JP2015033410A - 演出役物装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者に大きなインパクトを与えることができる演出役物装置を提供する。【解決手段】演出役物装置26は、光源やレンズカバー45を有する回転灯ユニット39と、回転灯ユニット39を初期位置と動作位置との間で往復移動させる駆動機構40と、レンズカバー45の外周面に回転可能に軸支された装飾体41とを備えており、回転灯ユニット39が初期位置で消灯しているとき、レンズカバー45の前面の一部を隠蔽姿勢の装飾体41で覆っておき、駆動機構40を動作させて回転灯ユニット39が初期位置から動作位置へ落下するときに、回転灯ユニット39を点灯動作させると共に装飾体41をレンズカバー45の外表面に沿って回動させることにより、装飾体41を隠蔽姿勢から開放姿勢へ変位させてレンズカバー45の前面全体が露出するようにした【選択図】図7

Description

本発明は、パチンコ機等の遊技機に備えられる演出役物装置に関するものである。
パチンコ機に代表される遊技機の中には、遊技盤の遊技領域に可変表示装置や始動入賞口やアタッカー装置等を設け、遊技領域に向けて発射された遊技球が始動入賞口に入賞したことを契機に電子抽選を行い、その抽選結果に基づいて可変表示装置が図柄の変動表示および変動停止を行うようにした機種が数多く存在する。電子抽選の抽選結果には当たりとハズレがあり、抽選結果が当たりの場合には、可変表示装置の表示画面に特定の図柄が表示され、通常モードから特別遊技モードへと移行する。この特別遊技モードでは、アタッカー装置の開閉扉が開放動作して大入賞口を露呈させるので、露呈した大入賞口に遊技球が入りやすくなって遊技者は多くの賞球を獲得できるようになる。
この種のパチンコ機において、パトランプ等と呼称される回転灯を可変表示装置の周囲の任意位置に配置し、この回転灯の点灯動作と電子抽選の抽選結果に基づく可変表示装置の表示内容とを組み合わせて演出効果を高めるようにした機種が存在する。この場合、回転灯の光を周囲に旋回させながら放射するという単純な光演出となってしまうため、回転灯の周囲を覆うカバー体を回転動作することによって、回転灯を選択的に露出/隠蔽するようにした演出役物装置が従来より知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された演出役物装置では、半割形状または一体形状のカバー体にギア部を設け、このギア部に噛合する歯車をモータを駆動源として回転することにより、カバー体が隠蔽位置と露出位置との間を回動するようになっている。カバー体は光を透過しない材料で形成されており、通常、カバー体は隠蔽位置で停止していて回転灯の前面全体を覆っている。そして、モータの駆動によってカバー体が隠蔽位置から露出位置に向かって回動すると、それまでカバー体によって覆われていた回転灯が徐々に現れ、カバー体が露出位置まで回動した時点で回転灯は完全に露出する。その際、回転灯が点灯動作されて旋回する光を放射するため、露出位置に向かって回動するカバー体の背後から回転灯の光が漏れてくるという光演出を行うことができる。
特開2009−82400号公報
前述した従来の演出役物装置によれば、回転灯の点灯動作と回転灯の外周面に沿って回動するカバー体の動きとを関連付けることができるため、回転灯の光が放射されるだけの単純な光演出に比べると、カバー体の動きが追加された分だけ遊技者に与えるインパクトは大きくなる。しかしながら、近年、回転灯の点灯動作によって大当たりを示唆する機種が増加しているため、今まで以上に大きなインパクトを与えることができる演出役物装置が要望されている。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者に大きなインパクトを与えることができる演出役物装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の演出役物装置は、遊技機の所定領域に配置された発光灯と、この発光灯を初期位置と動作位置との間で往復移動させる駆動機構と、この駆動機構が搭載されたベース部材と、前記発光灯の外表面に沿って移動可能に配置された装飾体とを備え、前記発光灯が前記初期位置にあるときに、前記装飾体は前記発光灯の前面の少なくとも一部を覆う隠蔽姿勢に保持されており、前記発光灯の前記初期位置から前記動作位置への移動に伴って、前記装飾体が前記隠蔽姿勢から前記発光灯の前面を露出させる開放姿勢へと移動するように構成した。
