JP2015037947A - 飲料用添加物混合キャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作で風味の新鮮な飲料を飲むことができ、しかも製造が容易であってコスト的にも優れた飲料用添加物混合キャップを提供する。【解決手段】注出口7を備えた飲料容器5に装着される蓋部材であって、注出口7に取り付けられる円筒体2と、この円筒体2の一端を閉塞する蓋体3と、少なくとも一部が可溶膜11からなる仕切部材を有し,添加物12を収容する添加物収容部4と、を備え、可溶膜11は、水やアルコール又はこれらの混合液のうちいずれかに溶解可能であり、注出口7は、外周面に雄ネジ部8を有し、円筒体2は一方の端縁が蓋体3を超えて延設されその内部に添加物収容部4を設置し、端縁の内周面に注出口7の雄ネジ部8に螺合する雌ネジ部9が形成され、円筒体2の端縁に剥離可能に接着される面状シールからなり,添加物収容部4を封入可能に円筒体2の開口端を閉塞する封止シール13を備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、内部に飲料用添加物が収納された状態で飲料容器の注出口に装着される飲料用添加物混合キャップに係り、特に、簡単な操作によって飲料用添加物を飲料容器内の飲料用液体に混合させることが可能な飲料用添加物混合キャップに関する。
従来、飲料として完成された緑茶飲料等が飲料容器に封入され販売されている。しかし、製造から飲用するまで実際には日数が経過することから、飲料の味や風味が損なわれたり、変色して購買意欲が低下したりするという課題があった。そこで、このような課題を解決する目的で、近年、飲用直前に緑茶粉末等の添加物と飲料用液体とを混合する技術が開発されており、それに関して既にいくつかの発明が開示されている。
特許文献1には「容器の蓋体構造」という名称で、飲料添加物を備えた容器の蓋体において、容器に収容された飲料水等に対する飲料添加物の投入操作を簡略化することを目的とした蓋体構造に関する発明が開示されている。
以下、特許文献1に開示された発明について説明する。特許文献1に開示された発明は、ねじ部が螺合されることにより環状シール部材が飲料容器の開口部に圧接された蓋体であって、蓋体には飲料添加物の収容部が設けられ、環状シール部材は内周面に切り溝が形成されるとともにスリット状に形成され、この切り溝内に仕切り板が設置された構造となっている。そして、仕切り板は、飲料添加物の収容部と容器との間を仕切り、蓋体の外部に突出する撮み部を形成している。
このような特徴を有する容器の蓋体構造においては、蓋体の螺合を緩めると環状シール部材による仕切り板の挟持状態が緩むという作用を有する。この場合、撮み部を撮んで仕切り板を引き抜くことにより飲料添加物が容器内に落下投入されるため、飲料添加物の投入操作を簡略化することができる。
次に、特許文献2には「飲料用混合容器」という名称で、ペットボトル型の飲料容器において、飲料時に初めて粉末茶と飲料水が混合される飲料用混合容器に関する発明が開示されている。
特許文献2に開示された発明は、粉体が容器本体の瓶口に止着された密封容器に収容され、内部側に突起を有するキャップが密封容器を囲うべく着脱自在に瓶口に被着されるとともに、キャップの下端部と容器本体の間に機械的弱点部を有するカラー部材が介在されていることを特徴とする。
このような特徴を有する飲料用混合容器においては、飲料時にキャップを押しつつ回転させるとカラー部材の機械的弱点部がキャップ端部により破壊され、突起により密封容器が突き破られるため、粉体が容器本体の飲料水中に落下し、確実に両者が混合される。したがって、粉体の風味等を損なわずに混合物を飲用することができる。
そして、特許文献3には、「口頚部に設置される飲料用粉末供給容器」という名称で、飲用時に簡単な操作で飲料粉末を水中へ落下させ、飲料粉末と水を混合させることができる飲料用粉末供給容器に関する発明が開示されている。
特許文献3に開示された発明は、外筒容器に内筒容器が重ねられた状態で挿入設置されるとともに,口頚部に取り付けられる飲料用粉末供給容器であって、外筒容器と内筒容器の周囲にフランジがそれぞれ設けられ、これらの容器の底の中心線より一方の側に孔が形成されたことを特徴とする。
このような特徴を有する飲料用粉末供給容器においては、飲用時に内筒容器を反回転させると外筒容器と内筒容器の底孔が連通し、内筒容器の飲料粉末のほとんどが水中へ落下する。したがって、簡単な操作で新鮮な風味の飲料を飲むことができる。
特開2004−268930号公報 特開2003−72822号公報 特開2009−269664号公報
特許文献1に開示された発明においては、撮み部を撮んで仕切り板を引き抜くことにより飲料添加物が容器内に落下投入されることから、飲料添加物の投入操作を簡略化することができる。
