JP2015032911A - 制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

制御装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 課金と充電を適切に行う通信技術を提供する。
【解決手段】 送電部による無線給電を行うための第1の領域と、第1の領域より広い通信部による通信を行うための第2の領域とに対する、外部機器の位置の状態を判定する。判定の結果、外部機器が第2の領域内でかつ第1の領域内にある場合、送電部による給電を実行させる。給電が終了した場合に、当該実行された給電に基づく課金情報を、通信部を介して外部機器へ送信する。
【選択図】 図13

Description

本発明は、制御装置、制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年の技術の発展により、機器同士を有線で直接接続を行わなくても無線で充電を行う手法が登場している。また、バッテリーを備える機器のバッテリー充電についてもサービスの一環として課金を行うことがある。例えば、特許文献1に示すように、充電を行った機器の充電量を見て、充電量に対する課金を行うシステムなどが提案されている。
特開2013−8267号公報
しかし、上記先行技術では、充電による課金のための通信が常につながる状況でないと、課金が正しく行われないという問題があった。
また、従来有線の充電で課金を行う際には時間で課金を行っていたが、この場合には給電効率が保障される状況であったため時間での課金を行う事が出来た。しかし、無線充電の場合には、充電される装置の位置によって充電効率が変わってくるため、時間で課金を行った場合でも装置に充電される量が一定にならないリスクがあり、単純に時間で課金する事はユーザに対して不利益なシステムとなってしまう。
また、従来の有線の充電の際に、充電のケーブルを抜かれてしまうとそれ以後の情報が分からなくなってしまう問題があり、充電後の課金を行うシステムを構築するのが難しかった。そのため、確実に課金を行いつつ充電を行うシステム構成が必要であった。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、課金と充電を適切に行うことを可能にする制御装置、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による通信装置は以下の構成を備える。即ち、
外部機器へ電力を無線給電するための送電部と、前記外部機器との通信を行う通信部を制御する制御装置であって、
前記送電部による無線給電を行うための第1の領域と、前記第1の領域より広い前記通信部による通信を行うための第2の領域とに対する、前記外部機器の位置の状態を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定の結果、前記外部機器が前記第2の領域内でかつ前記第1の領域内にある場合、前記送電部による給電を実行させる制御手段と、
前記制御手段により実行された給電が終了した場合に、当該実行された給電に基づく課金情報を、前記通信部を介して前記外部機器へ送信する送信手段と
を備える。
本発明によれば、課金と充電を適切に行うことができる。
MFPの構成を示すブロック図である。 MFPの外観を示す図である。 携帯情報処理装置の構成を示すブロック図である。 NFCユニットの詳細構成を示す図である。 パッシブモードによるデータ交換を行うシーケンスを示す図である。 Qiのシステム構成の概念図である。 Qiを構成する4段階の状態遷移を示す概念図である。 アクティブモードによるデータ交換を行うシーケンスを示す図である。 MFPと携帯情報処理装置とにおけるコマンドのシーケンスを示す図である。 NFCとWLANを切り換えてデータ転送を行う場合のシーケンスを示す図である。 NFCとWLANを切り換えてデータ転送を行う場合のシーケンスを示す図である。 携帯情報処置装置とMFPにおける課金及び充電の概念図である。 MFPが携帯情報処理装置への充電に対する課金処理を示すフローチャートである。 図13のステップS1311の詳細を示すフローチャートである。 図14のステップS1401の詳細を示すフローチャートである。 図13のステップS1309の詳細を示すフローチャートである。 携帯情報処理装置の充電量が満充電時の処理を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照しながら、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、本実施形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
本実施形態では、印刷指示を行うことが可能な携帯情報処理装置と印刷が可能な印刷装置を用いて実施している。また、印刷装置には近距離無線通信部(例えば、NFC)と無線給電部(例えば、ワイヤレス給電の国際規格であるQi)を備えており、外部機器である携帯情報処理装置との近距離無線通信ならびに無線給電部からの受電での充電動作も行うことができる。更に、充電動作については、印刷装置は携帯情報処理装置から課金を行うことができるシステム構成となっている。
尚、本実施形態では、上記構成で実施を行っているが、同様の効果を得られる構成を用いて実施を行う場合には、これに限らない。
また、近距離無線通信とは、NFC(Near Field Communication)に代表される、通信範囲が、比較的小さい所定範囲(例えば、1メートル〜数センチ)となる無線通信を意味する。
更に、印刷装置の一例には、マルチファンクションプリンタ(MFP)があり、携帯情報処理装置の一例には、スマートフォンがある。スマートフォンとは、携帯電話の機能の他に、カメラや、ネットブラウザ、メール機能等を搭載した多機能型の携帯電話のことである。
図1はMFP100の概略構成を示すブロック図である。
MFP100は、装置自身のメインの制御を行うメインボード101と、WLAN通信を行うWLANユニット117と、NFC通信を行うNFCユニット118、及びBluetooth(商標登録)通信を行うBTユニット119からなる。
メインボード101において、CPU102は、システム制御部であり、MFP100の全体を制御する。ROM103は、CPU102が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等を記憶する。本実施形態では、ROM103に記憶されている各制御プログラムは、ROM103に記憶されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。本実施形態では、CPU102が、後述するNFCユニット118を制御してNFC通信を実行させ、またQi送電ユニット126を制御して外部装置への給電を実行させる制御装置として動作する。
RAM104は、SRAM(Static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等のデータを記憶し、また、ユーザが登録した設定値やMFP100の管理データ等のデータを記憶し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
不揮発性メモリ105は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされた時でも保持しておきたいデータを記憶する。具体的には、ネットワーク接続情報、ユーザデータ等である。画像メモリ106は、DRAM(Dynamic RAM)等で構成され、通信部を介して受信した画像データや、符号復号化処理部112で処理した画像データを蓄積する。また、携帯情報処理装置300のメモリ構成と同様に、このようなメモリ構成はこれに限定されるものではない。データ変換部107は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、画像データからプリントデータへの変換等を行う。
尚、通信部とは、WLANユニット117と、NFCユニット118及びBTユニット119を含む通信機能の総称である。
