JP2015033833A - ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法 - Google Patents

ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015033833A
JP2015033833A JP2013166959A JP2013166959A JP2015033833A JP 2015033833 A JP2015033833 A JP 2015033833A JP 2013166959 A JP2013166959 A JP 2013166959A JP 2013166959 A JP2013166959 A JP 2013166959A JP 2015033833 A JP2015033833 A JP 2015033833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber material
gripping member
removal portion
tip
gripping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013166959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5720743B2 (ja
Inventor
飯田 英一
Hidekazu Iida
英一 飯田
升一 増田
Masuichi Masuda
升一 増田
昇 和田
Noboru Wada
昇 和田
星崎 武敏
Taketoshi Hoshizaki
武敏 星崎
雄司 寺井
Yuji Terai
雄司 寺井
佐藤 朗
Akira Sato
朗 佐藤
祐二 原
Yuji Hara
祐二 原
拓郎 星尾
Takuo Hoshio
拓郎 星尾
祐樹 田川
Yuki Tagawa
祐樹 田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2013166959A priority Critical patent/JP5720743B2/ja
Publication of JP2015033833A publication Critical patent/JP2015033833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5720743B2 publication Critical patent/JP5720743B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】ロール形状に乱れが生じるのを抑制する。
【解決手段】未加硫のゴム材を円筒状に押し出す押出部と、円筒状の前記ゴム材が芯材の外周を被覆した状態で前記押出部の押出口から押し出されるように、前記ゴム材の内部に前記芯材を供給する供給部と、前記芯材の先端側において前記ゴム材が除去される除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該除去部分を把持する把持部材と、前記押出口から前記ゴム材が押し出されるのに伴って、前記押出部の押出方向へ前記把持部材を移動させる移動機構と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法に関する。
特許文献1には、円筒状に押し出される未加硫のゴム材の中心部に間隔をおいて順次芯金を送り込み、ゴム材で芯金の外周面が被覆されたゴムロール部とゴム材で芯金の間が中空とされた中空部とを交互に排出する排出機と、排出機から排出された中空部のゴム材により芯金の端面の少なくとも周縁部が覆われるように、中空部のゴム材を内方に押圧する押圧機と、を備えるゴムロール製造装置が開示されている。
特開2013−103473号公報
本発明は、ロール形状に乱れが生じるのを抑制することを課題とする。
請求項1の発明は、未加硫のゴム材を円筒状に押し出す押出部と、円筒状の前記ゴム材が芯材の外周を被覆した状態で前記押出部の押出口から押し出されるように、前記ゴム材の内部に前記芯材を供給する供給部と、前記芯材の先端側において前記ゴム材が除去される除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該除去部分を把持する把持部材と、前記押出口から前記ゴム材が押し出されるのに伴って、前記押出部の押出方向へ前記把持部材を移動させる移動機構と、を備える。
請求項2の発明では、前記供給部は、前記円筒状のゴム材の内部に前記芯材を順次送り込み、前記移動機構は、前記芯材の後端側において前記ゴム材が除去される後端除去部分から、次の芯材の先端側において前記ゴム材が除去される先端除去部分までの間が、前記押出口の開口端に位置する状態で、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する。
請求項3の発明は、前記先端除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該先端除去部分を把持する先端用把持部材を備え、前記移動機構は、前記先端用把持部材が前記先端除去部分を把持している状態において、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する。
請求項4の発明は、前記後端除去部分から前記先端除去部分までの間が、その軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、前記後端除去部分を把持する後端用把持部材を備える。
請求項5の発明は、未加硫のゴム材を円筒状に押し出す押出工程と、円筒状の前記ゴム材が芯材の外周を被覆した状態で押出口から押し出されるように、前記ゴム材の内部に前記芯材を供給する供給工程と、前記芯材の先端側において前記ゴム材が除去される除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該除去部分を把持部材で把持する把持工程と、前記押出口から前記ゴム材が押し出されるのに伴って、前記ゴム材に対する押出方向へ前記把持部材を移動させる移動工程と、を有する。
請求項6の発明は、前記供給工程は、前記円筒状のゴム材の内部に前記芯材を順次送り込み、前記芯材の後端側において前記ゴム材が除去される後端除去部分から、次の芯材の先端側において前記ゴム材が除去される先端除去部分までの間が、前記押出口の開口端に位置する状態で、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する分離工程を有する。
