JP2015036077A - 吸収性物品 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、表面と裏面の両方の面から尿等を吸収可能な吸収性物品が開発されている(特許文献1参照)。この吸収性物品は、非通液性シートの両面にそれぞれ吸収体を配置した構成を有している。
従って本発明は、両面から尿等を吸収可能であり、厚みが薄く、かつ折畳みが容易で、折畳むことにより吸収量を調節したり、漏れやすい部分に局所的に装着でき、かつ使用感にも優れた吸収性物品の提供を目的とする。
この吸収性物品によれば、吸収層の上面及び下面を液透過性シート2で覆っているので、吸収層の両面からから尿等を吸収でき、十分な吸収能が得られ、尿が外部に漏れることを防止することができる。又、吸収層は積層されずに面方向に並んでいるので、複数の吸収層を積層する場合に比べて吸収性物品を薄くすることができる。
さらに、吸収層が介在しない離間部にて、吸収性物品を折り畳むことができるので、折り畳むのに大きな力が不要であり、折り畳みが容易である。又、吸収層を折り畳むと、折り目部分が圧縮されて硬い感触になり易いが、離間部Gで折り畳むことで、このような不具合が生じず使用感にも優れる。
そして、吸収性物品を折り畳むことで、着用者の体型や症状に応じて吸収量を調節したり、漏れやすい部分に局所的に吸収性物品を装着することができる。
前記吸収層の厚みが3mm以下であることが好ましい。
前記離間部の間隔が2〜10mmであることが好ましい。
図1、図2に示すように、吸収性物品200は略矩形のシート状をなし、面方向(図2の左右方向)に2個の吸収層210a、210bが離間して並んでいる。吸収層210a、210bは矩形状をなし、吸収層210a、210bの上面及び下面は、それぞれ液透過性シート202A、202Bで覆われている。又、液透過性シート202A、202Bの対向する四隅は全周にわたってホットメルト接着剤等により固定されている。
さらに、各吸収層210a、210bは、吸収性物品200の短辺200Sに沿う方向(図1、図2の左右方向)に互いに離間して1つの離間部Gが形成されている。なお、離間部Gにて対向する液透過性シート202A、202B同士は固定されていてもよく、固定されていなくてもよい。
そして、図3に示すように、吸収層210a、210bが介在しない離間部Gにて、吸収性物品200は短辺200Sの対辺(長辺200L)に沿って二つ折りに折り畳み可能である。
SAPとしては、破砕タイプと、パールタイプ(逆相懸濁重合法により得られるもの)のどちらでも選択できる。
フラッフパルプとしては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプが主に使用できる。また、コットンリンターなどの非木材パルプや熱融着性の合成繊維などを適宜フラッフパルプと混合することもできる。
高吸水性樹脂(SAP)は網目状の分子構造を有し、自重の数百倍の水を吸収してゲル状に膨潤し、その水を保持する機能を有するポリマーである。SAPには、合成ポリマー系と天然物由来系とがあり、合成ポリマー系としては、ポリアクリル酸系、ポリスルホン酸系、アクリルアミド系、ポリビニルアルコール系等が利用でき、天然物由来系としては、デンプン系、セルロース系等が利用できるが、特に限定されずにこれらを適宜用いることができる。
吸収性物品200中のSAPの含有量は、好ましくは30〜600g/m2、より好ましくは30〜400g/m2、もっとも好ましくは30〜200g/m2である。吸水時におけるSAPのゲルブロッキング(膨潤したSAP粒子間での合着)を防止するためには、SAP層は薄い方が好ましいが、SAPの含有量が30g/m2未満であると、吸収層の吸水量が少なすぎる。SAPの含有量が200g/m2以下であれば、ゲルブロッキングは生じない。SAP含有量が200〜400g/m2であると、ゲルブロッキングを生じることがあり、400〜600g/m2であると、ゲルブロッキングを生じる確率はさらに高くなるが、SAPの含有量が600g/m2以下であれば、実用上問題はない。SAPの含有量が600g/m2を超えると、ゲルブロッキングを顕著に生じて実用上難があるので好ましくない。
液体の拡散を促進させるために、吸収層210a、210b表面に熱エンボスを施すことが望ましい。
シート状吸収層としては、例えば2枚の親水性シート(それぞれ坪量が15g/m2以上)の間にSAPをホットメルト接着剤で固定して製造することができる。
し、ホットメルト接着剤で固定する。
離間部Gの間隔が2〜10mmであることが好ましい。離間部Gの間隔が2mm未満であると、離間部Gに沿って折り畳んだときに吸収層210a、210bと干渉するので、折り畳み難くなる傾向にある。離間部Gの間隔が10mmを超えると、吸収層210a、210bの有効な量が減少し、吸収量が低下する場合がある。
さらに、吸収層210a、210bが介在しない離間部Gにて、吸収性物品200を折り畳むことができるので、折り畳むのに大きな力が不要であり、折り畳みが容易である。又、吸収層を折り畳むと、折り目部分が圧縮されて硬い感触になり易いが、離間部Gで折り畳むことで、このような不具合が生じず使用感にも優れる。
そして、吸収性物品を折り畳むことで、着用者の体型や症状に応じて吸収量を調節したり、漏れやすい部分に局所的に吸収性物品を装着することができる。
第2の実施形態においては、各吸収層310a〜310cは、吸収性物品300の短辺300Sに沿う方向(図4の左右方向)に互いに離間し、2つの離間部Gが形成されている。従って、2つの離間部Gにて、吸収性物品300は短辺300Sの対辺(長辺300L)に沿って二つ折り又は三つ折りに折り畳み可能である。
第3の実施形態においては、各吸収層410a、410bは、吸収性物品400の長辺400Lに沿う方向(図5の上下方向)に互いに離間し、1つの離間部Gが形成されている。従って、離間部Gにて、吸収性物品400は長辺400Lの対辺(短辺400S)に沿って二つ折りに折り畳み可能である。
又、吸収性物品400のように短辺400Sに沿って折り畳むタイプは、折り畳むと比較的小さくなるので、パンツ型おむつの排尿位置に的確に装着することができる。
200L、300L、300L 吸収性物品の長辺(一辺)
200S、300S、300S 吸収性物品の短辺(一辺)
202A、202B、302A、302B、402A、402B 液透過性シート
210a、210b、310a、310b、410a、410b 吸収層
G 離間部
Claims (4)
- 複数の吸収層と、前記複数の吸収層の上面及び下面を覆う液透過性シートと、を有する吸収性物品であって、
前記複数の吸収層は、前記吸収性物品の一辺に沿う方向に互いに離間して離間部が形成され、該離間部で折り畳み可能である吸収性物品。 - 前記吸収層は親水性シートに高吸収性樹脂を担持させたシート状吸収層である請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記吸収層の厚みが3mm以下である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
- 前記離間部の間隔が2〜10mmである請求項1〜3のいずれかに記載の吸収性物品。
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2013
- 2013-08-14 JP JP2013168595A patent/JP2015036077A/ja active Pending
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