JP2008199563A - 増幅回路 - Google Patents

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安弘 金田
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Abstract

【課題】差動信号を増幅する増幅回路において、オフセット電圧を十分に除去できず、オペアンプの動作範囲の制限を受けやすくなるため、ゲインを上げることが難しい。
関する。
【解決手段】オフセット電圧を有する入力差動信号を全差動増幅回路24で増幅し中間差動信号VMA,VMBを生成する。VMA,VMBをそれぞれ非反転増幅回路26,28で増幅し、出力差動信号を生成する。全差動増幅回路24は、中間差動信号の中点電位をVCMに設定する。オペアンプ32,34の帰還経路をそれぞれキャパシタCA3,CB3で構成し、オペアンプ32,34それぞれの反転入力端子間をキャパシタCで接続する。Cは中間差動信号のオフセット電圧に充電された状態に初期設定される。また、CA3,CB3は、オペアンプ32,34の出力DCレベルをVCMに設定する充電状態に初期設定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、差動信号を増幅する増幅回路に関する。
ホイートストンブリッジ型センサなどの微弱な出力電圧を高い入力インピーダンスで検出し、増幅する回路として、インスツルメンテーションアンプが知られている。図2は、このインスツルメンテーションアンプを用いて構成された従来のセンサ出力回路の回路図である。この出力回路において、増幅回路4はインスツルメンテーションアンプであり、ホイートストン型のセンサ2から出力される差動信号を増幅する。
増幅回路4は、3つのオペアンプ(演算増幅器)8〜12を用いて構成される。オペアンプ8は、センサ2から出力される差動信号の一方極の信号を増幅する非反転増幅回路を構成し、オペアンプ10は他方極の信号を増幅する非反転増幅回路を構成する。オペアンプ8の出力端子と反転入力端子とを結ぶ帰還経路には抵抗Rが直列に接続され、オペアンプ10の帰還経路には抵抗Rが直列に接続される。オペアンプ8,10それぞれの反転入力端子間は抵抗Rで接続される。オペアンプ8,10の出力は差動信号を構成し、それぞれ抵抗R,Rを介してオペアンプ12の反転入力端子、非反転入力端子に入力される。オペアンプ12は、出力端子と反転入力端子とを抵抗Rで接続された反転増幅回路を構成し、非反転入力端子は抵抗Rを介してオフセット調整電源VADJに接続される。
ここで、センサ2からオペアンプ8,10に入力される差動信号をVIN、オペアンプ8,10の出力端子の電圧をV,V、オペアンプ12の非反転入力端子、出力端子の電圧をそれぞれV,VOUTとする。オペアンプ8,10からなる初段の増幅回路の入力差動信号VINと出力差動信号(V−V)とに関しては次式が成り立つ。
−V={1+(R+R)/R}VIN ………(1)
また、オペアンプ12からなる反転増幅回路については、
OUT−V=−R/R・(V−V) ………(2)
が成り立つ。Vについては、
−VADJ=R/(R+R)・(V−VADJ) ………(3)
が成り立つ。
ここで、オペアンプ8へ入力される信号とオペアンプ10へ入力される信号とについての動作の対称性を実現するといった観点から通常は、R=R,R=R,R=Rに設定される。そこで、この場合について、(1)〜(3)式を整理すると、
OUT=−R/R・(1+2R/R)・VIN+VADJ ………(4)
が得られる。
このような増幅回路4を含むセンサ2の信号処理回路は、電源VCCの供給を受けて動作するように構成され、低消費電力化の点から、VCCは比較的小さな電圧に設定される。例えば、当該信号処理回路は正電圧VCC(例えば、3V)と接地電位GND(=0V)とで動作可能に構成され、増幅回路4を構成する各オペアンプ8〜12の出力電圧の変動範囲もVCCとGNDとの間に包含される所定の動作範囲に制限される。
また、増幅回路4の出力信号VOUTを、A/D(Analog to Digital)変換器に入力し、デジタル値に変換する構成とすることもできる。その場合には、増幅回路4の出力信号VOUTを、A/D変換器の入力レンジに適合させる必要がある。すなわち、増幅回路4は、VOUTが当該レンジ内に収まるようにゲイン及びDCレベルを設定される。このとき、VOUTのDCレベルは、A/D変換器のダイナミックレンジを有効に利用する観点から、A/D変換器の入力レンジの中心電圧に設定することが好適である。