しかし、仕切り板を引き抜いた後にはスリット状の切り溝が容器上部に貫通した状態で残存しているため、この状態で容器を振ると切り溝から容器内の飲料が漏れ出すおそれがある。すなわち、飲料添加物の投入操作を簡略化することができても、同時に不利益も発生してしまい、有利な効果が相殺される可能性がある。また、切り溝内に環状シール部材を挟み、さらに仕切り板を挟むなど比較的精緻な構造であることから、製造コストが高くなるおそれもある。
次に、特許文献2に開示された発明においては、キャップの突起が密封容器を突き破って粉体が容器本体の飲料水中に落下することから、粉体と水を確実に混合することができる。
しかし、突起によって密封容器が突き破られることから、密封容器の材質によっては破片が生じ、混合後の飲料水に混入する可能性が考えられる。また、カラー部材が本体から離脱する構造となっているため、飲用時に細かなゴミが発生し、その処分が面倒となるおそれがあった。
さらに、特許文献3に開示された発明においては、外筒容器と内筒容器の底孔が連通し、内筒容器の飲料粉末のほとんどが水中へ落下することから、簡単な操作で新鮮な風味の飲料を飲むことができる。
しかし、外筒容器と内筒容器の底孔を連通させるには外筒容器に対し内筒容器を回転させる必要がある。その際に把持部分として機能する内筒容器のフランジは周方向への突出部分が小さく、また、外筒容器のフランジとほぼ同じ形状となっている。したがって、内筒容器のフランジのみを選択的に把持して回転させるという動作に手間取ることが予想される。
本発明は、このような従来の事情に対処してなされたものであり、簡単な操作で風味の新鮮な飲料を飲むことができ、しかも製造が容易であってコスト的にも優れた飲料用添加物混合キャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明に係る飲料用添加物混合キャップは、注出口を備えた飲料容器に装着される蓋部材であって、注出口に取り付けられる筒体と、この筒体の一端を閉塞する蓋体と、少なくとも一部が膜体からなる仕切部材を有し,添加物を収容する添加物収容部と、を備え、膜体は、水又はアルコール又は水とアルコールの混合液のうち少なくともいずれかに溶解可能であり、注出口は、外周面に雄ネジ部を有し、筒体は一方の端縁が蓋体を超えて延設され、その内部に添加物収容部を設置し、端縁の内周面に注出口の前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成され、筒体の端縁に剥離可能に接着される面状シールからなり,添加物収容部を封入可能に筒体の開口端を閉塞する封止部材を備えたことを特徴とする。
上記構成の飲料用添加物混合キャップにおいては、筒体を飲料容器の注出口に取り付けると、飲料容器の注出口が筒体及び蓋体により封止され、飲料容器に収容される液体の注出口からの漏出が阻止されるという作用を有する。ここで、筒体を飲料容器の注出口に取り付けるとは、筒体を飲料容器の注出口に嵌合又は螺合させるという意味である。
また、筒体、蓋体、添加物収容部は、それぞれ独立して形成されるのみならず、これらのうちいずれか選択されたもの同士が組み合わされ、互いに一体的に形成される場合がある。例えば、筒体が蓋体と一体的に形成される場合、添加物収容部が蓋体と一体的に形成される場合、添加物収容部が筒体及び蓋体と一体的に形成される場合である。この他添加物収容部が筒体と一体的に形成される場合もある。
一方、添加物収容部の設置位置には、筒体内部、筒体及び蓋体内部の2通りが存在する。そして、添加物収容部として機能するのは仕切部材で囲まれた空間であり、飲料容器内の液体にこの仕切部材が接触すると、膜体が溶解し、添加物収容部内の添加物が飲料容器内に投入されるという作用を有する。
そして、蓋体を超えて延設される筒体の端縁の内周面に形成された雌ネジ部を飲料容器の雄ネジ部に締着させることで飲料容器の注出口が筒体及び蓋体により封止され、注出口からの飲料用液体の漏出が阻止されるという作用を有する。
さらに、封止部材が筒体内への異物の混入や雑菌等の侵入及び添加物収容部内の添加物の劣化を防ぐという作用を有する。また、封止部材を剥離するという簡単な操作により、添加物収容部が容易に露出するという作用を有する。
本発明の請求項1記載の飲料用添加物混合キャップによれば、飲用前に注出口の開放を容易に行うことができる。また、混合飲料の生成時における添加物や液体の漏出を確実に防止することができる。これにより、製品の安全性が確保される。加えて、添加物は添加物収容部内に一塊の状態で収容されているため、粉体の場合であっても飛散させることなく、飲料容器内に効率良く投入することができる。これにより、添加物の鮮度が保たれる。そして、飲料容器へ投入する際に、利用者が添加物に触れることがないため、衛生的である。また、飲料容器内の液体を仕切部材に接触させることによって、添加物の投入が開始されるため、混合飲料の生成を飲用する直前に行うことができる。さらに、本発明の飲料用添加物混合キャップは、構造が簡単であり、材料費が安いため、安いコストで容易に製造することができる。加えて、利用者は飲料容器の注出口を開放後、添加物収容部の膜体を飲料容器内の液体に接触させるという簡単な操作のみによって風味の新鮮な飲料を生成することができる。