請求項7の発明は、前記先端除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該先端除去部分を先端用把持部材で把持する先端把持工程と、を有し、前記分離工程は、前記先端用把持部材が前記先端除去部分を把持している状態において、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する。
請求項8の発明は、前記後端除去部分から前記先端除去部分までの間が、その軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、前記後端除去部分を後端用把持部材で把持する後端把持工程を有する。
本発明の請求項1の構成によれば、本構成における把持部材を有さない場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、芯材の後端側においてゴム材が除去される後端除去部分から、次の芯材の先端側においてゴム材が除去される先端除去部分までの間が、押出口の開口端に位置しない状態で、把持部材の押出方向への移動速度を増速する場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、先端用把持部材が先端除去部分を把持していない状態において、把持部材の押出方向への移動速度を増速する場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、本構成における後端用把持部材を有さない場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項5の製造方法によれば、本製造方法における把持工程を有さない場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項6の製造方法によれば、芯材の後端側においてゴム材が除去される後端除去部分から、次の芯材の先端側においてゴム材が除去される先端除去部分までの間が、押出口の開口端に位置しない状態で、把持部材の押出方向への移動速度を増速する場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項7の製造方法によれば、先端用把持部材が先端除去部分を把持していない状態において、把持部材の押出方向への移動速度を増速する場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本発明の請求項8の製造方法によれば、本製造方法における後端把持工程を有さない場合に比べ、ロール形状に乱れが生じるのを抑制できる。
本実施形態に係るゴムロール製造装置の構成を示す図である。 図1のゴムロール製造装置における把持機構、移動機構及び取出機構の構成を示す図である。 図1のゴムロール製造装置における把持部材の構成を示す斜視図である。 図1のゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。 図1のゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。 図1のゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。 図1のゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。 図1のゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。 図1のゴムロール製造装置を用いた製造方法のロールの構成を示す図である。 実施例及び比較例の評価結果を示す表である。 変形例に係るゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。 変形例に係るゴムロール製造装置を用いた製造方法の各工程を示す図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
(ゴムロール製造装置10)
まず、本実施形態に係るゴムロール製造装置10について説明する。図1は、ゴムロール製造装置10の構成を示す図である。
ゴムロール製造装置10は、ゴムロールを製造する装置である。製造対象であるゴムロールは、一例として、画像形成装置の感光体ドラムに接触して回転し感光体ドラムの外周面を帯電する帯電ロールとして用いられる。
具体的には、ゴムロール製造装置10は、図1に示されるように、いわゆるクロスヘッドダイから構成される排出機12と、排出機12の下方に配置された把持機構60と、把持機構60の側方に配置された取出機構80と、を備えている。
排出機12は、未加硫のゴム材21を供給するゴム材供給部18と、ゴム材供給部18から供給されたゴム材21を円筒状に押し出す押出部20と、押出部20から円筒状に押し出されるゴム材21の内部に芯金22(芯材の一例)を供給する芯金供給部24(供給部の一例)と、を備えている。
ゴム材供給部18は、図1における左右方向に沿って配置された円筒状の本体部26と、本体部26の内部に本体部26の軸方向に沿って配置されたスクリュー28と、を有している。スクリュー28は駆動モータ30によって回転駆動される。本体部26の駆動モータ30側(図1における右側)には、ゴム材21を投入する投入口32が設けられている。投入口32から投入されたゴム材21は、本体部26の内部においてスクリュー28によって練られながら押出部20に向けて(図1における左側に向けて)送り出される。
なお、ゴム材21としては、一例として、全ポリマーのうち80質量部以上のエピクロルヒドリンゴムを有し、カーボンや炭酸カルシウムなどの無機フィラーを30〜60質量部配合したものが用いられる。芯金22としては、一例として、円柱状又は円筒状の金属棒が用いられる。
押出部20は、図1における上下方向に沿って配置された円筒状のケース34と、ケース34の内部中心にケース34の軸方向に沿って配置される円柱状のマンドレル36と、マンドレル36の下方に配置された排出ヘッド38と、を備えている。
円筒状のケース34は、軸方向の中間部において、ゴム材供給部18の本体部26と接続されている。これにより、本体部26からケース34へゴム材21が送り出されるようになっている。マンドレル36は保持部材40によってケース34に保持されている。マンドレル36の下部は下方に向けて先細った形状を呈している。
排出ヘッド38は保持部材42によってケース34に保持されている。マンドレル36の外周面(一部において保持部材40の外周面)と保持部材42の内周面(一部において排出ヘッド38の内周面)との間には、ゴム材21が流れる環状の環状流路44が形成されている。そして、ゴム材供給部18のスクリュー28が駆動することで、当該環状流路44から、マンドレル36の下方に配置された後述の合流域48に向けてゴム材21が円筒状に押し出されるようになっている。
芯金供給部24は、マンドレル36の上方に配置されるローラ対50と、マンドレル36の軸中心部に形成された通路46(ガイド孔)と、を備えている。ローラ対50は複数対(例えば、3対)設けられ、各ローラ対50の片側のローラはベルト52を介して駆動ローラ54に接続されている。
