JP2015033143A - 電動モータ駆動装置 - Google Patents

電動モータ駆動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015033143A
JP2015033143A JP2013158519A JP2013158519A JP2015033143A JP 2015033143 A JP2015033143 A JP 2015033143A JP 2013158519 A JP2013158519 A JP 2013158519A JP 2013158519 A JP2013158519 A JP 2013158519A JP 2015033143 A JP2015033143 A JP 2015033143A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
channel fet
electric motor
resistor
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013158519A
Other languages
English (en)
Inventor
加藤 和
Kazu Kato
和 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2013158519A priority Critical patent/JP2015033143A/ja
Publication of JP2015033143A publication Critical patent/JP2015033143A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】デカップリングコンデンサによって電源投入時に発生する突入電流を抑制する。
【解決手段】バッテリからインバータ回路へと電力を供給する電路(電源ライン)に、半導体リレーの一例としてのNチャネルFET142を配設すると共に、NチャネルFET142のソースSとゲートGとの間に、動作安定用の抵抗R2と突入電流を抑制するためのコンデンサC2とを並列に接続する。また、NチャネルFET142のゲートGに、少なくとも駆動信号伝達用の抵抗R1を接続する。そして、マイコンから駆動信号が出力されたとき、抵抗R1及びコンデンサC2によるフィルタ作用によって、NチャネルFET142のゲートGの電圧が徐々に上昇するようにし、NチャネルFET142がONになる時間を遅くする。そして、NチャネルFET142がONになるまでの間に、デカップリングコンデンサを充電し、突入電流の発生を抑制する。
【選択図】図3

Description

本発明は、インバータ回路により電動モータを駆動する電動モータ駆動装置に関する。
インバータ回路により電動モータを駆動する電動モータ駆動装置においては、電源ラインにキャパシタンスやインダクタンスの成分が存在するため、これらの影響によって電圧変動が大きくなるおそれがある。このため、電源ラインにおけるインバータ回路の上流側と下流側とを、例えば、数千〜数万μFのデカップリングコンデンサにより接続することで、電圧変動を抑制するようにしている。
電源ラインにデカップリングコンデンサを取り付けると、電源投入時にデカップリングコンデンサを充電する必要があることから、電源ラインに大電流である突入電流(インラッシュ電流)が流れる原因となってしまう。このため、特開2002−44990号公報(特許文献1)に記載されるように、電源からデカップリングコンデンサに突入電流が流れるのを抑制すべく、電源ラインに配設したプリチャージ回路によって、デカップリングコンデンサを充電する技術が提案されている。
特開2002−44990号公報
しかしながら、電源ラインにプリチャージ回路を配設すると、電源リレーとは別にプリチャージ用の半導体リレーが必要となり、コスト上昇だけではなく、プリチャージ回路の実装面積を確保するため基板サイズが大型化してしまう。
そこで、本発明は、プリチャージ回路がなくても、電源投入時に発生する突入電流を抑制可能な、電動モータ駆動装置を提供することを目的とする。
電動モータ駆動装置は、電動モータを駆動するインバータ回路と、電源からインバータ回路へと電力を供給する電路を開閉する半導体リレーと、半導体リレーとインバータ回路との間の電路に一端が接続されると共に、他端がグランドに接続された第1のコンデンサと、半導体リレーのキャリア側電圧と制御側電圧との電位差を徐々に変化させる制御手段と、を有する。
本発明によれば、プリチャージ回路がなくても、電源投入時に発生する突入電流を抑制することができる。
車両の電動パワーステアリングシステムの一例を示す概要図である。 電動モータ駆動装置の第1実施形態の一例を示す概要図である。 電動モータ駆動装置の第1実施形態におけるリレー回路の一例を示す概要図である。 半導体リレーとして置換可能なNPNトランジスタの説明図である。 リレー回路の第1実施形態に短時間でOFFする工夫を盛り込んだ一例を示す概要図である。 短時間でOFFする工夫の変形例を示し、(A)は第1変形例の説明図、(B)は第2変形例の説明図である。 電動モータ駆動装置の第2実施形態の一例を示す概要図である。 電動モータ駆動装置の第2実施形態におけるリレー回路の一例を示す概要図である。 半導体リレーとして置換可能なPNPトランジスタの説明図である。 リレー回路の第2実施形態に短時間でOFFする工夫を盛り込んだ一例を示す概要図である。