読取制御部108は、読取部110を制御して、例えば、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ)によって原稿を光学的に読み取る。次に、読取制御部108は、電気的な画像データに変換した画像信号を、画像処理制御部(不図示)を介して、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施し、高精細な画像データを出力する。
操作部109及び表示部111は、操作表示部205(図2)に対応する。符号復号化処理部112は、MFP100で扱う画像データ(JPEG、PNG等)の符号復号化処理や、拡大縮小処理を行う。給紙部114は、印刷用紙を保持する。記録制御部116からの制御で給紙部114から給紙を行うことができる。特に、給紙部114は、複数種類の用紙を一つの装置に保持するために、複数の給紙部を用意することができる。そして、記録制御部116により、どの給紙部から給紙を行うかの制御を行うことができる。
記録制御部116は、印刷される画像データに対し、画像処理制御部(不図示)を介して、スムージング処理や記録濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施し、高精細な画像データに変換し、記録部115に出力する。また、記録制御部116は、記録部115の情報を定期的に読み出してRAM104の情報を更新する役割も果たす。具体的には、インクタンクの残量やプリントヘッドの状態等のステータス情報を更新することである。
MFP100には、携帯情報処理装置300と無線通信するための通信部として、WLANユニット117、NFCユニット118及びBTユニット119を備える。ここで、WLANユニット117、NFCユニット118及びBTユニット119はそれぞれバスケーブル120、121及び122を介してメインボード101に接続されている。
電源部124は、外部電源接続部125及びQi送電ユニット126と接続されており、外部電源接続部125を介して外部より電力を受け取るとともに、Qi送電ユニット126を介して外部のQi受電ユニットへ電力を供給するよう制御する。
メインボード101内の各種構成要素(102〜119、124)は、CPU102が管理するシステムバス123を介して、相互に接続されている。
図2はMFPの外観を示す図である。
本実施形態では、読取機能(スキャナ)を有するMulti Function Printer(MFP)を例にしている。図2(a)において、原稿台201は、ガラス状の透明な台であり、原稿を載せてスキャナで読み取る時に使用する。原稿蓋202は、スキャナで読取を行う際に読取光が外部に漏れないようにするための蓋である。印刷用紙挿入口203は、様々なサイズの用紙をセットする挿入口である。印刷用紙挿入口203にセットされた用紙は一枚ずつ印刷部に搬送され、所望の印刷を行って印刷用紙排出口204から排出される。
図2(b)において、原稿蓋202の上部には操作表示部205及びNFCユニット206が配置されている。操作表示部205は、操作部109及び表示部111からなり、ユーザインタフェースを用いて情報入力を行うことが可能である。NFCユニット206は、近距離無線通信を行うためのユニットであり、実際に、携帯情報処理装置300をMFP100に近接接触させる場所である。NFCユニット206から所定距離(約10cm)が接触の有効距離である。WLANアンテナ207は、WLANで通信するためのアンテナが埋め込まれている。Qi送電ユニット208は国際標準規格Qiに従って電力を供給するユニットであり、NFCユニット206の近傍に配置されている。
図3は携帯情報処理装置300の構成を示すブロック図である。
携帯情報処理装置300は、装置のメインの制御を行うメインボード301と、WLAN通信を行うWLANユニット317と、NFC通信を行うNFCユニット318と、Bluetooth(商標登録)通信を行うBTユニット321からなる。
メインボード301において、CPU302は、システム制御部であり、携帯情報処理装置300の全体を制御する。ROM303は、CPU302が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等を記憶する。本実施形態では、ROM303に記憶されている各制御プログラムは、ROM303に記憶されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。
RAM304は、SRAM(Static RAM)等で構成され、プログラム制御変数等のデータを記憶し、また、ユーザが登録した設定値や携帯情報処理装置300の管理データ等のデータを記憶し、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
画像メモリ305は、DRAM(Dynamic RAM)等のメモリで構成され、通信部を介して受信した画像データや、データ蓄積部312から読み出した画像データをCPU302で処理するために一時的に記憶する。ここで、通信部とは、WLANユニット317と、NFCユニット318及びBTユニット321を含む通信機能の総称である。
不揮発性メモリ322は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされた後でも保存しておきたいデータを記憶する。これには、例えば、アドレス帳や、メール履歴、発着信履歴、過去に接続したデバイス情報等がある。尚、このようなメモリ構成はこれに限定されるものではない。例えば、画像メモリ305とRAM304を共有させてもよいし、データ蓄積部312にデータのバックアップ等を行ってもよい。また、本実施形態では、画像メモリ305にDRAMを用いているが、ハードディスクや不揮発性メモリ等の他の記憶媒体を使用する場合もあるのでこの限りではない。
データ変換部306は、ページ記述言語(PDL)等の解析や、色変換、画像変換等のデータ変換を行う。電話部307は、電話回線の制御を行い、スピーカ部313を介して入出力される音声データを処理することで電話による通信を実現している。操作部308は、タッチパネル方式の操作機構を備えており、ユーザの押下情報を検知する。GPS(Global Positioning System)309は、現在の緯度や経度等の位置情報を取得する。表示部310は、表示内容を電子的に制御しており、各種入力操作や、MFP100の動作状況、ステータス状況の表示等を行うことができる。
カメラ部311は、レンズを介して入力された画像を電子的に記録して符号化する機能を有している。カメラ部311で撮影された画像はデータ蓄積部312に保存される。スピーカ部313は、電話機能のための音声を入力または出力する機能や、その他、アラーム通知等の機能を実現する。電源部314は、携帯可能な電池(バッテリー)、及び外部電源との接続部であるQi受電ユニット326を搭載しており、電池或いは外部電源との接続及びその制御を行う。電源状態には、電池に残量が無い電池切れ状態、操作表示部205を押下していない電源オフ状態、通常起動している起動状態、起動しているが省電力になっている省電力状態がある。Qi受電ユニット326により、携帯情報処理装置300は外部電源からのワイヤレス給電を実現している。
携帯情報処理装置300には、無線通信するための通信部が3つ搭載されており、WLAN、NFC、BlueTooth(商標登録)で無線通信することができる。これにより、携帯情報処理装置300は、MFP等の他デバイスとのデータ通信を行う。この通信部では、データをパケットに変換し、他デバイスにパケット送信を行う。逆に、外部の他デバイスからのパケットを、データに変換してCPU302に対して送信する。WLANユニット317、NFCユニット318、及びBTユニット321はそれぞれバスケーブル315、316及び320を介してメインボード301に接続されている。WLANユニット317、NFCユニット318、及びBTユニット321は規格に準拠した通信を実現するためのユニットである。
メインボード301内の各種構成要素(303〜314、317、318、321及び322)は、CPU302が管理するシステムバス319を介して、相互に接続されている。
図4はNFCユニット118あるいはNFCユニット318で使用されているNFCユニットの詳細を示すブロック図である。
図4では、NFCユニット118(図1)あるいはNFCユニット318(図3)をNFCユニット400として説明する。NFCユニット400は、NFCコントローラ部401と、アンテナ部402と、RF部403と、送受信制御部404と、NFCメモリ405と、電源406と、デバイス接続部407を有する。
