート基材に設けられた第2の位置合わせ手段を基準として、前記第2シート基材に、前記突出部に対応する押圧部を形成すると共に、前記第2シート基材の上面に、前記押圧部に対応するキーの文字を形成することが望ましい。
第1シートの突出部と第2シートの押圧部と文字との位置関係が、それぞれ正確に対応したものとすることができる。即ち、第2シートの文字部分を押圧した際に、突出部の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
第1シートの突出部と第2シートの押圧部と文字との位置関係が、それぞれ正確に対応したものとすることができる。即ち、第2シートの文字部分を押圧した際に、突出部の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
また、第3シート部材に設けられた第3の位置合わせ手段を基準として、前記第3シート基材に、前記第2シート基材の押圧部に対応するキーの文字を形成するステップと、更に、前記第3シート基材を、前記第3の位置合わせ手段を基準に位置決めし、前記第2シート基材の上に前記第3シート基材を積層し、貼り合わせるステップとを含み、少なくとも前記第1シート基材と前記第2シート基材と前記第3シート基材とが積層、貼り合わされた状態から、少なくとも前記の形成領域を切り出し、シート部材となすステップと備えることを特徴としている。
このような方法によれば、第1シートの突出部と第2シートの押圧部と第3シートに印字された文字との位置関係が、それぞれ正確に対応したものとすることができる。即ち、第3シートの文字部分を押圧した際に、突出部の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
尚、前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成されていることが望ましい。
このような方法によれば、第1シートの突出部と第2シートの押圧部と第3シートに印字された文字との位置関係が、それぞれ正確に対応したものとすることができる。即ち、第3シートの文字部分を押圧した際に、突出部の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
尚、前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成されていることが望ましい。
本発明によれば、電極が形成された基板に配置されることによってドームスイッチを構成するシート部材であって、基板への実装を容易に行うことができ、所定の規格のドームスイッチを得ることができ、またスイッチ操作の際に確実に良好なクリック感を得ることができ、更にはスイッチとしての信頼性を向上させることができるシート部材、及びその製造方法を得ることができる。
以下、本発明にかかる実施の形態につき、図に示す実施の形態に基づいて説明する。図1は、この発明に係るシート部材の斜視図、図2は図1の一部断面図である。
本発明に係るシート部材1は、可撓性合成樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のシートからなる第1シート2を備える。
この第1シート2には、図2に示すようにドーム状に突出した突出部3が、例えばリモコン装置や携帯電話のキー配列に対応して複数個形成されている。この突出部3が形成された反対面側は、前記突出部3に対応して凹部が形成され、この凹部表面には、前記電極と接触あるいは非接触となされる、導電性部材であるカーボン、銀カーボン等からなる接点4が設けられている。
本発明に係るシート部材1は、可撓性合成樹脂、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のシートからなる第1シート2を備える。
この第1シート2には、図2に示すようにドーム状に突出した突出部3が、例えばリモコン装置や携帯電話のキー配列に対応して複数個形成されている。この突出部3が形成された反対面側は、前記突出部3に対応して凹部が形成され、この凹部表面には、前記電極と接触あるいは非接触となされる、導電性部材であるカーボン、銀カーボン等からなる接点4が設けられている。
また、シート部材1は、前記第1シート2の上に重ねて配置された第2シート5を備え、この第2シート5は、第1シート2と同様に、例えばPET、PEN等により形成されている。
