JP2005289416A - 原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器 - Google Patents

原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 飲料の原料等をキャップに収納し、飲料水等の液体と混合して飲用に供する飲料容器を提供する。
【解決手段】 キャップが内外二重構造の内キャップと外キャップとで構成され、内キャップが瓶型容器の口部へ取り付けられ、外キャップは内キャップの外周面へ着脱可能にねじ込まれている。内キャップの天端壁に瓶型容器の中空部内と連通する通孔が形成されている。外キャップには容室を形成する隔壁が設けられ、隔壁に外キャップを回転すると連通する収容物振り出し孔が形成されている。内キャップの天端壁と外キャップの隔壁のいずれか一方又は双方に、通孔と振り出し孔とを隔絶する止水手段が設けられている。瓶型容器内に液体が収納され、容室内に原料等が収納されている。
【選択図】図2

Description

この発明は、お茶、コーヒー類、乳製品、水類で飲む薬品類、果汁等のジュース類、水類で飲むビタミン剤その他の健康食品類、或いは水割りウイスキー、水割り・お湯割り焼酎などのアルコール類などの各飲料を提供する瓶型飲料容器の技術分野に属し、更に言えば、飲料水やお湯などの液体収納する容器本体のほかに、粉状の茶葉、粉コーヒー、粉乳・粉ミルク等、或いは粉状・粒状・顆粒状の薬品類、所謂ジュースの素、ビタミン剤の機能性飲料素材など、そして、液状のコーヒー・紅茶などの濃縮液、液状のミルクやウイスキー、焼酎などの原酒など、所謂飲料の原料、添加物、風味料など(以下、これを原料等と総称する。)を液体若しくは固形体(粒状、ブロック状など)又は粉体の別を問わずキャップに収納して、必要に応じて原料等を飲料水等の液体と混合して飲用に供する飲料容器に関する。
現今は街角の自動販売機、市中のコンビニエンスストア、駅の売店などで、お茶、コーヒー類、乳製品、果汁等のジュース類、或いは水割りウイスキー、水割り・お湯割り焼酎の如きアルコール類などの飲料が多種多様に販売され、広く飲用に供されている。容器の形態も、ペットボトルに代表される瓶形状、又は缶コーヒーに代表される缶形状、或いは牛乳パックなどの箱形状など多様である。
従来、必要に応じて原料等を飲料水等の液体と混合して目的の飲料と成し飲用に供する飲料容器又は飲料も種々開発されている。
例えば瓶型で、原料等をキャップに収納する飲料容器に限って見ても、特許文献1に記載された飲料用容器は、瓶型容器の口部の口縁部内に粉体密封容器がセットされ、キャップはその中間壁から一方向に向けて突き出る突起を備え、当初は突起を下向きとした態様でキャップを瓶型容器の口部へねじ込む。使用時には先ずキャップを緩めて外し、次には突起を下向きにした態様で再び口部へねじ込んでゆく。すると、キャップの突起が粉体密封容器を突き破るに至り、粉体を瓶容器内の飲料水中へ落下させる。この状態で瓶を良く振って、飲料水と粉体を混合させる。その後、キャップを緩めて外し、粉体密封容器の残骸を取り除いて中身を飲用する。
特許文献2に記載された飲料用容器は、瓶型容器の口部の口縁部内に粉体密封容器がセットされ、キャップはその天端壁から下向きの突起を備え、該キャップはその下端へ延長状態に付設したカラー部材と共に瓶型容器の口部へ嵌め込み、その外周をシール部材で被覆する。使用時には先ずシール部材を剥がし、次にキャップを強く押し下げてカラー部材を破壊し離脱させつつねじ込んでゆく。すると、キャップの突起が粉体密封容器を突き破るに至り、粉体を瓶容器内の飲料水中へ落下させる。この状態で瓶を良く振って、飲料水と粉体を混合させる。その後キャップを緩めて外し、粉体密封容器の残骸を取り除いて中身を飲用する。
