JP2015035761A - スイッチトキャパシタ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力される信号電圧のコモンモード電圧のばらつきによる全差動オペアンプの入力コモンモード電圧のずれを抑える。【解決手段】制御回路16は、サンプリング期間において、スイッチS2p、S3p、S8pをオフ、スイッチS1p、S4p、S5p、S9pをオン、スイッチS6p、S7pを信号電圧入力側に切り替え、キャパシタCs10p、Cs11p、Cfpに信号電圧Vinpに応じた電荷を設定する。続くフィードバック期間において、スイッチS2p、S3p、S8pをオン、スイッチS1p、S4p、S5p、S9pをオフに切り替え、信号電圧Vinp、Vinmのコモンモード電圧とコモン電圧Vcomとの差電圧ΔVに応じて、スイッチS6p、S7pにより基準電圧VrefpまたはVrefmを選択する。反転の信号入力端子側も同様に制御する。オペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxを、オペアンプ15の増幅率が高い所定の電圧範囲内とした状態で信号電圧Vinp、Vinmを増幅できる。【選択図】図1
Description
本発明は、差動増幅を行うスイッチトキャパシタ回路に関する。
センサ回路の一つである抵抗式圧力センサは、定電流で駆動される抵抗ブリッジにより構成されている。このセンサ回路は、圧力に応じた差動電圧からなるセンサ信号を出力する。電子制御装置は、この微小なセンサ信号を増幅するため、スイッチトキャパシタ回路を用いた増幅回路を備えている。この場合、回路面積および消費電流を低減するため、巡回型のA/D変換器を増幅回路として動作させる工夫を施したものがある(特許文献1参照)。
上記スイッチトキャパシタ回路は、全差動オペアンプを備えている。このオペアンプのゲインを高く維持するには、その入力コモンモード電圧を、例えば電源電圧の1/2付近の値に設定されたコモン電圧に等しくなるように動作させることが好ましい。入力側にコモンモードフィードバックループを持たない構成では、信号電圧のコモンモード電圧が増幅回路のコモン電圧に等しいときに、オペアンプの入力コモンモード電圧が増幅回路のコモン電圧に等しくなるようにバイアス設定がされている。
しかし、ブリッジ抵抗やそれを駆動する定電流のばらつきに起因して、信号電圧のコモンモード電圧が増幅回路のコモン電圧と異なると、オペアンプの入力コモンモード電圧が上記コモン電圧から外れる。センサ回路のコモンモード電圧と増幅回路のコモン電圧との乖離が大きくなると、オペアンプのゲインが減少して増幅精度の低下を招くことが懸念される。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、入力される信号電圧のコモンモード電圧のばらつきによる全差動オペアンプの入力コモンモード電圧のずれを抑えることができるスイッチトキャパシタ回路を提供することにある。
請求項1に記載したスイッチトキャパシタ回路は、非反転の信号入力端子および反転の信号入力端子から入力した差動形式の信号電圧を全差動オペアンプを用いて増幅し、その増幅電圧を全差動オペアンプの非反転の出力端子および反転の出力端子から出力する。このスイッチトキャパシタ回路は、非反転の信号入力端子、全差動オペアンプの反転の入力端子および非反転の出力端子の側と、反転の信号入力端子、全差動オペアンプの非反転の入力端子および反転の出力端子の側とについて、それぞれ、サンプリングキャパシタ、フィードバックキャパシタおよび第1〜第5スイッチを備えている。さらに、第1〜第5スイッチのオンオフ状態を制御する制御手段を備えている。
第1スイッチは、サンプリングキャパシタおよびフィードバックキャパシタの各一端と信号入力端子との間に設けられている。第2スイッチは、サンプリングキャパシタおよびフィードバックキャパシタの各他端とオペアンプの入力端子との間に設けられている。第3スイッチは、サンプリングキャパシタおよびフィードバックキャパシタの各他端と一定のコモン電圧を持つコモン電圧線との間に設けられている。第4スイッチは、サンプリングキャパシタの一端に複数の基準電圧の中から選択した基準電圧を印加する。第5スイッチは、フィードバックキャパシタの一端と全差動オペアンプの出力端子との間に設けられている。
制御手段は、サンプリング期間において、第1、第3スイッチをオンし、第2、第4、第5スイッチをオフして、サンプリングキャパシタとフィードバックキャパシタに信号電圧に応じた電荷を設定する。制御手段は、続くフィードバック期間において、第1、第3スイッチをオフし、第2、第5スイッチをオンし、第4スイッチにより信号電圧のコモンモード電圧とコモン電圧との差電圧に応じた基準電圧を選択する。