第2シート5の裏面(下面)には、前記第1シート2の各突出部3に対応して、下方に突出する円筒状の押圧部6が形成されている。この押圧部6は平面視上リング状に形成され、円筒状(リング状)の径方向の押圧部6の断面が、図2に示すように円弧状形状に形成されている。前記円筒状の押圧部6は、合成樹脂を第2シート5の裏面(下面)に、印刷或いは塗布することによって形成することができる。
第2シート5の裏面(下面)には、前記第1シート2の各突出部3に対応して、下方に突出する円筒状の押圧部6が形成されている。この押圧部6は平面視上リング状に形成され、円筒状(リング状)の径方向の押圧部6の断面が、図2に示すように円弧状形状に形成されている。前記円筒状の押圧部6は、合成樹脂を第2シート5の裏面(下面)に、印刷或いは塗布することによって形成することができる。
各突出部3の上方には押圧部6がそれぞれ配置され、突出部3の中心線L1(ドームの中心線)と押圧部6の中心線L2(円筒(リング)の中心線)とが一致する状態に配置されている。
また、図2に示すように、ドーム状の突出部3の直径Dに対し、円筒状の押圧部6の外径は半分の寸法(D/2)に形成されている。また、円筒状の押圧部6の下端部6a(先端部)は、少なくとも前記突出部3を押し込む際に前記突出部3の頂点部分3aの周囲に当接するようになされている。
ここで、円筒状の押圧部6の外径は、ドーム状の突出部3の直径Dの1/4〜3/4形成されている。円筒状の押圧部6の外径がドーム状の突出部3の直径Dの1/4未満の場合には、突出部3の良好な変形が得られず、そのため、良好なクリック感を得ることができない。またドーム状の突出部3の直径Dの3/4を超える場合には、突出部3が変形し、クリック感を得る前に、接点4がプリント配線11(図6参照)に接触してしまい、クリック感を得ることができない。
好ましいのは、上記したように、ドーム状の突出部3の直径Dに対し、円筒状の押圧部6の外径は半分の寸法(D/2)に形成されている場合である。
また、図2に示すように、ドーム状の突出部3の直径Dに対し、円筒状の押圧部6の外径は半分の寸法(D/2)に形成されている。また、円筒状の押圧部6の下端部6a(先端部)は、少なくとも前記突出部3を押し込む際に前記突出部3の頂点部分3aの周囲に当接するようになされている。
ここで、円筒状の押圧部6の外径は、ドーム状の突出部3の直径Dの1/4〜3/4形成されている。円筒状の押圧部6の外径がドーム状の突出部3の直径Dの1/4未満の場合には、突出部3の良好な変形が得られず、そのため、良好なクリック感を得ることができない。またドーム状の突出部3の直径Dの3/4を超える場合には、突出部3が変形し、クリック感を得る前に、接点4がプリント配線11(図6参照)に接触してしまい、クリック感を得ることができない。
好ましいのは、上記したように、ドーム状の突出部3の直径Dに対し、円筒状の押圧部6の外径は半分の寸法(D/2)に形成されている場合である。
また、第1シート2と第2シート5との間には、前記突出部3の領域を避けるように所定高さ(厚さ)を有するスペーサ7が配置され、それにより前記突出部3と押圧部6との間の距離が調整されている。
尚、前記突出部3が押し込まれない状態では、前記押圧部6の下端部6aは、(許容されるストロークの範囲内であれば、)必ずしも突出部3に接していなくてもよい。
尚、前記突出部3が押し込まれない状態では、前記押圧部6の下端部6aは、(許容されるストロークの範囲内であれば、)必ずしも突出部3に接していなくてもよい。
また、前記第2シート5の上には、可撓性を有するキートップシート8が貼り付けられている。このキートップシート8には、前記第1シート2の突出部3及び前記第2シート5の押圧部6に対応したキーの文字が記されている。
即ち、操作者がキートップシート8上のキー表示を押し込むことにより、押圧部6がドーム状の突出部3を下方に押圧するように構成されている。
尚、前記第2シート5とキートップシート8とは、一体に形成されていてもよい。即ち、図8に示すようにキートップシート8におけるキー表示部の下面に、押圧部6を設けてもよい。
即ち、操作者がキートップシート8上のキー表示を押し込むことにより、押圧部6がドーム状の突出部3を下方に押圧するように構成されている。
尚、前記第2シート5とキートップシート8とは、一体に形成されていてもよい。即ち、図8に示すようにキートップシート8におけるキー表示部の下面に、押圧部6を設けてもよい。
