JP2015037989A - エレベータの呼び登録制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の実施形態は群管理システムのエレベータの呼び登録制御装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の実施形態に係るエレベータの呼び登録制御装置は、複数台のエレベータを運行制御する群管理システムにおいて、乗場に設けられる乗りかごの呼び登録を行う乗場呼び登録装置3からの入力信号を受け取ってからの経過時間を計測する経過時間計測部8と、経過時間計測部8によって計測された所定時間の間に乗場呼び登録装置3からの入力信号の受信回数をカウントする受信回数計測部9と、乗場呼び登録装置3は終端階以外の乗場においては上方向釦及び下方向ボタンを有し、乗場呼び登録装置3からの入力信号が上方向ボタン若しくは下方向釦のいずれかからの入力信号かを判断する入力信号判断部6とを備える。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、群管理システムのエレベータの呼び登録制御装置に関する。
群管理システムを採用していないエレベータにおいては、各階床乗場に設けられる乗場呼び登録装置がエレベータの各号機に対応して設置されている。具体的にはこの場合、各乗場呼び登録装置とエレベータ号機とが対応していることによって、利用者は意図的に乗車するエレベータ号機を選択できる。
一方、群管理システムを採用するエレベータにおいては、各階床における乗場呼びは各号機と連動しておらず、乗場呼び登録がなされた場合に、その乗場呼びに対して割り当てるべき最適号機を選択して当該呼び登録に応答させている。
群管理システムを採用しないエレベータを保守点検しようとする際、既述のように乗場呼び登録装置とエレベータの各号機とが対応していることによって、保守員が保守点検しようとする号機を任意に選択できる。これにより選択された号機が保守員のいる階床に呼びつけることができる。
一方、群管理システムを採用するエレベータを保守点検しようとする際、一般利用者の利便性を低下させないように、通常サービスを継続しながら点検対象号機を呼ぶようになっている。
すなわち、点検対象とする号機が当該乗場呼びに割り当てられるまで繰り返し乗場呼び登録を行うことになる。この場合、通常サービスを継続していることに伴い、点検対象号機が保守員のいる呼び登録階に割り当てられるまで、点検対象外の他の号機が無駄に割当られることになり、サービス性が著しく低下することになる。
そこで、本発明の実施形態に係る発明においては、群管理システムを採用しているエレベータであっても、対象外号機の無駄な応答を防ぐとともに点検対象号機を保守員の意図的に呼ぶことができるエレベータの呼び登録制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係るエレベータの呼び登録制御装置は、複数台のエレベータを運行制御する群管理システムにおいて、乗場に設けられる乗りかごの呼び登録を行う乗場呼び登録装置からの入力信号を受け取ってからの経過時間を計測する経過時間計測部と、前記経過時間計測部によって計測された所定時間の間に前記乗場呼び登録装置からの入力信号の受信回数をカウントする受信回数計測部と、前記乗場呼び登録装置は終端階以外の乗場においては上方向釦及び下方向ボタンを有し、前記乗場呼び登録装置からの入力信号が前記上方向ボタン若しくは前記下方向釦のいずれかからの入力信号かを判断する入力信号判断部と、を備え、前記経過時間計測部によって計測された所定時間内に、前記受信回数計測部によってカウントされた前記入力信号の受信回数が所定回数に達し、かつ前記入力信号判断部によって判断された前記上方向釦及び前記下方向釦からの入力信号の入力順及び入力回数の組み合わせに応じて、前記複数台のエレベータの中から任意の号機を前記呼び登録を行った階床へ割り当てることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの呼び登録制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る点検号機の呼び登録を示すフローチャートである。まず、群管理システムを採用しているエレベータの従来の点検作業の方法について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの呼び登録制御装置の構成を示すブロック図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係る点検号機の呼び登録を示すフローチャートである。まず、群管理システムを採用しているエレベータの従来の点検作業の方法について説明する。