アンテナ部402は、他のNFCデバイス(NFCユニットを搭載するデバイス)から電波やキャリアを受信し、他のNFCデバイスに電波やキャリアを送信する。RF部403は、アナログ信号をデジタル信号に変復調する機能を備えている。RF部403は、シンセサイザを備えていて、バンド、チャネルの周波数を識別し、周波数割当データによるバンド、チャネルの制御を実行する。
送受信制御部404は、送受信フレームの組立及び分解、プリアンブル付加及び検出、フレーム識別等、送受信に関する制御を実行する。送受信制御部404は、NFCメモリ405の制御も行い、各種データやプログラムを読み書きする。NFC通信におけるアクティブモードとして動作する場合、電源406を介して電力の供給を受け、デバイス接続部407を通じてNFCデバイスと通信を行い、アンテナ部402を介して送受信されるキャリアにより、通信可能範囲にある他のNFCデバイスと通信する。また、NFC通信におけるパッシブモードとして動作する場合、アンテナ部402を介して他のNFCデバイスからキャリアを受信して電磁誘導により他のNFCデバイスから電力の供給を受け、キャリアの変調により当該他のNFCデバイスとの間で通信を行ってデータを送受信する。
次に、NFC通信について説明する。NFCユニットによる通信を行う場合、初めに、RF(Radio Frequency)フィールドを出力して通信を開始する装置をイニシエータと呼ぶ。また、イニシエータの発する命令に応答し、イニシエータとの通信を行う装置をターゲットと呼ぶ。
NFCユニットの通信モードには、パッシブモードとアクティブモードが存在する。パッシブモードでは、ターゲットは、イニシエータの命令に対し、負荷変調を行うことで応答する。一方、アクティブモードでは、ターゲットは、イニシエータの命令に対し、ターゲット自らが発するRFフィールドによって応答する。
図5はパッシブモードによるデータ交換を行うシーケンスを示す図である。
ここでは、第一のNFCユニット501がイニシエータ、第二のNFCユニット502がターゲットとして動作している場合について説明する。
まず、ステップS501で、第一のNFCユニット501は、単一デバイス検知を行い、第二のNFCユニット502を特定する。次に、ステップS502で、第一のNFCユニット501は、属性要求として自身の識別子や送受信のビット伝送速度、有効データ長等を送信する。また、属性要求は、汎用バイトを有しており、任意に選択して使用することができる。
ステップS503で、第二のNFCユニット502は、有効な属性要求を受信した場合、属性応答を送信する。ここで、第二のNFCユニット502からの送信は負荷変調によって行われており、図中では負荷変調によるデータ送信は点線の矢印で表現している。
ステップS503で、第二のNFCユニット502は、有効な属性要求を受信した場合、属性応答を送信する。ここで、第二のNFCユニット502からの送信は負荷変調によって行われており、図中では負荷変調によるデータ送信は点線の矢印で表現している。
尚、この負荷変調によるデータ送信では、ターゲットとしてのNFCユニットにおいて、イニシエータから発生したRFフィールドによりNFCユニットに流れた電流を電源として用いてデータ送信を行う。即ち、パッシブモードにおけるターゲットとしてのNFCユニットは、AC電源やバッテリー等により電力が供給されなくても、イニシエータとしてのNFCユニットにデータを送信することができる。
ステップS504で、有効な属性応答を確認した後、第一のNFCユニット501は、パラメータ選択要求を送信して、引き続く伝送プロトコルのパラメータを変更することができる。パラメータ選択要求に含まれるパラメータは、伝送速度と有効データ長である。
ステップS505で、第二のNFCユニット502は、有効なパラメータ選択要求を受信した場合、パラメータ選択応答を送信して、パラメータを変更する。尚、ステップS504及びS505は、パラメータ変更を行わない場合は省略しても良い。
ステップS506で、第一のNFCユニット501と第二のNFCユニット502は、データ交換要求及びデータ交換応答によってデータの交換を行う。データ交換要求及びデータ交換応答は、通信相手が有するアプリケーションに対する情報等をデータとして伝送することができ、データサイズが大きい場合には分割して送信することもできる。
データ交換が終了すると、ステップS507で、第一のNFCユニット501は、選択解除要求または解放要求のどちらか送信する。
第一のNFCユニット501が選択解除要求を送信した場合、ステップS508で、第二のNFCユニット502は、選択解除応答を送信する。第一のNFCユニット501は、選択解除応答を受信すると、第二のNFCユニット502を示す属性を解放して、ステップS501に戻る。
一方、第一のNFCユニット501が解放要求を送信した場合、第二のNFCユニット502は、ステップS508で、解放応答を送信して初期状態へ戻る。第一のNFCユニット501は、解放応答を受信する場合、ターゲットは完全に解放されており、初期状態へ戻ってもよい。
図6はQiのシステム構成の概念図である。
電磁誘導の仕組みを用いて電力を受電する携帯装置601と電力を送電する基地局602とを含む。例えば、上述の携帯情報処理装置300が携帯装置601として動作し、上述のMFP100が基地局602として動作する。
携帯装置601は、Qiに則り電力を受電する受電部603及び負荷604を含む。受電部603は、自身に接続されている2次コイルから電力を抽出する電力抽出ユニット605と各種制御を行う通信制御ユニット606を含む。
基地局602は、Qiに則り電力を送電する送電部607とシステムユニット608を含む。送電部607は、自身に接続されている1次コイルに電力を供給する電力変換ユニット609と各種制御を行う通信制御ユニット610を含む。送電部607に接続されている1次コイルは受電部603の位置に応じて移動しても良いし、予め複数個搭載しておき受電部603の位置に近いコイルのみ通電するよう制御しても良い。これらの制御は、通信制御ユニット610に搭載されているプログラムにより実現される。
図6に示す概念図は、本実施形態においては図1及び図3に適用される。携帯装置601は携帯情報処理装置300であり、受電部603はQi受電ユニット326であり、負荷604は図3に記載されている電力を必要とする各部の総称である。また、基地局602はMFP100であり、送電部607はQi送電ユニット126であり、システムユニット608は図1に示されたその他の各部の総称である。
図7は、Qiを構成する4段階の状態遷移を示す概念図である。
送電部607から受電部603への電力供給は、選択段階S701、確認段階S702、特定&設定段階S703、送電段階S704の4状態を含む。実線矢印は送電部607主導の遷移であり、一点鎖線の矢印は受電部603主導の遷移である。受電部603が電力信号に適合しない場合や、送電部607が電力信号の発行を止めると、どこからでも選択段階S701に遷移することが示されている。以下に各段階の主な挙動について説明する。
選択段階S701では、送電部607は、受電部603が通信範囲内に入ってきたか出て行ったかをモニタする。送電部607は、受電部603を検出すると必要に応じてその場所の特定を試み、送電対象を決定する。選択段階S701の利用方法は多岐にわたり、充電中であっても新しい受電部603を検出するために選択段階S701に戻ることも可能である。この段階では、送電部607は、受電部603の充分な情報を持っておらず、電力信号を運用することで確認段階S702へ遷移する。
確認段階S702では、送電部607が電子確認を実行しその応答を検知する。電子確認とは、受電部603を特定するための電力信号の運用である。送電部607は、受電部603を発見すると電子確認を延長し、特定&設定段階S703へ遷移するが、電子確認を延長しなければ選択段階S701へ戻る。
特定&設定段階S703では、送電部607は、選択した受電部603を特定し、受電部603の構成情報(最大必要電力等)を取得する。送電部607は、受電部603の構成情報を用いて送電契約を生成する。送電契約は、送電段階S704を特徴付けるパラメータの制限を含んでいる。送電契約が成立すると、送電段階S704へ遷移するが、その前に送電部607は、電子確認の延長を中止することで選択段階S701へ遷移することもできる。