続いて、このように構成されたシート部材1の製造方法について、図3乃至図6に基づいて説明する。
シート部材1を製造する場合、先ず、図3に示すように、第1シート基材12と第2シート基材15と第3シート基材18とが用意され、それらが順に、貼り重ねられる。
具体的に説明すると、前記第1シート基材には、図3に示すように、上から積層される他のシート基材と位置合わせをするためのアライメントホール12a、12b(第1の位置合わせ手段)がそれぞれ穿孔され形成されている。
そして、前記アライメントホール12a、12bの形成位置を基準として、そのシート面に、それぞれ第1シート2となる複数の(図では2つの)第1シート部2A,2Bが並列に形成されている。
尚、第1シート部2A,2Bにおける各突出部3の下面には、アライメントホール12a、12b(第1の位置合わせ手段)を基準として、導電性部材であるカーボン、銀カーボンなどの接点4(図2)が形成されている。
シート部材1を製造する場合、先ず、図3に示すように、第1シート基材12と第2シート基材15と第3シート基材18とが用意され、それらが順に、貼り重ねられる。
具体的に説明すると、前記第1シート基材には、図3に示すように、上から積層される他のシート基材と位置合わせをするためのアライメントホール12a、12b(第1の位置合わせ手段)がそれぞれ穿孔され形成されている。
そして、前記アライメントホール12a、12bの形成位置を基準として、そのシート面に、それぞれ第1シート2となる複数の(図では2つの)第1シート部2A,2Bが並列に形成されている。
尚、第1シート部2A,2Bにおける各突出部3の下面には、アライメントホール12a、12b(第1の位置合わせ手段)を基準として、導電性部材であるカーボン、銀カーボンなどの接点4(図2)が形成されている。
また、前記第2シート基材15には、上下に積層される他のシート基材と位置合わせをするためのアライメントホール15a、15b(第2の位置合わせ手段)がそれぞれ穿孔され形成されている。
そして、前記アライメントホール15a、15bの形成位置を基準として、そのシート面に、それぞれ第2シート5となる複数の(図では2つの)第2シート部5A,5Bが並列に形成されている。
尚、第2シート部5A,5Bの下面には、前記アライメントホール15a、15b(第2の位置合わせ手段)を基準として、前記第1シート部2の各突出部3に対応する位置に、それぞれ円筒状の押圧部6が形成されている。
そして、前記アライメントホール15a、15bの形成位置を基準として、そのシート面に、それぞれ第2シート5となる複数の(図では2つの)第2シート部5A,5Bが並列に形成されている。
尚、第2シート部5A,5Bの下面には、前記アライメントホール15a、15b(第2の位置合わせ手段)を基準として、前記第1シート部2の各突出部3に対応する位置に、それぞれ円筒状の押圧部6が形成されている。
また、前記第3シート基材18には、下方に積層される他のシート基材と位置合わせをするためのアライメントホール18a、18b(第3の位置合わせ手段)がそれぞれ穿孔され形成されている。
そして、前記アライメントホール18a、18bの形成位置を基準として、そのシート面に、それぞれキートップシート8となる複数の(図では2つの)キートップシート部8A,8Bが並列に形成されている。
尚、各キートップシート部8の上面には、前記第1シート部2A、2Bの各突出部3、及び前記第2シート部5A,5Bの各押圧部6に対応する位置に、それぞれ所定のキーの文字が印字されている。
そして、前記アライメントホール18a、18bの形成位置を基準として、そのシート面に、それぞれキートップシート8となる複数の(図では2つの)キートップシート部8A,8Bが並列に形成されている。
尚、各キートップシート部8の上面には、前記第1シート部2A、2Bの各突出部3、及び前記第2シート部5A,5Bの各押圧部6に対応する位置に、それぞれ所定のキーの文字が印字されている。
このように形成された第1シート基材12、第2シート基材15、及び第3シート基材18は、前記第1シート基材12から順に、貼り重ね合わせられる。
即ち、例えば、図示するように立設された位置合わせピン20に、第1シート基材12のアライメントホール12aが係合され、位置合わせピン21に、アライメントホール12bが係合される。
即ち、例えば、図示するように立設された位置合わせピン20に、第1シート基材12のアライメントホール12aが係合され、位置合わせピン21に、アライメントホール12bが係合される。