特許文献3に記載された飲料容器は、瓶型容器の口部内側の低部にその開口を遮断する仕切り膜を設けて、該仕切り膜より上方部分を粉体収納部とする。キャップには下向きの突起を設けてあり、使用時には、先ずキャップを強くねじ込んでゆき、その突起で仕切り膜を突き破り、粉体を瓶容器内の飲料水中へ落下させる。この状態で瓶を良く振って飲料水と粉体を混合させる。その後、キャップを緩めて外し、中身を飲用する。
特許文献4に記載された飲料容器は、キャップに、瓶型容器の口部内へ長く延びる円筒形状の原料容室を設け、同容室に原料を収納させ、粘着性又は融着による蓋で封入した構成である。使用時には、先ずキャップを緩めて外し、抜き出した原料容室の蓋を剥がし、収納した原料を瓶容器内の飲料水中へ落下させるようにして再びキャップを瓶型容器の口部へ取り付ける。この状態で瓶容器を良く振って飲料水と原料を混合させる。その後、キャップを緩めて、外し中身を飲用する。
特開2003−81357号公報 特開2003−72822号公報 特開2003−34367号公報 特開2002−114259号公報
上述したように、従来から原料等を分離してキャップに付属させ、飲用に際して原料等を飲料水等の液体と混合して飲用に供する飲料容器は種々開発、提案されている。
しかし、従来の例えば特許文献1に記載された飲料用容器は、キャップが中間壁を中心として上下に長く、約2倍の大きさで形成され、異様に背の高いキャップとなるほか、当初は突起を上向きにした態様で瓶型容器の口部へねじ込み、使用時には同キャップを緩めて一旦外し、次いで突起が下向きとなる態様で再び口部へねじ込んでゆき、同突起で粉体密封容器を突き破り粉体を飲料水へ落下させた後、瓶を良く振って飲料水と粉体を混合させる。その後再度キャップを緩めて外し、中身を飲用するので、需要者にとって甚だ面倒な手順と使用態様を要求することになる。また、飲用に際しては粉体密封容器の残骸を口部から除去する必要があり、同残骸がゴミとなって散乱する虞もある。
特許文献2に記載された飲料用容器も、キャップはその下端へ延長状態に付設したカラー部材と共に瓶型容器の口部へ嵌め込まれるので、やはり外見上は異様に背の高い姿となる。また、外周をシール部材で被覆するなど、包装が複雑である。使用時には先ずシール部材を剥がし、次にキャップを強く押し下げてカラー部材を破壊し離脱させねばならないが、非使用時に誤ってカラー部材を破壊し離脱させる事故の虞もある。離脱したカラー部材はゴミとして散乱する虞があるほか、キャップを緩めて外した後に粉体密封容器の残骸を取り除いて中身を飲用するので、粉体密封容器の残骸もゴミとして散乱する虞がある。
特許文献3に記載された飲料用容器は、瓶型容器の口部内側の低部にその開口を遮断する仕切り膜を設ける加工が難しく面倒である。また、使用に際しては、突起で仕切り膜を突き破り、粉体を瓶容器内の飲料水中へ落下させ飲料水と混合して中身を飲用するが、その際、口部内側の低部に飲料水の圧力で剥がれないようにがっちり取り付けた仕切り膜を取り除く処理が必要で、その処理が需要者にとって甚だ面倒で困難である。
特許文献4に記載された飲料容器は、一案であるが、キャップの内側に、瓶型容器の口部内側へ長く延びる円筒形状の原料容室を粘着性又は融着の蓋で封入した構成は、瓶型容器内の飲料水中へ浸かって蓋が剥がれる事故のおそれが大きいと認められる。
この発明の目的は、キャップの構造が比較的簡単で製作、組み立てが容易であり、使用の安全性、安定性に富み、中身を飲用するための手順、操作も割合簡単であるし、粉体容器の残骸の如きゴミの発生もない、原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器を提供することである。
本発明の次の目的は、中身の飲料がお茶、コーヒー、乳製品、果汁等のジュース類、アルコール類等の別を問わず実施でき、また、それらの原料、添加物等が液体又は粉体、固形体、顆粒状であるかの別を問わず容易に安全に実施可能な飲料容器を提供することである。
上述した従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器は、
