JP2015036766A - レンズ鏡筒、撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型化及び小型化可能なレンズ鏡筒、撮像装置を提供する。【解決手段】レンズ鏡筒100は、レンズL2と、レンズL2を支持するレンズ枠23と、光軸OA方向に沿ってレンズL2の被写体側又は像面側に配置され、第1開口部31を透過する光量を調整する光量調整部材30と、光軸OA方向に沿ってレンズL2の光量調整部材30が配置された側とは反対側に配置され、第2開口部41を開放又は遮蔽することにより露光時間を調整する露光時間調整部材40とを備え、沈胴状態において、レンズ枠23が、光量調整部材30の第1開口部31又は露光時間調整部材40の第2開口部41の一方と嵌合し、レンズ枠23の中心軸を光軸OAに一致して固定され、レンズL2及びレンズ枠23の一部が、光量調整部材30の第1開口部31又は露光時間調整部材40の第2開口部41の他方に挿入されるものとした。【選択図】図2

Description

本発明は、レンズ鏡筒、撮像装置に関するものである。
従来、複数のレンズ群を備えるレンズ鏡筒であって、沈胴時には、レンズ群の一部を光軸上から離れた位置に移動させて、光軸方向における薄型化を図るものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−180617号公報
しかし、特許文献1のような構成では、レンズ鏡筒の径方向の大きさが大きくなり、径の小型化が困難であるという問題がある。
本発明の課題は、薄型化及び小型化可能なレンズ鏡筒、撮像装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。
請求項1の発明は、レンズと、前記レンズを支持するレンズ枠と、光軸方向に沿って前記レンズの被写体側又は像面側に配置され、第1開口部を透過する光量を調整する光量調整部材と、光軸方向に沿って前記レンズの前記光量調整部材が配置された側とは反対側に配置され、第2開口部を開放又は遮蔽することにより露光時間を調整する露光時間調整部材と、を備えるレンズ鏡筒であって、沈胴状態において、前記レンズ枠が、前記光量調整部材の前記第1開口部又は前記露光時間調整部材の前記第2開口部の一方と嵌合し、前記レンズ枠の中心軸を光軸に一致して固定され、前記レンズ及び前記レンズ枠の一部が、前記光量調整部材の前記第1開口部又は前記露光時間調整部材の前記第2開口部の他方に挿入されること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、前記レンズは、ブレ補正レンズであり、前記レンズ及び前記レンズ枠は、光軸方向に直交する方向に移動可能であること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、前記光量調整部材は、前記第1開口部の開口径を調整することにより光量を調整する虹彩絞りであること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、前記露光時間調整部材は、前記レンズ枠を前記第2開口部内へ案内するガイド部を有すること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、沈胴動作時には、前記露光時間調整部材の前記第2開口部に、前記レンズ枠の一部が挿入されて嵌合した後に、前記光量調整部材の前記第1開口部に、前記レンズの一部が挿入されること、を特徴とするレンズ鏡筒である。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置である。
なお、上記構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
本発明によれば、薄型化及び小型化可能なレンズ鏡筒、撮像装置を提供することができる。
本発明のレンズ鏡筒100及びカメラ1の一実施形態を説明する図である(撮影状態)。 本発明のレンズ鏡筒100及びカメラ1の一実施形態を説明する図である(沈胴状態)。
以下、図面等を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1及び図2は、本発明のレンズ鏡筒100及びカメラ1の一実施形態を説明する図である。図1では、本実施形態のレンズ鏡筒100及びカメラ1の撮影状態(撮影可能な状態)を示し、図2では、本実施形態のレンズ鏡筒100及びカメラ1の沈胴状態(レンズ鏡筒100がカメラ本体200に収納された状態、非撮影状態)を示している。図1及び図2では、本実施形態のレンズ鏡筒100及びカメラ1の縦断面を概念的に示している。