以下、添付された図面を参照し、本発明を実施するための実施形態について詳述する。
図1は、車両の電動パワーステアリングシステムの一例を示す。
電動パワーステアリングシステムEPSが適用されるステアリング装置は、操作機構,ギヤ機構及びリンク機構を有している。
操作機構は、ステアリングホイールSWとステアリングシャフト(コラムシャフト)SSとを有している。ステアリングシャフトSSは、第1シャフトS1と第2シャフトS2(中間シャフト)を含む。
ギヤ機構はラック&ピニオン型であり、ラックRとピニオンPとを有している。ピニオンPは、第2シャフトS2に連結されたピニオンシャフトPSの先端に設けられており、ラックRと噛み合っている。
リンク機構は、ラックRに連結されたタイロッドTRと、タイロッドTRに連結された転舵輪FL,FRと、を有している。
電動パワーステアリングシステムEPSは、電動モータMTRがギヤを直接駆動して補助力を発生する電動直結式であり、ピニオンシャフトPSに取り付けられてピニオンシャフトPSの回転に対して補助動力を与えるピニオンアシスト式である。
電動パワーステアリングシステムEPSは、直流電源としてのバッテリBATTから供給される電力(電流)により駆動される電動モータMTRと、電動モータMTRの回転を減速する減速ギヤ機構GERと、操舵トルクを検出するトルクセンサTSと、電動モータMTRの回転(回転角又は回転位置)を検出する図示しないレゾルバと、これらセンサ類から信号の入力を受けて電動モータMTRの駆動を制御する電子制御装置ECUと、を有している。これらの構成部品は、同一のハウジングHSGの内部に収容されており、電動パワーステアリングシステムEPSは機電一体型のユニットとして構成されている。
これはピニオン型の電動パワーステアリングシステムの一例で、他に、デュアルピニオン型,ラック型,コラム型の電動パワーステアリングシステムなどがある。
図2は、このような電子制御パワーステアリングシステムEPSなどに使用される、電動モータ駆動装置の第1実施形態の一例を示す。
車両用アクチュエータである電動モータ100は、直流電源であるバッテリ110から供給される電力を交流に変換するインバータ回路120によって駆動される。電動モータ100としては、例えば、三相交流モータなどを使用することができる。インバータ回路120は、トランジスタ,FET(Field Effect Transistor),IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などのパワー素子を内蔵し、このパワー素子によって外部から供給される直流を交流に変換して電動モータ100を駆動する。
このため、インバータ回路120の入力端子122には、バッテリ110からインバータ回路120へと電力を供給する電路(電源ライン)130を開閉するリレー回路140を介在させて、バッテリ110の+端子が接続されている。また、バッテリ110の−端子は、グランドGNDに接続されている。なお、リレー回路140の詳細については後述する。
インバータ回路120の制御端子124には、マイコン150から出力されるPWM(Pulse Width Modulation)信号に基づいて、インバータ回路120のパワー素子を駆動するためのドライバを駆動するプリドライバ160の出力信号が入力される。また、インバータ回路120のグランド端子126は、インバータ回路120とバッテリ110の−端子側とを接続する電路132を介してグランドGNDに接続されている。
マイコン150には、バッテリ110の+端子とリレー回路140との間に位置する電路130から分岐した電路134を介して、バッテリ110から電力が供給される。電路134には、イグニッションスイッチ170、及び、バッテリ110から供給される電力を所定電圧(例えば、5V)に調整する定電圧回路180が夫々配設されている。
そして、マイコン150は、例えば、フラッシュROM(Read Only Memory)などの不揮発性メモリに書き込まれた制御プログラムを実行することで、運転者による車両操作状態などに応じて、電動モータ100を駆動するときにリレー回路140に駆動信号を出力すると共に、プリドライバ160へPWM信号を出力する。
また、イグニッションスイッチ170と定電圧回路180との間に位置する電路134から分岐した電路136を介して、バッテリ110のVB電圧が、プリドライバ160及び昇圧回路190へと供給される。昇圧回路190は、例えば、ブースター回路、チャージポンプ回路などからなり、VB電圧を所定電圧(例えば、10V)昇圧し、電路138を介して、昇圧した電圧をリレー回路140及びプリドライバ160へと供給する。従って、リレー回路140及びプリドライバ160は、昇圧された電圧で駆動することが可能となり、例えば、動作の安定化などを図ることができる。
インバータ回路120によって電動モータ100を駆動する電動モータ駆動装置においては、前述したように、キャパシタンスやインダクタンスの影響によって電圧変動が大きくなるおそれがある。このため、リレー回路140とインバータ回路120との間に位置する電路130に一端が接続されると共に、他端が電路132を介してグランドGNDに接続された、例えば、数千〜数万μFのデカップリングコンデンサC1が取り付けられる。なお、デカップリングコンデンサC1が、第1のコンデンサの一例として挙げられる。