送電段階S704では、送電部607は、受電部603から取得した制御情報を基に1次コイルの電流を調節し、受電部603に送電し続ける。送電部607は、送電契約の制限に違反していないか監視しており、違反している場合は送電を取りやめ、選択段階S701へ遷移する。充電が完了した受電部603からの要望により送電を中止したり、トリクル充電に移行するために特定&設定段階S703に遷移して再度送電契約を作成することもできる。
図8はNFCのアクティブモードによるデータ交換を行うシーケンスを示す図である。
ここでは、第一のNFCユニット801がイニシエータ、第二のNFCユニット802がターゲットとして動作している場合について説明する。
まず、ステップS801で、第一のNFCユニット801は、属性要求として自身の識別子や送受信のビット伝送速度、有効データ長等を送信する。
ステップS802で、第二のNFCユニット802は、有効な属性要求を受信した場合、属性応答を送信する。ここで、第二のNFCユニット802からの送信は、自らの発生したRFフィールドによって行われる。このため、第一のNFCユニット801及び第二のNFCユニット802は、データ送信が終了するとRFフィールドの出力を停止する。
ステップS803で、第一のNFCユニット801は、有効な属性応答を確認した後、パラメータ選択要求を送信して伝送プロトコルのパラメータを変更することができる。パラメータ選択要求に含まれるパラメータは、伝送速度と有効データ長である。
ステップS804で、第二のNFCユニット802は、有効なパラメータ選択要求を受信した場合、パラメータ選択応答を送信し、パラメータを変更する。尚、パッシブモードの場合と同様に、ステップS803及びステップS804は、パラメータ変更を行わない場合は省略しても良い。
ステップS805で、第一のNFCユニット801と第二のNFCユニット802は、データ交換要求及びデータ交換応答によってデータの交換を行う。データ交換要求及びデータ交換応答は、アプリケーションに対する情報等をデータとして伝送することができ、データサイズが大きい場合には分割して送信することもできる。
データ交換が終了すると、ステップS806で、第一のNFCユニット801は、選択解除要求または解放要求のどちらか送信する。
第一のNFCユニット801が選択解除要求を送信した場合、第二のNFCユニット802は、ステップS807で、選択解除応答を送信する。第一のNFCユニット801は、選択解除応答を受信すると、第二のNFCユニット802を示す属性を解放する。その後、ステップS808で、第一のNFCユニット801は、識別子が既知な別のターゲットに対して起動要求を送信する。起動要求を受信したターゲットは、ステップS809で、起動応答を送信し、ステップS801に戻る。
一方、第一のNFCユニット801が解放要求を送信した場合、第二のNFCユニット802は、ステップS808で、解放応答を送信して初期状態へ戻る。第一のNFCユニット801は、解放応答を受信する場合、ターゲットは完全に解放されており、初期状態へ戻ってもよい。
図9はMFP100と携帯情報処理装置300とにおけるコマンドの送受信を示すチャート図である。図7及び図8と同一の処理には同一の参照番号を付して説明する。尚、図9に示す処理は、MFP100のCPU102が、MFP100のNFCユニット118、Qi送電ユニット126を制御し、また携帯情報処理装置300のCPU302がNFCユニット318、Qi受電ユニット326を制御することにより実現される。具体的には、図9に示すMFP100、携帯情報処理装置300(300a及び300b)のそれぞれによる処理を実現するためのプログラムがMFP100のROM103、携帯情報処理装置300のROM303に格納されている。そして、MFP100のCPU102と携帯情報処理装置300のCPU302が、それらのプログラムを、それぞれRAM104、RAM304で実行することにより図9に示す処理が実現される。
携帯情報処理装置300aがQi受電ユニットを、携帯情報処理装置300bがQi受電ユニット及びNFCイニシエータを、MFP100がQi送電ユニット及びNFCターゲットを搭載している。以降の説明では、ワイヤレス給電に関わる処理はQi受電ユニット(Qi受電ユニット326)とQi送電ユニット(Qi送電ユニット126)との間で遂行される。
まず、携帯情報処理装置300aがMFP100から受電する系を説明する。
ステップS901で、選択段階S701であるMFP100が、近傍に設置された携帯情報処理装置300aからの電力信号の運用を受け確認段階S702に遷移している。携帯情報処理装置300aは受電を希望しており、Signal StrengthパケットをMFP100に通知する。このSignal Strengthパケットは、電力の供給(受電)を要求する電力要求として機能する。MFP100は、Signal Strengthパケットを受信すると、特定&設定段階S703に遷移する。
ステップS902で、携帯情報処理装置300aは、ワイヤレス給電規格Qiに則りIdentificationパケットをMFP100に通知する。Identificationパケットにおいて、携帯情報処理装置300aは、20bit以上31bit以下の文字列で構成されるBasic Device Identifierを伝えることができる。このBasic Device Identifierは、電力の供給(受電)を要求する機器の識別子(電力要求元識別子)として機能する。
ステップS903で、携帯情報処理装置300aは、ConfigurationパケットをMFP100に通知する。Configurationパケットにおいて、携帯情報処理装置300aは、Qiで定義されるPower Class等を指定し、受電する電力量を定義する。
MFP100は、Identificationパケット及びConfigurationパケットを受信することで、送電段階S704に遷移する。ステップS904で、MFP100は、受信したパケットにて定義された情報に従い、携帯情報処理装置300aに対して送電(電力供給)する。
続いて、上記状況下にて、携帯情報処理装置300bがMFP100に対して印刷を行うことで優先的に電力を受電する例を説明する。
ステップS801からS804は、図8の場合と同様であり、その結果、携帯情報処理装置300bのNFCユニット318がイニシエータとなり、MFP100とのデータ交換が可能な状態となる。
ステップS905で、携帯情報処理装置300bのNFCユニット318は、MFP100に印刷要求を送信する。
ステップS906で、MFP100は、NFCユニット118により印刷要求を受信すると、印刷要求元(機能要求元)である携帯情報処理装置300bを識別するための機能利用要求元識別子を生成する。この機能利用要求元識別子は、Identificationパケットで扱われるBasic Device Identifierに準じた20bitの文字列であり、受信側であるMFP100はユニークな値であることを保証しなければならない。尚、上記の機能利用要求元識別子は、CPU102によりRAM104上で生成される識別子である。
ステップS907で、MFP100はNFCユニット118により、携帯情報処理装置300bに、印刷許可を示す応答とともに、機能利用要求識別子を通知する。機能利用要求識別子は給電可能であることも示している。また、携帯情報処理装置300bは、機能利用要求元識別子が通知された場合、受電を要求するときに、その機能利用要求元識別子を電力要求元識別子として用いることもできる。
ステップS908で、携帯情報処理装置300bは、印刷許可を示す応答を受信すると、機能利用データとして印刷データのMFP100へ転送を開始する。
ステップS909で、MFP100は、印刷データに対するステータスを携帯情報処理装置300bに定期的に通知する。ステータスの内容は、インク残量や現在処理中のページ数、あるいは発生したエラー情報である。同時に、MFP100は送電機能以外の機能が利用されたことを検知し、送電段階S704から選択段階S701に遷移することで送電機能を中断する。その後、MFP100は、Power Signalを運用して確認段階S702へ遷移する。
ステップS910で、受電が中断されたことを検知した携帯情報処理装置300aは、ステップS901と同様に、Signal StrengthパケットをMFP100に通知する。MFP100は、Signal Strengthパケットを受信すると、特定&設定段階S703に遷移する。