このように構成された演出役物装置では、通常、初期位置にある発光灯の前面の少なくとも一部が装飾体によって覆われており、例えば特別図柄に係る電子抽選の結果が大当たりの場合に、駆動機構を動作させて発光灯を初期位置から動作位置へ移動すると共に、その動きに伴って装飾体を隠蔽姿勢から開放姿勢へ移動して発光灯の前面を露出させると、光を放射しながら移動する発光灯の前面から装飾体が退去するという極めてインパクトの高い光演出を実現することができる。
上記の構成において、発光灯の外周面に駆動アームが揺動可能に軸支されており、この駆動アームの一端部がベース部材に回動可能かつ前後方向へ移動可能に係合支持されていると共に、駆動アームの他端部に装飾体が一体的に設けられていると、一端側をベース部材に拘束させた駆動アームの揺動中心が発光灯の移動に伴って変化して、駆動アームの他端側に設けられた装飾体が隠蔽姿勢と開放姿勢との間を移動するため、わざわざ専用の駆動機構を用いることなく装飾体を移動することができる。
この場合において、発光灯が湾曲形状の外周面を有すると共に、装飾体が発光灯の外周面と曲率を略同じくする内周面を有し、駆動アームの揺動に伴って装飾体が発光灯の外周面に沿って移動するように構成すると、発光灯と装飾体の動きに一体感を持たすことができて好ましい。
また、上記の構成において、遊技機の遊技領域に可変表示装置が配設されていると共に、発光灯が初期位置で可変表示装置の表示画面の上方に保持されており、この発光灯が表示画面の前方を落下して初期位置から動作位置まで移動する間に、装飾体が発光灯の外表面に沿って隠蔽姿勢から開放姿勢へと回動するように構成すると、発光灯と装飾体を用いた光演出に電子抽選の抽選結果に基づく可変表示装置の表示内容を関連付けることが可能になる。したがって、例えば電子抽選の抽選結果が大当たりの場合、可変表示装置の表示画面で大当たりを示唆する演出用図柄の変動表示および停止表示を行った上で、光を放射しながら表示画面の上部前方に落下する発光灯の前面から装飾体が退去する、という今までにない斬新でインパクトの高い光演出態様を実現することができる。
本発明の演出役物装置は、光を放射しながら移動する発光灯の前面から装飾体が退去するという極めてインパクトの高い光演出を実現することができる。
パチンコ機の外観を示す斜視図である。 図1に示すパチンコ機の前面扉を開放した状態の斜視図である。 図1に示すパチンコ機の背面図である。 図1に示すパチンコ機に備えられる遊技盤の正面図である。 実施形態例に係る演出役物装置の非動作状態を示す正面図である。 図5に対応する演出役物装置の裏面図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 図5に対応する演出役物装置の斜視図である。 該演出役物装置の分解斜視図である。 該演出役物装置の動作途中状態を示す正面図である。 図10に対応する演出役物装置の裏面図である。 図10のB−B線に沿う断面図である。 図10に対応する演出役物装置の斜視図である。 該演出役物装置の動作状態を示す正面図である。 図14に対応する演出役物装置の裏面図である。 図14のC−C線に沿う断面図である。 図14に対応する演出役物装置の斜視図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1と図2に示すように、本発明の実施形態例に係る演出役物装置が適用された遊技機(パチンコ機)は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の前面に扉状に開閉自在に取り付けられた前面扉3等を備えており、前面扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
機枠1の左下隅部には大型のスピーカ5が配設されており、このスピーカ5は前面扉3の切り欠き内に位置して前方に露出している。本体枠2の上部内側には後述する遊技盤6が収納されており、この遊技盤6の盤面(前面)は透明板4を透して外部から目視可能となっている。また、本体枠2の右側枠部にはシリンダ錠7aを有する施錠装置7が設置されており、図示省略されているが、この施錠装置7は本体枠2の裏面に配置された後部施錠杆と本体枠2の前面に配置された前部施錠杆とを備えている。常態では、施錠装置7の後部施錠杆によって機枠1に対して本体枠2が施錠されると共に、前部施錠杆によって本体枠2に対して前面扉3が施錠されている。そして、シリンダ錠7aの鍵穴に図示せぬ鍵を差し込み、この鍵を一方向(例えば時計回り)へ回動すると、後部施錠杆が下動して本体枠2が開錠されるようになっている。また、シリンダ錠7aの鍵穴に差し込んだ鍵を他方向(反時計回り)へ回動すると、前部施錠杆が上動して前面扉3が開錠されるようになっている。