図3は、リレー回路140の一例を示す。
バッテリ110とインバータ回路120との間には、半導体リレーの一例として、NチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)142が配設されている。具体的には、NチャネルMOSFET(NチャネルFET)142のドレインDがバッテリ110に接続されると共に、NチャネルFET142のソースSがインバータ回路120に接続されている。
また、NチャネルFET142のゲートGは、NチャネルFET142の駆動信号を伝達する抵抗R1,スイッチング作用を奏するPNPトランジスタTr1及びPNPトランジスタTr1を駆動するための駆動回路144を介在させて、マイコン150に接続されている。具体的には、PNPトランジスタTr1は、ベースBが駆動回路144に接続され、コレクタCが抵抗R1に接続され、エミッタEが昇圧回路190に接続されている。従って、昇圧回路190により昇圧されたVB電圧がNチャンネルFET142のゲートGに印加されるようになり、そのソースSの電圧よりゲートGの電圧が高くなって、NチャネルFET142を安定して動作させることができる。
さらに、NチャネルFET142のソースSとゲートGとの間には、NチャネルFET142の動作を安定させる抵抗R2と、デカップリングコンデンサC1により発生する突入電流を抑制するためのコンデンサC2と、が並列に接続されている。ここで、コンデンサC2は、第2のコンデンサの一例として挙げられ、NチャネルFET142がONするときに発生するスイッチングノイズを除去する容量よりも大きな容量、例えば、数μFを有している。なお、NチャネルFET142の場合には、ソースSがキャリア(電子)を供給する「キャリア供給側」、ゲートGが「制御側」に該当する。
イグニッションスイッチ170のONに伴って、マイコン150からリレー回路140へと駆動信号(LOW)が出力されると、駆動回路144によりPNPトランジスタTr1がONとなり、昇圧回路190から抵抗R1を介してNチャネルFET142のゲートGへ昇圧された電圧が印加される。そして、NチャネルFET142のゲートGの電圧がソースSの電圧より大きくなると、NチャネルFET142がONになってドレインDからソースSへと電流が流れ、インバータ回路120に電力が供給される。
このとき、NチャネルFET142のゲートGに印加される電圧は、抵抗R1及びコンデンサC2のフィルタ作用によって電圧上昇がゆっくりとなり、抵抗R1及びコンデンサC2によって定まる時定数でNチャネルFET142がONとなる。このため、イグニッションスイッチ170をONにしたとき、リレー回路140のNチャネルFET142がONになるまでの間に、リレー回路140の下流に位置する電路130を介して、昇圧回路190からデカップリングコンデンサC1に電力が供給されて充電されるので、これを充電するための突入電流の発生を抑制することができる。従って、リレー回路140において、NチャネルFET142のソースSとゲートGとの間を接続するコンデンサC2が、制御手段の一例として挙げられる。
よって、プリチャージ回路を使用しなくとも、安価なコンデンサC2により、リレー回路140のNチャネルFET142に突入電流が流れることを抑制できる。また、プリチャージ回路が不要となることから、コスト上昇を抑制しつつ、基板サイズを小さくすることもできる。
半導体リレーとしては、NチャネルFET142に代えて、図4に示すように、NPNトランジスタTr2としてもよい。この場合、NPNトランジスタTr2のコレクタCがバッテリ110に接続され、エミッタEがインバータ回路120に接続され、ベースBが抵抗R1及びPNPトランジスタTr1を介して駆動回路144に接続される。なお、半導体リレーがNPNトランジスタTr2である場合には、エミッタEが「キャリア供給側」、ベースBが「制御側」に該当する。
ところで、インバータ回路120やデカップリングコンデンサC1を含むリレー回路140の下流側に異常が発生した場合には、安全性を高める観点から、短時間でリレー回路140により電路130からの電圧供給(VB電圧の供給)を遮断することが望ましい。
このため、図5に示すように、NチャネルFET142の駆動信号を伝達する抵抗R1を抵抗R10及びR11に分け(R1≒R10+R11)、PNPトランジスタTr1寄りの抵抗R11とゲートGとの間であって、抵抗R2及びコンデンサC2の接続箇所よりも抵抗R11寄りに、抵抗R10とダイオードD1とを並列に配設する。ここで、ダイオードD1は、NチャネルFET142から抵抗R11の方向に電流が流れる向きに配設される。また、PNPトランジスタTr1と抵抗R11とを接続する電路を分岐させてグランドGNDに接続する電路に、スイッチング作用を奏するNPNトランジスタTr3を配設する。具体的には、NPNトランジスタTr3は、コレクタCがPNPトランジスタTr1と抵抗R11との間に接続されると共に、エミッタEがグランドGNDに接続される。NPNトランジスタTr3のベースBには、マイコン150からの駆動信号が駆動回路146及び抵抗R4を介して入力される。さらに、NPNトランジスタTr3のベースBとエミッタEとは、抵抗R5を介して接続される。ここで、抵抗R4及びR5は、NPNトランジスタTr3の駆動信号を伝達させるためのものである。