ステップS911で、携帯情報処理装置300aは、ステップS902と同様に、IdentificationパケットをMFP100に通知する。
ステップS912で、MFP100は、Identificationパケットを受信すると、そのパケットで示されるBasic Device IdentifierがステップS906で生成した機機能利用要求元識別子と合致するか否か確認する。具体的には、MFP100のCPU102は、NFCユニット118により携帯情報処理装置300bから受信した印刷要求に応じてRAM104上で生成した機能利用要求元識別子と、Qi送電ユニット126が有する通信制御ユニットが受信した電力要求元識別子を比較する。そして、両者が合致する場合、受電の要求を行っている装置が、NFCによる通信を行っている装置であると判断することができる。
本実施形態において、MFP100のQi送電ユニット126は、NFCによる通信の要求を受けた場合、受電の要求を行っている装置がNFCによる通信を行う装置であると判断されることを条件として、当該装置に対する送電を行う。
ステップS912の場合、携帯情報処理装置300aには、ステップS906で生成された、携帯情報処理装置300bの機機能利用要求元識別子が送信されていない。そのため、携帯情報処理装置300aが送信する電力要求元識別子と、ステップS906で生成された、携帯情報処理装置300bの機機能利用要求元識別子は異なる。よって、ステップS912では両者は合致せず、即ち、受電を要求した装置とNFCによる通信を行う装置とが異なると判断される。そこで、MFP100は、送電段階S704へ向けた一連の処理をリセットするため、送電段階S704から選択段階S701に遷移し、続けて、Power Signalを運用して確認段階S702へ遷移する。その結果、この後、携帯情報処理装置300aからConfigurationパケットを受信しても送電段階S704へ遷移することはなく、携帯情報処理装置300aはMFP100から受電できず、ステップS910とS811を繰り返すことになる。
ステップS913で、携帯情報処理装置300bは、ステップS901と同様にSignal StrengthパケットをMFP100に通知する。MFP100は、Signal Strengthパケットを受信すると、特定&設定段階S703に遷移する。
ステップS914で、携帯情報処理装置300bは、ステップS902と同様にIdentificationパケットを、電力要求元識別子としてMFP100に通知する。その際、Basic Device Identifierには、ステップS907で通知された機能利用要求元識別子で記述される。
ステップS915で、ステップ912と同様に、MFP100は、電力要求としてのBasic Device IdentifierがステップS906で生成された機機能利用要求元識別子と合致するか否か確認する。この場合、上記のようにステップS907において携帯情報処理装置300bが受信した機能利用要求元識別子が、電力要求元識別子として用いられるため、ステップS915では、両者が合致することになる。即ち、受電を要求した装置とNFCによる通信を行う装置とが同じものであると判断される。よって、ステップS913及びS914において受電を要求した装置は、NFCによる通信のための電力が必要と判断することができる。そこで、MFP100は、ステップS910及びS911において受電を要求した装置に送電するために、引き続き送電段階S704に向けた一連の処理を継続する。
ステップS916で、ステップS903と同様に、携帯情報処理装置300bは、ConfigurationパケットをMFP100に通知する。MFP100は、Identificationパケット及びConfigurationパケットを受信することで、送電段階S704に遷移する。
ステップS917で、携帯情報処理装置300bは、ステップS908の処理を継続する。図において、本処理はステップS916の後に処理が行われるように記載されているが、本通信がNFCユニット318及び118の間で行われているため、実際にはステップS908の処理が続いている。
ステップS918で、MFP100は、ステップS918のステータス応答処理を継続している。
ステップS919で、MFP100は、ステップS916を介して送電段階S704に遷移した結果、携帯情報処理装置300bに対して送電する。ステップS917からステップS919は、印刷が完了するまで繰り返し継続される。印刷が完了すると、ステップS806へと移行する。
機能利用の終了を行うステップS806とステップS807は、図8の場合と同様であり、携帯情報処理装置300b及びMFP100は初期状態に戻る。MFP100は、機能利用の終了を検知し、送電段階S704から選択段階S701に遷移することで送電機能を中断する。その後、MFP100はPower Signalを運用して確認段階S702へ遷移する。
ステップS920で、MFP100は、機能利用の終了を検知すると、ステップS906で生成した機能利用要求元識別子を破棄する。これは、不用意に機能利用要求識別子を再利用されることを防ぐためである。
ステップS921で、優先的に受電した携帯情報処理装置300bは、所定時間経過するまでは、MFP100に対してSignal Strengthパケットを通知しないことで受電要求を控える(電力要求の送信を禁止する)。これは、先行してMFP100から受電していた携帯情報処理装置300aが引き続き受電を希望していた場合、その受電を再開させるためである。尚、上記所定時間は、携帯情報処理装置300bにおける固定の時間でも良いし、ステップS907やS909において、MFP100が携帯情報処理装置300bに対して時間を指定する場合であってもよい。
ステップS922からステップS925では、ステップS901からステップS904と同様であり、携帯情報処理装置300aは、再度、MFP100から受電することができる。
よって、NFCによる通信を行う装置に対して優先的に送電を行うことができる。例えば上記の例では、MFP100に対して印刷機能の利用を要求する携帯情報処理装置300bは、MFP100が他の装置を充電中であっても、自身の印刷処理中はMFP100から受電することができる。これにより、携帯情報処理装置300bは印刷処理中の電池切れリスクを回避することができる。
また、携帯情報処理装置300aは、携帯情報処理装置300bがNFCによる通信をMFP100と行う前後においてはMFP100から受電することができる。そのため、NFCによる通信を行う装置に優先的に送電されるとともに、NFCによる通信を行っていない装置に対しても適切な送電を行うことができる。例えば、ステップS921の処理により、携帯情報処理装置300bの印刷が完了した後は、携帯情報処理装置300aは特段の仕組みが無くともMFP100からの受電を再開できる。
尚、本実施形態では、MFP100は、ステップS909のタイミング(時点)で送電を中断しているが、送電中断のタイミングはこれに限定されない。例えば、MFP100は、ステップS906あるいはステップS907のタイミングで送電を中断しても良い。本実施形態の場合は、実際に、携帯情報処理装置300bが印刷を開始するまでは、携帯情報処理装置300aは受電可能であるが、この場合は携帯情報処理装置300aの受電がより早く中断されることになるので注意が必要である。
また、機能利用要求元識別子の有効期間を管理する仕組みを更に構成して、ステップS907にて、機能利用要求元識別子の有効期間を通知する仕組みを備える等、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の改良がくわえられることももちろんである。
図10はNFCとWLANを切り換えてデータ転送を行う場合のシーケンスである。
ここで、NFCは通信速度が数百bpsと比較的低速であるため、NFCで認証等を行い、容量の多いデータはより高速なWLANで行うことで効率的なデータ転送を図ることができる。
図10においては、携帯情報処理装置1001上に存在する画像データを印刷装置1002で印刷するために、携帯情報処理装置1001が主体となって転送する、いわゆるプッシュ型の場合の一例である。
ここで、携帯情報処理装置1001は、図3の携帯情報処理装置300に対応し、印刷装置1002は、図1のMFP100に対応する。また、NFC通信部1003及びWLAN通信部1004はそれぞれ、図3のNFCユニット318及びWLANユニット317に対応する。更に、NFC通信部1005及びWLAN通信部1006はそれぞれ、図1のNFCユニット118及びWLANユニット117に対応する。
