JP2004238022A - ペットボトル用パウダー茶抽出キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】パウダー茶をミネラルウォーター内へワンタッチ操作できわめて簡単に混入、溶解できるペットボトル用パウダー茶抽出キャップを提供する。
【解決手段】ペットボトル口部に螺合する中間キャップ1と、この中間キャップ上端に装着される上部キャップ11と、内部にパウダー茶aを封入した包装容器21とを備え、前記中間キャップは、頂壁板3の中央部に上下端へ開口する円筒板4が、上端に頂壁板からの突出部3aを有して貫通、縦設され、該突出部外側に上部キャップの装着部5、側壁板2の内側にねじ部5aがそれぞれ形成されており、かつ円筒板内壁下端にパウダー茶入り包装容器21が固着され、前記上部キャップは、頂壁板13下面の中央部に押し込み棒14が垂設され、側壁板12内側に前記中間キャップの上端突出部に設けられた装着部に対応する装着部15が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】ペットボトル口部に螺合する中間キャップ1と、この中間キャップ上端に装着される上部キャップ11と、内部にパウダー茶aを封入した包装容器21とを備え、前記中間キャップは、頂壁板3の中央部に上下端へ開口する円筒板4が、上端に頂壁板からの突出部3aを有して貫通、縦設され、該突出部外側に上部キャップの装着部5、側壁板2の内側にねじ部5aがそれぞれ形成されており、かつ円筒板内壁下端にパウダー茶入り包装容器21が固着され、前記上部キャップは、頂壁板13下面の中央部に押し込み棒14が垂設され、側壁板12内側に前記中間キャップの上端突出部に設けられた装着部に対応する装着部15が形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットボトル用パウダー茶抽出キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、茶葉を微粉末化したパウダー茶を防湿性の袋体に収容してなるティーバックおよびパウダー茶を直接ミネラルウォーターに混入してなるペットボトル飲料が市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記パウダー茶のティーバックは、バック単体では飲用することができず、別に飲料水を用意しなければならないこと、およびバックを開封して飲料水に混入する手間が面倒なこと等の問題がある。
【0004】
一方、パウダー茶混入のペットボトル飲料は、製造時にパウダー茶をミネラルウォーターに混入するため、消費者が飲用するまでに相当な時間が経過している。したがって、内部に品質劣化防止および鮮度保持用の添加剤として、例えばたんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム等の夾雑物を添加している。このため、茶飲料としての味覚が低下すると共に、外観も濁った色調を呈し、商品としての価値が損われる問題がある。
【0005】
本発明は、前記した従来の技術が有する諸問題を解消するもので、パウダー茶とミネラルウォーターを分離した状態でペットボトルに組み込み、飲用時にパウダー茶をミネラルウォーター内へワンタッチ操作できわめて簡単に混入、溶解でき、新鮮で美味なうえに、茶飲料らしいきれいな溶解色を呈した飲料が得られるペットボトル用パウダー茶抽出キャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るペットボトル用パウダー茶抽出キャップは、ペットボトル口部に螺合する中間キャップと、この中間キャップ上端に装着される上部キャップと、内部にパウダー茶を封入した包装容器とを備え、
前記中間キャップは、頂壁板と側壁板とからなり、頂壁板の中央部に上下端へ開口する円筒板が、上端に頂壁板からの突出部を有して貫通、縦設されると共に、該突出部外側に上部キャップの装着部、側壁板の内側にペットボトル口部へ螺合するねじ部がそれぞれ形成されており、かつ前記円筒板内壁下端に前記パウダー茶入り包装容器が固着されており、
前記上部キャップは、頂壁板と側壁板とからなり、頂壁板下面の中央部に押し込み棒が垂設されると共に、側壁板内側に前記中間キャップの上端突出部に設けられた装着部に対応する装着部が形成されており、上部キャップ降下による押し込み棒先端の圧力で包装容器を切開させることを特徴とする。
【0007】
【作用】
ペットボトル口部に螺合している中間キャップ上部に装着されている上部キャップを押し下げると、上部キャップの頂壁板下面に垂設されている押し込み棒先端の圧力によって中間キャップの円筒板内壁下端に固着されている包装容器を突き破り、内部のパウダー茶をペットボトル内のミネラルウォーター内に落下させる。これによって、包装容器内に封入されていたパウダー茶がミネラルウォーターに混入、溶解するため、新鮮なまま美味しく飲むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の分解した状態を示す断面図であり、図2は、パウダー茶抽出前の断面図であり、図3は、パウダー茶抽出時の断面図であり、図4は、上部キャップの底面図であり、図5は、中間キャップの底面図であり、図6および図7は、他例を示す断面図である。