次いで、第1シート基材12の上に、スペーサ7(図2)を介して第2シート基材15が貼り合わせられる。このとき、位置合わせピン20に、第2シート基材15のアライメントホール15aが係合され、位置合わせピン21に、アライメントホール15bが係合される。即ち、前記第1シート基材12のアライメントホール12a、12b(第1の位置合わせ手段)及び前記第2シート基材15のアライメントホール15a、15b(第2の位置合わせ手段)を、位置合わせピン20、21の基準位置に位置決めし、重ね合わせられる。
これにより、第1シート基材12の第1シート部2A,2Bと、それに対応する第2シート基材15の第2シート部5A,5Bとの位置合わせが正確になされる。
これにより、第1シート基材12の第1シート部2A,2Bと、それに対応する第2シート基材15の第2シート部5A,5Bとの位置合わせが正確になされる。
更に、第2シート基材15の上に、第3シート基材18が貼り合わせられる。このとき、位置合わせピン20に、第3シート基材18のアライメントホール18aが係合され、位置合わせピン21に、アライメントホール18bが係合され、位置合わせピン20、21の基準位置に位置決された上で、重ね合わせられる。
これにより、第3シート基材18のキートップシート部8A,8Bは、それに対応する第1シート基材12の第1シート部2A,2Bと、及び第2シート基材15の第2シート部5A,5Bとの位置合わせが正確になされる。
これにより、第3シート基材18のキートップシート部8A,8Bは、それに対応する第1シート基材12の第1シート部2A,2Bと、及び第2シート基材15の第2シート部5A,5Bとの位置合わせが正確になされる。
このようにして、第1シート基材12、第2シート基材15、及び第3シート基材18が重ね合わせられると、第1シート部2Aと第2シート部5Aとキートップシート部8Aとが一つのシート部材1を構成する組として積層され、第1シート部2Bと第2シート部5Bとキートップシート部8Bとが他のシート部材1を構成する組として積層された状態となる。そして、前記積層された組を、それぞれ例えば、裁断加工、或いは型抜き加工で切り出すことにより、得ることができる。
尚、図4に示すように、得られたシート部材1を機器のプリント配線基板10に実装することによって、複数のドームスイッチが構成される。この場合、基板10のエッジ部分と、シート部材1のエッジ部分とを基準として位置合わせすればよい。
この位置合わせにより、図5に示すように、プリント配線11の上方に接点4が配置され、図6に示すようにプリント配線基板10とシート部材1とが貼り合わせられるとドームスイッチが形成される。
この位置合わせにより、図5に示すように、プリント配線11の上方に接点4が配置され、図6に示すようにプリント配線基板10とシート部材1とが貼り合わせられるとドームスイッチが形成される。
このように製造されたシート部材1は、シート部1に形成された突出部3と、押圧部6との位置関係にずれが生じることがないため、規定寸法の厚さ、規定長さのストロークを有するドームスイッチを得ることができる。
また、接点4とプリント配線11との配置関係により構成されるスイッチ機能は、接点4及び電極11、11間の幅により決定される。シート部材1にあっては、接点4の幅寸法Aを広く形成することによって、接点4とプリント配線11との配置関係のずれに対応することができる。
即ち、図7に示すように、シート部材1の突出部3の中心線L1及び押圧部6の中心線L2と、プリント配線基板の電極11,11の中心線P1とがずれた場合であっても、接点4とプリント配線11とが接触し、プリント配線11の離間した部分を接点4により導通状態とすることができる。
即ち、図7に示すように、シート部材1の突出部3の中心線L1及び押圧部6の中心線L2と、プリント配線基板の電極11,11の中心線P1とがずれた場合であっても、接点4とプリント配線11とが接触し、プリント配線11の離間した部分を接点4により導通状態とすることができる。
また、このときプリント配線11と接点4との配置関係に拘わらず、シート部材1にあっては、突出部3の中心線L1(ドーム中心)と押圧部6の中心線L2(リング中心)とが、常に一致する状態となっているため、押圧部6が押圧された際に、良好なクリック感を得ることができる。