ステップS1001で、NFC通信を確立するため、NFC通信部1003は、自身がイニシエータとなって、NFC通信部1005をターゲットとして検知する。
ステップS1002で、NFC通信部1005は、NFC通信部1005が正しく検知された場合、検知応答を送信する。尚、図の例は、携帯情報処理装置1001がイニシエータとなる場合を示しているが、実際には、操作表示部205からの入力に基づいて印刷装置1002がイニシエータとなってもよい。
ステップS1003で、NFC通信部1003は、検知応答を正しく受信した場合、NFC通信を行うための属性要求を送信する。
ステップS1004で、NFC通信部1005は、属性要求を受信した場合、属性応答を送信する。ここで、属性要求及び属性応答では、それぞれイニシエータ及びターゲットのNFC IDを送信し、このIDによって通信相手を特定する。
ステップS1005で、NFC通信部1003及びNFC通信部1005との間で相互認証を行い、データ暗号化のための暗号鍵等を受け渡すことができる。尚、暗号鍵を渡す必要がない場合は、この相互認証は行わないことも可能である。
ステップS1006で、NFC通信部1003は、NFC通信部1005に対して、印刷装置1002が利用可能な通信プロトコルの情報を要求する。この要求には、携帯情報処理装置1001が利用可能な通信プロトコルの情報が含まれており、NFC通信部1005は、この要求を受信した際に、携帯情報処理装置1001のWLAN通信が利用可能であることを認識することができる。
ステップS1007で、NFC通信部1005は、受信した要求に対して、自身の利用可能な通信プロトコルの情報を応答する。これによって互いの装置は、互いの利用可能な通信プロトコルを把握することができる。
ここで認識したNFC以外のプロトコルであるWLANが、NFCよりも高速なデータ転送が可能であり、WLAN(代替の通信部)に切り換えて(ハンドオーバーして)通信を行うことがイニシエータである携帯情報処理装置1001によって決定されたとする。尚、切り換えを行うための決定は、印刷装置1002が行っても良い。その場合、ステップS1008及びS1009において、WLANで通信を行うために必要な、例えば、通信相手を特定するアドレス等の情報を交換する。
ステップS1010で、NFC通信部1003は、NFC通信からWLAN通信へと切り換える要求を送信する。
ステップS1011で、NFC通信部1005は、切り換えの要求を受信した場合、切り換え応答を返信する。
ステップS1012で、NFC通信部1003は、切り換え応答を受信した場合、NFC通信部1003からWLAN通信部1004へ切り換える。
ステップS1013で、NFC通信部1005は、切り換え応答を送信した場合、NFC通信部1005からWLAN通信部1006へ切り換える。
切り換え後、ステップS1014で、NFC通信部1003は、解放要求を送信する。
ステップS1015で、NFC通信部1005は、解放要求を受信した場合、解放応答を送信し、NFC通信を終了する。
ステップS1016以降では、ステップS1008及びS1009で交換したWLAN通信のための情報に基づき、WLAN通信を行う。
ステップS1016で、WLAN通信部1004は、データ転送が可能かどうかWLAN通信部1006に確認する確認要求を送信する。ここで、確認する内容は、例えば、印刷装置1002内に転送しようとする画像を一時保存するための空き容量等がある。
ステップS1017で、WLAN通信部1006は、確認要求を受信した場合、確認要求に対する確認応答を送信する。
ステップS1018で、WLAN通信部1004は、確認応答を受信し、データ転送が可能であると判定した場合、携帯情報処理装置1001に存在する画像データをWLAN通信部1006に対して送信する。こうすることで、容量の大きいデータはより高速な通信プロトコルを用いて転送することができる。
図11はNFCとWLANを切り換えてデータ転送を行う場合のシーケンスである。
図11においては、携帯情報処理装置1101上に存在する画像データを印刷装置1102で印刷するために、印刷装置1102が主体となって転送する、いわゆるプル型の場合の一例である。
尚、携帯情報処理装置1101、WLAN通信部1104及びNFC通信部1103はそれぞれ、図10の携帯情報処理装置1001、WLAN通信部1004及びNFC通信部1003に対応する。また、印刷装置1102、WLAN通信部1106及びNFC通信部1105はそれぞれ、図10の印刷装置1002、WLAN通信部1006及びNFC通信部1005に対応する。また、ステップS1101〜ステップS1115は、図10のステップS1001からステップS1015にそれぞれ対応するため、詳細は省略する。
NFC規格による通信からWLAN通信に切り換わった後、まず、ステップS1116で、WLAN通信部1106は、WLAN通信部1104に対してデータ取得の確認要求を送信する。ここで確認される内容は、例えば、携帯情報処理装置1101が転送する予定のデータサイズ等がある。
ステップS1117で、WLAN通信部1104は、転送データに関するデータ取得の確認要求を受信した場合、確認応答を送信する。
ステップS1118で、WLAN通信部1106は、確認応答を受信し、印刷装置1102の空き容量等を考慮した上でデータ転送が可能であると判定した場合、WLAN通信部1106は、画像データを要求する。
ステップS1119で、WLAN通信部1104は、画像データの要求を受信した場合、要求された画像データを送信する。
図12は携帯情報処置装置とMFPにおける課金及び充電の概念図である。
図12において、1201〜1205は携帯情報処理装置を示している。位置の違いによって記載を分けている。1206は、NFC通信可能領域を示している。これは、NFCユニット118によって通信可能な領域として電波の影響がある領域である。また、1207は、無線給電可能領域である。これは、Qi送電ユニット126によって提供される充電給電のための範囲である。本実施形態では、図示のように、NFCユニット118のNFC通信可能領域1206がQi送電ユニット126の無線給電可能領域1207より広くなるように構成されている。
携帯情報処理装置1201及び1205は、NFC通信ならびに無線給電が不可能な領域に存在している。携帯情報処理装置1202及び1204は、NFC通信は可能であるが、無線給電は不可能である領域に存在している。また、携帯情報処理装置1203は、NFC通信可能かつ無線給電可能な領域に存在している。また、携帯情報処理装置1201及び1202と、携帯情報処理装置1204及び1205の差は、携帯情報処理装置1203に一度近接し、充電を行ったかどうかの差を示している。
このように、MFP100は、NFCユニット118のNFC通信可能領域1206とQi送電ユニット126の無線給電可能領域1207とについて、携帯情報処理装置の位置の状態を判定することができる。
図13はMFP100が携帯情報処理装置300への充電に対する課金処理を示すフローチャートである。
このフローチャートに従って、携帯情報処理装置300からMFP100は充電を行った分の課金を行うことが可能である。
尚、図13に示す処理は、MFP100のCPU102により実行される。具体的には、図13に示す処理を実現するためのプログラムがMFP100のROM103に格納されている。そして、CPU102がプログラムをRAM104上で実行することで、図13に示す処理を実現することができる。
まず、ステップS1301で、MFP100は、携帯情報処理装置300がNFC通信可能領域に入って通信が確立するか否かを判定する。これは、図12の携帯情報処理装置1201の状態から携帯情報処理装置1202の状態に入ったか否かを判定する。
通信が確立していないと判定する場合(ステップS1301でNO)、通信が確立するまで待機する。一方、通信が確立したと判定する場合(ステップS1301でYES)、ステップS1302で、MFP100は、携帯情報処理装置300が無線給電可能領域に入り、課金を開始するか否かを判定する。これは、図12の携帯情報処理装置1202の状態から携帯情報処理装置1203の状態に入ったか否かを判定する。