通路46は、環状流路44の内周側に環状流路44の軸方向に沿って形成された貫通孔で構成されている。当該貫通孔は、マンドレル36の上端から下端に達するシームレス(継ぎ目のない)の孔で構成されている。
マンドレル36の先端の下方の領域は、通路46の出口46Bから供給される芯金22と環状流路44から供給されるゴム材21とが合流する合流域48とされている。即ち、この合流域48に向けてゴム材21が円筒状に押し出され、円筒状に押し出されるゴム材21の内部に芯金22が供給されるようになっている。
芯金供給部24では、駆動ローラ54が駆動されると、各ローラ対50によって挟持される芯金22はマンドレル36の通路46に向けて送られる。芯金22は予め定められた長さとされており、ローラ対50によって送られる後方の芯金22がマンドレル36の通路46に存在する先方の芯金22を押すことにより、複数の芯金22が順次に通路46を通過するようになっている。また、駆動ローラ54の駆動は、先方の芯金22の前方端がマンドレル36の先端に位置したときに一旦停止されようになっており、マンドレル36の下方の合流域48において、芯金22が間隔をおいて送り込まれるようになっている。
また、駆動ローラ54によって、芯金22のゴム材21への供給速度を制御することで、得られるゴムロールの軸方向の外径変化を与えるようになっている。例えば、芯金22の軸方向中央部付近の速度よりも、芯金22の軸方向両端部の速度を速くすることで、クラウン形状のゴムロールが製造される。
このように、排出機12においては、合流域48においてゴム材21を円筒状に押し出し、ゴム材21の内部に間隔をおいて芯金22が順次送り込まれるようになっている。それにより、円筒状のゴム材21が芯金22の外周を被覆した状態で、押出口25(排出ヘッド38の下端の開口)から押し出されるようになっている。なお、芯金22の外周面にはゴム材21との接着性を高めるためにプライマーが予め塗布されている。
把持機構60は、図2に示されるように、芯金22の外周を被覆した状態のゴム材21を把持する先端用把持部材62(把持部材の一例)、後端用把持部材63、先端用把持部材162(把持部材の一例)、後端用把持部材163(以下、これらをまとめて把持部材62〜163と示す)と、把持部材62〜163のそれぞれを図2における上下方向に移動させる4つの移動機構70と、を有している。
先端用把持部材62及び後端用把持部材63は、押出口25から押し出されるゴム材21に対して、同じ側(図2における右側)に配置されている。先端用把持部材162及び後端用把持部材163も、同様に、押出口25から押し出されるゴム材21に対して、同じ側(図2における左側)に配置されている。なお、先端用把持部材62及び後端用把持部材63は、押出口25から押し出されるゴム材21を挟んで対向配置されていてもよい。先端用把持部材162及び後端用把持部材163も同様である。
把持部材62〜163は、それぞれ、本体部64と、一対の把持部66(図3参照)と、を有している。本体部64は、直方体形状(ブロック形状)に形成されている。一対の把持部66は、図3に示されるように、対向配置されている。各把持部66には、他方の把持部66に対向する側に、一例としてV字形状の凹部66Aが形成されている。なお、把持部66の凹部66Aの形状は、V字に限定されるものではない。一対の把持部66は、駆動機構(図示省略)によって駆動されて凹部66A内でゴム材21を挟むことで、ゴム材21を把持するようになっている。
さらに、一対の把持部66は、一例として、駆動機構(図示省略)によって駆動されて、互いが離れる(開く)ように、上下方向に沿った軸線周りに本体部64に対して角度が変位するようになっている。具体的には、以下のように、構成されている。
先端用把持部材62及び後端用把持部材63では、一対の把持部66の一方(図2における手前側の把持部66)が、図2における左側を向く把持位置から図2における手前側を向く退避位置へ変位するようになっている。さらに、先端用把持部材62及び後端用把持部材63では、一対の把持部66の他方(図2における奥側の把持部66)が、図2における左側を向く把持位置から、図2における奥側を向く退避位置へ変位するようになっている。
先端用把持部材162及び後端用把持部材163では、一対の把持部66の一方(図2における手前側の把持部66)が、図2における右側を向く把持位置から、図2における手前側を向く退避位置へ変位するようになっている。さらに、先端用把持部材162及び後端用把持部材163では、一対の把持部66の他方(図2における奥側の把持部66)が、図2における右側を向く把持位置から図2における奥側を向く退避位置へ変位するようになっている。なお、図3を除く図面(図1、図2、図4〜図11)では、一対の把持部66を簡略化して示している。
そして、把持機構60では、先端用把持部材62は、芯金22の先端側(下端側)においてゴム材21が除去される先端除去部分21Aがその軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端除去部分21Aを把持するようになっている(図4(A)参照)。また、把持機構60では、先端用把持部材162は、芯金22の次の芯金122の先端側(下端側)においてゴム材21が除去される先端除去部分21Cがその軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端除去部分21Cを把持するようになっている(図6(A)参照)。
また、把持機構60では、後端用把持部材63は、芯金22の後端側(上端側)においてゴム材21が除去される後端除去部分21Bの全体が押出口25から排出されると共に、次の芯金222における先端除去部分21Cの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端除去部分21Bを把持するようになっている(図5(A)参照)。また、把持機構60では、後端用把持部材163は、芯金122の後端側(上端側)においてゴム材21が除去される後端除去部分21Dの全体が押出口25から排出されると共に、次の芯金222における先端除去部分21Eの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端除去部分21Dを把持するようになっている(図7(B)参照)。
各移動機構70は、図2に示されるように、一例として、上下方向に延びるボールネジ72と、ボールネジ72を駆動する駆動部74(一例としてサーボモータ)と、ボールネジ72に沿って設けられた案内部材76(ガイド)と、を有している。