また、ドーム状の突出部4の下面に形成される接点4の幅寸法(直径寸法)Aは、電極11,11間以上の長さ寸法を有し、突出部3の直径Dに対し、1/2D以上5/6D以下の径を有する円形状に形成されるのが好ましい。
即ち、る接点4の幅寸法(直径寸法)Aが1/2D未満の場合には、接点4とプリント配線11との位置ずれに対応することができず、スイッチをONさせることができない。一方、前記幅寸法Aは大きい方が好ましいが、幅寸法Aが5/6Dを超えると、突出部3が変形した際、クリック感を得る前に、接点4がプリント配線11(図6参照)に接触してしまい、良好なクリック感を得ることができない。
即ち、る接点4の幅寸法(直径寸法)Aが1/2D未満の場合には、接点4とプリント配線11との位置ずれに対応することができず、スイッチをONさせることができない。一方、前記幅寸法Aは大きい方が好ましいが、幅寸法Aが5/6Dを超えると、突出部3が変形した際、クリック感を得る前に、接点4がプリント配線11(図6参照)に接触してしまい、良好なクリック感を得ることができない。
以上のように、本実施の形態によれば、シート部材1の製造において、複数のシート基材12,15,18に形成されたアライメントホール12a、15a、18aが位置合わせピン20に係合されると共に、アライメントホール12b、15b、18bが位置合わせピン21に係合され、それにより各シート基材12,15,18が相互に位置合わせされた状態で積層される。
したがって、前記のように積層されたシート基材12,15,18から切り出されたシート部材1にあっては、第1シート2における突出部3の中心線L1と第2シート5における押圧部6の中心線L2とが一致し、キートップシート8に印刷された文字が正確に配置されたものとすることができる。
即ち、キートップシート8に印刷されたキー表示の中央を押圧した際に、確実に突出部3の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
したがって、前記のように積層されたシート基材12,15,18から切り出されたシート部材1にあっては、第1シート2における突出部3の中心線L1と第2シート5における押圧部6の中心線L2とが一致し、キートップシート8に印刷された文字が正確に配置されたものとすることができる。
即ち、キートップシート8に印刷されたキー表示の中央を押圧した際に、確実に突出部3の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
尚、前記実施の形態においては、各シート基材12,15,18において、それぞれ2つのシート部材1の形成領域を設けた例を示したが、その数は限定されるものではない。
例えば、各シート基材12,15,18において、1つのシート部材1の形成領域のみを設けてもよく、或いは3つ以上のシート部材1の形成領域を設けてもよい。
また、前記実施の形態にあっては、キートップシート8において、その平面シート上にキーとなる文字が印刷された構成としたが、図9に示すように文字部9が凸状に形成したものであっても良い。
例えば、各シート基材12,15,18において、1つのシート部材1の形成領域のみを設けてもよく、或いは3つ以上のシート部材1の形成領域を設けてもよい。
また、前記実施の形態にあっては、キートップシート8において、その平面シート上にキーとなる文字が印刷された構成としたが、図9に示すように文字部9が凸状に形成したものであっても良い。
1 シート部材
2 第1シート
3 突出部
3a 頂点部分
4 接点
5 第2シート
6 押圧部
8 キートップシート
10 プリント配線基板
11 プリント配線(電極)
12 第1シート基材
12a アライメントホール(第1の位置合わせ手段)
12b アライメントホール(第1の位置合わせ手段)
15 第2シート基材
15a アライメントホール(第2の位置合わせ手段)
15b アライメントホール(第2の位置合わせ手段)
18 第3シート基材
18a アライメントホール(第3の位置合わせ手段)
18b アライメントホール(第3の位置合わせ手段)
L1 突出部の中心線
L2 押圧部の中心線
2 第1シート
3 突出部
3a 頂点部分
4 接点
5 第2シート
6 押圧部
8 キートップシート
10 プリント配線基板
11 プリント配線(電極)
12 第1シート基材
12a アライメントホール(第1の位置合わせ手段)
12b アライメントホール(第1の位置合わせ手段)
15 第2シート基材
15a アライメントホール(第2の位置合わせ手段)