無線給電可能領域に入っていないと判定する場合(ステップS1302でNO)、無線給電可能領域に入るまで待機する。尚、このように無線給電可能領域に入るまで待機する状態において、NFC通信が行われてもよい。そして、NFC通信の通信中もしくは通信後において無線給電可能領域に入ったか判定してもよい。
一方、無線給電可能領域に入ったと判定する場合(ステップS1302でYES)、ステップS1303で、MFP100は、課金開始フラグをONにする。この課金開始フラグは、充電に伴う課金を行うか否かを示すためのフラグであり、ONの場合には課金を行い、OFFの場合には課金を行わない。また、この課金開始フラグの状態(ON/OFF)は、例えば、RAM104上で管理する。
尚、このステップS1303において、MFP100は、現在の携帯情報処理装置300の充電量を取得して、RAM104上で管理する。この充電量は、課金時の課金計算のために使用する値である。また、ステップS1302において、携帯情報処理装置300が無線給電可能領域に入ったと判定された場合、Qi送電ユニット126による当該情報処理装置への給電が実行される。
ステップS1304で、MFP100は、ハンドオーバー情報を携帯情報処理装置300から取得する。ステップS1305で、MFP100は、ハンドオーバー情報を取得できないかどうかを判定する。ハンドオーバー情報を取得できたと判定する場合(ステップS1305でNO)、ステップS1307に進む。一方、ハンドオーバー情報を取得できなかったと判定する場合(ステップS1305でYES)、ステップS1306で、MFP100は、無線給電の給電側(Qi送電ユニット126)の電力量を下げる。これは、ハンドオーバー情報を取得できなかった場合には、仮にNFC通信が失敗したときに課金を別の手法で行うことができなくなることがある。そのため、NFC通信可能領域内において、課金を適切に完了することがより重要になる。後述するが、本実施形態では携帯情報処理装置300が無線給電可能領域から抜けて、NFC通信可能領域内にあるときに課金を行う。そこで、ステップS1306では、課金のためのNFC通信を成功させるために無線給電可能領域をわざと狭めて、課金を行うための領域(無線給電可能領域の外であり且つNFC通信可能領域内の領域)を十分に確保してNFC通信の失敗を防ぐようにする。
尚、ここでいうハンドオーバーとは、消費電力が小さい第1の近距離無線通信によって通信対象装置の第2の近距離無線通信方式に必要な情報を互いに送受信し、その情報を用いて第2の近距離無線通信方式による高速な通信を行うことを意味する。第1の近距離無線通信方式の一例は、NFCであり、第2の近距離無線通信方式の一例は、Bluetooth(登録商標)や無線LANである。そして、ハンドオーバー情報は、ハンドオーバーを行うために必要な通信設定情報である。
ステップS1307で、MFP100は、充電効率を携帯情報処理装置300から取得する。これは、現在、既に行われている充電の状況を、携帯情報処理装置300から取得する動作である。この充電効率によって、充電がうまくいっているか否かを判定することができる。
ステップS1308で、MFP100は、充電中の電力消費量を計算するか否かを判定する。尚、電力消費量は、ステップS1307で取得した充電効率により計算を行うことができる。この計算を行うか否かの判定は、携帯情報処理装置300が充電中に使用している電力について課金を行うかどうかで決定する。本実施形態では、設定値で決定しているが、この決定方法は、この限りではない。
ここで、電力消費量を計算しないと判定する場合(ステップS1308でNO)、ステップS1310へ進む。一方、電力消費量を計算すると判定する場合(ステップS1308でYES)、ステップS1309で、MFP100は、充電中の携帯情報処理装置300の電力消費量を計算する。この詳細は、図16で後述する。
ステップS1310で、MFP100は、携帯情報処理装置300が無線給電可能領域から抜けたか否かを判定する。これは、図12の携帯情報処理装置1203の状態から携帯情報処理装置1204の状態に入ったか否かを判定する。尚、別の状況としては、図17でも示すが、携帯情報処理装置1203の状態のままでも無線給電を停止することで同等の状況を生み出すことは可能であり、ここでは、その状況も含めて判定する。
無線給電可能領域から抜けていないと判定する場合(ステップS1310でNO)、無線給電可能領域から抜けるまで待機する。一方、無線給電可能領域から抜けたと判定する場合(ステップS1310でYES)、ステップS1311で、MFP100は、NFC通信を用いて課金のための通信を行う。この詳細は、図14で後述する。
ステップS1312で、MFP100は、課金が成功したか否かを判定する。課金が成功していないと判定する場合(ステップS1312でNO)、ステップS1313で、MFP100は、ハンドオーバーで課金を行う。ハンドオーバーで課金を行う場合には、ステップS1304で取得したハンドオーバー情報を使用して課金を行う。その後、ステップS1314へ進む。
一方、課金が成功したと判定する場合(ステップS1312でYES)、ステップS1314で、MFP100は、課金開始フラグをOFFにする。ステップS1315で、MFP100は、携帯情報処理装置300がNFC通信可能領域から抜けたかどうかを判定する。NFC通信可能領域から抜けていないと判定する場合(ステップS1315でNO)、ステップS1302へ戻る。一方、NFC通信可能領域を抜けたと判定する場合(ステップS1315でYES)、処理を終了する。
以上の処理により、MFP100は、携帯情報処理装置300が無線給電可能領域から抜けたことを条件として、携帯情報処理装置300への給電の終了を判断し、給電が終了した後に課金処理を行う。即ち、充電を行った後の充電量に応じて無線近距離通信を用いて課金処理を行うことができる。
尚、図13の説明では、携帯情報処理装置300が無線給電可能領域外であって且つNFC通信可能領域内にあるときに、課金が成功したか判定していた。しかし、これに限定されず、携帯情報処理装置300がNFC通信可能領域から抜けたときに、課金が成功したか判定してもよい。そして、課金が成功しなかったときにハンドオーバーにより課金処理を行ってもよい。
図14は図13のステップS1311の詳細を示すフローチャートである。つまり、MFP100がNFC通信を用いて行う課金処理の詳細である。
まず、ステップS1401で、MFP100は、課金額の計算を行う。この詳細は、図15で後述するが、充電した電力量だけでなく、他の料金もまとめて課金することも可能である。ステップS1402で、MFP100は、現時点において印刷用等の他の処理に係る課金以外のNFC通信を行っていたら、そのNFC通信をキャンセルして、課金用の通信に切り替える。また、MFP100は、課金以外のNFC通信が行われないように携帯情報処理装置300へ要求する。これは、この後の課金処理を素早く成功させるために優先度をあげる処理である。
ステップS1403で、MFP100は、課金額を含む課金情報をNFC通信によって携帯情報処理装置300に要求する。ステップS1404で、MFP100は、携帯情報処理装置300から課金情報の通信があるか否かを判定する。課金情報の通信があると判定する場合(ステップS1404でYES)、ステップS1405で、MFP100は、携帯情報処理装置300から課金情報の授受を行い、処理を終了する。
一方、課金情報の通信がないと判定する場合(ステップS1404でNO)、ステップS1406で、MFP100は、NFC通信が失敗しているか否かを判定する。失敗していると判定する場合(ステップS1406でYES)、処理を終了する。一方、失敗していないと判定する場合(ステップS1406でNO)、ステップS1404に戻り、MFP100は、再度、通信の終了を待機する。
図15は図14のステップS1401の詳細を示すフローチャートである。つまり、MFP100における課金額の計算の詳細である。本実施形態においては、充電の料金の課金だけでなく、その時の印刷料金並びに充電中に使用した電力の料金も合わせて課金対象として計算することが可能である。
ステップS1501で、MFP100は、現在の充電量を携帯情報処理装置300から取得する。ステップS1502で、MFP100は、充電開始時と現在の値の充電量の差分を計算する。ステップS1503で、MFP100は、その他の課金要因があるか否かを判定する。その他の課金要因は、本実施形態では、充電量及び充電中に消費した電力量を埋め合わせた量、更に印刷済であるが課金の終了していない課金を指している。これらの課金要因がないと判定する場合(ステップS1503でNO)、ステップS1508へ進み、MFP100は、課金額を決定して、処理を終了する。