前面扉3には遊技盤6の盤面に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aは透明板4によって塞がれている。前面扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ8が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ8と前述した大型のスピーカ5とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。さらに、前面扉3の前面下部には、遊技盤6の裏面に配設された賞球払出装置(後述する)から払い出された遊技球を収容する上段受皿9と、上段受皿9から排出された遊技球を収容する下段受皿10と、遊技者による押下操作が可能な演出釦ユニット11等が設けられており、上段受皿9の右側方には操作ハンドル12が配設されている。
機枠1の左側枠部には上側軸受け体13と下側軸受け体14が固着されており、これら両軸受け体13,14に本体枠2の左側枠部の上下両端に設けた第1ピン(図示省略)を軸支することによって、本体枠2を機枠1に対して開閉自在に支持する第1ヒンジ機構が構成されている。一方、前面扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示省略)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の左側枠部に突設した上下の支持板2aに軸支することによって、前面扉3を本体枠2に対して開閉自在に支持する第2ヒンジ機構が構成されている。また、本体枠2の上部内側は遊技盤6の収納スペースとなっており、この収納スペースの下方は前面扉3によって覆い隠される設置部2bとなっている。設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域9に向けて発射する発射装置15が配設されており、前述した操作ハンドル12の回動操作量に応じて発射装置15の発射強度が調整されるようになっている。
図3に示すように、遊技盤6の裏面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御処理部16と、主制御処理部16からの指令を受けて前述したスピーカ5,8や後述する可変表示装置や演出役物装置等の各種装置を制御する副制御処理部17と、前述した賞球払出装置18と、主制御処理部16からの指令を受けて賞球払出装置18を制御する払出制御処理部19と、操作ハンドル12の回動操作量に応じて前記発射装置15の作動を制御する発射制御処理部20と、賞球数や大当たり回数等の各種情報を遊技場のホールコンピュータに出力する外部端子基板21等が設けられている。主制御処理部16は、CPU(Central Processing Unit)と、予め定められた制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)と、生成された処理情報の一時記憶および記憶した情報の削除を行うRAM(Random Access Memory)等が実装された制御基板(メイン基板)とを備えており、このCPUがROMに格納された各種プログラムやデータを読み込んで実行することにより、遊技に関する主要な処理が行われる。
図4に示すように、遊技盤6の前面はガイドレール22等によって略円形状に区画された遊技領域23となっており、遊技者が操作ハンドル12を任意角度まで回動操作すると、前記発射装置15が上段受皿9に保留された遊技球を遊技領域23に向けて連続的に打ち出すようになっている。遊技領域23の中央付近にはセンター役物24が配置されており、このセンター役物24は、中央部に矩形状の開口部25aを有する装飾枠25と、装飾枠25の上壁部に配設された演出役物装置26(後述する)と、装飾枠25の裏面側に配置された可変表示装置27等を具備している。可変表示装置27は液晶パネル(LCD)からなり、その表示画面27aは装飾枠25の開口部25aから露出している。