15b アライメントホール(第2の位置合わせ手段)
18 第3シート基材
18a アライメントホール(第3の位置合わせ手段)
18b アライメントホール(第3の位置合わせ手段)
L1 突出部の中心線
L2 押圧部の中心線
前記した課題を解決するために、本発明に係るシート部材は、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材であって、一面側にドーム状に突出する突出部が形成されると共に、他面側に前記突出部に対応して形成された凹部とを有する第1シートと、前記凹部表面に形成された、前記電極と接触あるいは非接触となされる導電性部材からなる接点と、前記第1シートの突出部を押圧する、円筒状の突起部からなる押圧部が形成されると共に、前記押圧部が第1シートの突出部に対向するように、前記第1シートの突出部が形成された面側に積層され、更に前記押圧部に対応する上面には、前記押圧部に対応するキーの文字が設けられた第2シートとを備え、前記ドーム状の突出部の中心線と前記円筒状の押圧部の中心線とが一致するように、第1シートと第2シートとが貼り合わされていることを特徴としている。
また、前記した課題を解決するために、本発明に係るシート部材の製造方法は、複数のシートが積層されると共に、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材の製造方法であって、第1シート基材に設けられた第1の位置合わせ手段を基準として、前記第1シート基材にドーム状に突出する突出部を形成すると共に、前記突出部に対応する凹部表面に前記電極に対する接点を形成するステップと、第2シート基材に設けられた第2の位置合わせ手段を基準として、前記第2シート基材に、前記突出部に対応する押圧部を形成すると共に、前記押圧部に対応する位置の第2シート基材の上面に、前記押圧部に対応するキーの文字を形成するステップと、前記第1シート基材の前記第1の位置合わせ手段及び前記第2シート基材の前記第2の位置合わせ手段を基準位置に位置決めし、前記第1シート基材の上に前記第2シート基材を積層し、前記ドーム状の突出部の中心線と前記円筒状の押圧部の中心線とが一致するように、第1シートと第2シートとが貼り合わせるステップと、前記第1シート基材と前記第2シート基材とが積層、貼り合わされた状態から、少なくとも前記の形成領域を切り出し、シート部材となすステップとを含むことを特徴としている。
また、第3シート部材に設けられた第3の位置合わせ手段を基準として、前記第3シート基材に、前記第2シート基材の押圧部に対応するキーの文字を形成するステップと、前記第1シート基材の前記第1の位置合わせ手段、前記第2シート基材の前記第2の位置合わせ手段、第3シート基材の前記第3の位置合わせ手段を基準に位置決めし、前記第1シート基材の上に前記第2シート基材を、更に第2シート基材の上に前記第3シート基材を積層し、前記ドーム状の突出部の中心線と前記円筒状の押圧部の中心線とが一致し、かつ前記押圧部に対応する位置にキーの文字が形成されるように、第1シートと第2シートと第3シートが貼り合わされるステップと、前記第1シート基材と前記第2シート基材と前記第3シート基材とが積層、貼り合わされた状態から、少なくとも前記の形成領域を切り出し、シート部材となすステップとを含むことを特徴としている。
このような方法によれば、第1シートの突出部と第2シートの押圧部と第3シートに印字された文字との位置関係が、それぞれ正確に対応したものとすることができる。即ち、第3シートの文字部分を押圧した際に、突出部の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
尚、前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成さ
このような方法によれば、第1シートの突出部と第2シートの押圧部と第3シートに印字された文字との位置関係が、それぞれ正確に対応したものとすることができる。即ち、第3シートの文字部分を押圧した際に、突出部の所定位置を凹ませることができ、良好なクリック感を伴ったスイッチ操作を行うことができる。
尚、前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成さ
Claims (8)
- 電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材であって、