これらの点に関し、図2に示す増幅回路4は、(4)式から理解されるように、オフセット調整電源VADJによりVOUTのDCレベルを調整することができ、これにより、センサ2の出力信号が上記動作範囲の制限を受けないような適正なアンプ動作を実現したり、A/D変換器の入力レンジへの適合を図ることができる。
さて、センサ2は、基準状態において原理的には0Vを出力するように設計されたものであっても、実際には、センサ2の製造ばらつきや使用条件等に起因するオフセット電圧を有し得る。すなわち、増幅回路4への入力信号VINは、オフセット電圧VOFSを含み得る。ちなみに、このVOFSが0Vに近い程、増幅回路4の初段のオペアンプ8,10のゲインを大きく設定しても、オペアンプ12の動作範囲について電源VCCに依存した制限を受けにくくなり、S/Nの確保が図れる。
上述の増幅回路4のオフセット調整電源VADJは、このVOFSに影響の除去に利用することができる。
特開2006−174122号公報
しかし、オフセット電圧VOFSはオペアンプ8,10が構成する増幅回路4の初段部で増幅される。そして、この増幅されたオフセット電圧が、VADJによる調整対象となる。そのため、例えば、VADJが電源VCCに基づいて生成され0〜VCCの範囲内でしか可変できないような場合に、VOFSの影響を十分に除去できないことがあり得る。その場合、オペアンプ12の出力電圧VOUTが上述の動作範囲で制限され飽和するという問題を生じる。この問題は、初段部のゲインを下げれば回避できるが、そうすると、S/Nが劣化するという問題を生じる。
また、増幅回路4の後ろに、例えば、さらに増幅回路を設ける構成とすることもできる。この場合に、増幅回路4の出力はシングルエンドであるため、それ以降の回路にてノイズの影響を受けやすくなるという問題があった。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、オフセットを有した差動信号を好適に増幅することができる増幅回路を提供することを目的とする。
本発明に係る増幅回路は、入力差動信号を増幅し、第1出力信号及び第2出力信号からなる出力差動信号を生成するものであって、前記入力差動信号を、設定された目標中心電圧に対して互いに対称な第1中間信号及び第2中間信号の対で構成される中間差動信号に変換する全差動増幅回路と、非反転入力端子に前記第1中間信号を入力される第1演算増幅器及び当該第1演算増幅器の帰還経路に直列に接続された第1帰還キャパシタを含み、前記第1出力信号を出力する第1非反転増幅回路と、非反転入力端子に前記第2中間信号を入力される第2演算増幅器及び当該第2演算増幅器の帰還経路に直列に接続された第2帰還キャパシタを含み、前記第2出力信号を出力する第2非反転増幅回路と、前記第1演算増幅器の反転入力端子と前記第2演算増幅器の反転入力端子との間に直列に接続された反転端子間キャパシタと、を有し、前記反転端子間キャパシタが、前記中間差動信号のオフセット電圧に相当する電圧に充電された状態に初期設定され、前記第1帰還キャパシタが、前記第1演算増幅器の出力端子を前記目標中心電圧に相当する電圧に設定する充電状態に初期設定され、前記第2帰還キャパシタが、前記第2演算増幅器の出力端子を前記目標中心電圧に相当する電圧に設定する充電状態に初期設定されるものである。
上記増幅回路において、前記第1帰還キャパシタと前記第2帰還キャパシタとは同一の容量値とすることが好適である。
他の本発明に係る増幅回路においては、さらに、当該増幅回路の動作開始時に前記反転端子間キャパシタに接続され、前記反転端子間キャパシタ、前記第1帰還キャパシタ及び前記第2帰還キャパシタの初期設定の充電状態に必要な電荷を前記反転端子間キャパシタに充電する初期設定電源と、前記反転端子間キャパシタの両端を、前記第1演算増幅器及び前記第2演算増幅器それぞれの前記反転入力端子と、前記初期設定電源の両端とのいずれに接続するかを切り換え可能なスイッチ回路と、を有する。