装飾枠25の下壁部には左右方向へ延びるステージ28が設けられており、このステージ28の中央部には誘導溝28aが形成されている。また、装飾枠25の左側壁には中空構造のワープ通路29が形成されており、このワープ通路29の両端は遊技領域23とステージ28に向けてそれぞれ開口している。したがって、センター役物24の左側の遊技領域23を流下する遊技球がワープ通路29に入球すると、その遊技球はワープ通路29の内部を通ってステージ28に排出された後、ステージ28上を転動して誘導溝28aへと導かれる。
ステージ28の誘導溝28aの真下位置には上面を開口した単純構造の第1始動入賞口30が配設されており、ステージ28上を転動して誘導溝28aから落下した遊技球が高い確率で第1始動入賞口30に入賞するようになっている。また、センター役物24の右側の遊技領域23には第2始動入賞口31が配設されており、この第2始動入賞口31は1つの可動片を有するベロ式電チュー構造の始動入賞口となっている。そして、これら第1および第2始動入賞口30,31のいずれか一方に遊技球が入賞すると、それを契機として特別図柄に係る電子抽選が行われ、その抽選結果に基づいて可変表示装置27の表示画面27a上で演出用図柄の変動表示および停止表示が行われる。また、第2始動入賞口31の上方位置にスルーチャッカー32が配設されており、センター役物24の右側に打ち出された遊技球がこのスルーチャッカー32を通過すると、それを契機として普通図柄に係る電子抽選が行われ、その抽選結果が当たりの場合に第2始動入賞口31の可動片を一時的に開放して遊技球の入賞を許可するようになっている。
さらに、第2始動入賞口31の下方位置にアタッカー装置33が配設されており、このアタッカー装置33は内部の大入賞口を開閉可能な可動弁を有している。アタッカー装置33は、第1および第2始動入賞口30,31のいずれか一方に遊技球が入賞することを契機に行われる特別図柄に係る電子抽選の結果、当たりとなって大当たり遊技状態(特別遊技モード)へ移行した場合に作動される装置である。具体的には、特別図柄の抽選結果が当たりの場合、アタッカー装置33の可動弁が複数回繰り返して開放動作することにより、大入賞口を露呈させて遊技球の入賞を許可するようになっている。アタッカー装置33の可動弁は1回の開放動作(1ラウンド)について例えば30秒経過するまで、あるいは遊技球が大入賞口に例えば10個入るまで開放状態を維持し、かかる開放動作を例えば15回繰り返した後に大当たり遊技が終了する。
その他、遊技領域23には、遊技球の払い出しのみを行う複数の一般入賞口34や、遊技球の流下経路を担う風車35と複数本の遊技釘36等が配設されており、いずれの始動入賞口30,31や一般入賞口34にも入賞しなかった遊技球は、遊技領域23の最下端部とアタッカー装置33の下方位置に設けられたアウト口37から遊技盤6の裏面側に排出されるようになっている。
演出役物装置26は前述した特別図柄に係る電子抽選の結果を後述する装飾体の可動態様や発光灯の照光態様によって遊技者に示唆することができる装置であり、この演出役物装置26による演出は主制御処理部16が動作を決定し、決定した動作に基づいて副制御処理部17に制御信号を送ることにより実行される。副制御処理部17は、主制御処理部16から送られた制御信号に基づいて後述するモータと光源にそれぞれ駆動信号を出力し、それによって発光灯と装飾体が所定の動作を行ったり、光源を点灯させて発光灯が照光するようになっている。以下、この演出役物装置26の構造と動作について図5〜図17を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態例に係る演出役物装置26は、横長形状のベース部材38と、ベース部材38に上下動可能に支持された回転灯ユニット39と、回転灯ユニット39を上下方向に駆動する駆動機構40と、回転灯ユニット39の外表面に沿って移動可能に配置された装飾体41等によって主に構成されている。
ベース部材38は可変表示装置27の上方位置で遊技盤6にネジ止め固定されており、このベース部材38の中央付近には上下方向に延びるガイド孔38aが形成されている。ガイド孔38aよりも右方に位置するベース部材38の下辺側には係合溝38bが形成されており、図7と図12および図16に示すように、この係合溝38bは前後方向に延びている。また、ベース部材38の前面には一対のガイドシャフト42が取り付けられており、これらガイドシャフト42はガイド孔38aを挟んで上下方向に延びている。両ガイドシャフト42には連結板43が摺動可能に支持されており、この連結板43は回転灯ユニット39の背面に固定されている。