かかる構成によれば、リレー回路140よりも下流側に異常が発生し、マイコン150からリレー回路140の駆動回路146に駆動信号(HIGH)が出力されると、NPNトランジスタTr3のベースBへ印加される電圧が上昇して、NPNトランジスタTr3がONとなる。そして、抵抗R10と並列にダイオードD1が配設されているため、電流が抵抗R10を通らずにダイオードD1を通ってグランドGNDへと流れる。このため、NチャネルFET142のゲートGに印加されている電圧は、抵抗R10及びR11とコンデンサC2により定まる時定数よりも小さい、抵抗R11とコンデンサC2とにより定まる時定数で低下し、短時間でNチャネルFET142をONからOFFへと変化させることができる。
なお、抵抗R11は、NチャネルFET142のゲートGに過大な電流が流れないようにするものであるので、NチャネルFET142(ゲートGの酸化膜)を保護する。
抵抗R10,R11及びダイオードD1は、図6(A)に示すように、抵抗R10と並列にダイオードD1及び抵抗R11を配設するようにしてもよい。また、ダイオードD1及び抵抗R11に代えて、図6(B)に示すように、駆動回路により駆動される、スイッチング作用を奏するNPNトランジスタTr4を使用することもできる。
図7は、電動モータ駆動装置の第2実施形態の一例を示す。
第2実施形態に係る電動モータ駆動装置は、先の第1実施形態に係る電動モータ駆動装置から、昇圧回路190並びにここからリレー回路140及びプリドライバ160に昇圧されたVB電圧を供給する電路138を削除したものであるから、その具体的な説明は省略する。必要があれば、先の第1実施形態に係る電動モータ駆動装置の説明を参照されたい。
図8は、リレー回路140の一例を示す。
バッテリ110とインバータ回路120との間には、半導体リレーの他の例として、PチャネルMOSFET(PチャネルFET)148が配設されている。具体的には、PチャネルFET148のソースSがバッテリ110に接続されると共に、PチャネルFET148のドレインDがインバータ回路120に接続されている。また、PチャネルFET148のゲートGは、PチャネルFET148の駆動信号を伝達する抵抗R1及び駆動回路144を介在させて、マイコン150に接続されている。
さらに、PチャネルFET148のソースSとゲートGとの間には、PチャネルFET148の動作を安定させる抵抗R2と、デカップリングコンデンサC1により発生する突入電流を抑制するためのコンデンサC2と、が並列に接続されている。なお、PチャネルFET148の場合には、ソースSがキャリア(正孔)を供給する「キャリア供給側」、ゲートGが「制御側」に該当する。
イグニッションスイッチ170のONに伴って、マイコン150からリレー回路140へと駆動信号(LOW)が出力されると、PチャネルFET148のゲートGに印加されている電圧が下降する。そして、PチャネルFET148のゲートGの電圧がソースSの電圧より低くなると、PチャネルFET148がONになってソースSからドレインDへと電流が流れ、インバータ回路120に電力が供給される。
このとき、PチャネルFET148のゲートGに印加される電圧は、抵抗R1及びコンデンサC2のフィルタ作用によって電圧下降がゆっくりとなり、抵抗R1及びコンデンサC2によって定まる時定数でPチャネルFET148がONとなる。このため、イグニッションスイッチ170をONにしたとき、リレー回路140のPチャネルFET148がONになるまでの間に、リレー回路140の下流に位置する電路130を介して、バッテリ110からデカップリングコンデンサC1に電力が供給されて充電されるので、これを充電するための突入電流の発生を抑制することができる。従って、リレー回路140において、PチャネルFET148のソースSとゲートGとの間を接続するコンデンサC2が、制御手段の一例として挙げられる。
よって、プリチャージ回路を使用しなくとも、安価なコンデンサC2により、リレー回路140のPチャネルFET148に突入電流が流れることを抑制できる。また、プリチャージ回路が不要となることから、コスト上昇を抑制しつつ、基板サイズを小さくすることもできる。
半導体リレーとしては、PチャネルFET148に代えて、図9に示すように、PNPトランジスタTr5としてもよい。この場合、PNPトランジスタTr5のエミッタEがバッテリ110に接続され、コレクタCがインバータ回路120に接続され、ベースBが抵抗R1を介して駆動回路144に接続される。なお、半導体リレーがPNPトランジスタTr5である場合には、エミッタEが「キャリア供給側」、ベースBが「制御側」に該当する。
ところで、インバータ回路120やデカップリングコンデンサC1を含むリレー回路140の下流側に異常が発生した場合には、第1実施形態と同様に、安全性を高める観点から、短時間でリレー回路140により電路130からの電圧供給(VB電圧の供給)を遮断することが望ましい。
このため、図10に示すように、PチャネルFET148のソースSとゲートGとの間に、スイッチング作用を奏するPNPトランジスタTr6を配設する。具体的には、PNPトランジスタTr6のエミッタEがバッテリ110に接続され、PNPトランジスタTr6のコレクタCがPチャネルFET148のゲートG側に接続される。また、PNPトランジスタTr6のベースBには、マイコン150からの駆動信号が駆動回路146及び抵抗R3を介して入力される。さらに、PNPトランジスタTr6のベースBとエミッタEとは、抵抗R4を介して接続される。ここで、抵抗R3及びR4は、PNPトランジスタTr6の駆動信号を伝達するためのものである。
