JP2015038281A - 高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害を防止可能なu字溝カバー及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】高速道路面に散布された凍結防止剤の成分(塩分)が雨水などと一緒に排水路を流れる途中で排水路の劣化部分から外部に流出して周辺の農地や宅地に塩害を及ぼすことを有効に防止することができる、高速道路面からの排水用の排水路を構成するU字溝のカバー及びその施工方法を提供する。【解決手段】U字溝1の左右の各上端部1a、1bに対向又は接触する各上端平面部2a、2bと、U字溝1の断面略U字状の内壁面1cに対向又は接触する略U字状部2cとを備え、それらが互いに連続するように繊維強化プラスチックにより一体的に形成されており、全体の厚さが約1〜3mmの範囲内となるように且つ全体の長さがカバー対象となるU字溝1の長さよりも長くなるように形成されたU字溝カバー2及び前記U字溝カバー2をU字溝1に効率的に取付け可能な施工方法である。【選択図】図1
Description
本発明は高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害を防止可能なU字溝カバー及びその施工方法に関する。
従来より、高速道路には、所定間隔毎に、路面の雨水を周囲の低地にある河川などに流すための排水路が、例えばコンクリート製のU字溝(内部空間が通水路となっている断面略U字形の溝)により形成されている。このU字溝にはその上端の水平面を塞ぐためのコンクリート製蓋が設置されることもある。
ところで、一般に、高速道路では、冬季に路面に凍結防止剤(塩化ナトリウムを含有する)が散布される。しかしながら、このように路面に散布された凍結防止剤(塩化ナトリウムを含有する)の成分(塩分)が、雨水や融けた雪と一緒に排水路(U字溝)を流れるとき、排水路(U字溝)の劣化部分(一部破損等した部分)から流れ出して排水路の周囲の農地や住宅の土壌に染み込み、農地に対しては塩害を、宅地に対しては井戸水の汚染などを引き起こすことが問題となっている(例えば平成24年8月25日付け中国新聞の「凍結防止剤で住民生活に塩害」というタイトル記事を参照)。
本発明はこのような従来技術における問題点に着目してなされたものであって、高速道路面に散布された凍結防止剤の成分(塩分)が雨水などと一緒に排水路を流れる途中で排水路の劣化部分から外部に流出して周辺の農地や宅地に塩害を及ぼすことを有効に防止することができる(高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害を防止可能な)、高速道路面からの排水用の排水路を構成するU字溝のカバー及びその施工方法を提供することを目的とする。
以上のような課題を解決するための本発明によるU字溝カバーは、高速道路からの排水路を構成するU字溝の内壁面及び左右各上端部に対向又は接触するように配置されるU字溝カバーであって、U字溝の左右の各上端平面に対向又は接触する各上端平面部と、U字溝の断面略U字状の内壁面に対向又は接触する断面略U字状部とを備え、それらが互いに連続するように繊維強化プラスチック(FRP)材料により一体的に形成されており、全体の厚さが約1〜3mmの範囲内となるように、且つ全体の長さはカバーする対象となるU字溝の長さよりも長い寸法に(例えばカバーする対象となるU字溝の長さの約2〜4倍の範囲内となるように)形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明による高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害防止用のU字溝カバーの施工方法は、高速道路からの排水路を構成するU字溝の上に請求項1に記載のU字溝カバーを設置した後、前記U字溝カバーの最も高速道路に近い最上位部分の上面(内面)と、前記U字溝中の前記最上位部分より高速道路側に在る部分の上面(内面)とに渡って連続する約1〜3mm厚のライニング層を繊維強化プラスチック材料により形成し、これにより前記U字溝カバーの最も高速道路に近い最上位部分と前記U字溝中の前記最上位部分より高速道路側に在る部分の上面との間の隙間に高速道路面からの凍結防止剤又はその成分(塩分)が入り込まないようにすることを特徴とするものである。
さらに、本発明による高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害防止用のU字溝カバーの施工方法は、高速道路からの排水路を構成するU字溝の内面の上に請求項1に記載のU字溝カバーを配置した後、前記U字溝カバーを撓ませることによりU字溝の上端面に在る各U字溝間の継ぎ目の少なくとも一部をU字溝カバーから露出させる工程と、前記のようにU字溝カバーから露出させることにより見えるU字溝の上端面中の各U字溝間の継ぎ目の位置に形成される穴であって、前記U字溝カバー及び前記継ぎ目の表面側部分を貫く穴を形成する工程と、前記穴にボルトを挿入して前記U字溝カバーを前記U字溝に固定する工程と、を含むことを特徴とするものである。