群管理システムを採用するエレベータにおいて、点検対象となる号機の点検を行う際には、各かご内に設けられている点検スイッチを操作することによって、エレベータの運行を通常運転モードから点検運転モードに切り替わるようになっている。点検運転モードに切り替わると、点検対象号機は群管理制御の対象号機から外れ、一般利用者に点検号機の利用をさせないように制御している。
上記のように点検運転モードに入るためには点検対象とするかごを保守員等のいる階床にて乗場呼び登録を行い、点検対象号機が着床した後、そのかごに乗り込み点検スイッチを操作する必要があるが、この場合の問題点として、群管理制御を行っているエレベータでは、保守員が乗場呼び登録をした際に、必ずしも点検対象とする号機が当該乗場呼びに応答するとは限らず、点検対象外の乗りかごが割り当てられてしまう場合も多い。
これはつまり、点検対象とする号機が保守員による乗場呼び登録に割り当てられるまでは、他の号機が応答することになり、エレベータの無駄な停止回数が増えてしまうことにつながる。これによって、一般利用者の利便性が低下してしまうことになる。
そこで、本発明の実施形態では点検対象外の号機の無駄な割当を防ぐことができ、点検対象となる号機の割当を行うことができるエレベータの呼び登録制御装置について詳細に説明する。なお、本実施形態においては、乗りかご5台を有する5台群管理の場合を想定して説明する。
本実施形態に係るエレベータの呼び登録制御装置は、図1に示すように5台の乗りかご1a〜1eが群管理制御されている。なお、特に各乗りかごを特定する必要が無い場合には、単に乗りかご1と表現する。
乗りかご1a〜1eには単体制御部2a〜2eが接続されており、単体制御部2a〜2eはそれぞれ対応する号機である乗りかご1a〜1eを制御する。なお、乗りかご1と同様に、各単体制御部2a〜2eについて特定する必要が無い場合には、単に単体制御部2と表現する。
図示しない乗場には乗場呼び登録釦3が各階に備えられている。乗場呼び登録釦3は、終端階においては、上方向呼び釦若しくは下方向呼び釦のみを有し、それ以外の中間階においては上下呼び釦それぞれを有している。なお、本実施形態においては、上方向呼びをUP呼び、下方向呼びをDN呼びともいう。
上述の単体制御部2および乗場呼び登録釦3はそれぞれ群管理制御部4に接続されている。群管理制御部4は、乗場にいるエレベータ利用者が乗場呼び登録釦3の操作を行うことにより、エレベータの呼びを登録した場合、乗りかご2a〜2eのうちから最適なエレベータ号機を選択し、利用者による乗場呼び登録があった階床へ応答させる割当制御を行う。
本実施形態に係る群管理制御部4には、乗場呼び登録釦3からの信号を受け取り、乗場呼びを受け付ける乗場呼び登録部5、乗場呼び登録釦3からの信号が上方向呼びか下方向呼びかを判断する信号入力判断部6が備えられている。
また、乗場呼び登録部5には、乗場呼び登録釦3から受け取った信号に基づいて、最適な割当号機を選定する割当制御部7が備えられている。割当制御部7は各単体制御部2に接続されている。
また、乗場呼び登録部5には乗場呼び登録釦3からの最初の入力信号が入力されてからの経過時間を計測する経過時間計測部8及び乗場呼び登録釦3からの入力信号の受信回数をカウントする受信回数計測部9が接続されている。この経過時間計測部8及び受信回数計測部9のそれぞれからの信号に基づいて、点検対象号機を判定する対象号機判定部10が接続されている。この対象号機判定部10は割当制御部7にも接続されている。
すなわち、上記のように本実施形態に係る群管理制御部4は、乗場呼び登録部5、信号入力判定部6、割当制御部7、経過時間計測部8、受信回数計測部9及び対象号機判定部10を有している。
次に、本実施形態における通常運転モードから点検運転モードに切り替えるための点検号機の選定について図2のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施形態においては、3秒以内に乗場呼び登録釦3が4回押された場合に、5台のエレベータ号機の中から点検作業を行いたい対象号機を応答させる制御について説明する。
まず、エレベータの運転モードを点検運転モードに切り替えようとする保守員は、終端階以外の任意の階床にて、乗場呼び登録釦3を操作する。ここで乗場呼び登録釦3の操作とは、UP呼びもしくはDN呼びを行うこという。
乗場呼び登録釦3の操作により、呼び登録信号は乗場呼び登録部5に入力、登録される。その後、信号入力判断部6によって、登録された呼び信号がUP呼びかDN呼びかが判断される。