また、筒体、蓋体、添加物収容部は、それぞれ独立して形成されるほか、選択されたもの同士が一体的に形成される場合もあって、このように細部の設計変更が可能であることから様々なバリエーションの飲料用添加物混合キャップが製造できる。
加えて、封止部材によって添加物収容部内の添加物の品質が維持されるという効果を奏する。また、面状シールを剥離することで添加物収容部が容易に露出されるため、速やかに添加物を飲料容器内の液体に投入することができる。
さらに、飲料容器の注出口が筒体及び蓋体により確実に封止される。従って、輸送時等における注出口からの飲料容器内の液体の漏出を確実に防止できるという効果を奏する。これにより、製品の安全性が確保される。また飲用後に再び筒体の雌ネジ部を飲料容器の雌ネジ部に螺合させた状態にすれば、飲料容器と飲料用添加物混合キャップを散逸させずにまとめて廃棄することが可能である。
(a)及び(b)は、それぞれ実施例1に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例2に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。 (a)は図1(a)におけるA−A線矢視断面図であり、(b)は図2(a)におけるB−B線矢視断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例3に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例3の変形例に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例4に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。 (a)及び(b)は、それぞれ実施例5に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。
本発明の実施の形態に係る実施例1の飲料用添加物混合キャップについて、図1及び図3を用いて詳細に説明する(主に、請求項1に対応)。
図1(a)及び(b)は、それぞれ実施例1に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。図3(a)は図1(a)におけるA−A線矢視断面図である。なお、図1で示した構成要素については図3(a)においても同一の符号を付して、その説明を省略する。
図1(a)に示すように、本実施例の飲料用添加物混合キャップ1は、円筒体2、蓋体3、添加物収容部4及び封止シール13からなり、飲料容器5に装着した状態で使用されるものである。円筒体2の内周面には、飲料容器5の外周面に形成された雄ネジ部8と螺合する雌ネジ部9,10が両端近傍にそれぞれ設けられている。飲料容器5は、注出口7を備えており、その内部には水(ミネラルウォーター)、コーヒー、紅茶、日本酒、焼酎などの飲料用液体6が収容されている。すなわち、円筒体2の雌ネジ部9,10のいずれかを雄ネジ部8に締着させることにより飲料容器5の注出口7が円筒体2及び蓋体3により封止され、注出口7からの飲料用液体6の漏出が阻止される。また、蓋体3は、円盤形状をなしており、円筒体2の開口部を閉塞するように,外周端が円筒体2の内周面に対して隙間なく固着されている。なお、本実施例では、飲料容器5との装着側に寄せて蓋体3が取り付けられているが、これに限らず、蓋体3の取り付け箇所は任意に決定することができる。
添加物収容部4は、円筒形状の壁面4a(図3(a)参照)と底面4bによって箱型状に形成されており、内部には添加物12が収容されている。また、添加物収容部4は、上部が可溶膜11によって封止されるとともに、底面4bが蓋体3の表面に接着されている。可溶膜11は、水又はアルコール(特にエチルアルコール)又は水とアルコールの混合液のうち少なくともいずれかに溶解する性質を有しており、例えば、デンプンで構成されるオブラートなどのような人体に無害な成分のみから構成されており、添加物12は、緑茶、コーヒー、紅茶、プロテイン、スパイス、青汁、ウコン、ビタミン剤、糖、粉末乳あるいはその他栄養補助剤などの粉体又は粉体が固形化されたものからなる。
円筒体2の上方の端縁には、アルミ薄膜などの遮光、防湿、防水性を有するフィルムからなる封止シール13の外周端13aが剥離可能に接着されている。すなわち、円筒体2の雌ネジ10部側の開口部は、封止シール13によって閉塞されている。そして、この封止シール13と円筒体2及び蓋体3によって形成される空間内に添加物収容部4が設置されている。すなわち、封止シール13は添加物収容部4が収容された円筒体2の内部への雑菌等の侵入を阻止するという作用を有する。これにより、添加物12の品質が維持される。なお、円筒体2、蓋体3及び添加物収容部4の材質はポリエステル等の合成樹脂である。