この場合、サンプリングキャパシタの一端に印加する基準電圧が高いほど、或いは高い基準電圧を印加するサンプリングキャパシタの数が多いほど、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧が上昇する。基準電圧を選択可能な構成としたことにより、スイッチトキャパシタ回路は、信号電圧のコモンモード電圧にかかわらず、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧が全差動オペアンプの増幅率を高く維持可能な所定の電圧範囲内となる状態で信号電圧を増幅することができる。
請求項2記載の手段によれば、サンプリングキャパシタは、他端が共通に接続された複数のキャパシタから構成されている。第4スイッチは、サンプリングキャパシタを構成する複数のキャパシタごとに独立して設けられている。この構成によれば、フィードバック期間において、各サンプリングキャパシタに印加する基準電圧の組み合わせを種々に変えることにより、増幅動作時の全差動オペアンプの入力コモンモード電圧をより細かく設定できる。
請求項3記載の手段を用いると、サンプリングキャパシタが静電容量Csを有する2つのキャパシタから構成されており、フィードバックキャパシタが静電容量Cfを有する1つのキャパシタから構成されており、第4スイッチにより選択可能な基準電圧が0Vと2Vcom(Vcomはコモン電圧)である場合、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧Vxの具体的な値が明らかになる。
すなわち、フィードバック期間において第4スイッチにより基準電圧2Vcomが選択されるキャパシタの数をx(x=0,1,2)、信号電圧のコモンモード電圧とコモン電圧との差電圧をΔVとすれば、制御手段は、フィードバック期間において、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧
Vx=(2x+Cf/Cs)/(2+Cf/Cs)×Vcom−ΔV
が所定の電圧範囲内となるように第4スイッチによる基準電圧の選択を行う。これにより、差電圧ΔVに応じてxを適切に制御でき、入力コモンモード電圧Vxを所定の電圧範囲内に制御することができる。また、差電圧ΔVの範囲が既知であれば、予めCf/Csの値を最適化しておくことができる。
Vx=(2x+Cf/Cs)/(2+Cf/Cs)×Vcom−ΔV
が所定の電圧範囲内となるように第4スイッチによる基準電圧の選択を行う。これにより、差電圧ΔVに応じてxを適切に制御でき、入力コモンモード電圧Vxを所定の電圧範囲内に制御することができる。また、差電圧ΔVの範囲が既知であれば、予めCf/Csの値を最適化しておくことができる。
請求項4記載の手段によれば、非反転の信号入力端子、全差動オペアンプの反転の入力端子および非反転の出力端子の側と、反転の信号入力端子、全差動オペアンプの非反転の入力端子および反転の出力端子の側とについて、それぞれ、調整キャパシタと第6スイッチとを備えている。第6スイッチは、調整キャパシタの一端に複数の基準電圧の中から選択した基準電圧を印加する。これに伴い、第2スイッチは、さらに調整キャパシタの各他端とオペアンプの入力端子との間に設けられている。第3スイッチは、さらに調整キャパシタの各他端とコモン電圧線との間に設けられている。
制御手段は、サンプリング期間において、第1〜第5スイッチの切り替えに加え、第6スイッチにより信号電圧のコモンモード電圧とコモン電圧との差電圧に応じた第1基準電圧V1を選択して調整キャパシタに初期電荷を設定する。制御手段は、フィードバック期間において、第1〜第5スイッチの切り替えに加え、第6スイッチにより上記差電圧に応じた第2基準電圧V2を選択する。調整キャパシタを設けることにより、スイッチトキャパシタ回路は、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧が一層好ましい値となる状態で信号電圧を増幅することができる。
請求項5記載の手段を用いると、サンプリングキャパシタが静電容量Csを有する2つのキャパシタから構成されており、フィードバックキャパシタが静電容量Cfを有する1つのキャパシタから構成されており、調整キャパシタが静電容量Ccmを有するキャパシタから構成されており、第4スイッチにより選択可能な基準電圧が0Vと2Vcom(Vcomはコモン電圧)である場合、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧Vxの具体的な値が明らかになる。
すなわち、フィードバック期間において第4スイッチにより基準電圧2Vcomが選択されるキャパシタの数をx(x=0,1,2)、信号電圧のコモンモード電圧とコモン電圧との差電圧をΔVとすれば、制御手段は、フィードバック期間において、全差動オペアンプの入力コモンモード電圧