また、乗場呼び登録部5に呼び信号が登録された後、経過時間測定部8によって最初の乗場呼び登録がなされてからの経過時間を計測する。また、受信回数計測部9によって、乗場呼び登録がなされた回数をカウントする。
そして、対象号機判定部10は、経過時間計測部8及び受信回数計測部9からの情報に基づいて、所定時間内にUP呼び、DN呼びがそれぞれ何回押されたかを判断する。本実施形態においては、既述のように3秒以内に4回乗場呼び登録なされた場合に点検対象号機を応答させる制御を行うため、本実施形態においては、「DN呼び→UP呼び→DN呼び→UP呼び」と入力されたものとする。
また、本実施形態においては、UP呼びが押された場合には信号入力判断部6は「呼びデータ=1」として呼び登録信号を判定する。一方、DN呼びが押された場合には信号入力判断部6は「呼びデータ=0」として呼び信号を判定する。そして、判定された呼びデータの組み合わせによって、点検対象号機を定めるものとする。具体的には、入力された呼び信号の呼びデータが0または1からなる4ケタの数値を2進法データとして記録されると、その4ケタの数値を10進法に変換することによって、その変換後の数値に基づいて、対象号機判定部10が点検対象号機を判定する。
以下、図Xのフローチャートに従ってより詳細に説明する。
まず、最初に保守員によってDN呼びがなされると、呼び登録信号が乗場呼び登録部5に入力、登録される。そして信号入力判断部6は登録された乗場呼び登録がUP呼びかDN呼びかを判断する(S1、S2)。
ここでは保守員がDN呼び登録を行っているため、UP呼びではなく(S1のNO)、DN呼びとして認識する(S2のYES)。そして、信号入力判断部6は、DN呼び=号機データ0として認識する(S3)。また、呼び登録が行われた回数を記憶するための受信回数計測部9にて回数カウントを1つUPする(S4)。
そして、経過時間計測部8によって呼び登録がなされてから3秒が経過したかを判断する(S5)。3秒経過しているものと判断した場合(S5のYES)、回数カウントをクリアし(S6)、号機データもクリアする(S7)。
その後、登録された呼び登録を通常呼びとして、乗場呼び登録部5に登録され(S8)、通常呼び信号を割当制御部7に出力する。そして割当制御部7は当該呼び登録に応答する最適なエレベータ号機を選定し、割当制御を行う。
一方、経過時間計測部8によって計測された時間が呼び登録がなされてから3秒以内である場合(S5のNO)、受信回数計測部9にてカウントされている回数が4回以内か否かを判断する(S9)。3秒以内に4回より多い回数が呼び登録として登録されている場合には、保守員による号機選定動作ではないものとして判断し、ステップ1に戻る(S9のNO)。
一方、受信回数が4回以内である場合(S9のYES)、その回数が1回目であるかを判断する(S10)。1回目であると判断した場合(S10のYES)、経過時間計測部8によってカウントされていたタイマをクリアにし、改めて時間計測を開始する(S11)。
そして、対象号機判定部10は4bit構成の号機データに「号機データ=呼びデータ×8」のデータを入力する(S12)。ここでは呼びデータ=0のため、1回目の号機データの入力は最上位bitに0を入力することになる。これは既述のように4bit構成で示された2進法数値を10進法数値に置き換えた場合の数値を対象号機として選定するものであるが、2進法の呼びデータ=0に8を掛けることにより、最上位bitに値をシフトすることができる。
フローチャートに戻り、ステップ12にて「号機データ=呼びデータ×8」のデータを入力した後は、再びステップ1に戻る。
次に保守員がUP呼び登録を行った場合(S1のYES)、信号入力判断部6は、UP呼び=号機データ1として認識する(S13)。その後ステップ10までは同様の処理を行う。ここでは、受信回数計測部9にてカウントされている回数が2であるため、ステップ10にてNOを選択し、受信回数が2であるか否かを判断する(S14)。
2回目であると判断した場合(S14のYES)、対象号機判定部10は4bit構成の号機データに「号機データ=号機データ+呼びデータ×4」のデータを入力する(S15)。これにより、2回目の呼びデータ=1を4bit構成のデータに対して3bit左シフトしたデータを加算することになる。
続けて保守員がDN呼び登録を行った場合、信号入力判断部6は、DN呼び=号機データ0として認識する(S3)。その後、ステップ14まで同様の処理を行う。ここでは、受信回数計測部9にてカウントされている回数が3であるため、ステップ14にてNOを選択し、受信回数が3であるか否かを判断する(S16)。