上記構造の飲料用添加物混合キャップ1では、封止シール13を剥離するという簡単な操作により添加物収容部4が容易に露出する。さらに、図1(b)に示すように飲料用添加物混合キャップ1の上下を逆にして、円筒体2の雌ネジ部10を飲料容器5の雄ネジ部8に締着させると、可溶膜11が飲料容器5内の飲料用液体6に接触して溶解する。その結果、添加物収容部4内の添加物12が飲料用液体6中に投入され、混合飲料14が生成される。このとき、飲料用添加物混合キャップ1及び飲料容器5を振ると、添加物12と飲料用液体6が均一に混合し易い。なお、封止シール13の剥離は、円筒体2が飲料容器5に装着された状態で行うと良い。
本実施例の飲料用添加物混合キャップ1によれば、筒体2の雌ネジ部9,10を飲料容器5の雌ネジ部9に対して締めたり、緩めたりすることにより注出口7が封止、あるいは開放される構造となっているため、飲料容器5への取り付け又は取り外しが容易である。したがって、輸送時における注出口7からの飲料用液体6の漏出や混合飲料14の生成時における添加物12や飲料用液体6の漏出を確実に防止することができる。これにより、製品の安全性が確保される。また、遮光、防湿、防水性を有する封止シール13、円筒体2及び蓋体3は、添加物収容部4とともに、添加物12の劣化と異物の混入を防ぐという作用を有する。
さらに、添加物12は、添加物収容部4の内部に一塊の状態で収容されており、粉体の場合であっても飲料用液体6へ投入する際に飛散し難い。したがって、飲料用液体6に効率良く投入することができる。これにより、添加物12の鮮度が保たれる。加えて、可溶膜11は、水又はアルコール又は水とアルコールの混合液のうち少なくともいずれかを含む多種の液体すべてに対して使用可能であるため、汎用性がある。また、溶解後は消滅するため、飲用後にゴミになり難い。そして、筒体2の雌ネジ部9,10のいずれかを飲料容器5の雌ネジ部9に螺合させた状態にすれば、飲料容器5と飲料用添加物混合キャップ1を散逸させずにまとめて廃棄することができる。さらに、飲料用液体6に混合する際に、添加物12に触れることがないため、衛生的である。そして、飲料用液体6への添加物12の投入は、可溶膜11に飲料用液体6に接触させることによって開始されるため、混合飲料14の生成を飲用する直前に行うことができる。
以上説明したように、壁面4a、底面4b及び可溶膜11からなる添加物収容部4と、円筒体2及び蓋体3によって構成される飲料用添加物混合キャップ1は、構造が簡単であり、材料費が安いため、安価に、かつ容易に製造することができる。加えて、飲料容器5の注出口7を開放後、可溶膜11を飲料用液体6に接触させるという簡単な操作のみによって非常に風味の新鮮な混合飲料14を生成することが可能である。また、添加物収容部4の体積は様々に設定可能であることから、添加物12の種類や量を様々に変化させることにより、混合飲料14の濃度や風味等を利用者の好みに応じて調整することができる。
なお、本発明の飲料用添加物混合キャップの構造は本実施例に示すものに限定されない。例えば、添加物収容部4は必ずしも底面4bが蓋体3の表面に接着されている必要はなく、少なくとも円筒体2及び蓋体3のいずれか一方に密着した状態で円筒体2の内部に設置されていれば良い。さらに添加物収容部4の形状は円柱状に限られず、立方形状、多角体形状などであっても良い。また、本実施例では可溶膜11が添加物収容部4の上面全体を覆うことにより、壁面4a及び底面4bとともに仕切部材を構成しているが、このような構造に限らず、例えば、可溶膜11によって添加物収容部4の上面以外の箇所が覆われた構造とすることもできる。さらに、仕切部材が可溶膜11のみで構成されていても良い。加えて、添加物14は粉体に限らず、固体であってもよい。また、飲料用添加物混合キャップ1及び飲料容器5全体が保護用フィルムによって被覆された構造とすることもできる。この保護用フィルムによれば、添加物12の鮮度を保持する効果がさらに高まる。なお、この場合には、締着状態の雌ネジ部9と雄ネジ部8を緩める前に保護用フィルムを取り外す作業が必要となる。
本発明の実施の形態に係る実施例2の飲料用添加物混合キャップについて、図2及び図3を用いて詳細に説明する。
図2(a)及び(b)は、それぞれ実施例2に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。図3(b)は図2(a)におけるB−B線矢視断面図である。なお、図1で示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図2(a)に示すように、本実施例の飲料用添加物混合キャップ15は、実施例1において円筒体2、蓋体3、添加物収容部4及び封止シール13の代わりに、それぞれ円筒体16、蓋体17、添加物収容部18及び被覆部19を備えるものである。円筒体16の内周面には、飲料容器5の雄ネジ部8と螺合する雌ネジ部9のみが下端近傍に設けられている。すなわち、円筒体16の雌ネジ部9を飲料容器5の雄ネジ部8に締着させることにより飲料容器5の注出口7が円筒体16及び蓋体17により封止され、注出口7からの飲料用液体6の漏出が阻止される構造となっている。また、蓋体17は円盤形状をなしており、外周端が円筒体16の一方の端縁に隙間なく固着されている。そして、円筒体16及び蓋体17によって囲まれた空間に設置される添加物収容部18は、蓋体17と可溶膜20によって半球状に形成されており、内部には添加物12が収容されている。なお、円筒体16、蓋体17の材質はポリエステル等の合成樹脂であり、可溶膜20の外周端は蓋体17に接着されている。