この増幅回路において、前記初期設定電源は、前記オフセット電圧に応じて定まる当該初期設定電源の所要出力電圧値を予め記憶した記憶回路と、前記記憶回路に記憶された前記所要出力電圧値に応じた電圧を生成する電圧生成回路と、を有する構成とすることができる。
本発明によれば、入力差動信号は、シングルエンドに変換されずに差動信号として出力される。これにより、例えば、本発明の増幅回路の後段の増幅回路等への出力信号の伝送に際し、当該出力信号に対するコモンモードノイズの影響を除去することが可能となる。オフセット電圧VOFSを有する入力差動信号は、目標中心電圧をVCMに設定されたゲインgの全差動増幅回路にて増幅され、オフセット電圧gOFSの中間差動信号となる。反転端子間キャパシタ、第1帰還キャパシタ及び第2帰還キャパシタを所定の充電状態に初期設定することで、(a)第1演算増幅器の反転入力端子のDCレベルを非反転入力端子に入力される第1中間信号のDCレベルとすること、(b)第2演算増幅器の反転入力端子のDCレベルを非反転入力端子に入力される第2中間信号のDCレベルとすること、及び(c)第1演算増幅器及び第2演算増幅器それぞれの出力端子のDCレベルをVCMとすること、ができる。上記(a)及び(b)により、中間差動信号のオフセット電圧gOFSは除去される。よって、第1演算増幅器及び第2演算増幅器から出力される第1出力信号、第2出力信号が、オフセット電圧に起因して駆動電圧等による動作範囲の制限を受けて飽和することを抑制できる。また上記(c)により、第1出力信号及び第2出力信号のDCレベルがVCMに設定されると共に、出力差動信号におけるオフセット電圧が除去される。
以下、本発明の実施の形態(以下実施形態という)について、図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態であるセンサ出力回路の概略の回路図である。本センサ出力回路は、ホイートストンブリッジ型のセンサ20の出力端子N,Nの電位VIA,VIBを入力差動信号とする増幅回路22を有する。増幅回路22は、全差動増幅回路24、非反転増幅回路26,28を含んで構成される。
全差動増幅回路24は、全差動型オペアンプ30、キャパシタCA1,CA2,CB1,CB2及び基準電源VCMを含んで構成される。CA1は端子Nと全差動型オペアンプ30の非反転入力端子NI+との間に直列に接続される。CA2は全差動型オペアンプ30の反転出力端子NO−から非反転入力端子NI+への帰還経路に直列に接続される。また、CB1は端子Nと全差動型オペアンプ30の反転入力端子NI−との間に直列に接続される。CB2は全差動型オペアンプ30の非反転出力端子NO+から反転入力端子NI−への帰還経路に直列に接続される。この全差動増幅回路24は、基準電源VCMにより目標中心電圧を設定され、一対の反転増幅回路として動作する。ここで、V及びVの中点電位をVICM、反転出力端子NO−の電位をVMA、非反転出力端子NO+の電位をVMBと表す。非反転入力端子NI+側の反転増幅回路については、
MA−VCM=gA1・(VIA−VICM) ………(6)
A1=−CA1/CA2 ………(7)
が成り立つ。また、反転入力端子NI−側の反転増幅回路については、
MB−VCM=gB1・(VIB−VICM) ………(8)
B1=−CB1/CB2 ………(9)
が成り立つ。
ここで、ゲインgA1,gB1は、全差動増幅回路24の2つの信号経路の動作を対称とするために、
A1=gB1 ≡g ………(10)
に設定される。これは、例えば、CA1=CB1かつCA2=CB2に設定することで実現される。この場合、(6),(8)式から、VMA,VMBは、VCMを中点電位とする対称な信号となる。また、
MA−VMB=g・(VIA−VIB) ………(11)
となる。よって、入力差動信号(VIA,VIB)にオフセット電圧VOFSが存在する場合、中間差動信号(VMA,VMB)にはオフセット電圧gOFSが生じる。
非反転増幅回路26は、オペアンプ32、キャパシタCA3を含んで構成され、非反転増幅回路28は、オペアンプ34、キャパシタCB3を含んで構成される。また非反転増幅回路26,28はオペアンプ32,34の反転入力端子NIA−,NIB−間に接続されるキャパシタCを有する。CA3はオペアンプ32の出力端子NOAから反転入力端子NIA−への帰還経路に直列に接続される。CB3はオペアンプ34の出力端子NOBから反転入力端子NIB−への帰還経路に直列に接続される。