本発明におけるU字溝カバー、すなわち、U字溝の左右の各上端平面に対向又は接触する各上端平面部とU字溝の略U字状内壁面に対向又は接触する断面略U字状部とが連続的に形成されたU字溝カバーを、高速道路からの排水路を構成するU字溝の内壁面及び左右各上端部平面に対向又は接触するように配置するようにしたときは、路面に散布された凍結防止剤の成分(塩分)が雨水などと一緒に排水路を流れるときでも、塩分及び雨水は繊維強化プラスチック製のU字溝カバーの上を流れる(U字溝の上は流れない)ので、排水路を流れる途中で排水路の劣化部分から外部に流出することがなくなる。よって、本発明によれば、路面に散布された凍結防止剤の成分(塩分)が雨水などと一緒に排水路を流れる途中で排水路の劣化部分から外部に流出して周辺の農地や宅地に塩害を発生させることを有効に防止することができるようになる。
また、本発明による高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害防止用のU字溝カバーの施工方法においては、高速道路からの排水路を構成するU字溝の上面(内壁面)の上に前記U字溝カバーを設置した後、前記U字溝カバーの最も高速道路に近い最上位部分の上面(内面)と、前記U字溝中の前記最上位部分より高速道路側に在る部分の上面(内壁面)とに渡って連続するライニング層を繊維強化プラスチック材料により形成するようにしている。よって、本発明に係る施工方法によるときは、前記U字溝カバーの最も高速道路に近い最上位部分と前記U字溝中の前記最上位部分より高速道路側に在る部分の上面との間の隙間に高速道路面からの凍結防止剤の成分(塩分)が入り込んでU字溝の劣化部分から外部に出て周辺の土壌に染み込んでしまうことが防止されるようになる。
さらに、本発明による高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害防止用のU字溝カバーの施工方法においては、高速道路からの排水路を構成するU字溝の内面の上に前記U字溝カバーを配置した後、前記U字溝カバーを撓ませてU字溝の上端面の少なくとも一部をU字溝カバーから露出させ、このように露出させることにより見える「U字溝上端面中の各U字溝間の継ぎ目」の位置に穴を形成し、この穴にアンカーボルト等を挿入して前記U字溝カバーを前記U字溝に固定するようにしている。よって、本発明に係る施工方法によるときは、前記U字溝カバーを撓ませてU字溝の上端面の一部をU字溝カバーから露出させ、このように露出させることにより見える「U字溝上端面中の各U字溝間の継ぎ目(コンクリートより柔らかいモルタルなどで形成されている継ぎ目)」の位置に穴を形成すればよいので、前記U字溝カバーを前記U字溝に固定するためのアンカーボルトなどを挿入するための穴を、より容易に且つ効率的に形成できるようになる。
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施形態に係るU字溝カバーとこれが設置されるU字溝を示す斜視図、図2及び図3は本実施形態に係るU字溝カバーの斜視図、図4は本実施形態に係るU字溝カバーの正面図である。
図1〜4において、1は例えばコンクリート製のU字溝、2はU字溝カバーである。U字溝カバー2は、U字溝1の正面視で左右上端部1a,1bとそれぞれ対向又は接触するように配置される上端平面部2a,2bと、U字溝1の断面略U字状の内壁面1cに対向又は接触するように配置される断面略U字状部2cとが連続的に形成されて成るものである。U字溝カバー2は、本実施形態では、繊維強化プラスチック(FRP)材料により一体的に形成されている。
また、本実施形態では、全体の厚さ(図4のt参照)は約1〜3mmの範囲内、例えば約2mmに形成されている。これは、本実施形態が繊維強化プラスチック材料で形成されているため、約1〜3mmの範囲内という薄さでも十分な強度が得られると共に、できるだけ薄く形成した方が製造コストが低減できるだけでなく軽量化でき施工が容易化・効率化できるからである。
また、本実施形態では、U字溝カバー2の全体の長さは、カバーする対象となるU字溝1の長さよりも長くなるように、例えばカバーする対象となるU字溝1の長さの2〜4倍の範囲内(例えばカバーする対象となるU字溝の長さの約3倍の長さ)となるように、すなわち、仮にカバーする対象となるU字溝1の長さが600mmとすると1200〜2400mmの長さに、又は仮にカバーする対象となるU字溝1の長さが900mmとすると1800〜3600mmの長さとなるように、形成されている。このようにU字溝カバーの全体の長さをU字溝の長さの2〜4倍の範囲内としたのは、前述のように全体の厚さが約1〜3mmの範囲内というように軽量化されているためU字溝の長さの2〜4倍の範囲内に長くしても施工上の不都合がないこと、できるだけ長くした方が施工が効率化できることなどからである。