一面側にドーム状に突出する突出部が形成されると共に、他面側に前記突出部に対応して形成された凹部とを有する第1シートと、
前記凹部表面に形成された、前記電極と接触あるいは非接触となされる導電性部材からなる接点と、
前記第1シートの突出部を押圧する、円筒状の突起部からなる押圧部が形成されると共に、前記押圧部が第1シートの突出部に対向するように、前記第1シートの突出部が形成された面側に積層される第2シートとを備え、
前記ドーム状の突出部の中心線と前記円筒状の押圧部の中心線とが一致するように、第1シートと第2シートとが貼り合わされていることを特徴とするシート部材。 - 前記第2シートの上面には、前記押圧部に対応するキーの文字が設けられていることを特徴とする請求項1に記載されたシート部材。
- 前記第2シートの押圧部に対応する、キーの文字が設けられた第3シートが、前記第2シートの上に貼り合わされ、積層されていることを特徴とする請求項1に記載されたシート部材。
- 前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載されたシート部材。
- 複数のシートが積層されると共に、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材の製造方法であって、
第1シート基材に設けられた第1の位置合わせ手段を基準として、前記第1シート基材にドーム状に突出する突出部を形成すると共に、前記突出部に対応する凹部表面に前記電極に対する接点を形成するステップと、
第2シート基材に設けられた第2の位置合わせ手段を基準として、前記第2シート基材に、前記突出部を押圧する押圧部を形成するステップと、
前記第1シート基材の前記第1の位置合わせ手段及び前記第2シート基材の前記第2の位置合わせ手段を基準位置に位置決めし、前記第1シート基材の上に前記第2シート基材を積層し、貼り合わせるステップと、
前記第1シート基材と前記第2シート基材とが積層、貼り合わされた状態から、少なくとも前記の形成領域を切り出し、シート部材となすステップとを含むことを特徴とするシート部材の製造方法。 - 第2シート基材の突出部を押圧する押圧部を形成するステップにおいて、第2シート基材に設けられた第2の位置合わせ手段を基準として、前記第2シート基材に、前記突出部に対応する押圧部を形成すると共に、前記第2シート基材の上面に、前記押圧部に対応するキーの文字を形成することを特徴とする請求項5に記載されたシート部材の製造方法。
- 複数のシートが積層されると共に、電極が形成された基板に配置されることによって複数のドームスイッチが構成されるシート部材の製造方法であって、
第1シート基材に設けられた第1の位置合わせ手段を基準として、前記第1シート基材にドーム状に突出する突出部を形成すると共に、前記突出部に対応する凹部表面に前記電極に対する接点を形成するステップと、
第2シート基材に設けられた第2の位置合わせ手段を基準として、前記第2シート基材に、前記突出部を押圧する押圧部を形成するステップと、
第3シート部材に設けられた第3の位置合わせ手段を基準として、前記第3シート基材に、前記第2シート基材の押圧部に対応するキーの文字を形成するステップと、
前記第1シート基材の前記第1の位置合わせ手段、前記第2シート基材の前記第2の位置合わせ手段、第3シート基材の前記第3の位置合わせ手段を基準に位置決めし、前記第1シート基材の上に前記第2シート基材を、更に第2シート基材の上に前記第3シート基材を積層し、貼り合わせるステップと、
前記第1シート基材と前記第2シート基材と前記第3シート基材とが積層、貼り合わされた状態から、少なくとも前記の形成領域を切り出し、シート部材となすステップとを含むことを特徴とするシート部材の製造方法。 - 前記接点は、突出部の直径の1/2以上、5/6以下の径を有する円形状に形成されていることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載されたシート部材の製造方法。
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- 2011-02-01 JP JP2011019354A patent/JP2015038809A/ja active Pending
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