なお、図1を含め以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をX軸プラス方向とする。そして、正位置において上側に向かう方向をY軸プラス方向とし、正位置において光軸OA方向に沿って被写体側をZ軸プラス方向とする。
また、この光軸OA方向(Z軸方向)において、被写体側(Z軸プラス方向)を前面側とし、像側(Z軸マイナス方向)を後面側とする。さらに、光軸OAと平行な方向の移動を「直進」、光軸OA周りの移動を「回転」と呼ぶ。
カメラ1は、レンズ鏡筒100と、カメラ本体200とを備える、所謂、コンパクトカメラである、このレンズ鏡筒100は、その後面側の一部がカメラ本体200に内蔵され、カメラ本体200からの着脱が不可能となっている。
レンズ鏡筒100は、撮影時と、電源スイッチがオフとなった非撮影時とで、その光軸OA方向の全長を変更可能である。レンズ鏡筒100は、撮影時には、図1に示すように、カメラ本体200からその一部が前面側(Z軸プラス側)へ突き出す。この状態を撮影状態という。また、非撮影時には、図2に示すように、その大部分がカメラ本体200に収納される。この状態を沈胴状態という。レンズ鏡筒100は、この沈胴状態で光軸OA方向における全長が最も小さくなる。
レンズ鏡筒100は、1群レンズL1,2群レンズL2,3群レンズL3、固定筒11、回転筒12,16、直進筒13,14,17、1群筒15、2群筒20、3群レンズ枠18、絞りユニット30、シャッタユニット40、撮像素子S等を備えている。
レンズ群(L1〜L3)は、光軸OA方向において、前面側から、1群レンズL1,2群レンズL2,3群レンズL3の順に配置され、3群構成のズームレンズを構成している。
撮像素子Sは、レンズ群(L1〜L3)を透過してきた被写体光を電気信号に変換する光−電気変換素子である。撮像素子Sは、3群レンズL3よりも後面側に位置し、支持部材51に配置された基板52上に固定されている。
この撮像素子Sにより電気信号に変換された被写体像は、カメラ本体200内に配置された図示しないメモリに記録される。
固定筒11は、光軸OA方向の後面側端部が、カメラ本体200に固定された筒体である。固定筒11は、内周面にカム溝11bが形成されている。
回転筒12は、固定筒10の内径側に配置された筒体である。回転筒12は、外周側に、カム溝11bに案内されるカムピン12aを備えている。この回転筒12は、固定筒11に対して光軸OA方向を中心として回転可能であり、かつ、光軸OA方向に沿って前後に移動可能である。
この回転筒12は、図示しないDCモータが駆動されると、図示しないギア列を介してその駆動が伝達され、固定筒11に対して、光軸OAを中心として回転しながら光軸OA方向に沿って前後に移動する。
回転筒12、直進筒13,14,17、1群筒15及び回転筒16は、適宜、互いにカム溝やカムピンが係合しており、回転筒12が駆動されることにより、直進又は回転しながら光軸OA方向に前後に移動可能である。
直進筒13は、回転筒12の内径側に配置された筒体である。直進筒13は、回転筒12と一体となって光軸OA方向に移動するが、光軸OA方向への移動の際は、回転せず、光軸OA方向への直進移動のみを行う。
直進筒14は、直進筒13の内径側に配置された筒体である。この直進筒14は、回転筒12の回転に伴って、光軸OA方向に直進して移動可能である。
1群筒15は、直進筒14の内径側に配置された筒体である。この1群筒15は、その内径側に、1群レンズL1と、1群レンズ枠151とを備えている。この1群筒15は、後述する回転筒16の回転により、光軸OA方向へ直進して移動可能である。
回転筒16は、直進筒14の内径側に配置された筒体である。回転筒16は、直進筒14と一体となって光軸OA方向に移動可能である。また、回転筒16は、光軸OA方向に移動する際には、直進筒14に対して、光軸OAを中心として回転しながら移動する。
直進筒17は、回転筒16の内径側に配置された筒体である。この直進筒17は、回転筒16及び直進筒14と一体となって光軸OA方向に直進して移動可能である。
2群筒20は、回転筒16の内径側に配置された筒体である。2群筒20は、その外周面に、回転筒16の内周面に形成されたカム溝16bに案内されるカムピン20aを備えており、回転筒16の回転に伴って、光軸OA方向に直進して移動可能である。
2群筒20は、その内径側に、光軸OAに直交する方向に凸となるフランジ部21と、このフランジ部21の外径側(2群筒20の内周面側)に位置し光軸OA方向に沿って前面側に伸びる円環状の支持部22とを有している。この支持部22は、その内径側に、後述する絞りユニット30が配置され、これを支持している。