が所定の電圧範囲内となるように第4スイッチによる基準電圧の選択および第6スイッチによる第1基準電圧V1と第2基準電圧V2の選択を行う。これにより、差電圧ΔVに応じてxと第1、第2基準電圧V1、V2とを適切に制御でき、入力コモンモード電圧Vxを所定の電圧範囲内で一層好ましい値に制御することができる。
請求項6記載の手段によれば、調整キャパシタは、容量値を変更可能に構成されている。これにより、入力コモンモード電圧Vxを一層好ましい値に制御することができる。
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図1から図4を参照しながら説明する。図2に示すように、IC11に形成された増幅回路12は、圧力センサ13から出力されるセンサ信号を増幅する。図示しないが、IC11は、増幅したセンサ信号をA/D変換するA/D変換器も備えている。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について図1から図4を参照しながら説明する。図2に示すように、IC11に形成された増幅回路12は、圧力センサ13から出力されるセンサ信号を増幅する。図示しないが、IC11は、増幅したセンサ信号をA/D変換するA/D変換器も備えている。
圧力センサ13は、ダイアフラム上にホイートストンブリッジを構成するように形成されたピエゾ抵抗素子13a〜13dを備えている。定電流回路14は、ブリッジ回路に定電流を流すバイアス回路である。圧力センサ13は、圧力に応じた差動形式の信号電圧からなるセンサ信号を出力する。
図1に示すように、増幅回路12は、非反転信号入力端子12aと反転信号入力端子12bから入力した信号電圧Vinp、Vinmを増幅し、増幅した電圧Vop、Vomを非反転信号出力端子12cと反転信号出力端子12dから出力するスイッチトキャパシタ回路である。増幅回路12は、全差動オペアンプ15(以下、オペアンプ15と称す)、サンプリングキャパシタCs10p、Cs11p、Cs10m、Cs11m、フィードバックキャパシタCfp、Cfm、スイッチS1p〜S9p、S1m〜S9mおよび制御回路16を備えている。スイッチS1p〜S9p、S1m〜S9mは、MOSトランジスタで構成されたアナログスイッチである。
制御回路16は、サンプリング期間とそれに続くフィードバック期間において、スイッチS1p〜S9p、S1m〜S9mのオンオフ状態を切り替えることで増幅動作を行う。サンプリング期間は、キャパシタCs10p、Cs11p、Cfpに信号電圧Vinpに応じた電荷を設定し、キャパシタCs10m、Cs11m、Cfmに信号電圧Vinmに応じた電荷を設定する期間である。フィードバック期間は、全差動オペアンプ15にフィードバックキャパシタCfp、Cfmを介してフィードバックをかけることで電荷再分配を行う期間である。
本実施形態では、非反転信号入力端子12a側および反転信号入力端子12b側について、2個ずつのサンプリングキャパシタCs10p、Cs11pおよびCs10m、Cs11mを備えている。各サンプリングキャパシタCs10p、Cs11p、Cs10m、Cs11mに対応して、それぞれスイッチS6p、S7p、S6m、S7mが設けられている。非反転信号入力端子12a、オペアンプ15の反転入力端子および非反転出力端子の側と、反転信号入力端子12b、オペアンプ15の非反転入力端子および反転出力端子の側とは対称の接続構成を持つので、ここでは前者の側の接続構成について説明する。
サンプリングキャパシタCs10p、Cs11pの各一端は、それぞれ第1スイッチS6p、S7pと第1スイッチS1pを直列に介して非反転信号入力端子12aに接続されている。フィードバックキャパシタCfpの一端も、第1スイッチS1pを介して非反転信号入力端子12aに接続されている。サンプリングキャパシタCs10p、Cs11pの各他端は、共通に接続されており、第2スイッチS2pを介してオペアンプ15の反転入力端子に接続されている。フィードバックキャパシタCfpの他端は、第2スイッチS3pを介してオペアンプ15の反転入力端子に接続されている。
サンプリングキャパシタCs10p、Cs11pの各他端と、一定のコモン電圧Vcomを持つコモン電圧線17との間には、第3スイッチS4pが接続されている。フィードバックキャパシタCfpの他端とコモン電圧線17との間には、第3スイッチS5pが接続されている。サンプリングキャパシタCs10p、Cs11pの各一端には、それぞれ第4スイッチS6p、S7pを介して基準電圧Vrefp、Vrefmが与えられるようになっている。すなわち、スイッチS6p、S7pは、第1スイッチおよび第4スイッチとして機能する。