本実施形態に係るU字溝カバー2は、図1の矢印Aに示すように、U字溝カバー2の上端平面部2a,2bがU字溝1の左右上端部1a,1bにそれぞれ対向又は接触するように、且つ、U字溝カバー2の断面略U字状部2cがU字溝1の断面略U字状の内壁面1cに対向又は接触するように、配置される。よって、本実施形態によるときは、路面に散布された凍結防止剤の成分(塩分)が雨水などと一緒に排水路を流れるときでも、凍結防止剤の成分(塩分)及び雨水は、繊維強化プラスチック製のU字溝カバー2の上を流れるだけであり、U字溝1(排水路)の上を流れることがなくU字溝1(排水路)を流れる途中でU字溝1(排水路)の劣化部分から外部に流出することがないので、路面に散布された凍結防止剤の成分(塩分)がU字溝1(排水路)の劣化部分から外部に流出して周辺の農地や宅地に塩害を発生させることを有効に防止することができるようになる。
次に、本実施形態に係るU字溝カバー2の施工方法について説明する。U字溝カバー2を高速道路からの排水路を構成するU字溝1に設置するときは、まず、図5(a)に示すように、U字溝カバー2の左右の各上端平面部2a,2bがU字溝1の左右の各上端部1a,1bの上にそれぞれ対向又は接触するように、且つU字溝カバー2の断面略U字状部2cがU字溝1の断面略U字状の内壁面1cに対向又は接触するように配置する。次に、U字溝カバー2の左右の各上端平面部2a,2bとU字溝1の左右の各上端部1a,1bとを貫く所定深さの穴(図示省略)を所定ピッチで形成し、その穴の中にアンカーボルトを挿入してナットで固定する。以上がU字溝カバー2のU字溝1への取付け固定作業の概要である。
なお、通常は以上の要領でU字溝カバー2のU字溝1への取付け固定作業が行われるが、U字溝1が設置されてから長期間経過しコンクリート部分が変質して硬くなって容易に上記穴(アンカーボルト挿入用の穴)を開けられない場合がある。その場合は、図5(a)の矢印Bのように、U字溝カバー2の例えば略U字状部2cの一部を押えるようにする。すると、通常はU字溝カバーの断面略U字状部2cの底面とU字溝1の内壁面(上面)1cとの間には微小な隙間が存在しているため、前述のように押えた部分(略U字状部2cの一部)の周辺が撓み(図5(b)の符号2d参照)、U字溝カバー2の左右の各上端平面部2a,2bの位置がU字溝1の中央方向にずれる。その結果、図5(b)に示すように、前記の撓んでズレた部分2d(U字溝カバー2の各上端平面部2a,2bの一部)から、U字溝1の左右の各上端部1a,1bの一部(図5(b)に示す、各U字溝1の間を繋ぐ継ぎ目3の上端部3a、を含む)が露出される。
そして、通常は、各U字溝1同士を繋ぐ継ぎ目3(目地)は、例えばモルタルなどのコンクリートよりも柔らかい材料で充填・形成されているため、U字溝1の各上端部1a,2b(コンクリート部分)よりも穴が形成し易い材質となっている。よって、本実施形態に係る施工方法によれば、前述のようにして露出された継ぎ目3(目地)の位置において、前記のU字溝カバー2の各上端平面部2a,2bとU字溝1の各上端部1a,1bとを貫く穴(アンカーボルト挿入用の穴)を形成するようにすることにより、U字溝1のコンクリート部分に穴を開ける場合と比較して、より容易に且つ効率的に前記穴(アンカーボルト挿入用の穴)を形成できるようになる。
次に、本実施形態に係るU字溝カバー2の施工方法において採用される、前記排水路の最も高速道路に近い部分(前記排水路の最も上流側の部分)を構成するU字溝1とそのU字溝1に取り付けられるU字溝カバー2の最も高速道路に近い部分との間のライニング工程について説明する。
本実施形態に係る施工方法では、図6に示すように、前記排水路中の最も高速道路に近い部分(排水が流れる最も上流側の部分)を構成するU字溝1に取り付けられるU字溝カバー2の最も高速道路に近い部分2eと、U字溝1の内壁面(上面)1c上の前記U字溝カバー2の最も高速道路に近い部分2eの周辺部分1dとを繋ぐ(連続させる)ように、すなわち、前記U字溝カバー2の最も高速道路に近い部分2eとU字溝1の内壁面(上面)1c上の前記U字溝カバー2の最も高速道路に近い部分2eの周辺部分1dとの間を連続的に且つ一体的に覆う約1〜3mm厚、例えば約2mm厚のライニング層4を形成するようにしている。図7はこのようなライニング層4を試験的に形成している工程を示す斜視図、図8及び図9はこのようなライニング層4が試験的に形成された後のU字溝1及びU字溝カバー2を示す斜視図である。