瓶型容器1のキャップが内外二重構造の内キャップ2と外キャップ3との組合せで構成され、内キャップ2が瓶型容器1の口部4へ取り付けられ、外キャップ3は前記内キャップ2の外周面へ着脱可能にねじ込まれて成り、
内キャップ2の天端壁2bに瓶型容器1の中空部内と連通する通孔5が形成されており、
外キャップ3には前記内キャップ2へねじ込んだ際の終点で内キャップ2の天端壁2bと密接する位置に容室6を形成する隔壁3aが設けられ、この隔壁3aに内キャップ2の前記通孔5と距離を隔てる位置に外キャップ3を回転すると連通する形状、大きさの収容物振り出し孔7が形成されており、
内キャップ2の天端壁2bと外キャップ3の前記隔壁3aのいずれか一方又は双方に、前記通孔5と振り出し孔7とを水密的に隔絶する止水手段8が設けられており、
瓶型容器1内に飲料水等の液体10が収納され、外キャップ3の前記隔壁3aで形成された容室6内に前記液体10と混合して目的の飲料を作る原料等11が収納され、
外キャップ3を一定の回転角だけ緩め回して内キャップ2の通孔5と外キャップ3の振り出し孔7とを連通させ原料等11を瓶型容器1内の液体10中へ混入することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器において、
外キャップ3の隔壁3aで形成された容室6内に収納された原料等11は、不活性ガスの注入・充填により不活性雰囲気を保持して収納されていることを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器において、
内キャップ2は瓶型容器1の口部4の外周のネジ部4aへねじ込まれており、内キャップ2が瓶型容器1の口部4の外周のネジ部4aへねじ込まれた終点で、当該内キャップ2の先端面2cが突き当たる瓶型容器1の首部9と前記先端面2cのいずれか一方又は双方に内キャップ2の逆回転を止める不可逆回転手段12が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器において、
通孔5と収容物振り出し孔7とを水密的に隔絶する止水手段8は、内キャップ2の天端壁2bの上面と外キャップ3の隔壁3aの下面のいずれか一方又は双方に設けられた相互に嵌り合う凹凸条8a、8bであることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器において、
内キャップ2の天端壁2bに設けられた通孔5の口縁部に同天端壁の上面側へ延び出す止水性の薄膜が形成され、外キャップ3の隔壁3aに設けられた収容物振り出し孔7の口縁部にも同隔壁3aの下面側へ延び出す止水性の薄膜が形成されていることを特徴とする。
請求項1〜5に記載した発明に係る瓶型の飲料容器は、キャップが内外二重構造の内キャップ2と外キャップ3との組合せで構成されているが、内キャップ2の天端壁2bに通孔5が形成され、外キャップ3の隔壁3aに前記通孔5と連通する形状、大きさの収容物振り出し孔7が形成された簡単な構成であり、製作および組み立てが簡単である。
また、内キャップ2が瓶型容器1の口部4へ取り付けられ、外キャップ3は前記内キャップ2の外周面へ着脱可能にねじ込まれて成り、瓶型容器1内に飲料水等の液体10が収納され、外キャップ3の前記隔壁3aで形成された容室6に目的の飲料を作る原料等11が収納されて成り、外キャップ3を緩め回して内キャップ2の通孔5と外キャップ3の振り出し孔7とを連通させると原料等11を瓶型容器1の液体10中へ混入できるので、需要者にとって使用手順と操作が至極簡単、単純であり、使い勝手に優れる。しかも、使用済みの粉体容器残骸などを発生しないから、環境にも優しい。