【0009】
本抽出キャップは、ペットボトル100の口部101に螺合する中間キャップ1と、この中間キャップ1の上端に装着される上部キャップ11と、内部にパウダー茶aを封入した包装容器21とを備えている。
【0010】
前記中間キャップ1は、側壁板2と頂壁板3およびその中央部を貫通して縦設された円筒板4とからなり、側壁板2の内側には、ペットボトル100の口部101の外側に設けられたねじ部102へ螺合されるねじ部2aが形成されており、一方、円筒板4の上部は頂壁板3上方へ突出されており、この突出部3aの外側に、上部キャップ11の装着部5としてねじ部5aが形成されている。
【0011】
前記上部キャップ11は、側壁板12と頂壁板13とからなり、頂壁板12の下面中央部に押し込み棒14が垂設されると共に、側壁板12の内側に、前記中間キャップ1の上端突出部3aに設けられた装着部5としてのねじ部5aに対する装着部15としてねじ部15aが形成されている。
【0012】
前記押し込み棒14は、図4に明示したように、十字状に形成されると共に、先端を尖らせてあり、これによって、包装容器21に対する切開が容易となっている。
【0013】
また、この押し込み棒14はその長さを前記中間キャップ1の円筒板4のそれと略同長に形成されている。
【0014】
さらに、前記押し込み棒14は図示の実施例に限定されるものではなく、先端を尖らせた丸棒あるいは角柱などで形成することも可能である。
【0015】
前記包装容器21は、短縮円筒形の側板22の上下の両開口端に防水性シートカバー23、24を貼着して形成されている。これによって、内部のパウダー茶aは長期に亘って防湿される。なお、包装容器21の側壁板22はその外径を中間キャップ1の円筒板4内壁4a下端の内径と略一致するように形成されている。これによって、この包装容器21は中間キャップ1の円筒板4の内壁4a下端に嵌合され、接着剤にて固定される。
【0016】
而して、図2に示したように、内部にミネラルウォーターwを充填したペットボトル100の口部101のねじ部102へ中間キャップ1下部のねじ部2aを螺合する。そして、この中間キャップ1の上部突出部3aのねじ部5aに上部キャップ11のねじ部15aを螺合するが、このとき、上部キャップ11の頂壁板12の下面中央部に垂設された押し込み棒14の先端が中間キャップ1の円筒板4の内壁4a下端に固着された包装容器21の上部の防水性シートカバー23の僅か上方に位置するようにする。
【0017】
次いで、これら上部キャップ11、中間キャップおよびペットボトル100の口部101にかけてその外周を透明なカバーフィルム31にてシュリンク包装して、これによって両キャップ11、1を図2に示した位置にそれぞれ固定、保持しておくものである。
【0018】
次いで、飲用に供するときは、図3に示したように、カバーフィルム31を除去してから上部キャップ11をねじ込み方向に回動する。このようにして上部キャップ11の頂壁板12に垂設された押し込み棒14を中間キャップ1の円筒板4内を降下させると、押し込み棒14下端の圧力で、包装容器21の上部の防水性シートカバー23を突き破り、さらに下部の防水性シートカバー24を突き破る。これによって、包装容器21内部のパウダー茶aはペットボトル100に充填されたネラルウォーターw内に混入、溶解される。この後、ペットボトル100内のパウダー茶入りミネラルウォーターを飲用するには、上部カバー11と共に中間キャップ1をペットボトル100の口部101から取り外すものである。
【0019】
図5および図6に示す第2の実施例は、既述第1の実施例が、中間キャップ1と上部キャップ11の装着部5、15としてねじ部5a、15aが形成されているのに対して、擢動部5b、15bが形成されているものである。したがって、カバーフィルム31を除去してから上部キャップ1を押し下げるだけで押し込み棒14は降下し、包装容器21の防水性シートカバー23、24を突き破ることができる。この後、上部キャップ1と共に中間キャップ11をペットボトル100の口部101から取り外しパウダー茶入りミネラルウォーターを飲用することは前記第1実施例と同様である。
【0020】
さらに、本例では、中間キャップ1と上部キャップ11の間に抜け防止機構が設けられている。すなわち、中間キャップ1の突出部3aの外側に設けられた擢動部5b上端に環状の外向きストッパー6が突設され、一方、上部キャップ11の側壁板12の内側に設けられた擢動部15b下端に環状の内向きストッパー16が突設され、これによって図5に示したように、両ストッパー6、16が互いに係合し、上部キャップ11の中間キャップ1からの抜けが防止される。
【0021】