各ボールネジ72は、各把持部材62〜163の本体部64にねじ込まれている。各ボールネジ72が駆動部74によって正転することで、本体部64と共に一対の把持部66が案内部材76に沿って上昇し、ボールネジ72が駆動部74によって逆転することで、本体部64と一体に一対の把持部66が案内部材76に沿って降下するようになっている。
各移動機構70では、押出口25からゴム材21が押し出されるのに伴って(同期して)、下方(押出部20の押出方向)へ各把持部材62〜163を移動させるようになっている。
さらに、各移動機構70では、図5(B)及び図6(A)に示されるように、後端除去部分21Bの全体が押出口25から排出されると共に先端除去部分21Cの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材62及び後端用把持部材63の下方への移動速度を増速して、先端用把持部材62及び後端用把持部材63が把持しているゴム材21と、次の芯金122を被覆するゴム材と、を分離するようになっている。この分離動作は、さらに、図5(B)及び図6(A)に示されるように、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持している状態において、行われる。
また、各移動機構70では、図8(A)及び図8(B)に示されるように、後端除去部分21Dの全体が押出口25から排出されると共に先端除去部分21Eの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材162及び後端用把持部材163の下方への移動速度を増速して、先端用把持部材162及び後端用把持部材163が把持しているゴム材21と、次の芯金222を被覆するゴム材と、を分離するようになっている。この分離動作は、さらに、図8(A)及び図8(B)に示されるように、先端用把持部材62が先端除去部分21Eを把持している状態において、行われる。
なお、移動機構70としては、他の機構を用いてもよく、例えば、カムやチェーン、タイミングベルトなどの機械要素を用いて駆動する機構であってもよい。
取出機構80は、図2示されるように、上流側(上方側)のゴム材21と分離されたゴム材21を取り出す機構である。具体的には、取出機構80は、一対の把持部材82と、一対の把持部材82を移動させる移動機構84と、を有している。移動機構84は、一例として、一対の把持部材82がゴム材21を把持する把持位置と、把持位置から退避する退避位置と、の間で、一対の把持部材82を移動させるリニアアクチュエータで構成されている。
(ゴムロール製造方法)
次に、ゴムロール製造装置10を用いたゴムロール製造方法について説明する。
本製造方法では、図1に示されるように、ゴム材供給部18から押出部20の環状流路44に供給されたゴム材21は、押出部20の環状流路44から合流域48に向けて、円筒状に押し出される。
さらに、通路46の出口46Bから芯金22が円筒状のゴム材21の内部に供給される。これにより、合流域48において、ゴム材21と芯金22とが継続的に合流し、芯金22の外周をゴム材21が被覆していく。そして、芯金22の外周を被覆した状態でゴム材21が押出部20の押出口25から押し出される。
次に、図4(A)に示されるように、芯金22の先端側(下端側)においてゴム材21が除去される先端除去部分21Aが、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材62が先端除去部分21Aを把持する(第1の先端把持工程(把持工程の一例))。
次に、図4(B)に示されるように、先端用把持部材62が把持しているゴム材21が、押出口25から押し出されるのに伴って(同期して)、移動機構70によって、押出方向(下方)へ先端用把持部材62を移動させる(第1の移動工程)。
次に、図5(A)に示されるように、芯金22における後端除去部分21Bの全体が押出口25から排出されると共に、次の芯金122における先端除去部分21Cの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材63が後端除去部分21Bを把持する(第1の後端把持工程)。なお、当該第1の後端把持工程では、芯金22における後端除去部分21Bの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材63が後端除去部分21Bを把持してもよい。すなわち、芯金22における後端除去部分21Bから、次の芯金122における先端除去部分21Cまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材63が後端除去部分21Bを把持すればよい。
次に、図5(B)に示されるように、芯金122における先端除去部分21Cが、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持する(第2の先端把持工程)。
次に、図6(A)に示されるように、先端除去部分21Cの長さ範囲内に押出口25の開口端が位置する状態で、且つ、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持している状態において、先端用把持部材62及び後端用把持部材63の下方への移動速度を増速して、先端用把持部材62及び後端用把持部材63が把持しているゴム材21と、先端用把持部材162が把持しているゴム材21とを分離する(第1の分離工程)。
すなわち、後端除去部分21Bの全体が押出口25から排出されると共に先端除去部分21Cの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材62及び後端用把持部材63の下方への移動速度を増速する。なお、後端除去部分21Bの全体が押出口25から出てない状態で、増速してもよい。すなわち、芯金22における後端除去部分21Bから、次の芯金122における先端除去部分21Cまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、増速してもよい。このとき、当該分離動作は、芯金22における後端除去部分21Bから、次の芯金122における先端除去部分21Cまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、完了する。
なお、先端用把持部材62及び後端用把持部材63の下方への移動速度が増速することで、先端用把持部材62及び後端用把持部材63の移動速度は、元々の先端用把持部材62及び後端用把持部材63の移動速度よりも速くなると共に、次の芯金122の移動速度よりも速くなる。
また、本実施形態では、芯金22から見た場合において、先端用把持部材62が、芯金22における先端除去部分21A(除去部分の一例)を把持する把持部材の一例として機能し、先端用把持部材162が、次の芯金122における先端除去部分21C(先端除去部分の一例)を把持する先端用把持部材の一例として機能する。