瓶型容器1のキャップを内外二重構造の内キャップ2と外キャップ3との組合せで構成する。内キャップ2を瓶型容器1の口部4へ取り付け、外キャップ3は前記内キャップ2の外周面のネジ部2aへ着脱可能にねじ込まれる。内キャップ2の天端壁2bに、瓶型容器1の中空部内と連通する通孔5を形成する。外キャップ3には、前記内キャップ2へねじ込んだ際に同内キャップ2の天端壁2bと密接する位置に、容室6を形成する隔壁3aを設ける。この隔壁3aには内キャップ2の前記通孔5と距離を隔てる位置に、外キャップ3を回転すると連通する形状、大きさの収容物振り出し孔7を形成する。内キャップ2の天端壁2bと外キャップ3の前記隔壁3aのいずれか一方又は双方に、前記通孔5と振り出し孔7とを水密的に隔絶する止水手段8を設ける。
瓶型容器1内に飲料水等の液体10が収納され、外キャップ3の前記隔壁3aで形成された容室6に前記液体10と混合して目的の飲料を作る原料等11が収納される。外キャップ3を一定の回転角だけ緩め回して内キャップ2の通孔5と外キャップ3の振り出し孔7とを連通させ原料等11を瓶型容器1の液体10中へ混入させ飲用に供する。
以下に、請求項1〜5に記載した発明に係る、原料等をキャップに付属させた瓶型飲料容器の実施例を、図面に基いて説明する。
図1と図2は、瓶型飲料容器1の姿図と、キャップ部分の構造詳細を示す。図3は内外二重構造の内キャップ2と外キャップ3の組合せを示している。
内キャップ2は、瓶型容器1の口部4の外周面に形成したネジ4aへねじ込んで取り付けられている。外キャップ3は、前記内キャップ2の外周面に形成したネジ2aへねじ込んで取り付けられている。但し、口部4の外周面に形成したネジ4aと、内キャップ2の外周面に形成したネジ2aとは、螺旋の向きが正反対の逆ネジとして形成され、内キャップ2を瓶型容器1の口部4へねじ込む回転方向と、外キャップ3を内キャップ2の外周面へねじ込む回転方向とは正反対として、内外二重構造の内キャップ2と外キャップ3が共回りしてねじ込まれたり緩め戻されることのない構成としている。
のみならず、使用上の便宜を考慮して、図示した実施例の場合には、図2と図4に示したように、内キャップ2が瓶型容器1の口部外周のネジ部4aへねじ込まれた終点で、当該内キャップ2の先端面2cが突き当たる瓶型容器の首部9に、共通方向に鋸波状に傾きが異なる所謂ラチェット歯12bが形成されている。他方、内キャップ2の先端面2cには、前記ラチェット歯12bと噛み合う突起12aが設けられている。従って、内キャップ2が瓶型容器1の口部4のネジ部4aへねじ込まれた終点では、前記突起12aがラチェット歯12bと噛み合って内キャップ2の逆回転(緩む回転)を止める、いわゆる不可逆回転手段12が構成されている(請求項3に記載した発明)。
もっとも不可逆回転手段12としては、上記のラチェット歯機構に限らない。内キャップ2の先端面2cを瓶型容器1の首部9と接着したり融着する方法を実施することもできる。従って、内キャップ2は、瓶型容器1の口部へネジ部4aでねじ込まれる構成にも限らない。
上記内キャップ2の天端壁2bには、瓶型容器1の中空部内と連通する通孔5が図示例の場合は半月形状に形成されている。この通孔5は、需要者が中身を飲用する際に中身の通路ともなる。
他方、外キャップ3には、図2のように内キャップ2へねじ込んだ際に内キャップの天端壁2bと密接する位置に、容室6を形成する隔壁3aが設けられている。この隔壁3aに、当該外キャップ3が内キャップ2の外周面のネジ部2aへねじ込まれた終点で、丁度図5のように約180°対称に隔てる位置となるように、内キャップ2の前記通孔5と連通する形状、大きさの半月形状(但し、両孔5と7は連通する関係であれば足り、同形、同大の半月形状に限らない。)に、収容物振り出し孔7が形成されている。そして、内キャップ2の天端壁2bの上面と、外キャップ3の前記隔壁3aの下面のいずれか一方又は双方に、前記通孔5と振り出し孔7とを水密的に隔絶する止水手段8が設けられている。瓶型容器1内に収容された液体10が不用意に、容室6内に収容された原料等11まで浸み込む事故を未然に防止する為である。