添加物収容部18及び蓋体17の下面はポリエステル系樹脂等からなる被覆部19によって被覆されている。すなわち、可溶膜20は収容部被覆部19aによって被覆され、可溶膜20を取り巻く蓋体17は蓋体被覆部19bによって被覆されている。また、蓋体被覆部19bの外周端に設けられた係止部19cは、円筒体16の内周上縁付近に圧接されている。そして、蓋体被覆部19bの下面には、収容部被覆部19aと係止部19cの略中間に、先端が屈曲した把持爪19dが下方に突出するように設けられている。なお、図3(b)に示すように、係止部19cの圧接は円筒体16の内周全体に亘っており、把持爪19d,19dは、収容部被覆部19aと係止部19cとの略中間地点に、円筒体16の軸心に関して対称に配置されている。
このような構造の飲料用添加物混合キャップ15においては、可溶膜20が収容部被覆部19aによって被覆されているため、被覆部19を除去しない限り、飲料用液体6は可溶膜20に接触することがない。また、被覆部19は、係止部19cが円筒体16の内周面の蓋体17近傍に圧接されるようにして装着されていることから、添加物収容部18の有無にかかわらず着脱可能である。さらに、把持爪19d,19dが把持部として機能するため、取り外しが容易である。そして、図2(b)に示すように被覆部19を取り外すと、可溶膜20が飲料用液体6に接触して溶解するため、添加物収容部18に収容された添加物12が飲料用液体6中に投入され、混合飲料14が生成される。
本実施例の飲料用添加物混合キャップ15によれば、添加物収容部18が円筒体16及び蓋体17によって囲まれた空間に設置されているため、単体でコンパクトに包装することができる。これにより、大量輸送が可能となる。また、添加物収容部18は被覆部19によって被覆されているため、飲用前に誤って飲料用液体6と接触することがない。したがって、添加物12の品質が維持される。さらに、把持爪19d,19dにより被覆部19の取り外しが容易であるため、速やかに可溶膜20を露出させて添加物12を短時間で飲料用液体6へ投入することができる。加えて、飲用後に再び被覆部19を円筒体16に取り付けることで、かさ張らないような状態で飲料用添加物混合キャップ15を廃棄することができる。このように、飲料用添加物混合キャップ15は構成される部材の点数が少なく、構造が簡単であるため、安いコストで容易に製造することが可能である。また、簡単な操作で添加物12が飲料用液体6に混合されるため、風味の新鮮な混合飲料14を手軽に生成することができる。
なお、本発明の飲料用添加物混合キャップは本実施例に示す構造に限定されるものではない。例えば、添加物収容部18の設置箇所は、蓋体17の外周付近であっても良い。また、その形状は半球状の他、円柱形状、立方形状、多角体形状などであっても良い。さらに、その高さも円筒体16の全長以下であれば、適宜変更可能である。加えて、被覆部19の係止部19cは、外周縁にネジ部を設けるとともに、これに螺合するネジ部を円筒体16や蓋体17に設けた構造とすることもできる。さらに、飲用前に飲料用液体6が係止部19cを通って添加物収容部18内へ浸入する危険性を考慮し、円筒体16に係止部19cが圧接する部分などに防水材を設けても良い。また、把持爪19dの個数や設置箇所は、適宜変更可能である。
本発明の実施の形態に係る実施例3の飲料用添加物混合キャップについて、図4を用いて詳細に説明する。
図4(a)及び(b)は、それぞれ実施例3に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。なお、図1乃至図3で示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4(a)に示すように、本実施例の飲料用添加物混合キャップ21は、実施例2において添加物収容部18及び被覆部19の代わりにそれぞれ添加物収容部22及び中蓋24を備えたことを特徴とする。添加物収容部22は円筒体16及び蓋体17によって囲まれた空間に設置され、側壁22aと可溶膜23が仕切部材を構成している。また、ポリエステル等の合成樹脂からなる円筒状の側壁22aは可溶膜23と蓋体17によって両端が閉塞されており、添加物収容部22の内部には添加物12が収容されている。なお、蓋体17は側壁22aの上方端に接着されている。
また、ポリエステル等の合成樹脂からなる中蓋24が飲料容器5の上方の端縁に着脱可能に接着されることにより、飲料容器5の注出口7が封止され、注出口7からの飲料用液体6の漏出が阻止される構造となっている。