3回目であると判断した場合(S16のYES)、対象号機判定部10は4bit構成の号機データに「号機データ=号機データ+呼びデータ×4」のデータを入力する(S17)。これにより、3回目の呼びデータ=0を4bit構成のデータに対して2bit左シフトしたデータを加算することになる。
次に保守員がUP呼び登録を行った場合、信号入力判断部6は、UP呼び=号機データ1として認識する(S13)。その後、ステップ16までは同様の処理を行う。ここでは、受信回数計測部9にてカウントされている回数が4であるため、ステップ16にてNOを選択する。これにより、対象号機判定部10は4bit構成の号機データに「号機データ=号機データ+呼びデータ」を入力する(S18)。これにより、4回目の呼びデータ=1を4bit構成のデータに加算することになり、結果として4bit構成の号機データが生成される。
この生成された号機データを点検対象号機として登録し(S19)、対象号機判定部10は割当制御部7に出力する。そして、割当制御部7は登録された号機データに基づき、点検対象号機の呼び登録制御を行う(S20)。
すなわち、本実施形態において、保守員は「DN呼び→UP呼び→DN呼び→UP呼び」と呼び登録を行うものとしたので、号機データ=0101(2進法)となる。これを10進法に置き換えると、号機データ=5(10進法)となり、点検対象号機を5号機として指定したこととなる。
以上より、本実施形態に係るエレベータの呼び登録制御装置によれば、点検対象号機を応答させる際に、従来のように不要な呼び登録を複数回繰り返すことがなくなり、保守員にとってもエレベータ利用者にとっても利便性が向上することになる。
なお、本実施形態においては、点検対象号機を指定する際、最初の呼び登録があってから3秒以内に4回呼び登録を行うことによって対象号機を特定するものとしたが、これに限らない。つまり、時間については、任意の時間制限を設定してもよく、さらに呼び登録回数も任意に設定できるものとする。例えば、4回呼び登録を行う保実施形態においては、号機データが4bit構成であることにより、15号機まで指定することが可能となる。このように必要に応じて2bit構成であったり、5bit構成であったりするようにしてもよい。
(第2の実施形態)
次に第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態にて説明した4bit構成の号機データに、さらに4bit構成の時間データを付加するものである。本実施形態においては5秒以内に8回呼び登録を行うことにより、点検対象号機の選定及び応答タイミングの指定を行うものである。
次に第2の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態にて説明した4bit構成の号機データに、さらに4bit構成の時間データを付加するものである。本実施形態においては5秒以内に8回呼び登録を行うことにより、点検対象号機の選定及び応答タイミングの指定を行うものである。
基本的には第1の実施形態と同様の処理を行うが、本実施形態では8bit=号機データ4bit+時間データ4bitを入力するものとする。最初の4回の呼び登録により、号機を指定し、残りの4回の登録により、応答時間を指定する。応答時間の指定は、号機の指定と同様の2進法で示す4ケタの数値を10進法に置き換えることにより時間を指定するものとする。
本実施形態では、時間データの最小単位を「分」として設定する。例えば、号機データ=0101、時間データ=1010だとすると、呼び登録がなされた階床に、5号機を10分後に応答させるものとする。つまり、本実施形態においては予約配車を行うことができるようになる。
予約配車による応答時間については、時間データを4bitとしていることにより、1〜15分後までの設定が可能となる。
すなわち、上述のように本発明の第2の実施形態によれば、指定した号機のエレベータを、任意の時間で予約配車することができることから、保守員が別件の要件を有する場合に希望する時間に対象号機を応答させることができる。
なお、本実施形態においては5秒以内に8回の呼び登録を行うものとしたが、これに限らず、群管理を行う号機の台数や保守員の保守員の作業性を鑑みた設定時間及び設定回数としてもよい。
(第3の実施形態)
次に第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態と同様に4bit構成の号機データに、8bit構成の階床データを付加したものである。第1の実施形態においては、3秒以内に4bit分である呼び登録を4回行うことにより号機データを生成したが、第3の実施形態においては10秒以内に4bit+8bit=12bit分の呼び登録を行うものとする。これにより、点検対象号機の指定と応答する階床を指定することができるようにしたものである。