通孔5と振り出し孔7とを水密的に隔絶する止水手段8の位置は、具体的には図5に平面的配置を示したように、通孔5の領域と振り出し孔7の領域とが円周を二分するように設けられる。また、止水手段8の具体的構造として図6A、Bに拡大し少し誇張して示した実施例は、内キャップ2の天端壁2bの上面に形成されたV字形又は半円形状の凹溝条8aと、外キャップ3の隔壁3aの下面に前記凹溝条8aへぴったり嵌り込むように形成されたV字形状又は半円形状の凸条8bとで構成されている。当然のことながら、これらの凹凸条8aと8bは、外キャップ3を内キャップ2のネジ部2aへねじ込んだ終点で、外キャップ3の隔壁3aが内キャップ2の天端壁2bへぴったり密接するのと同時に、ぴったり嵌り合う関係の構成で設けられている(請求項4に記載した発明)。
更に念の為の止水手段として、具体的に図示することは省略したが、内キャップ2の天端壁2bに設けられた通孔5の口縁部に、同天端壁2bの上面側へ延び出す止水性の薄膜が髭のように形成され、外キャップ3の隔壁3aに設けられた収容物振り出し孔7の口縁部にも、同隔壁3aの下面側へ延び出す止水性の薄膜が髭のように形成されることが好ましい(請求項5に記載した発明)。
本発明の場合、瓶型容器1内に飲料水等の液体10が収納され、外キャップ3の上記隔壁3aで仕切ることにより形成された容室6内に、前記液体10と混合して目的の飲料を作る原料等11が収納される。外キャップ3の隔壁3aで形成された容室6内に収納された原料等11は、その品質、性能が長期間保持されるように、不活性ガスの注入・充填により不活性雰囲気を保持して収納することが好ましい(請求項2に記載した発明)。
不活性ガス(窒素ガス、ヘリウムガス、アルゴンガス、二酸化炭素、亜酸化窒素など)は、原料等11の品質、鮮度、風味などを長期にわたり安全に保ち、温度差による圧力変化も少ない。粉状の原料等3は、少し圧力を加えた不活性ガスと共に容室6内へ混合状体で収納させ、高圧状態に充填する方法も実施できる。不活性ガスは空気よりも質量が大きく自然放出が少ないので、外キャップ3を倒立させた状態で、容室6内へ原料等11と共に不活性ガスを注入・充填し、そのまま内キャップ2と結合する手順で容易に目的が達成される。
上記構成の瓶型容器1の使用法としては、静止状態を保つ内キャップ2に対して外キャップ3を約180°だけ緩め回して、内キャップ2の通孔5と外キャップ3の振り出し孔7とを連通させる。すると原料等11は瓶型容器1内の液体10中へ落下してゆき混入できる。そこで瓶を良く振って原料等11を液体10と混合攪拌する。しかる後に、外キャップ3を緩めて外し、内キャップ2の通孔5を通じて中身を飲用する。
図7は、内キャップ2の天端壁2bに1個の通孔5を設けているが、外キャップ3には上記隔壁3aから垂直に立ち上がる垂直隔壁3bを設けて二つの独立した容室6aと6bを形成し、各容室6a、6bの直下の隔壁3aに1個ずつ合計2個の収容物振り出し用孔7a、7bを設けた実施例を示している。
2個の収容物振り出し用孔7a、7bは、内キャップ2の天端壁2bの通孔5に対し、当該外キャップ3を内キャップ2のネジ部2aへねじ込んだ終点で、丁度図7のように回転角にして約90°隔てる位置となるように設けられている。したがって、1個の通孔5と2個の収容物振り出し用孔7a、7bとは、静止状態を保つ内キャップ2に対し、外キャップ3を約90°回すと確実に連通するのであり、そのように各孔の位置と形状、大きさが設計されている。止水手段8は、前記3個の孔5及び7a、7bの各領域を区分する約120°の放射状配置に設けられている。
図8は、内キャップ2の天端壁2bに2個の通孔5aと5bを180°対称な配置に設け、外キャップ3にも上記垂直隔壁3bにより隔てられ独立した二つの容室の直下の隔壁に1個ずつ合計2個の収容物振り出し用孔7a、7bをやはり2個設けた実施例を示している。
本実施例の場合にも、内キャップ2の2個の通孔5aと5bと、外キャップ3の2個の収容物振り出し用孔7a、7bの関係は、上記の各実施例と同様に、外キャップ3を内キャップ2のネジ部2aへねじ込んだ終点で、丁度図8のように回転角にして約90°隔てる位置に設けられている。