フィードバックキャパシタCfpの一端は、第5スイッチS8pを介してオペアンプ15の非反転出力端子(非反転信号出力端子12c)に接続されている。オペアンプ15の反転入力端子と非反転出力端子との間には、サンプリング期間中の出力電圧Vopを固定するためのスイッチS9pが接続されている。
以上説明した増幅回路12にA/D変換回路を付加し、巡回型A/D変換器としても動作可能に構成することができる。この場合、スイッチS1p、S8pおよびスイッチS1m、S8mは、それぞれ信号電圧Vinp、Vinmとオペアンプ15の出力電圧Vop、Vomとの何れか一方を選択してA/D変換回路に与える切替スイッチとして機能する。増幅回路12におけるその他の構成部分は、マルチプライングD/A変換器(残余電圧生成回路)として機能する。マルチプライングD/A変換器は、A/D変換回路の入力電圧と、A/D変換回路のデジタル値をD/A変換して得たアナログ電圧との差電圧を増幅した電圧(残余電圧)を生成し、サンプルホールドして巡回させるものである。この構成を採用すれば、増幅とA/D変換とを共通の回路を用いて実行できる。
次に、本実施形態の作用について図3および図4も参照しながら説明する。コモン電圧Vcomは、電源電圧Vdd(例えば5V)の1/2(例えば2.5V)に設定されているものとする。圧力センサ13から増幅回路12に入力される信号電圧Vinp、Vinmは、それぞれ(1)式、(2)式となる。Vsp、Vsmは差動の圧力信号であり、ΔVは圧力センサ13におけるコモンモード電圧の変動分である。
Vinp=Vsp+Vcom+ΔV …(1)
Vinm=Vsm+Vcom+ΔV …(2)
Vinp=Vsp+Vcom+ΔV …(1)
Vinm=Vsm+Vcom+ΔV …(2)
信号電圧Vinp、Vinmのコモンモード電圧は、ピエゾ抵抗素子13a〜13dの抵抗値のばらつき、定電流回路14の出力電流値のばらつきなどにより変動する。例えば、ピエゾ抵抗素子13a、13cの抵抗値がRs−ΔRsであり、定電流値がIs+ΔIsである場合、ΔVは(3)式のようになる。
ΔV=ΔRs・Is/2+Rs・ΔIs/2−ΔRs・ΔIs/2 …(3)
ΔV=ΔRs・Is/2+Rs・ΔIs/2−ΔRs・ΔIs/2 …(3)
信号電圧Vinp、Vinmのコモンモード電圧がコモン電圧Vcomからずれると、オペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxがコモン電圧Vcomからずれる。オペアンプ15は、入力コモンモード電圧Vxがコモン電圧Vcomを挟んで所定の電圧範囲内にあるときに高い増幅率を持つ。本実施形態では、フィードバック期間における入力コモンモード電圧Vxがコモン電圧Vcomに近付くように増幅回路12を動作させる。
制御回路16は、サンプリング期間とフィードバック期間において、図3に示すようにスイッチS1p〜S9p、S1m〜S9mを切り替える。非反転信号入力端子12a、オペアンプ15の反転入力端子および非反転出力端子の側の各スイッチと、反転信号入力端子12b、オペアンプ15の非反転入力端子および反転出力端子の側の対応する各スイッチは、同じオンオフ状態となる。スイッチS6p、S6m、S7p、S7mのsampleとは、非反転信号入力端子12a側および反転信号入力端子12b側に切り替えることを示している。
図1は、サンプリング期間におけるスイッチの切り替え状態を示している。このサンプリング期間では、キャパシタCs10p、Cs11p、Cfpの一端が非反転信号入力端子12aに接続され、他端がコモン電圧線17に接続される。このとき、キャパシタCs10p、Cs11p、Cfpには信号電圧Vinpに応じた電荷が設定される。全電荷Qspは(4)式となる。
Qsp=(Cs10p+Cs11p+Cfp)(Vinp−Vcom) …(4)
Qsp=(Cs10p+Cs11p+Cfp)(Vinp−Vcom) …(4)
同様に、キャパシタCs10m、Cs11m、Cfmの一端が反転信号入力端子12bに接続され、他端がコモン電圧線17に接続される。このとき、キャパシタCs10m、Cs11m、Cfmには信号電圧Vinmに応じた電荷が設定される。全電荷Qsmは(5)式となる。
Qsm=(Cs10m+Cs11m+Cfm)(Vinm−Vcom) …(5)
Qsm=(Cs10m+Cs11m+Cfm)(Vinm−Vcom) …(5)
フィードバック期間では、信号電圧Vinp、Vinmが遮断されるとともに、キャパシタCs10p、Cs11p、CfpおよびキャパシタCs10m、Cs11m、Cfmがコモン電圧線17から切り離され、オペアンプ15の入出力間にフィードバックキャパシタCfp、Cfmが接続される。サンプリングキャパシタCs10p、Cs10mの一端には、スイッチS6p、S6mを介して基準電圧VrefpまたはVrefmが印加される。サンプリングキャパシタCs11p、Cs11mの一端にも、スイッチS7p、S7mを介して基準電圧VrefpまたはVrefmが印加される。