このような構造の飲料用添加物混合キャップ21においては、中蓋24が飲料容器5の上方端の内周に着脱可能に接着されているため、中蓋24を取り外すと可溶膜23が飲料用液体6に接触して溶解する。これにより、図4(b)に示されるように、上述の仕切部材として機能する添加物収容部22の構成要素のうち側壁22aのみが残存した状態となる。なお、その他の作用は、実施例2の飲料用添加物混合キャップ15と同様である。
本実施例の飲料用添加物混合キャップ21においては、添加物収容部22が中蓋24によって飲料用液体6と隔絶されているため、中蓋24を取り外さない限り添加物収容部22は飲料用液体6と接触することがない。したがって、添加物12の品質が維持される。また、飲料用添加物混合キャップ21は実施例2と同様に構造が簡単である。よって、安いコストで容易に製造することが可能である。また、中蓋24を取り外すという簡単な操作で風味の新鮮な混合飲料14を手軽に生成することができるため、便利である。さらに、その他の効果については、実施例2の飲料用添加物混合キャップ15と同様である。
なお、本発明の飲料用添加物混合キャップは本実施例に示す構造に限定されるものではない。例えば、中蓋24を飲料容器5に接着させる代わりに、中蓋24の外周端に係止部を設け、飲料容器5の上端に係止させた構造とすることもできる。また、飲料容器5の上端に当接する中蓋24の外周端に防水材を設けても良い。あるいは、中蓋24の代わりに、遮光性、防湿性又は防水性を有するアルミ薄膜などのフィルムからなる封止シールが飲料容器5の上方端の内周に剥離可能に接着された構造であっても良い。また、添加物収容部22は、実施例1における添加物収容部4の底面4bと同様な底面を備え、この底面が蓋体17に接着された構造とすることもできる。さらに、添加物収容部22は可溶膜23によって下面以外の箇所が覆われた構造であっても良いし、仕切部材が可溶膜23のみで構成されていても良い。そして、添加物収容部22の形状は円柱状に限られず、立方形状、多角体形状などであっても良い。
さらに、図5(a)に示すように、実施例3の飲料用添加物混合キャップ21の代わりに、飲料用添加物混合キャップ21aを備えた構造であっても良い。飲料用添加物混合キャップ21aは、中蓋24a中央の凹部をそのまま添加物収容部25として利用するものである。すなわち、添加物収容部25に収容された添加物12の上面は、中蓋24aの凹部の開口部に外周縁が接着された可溶膜23aによって被覆されている。また、中蓋24aの外周端には飲料容器5上端への係止部が設けられている。この場合、飲用時に一旦中蓋24aを取り外し、上下を逆にして再び嵌め込み、可溶膜23aを飲料用液体6に接触させることにより、可溶膜23aが溶解する。続いて添加物12を速やかに溶解させるには中蓋24a及び飲料容器5を振ることが望ましい。そして、添加物12の溶解後は図5(b)に示す状態となる。このような構造の飲料用添加物混合キャップ21aによれば、側壁22aが存在しないため、飲料用添加物混合キャップ21よりも簡単な構造でありながら、飲料用添加物混合キャップ21と同等の効果が発揮される。また、中蓋24aの外周端に係止部を設けたことから、飲料容器5と確実に嵌合させ飲料用液体6の漏出を防止することができる。なお、図5(b)では円筒体16を嵌めていないが、これを嵌めるようにしてより中蓋24aと飲料容器5の水密性を高めるようにしてもよい。
なお、本実施例における中蓋24aは外周端に係止部を設ける構成としたが、この係止部は必ずしも備えられていなくて良い。その場合、中蓋24aの外周部に飲料容器5の内側に嵌合するような突起を周設してもよい。但し、中蓋24aの取り外しを容易にするために必要に応じて引っ張るための部材を中蓋24aの上下面に設けるとよい。
さらに、中蓋24aの外周端に係止部や突起を周設することなく、例えば中蓋24aを飲料容器5の上端縁に接着剤などで固定し、中蓋24aを剥がし、上下を逆にして飲料容器5の上端縁に当てた後に、円筒体16を飲料容器5に螺合させて中蓋24aを飲料容器5に水密が維持可能な程度に押えることが可能なようにしてもよい。この場合には、円筒体16の高さを添加物収容部25の深さに応じて設定し、円筒体16が添加物収容部25を押すことで中蓋24aと飲料容器5を水密にするようにしてもよいし、円筒体16の内周部が飲料容器5の外周面に密着するように形成することで、飲料容器5の水密を担保してもよい。
本発明の実施の形態に係る実施例4の飲料用添加物混合キャップについて、図6を用いて詳細に説明する。