回転灯ユニット39はパトランプ等と呼称される発光灯であり、この回転灯ユニット39は、前面側に装飾が施された本体ケース44と、本体ケース44の下面に一体的に設けられたレンズカバー45等を備えている。レンズカバー45は上側に筒状の湾曲面で下側に球状の湾曲面を有しており、レンズカバー45の全体は赤色等で着色されている。図示省略されているが、回転灯ユニット39の内部にはランプやLED等からなる光源と回転反射板とが収納されており、本体ケース44には回転反射板を駆動する第1モータ46が搭載されている。そして、これら光源と第1モータ46に通電して回転灯ユニット39を点灯動作させると、第1モータ46を駆動源として回転反射板が光源の周囲を旋回し、光源の光が放射方向を回転変位させながらレンズカバー45から出射される。
装飾体41はビキニ水着のトップスを模した遮光材料からなる可動役物であり、この装飾体41の内周面はレンズカバー45の湾曲した外周面とほぼ同じ曲率に設定されている。装飾体41の左右両端側には駆動アーム47,48が一体的に設けられており、これら駆動アーム47,48はレンズカバー45を挟んで後方へ延びている。一方の駆動アーム47はくの字状に屈曲形成されており、その屈曲部分に支軸47aが突設されていると共に、先端側にピン47bが設けられている。他方の駆動アーム48は一方の駆動アーム47に比べて短寸な直線状に形成されており、その先端側に支軸48aが突設されている(図9参照)。
両駆動アーム47,48の支軸47a,48aはレンズカバー45に回転可能に軸支されており、一方の駆動アーム47のピン47bはベース部材38の係合溝38bに回動可能かつ前後方向へ移動可能に係合支持されている。すなわち、装飾体41は支軸47a,48aを回転中心としてレンズカバー45に回動可能に支持されており、回転灯ユニット39の上下動に伴って装飾体41の回転中心(支軸47a,48a)の位置が上下方向に変化すると、その位置に応じて駆動アーム47のピン47bと係合溝38bとの係合箇所も変動することになる。したがって、回転灯ユニット39が後述する駆動機構40によってベース部材38の上下方向へ昇降動作されると、装飾体41が回転灯ユニット39の昇降動作に伴ってレンズカバー45の湾曲した外表面に沿って回動することになり、装飾体41を回動させるための専用の駆動機構は不要となっている。
ベース部材38の前面上部には第2モータ49が取り付けられており、第2モータ49の出力軸はベース部材38を貫通して背面側に突出している。図6と図11および図15に示すように、ベース部材38の背面には大径の駆動ギア50が軸支されており、この駆動ギア50はアイドラギア51を介して第2モータ49の出力軸に固定されたピニオンギア52と噛合している。また、ベース部材38の背面には伝達アーム53が揺動可能に軸支されており、この伝達アーム53の長手方向の両端部には長孔53a,53bが形成されている。一方の長孔53aは駆動ギア50の周縁部に突設されたピン50aと係合しており、他方の長孔53bは回転灯ユニット39の背面から突出してガイド孔38aに挿入されたピン39aと係合している。さらに、ベース部材38の背面にはフォトインタラプタからなる検知センサ54が取り付けられており、伝達アーム53の側面に突出形成された遮光部53cが検知センサ54の光路に対して出入可能となっている。
第2モータ49が正逆いずれかの方向へ回転すると、その回転がピニオンギア52からアイドラギア51を介して駆動ギア50に伝達されるため、駆動ギア50のピン50aが伝達アーム53の長孔53a内を移動し、これらピン50aと長孔53aの係合部分で駆動ギア50の回転が伝達アーム53の揺動運動に変換される。その結果、伝達アーム53の他端側の長孔53bと係合するピン39aがガイド孔38aに沿って上下動し、ピン39aを有する回転灯ユニット39が上方の初期位置と下方の動作位置との間を往復移動する。また、このように伝達アーム53が揺動回転すると、それに伴って伝達アーム53の遮光部53cが検知センサ54の光路を遮断/通過させるため、検知センサ54の出力信号に基づいて回転灯ユニット39の原点位置(初期位置)を検出することができる。なお、これら第2モータ49からピン39aに至る各部材(駆動ギア50や伝達アーム53等)によって前述した駆動機構40が構成されている。