次に、図6(B)に示されるように、取出機構80の把持部材82を移動機構84によって把持位置に移動させて、分離された分離ゴム材31を把持部材82が把持する。
次に、図7(A)に示されるように、分離された分離ゴム材31を移動機構84によって退避位置に移動させることで、分離ゴム材31が取り出される(取出工程)。そして、先端用把持部材162が把持しているゴム材21が、押出口25から押し出されるのに伴って(同期して)、移動機構70によって、押出方向(下方)へ先端用把持部材162を移動させる(第2の移動工程)。また、先端用把持部材62及び後端用把持部材63は、把持部66が退避位置に退避すると共に、上方へ移動し、元の位置(図4(A)に示す位置)に戻る。
次に、図7(B)に示されるように、芯金122における後端除去部分21Dの全体が押出口25から排出されると共に、次の芯金222における先端除去部分21Eの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材163が後端除去部分21Dを把持する(第2の後端把持工程)。なお、当該第2の後端把持工程では、芯金122における後端除去部分21Dの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材163が後端除去部分21Dを把持してもよい。すなわち、芯金122における後端除去部分21Dから、次の芯金222における先端除去部分21Eまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材163が後端除去部分21Dを把持すればよい。
次に、図8(A)に示されるように、芯金222における先端除去部分21Eが、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、再び、先端用把持部材62が先端除去部分21Eを把持する(第3の先端把持工程)。
次に、図8(B)に示されるように、先端除去部分21Eの長さ範囲内に押出口25の開口端が位置する状態で、且つ、先端用把持部材62が先端除去部分21Eを把持している状態において、先端用把持部材162及び後端用把持部材163の下方への移動速度を増速して、先端用把持部材162及び後端用把持部材163が把持しているゴム材21と、先端用把持部材62が把持しているゴム材21とを分離する(第2の分離工程)。
すなわち、後端除去部分21Dの全体が押出口25から排出されると共に先端除去部分21Eの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材162及び後端用把持部材163の下方への移動速度を増速する。なお、後端除去部分21Dの全体が押出口25から出てない状態で、増速してもよい。すなわち、芯金122における後端除去部分21Dから、次の芯金222における先端除去部分21Eまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、増速してもよい。このとき、当該分離動作は、芯金122における後端除去部分21Dから、次の芯金222における先端除去部分21Eまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、完了する。
また、本実施形態では、芯金122から見た場合において、先端用把持部材162が、芯金122における先端除去部分21C(除去部分の一例)を把持する把持部材の一例として機能し、先端用把持部材62が、次の芯金222における先端除去部分21E(先端除去部分の一例)を把持する先端用把持部材の一例として機能する。
以下、上記の各工程が繰り返し行われる。このように、各芯金22を被覆するゴム材21が、芯金22ごとに分離される。
そして、分離ゴム材31は、次工程において加硫処理炉に入れられる。それにより、芯金22を覆うゴム材21に対して加硫処理が施される。加硫処理された分離ゴム材31は、次工程において加工処理される。具体的に、図9(A)、(B)に示されるように、分離ゴム材31の両端側において、先端除去部分21A(21C)及び後端除去部分21B(21D)を切り取ることで除去される。これにより、ゴムロール100が得られる。
(本実施形態の作用)
本実施形態では、前述のように、芯金22における先端除去部分21Aが、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材62が先端除去部分21Aを把持する(第1の先端把持工程、図4(A)参照)。
このため、先端用把持部材62が先端除去部分21Aを把持する際に、先端用把持部材62からの振動や衝撃は、先端除去部分21Aに伝わる。一方、先端除去部分21A以外の製品となる部分は、押出口25内に入った状態となっているため、当該振動や衝撃が、製品となる部分へ伝わることが抑制される。当該振動や衝撃が先端除去部分21Aに伝わることで、先端除去部分21Aが押出口25の開口端の縁などに当たって先端除去部分21Aにおいて肉厚変動が生じても、先端除去部分21Aは除去工程で除去されるため、最終製品のゴムロールには残らない。なお、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持する第2の先端把持工程(図5(B)参照)、先端用把持部材62が先端除去部分21Eを把持する第3の先端把持工程(図8(A)参照)も同様である。
また、本実施形態では、先端用把持部材62が先端除去部分21Aを把持するので、先端用把持部材62が把持した痕跡も、先端除去部分21Aが除去工程で除去されることで、最終製品のゴムロールには残らない。なお、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持する第2の先端把持工程(図5(B)参照)、先端用把持部材62が先端除去部分21Eを把持する第3の先端把持工程(図8(A)参照)も同様である。
また、本実施形態では、少なくとも、芯金22における後端除去部分21Bから次の芯金122における先端除去部分21Cまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、後端用把持部材63が後端除去部分21Bを把持する(第1の後端把持工程、図5(A)参照)。
このため、後端用把持部材63が後端除去部分21Bを把持する際に、後端用把持部材63からの振動や衝撃は、後端除去部分21Bに伝わる。一方、後端除去部分21B以外の製品となる部分は、押出口25内に入った状態となっているため、当該振動や衝撃が、製品となる部分へ伝わることが抑制される。当該振動や衝撃が後端除去部分21Bに伝わることで、後端除去部分21Bが押出口25の開口端の縁などに当たって後端除去部分21Bにおいて肉厚変動が生じても、後端除去部分21Bは除去工程で除去されるため、最終製品のゴムロールには残らない。なお、後端用把持部材163が後端除去部分21Dを把持する第2の後端把持工程(図7(B)参照)も同様である。