なお、本例では、両ストッパー6、16が互いに係合したときに、上部キャップ11に垂設された押し込み棒14先端が中間キャップ1の円筒板4の内壁4a下端に固着された包装容器21の上部の防水性シートカバー23の僅か上方に位置しており、押し込み棒14の降下によって包装容器が切開されるようになっている。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおり構成されるものであるり、パウダー茶入りの遮水性を有する包装容器をキャップ内に固定し、ペットボトル内のミネラルウォーターと隔離してあるため、パウダー茶の吸湿を長期に亘って有効に防止することができる。また、上部キャップを下げるだけで包装容器を切開でき、内部のパウダー茶をペットボトル内のミネラルウォーター内に混入、溶解できるため、新鮮で美味しく、しかも色調の良い茶飲料を簡単な操作で、かつ迅速、確実に飲用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解した状態を示す断面図である。
【図2】パウダー茶抽出前の断面図である。
【図3】同上のパウダー茶抽出時の断面図である。
【図4】上部キャップの底面図である。
【図5】中間キャップの底面図である。
【図6】本発明の他の実施例のパウダー茶抽出前の断面図である。
【図7】同上のパウダー茶抽出時の断面図である。
【符号の説明】
1 中間キャップ
2 側壁板
2a ねじ部
3 頂壁板
3a 突出部
4 円筒板
5 装着部
5a ねじ部
11 上部キャップ
12 側壁板
13 頂壁板
14 押し込み棒
15 装着部
15a ねじ部
21 包装容器
22 側板
23 上部防水性シートカバー
24 下部防水性シートカバー
100 ペットボトル
101 口部
102 ねじ部
a パウダー茶
w ミネラルウォーター
【発明の属する技術分野】
本発明は、ペットボトル用パウダー茶抽出キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、茶葉を微粉末化したパウダー茶を防湿性の袋体に収容してなるティーバックおよびパウダー茶を直接ミネラルウォーターに混入してなるペットボトル飲料が市販されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記パウダー茶のティーバックは、バック単体では飲用することができず、別に飲料水を用意しなければならないこと、およびバックを開封して飲料水に混入する手間が面倒なこと等の問題がある。
【0004】
一方、パウダー茶混入のペットボトル飲料は、製造時にパウダー茶をミネラルウォーターに混入するため、消費者が飲用するまでに相当な時間が経過している。したがって、内部に品質劣化防止および鮮度保持用の添加剤として、例えばたんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム等の夾雑物を添加している。このため、茶飲料としての味覚が低下すると共に、外観も濁った色調を呈し、商品としての価値が損われる問題がある。
【0005】
本発明は、前記した従来の技術が有する諸問題を解消するもので、パウダー茶とミネラルウォーターを分離した状態でペットボトルに組み込み、飲用時にパウダー茶をミネラルウォーター内へワンタッチ操作できわめて簡単に混入、溶解でき、新鮮で美味なうえに、茶飲料らしいきれいな溶解色を呈した飲料が得られるペットボトル用パウダー茶抽出キャップを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るペットボトル用パウダー茶抽出キャップは、ペットボトル口部に螺合する中間キャップと、この中間キャップ上端に装着される上部キャップと、内部にパウダー茶を封入した包装容器とを備え、
前記中間キャップは、頂壁板と側壁板とからなり、頂壁板の中央部に上下端へ開口する円筒板が、上端に頂壁板からの突出部を有して貫通、縦設されると共に、該突出部外側に上部キャップの装着部、側壁板の内側にペットボトル口部へ螺合するねじ部がそれぞれ形成されており、かつ前記円筒板内壁下端に前記パウダー茶入り包装容器が固着されており、
前記上部キャップは、頂壁板と側壁板とからなり、頂壁板下面の中央部に押し込み棒が垂設されると共に、側壁板内側に前記中間キャップの上端突出部に設けられた装着部に対応する装着部が形成されており、上部キャップ降下による押し込み棒先端の圧力で包装容器を切開させることを特徴とする。
【0007】
【作用】
ペットボトル口部に螺合している中間キャップ上部に装着されている上部キャップを押し下げると、上部キャップの頂壁板下面に垂設されている押し込み棒先端の圧力によって中間キャップの円筒板内壁下端に固着されている包装容器を突き破り、内部のパウダー茶をペットボトル内のミネラルウォーター内に落下させる。これによって、包装容器内に封入されていたパウダー茶がミネラルウォーターに混入、溶解するため、新鮮なまま美味しく飲むことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の分解した状態を示す断面図であり、図2は、パウダー茶抽出前の断面図であり、図3は、パウダー茶抽出時の断面図であり、図4は、上部キャップの底面図であり、図5は、中間キャップの底面図であり、図6および図7は、他例を示す断面図である。