このように構成された遊技機(パチンコ機)において、通常、演出役物装置26は第1および第2モータ46,49や光源に通電されない非動作状態となっており、図4に示すように、演出役物装置26の回転灯ユニット39と装飾体41は可変表示装置27の上方に位置する装飾枠25の前方で停止している。
図5〜図8はかかる演出役物装置26の非動作状態を示し、この非動作状態で回転灯ユニット39は最上方の初期位置で停止しており、装飾体41は隠蔽姿勢にあってレンズカバー45の前方中央付近を覆っている。この場合、装飾体41に設けられた駆動アーム47のピン47bは係合溝38bの前端部と係合しており(図7参照)、回転灯ユニット39に突設されたピン39aはガイド孔38aの上端部と係合している(図6参照)。
回転灯ユニット39が初期位置にあるときに第2モータ49を正逆いずれかの方向に回転駆動すると、第2モータ49を駆動源として伝達アーム53が図6の時計回りに揺動回転し、それに伴って回転灯ユニット39が初期位置から下方へ移動し始める。その際、第1モータ46と光源に通電して回転灯ユニット39を動作させると、それまで消灯していた回転灯ユニット39が突然に光り出して点灯動作し、その状態のまま回転灯ユニット39は装飾体41と一緒に表示画面27aの上部前方に落下するため、演出役物装置26は図5〜図8に示す非動作状態から図10〜図13に示す動作途中状態へと変化する。この間、両駆動アーム47,48の回転中心(支軸47a,48a)は回転灯ユニット39の移動に伴って下方へ変位し、一方の駆動アーム47のピン47bが係合溝38b内を回動しながら後端側へ移動するため(図12参照)、装飾体41は支軸47a,48aを中心にレンズカバー45の外周面に沿って下向きに回動する。
この状態から第2モータ49をさらに同方向へ回転駆動すると、伝達アーム53が図11の時計回りにさらに揺動回転し、それに伴って回転灯ユニット39が最下方の動作位置まで移動するため、演出役物装置26は図10〜図13に示す動作途中状態から図14〜図17に示す動作状態へと変化する。この間、両駆動アーム47,48の回転中心は回転灯ユニット39の移動に伴って最下位置へと変位し、駆動アーム47のピン47bが係合溝38b内を回動しながら後端側から前端側へ移動するため(図16参照)、装飾体41は支軸47a,48aを中心にレンズカバー45の真下まで回動する。その結果、装飾体41がレンズカバー45の前方から下側へ退去し、装飾体41はレンズカバー45の前面全体を露出させる開放姿勢となる。
また、回転灯ユニット39が動作位置まで移動した後に第2モータ49を上記と逆方向に回転駆動すると、回転灯ユニット39が表示画面27aの前方を上昇して初期位置まで戻り、この間に装飾体41がレンズカバー45の外周面に沿って上向きに回動して隠蔽姿勢に戻るため、回転灯ユニット39と装飾体41は再び図4に示す非動作状態となる。なお、このようにして回転灯ユニット39が初期位置に戻ると、図6に示すように、伝達アーム53の遮光部53cが検知センサ54の光路を遮断する位置に復帰するため、検知センサ54の出力信号に基づいて回転灯ユニット39の原点位置が検出される。したがって、大当たりの期待度や大当たりの種別(通常当たりや確変当たり)等に応じて第1および第2モータ46,49を制御することにより、回転灯ユニット39を初期位置で停止させたまま点灯動作させたり、回転灯ユニット39を点灯動作させたまま初期位置から動作位置へ移動させることが可能となる。
以上説明したように、本実施形態例に係る演出役物装置26では、回転灯ユニット39を初期位置と動作位置との間で往復移動させる駆動機構40と、回転灯ユニット39のレンズカバー45の外周面に沿って移動可能に配置された装飾体41とを備え、初期位置にあるレンズカバー45の前面の一部を隠蔽姿勢の装飾体41で覆っておき、駆動機構40を動作させて回転灯ユニット39を初期位置から動作位置へ移動するときに、それに伴って装飾体41を隠蔽姿勢から開放姿勢へ移動してレンズカバー45の前面全体を露出させるようにしたので、光を放射しながら移動する回転灯ユニット39の前面から装飾体41が退去するという極めてインパクトの高い光演出を実現することができる。