かかる構成によれば、リレー回路140の下流側に異常が発生し、マイコン150からリレー回路140の駆動回路146に駆動信号(LOW)が出力されると、PNPトランジスタTr6のベースBへ印加される電圧が下降して、PNPトランジスタTr6がONとなる。そして、PチャネルFET148のソースSとゲートGとがPNPトランジスタTr6により短絡し、PチャネルFET148のソースSの電圧とゲートGの電圧とが短時間で等しくなる。このため、短時間でPチャネルFET148をONからOFFへと変化させることができる。
なお、以上説明した実施形態では、電動パワーステアリングシステムを前提とした電動モータ駆動装置について説明したが、車両の電動ブレーキシステムなどを前提とした電動モータ駆動装置であってもよい。要するに、インバータ回路により電動モータを駆動する電動システムであれば、本発明を適用することができる。
100 電動モータ
110 バッテリ(電源)
120 インバータ回路
130 電路
140 リレー回路
142 NチャネルFET(半導体リレー)
148 PチャネルFET(半導体リレー)
GND グランド
Tr2 NPNトランジスタ(半導体リレー)
Tr3 NPNトランジスタ
Tr5 PNPトランジスタ
R10 抵抗
C1 デカップリングコンデンサ(第1のコンデンサ)
C2 コンデンサ(第2のコンデンサ)
D1 ダイオード

Claims (3)

  1. 電動モータを駆動するインバータ回路と、
    電源から前記インバータ回路へと電力を供給する電路を開閉する半導体リレーと、
    前記半導体リレーと前記インバータ回路との間の電路に一端が接続されると共に、他端がグランドに接続された第1のコンデンサと、
    前記半導体リレーのキャリア供給側電圧と前記半導体リレーの制御側電圧との電位差を徐々に変化させる制御手段と、
    を有することを特徴とする電動モータ駆動装置。
  2. 前記制御手段は、前記半導体リレーのキャリア供給側と前記半導体リレーの制御側とを接続する第2のコンデンサである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電動モータ駆動装置。
  3. 前記半導体リレーの制御側をグランドに接続する電路に、抵抗及び前記グランド側に電流を流すダイオードが並列に配設されると共に、前記電路を開閉するトランジスタが配設された、
    ことを特徴とする請求項2に記載の電動モータ駆動装置。
JP2013158519A 2013-07-31 2013-07-31 電動モータ駆動装置 Pending JP2015033143A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013158519A JP2015033143A (ja) 2013-07-31 2013-07-31 電動モータ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013158519A JP2015033143A (ja) 2013-07-31 2013-07-31 電動モータ駆動装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015033143A true JP2015033143A (ja) 2015-02-16

Family

ID=52518078

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013158519A Pending JP2015033143A (ja) 2013-07-31 2013-07-31 電動モータ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015033143A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018023179A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 矢崎総業株式会社 プリチャージ制御装置
US10277116B2 (en) 2016-03-31 2019-04-30 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki On-vehicle power conversion apparatus
CN110858724A (zh) * 2018-08-22 2020-03-03 株式会社牧田 电压供给装置
EP3716483A1 (en) * 2019-03-29 2020-09-30 Jtekt Corporation Power supply circuit and power supply apparatus
CN111819648A (zh) * 2018-03-22 2020-10-23 住友电装株式会社 继电器驱动电路