スイッチS6p、S7pにより基準電圧Vrefpが選択されるサンプリングキャパシタの数をx(x=0、1、2)とすれば、キャパシタCs10p、Cs11p、Cfpの全電荷QgpおよびキャパシタCs10m、Cs11m、Cfmの全電荷Qgmは(6)式、(7)式となる。ただし、Cs10p=Cs11p、Cs10m=Cs11mである。Vxp、Vxmは、それぞれオペアンプ15の非反転入力端子、反転入力端子の入力電圧である。
Qgp=xCs10p(Vrefp−Vxm)+(2−x)Cs11p(Vrefm−Vxm)+Cfp(Vop−Vxm) …(6)
Qgm=xCs10m(Vrefp−Vxp)+(2−x)Cs11m(Vrefm−Vxp)+Cfm(Vom−Vxp) …(7)
Qgm=xCs10m(Vrefp−Vxp)+(2−x)Cs11m(Vrefm−Vxp)+Cfm(Vom−Vxp) …(7)
電荷保存則からQsp=Qgp、Qsm=Qgmが成立する。ここで、Vxp=Vxm=Vx、Cfp=Cfm=Cf、Cs10p=Cs11p=Cs10m=Cs11m=Csとすると、以下の(8)式、(9)式が成立する。
(2Cs+Cf)(Vinp−Vcom)=xCs(Vrefp−Vx)+(2−x)Cs(Vrefm−Vx)+Cf(Vop−Vx) …(8)
(2Cs+Cf)(Vinm−Vcom)=xCs(Vrefp−Vx)+(2−x)Cs(Vrefm−Vx)+Cf(Vom−Vx) …(9)
(2Cs+Cf)(Vinm−Vcom)=xCs(Vrefp−Vx)+(2−x)Cs(Vrefm−Vx)+Cf(Vom−Vx) …(9)
(8)式から(9)式を減算すると、出力電圧(Vop−Vom)は(10)式になる。すなわち、増幅回路12のゲインは1+2Cs/Cfとなる。
Vop−Vom=(1+2Cs/Cf)(Vinp−Vinm) …(10)
Vop−Vom=(1+2Cs/Cf)(Vinp−Vinm) …(10)
一方、(8)式と(9)式を加算してオペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxを求める。ここで、Vrefp=2Vcom、Vrefm=0Vとし、(1)式と(2)式の加算から得られる(11)式と、オペアンプ15の出力コモンモード電圧に関する(12)式とを適用すると、(13)式が得られる。ΔVは、信号電圧Vinp、Vinmのコモンモード電圧とコモン電圧Vcomとの差電圧である。
Vinp+Vinm=Vsp+Vsm+2Vcom+2ΔV=2Vcom+2ΔV …(11)
Vop+Vom=2Vcom …(12)
Vx=(2x+Cf/Cs)/(2+Cf/Cs)×Vcom−ΔV …(13)
Vop+Vom=2Vcom …(12)
Vx=(2x+Cf/Cs)/(2+Cf/Cs)×Vcom−ΔV …(13)
この(13)式によれば、オペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxは、xとCf/Csに依存して定まり、差電圧ΔVだけ低電位側にシフトすることが分かる。図4は、(13)式の第1項、つまり差電圧ΔVがゼロのときの入力コモンモード電圧Vxを表している。VcomはVdd/2(=2.5V)である。横軸は容量比Cf/Csであり、図中に描かれた3本の線は、x=0、x=1、x=2の場合を表している。
x=1となるように基準電圧を選択すると、Cf/Csの値にかかわらず入力コモンモード電圧Vxがコモン電圧Vcomに等しくなる。また、例えばCf/Csが2の場合、x=2となるように基準電圧を選択すると、入力コモンモード電圧Vxは3/2×Vcomとなり、x=0となるように基準電圧を選択すると、入力コモンモード電圧Vxは1/2×Vcomとなる。
従って、差電圧ΔVがゼロの場合には、x=1とすることで入力コモンモード電圧Vxがコモン電圧Vcomに等しくなる。これに対し、差電圧ΔVが正となる場合には、x=1またはx=2とすることで入力コモンモード電圧Vxをコモン電圧Vcomに近付けることができる。差電圧ΔVが負となる場合には、x=1またはx=0とすることで入力コモンモード電圧Vxをコモン電圧Vcomに近付けることができる。
制御回路16は、Cf/Csが2の場合、(13)式に基づいてしきい値電圧を±Vcom/4に定め、差電圧ΔVが+Vcom/4よりも高い場合にはx=2となるように基準電圧を選択し、差電圧ΔVが−Vcom/4よりも低い場合にはx=0となるように基準電圧を選択する。その結果、差電圧ΔVが±3/4×Vcomの範囲内であれば、フィードバック期間におけるオペアンプ15の入力コモンモード電圧VxをVcom±Vcom/4の範囲内とすることができる。