次に第3の実施形態について説明する。本実施形態においては、第1の実施形態と同様に4bit構成の号機データに、8bit構成の階床データを付加したものである。第1の実施形態においては、3秒以内に4bit分である呼び登録を4回行うことにより号機データを生成したが、第3の実施形態においては10秒以内に4bit+8bit=12bit分の呼び登録を行うものとする。これにより、点検対象号機の指定と応答する階床を指定することができるようにしたものである。
すなわち、4bitの号機データを入力した後、8bit分の階床データを登録することにより、8bitの2進法データを10進法データに変換した値を応答すべき階床として登録することにより、保守員は任意の応答階を指定することができる。
なお、本実施形態においては10秒以内に12回の呼び登録を行うものとしたが、これに限らず、群管理を行う号機の台数や、対象物件の階床数によって、設定時間及び設定回数を変更しても構わない。
(第4の実施形態)
次に第4の実施形態について説明する。図3は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの呼び登録の手順を示すフローチャートである。
次に第4の実施形態について説明する。図3は本発明の第4の実施形態に係るエレベータの呼び登録の手順を示すフローチャートである。
本実施形態においては、第1の実施形態において号機データに代わり、管制運転データの入力を行うものとする。図3においては、図2に示すフローチャートとステップ12以降で多少の相違点がある。第1の実施形態と同様の箇所については説明を省略するものとし、相違する箇所について以下説明する。
図3におけるステップ12、15、17、18にあるように本実施形態においては第1の実施形態で説明した「号機データ」に関して、「管制運転データ」として利用するものである。管制運転データの算出は第1の実施形態と同様であり、本実施形態においては、この管制運転データに応じた管制運転を行う制御とするものである。
例えば、保守員が3秒以内に「DN呼び→DN呼び→DN呼び→UP呼び」のように呼び登録を行った場合、既述の方法により管制運転データ=1となる。つまり、管制運転データ=1の場合(S21)、停電時に動作する停電管制運転制御に移行することとなる(S22)。
このような制御を行うことにより、対象となる号機または全ての号機が決められたオペレーションに従って管制運転に移行することとなる。このように本実施形態によれば、停電管制運転の点検を行う際に、従来のように電源をカットして停電状態を発生させた後に停電管制運転の点検を行う必要がなく、乗場呼び登録操作のみで、任意の管制運転に移行させることができる。
また、同様に保守員の呼び登録に応じて、管制運転データ=2(S23)や管制運転データ=3(S25)とした場合にそれぞれ、地震管制運転(S24)、火災管制運転(S26)に移行することができる。これにより、エレベータの制御装置に対して、従来行っていた「地震の信号」及び「火災の信号」の入力を行うことなく、所定の管制運転に移行させることができる。
1…乗りかご
2…単体制御部
3…乗場呼び登録釦
4…群管理制御部
5…乗場呼び登録部
6…信号入力判断部
7…割当制御部
8…経過時間計測部
9…受信回数計測部
10…対象号機判定部
2…単体制御部
3…乗場呼び登録釦
4…群管理制御部
5…乗場呼び登録部
6…信号入力判断部
7…割当制御部
8…経過時間計測部
9…受信回数計測部
10…対象号機判定部
Claims (5)
- 複数台のエレベータを運行制御する群管理システムにおいて、
乗場に設けられる乗りかごの呼び登録を行う乗場呼び登録装置からの入力信号を受け取ってからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
前記経過時間計測部によって計測された所定時間の間に前記乗場呼び登録装置からの入力信号の受信回数をカウントする受信回数計測部と、
前記乗場呼び登録装置は終端階以外の乗場においては上方向釦及び下方向ボタンを有し、前記乗場呼び登録装置からの入力信号が前記上方向ボタン若しくは前記下方向釦のいずれかからの入力信号かを判断する入力信号判断部と、
を備え、