また、本実施形態では、後端用把持部材63が後端除去部分21Bを把持するので、後端用把持部材63が把持した痕跡も、後端除去部分21Bが除去工程で除去されることで、最終製品のゴムロールには残らない。なお、後端用把持部材163が後端除去部分21Dを把持する第2の後端把持工程(図7(B)参照)も同様である。
また、本実施形態では、前述のように、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持している状態において(図5(B)参照)、先端用把持部材62の押出方向への移動速度を増速して、先端用把持部材62及び後端用把持部材63が把持しているゴム材21と、先端用把持部材162が把持しているゴム材21とを分離する(第1の分離工程、図6(A)参照)。先端用把持部材162が把持しているゴム材21は、先端用把持部材162による把持によって、下方へ引っ張られにくく、形状変化が生じにくい。
なお、先端用把持部材162及び後端用把持部材163の下方への移動速度を増速して、先端用把持部材162及び後端用把持部材163が把持しているゴム材21と、先端用把持部材62が把持しているゴム材21とを分離する第2の分離工程(図8(B)参照)も同様である。
さらに、当該分離動作は、押出口25の開口端が先端除去部分21Cの長さ範囲に位置する状態で行われる。先端除去部分21C以外の製品となる部分は、押出口25内に入った状態となっているため、分離動作における振動や衝撃が、製品となる部分へ伝わることが抑制される。また、分離動作における振動や衝撃によって、先端除去部分21Cが押出口25の開口端の縁などに当たって先端除去部分21Cにおいて肉厚変動が生じても、先端除去部分21Cは除去工程で除去されるため、最終製品のゴムロールには残らない。
このように、本実施形態では、把持動作や分離動作が、最終製品のゴムロールには残らない除去部分21A〜21Eが、押出口25の開口端に位置する状態で行われるので、最終製品のゴムロールの形状乱れが抑制される。このため、研磨などの後工程が不要となり、製造工程の低減にもつながる。
(評価)
本評価では、上記のゴムロール製造装置10において、内径12.5mmの円形断面をもち、ゴムの流路に硬質クロームメッキを施したクロスヘッドダイ(排出機12)を用いた。
ゴム材21としては、全ポリマーのうち80質量部以上のエピクロルヒドリンゴムを有し、カーボンや炭酸カルシウムなど無機フィラーを30〜60質量部、その他加硫剤や加硫促進剤、可塑剤などを配合したものを用いた。
芯金22としては、長さ355mm、直径8.0mm、快削鋼のシャフトの表面に厚さ約5μmの無電解ニッケルメッキを施した芯金に厚さ10μmでプライマーを塗布したものを用いた。
実施例では、芯金22の端面が押出口25から5mm突出した状態で、その5mmの範囲を先端用把持部材62で把持し、次の芯金122が押出口25から8mm突出した状態で、増速を開始して分離動作を行った。
比較例では、芯金22の端面が押出口25から30mm突出した状態で、その30mmの範囲を先端用把持部材62で把持し、次の芯金122が押出口25から90mm突出した状態で、増速を開始して分離動作を行った。
そして、上記のクロスヘッドダイを用いたゴムロール製造装置10によって、芯金22に厚さ2mmのゴム材21によるゴム層を形成し、加硫硬化させた後、芯金の端面より15mmの位置でゴム層を切除して両端部に芯金22の露出した帯電ゴムロールを得た。
こうして得られた帯電ゴムロールの肉厚の軸方向の変化を、レーザー変位計(アサカ理研製 ROLL2000)を用いて計測した。
また、成形された帯電ロールをカラー複写機DocuCentre Color400CP(富士ゼロックス社製)に組み込み、カラー複合機DocuCentre Color400CP用のカラートナー(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)を用い、A4用紙5000枚印字テスト(10℃ 15%RH) を行った。画質評価は、初期(3枚目)及び5000枚走行後の画像について、目視によってハーフトーン画像中での濃度ムラの有無により以下の基準で判定した。
A:許容可能な濃度ムラもしくは濃度ムラ等の欠陥なし
B:実用不可な濃度ムラの発生
この評価の結果、図10に示されるように、実施例では、把持及び加速での振動や衝撃でゴム材の肉厚が乱れることがなく、良好な画質を得ることができた。
これに対して、比較例では、把持のタイミングと加速のタイミング双方の影響と思われる肉厚の変動が2ヶ所現れた。具体的には、芯金端面より約30mmの付近に50μmの肉厚変動が現れ、芯金端面より約90mmの付近に80μmの肉厚変動が現れ、画質評価でも濃度ムラを生じた。
(第1変形例)
本実施形態では、後端用把持部材63、163が設けられていたが、後端用把持部材63、163のいずれもが設けられていない構成であってもよい。この構成では、ゴム材21は、先端用把持部材62、162のいずれかによってのみ把持されることになる。
具体的には、図11(A)に示されるように、芯金22の先端側(下端側)においてゴム材21が除去される先端除去部分21Aが、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材62が先端除去部分21Aを把持する(第1の先端把持工程(把持工程の一例))。
次に、図11(B)に示されるように、先端用把持部材62が把持しているゴム材21が、押出口25から押し出されるのに伴って(同期して)、移動機構70によって、押出方向(下方)へ先端用把持部材62を移動させる(移動工程)。
次に、図12(A)に示されるように、先端除去部分21Cが、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持する(第2の先端把持工程)。
次に、図12(B)に示されるように、先端除去部分21Cの長さ範囲内に押出口25の開口端が位置する状態で、且つ、先端用把持部材162が先端除去部分21Cを把持している状態において、先端用把持部材62の下方への移動速度を増速して、先端用把持部材62が把持しているゴム材21と、先端用把持部材162が把持しているゴム材21とを分離する(分離工程)。すなわち、後端除去部分21Bの全体が押出口25から排出されると共に先端除去部分21Cの軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、先端用把持部材62及び後端用把持部材63の下方への移動速度を増速する。なお、後端除去部分21Bの全体が押出口25から出てない状態で、増速してもよい。すなわち、芯金22の後端側(上端側)においてゴム材21が除去される後端除去部分21Bから、次の芯金122の先端側(下端側)においてゴム材21が除去される先端除去部分21Cまでの間が、その軸方向長さ以下だけ押出口25から突出した状態で、増速してもよい。