以上のように、本実施形態に係る施工方法によれば、前記排水路中の最も高速道路に近い部分を構成するU字溝1に取り付けられるU字溝カバー2の最も高速道路に近い部分2eと、U字溝1の内壁面1c上の前記部分2eの周辺部分1dとの間を前記ライニング層4で連続的に且つ一体的に覆うようにしたので、高速道路面から排水路に流れる凍結防止剤の成分(塩分)が雨水などと一緒に、前記排水路中の最も高速道路に近い部分を構成するU字溝1に取り付けられるU字溝カバー2の最も高速道路に近い部分2eと、U字溝1の内壁面1c上の前記部分2eの周辺部分1dとの間の隙間からU字溝1の内壁面1c上に流れて、U字溝1の劣化部分から外部に出て周辺の土壌に染み込んで塩害を発生させてしまうことを、有効に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記の実施形態として述べたものに限定されるものではなく、様々な修正及び変更が可能であることはもちろんである。例えば、前記実施形態ではU字溝カバー2の全体の厚さ(図4のt参照)を例えば約2mmとしているが、本発明ではこれに限定されるものではなく、U字溝カバーの厚さは約1〜3mmの範囲内でいずれの厚さとすることも可能である。また、前記実施形態ではU字溝カバー2の全体の長さを例えばU字溝の長さの約3倍としているが、本発明ではこれに限定されるものではなく、U字溝カバーの長さはU字溝の長さの2〜4倍の範囲内でいずれの長さとすることも可能である。さらに前記実施形態では前記ライニング層4を例えば約2mm厚としているが、本発明ではこれに限られるものではなく、前記ライニング層の厚さは約1〜3mmの範囲内でいずれの厚さとすることも可能である。
1 U字溝
1a,1b U字溝の上端部
1c U字溝の内壁面
1d U字溝中のU字溝カバーの高速道路側部分の周辺部分
2 U字溝カバー
2a,2b U字溝カバーの上端平面部
2c U字溝カバーのU字状部
2d U字溝カバーの撓んだ部分
2e U字溝カバーの高速道路側部分
3 継ぎ目
3a 継ぎ目の上端部
4 ライニング層
1a,1b U字溝の上端部
1c U字溝の内壁面
1d U字溝中のU字溝カバーの高速道路側部分の周辺部分
2 U字溝カバー
2a,2b U字溝カバーの上端平面部
2c U字溝カバーのU字状部
2d U字溝カバーの撓んだ部分
2e U字溝カバーの高速道路側部分
3 継ぎ目
3a 継ぎ目の上端部
4 ライニング層
Claims (3)
- 高速道路からの排水路を構成するU字溝の内壁面及び左右各上端部に対向又は接触するように配置されるU字溝カバーであって、
U字溝の左右の各上端平面に対向又は接触する各上端平面部と、U字溝の断面略U字状の内壁面に対向又は接触する断面略U字状部とを備え、それらが互いに連続するように繊維強化プラスチックにより一体的に形成されており、
全体の厚さが約1〜3mmの範囲内となるように、且つ全体の長さはカバーする対象となるU字溝の長さよりも長い寸法に形成されている、
ことを特徴とする、高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害を防止可能なU字溝カバー。 - 高速道路からの排水路を構成するU字溝の上に請求項1に記載のU字溝カバーを設置した後、前記U字溝カバーの最も高速道路に近い最上位部分の上面と、前記U字溝中の前記最上位部分より高速道路側に在る部分の上面とに渡って連続する約1〜3mm厚のライニング層を繊維強化プラスチック材料により形成し、
これにより前記U字溝カバーの最も高速道路に近い最上位部分と前記U字溝中の前記最上位部分より高速道路側に在る部分の上面との間の隙間に高速道路面からの凍結防止剤又はその成分が入り込まないようにすることを特徴とする、高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害を防止可能なU字溝カバーの施工方法。 - 高速道路からの排水路を構成するU字溝の内面の上に請求項1に記載のU字溝カバーを配置した後、前記U字溝カバーを撓ませることによりU字溝の上端面に在る各U字溝間の継ぎ目の少なくとも一部をU字溝カバーから露出させる工程と、
前記のようにU字溝カバーから露出させることにより見えるU字溝の上端面中の各U字溝間の継ぎ目の位置に形成される穴であって、前記U字溝カバー及び前記継ぎ目の表面側部分を貫く穴を形成する工程と、
前記穴にボルトを挿入して前記U字溝カバーを前記U字溝に固定する工程とを含むことを特徴とする、高速道路面に散布される凍結防止剤による塩害を防止可能なU字溝カバーの施工方法。
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KR101838879B1 (ko) * | 2016-11-02 | 2018-03-15 | 그린계기(주) | 횡단보도용 보행자 안전장치 |
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