US11025141B2 (en) 2016-03-31 2021-06-01 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki On-board electric compressor with a motor and noise reducing unit with inverter device having a damping unit reducing Q value of low pass filter circuit
US11097592B2 (en) 2016-03-31 2021-08-24 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki On-board electric compressor

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10277116B2 (en) 2016-03-31 2019-04-30 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki On-vehicle power conversion apparatus
US11025141B2 (en) 2016-03-31 2021-06-01 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki On-board electric compressor with a motor and noise reducing unit with inverter device having a damping unit reducing Q value of low pass filter circuit
US11097592B2 (en) 2016-03-31 2021-08-24 Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki On-board electric compressor
JP2018023179A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 矢崎総業株式会社 プリチャージ制御装置
CN111819648A (zh) * 2018-03-22 2020-10-23 住友电装株式会社 继电器驱动电路
CN111819648B (zh) * 2018-03-22 2023-02-28 住友电装株式会社 继电器驱动电路
CN110858724A (zh) * 2018-08-22 2020-03-03 株式会社牧田 电压供给装置
CN110858724B (zh) * 2018-08-22 2024-05-17 株式会社牧田 电压供给装置
EP3716483A1 (en) * 2019-03-29 2020-09-30 Jtekt Corporation Power supply circuit and power supply apparatus
US11146255B2 (en) 2019-03-29 2021-10-12 Jtekt Corporation Power supply circuit and power supply apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015033143A (ja) 電動モータ駆動装置
US8660755B2 (en) Electric power steering system
US9438148B2 (en) Motor drive device
US8401738B2 (en) Electric power steering system
US10370025B2 (en) Control device and electric power steering apparatus
JP3884450B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2022044793A (ja) 電源制御装置
CN114830482A (zh) 电子控制装置以及电源系统
JP5946786B2 (ja) モータの駆動制御装置
JP7145745B2 (ja) スイッチ装置
JP5099041B2 (ja) 燃料ポンプ制御装置
CN110168922B (zh) 马达驱动装置以及电动助力转向装置
WO2020170564A1 (ja) モータアクチュエータ
JP2017073872A (ja) チャージポンプ回路
US11586235B2 (en) Linear power supply circuit with phase compensation circuit
JP2017077138A (ja) 半導体装置
JP2015165745A (ja) 電源供給回路
KR20140081375A (ko) 전자 파킹 브레이크 장치
JP6968657B2 (ja) 積分回路
JP2017118641A (ja) 制御装置
CN113044106A (zh) 电路板
JP2009012665A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5458954B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2015122610A (ja) フライバック回路
CN109383619B (zh) 马达驱动控制设备和转向系统