(他の変形例)
本実施形態では、後端用把持部材63、163で交互に、芯金22の後端側においてゴム材21が除去される後端除去部分21B(21D)を把持していたが、後端用把持部材63、163のいずれか一方のみが設けられる構成であってもよい。この構成では、例えば、先端用把持部材62、162のいずれが把持した場合においても、当該一方が、先端用把持部材62、162のいずれかが把持したゴム材21における後端除去部分21B(21D)を把持するようにされる。
また、本実施形態では、先端用把持部材162(先端用把持部材62)が先端除去部分21C(先端除去部分21E)を把持している状態において、先端用把持部材62及び後端用把持部材63(先端用把持部材162及び後端用把持部材163)の下方への移動速度を増速して、ゴム材21を分離していたが、先端用把持部材162(先端用把持部材62)が先端除去部分21C(先端除去部分21E)を把持していない状態で、先端用把持部材62及び後端用把持部材63(先端用把持部材162及び後端用把持部材163)の下方への移動速度を増速してもよい。
また、上記実施形態では、ゴム材21としてエピクロルヒドリンゴムを用いたものを例示したが、これに限られず、他のゴム材料を用いても良い。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成しても良い。
10 ゴムロール製造装置、20 押出部、21 ゴム材、21A先端除去部分(除去部分の一例)、21B 後端除去部分、21C 先端除去部分(除去部分の一例)、21D 後端除去部分、21E 先端除去部分(除去部分の一例)、22 芯金(芯材の一例)、24 芯金供給部(供給部の一例)、25 押出口、62 先端用把持部材(把持部材の一例)、63 後端用把持部材、70 移動機構、122 芯金(芯材の一例)、162 先端用把持部材(把持部材の一例)、163 後端用把持部材、222 芯金(芯材の一例)

Claims (8)

  1. 未加硫のゴム材を円筒状に押し出す押出部と、
    円筒状の前記ゴム材が芯材の外周を被覆した状態で前記押出部の押出口から押し出されるように、前記ゴム材の内部に前記芯材を供給する供給部と、
    前記芯材の先端側において前記ゴム材が除去される除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該除去部分を把持する把持部材と、
    前記押出口から前記ゴム材が押し出されるのに伴って、前記押出部の押出方向へ前記把持部材を移動させる移動機構と、
    を備えるゴムロール製造装置。
  2. 前記供給部は、前記円筒状のゴム材の内部に前記芯材を順次送り込み、
    前記移動機構は、前記芯材の後端側において前記ゴム材が除去される後端除去部分から、次の芯材の先端側において前記ゴム材が除去される先端除去部分までの間が、前記押出口の開口端に位置する状態で、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する請求項1に記載のゴムロール製造装置。
  3. 前記先端除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該先端除去部分を把持する先端用把持部材
    を備え、
    前記移動機構は、
    前記先端用把持部材が前記先端除去部分を把持している状態において、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する請求項2に記載のゴムロール製造装置。
  4. 前記後端除去部分から前記先端除去部分までの間が、その軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、前記後端除去部分を把持する後端用把持部材
    を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載のゴムロール製造装置。
  5. 未加硫のゴム材を円筒状に押し出す押出工程と、
    円筒状の前記ゴム材が芯材の外周を被覆した状態で押出口から押し出されるように、前記ゴム材の内部に前記芯材を供給する供給工程と、
    前記芯材の先端側において前記ゴム材が除去される除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該除去部分を把持部材で把持する把持工程と、
    前記押出口から前記ゴム材が押し出されるのに伴って、前記ゴム材に対する押出方向へ前記把持部材を移動させる移動工程と、
    を有するゴムロール製造方法。
  6. 前記供給工程は、前記円筒状のゴム材の内部に前記芯材を順次送り込み、
    前記芯材の後端側において前記ゴム材が除去される後端除去部分から、次の芯材の先端側において前記ゴム材が除去される先端除去部分までの間が、前記押出口の開口端に位置する状態で、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する分離工程を有する
    請求項5に記載のゴムロール製造方法。
  7. 前記先端除去部分がその軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、当該先端除去部分を先端用把持部材で把持する先端把持工程と、
    を有し、
    前記分離工程は、
    前記先端用把持部材が前記先端除去部分を把持している状態において、前記把持部材の押出方向への移動速度を増速して、前記把持部材が把持しているゴム材と、前記次の芯材を被覆するゴム材と、を分離する
    請求項6に記載のゴムロール製造方法。
  8. 前記後端除去部分から前記先端除去部分までの間が、その軸方向長さ以下だけ前記押出口から突出した状態で、前記後端除去部分を後端用把持部材で把持する後端把持工程
    を有する請求項5〜7のいずれか1項に記載のゴムロール製造方法。
JP2013166959A 2013-08-09 2013-08-09 ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法 Active JP5720743B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013166959A JP5720743B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013166959A JP5720743B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015033833A true JP2015033833A (ja) 2015-02-19
JP5720743B2 JP5720743B2 (ja) 2015-05-20