以上説明したように、本実施形態の増幅回路12は、フィードバック期間におけるサンプリングキャパシタCs10p、Cs11pおよびサンプリングキャパシタCs10m、Cs11mの各一端に与える基準電圧を変更可能に構成されている。この基準電圧は、オフセット電圧として作用して、増幅時におけるオペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxを変更する。
従って、増幅回路12は、信号電圧Vinp、Vinmのコモンモード電圧とコモン電圧Vcomとの差電圧ΔVに応じた基準電圧を選択することにより、差電圧ΔVのばらつきによる入力コモンモード電圧Vxのずれを抑制することができる。その結果、入力コモンモード電圧Vxを、オペアンプ15の増幅率が高い電圧範囲内とした状態で、信号電圧Vinp、Vinmを増幅できる。これにより、オペアンプ15の増幅率の減少による増幅精度の低下を防止することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図5および図6を参照しながら説明する。本実施形態の増幅回路18は、図1に示した増幅回路12に対し、さらに調整キャパシタCcmp、Ccmmと第6スイッチS10p、S10mを備えている。
次に、第2の実施形態について図5および図6を参照しながら説明する。本実施形態の増幅回路18は、図1に示した増幅回路12に対し、さらに調整キャパシタCcmp、Ccmmと第6スイッチS10p、S10mを備えている。
調整キャパシタCcmpの一端には、第6スイッチS10pを介して基準電圧Vrefp、Vrefmおよびコモン電圧Vcomの中から選択した基準電圧が与えられる。調整キャパシタCcmp、Ccmmにとって、コモン電圧Vcomも基準電圧の一つである。調整キャパシタCcmpの他端は、サンプリングキャパシタCs10p、Cs11pの他端と接続されている。従って、第2スイッチS2pは、調整キャパシタCcmpの他端をオペアンプ15の反転入力端子に接続する機能も有する。第3スイッチS4pは、調整キャパシタCcmpの他端をコモン電圧線17に接続する機能も有する。調整キャパシタCcmmと第6スイッチS10mの構成も同様である。
図6に示すように、制御回路16は、第1の実施形態と同様にスイッチS1p〜S9p、S1m〜S9mを切り替える。制御回路16は、サンプリング期間において、第6スイッチS10p、S10mにより第1基準電圧V1(基準電圧Vrefp、Vrefmまたはコモン電圧Vcom)を選択し、調整キャパシタCcmp、Ccmmに初期電荷を設定する。このとき、キャパシタCs10p、Cs11p、Cfp、Ccmpの全電荷Qspは(14)式となり、キャパシタCs10m、Cs11m、Cfm、Ccmmの全電荷Qsmは(15)式となる。
Qsp=(Cs10p+Cs11p+Cfp)(Vinp−Vcom)+Ccmp(V1−Vcom) …(14)
Qsm=(Cs10m+Cs11m+Cfm)(Vinm−Vcom)+Ccmm(V1−Vcom) …(15)
Qsm=(Cs10m+Cs11m+Cfm)(Vinm−Vcom)+Ccmm(V1−Vcom) …(15)
制御回路16は、フィードバック期間において、既述した差電圧ΔVに応じた第2基準電圧V2(基準電圧Vrefp、Vrefmまたはコモン電圧Vcom)を第6スイッチS10p、S10mにより選択する。このとき、全電荷Qgp、Qgmは、それぞれ(16)式、(17)式となる。ただし、Cs10p=Cs11p、Cs10m=Cs11mである。
Qgp=xCs10p(Vrefp−Vxm)+(2−x)Cs11p(Vrefm−Vxm)+Cfp(Vop−Vxm)+Ccmp(V2−Vxm) …(16)
Qgm=xCs10m(Vrefp−Vxp)+(2−x)Cs11m(Vrefm−Vxp)+Cfm(Vom−Vxp)+Ccmm(V2−Vxp) …(17)
Qgm=xCs10m(Vrefp−Vxp)+(2−x)Cs11m(Vrefm−Vxp)+Cfm(Vom−Vxp)+Ccmm(V2−Vxp) …(17)
電荷保存則からQsp=Qgp、Qsm=Qgmが成立する。ここで、第1の実施形態と同様に、Vxp=Vxm=Vx、Cfp=Cfm=Cf、Cs10p=Cs11p=Cs10m=Cs11m=Cs、Ccmp=Ccmm=Ccmとすると、以下の(18)式、(19)式が成立する。
(2Cs+Cf)(Vinp−Vcom)+Ccm(V1−Vcom)=xCs(Vrefp−Vx)+(2−x)Cs(Vrefm−Vx)+Cf(Vop−Vx)+Ccm(V2−Vx) …
(18)
(2Cs+Cf)(Vinm−Vcom)+Ccm(V1−Vcom)=xCs(Vrefp−Vx)+(2−x)Cs(Vrefm−Vx)+Cf(Vom−Vx)+Ccm(V2−Vx) …(19)
(18)
(2Cs+Cf)(Vinm−Vcom)+Ccm(V1−Vcom)=xCs(Vrefp−Vx)+(2−x)Cs(Vrefm−Vx)+Cf(Vom−Vx)+Ccm(V2−Vx) …(19)