【0009】
本抽出キャップは、ペットボトル100の口部101に螺合する中間キャップ1と、この中間キャップ1の上端に装着される上部キャップ11と、内部にパウダー茶aを封入した包装容器21とを備えている。
【0010】
前記中間キャップ1は、側壁板2と頂壁板3およびその中央部を貫通して縦設された円筒板4とからなり、側壁板2の内側には、ペットボトル100の口部101の外側に設けられたねじ部102へ螺合されるねじ部2aが形成されており、一方、円筒板4の上部は頂壁板3上方へ突出されており、この突出部3aの外側に、上部キャップ11の装着部5としてねじ部5aが形成されている。
【0011】
前記上部キャップ11は、側壁板12と頂壁板13とからなり、頂壁板12の下面中央部に押し込み棒14が垂設されると共に、側壁板12の内側に、前記中間キャップ1の上端突出部3aに設けられた装着部5としてのねじ部5aに対する装着部15としてねじ部15aが形成されている。
【0012】
前記押し込み棒14は、図4に明示したように、十字状に形成されると共に、先端を尖らせてあり、これによって、包装容器21に対する切開が容易となっている。
【0013】
また、この押し込み棒14はその長さを前記中間キャップ1の円筒板4のそれと略同長に形成されている。
【0014】
さらに、前記押し込み棒14は図示の実施例に限定されるものではなく、先端を尖らせた丸棒あるいは角柱などで形成することも可能である。
【0015】
前記包装容器21は、短縮円筒形の側板22の上下の両開口端に防水性シートカバー23、24を貼着して形成されている。これによって、内部のパウダー茶aは長期に亘って防湿される。なお、包装容器21の側壁板22はその外径を中間キャップ1の円筒板4内壁4a下端の内径と略一致するように形成されている。これによって、この包装容器21は中間キャップ1の円筒板4の内壁4a下端に嵌合され、接着剤にて固定される。
【0016】
而して、図2に示したように、内部にミネラルウォーターwを充填したペットボトル100の口部101のねじ部102へ中間キャップ1下部のねじ部2aを螺合する。そして、この中間キャップ1の上部突出部3aのねじ部5aに上部キャップ11のねじ部15aを螺合するが、このとき、上部キャップ11の頂壁板12の下面中央部に垂設された押し込み棒14の先端が中間キャップ1の円筒板4の内壁4a下端に固着された包装容器21の上部の防水性シートカバー23の僅か上方に位置するようにする。
【0017】
次いで、これら上部キャップ11、中間キャップおよびペットボトル100の口部101にかけてその外周を透明なカバーフィルム31にてシュリンク包装して、これによって両キャップ11、1を図2に示した位置にそれぞれ固定、保持しておくものである。
【0018】
次いで、飲用に供するときは、図3に示したように、カバーフィルム31を除去してから上部キャップ11をねじ込み方向に回動する。このようにして上部キャップ11の頂壁板12に垂設された押し込み棒14を中間キャップ1の円筒板4内を降下させると、押し込み棒14下端の圧力で、包装容器21の上部の防水性シートカバー23を突き破り、さらに下部の防水性シートカバー24を突き破る。これによって、包装容器21内部のパウダー茶aはペットボトル100に充填されたネラルウォーターw内に混入、溶解される。この後、ペットボトル100内のパウダー茶入りミネラルウォーターを飲用するには、上部カバー11と共に中間キャップ1をペットボトル100の口部101から取り外すものである。
【0019】
図5および図6に示す第2の実施例は、既述第1の実施例が、中間キャップ1と上部キャップ11の装着部5、15としてねじ部5a、15aが形成されているのに対して、擢動部5b、15bが形成されているものである。したがって、カバーフィルム31を除去してから上部キャップ1を押し下げるだけで押し込み棒14は降下し、包装容器21の防水性シートカバー23、24を突き破ることができる。この後、上部キャップ1と共に中間キャップ11をペットボトル100の口部101から取り外しパウダー茶入りミネラルウォーターを飲用することは前記第1実施例と同様である。
【0020】
さらに、本例では、中間キャップ1と上部キャップ11の間に抜け防止機構が設けられている。すなわち、中間キャップ1の突出部3aの外側に設けられた擢動部5b上端に環状の外向きストッパー6が突設され、一方、上部キャップ11の側壁板12の内側に設けられた擢動部15b下端に環状の内向きストッパー16が突設され、これによって図5に示したように、両ストッパー6、16が互いに係合し、上部キャップ11の中間キャップ1からの抜けが防止される。
【0021】