また、2群筒20は、その内径側に、2群レンズ枠23、ボイスコイルモータ24、2群レンズL2、絞りユニット30、シャッタユニット40等を備えている。
2群レンズ枠23は、フランジ部21の内径側に位置し、2群レンズL2を保持する支持体である。2群レンズL2は、防振レンズ(ブレ補正レンズ)であり、2群レンズ枠23は、ボイスコイルモータ24の駆動により、光軸OAに直交する方向に適宜駆動され、手振れ補正を行う。
絞りユニット30は、光軸OA方向において、2群レンズL2及びフランジ部21よりも前面側であって、支持部22の内径側に位置し、その支持部22に支持されている。
絞りユニット30は、開口部31と、複数枚の羽32と、羽32の前面側に位置する円盤状の前板部33と、羽32の後面側に位置する円盤状の後板部34とを有している。この絞りユニット30は、羽32により開口部31の開口径を調整する虹彩絞りであり、2群レンズL2に入光する光量を調整する。
絞りユニット30は、バネ26によりフランジ部21に対して前面側に付勢されている。また、絞りユニット30は、支持部22の内周面22aを、光軸OA方向に沿って摺動可能である。
撮影状態では、絞りユニット30は、図1に示すように、支持部22の前面側に設けられたリング25に当接する位置にある。
また、沈胴状態では、絞りユニット30は、図2に示すように、1群筒15に設けられた後面側に凸となる突起部15aによって、光軸OA方向後面側に押されて移動した位置にある。
シャッタユニット40は、2群レンズL2及びフランジ部21の後面側に配置されている。シャッタユニット40は、開口部41と、複数の羽42と、羽42の前面側に位置する前板部43と、羽42の後面側に位置する後板部44とを有している。シャッタユニット40は、この羽42により開口部41を開放又は遮蔽して撮像素子Sの露光時間を調整する。
前述の2群筒20のフランジ部21の後面側であって支持部22の近傍となる位置には、穴21aが形成され、光軸OA方向後面側に延在するシャフト27が圧入されている。シャッタユニット40は、外径部にこのシャフト27が挿入される孔45を備えており、シャフト27に沿って光軸OA方向に直進して移動可能である。また、シャッタユニット40は、シャフト27の近傍に配置されたバネ29により、フランジ部21に対して、光軸OA方向後面側に付勢されている。
撮影状態では、シャッタユニット40は、図1に示すように、シャフト27の後面側先端部に設けられたリング28に当接する位置にある。
また、沈胴状態では、シャッタユニット40は、図2に示すように、3群レンズ枠18の前面側に凸となる不図示の突起部によって光軸OA方向前面側に押されて移動した位置にある。
3群レンズL3は、フォーカスレンズであり、3群レンズ枠18に支持されている。この3群レンズ枠18は、不図示のステッピングモータ及びリードスクリュー等により、1群レンズL1及び2群レンズL2とは独立して、光軸OA方向に移動し、撮像素子S上に被写体光を合焦させる。
ここで、このレンズ鏡筒100が、撮影状態から沈胴状態となる沈胴動作時と、沈胴状態から撮影状態となる撮影準備動作時における各部材の動き等について説明する。
レンズ鏡筒100は、図1に示す撮影状態から、電源スイッチがオフとなる等により沈胴動作が開始される。沈胴動作が開始すると、図示しないDCモータが駆動され、回転筒12が所定の方向へし、光軸OA方向後面側へ移動する。これに伴い、直進筒13,14,17、回転筒16、1群筒15及び2群筒20は、光軸OA方向後面側へ移動する。また、3群レンズ枠18も、図示しないステッピングモータの駆動により、後面側へ移動する。さらに、羽42が、撮影状態での位置よりも外径側へ退避し、開口部41の径を広げる。
そして、3群レンズ枠18とシャッタユニット40の光軸OA方向における間隙が小さくなり、やがて3群レンズ枠18の前面側に位置する不図示の凸部が、シャッタユニット40の後面側に当接する。
シャッタユニット40は、3群レンズ枠18によって前面側へ押され、光軸OA方向前面側へ移動する。そして、シャッタユニット40と2群レンズ枠23との光軸OA方向の間隙が小さくなり、やがて、2群レンズ枠23の後面側が、シャッタユニット40の開口部41の前面側(即ち、前板部43の開口部)と嵌合する。
これにより、2群レンズ枠23及び2群レンズL2は、その中心が光軸OAに一致するようにセンタリングされてその位置が固定(センターロック)される。
2群レンズ枠23の後面側の外周部には、2群レンズ枠23の外径が、より後面側に向かうにつれて小さくなるような斜面部231が形成されている。また、シャッタユニット40の前板部43の内径側には、開口部41の径がより前面側に向かうにつれて大きくなるように斜面部431が形成されている。