(18)式と(19)式を第1の実施形態と同様に加算すると、オペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxは(20)式のようになる。
制御回路16は、この(20)式に基づいて、差電圧ΔVに応じたxと基準電圧V1、V2を選択することにより、オペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxをコモン電圧Vcomに近付けることができる。ここで、x=1の場合を考えると、入力コモンモード電圧Vxは(21)式のようになる。入力コモンモード電圧Vxをコモン電圧Vcomに近付けるためには、(21)式の第2項がゼロに近付くようにxと基準電圧V1、V2を選択すればよい。
以上説明した本実施形態によれば、調整キャパシタCcmp、Ccmmを用いることにより、オペアンプ15の入力コモンモード電圧Vxをより細かく調整することができる。この場合、調整キャパシタCcmp、Ccmmの容量値は、サンプリングキャパシタCs10p、Cs10m、Cs11p、Cs11mの容量値に比べ小さく設定すればよい。さらに、並列接続するキャパシタの数を変更することにより容量値を変更可能に構成した調整キャパシタCcmp、Ccmmを用いることにより、入力コモンモード電圧Vxを一層細かく調整することができる。その他、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
サンプリングキャパシタは、少なくとも1つ備えていればよい。
第4スイッチS6p、S6m、S7p、S7mにより切り替え可能な基準電圧はVrefp、Vrefmに限られず、切り替え可能な基準電圧の数は3以上であってもよい。第6スイッチS10p、S10mにより切り替え可能な基準電圧はVrefp、Vrefm、Vcomに限られず、切り替え可能な基準電圧の数は2または4以上であってもよい。
第4スイッチS6p、S6m、S7p、S7mにより切り替え可能な基準電圧はVrefp、Vrefmに限られず、切り替え可能な基準電圧の数は3以上であってもよい。第6スイッチS10p、S10mにより切り替え可能な基準電圧はVrefp、Vrefm、Vcomに限られず、切り替え可能な基準電圧の数は2または4以上であってもよい。
オペアンプ15が高い増幅率を維持可能な電圧範囲が、オペアンプ15の差動対トランジスタの形式または導電型に応じて電源電圧Vddの1/2付近からずれている場合には、フィードバック期間において目標とする入力コモンモード電圧Vxを当該ずれに応じて変更すればよい。また、コモン電圧VcomはVdd/2に限られない。上記電圧範囲に合わせて適宜変更することができる。
図面中、12、18は増幅回路(スイッチトキャパシタ回路)、12a、18aは非反転の信号入力端子、12b、18bは反転の信号入力端子、15は全差動オペアンプ、16は制御回路(制御手段)、17はコモン電圧線、Cs10p、Cs10m、Cs11p、Cs11mはサンプリングキャパシタ、Cfp、Cfmはフィードバックキャパシタ、Ccmp、Ccmmは調整キャパシタ、S1p、S1mは第1スイッチ、S2p、S2m、S3p、S3mは第2スイッチ、S4p、S4m、S5p、S5mは第3スイッチ、S6p、S6m、S7p、S7mは第1、第4スイッチ、S8p、S8mは第5スイッチ、S10p、S10mは第6スイッチである。
Claims (6)
- 非反転の信号入力端子(12a,18a)および反転の信号入力端子(12b,18b)から入力した差動形式の信号電圧を全差動オペアンプ(15)を用いて増幅し、その増幅電圧を前記全差動オペアンプの非反転の出力端子および反転の出力端子から出力するスイッチトキャパシタ回路において、
前記非反転の信号入力端子、前記全差動オペアンプの反転の入力端子および非反転の出力端子の側と、前記反転の信号入力端子、前記全差動オペアンプの非反転の入力端子および反転の出力端子の側とについて、それぞれ、
サンプリングキャパシタ(Cs10p,Cs11p,Cs10m,Cs11m)と、
フィードバックキャパシタ(Cfp,Cfm)と、
前記サンプリングキャパシタおよび前記フィードバックキャパシタの各一端と前記信号入力端子との間に設けられた第1スイッチ(S1p,S6p,S7p,S1m,S6m,S7m)と、
前記サンプリングキャパシタおよび前記フィードバックキャパシタの各他端と前記オペアンプの入力端子との間に設けられた第2スイッチ(S2p,S3p,S2m,S3m)と、
前記サンプリングキャパシタおよび前記フィードバックキャパシタの各他端と一定のコモン電圧を持つコモン電圧線(17)との間に設けられた第3スイッチ(S4p,S5p,S4m,S5m)と、
前記サンプリングキャパシタの一端に複数の基準電圧の中から選択した基準電圧を印加する第4スイッチ(S6p,S7p,S6m,S7m)と、