前記経過時間計測部によって計測された所定時間内に、前記受信回数計測部によってカウントされた前記入力信号の受信回数が所定回数に達し、かつ前記入力信号判断部によって判断された前記上方向釦及び前記下方向釦からの入力信号の入力順及び入力回数の組み合わせに応じて、前記複数台のエレベータの中から任意の号機を前記呼び登録を行った階床へ割り当てることを特徴とするエレベータの呼び登録制御装置。 - 前記入力信号判断部は、上方向の呼び登録を号機データ1、下方向の呼び登録を号機データ0として判断し、前記経過時間計測部によって計測される所定時間の間に前記受信回数計測部によって計測される所定回数分の号機データの組み合わせから前記複数台のエレベータの中から任意の号機を前記呼び登録を行った階床へ割り当てることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの呼び登録制御装置。
- 前記経過時間計測部によって計測された所定時間内に、前記受信回数計測部によってカウントされた前記入力信号の受信回数が所定回数に達し、かつ前記入力信号判断部によって判断された前記上方向釦及び前記下方向釦からの入力信号の入力順及び入力回数の組み合わせに応じて、前記複数台のエレベータの中から任意の号機を任意の時間経過後に前記呼び登録を行った階床に割り当てることを特徴とする請求項1に記載のエレベータの呼び登録制御装置。
- 複数台のエレベータを運行制御する群管理システムにおいて、
乗場に設けられる乗りかごの呼び登録を行う乗場呼び登録装置からの入力信号を受け取ってからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
前記経過時間計測部によって計測された所定時間の間に前記乗場呼び登録装置からの入力信号の受信回数をカウントする受信回数計測部と、
前記乗場呼び登録装置は終端階以外の乗場においては上方向釦及び下方向ボタンを有し、前記乗場呼び登録装置からの入力信号が前記上方向ボタン若しくは前記下方向釦のいずれかからの入力信号かを判断する入力信号判断部と、
を備え、
前記経過時間計測部によって計測された所定時間内に、前記受信回数計測部によってカウントされた前記入力信号の受信回数が所定回数に達し、かつ前記入力信号判断部によって判断された前記上方向釦及び前記下方向釦からの入力信号の入力順及び入力回数の組み合わせに応じて、前記複数台のエレベータの中から任意の号機を任意の階床へ割り当てることを特徴とするエレベータの呼び登録制御装置。 - 複数の運転モードを有するエレベータシステムにおいて、
乗場に設けられる乗りかごの呼び登録を行う乗場呼び登録装置からの入力信号を受け取ってからの経過時間を計測する経過時間計測部と、
前記経過時間計測部によって計測された所定時間の間に前記乗場呼び登録装置からの入力信号の受信回数をカウントする受信回数計測部と、
前記乗場呼び登録装置は終端階以外の乗場においては上方向釦及び下方向ボタンを有し、前記乗場呼び登録装置からの入力信号が前記上方向ボタン若しくは前記下方向釦のいずれかからの入力信号かを判断する入力信号判断部と、
を備え、
前記経過時間計測部によって計測された所定時間内に、前記受信回数計測部によってカウントされた前記入力信号の受信回数が所定回数に達し、かつ前記入力信号判断部によって判断された前記上方向釦及び前記下方向釦からの入力信号の入力順及び入力回数の組み合わせに応じて、前記エレベータを前記複数の運転モードの中から任意の運転モードに切り替えることを特徴とするエレベータの呼び登録制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2013091084A JP2015037989A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | エレベータの呼び登録制御装置 |
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JP2013091084A JP2015037989A (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | エレベータの呼び登録制御装置 |
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Cited By (1)
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CN106365004A (zh) * | 2016-10-14 | 2017-02-01 | 深圳万发创新进出口贸易有限公司 | 一种电梯控制系统 |
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- 2013-04-24 JP JP2013091084A patent/JP2015037989A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140822 |