沈胴動作開始時に、手振れ補正等により、2群レンズ枠23の軸と、シャッタユニット40の軸(光軸OAに一致)とがずれていた場合には、この斜面部231,431によって、2群レンズ枠23が、両者の軸が一致するように、かつ、開口部41内へ挿入されるように案内される。
よって、沈胴動作開始時に、2群レンズ枠23の軸と、シャッタユニット40の軸とがずれていた場合に、シャッタユニット40と2群レンズ枠23とがぶつかる等して、嵌合動作が途中で止まったり、2群レンズL2等を傷つけたりすることなく、滑らかに、かつ、すばやく沈胴動作が行える。また、沈胴動作を行うために、予め、シャッタユニット40と2群レンズ枠23のとの軸を合わせる作業等の必要もない。
次に、絞りユニット30が、沈胴動作により後面側へ移動してきた1群筒15の突起部15aに押されて後面側へ移動する。このとき、羽32は、撮影状態での位置よりも外径側へ退避し、開口部31の径を広げる。そして、光軸OA方向における2群レンズ枠23と絞りユニット30との間隙が小さくなり、2群レンズ枠23及び2群レンズL2の前面側の一部が、絞りユニット30の開口部31に挿入される。
以上により、レンズ鏡筒100は、沈胴状態となる。
また、電源スイッチがオンとなる等により、レンズ鏡筒100が沈胴状態から撮影状態となる撮影準備動作時には、各回転筒及び直進筒は、不図示のDCモータで駆動され、光軸OA方向に沿って前面側に適宜移動する。これに伴い、1群筒15,2群筒20,3群レンズ枠18も、光軸OA方向に沿って前面側にそれぞれの所定量だけ移動する。
このとき、1群筒15の前面側への移動に伴い、突起部15aは、絞りユニット30から離れる。これにより、絞りユニット30は、バネ26の付勢力によって、内周面22aに沿って光軸OA方向前面側へ移動し、リング25に当接して撮影状態での位置に到達する。このとき、2群レンズL2は、絞りユニット30の開口部31から抜去される。
また、当接していた3群レンズ枠18がシャッタユニット40から離れるので、シャッタユニット40は、バネ29の付勢力によりシャフト27に沿って光軸OA方向後面側へ移動し、リング28に当接して撮影状態での位置に到達する。
以上により、レンズ鏡筒100は、撮影状態となる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)沈胴状態において、2群レンズ枠23とシャッタユニット40の開口部41とが嵌合し、かつ、2群レンズ枠23及び2群レンズL2の前面側の一部が、絞りユニット30の開口部31に挿入された状態となるので、レンズ鏡筒100の光軸OA方向の全長を短くすることができる。
また、光軸OA方向において、手振れ補正を行う2群レンズL2及び2群レンズ枠23の前面側に絞りユニット30を配置し、後面側にシャッタユニット40を配置することにより、絞りユニット30及びシャッタユニット40を一体としてブレ補正レンズである2群レンズL2の前面側又は後面側に配置した場合に比べ、沈胴動作時の絞りユニット30及びシャッタユニット40の光軸OA方向の移動量を小さくでき、また、絞りユニット30及びシャッタユニット40の開口部31,41の径を小さくすることができる。これにより、レンズ鏡筒100の径方向及び光軸OA方向の寸法を小さくする効果をさらに高めることができる。
(2)沈胴動作において、2群レンズ枠23は、センタリングされ、その軸が光軸OAと一致した状態でシャッタユニット40と嵌合して固定(センターロック)される。
従って、光軸OA方向における2群レンズ枠23の軸と絞りユニット30の軸とのずれ等により、2群レンズ枠23及び2群レンズL2と絞りユニット30がぶつかる等の問題が生じることなく、光軸OA方向後面側へ容易にかつ素早く移動させることができる。
また、一般に、電源スイッチがオフとなった場合、2群レンズ枠23は、ボイスコイルモータ24による駆動を受けないので、手振れ補正時のメカリミット(開口23c)の領域内で自由な状態となる。しかし、上述のように、2群レンズ枠23は、シャッタユニット40と嵌合して固定(センターロック)されるので、容易にかつ安定して素早く絞りユニット30の開口部31に挿入できる。
さらに、2群レンズ枠23の手ブレ補正時の可動範囲(光軸OAに直交する領域)等を考慮して、シャッタユニット40及び絞りユニット30やその開口部41,31等、2群レンズ枠23の周辺部材を大きく設計する必要がなく、レンズ鏡筒100を小径化できる。
さらにまた、図2に示すように、2群レンズ枠23とシャッタユニット40との嵌合部分の径は、2群レンズ枠23の手振れ補正時のメカリミットとなる開口23cの径よりも小さく形成でき、漏光を十分に低減できる。