Family

ID=52542716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013166959A Active JP5720743B2 (ja) 2013-08-09 2013-08-09 ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5720743B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021030455A (ja) * 2019-08-13 2021-03-01 キヤノン株式会社 弾性ローラの製造方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018303A (ja) * 1999-07-06 2001-01-23 Mitsubishi Chemicals Corp 被覆ローラの製造方法
JP2007015137A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Canon Chemicals Inc ゴムロールの製造方法及びそれによって得られたゴムロール
JP2007101614A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Canon Chemicals Inc 帯電部材用被覆チューブの製造方法及び帯電部材用被覆チューブ、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置
JP4941610B1 (ja) * 2011-11-16 2012-05-30 富士ゼロックス株式会社 ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001018303A (ja) * 1999-07-06 2001-01-23 Mitsubishi Chemicals Corp 被覆ローラの製造方法
JP2007015137A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Canon Chemicals Inc ゴムロールの製造方法及びそれによって得られたゴムロール
JP2007101614A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Canon Chemicals Inc 帯電部材用被覆チューブの製造方法及び帯電部材用被覆チューブ、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置
JP4941610B1 (ja) * 2011-11-16 2012-05-30 富士ゼロックス株式会社 ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021030455A (ja) * 2019-08-13 2021-03-01 キヤノン株式会社 弾性ローラの製造方法
JP7313967B2 (ja) 2019-08-13 2023-07-25 キヤノン株式会社 弾性ローラの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5720743B2 (ja) 2015-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4941610B1 (ja) ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法
JP5720743B2 (ja) ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法
JP2003300239A (ja) ゴムローラの製造方法
JP2008052025A (ja) ゴムロールの製造方法及びゴムロール
JP5915788B1 (ja) ゴムロールの製造方法、ゴムロールの製造装置
JP4228238B2 (ja) ローラ成形装置、ローラ成形用金型、ローラ製造方法
US20130064984A1 (en) Rubber roll producing machine and method of producing rubber roll
JP2007015137A (ja) ゴムロールの製造方法及びそれによって得られたゴムロール
JP5741647B2 (ja) ゴムロール製造装置及びゴムロール製造方法
JP5896050B1 (ja) ゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法
JP5928622B1 (ja) ゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法
JP7146591B2 (ja) 弾性体ローラの製造方法
JP2009122361A (ja) 帯電部材用被覆チューブ、その製造方法、帯電部材、プロセスカートリッジ及び電子写真装置
JP6766394B2 (ja) 押出機及びゴムロール製造方法
US10481516B2 (en) Charging member, charging device, process cartridge, and image forming apparatus
JP2006305770A (ja) ゴムロールの製造方法及びゴムロール
JP2006123256A (ja) ゴムロールの製造方法
JP5765377B2 (ja) ゴムロール製造方法及びゴムロール製造装置
JP2017170790A (ja) ゴムロールの製造装置
JP5720739B2 (ja) ゴムロール製造装置およびゴムロール製造方法
JP6992297B2 (ja) 弾性ロールの製造方法
JP5943100B1 (ja) ゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法
JP2018079530A (ja) 切断装置、ゴムロールの製造装置、ゴムロールの製造方法
JP2018027598A (ja) 端部切断装置 ゴムロール製造装置
JP2007093916A (ja) 帯電部材用被覆チューブの製造方法、帯電部材、電子写真装置用カートリッジ及び電子写真装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150123

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150224

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5720743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350