非反転増幅回路26,28のゲインgA2,gB2は、CA3,CB3,Cによって定まる。ここで、非反転増幅回路26,28から出力される差動信号に関しても中間差動信号(VMA,VMB)と同様に対称な動作となるように、ゲインgA2,gB2は互いに等しく設定される。すなわち、
A2=gB2 ≡g ………(12)
とされる。これは、CA3=CB3に設定することで実現される。このとき、ゲインgは、次式で与えられる。
=1+2C/CA3 ………(13)
増幅回路22の動作開始時には、C,CA3,CB3はそれぞれ所定の充電状態となり、これにより端子NIA−,NIB−,NOA,NOBの電位VIA−,VIB−,VOA,VOBのDCレベルが設定される。
具体的には、VIA−はNIA−とNIA+との仮想短絡によりVIA+に一致し、VIB−はNIB−とNIB+との仮想短絡によりVIB+に一致することに対応して、NIA−,NIB−それぞれのDCレベルφIA−,φIB−はVMA,VMBのDCレベルに設定される。上述のようにVMAがVMBに対してオフセット電圧gOFSを有する場合、
φIA−−φIB−=gOFS ………(14)
となる。これに対応して、CのNIA−側電極には、次式で示す電荷Qが蓄積し、NIB−側電極には、電荷(−Q)が蓄積する。
=COFS ………(15)
また、VOA,VOBのDCレベルφOA,φOBは、
φOA=φOB=VCM ………(16)
に設定され、これにより、増幅回路22の出力差動信号(VOA,VOB)においてオフセット電圧が除去される。ここで、中間差動信号(VMA,VMB)の中点電位はVCMであることから、
φIA−=gOFS/2+VCM ………(17)
φIB−=−gOFS/2+VCM ………(18)
である。したがって、
φIA−−φOA=gOFS /2 ………(19)
φIB−−φOB=−gOFS /2 ………(20)
である。これに対応して、CA3のNIA−側電極及びCB3のNOB側電極には、次式で示す電荷QFBが蓄積し、CA3のNOA側電極及びCB3のNIB−側電極には、電荷(−QFB)が蓄積される。
FB=CA3OFS/2 ………(21)
上述のC,CA3,CB3の充電状態の設定は、動作開始時に一旦、Cを両反転入力端子NIA−,NIB−から切り離して、CのNIA−側の電極に電荷(Q+QFB)、NIB−側の電極に、−(Q+QFB)を充電した後、両反転入力端子NIA−,NIB−に再び接続することにより行われる。接続されると、Cの端子間電圧は、オペアンプ32,34それぞれの入力端子間の仮想短絡により(14)式で示す値となり、Cは(15)式で示す電荷Qが充電された状態となる。CのNIA−側電極に充電された(Q+QFB)のうちの残りの電荷QFBは、CA3のNIA−側電極に移動し、CA3のNOA側電極に静電誘導により−QFBを誘起する。これにより、(19)式に示す電位差が生じ、φOAはVCMに設定される。同様に、NIB−側でもCからCB3への電荷の移動が生じ、(20)式に示す電位差が生じて、φOBはVCMに設定される。
上述のCの切り離し及び充電を行う構成として、スイッチ回路SW〜SW、オフセット調整電源回路36、制御回路38を備えている。SWはCをNIA−に接続するか否かを切り換え、SWはCをNIB−に接続するか否かを切り換える。また、SWはCのNIA−側の端子に設けられ、SWはCのNIB−側の端子に設けられる。初期設定時には、SW,SWの一方が、オフセット調整電源回路36に接続され、他方がGNDに接続される。増幅回路22の動作中は、SW及びSWはフロート状態とされる。
オフセット調整電源回路36は、メモリ40及びD/A(Digital to Analog)変換器42を含んで構成される。メモリ40には、Cに電荷(Q+QFB)を充電するのに必要な電圧値Dが予め格納される。当該電圧値Dは、(Q+QFB)/Cで与えられる。このDは、例えば、本センサ出力回路の製造時等において、出力差動信号(VOA,VOB)におけるオフセット電圧を測定し、その測定値から逆算して当該オフセット電圧が相殺されるように定められる。D/A変換器42は、メモリ40に記憶されたデジタル値Dをアナログ電圧信号VADJに変換し出力する。本実施形態で用いるD/A変換器42は、回路に供給される所定の正電源VCCに基づいて動作し、正電圧を生成することができる。これに対応して、(Q+QFB)/C>0であれば、SWがオフセット調整電源回路36をCに接続し、SWはCを接地する。一方、(Q+QFB)/C<0である場合は、D/A変換器42はVADJ=|(Q+QFB)/C|を生成し、SWがオフセット調整電源回路36をCに接続し、SWがCを接地するように構成される。