本実施例で、内キャップ2の天端壁2bに2個の通孔5aと5bを180°対称な配置に設けた理由は、需要者が飲用に際して、中身を通孔5a又は5bを通じて飲む際に、いずれか一方の通孔が空気孔となって飲み易くする目的による。
本発明に係る飲料容器の立面図である。 同上飲料容器のキャップ部分を破断し少し拡大して示した断面図である。 内キャップと外キャップを分離して示した断面図である。 瓶型容器の上半部を示した斜視図である。 外キャップの孔および内キャップの孔の関係を平面的に並べて示した説明図である。 AとBは止水手段の異なる構成例を示した断面図である。 外キャップの孔および内キャップの孔の関係の異なる実施例を平面的に示した説明図である。 外キャップの孔および内キャップの孔の関係の異なる実施例を平面的に並べて示した説明図である。
符号の説明
1 瓶型容器
2 内キャップ
3 外キャップ
4 瓶型容器の口部
5、5a、5b 通孔
2a 天端壁
6 容室
3a 隔壁
7、7a、7b 収容物振り出し孔
10 液体
11 原料等
4a 口部のネジ部
2c 内キャップの先端面
9 瓶型容器の首部
12 不可逆回転手段
8 止水手段
8a 凹溝条
8b 凸条

Claims (5)

  1. 瓶型容器のキャップが内外二重構造の内キャップと外キャップとの組合せで構成され、内キャップが瓶型容器の口部へ取り付けられ、外キャップは前記内キャップの外周面へ着脱可能にねじ込まれて成り、
    内キャップの天端壁に瓶型容器の中空部内と連通する通孔が形成されており、
    外キャップには、前記内キャップへねじ込んだ際の終点で内キャップの天端壁と密接する位置に容室を形成する隔壁が設けられ、この隔壁に内キャップの前記通孔と距離を隔てる位置に外キャップを回転すると連通する形状、大きさの収容物振り出し孔が形成されており、
    内キャップの天端壁と外キャップの前記隔壁のいずれか一方又は双方に、前記通孔と振り出し孔とを水密的に隔絶する止水手段が設けられており、
    瓶型容器内に飲料水等の液体が収納され、外キャップの前記隔壁で形成された容室内に前記液体と混合して目的の飲料を作る原料等が収納され、
    外キャップを一定の回転角だけ緩め回して内キャップの通孔と外キャップの振り出し孔とを連通させ原料等を瓶型容器の液体中へ混入することを特徴とする、原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器。
  2. 外キャップの隔壁で形成された容室に収納された原料等は、不活性ガスの注入・充填により不活性雰囲気を保持して収納されていることを特徴とする、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器。
  3. 内キャップは瓶型容器の口部外周のネジ部へねじ込まれており、内キャップが瓶型容器の口部外周のネジ部へねじ込まれた終点で、当該内キャップの先端面が突き当たる瓶型容器の首部と前記先端面のいずれか一方又は双方に内キャップの逆回転を止める不可逆回転手段が設けられていることを特徴とする、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器。
  4. 通孔と収容物振り出し孔とを水密的に隔絶する止水手段は、内キャップの天端壁の上面と外キャップの隔壁の下面のいずれか一方又は双方に設けられた相互に嵌り合う凹凸条から成ることを特徴とする、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器。
  5. 内キャップの天端壁に設けられた通孔の口縁部に同天端壁の上面側へ延び出す止水性の薄膜が形成され、外キャップの隔壁に設けられた収容物振り出し孔の口縁部にも同隔壁の下面側へ延び出す止水性の薄膜が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載した原料等をキャップに付属させた瓶型の飲料容器。
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