(3)沈胴動作において、羽32,42が外径側へ退避するので、絞りユニット30の開口部31の径及びシャッタユニット40の開口部41の径は、2群レンズL2の有効径よりも大きくなる。
従って、沈胴動作時に、絞りユニット30やシャッタユニット40の開口部31,41の周縁部や羽32,42等が、2群レンズL2の凸形状等に当たることなく、その光軸OA方向の間隙を縮めることが可能である。
さらに、このとき、絞りユニット30の開口部31の径、シャッタユニット40の開口部41の径は、図1及び図2に示すように、2群レンズ枠23の外径よりも小さくしても、光軸OA方向の間隙を十分縮めることができるので、絞りユニット30及びシャッタユニット40の外径を小型化できる。
以上のことから、本実施形態によれば、沈胴状態でのレンズ鏡筒100の径方向の寸法及び光軸OA方向の全長を、より短くすることができる。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能である。
(1)2群レンズ枠23は、絞りユニット30の開口部31と嵌合する形態としてもよい。この場合、絞りユニット30の後板部34の内周面の後面側の端部に、図示しない斜面部を設けて、嵌合時に2群レンズ枠23を開口部31内へ案内するガイドとしてもよい。
また、シャッタユニット40及び絞りユニット30は、2群レンズ枠23及び2群レンズL2に対して、前面側にシャッタユニット40を配置し、後面側に絞りユニット30を配置する形態としてもよい。
(2)レンズ鏡筒100は、カメラ本体200に対して着脱可能な交換レンズとし、カメラ1は、レンズ交換可能なカメラとしてもよい。この場合、上述の沈胴動作は、交換レンズであるレンズ鏡筒100の縮筒動作として適用される。
(3)絞りユニット30は、ターレット型の絞りや、NDフィルタを備える絞りとしてもよい。
なお、上述の実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態等によって限定されることはない。
1:カメラ、100:レンズ鏡筒、L2:2群レンズ、23:2群レンズ枠、231:斜面部、30:絞りユニット、31開口部、40:シャッタユニット、41:開口部、43:斜面部、OA:光軸

Claims (6)

  1. レンズと、
    前記レンズを支持するレンズ枠と、
    光軸方向に沿って前記レンズの被写体側又は像面側に配置され、第1開口部を透過する光量を調整する光量調整部材と、
    光軸方向に沿って前記レンズの前記光量調整部材が配置された側とは反対側に配置され、第2開口部を開放又は遮蔽することにより露光時間を調整する露光時間調整部材と、
    を備えるレンズ鏡筒であって、
    沈胴状態において、
    前記レンズ枠が、前記光量調整部材の前記第1開口部又は前記露光時間調整部材の前記第2開口部の一方と嵌合し、前記レンズ枠の中心軸を光軸に一致して固定され、
    前記レンズ及び前記レンズ枠の一部が、前記光量調整部材の前記第1開口部又は前記露光時間調整部材の前記第2開口部の他方に挿入されること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 請求項1に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記レンズは、ブレ補正レンズであり、
    前記レンズ及び前記レンズ枠は、光軸方向に直交する方向に移動可能であること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記光量調整部材は、前記第1開口部の開口径を調整することにより光量を調整する虹彩絞りであること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
    前記露光時間調整部材は、前記レンズ枠を前記第2開口部内へ案内するガイド部を有すること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒であって、
    沈胴動作時には、前記露光時間調整部材の前記第2開口部に、前記レンズ枠の一部が挿入されて嵌合した後に、前記光量調整部材の前記第1開口部に、前記レンズの一部が挿入されること、
    を特徴とするレンズ鏡筒。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備える撮像装置。
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