図6(a)及び(b)は、それぞれ実施例4に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。なお、図1乃至図5で示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6(a)に示すように、本実施例の飲料用添加物混合キャップ26は、円筒体27、蓋体28、可溶膜31、把持部材32及び封止シール33からなる。円筒体27の下方端付近における内周面には雌ネジ部9が形成され、飲料容器5の上方端付近における外周面に形成される雄ネジ部8と螺合する。円筒体27の上方端は開口端34を形成し、この開口端34は蓋体28が嵌合可能な高さを有するとともに、開口面である注出口30は蓋体28により閉塞される。その結果、開口端34及び蓋体28によって囲まれた空間が形成される。この空間は側壁29aを備えた添加物収容部29として利用されている。そして、添加物収容部29の内部には添加物12が収容され、その下方は可溶膜31によって封止される。すなわち、可溶膜31、側壁29a及び蓋体28が添加物収容部29の仕切部材を形成している。この可溶膜31は全周囲を把持部材32に把持され、把持部材32は側壁29aの下端付近の円筒体27に接着されている。把持部材32は図6では一体に形成されているが、上下に2分割可能なシート状のものとして、可溶膜31を挟むようにして接着されてもよい。このような構成にすることで、把持部材32と可溶膜31の組合せ構造として製造が容易になりコストを低減することができる。また、図6では側壁29aが封止シール33を介して蓋体28に接するように構成されているが、この側壁29aの高さは特に限定するものではなく、封止シール33が蓋体28に接触しなくともよい。
なお、円筒体27、蓋体28及び把持部材32の材質はポリエステル等の合成樹脂であり、可溶膜31は、水又はアルコール(特にエチルアルコール)又は水とアルコールの混合液のうち少なくともいずれかに溶解する性質を有する。また、封止シール33は、遮光性、防湿性又は防水性を有するアルミ薄膜などのフィルムからなる。
そして、飲料容器5の上方の端縁には封止シール13が剥離可能に接着され注出口7を封止し、飲用直前に一旦円筒体27と飲料容器5を分離させて封止シール13を剥離する構造となっている。
このような構造の飲料用添加物混合キャップ26においては、封止シール13を剥離すると飲料用液体6が封止を解かれ、可溶膜31が飲料容器5内の飲料用液体6に接触して溶解する。その結果、添加物収容部29内の添加物12が飲料用液体6中に投入され、混合飲料14が生成される。このとき、蓋体28を開口端34に嵌合させた状態で飲料用点添加物混合キャップ26及び飲料容器5を振ると、添加物12と飲料用液体6が注出口30から漏出せず均一に混合し易い。混合後は、図6(b)に示すように蓋体28及び封止シール33を取り外すと混合飲料14が注出口30から注出される。このとき把持部材32は残存した状態である。なお、混合飲料14は注出口7から注出されても良い。
本実施例の飲料用添加物混合キャップ26によれば、可溶膜31以外に側壁29a及び蓋体28が添加物収容部29の仕切部材を形成することから、別途の仕切部材が必要とされない。よって、より少ない部品数及び工程数での製造が可能となる。また、可溶膜31は把持部材32を介して円筒体27に接着されているため、円筒体27に可溶膜31が直接接着されている場合と比べてより強固に固定することができる。従って、飲用前に添加物収容部29から添加物12が脱落するおそれがないことから、飲料用点添加物混合キャップ26の商品としての価値を維持することができる。さらに、飲料用点添加物混合キャップ26を飲料容器5に装着して販売する場合においては、封止シール13が可溶膜31と飲料用液体6とを隔絶することができるため、可溶膜31が封止シール13に密着した構造とすることができる。よって、飲料用点添加物混合キャップ26と飲料容器5の大きさを全体的にコンパクトにできると同時に、添加物12及び飲料用液体6の劣化を防止することができる。また、蓋体28及び封止シール33を透明な材質で製造すれば添加物12を視認できることとなり、利用者の購買意欲を惹起させることが可能である。そして、蓋体28が着脱可能であるため、開口端34を飲み口として利用する場合に、混合飲料14の清潔性を保ちながら所望の時に少しずつ飲用することができて便利である。
なお、本発明の飲料用添加物混合キャップは本実施例に示す構造に限定されるものではない。例えば、封止シール33の代わりに可溶膜でも良く、あるいは特に設けなくても良い。この場合、剥離が必要な箇所は封止シール13のみであり飲用時の操作をさらに簡略化できるが、蓋体28を開けたまま添加物12と飲料用液体6を混合すると開口端34から混合飲料34が溢れるので注意を要する。また、可溶膜31は把持部材32を介さず円筒体27に直接接着されていても良い。このとき接着部が脆弱となるおそれがあるが、添加物12が少量の場合や、密度が小さい場合などは自重により添加物12が落下する可能性は僅かである。さらに、蓋体28は開口端34の内周面に嵌合しても良く、また螺合しても良い。そして、把持部材32は、添加物12を封止可能な限りにおいて封止シール13より高い位置にあれば円筒体27のいずれの高さに接着されても良い。従って、添加物12の種類や好みに応じてその量を広範囲に調節することができる。この他、蓋体28が開口端34の内周面に嵌合している場合においては蓋体28の側壁に把持部材32が接着されても良い。
本発明の実施の形態に係る実施例5の飲料用添加物混合キャップについて、図7を用いて詳細に説明する。
