JP2015033110A - イヤホン - Google Patents

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和朗 小暮
Kazuro Kogure
和朗 小暮
森田 充
Mitsuru Morita
充 森田
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【課題】 装着することで外耳道内に生じる閉管共振によって共振音が発生するイヤホンにおいて、簡単な構成で不快感を与える共振音を消音することかでき、また、消音量の調整が容易なイヤホンを提供すること。
【解決手段】 耳に装着することで外耳道内に閉管共振が生じるイヤホン30において、電気音響変換器32に備える振動板33の前側となるケース蓋体34の一部分にレゾネータ37を設け、このレゾネータ37は、前記ケース蓋体34に設けた小形の空室38と、この空室38を前記振動板33と前記ケース蓋体34内面との間の空間39とを連通させた通気孔40とより形成してある。
【選択図】図1

Description

本発明は、耳に装着することで外耳道内に生じる閉管共振による共振音が発生するイヤホン、いわゆる、カナル型イヤホンに関する。
図7は、第1従来例として示した、いわゆる、カナル型のイヤホン10の断面図、図8は同イヤホン10の正面図である。
図示す如く、このイヤホン10は、電気音響変換器(ドライバーユニット)11がケース本体12内に配置され、さらに、ケース蓋体13がケース本体12に被蓋されて固着されている。
また、ケース蓋体13には、その一方寄りに導音管14が、その他方側にはコード保持部15が各々一体形成されている。
なお、コード保持部15によって保持したコード16は電気音響変換器11に接続されており、このコード16により音声電流を送るようになっている。
上記のイヤホン10は、導音管14に設けた装着用のパッド17を外耳道の入り口に嵌合さるようにして人耳に装着し、電気音響変換器11が備える振動板18の振動による音響を聴取する。
したがって、このようなイヤホン10の場合、人耳に装着した状態では、外耳道の入り口がイヤホン10によって塞がれ、外耳道の奥部が鼓膜によって塞がれるために、外耳道内で閉管共振が発生し、共振モードが変わる。
図9は、上記イヤホン10の周波数特性A1を示すが、図示する如く、5kHzを含むその前後の周波数帯で、音圧レベルが急伸に変化する音圧レベル部分A1Qが発生するようになる。
この結果、上記した音圧レベル部分A1Qが原因して不快感である共振音が発生することになる。
そこで、上記した共振音を消音するために、様々なイヤホンが開発されているが、その一例を第2従来例として示す。
図10は第2従来例として示したカナル型のイヤホン20である。
このイヤホン20は、電気音響変換器21の振動板22から発生した音波を第1導音管23aと第2導音管23bとを通して外耳道に入力させる構成となっている。
すなわち、第1導音管23aを通る音波の周波数と第2導音管23bを通る音波の周波数とに180度の位相差を与える構成とすることによって、これら導音管23a、23bから送られる音波が外耳道に入力するときに相殺されて共振音が消音される。
その他、図10において、24はケース、25は装着用のパッドを示す。
特許第4681698号公報
上記した第2従来例のイヤホン20は、共振音の消音に効果があるが、ただ、
二本の導音管23a、23bを備えるため、導音管の断面径が小さいものとなり、音質が悪化する。
また、このイヤホン20は、導音管23a、23bの長さ設定によってできる周波数が決まるため、消音の調整が難しい。
そこで、本発明では、上記した実情にかんがみ、簡単な構成で不快感を与える共振音を消音することができ、また、消音量の調整が容易なイヤホンを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明では第1の発明として、耳に装着することで外耳道内に生じる閉管共振による共振音が発生するイヤホンにおいて、電気音響変換器に備える振動板の前側となるハウジングケースの一部分にレゾネータを設けたことを特徴とするイヤホンを提案する。
第2の発明としては、上記した第1の発明のイヤホンにおいて、前記レゾネータは、前記ハウジングケースに設けた小形の空室と、この空室を前記振動板と前記ハウジングケース内面との間の空間に連通させた通気孔とより形成したことを特徴とするイヤホンを提案する。
第3の発明としては、上記した第2の発明のイヤホンにおいて、前記空室には、発砲ウレタンなどの吸音材を内装させたことを特徴とするイヤホンを提案する。
第4の発明としては、上記した第1乃至第3のいずれかの発明のイヤホンにおいて、複数のレゾネータを備えたことを特徴とするイヤホン提案する。
第1の発明によれば、電気音響変換器に備える振動板の前側となるハウジングケースの一部分にレゾネータを設けた構成としたので、外耳道内に生じる閉管共振によって生じる共振音がこのレゾネータによって効果的に消音され、また、レゾネータからなる消音構成が極めて簡単となり、消音構成を付加することによるコストアップを抑えたイヤホンの提供が可能になる。
すなわち、レゾネータは、第2発明のように、ハウジングケースに設けた小形の空室と、この空室とハウジングケース内とを連通させた通気孔によって簡単に形成することができる。
すなわち、小形の空室の容積、通気孔の長さと直径などを適当に定めることで、外耳道内の閉管共振をもつ音波が通気孔のところで激しく流通し、このとき通気孔の部分における摩擦によって音波のエネルギーの一部が熱エネルギーに変換されて消音作用する。
第3の発明は、レゾネータを形成する空室内に、発砲ウレタンなどの吸音材を内装させた構成としてある。
すなわち、吸音材の内装量にしたがって消音量を調整することができる。
第4の発明は、複数のレゾネータを設けたイヤホンが特徴となっている。