制御回路38は、オフセット調整電源回路36及び各SW〜SWの制御を行う。制御回路38は、動作開始時に、SW,SWをオフし、SW,SWをオンしてオフセット調整電源回路36及び行う。そして、オフセット調整電源回路36によるCの充電が完了すると、SW,SWをオフし、SW,SWをオンしてCをNIA−及びNIB−に接続する。
本センサ出力回路は、増幅回路22の後段にさらに増幅回路を有することができる。例えば、図1に示す全差動増幅回路24と非反転増幅回路26,28とでの2段の増幅ではゲインが足りない場合に、さらに後段の増幅回路が設けられる。この場合、増幅回路22の出力差動信号(VOA,VOB)は、後段の増幅回路に差動信号のまま伝達することができる。このように差動信号で伝達することで、伝達経路にて飛び込むコモンモードノイズの影響を回避することができる。
本発明の実施形態であるセンサ出力回路の概略の回路図である。 インスツルメンテーションアンプを用いて構成された従来のセンサ出力回路の回路図である。
符号の説明
20 センサ、22 増幅回路、24 全差動増幅回路、26,28 非反転増幅回路、30 全差動型オペアンプ、32,34 オペアンプ、36 オフセット調整電源回路、38 制御回路、40 メモリ、42 D/A変換器。

Claims (4)

  1. 入力差動信号を増幅し、第1出力信号及び第2出力信号からなる出力差動信号を生成する増幅回路であって、
    前記入力差動信号を、設定された目標中心電圧に対して互いに対称な第1中間信号及び第2中間信号の対で構成される中間差動信号に変換する全差動増幅回路と、
    非反転入力端子に前記第1中間信号を入力される第1演算増幅器及び当該第1演算増幅器の帰還経路に直列に接続された第1帰還キャパシタを含み、前記第1出力信号を出力する第1非反転増幅回路と、
    非反転入力端子に前記第2中間信号を入力される第2演算増幅器及び当該第2演算増幅器の帰還経路に直列に接続された第2帰還キャパシタを含み、前記第2出力信号を出力する第2非反転増幅回路と、
    前記第1演算増幅器の反転入力端子と前記第2演算増幅器の反転入力端子との間に直列に接続された反転端子間キャパシタと、
    を有し、
    前記反転端子間キャパシタは、前記中間差動信号のオフセット電圧に相当する電圧に充電された状態に初期設定され、
    前記第1帰還キャパシタは、前記第1演算増幅器の出力端子を前記目標中心電圧に相当する電圧に設定する充電状態に初期設定され、
    前記第2帰還キャパシタは、前記第2演算増幅器の出力端子を前記目標中心電圧に相当する電圧に設定する充電状態に初期設定されること、
    を特徴とする増幅回路。
  2. 請求項1に記載の増幅回路において、
    前記第1帰還キャパシタと前記第2帰還キャパシタとは同一の容量値を有すること、を特徴とする増幅回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の増幅回路において、
    当該増幅回路の動作開始時に前記反転端子間キャパシタに接続され、前記反転端子間キャパシタ、前記第1帰還キャパシタ及び前記第2帰還キャパシタの初期設定の充電状態に必要な電荷を前記反転端子間キャパシタに充電する初期設定電源と、
    前記反転端子間キャパシタの両端を、前記第1演算増幅器及び前記第2演算増幅器それぞれの前記反転入力端子と、前記初期設定電源の両端とのいずれに接続するかを切り換え可能なスイッチ回路と、
    を有することを特徴とする増幅回路。
  4. 請求項3に記載の増幅回路において、
    前記初期設定電源は、
    前記オフセット電圧に応じて定まる当該初期設定電源の所要出力電圧値を予め記憶した記憶回路と、
    前記記憶回路に記憶された前記所要出力電圧値に応じた電圧を生成する電圧生成回路と、
    を有することを特徴とする増幅回路。
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