また、本実施形態例に係る演出役物装置26では、装飾体41に一対の駆動アーム47,48を設け、これら駆動アーム47,48の支軸47a,48aを回転灯ユニット39のレンズカバー45に揺動可能に軸支すると共に、一方の駆動アーム47の先端側に設けたピン47bをベース部材38に設けた係合溝38bに回動可能かつ前後方向へ移動可能に係合しているので、駆動機構40によって回転灯ユニット39を上下動させると、それに伴って駆動アーム47,48の回転中心が変位して、装飾体41が隠蔽姿勢と開放姿勢との間を回動するようになっているため、わざわざ専用の駆動機構を用いることなく装飾体41を回動することができる。
なお、上記実施形態例では、可変表示装置27の表示画面27aの真上に配置した回転灯ユニット39を上下方向に往復移動するようにしているが、回転灯ユニット39の配置場所は表示画面27aの真上に限らず、例えば、表示画面27aの側方に配置した回転灯ユニットを左右方向に往復移動させるようにしても良い。
また、上記実施形態例では、ビキニ水着を模した装飾体41が初期位置でレンズカバー45の前面の一部を覆うようにしているが、装飾体41の形状や大きさはこれに限定されず、例えば、初期位置でレンズカバー45の前面全体を装飾体で覆っておき、回転灯ユニット39が初期位置から動作位置へ移動する間に、この装飾体を回動させてレンズカバー45を露出させるようにしても良い。
また、上記実施形態例では、装飾体41に設けた一対の駆動アーム47,48のうち、一方の駆動アーム47をベース部材38の係合溝38bに係合支持させ、他方の駆動アーム48は係合溝38bに係合させていないが、他方の駆動アーム48についても一方の駆動アーム47と同様の構成にしても良い。
また、上記実施形態例では、レンズカバー45の内部に光源と回転反射板が収納された回転灯ユニット39を発光灯として用いているが、このような回転灯ユニット39の代わりに、レンズカバーの内部に複数のLEDを環状に配列した発光灯を使用し、これらLEDを順次点灯させて回転灯ユニット39に類似した光演出を行うようにしても良い。
また、上記実施形態例では、本発明による演出役物装置をパチンコ機に適用した場合について説明したが、スロットマシン等の他の遊技機に適用することも可能である。
6 遊技盤
23 遊技領域
24 センター役物
25 装飾枠
26 演出役物装置
27 可変表示装置
27a 表示画面
38 ベース部材
38a ガイド孔
38b 係合溝
39 回転灯ユニット(発光灯)
39a ピン
40 駆動機構
41 装飾体
42 ガイドシャフト
43 連結板
44 本体ケース
45 レンズカバー
46 第1モータ
47,48 駆動アーム
47a,48a 支軸
47b ピン
49 第2モータ
50 駆動ギア
50a ピン
51 アイドラギア
52 ピニオンギア
53 伝達アーム
53a,53b 長孔
53c 遮光部
54 検知センサ

Claims (4)

  1. 遊技機の所定領域に配置された発光灯と、この発光灯を初期位置と動作位置との間で往復移動させる駆動機構と、この駆動機構が搭載されたベース部材と、前記発光灯の外表面に沿って移動可能に配置された装飾体とを備え、
    前記発光灯が前記初期位置にあるときに、前記装飾体は前記発光灯の前面の少なくとも一部を覆う隠蔽姿勢に保持されており、前記発光灯の前記初期位置から前記動作位置への移動に伴って、前記装飾体が前記隠蔽姿勢から前記発光灯の前面を露出させる開放姿勢へと移動するようにしたことを特徴とする演出役物装置。
  2. 請求項1の記載において、前記発光灯の外周面に駆動アームが揺動可能に軸支されており、この駆動アームの一端部が前記ベース部材に回動可能かつ前後方向へ移動可能に係合支持されていると共に、前記駆動アームの他端部に前記装飾体が一体的に設けられていることを特徴とする演出役物装置。
  3. 請求項2の記載において、前記発光灯が湾曲形状の外周面を有すると共に、前記装飾体が前記発光灯の外周面と曲率を略同じくする内周面を有し、前記駆動アームの揺動に伴って前記装飾体が前記発光灯の外周面に沿って移動するようにしたことを特徴とする演出役物装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記遊技機の遊技領域に可変表示装置が配設されていると共に、前記発光灯が前記初期位置で前記可変表示装置の表示画面の上方に保持されており、この発光灯が前記表示画面の前方を落下して前記初期位置から前記動作位置まで移動する間に、前記装飾体が前記発光灯の外表面に沿って前記隠蔽姿勢から前記開放姿勢へと回動することを特徴とする演出役物装置。
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