図7(a)及び(b)は、それぞれ実施例5に係る飲料用添加物混合キャップにおいて添加物を混合する前後の状態を示す縦断面図である。なお、図1乃至図6で示した構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7(a)に示すように、本実施例の飲料用添加物混合キャップ35は、円筒体36、蓋体37、可溶膜31及び把持部材32からなる。実施例2の飲料用点添加物混合キャップ26と異なり円筒体36の内周面に雌ネジ部9が形成されず、その下方端は飲料容器39の上方端に嵌合される。この嵌合部から上方はそのまま蓋体37となり、円筒体36と蓋体37とが一体的に形成された構造となっている。そして、蓋体37は上端部が閉塞された箱型状であってその内部に形成された空間は添加物収容部38として利用される。蓋体37の上端部が上面38aであり側面が側壁38bである。そして、添加物収容部38の内部には添加物12が収容され、その下方は把持部材32に周囲を把持された可溶膜31によって封止される。すなわち、可溶膜31、上面38a及び側壁38bが添加物収容部38の仕切部材を形成している。なお、円筒体36、蓋体37の材質はポリエステル等の合成樹脂である。なお、その他の構造は、実施例4の飲料用点添加物混合キャップ26と同様である。
このような構造の飲料用添加物混合キャップ35においては、飲料容器39に嵌合された円筒体36を上方に引き抜いて封止シール13を剥離し、再び円筒体36を飲料容器39に嵌め込んだ後、飲料用添加物混合キャップ35及び飲料容器39を振ると添加物12と飲料用液体6とが混合される。混合後は、図7(b)に示すように把持部材32が残存した状態である。完成された混合飲料14は注出口7から注出される。なお、その他の作用は、実施例4の飲料用点添加物混合キャップ26と同様である。
本実施例の飲料用添加物混合キャップ35によれば、円筒体36の下方端が飲料容器39の上方端に嵌合される構造であるため、螺合の場合に比べて円筒体36の取り外しや取り付けが容易である。また、可溶膜31以外に上面38a及び側壁38b、すなわち蓋体37の上端部が添加物収容部38の仕切部材を形成することと、円筒体36と蓋体37とは一体的に形成されていることから、製造がさらに容易である。従って製造コストの抑制効果を向上させることができる。なお、その他の効果は、実施例4の飲料用点添加物混合キャップ26と同様である。
なお、本発明の飲料用添加物混合キャップは本実施例に示す構造に限定されるものではない。例えば、添加物12を収容可能な限りにおいて側壁38bの高さをさらに低くしても良い。これは添加物収容部38が上面38aによって閉塞されているため、飲み口として利用することはできない代わりにその突出を抑えてよりコンパクトとすることができるので、かさばらず輸送時等に有利である。また、円筒体36及び飲料容器39はそれぞれネジ部を備え、互いに螺合する構造であっても良い。
請求項1に記載された発明は、ミネラルウォーターやソフトドリンクあるいはアルコール飲料に糖分、粉末乳、ビタミン剤、青汁、ウコン、その他サプリメント等の添加物を投入する際に利用可能であり、また、小売される飲料に限らず、長期保存用の飲料に対しても適用可能である。
1…飲料用添加物混合キャップ 2…円筒体 3…蓋体 4…添加物収容部 4a…壁面 4b…底面 5…飲料容器 6…飲料用液体 7…注出口 8…雄ネジ部 9,10…雌ネジ部 11…可溶膜 12…添加物 13…封止シール 13a…外周端 14…混合飲料 15…飲料用添加物混合キャップ 16…円筒体 17…蓋体 18…添加物収容部 19…被覆部 19a…収容部被覆部 19b…蓋体被覆部 19c…係止部 19d…把持爪 20…可溶膜 21,21a…飲料用添加物混合キャップ 22…添加物収容部 22a…側壁 23,23a…可溶膜 24,24a…中蓋 25…添加物収容部 26…飲料用点添加物混合キャップ 27…円筒体 28…蓋体 29…添加物収容部 29a…側壁 30…注出口 31…可溶膜 32…把持部材 33…封止シール 34…開口端 35…飲料用添加物混合キャップ 36…円筒体 37…蓋体 38…添加物収容部 38a…上面 38b…側壁 39…飲料容器

Claims (1)

  1. 注出口を備えた飲料容器に装着される蓋部材であって、
    前記注出口に取り付けられる筒体と、
    この筒体の一端を閉塞する蓋体と、
    少なくとも一部が膜体からなる仕切部材を有し,添加物を収容する添加物収容部と、
    を備え、
    前記膜体は、水又はアルコール又は水とアルコールの混合液のうち少なくともいずれかに溶解可能であり、
    前記注出口は、外周面に雄ネジ部を有し、
    前記筒体は一方の端縁が前記蓋体を超えて延設され、その内部に前記添加物収容部を設置し、
    前記端縁の内周面に前記注出口の前記雄ネジ部に螺合する雌ネジ部が形成され、
    前記筒体の端縁に剥離可能に接着される面状シールからなり,前記添加物収容部を封入可能に前記筒体の開口端を閉塞する封止部材を備えたことを特徴とする飲料用添加物混合キャップ。
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