前記フィードバックキャパシタの一端と前記全差動オペアンプの出力端子との間に設けられた第5スイッチ(S8p,S8m)とを備え、さらに、
サンプリング期間において、前記第1、第3スイッチをオンし、前記第2、第4、第5スイッチをオフして、前記サンプリングキャパシタと前記フィードバックキャパシタに前記信号電圧に応じた電荷を設定し、フィードバック期間において、前記第1、第3スイッチをオフし、前記第2、第5スイッチをオンし、前記第4スイッチにより前記信号電圧のコモンモード電圧と前記コモン電圧との差電圧に応じた基準電圧を選択することにより、前記全差動オペアンプの入力コモンモード電圧が前記全差動オペアンプの増幅率を高く維持可能な所定の電圧範囲内となる状態で前記信号電圧を増幅する制御手段(16)を備えていることを特徴とするスイッチトキャパシタ回路。 - 前記サンプリングキャパシタは、他端が共通に接続された複数のキャパシタから構成されており、前記第4スイッチは、前記サンプリングキャパシタを構成する複数のキャパシタごとに独立して設けられていることを特徴とする請求項1記載のスイッチトキャパシタ回路。
- 前記サンプリングキャパシタは、静電容量Csを有する2つのキャパシタから構成されており、前記フィードバックキャパシタは、静電容量Cfを有する1つのキャパシタから構成されており、前記第4スイッチにより選択可能な基準電圧は0Vと2Vcom(Vcomは前記コモン電圧)である場合、前記フィードバック期間において前記第4スイッチにより基準電圧2Vcomが選択されるキャパシタの数をx(x=0,1,2)、前記差電圧をΔVとすれば、前記制御手段は、前記フィードバック期間において、前記全差動オペアンプの入力コモンモード電圧
Vx=(2x+Cf/Cs)/(2+Cf/Cs)×Vcom−ΔV
が前記所定の電圧範囲内となるように前記第4スイッチによる基準電圧の選択を行うことを特徴とする請求項2記載のスイッチトキャパシタ回路。 - 前記非反転の信号入力端子、前記全差動オペアンプの反転の入力端子および非反転の出力端子の側と、前記反転の信号入力端子、前記全差動オペアンプの非反転の入力端子および反転の出力端子の側とについて、それぞれ、
調整キャパシタ(Ccmp,Ccmm)と、
前記調整キャパシタの一端に複数の基準電圧の中から選択した基準電圧を印加する第6スイッチ(S10p,S10m)とを備え、
前記第2スイッチは、さらに前記調整キャパシタの各他端と前記オペアンプの入力端子との間に設けられ、
前記第3スイッチは、さらに前記調整キャパシタの各他端と前記コモン電圧線との間に設けられ、
前記制御手段は、前記サンプリング期間において、前記第6スイッチにより前記差電圧に応じた第1基準電圧V1を選択して前記調整キャパシタに初期電荷を設定し、前記フィードバック期間において、前記差電圧に応じた第2基準電圧V2を選択することにより、前記全差動オペアンプの入力コモンモード電圧が前記所定の電圧範囲内となる状態で前記信号電圧を増幅することを特徴とする請求項1または2記載のスイッチトキャパシタ回路。 - 前記サンプリングキャパシタは、静電容量Csを有する2つのキャパシタから構成されており、前記フィードバックキャパシタは、静電容量Cfを有する1つのキャパシタから構成されており、前記調整キャパシタは、静電容量Ccmを有するキャパシタから構成されており、前記第4スイッチにより選択可能な基準電圧は0Vと2Vcom(Vcomは前記コモン電圧)である場合、前記フィードバック期間において前記第4スイッチにより基準電圧2Vcomが選択されるキャパシタの数をx(x=0,1,2)、前記差電圧をΔVとすれば、前記制御手段は、前記フィードバック期間において、前記全差動オペアンプの入力コモンモード電圧
- 前記調整キャパシタは、容量値を変更可能に構成されていることを特徴とする請求項4または5記載のスイッチトキャパシタ回路。
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CN114035635A (zh) * | 2021-11-12 | 2022-02-11 | 中国电子科技集团公司第二十四研究所 | 用于调制器的基准电压产生电路与方法 |
CN115051713A (zh) * | 2022-06-30 | 2022-09-13 | 杭州万高科技股份有限公司 | 基于全动态放大器的积分器及Delta-Sigma调制器 |
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2013
- 2013-08-09 JP JP2013166573A patent/JP2015035761A/ja active Pending
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