なお、本例では、両ストッパー6、16が互いに係合したときに、上部キャップ11に垂設された押し込み棒14先端が中間キャップ1の円筒板4の内壁4a下端に固着された包装容器21の上部の防水性シートカバー23の僅か上方に位置しており、押し込み棒14の降下によって包装容器が切開されるようになっている。
【0022】
【発明の効果】
本発明は、以上のとおり構成されるものであるり、パウダー茶入りの遮水性を有する包装容器をキャップ内に固定し、ペットボトル内のミネラルウォーターと隔離してあるため、パウダー茶の吸湿を長期に亘って有効に防止することができる。また、上部キャップを下げるだけで包装容器を切開でき、内部のパウダー茶をペットボトル内のミネラルウォーター内に混入、溶解できるため、新鮮で美味しく、しかも色調の良い茶飲料を簡単な操作で、かつ迅速、確実に飲用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分解した状態を示す断面図である。
【図2】パウダー茶抽出前の断面図である。
【図3】同上のパウダー茶抽出時の断面図である。
【図4】上部キャップの底面図である。
【図5】中間キャップの底面図である。
【図6】本発明の他の実施例のパウダー茶抽出前の断面図である。
【図7】同上のパウダー茶抽出時の断面図である。
【符号の説明】
1 中間キャップ
2 側壁板
2a ねじ部
3 頂壁板
3a 突出部
4 円筒板
5 装着部
5a ねじ部
11 上部キャップ
12 側壁板
13 頂壁板
14 押し込み棒
15 装着部
15a ねじ部
21 包装容器
22 側板
23 上部防水性シートカバー
24 下部防水性シートカバー
100 ペットボトル
101 口部
102 ねじ部
a パウダー茶
w ミネラルウォーター
Claims (1)
- ペットボトル口部に螺合する中間キャップと、この中間キャップ上端に装着される上部キャップと、内部にパウダー茶を封入した包装容器とを備え、
前記中間キャップは、頂壁板と側壁板とからなり、頂壁板の中央部に上下端へ開口する円筒板が、上端に頂壁板からの突出部を有して貫通、縦設されると共に、該突出部外側に上部キャップの装着部、側壁板の内側にペットボトル口部へ螺合するねじ部がそれぞれ形成されており、かつ前記円筒板内壁下端に前記パウダー茶入り包装容器が固着されており、
前記上部キャップは、頂壁板と側壁板とからなり、頂壁板下面の中央部に押し込み棒が垂設されると共に、側壁板内側に前記中間キャップの上端突出部に設けられた装着部に対応する装着部が形成されており、上部キャップ降下による押し込み棒先端の圧力で包装容器を切開させることを特徴とするペットボトル用パウダー茶抽出キャップ。
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---|---|---|---|
JP2003028501A JP2004238022A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ペットボトル用パウダー茶抽出キャップ |
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JP2003028501A JP2004238022A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ペットボトル用パウダー茶抽出キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004238022A true JP2004238022A (ja) | 2004-08-26 |
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ID=32955957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003028501A Pending JP2004238022A (ja) | 2003-02-05 | 2003-02-05 | ペットボトル用パウダー茶抽出キャップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2004238022A (ja) |
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CN109515968A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-03-26 | 安徽铭装塑业有限公司 | 双剂型试管瓶 |
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2003
- 2003-02-05 JP JP2003028501A patent/JP2004238022A/ja active Pending
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