レゾネータは一つでもよいが、例えば、2つのレゾネータを備えることにより、消音効率を高めることができる。
第1実施形態として示したイヤホンの断面図である。 第1実施形態として示したイヤホンの正面図である。 第1実施形態として示したイヤホンの周波数特性図である。 第2実施形態として示したイヤホンの断面図である。 第2実施形態として示したイヤホンの周波数特性図である。 第3実施形態として示したイヤホンの正面図である。 第1従来例として示したイヤホンの断面図である。 第1従来例として示したイヤホンの正面図である。 第1従来例として示したイヤホンの周波数特性図である 第2従来例として示したイヤホンの断面図であ
次に、本発明に係るイヤホンの第1施形態について図面に沿って説明する。
本実施形態のイヤホン30は、図1の断面図と図2の正面図に示すように、合成樹脂材で形成した皿状のケース本体31内に、電気音響変換器(ドライバーユニット)32が配設してある。
なお、この電気音響変換器32は、振動板33を備えた公知構成のものである。
また、上記のケース本体31には、合成樹脂材で形成したケース蓋34が被蓋してある。
つまり、ケース本体31とケース蓋体34とでハウジングケースを形成し、このケース内部に電気音響変換器32が設けてある。
また、ケース蓋体34には、その一方よりに導音管35を、その他方側にコード保持部36が各々一体形成してあり、そして、特に、このケース蓋体34には、ヘルムホルツのレゾネータ37が設けてある。
すなわち、ケース蓋体34の外面には、円形壁 で囲んだ凹溝37aと、この凹溝37aを塞ぐカバー37bとで形成した空室38と、この空室38と振動板33の前側のケース内の空間39とを連通させた通気孔(ポート)40とで形成したレゾネータ37が設けてある。
さらに、ケース蓋体34に設けた導音管35の放音部には、装着用のパッド41が嵌着してある。
すなわち、パッド41を人耳の外耳道入り口に密着させるように挿入してイヤホンを装着する、いわゆる、カナル型イヤホンとして構成してある。
なお、このパッド41は弾性材で形成してあり、導音管35に対して交換可能に嵌着してある。
その他、コード保持部36に保持させたコード42は、電気音響変換器32に音声電流を送るコードで、該電気音響変換器32に電気接続してある。
上記したイヤホン30は、人耳に装着して振動板33の振動による音響を聴取するが、パッド41を外耳道の入り口に挿入して装着する関係で、外耳道内に閉管共振が発生するが、この閉管共振の音響周波数がレゾネータ37によって改善され、閉管共振に基づく共振音が消音される。
すなわち、レゾネータ37の空室38の容積、通気孔40の長さや直径などを適度に設計することにより、閉管共振周波数(5kHzを含むその前後の周波数帯)による共振音を消音することができる。
具体的には、外耳道内の閉管共振をもつ音波が通気孔40のところで激しく流通し、このとき通気孔40の部分における摩擦よって音波のエネルギーの一部が熱エネルギーに変換されて消音作用する。
図3は、上記した第1実施形態のイヤホン30の周波数特性図を示す。
この特性図において、実線の特性A2は本実施形態のイヤホン30について実測した周波数特性、点線の特性A1はレゾネータを備えない従来例のイヤホンについて実測した周波数特性を示し、図9同様の周波数特性図である。
図示するように、レゾネータ37を備えなければ、急伸に変化する音圧レベル部分A1Qが現れるが、レゾネータ37を備えた本実施形態の場合は、音圧レベル部分A2Q(5kHzを含むその前後の周波数帯)のように改善される。
図4は、第2実施形態のイヤホン50を示し、本実施形態では、レゾネータ37を形成する空室38内に、発砲スチロールなどの吸音材51を内装させ、レゾネータ37の消音量を調整できる構成としてあり、その他は、上記した第1実施形態のイヤホン20と同構成としてある。
なお、吸音材51は、カバー37bを取り外し、凹溝37a内に吸音材51を内装させた後に、カバー37bを凹溝37aの開口縁に接着材などで固着する。
図5は、第2実施形態のイヤホン50について実測した周波数特性A3を示し、
音圧レベル部分A3Qの如く改善される。
図6は、第3実施形態のイヤホン60を示し、本実施形態では、ケース蓋体34に上記レゾネータ37と同構成とした2つのレゾネータ61a、62bを設けた構成としてあり、その他は上記した第1または第2実施形態と同構成としてある。
本実施形態は、閉管共振周波数に対する弊害を一層改善することができる。
耳に装着することで外耳道内に生じる閉管共振による共振音が発生するイヤホン、いわゆる、カナル型イヤホンに適用する。
30 イヤホン
31 ケース本体
32 電気音響変換器
33 振動板
34 ケース蓋体
35 導音管
37 レゾネータ
38 空室
40 通気孔
50 イヤホン
51 吸音材
60 イヤホン
61a、62b レゾネータ


















Claims (4)

  1. 耳に装着することで外耳道内に生じる閉管共振による共振音が発生するイヤホンにおいて、
    電気音響変換器に備える振動板の前側となるハウジングケースの一部分にレゾネータを設けたことを特徴とするイヤホン。
  2. 請求項1に記載したイヤホンにおいて、
    前記レゾネータは、前記ハウジングケースに設けた小形の空室と、この空室を前記振動板と前記ハウジングケース内面との間の空間に連通させた通気孔とより形成したことを特徴とするイヤホン。
  3. 請求項2に記載したイヤホンにおいて、
    前記空室には、発砲ウレタンなどの吸音材を内装させたことを特徴とするイヤホン。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載したイヤホンにおいて、
    複数のレゾネータを備えたことを特徴とするイヤホン。









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