一方、課金要因があると判定する場合(ステップS1503でYES)、ステップS1504へ進み、MFP100は、充電中の電力消費課金を行うか否かを判定する。電力消費課金を行わないと判定する場合(ステップS1504でNO)、ステップS1506へ進む。一方、電力消費課金を行うと判定する場合(ステップS1504でYES)、ステップS1505へ進み、MFP100は、充電中(給電中)の電力消費量から消費額を計算する。この詳細は、図16で後述するが、充電中に携帯情報処理装置が消費する電力量を計算した値を用いて、この消費率と充電にかかった時間を計算することで電力消費量を計算し、それを元に電力量の課金を計算する。これは、例えば、充電中に電力を非常に使用する処理を携帯情報処理装置300が行っている場合には、充電の開始と終了の差分を見てもどれだけ充電を行ったかが分からない。しかし、図16の処理を行うことで、消費量を計算することができるため、その消費額も合わせて課金することが可能となる。
ステップS1506で、MFP100は、印刷用の課金の残り(課金対象の機能利用)があるか否かを判定する。本実施形態においては、充電を行いながら印刷指示を行うことも可能である。ここでは、その場合において印刷済であるがまだ課金していない情報も合わせて課金を行う処理を示している。印刷用の課金の残りがないと判定する場合(ステップS1506でNO)、ステップS1508へ進む。一方、印刷用の課金の残りがあると判定する場合(ステップS1506でYES)、ステップS1507へ進み、MFP100は、印刷済であるが課金をしていない金額を計算する。そして、ステップS1508で、MFP100は、全ての課金額を決定する。ステップS1502のみの課金額もあれば、ステップS1505、ステップ1507により追加された課金額の場合もある。このようにして、課金額を決定する。
尚、ステップS1506では、印刷用の課金としているが、MFP100で提供可能な各種機能(読取、FAX等)について課金を行うようしても良いことは言うまでもない。
図16は図13のステップS1309の詳細を示すフローチャートである。つまり、充電中の電力消費量の計算の詳細である。
ステップS1601で、MFP100は、携帯情報処理装置300の現在の充電量状態を取得する。ステップS1602で、MFP100は、Qi送電ユニット126の送電を停止する。このようにして、一時的に一定時間、給電(充電)を停止する。ステップS1603で、MFP100は、一定時間の経過を待機する。ステップS1604で、MFP100は、再度、現在の充電量状態を取得する。このようにすることで、ステップS1602〜ステップS1604の間で、非充電状態での携帯情報処理装置300の電力消費量が計算可能となる。つまり、一定時間経過前後での電力消費量(電力減少量)によって、非充電状態での単位時間当たりの電力消費量を計算することができる。
そして、ステップS1605で、MFP100は、ステップS1601及びステップS1604で取得した充電量状態を元に、時間単位の非充電時の携帯情報処理装置300の電力消費量(電力消費割合)を計算する。ステップS1605で計算した時間単位の非充電時の携帯情報処理装置300の電力消費量は、図15のステップS1505の課金額計算時に使用することができる。
尚、ステップS1309(図16)における処理を実行するタイミングは種々のものであってもよい。例えば、携帯情報処理装置300において、電力を消費する処理が行われたか判定し、判定された場合、その旨をMFP100にNFCにより通知するようにしてもよい。そして、MFP100は、上記の通知を受けた場合に、ステップS1309(図16)における処理を実行する。
または、携帯情報処理装置300において、給電開始から給電可能領域を抜けるまでに行った処理に応じて電力消費量を計算し、給電可能領域から抜けたときにMFP100に通知してもよい。この場合、携帯情報処理装置300において充電を行いながら、印刷制御等の所定の処理を実行することができるため、処理途中にバッテリーの残量が無くなってしまうことを防ぐことができる。
図17は携帯情報処理装置の充電量が満充電になった時の処理を示すフローチャートである。尚、図17に示す処理は、図13におけるS1302で携帯情報処理装置300が無線給電可能領域に入ってから、S1310で無線給電可能領域から抜けるまでの間に実行される。
ステップS1701で、MFP100は、携帯情報処理装置300の充電を開始したか否かを判定する。充電を開始していないと判定する場合(ステップS1701でNO)、充電を開始するまで待機する。一方、充電を開始したと判定する場合(ステップS1701でYES)、ステップS1702へ進み、MFP100は、充電中であることを確認する。
ステップS1703で、MFP100は、携帯情報処理装置300のバッテリー状態が満充電であるか否かを判定する。満充電でないと判定する場合(ステップS1703でNO)、ステップS1704へ進み、MFP100は、携帯情報処理装置300から充電終了の通知の有無を判定する。この通知は、例えば、携帯情報処理装置300において、ユーザが画面上で指示を行うことにより、携帯情報処理装置300からMFP100に通知される。充電終了の通知があると判定する場合(ステップS1704でYES)、ステップS1706へ進み、MFP100は、Qi送電ユニット126の送電を停止する。
一方、充電終了の通知がないと判定する場合(ステップS1704でNO)、再度、ステップS1703へ進む。そして、満充電であると判定する場合(ステップS1703でYES)、ステップS1705で、MFP100は、満充電時の充電停止設定がONであるか否かを判定する。ONでないと判定する場合(ステップS1703でNO)、処理を終了する。一方、ONであると判定する場合(ステップS1703でYES)、ステップS1706へ進み、MFP100は、Qi送電ユニット126の送電を停止する。
ステップS1706における処理により、Qi送電ユニットの送電が停止した場合、図15のステップS1501及びステップS1502の処理により、充電開始時の電池残量と満充電における電池残量の差分に応じて課金されることになる。また、満充電となった後に携帯情報処理装置300において電力が消費された場合、再び、Qi送電ユニットにより送電を開始するようにしてもよい。この場合でも、充電中の消費電力に対して課金処理を行うことで、適切な課金を行うことができる。
尚、ステップS1705の処理を用意している理由は、携帯情報処理装置300が電源ONである場合には、充電を行っている際に電力を使用している状態となる。図17の処理で示すように、使用している電力について全て課金を行う場合には、充電し続けた場合には、課金が延々と行われることになり、ユーザの意図と反する課金を行ってしまうこともある。そのため、一度、充電が満充電になった際には充電課金を行い終了するかどうかを選択できることで、意図しない課金を行うことを防ぐことができる。ここで、この充電停止設定(停止設定情報)は、携帯情報処理装置300からMFP100へ通知することで設定することができるが、MFP100において設定するようにしても良い。
また、ステップS1705において、Qi送電ユニットによる送電を停止した場合、図13のステップS1310において、無線給電可能領域から携帯情報処理装置300が抜けたと判定されなくても、ステップS1311における課金処理を実行してもよい。これにより、ユーザが携帯情報処理装置を動かさない状態で課金処理を行えるため、時間的、また空間的に余裕がある状態で課金処理を行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、携帯情報処理装置がNFC通信可能領域内でかつ無線給電可能領域内にある状態から、無線給電可能領域外でかつNFC通信可能領域内にある状態になった際に給電完了とみなし、それまでの期間の充電量についての課金を行う(課金情報を生成する)。
ここで、無線給電での充電に対して課金において、時間や電力量での課金を行った場合に、携帯情報処理装置の位置での充電効率が異なることにより事前の課金では精度が低いものになってしまう。そこで、本実施形態のように、使用した分を後で課金することで、ユーザが充電した量に見合った課金を行うことができる。
尚、以上の実施形態では、携帯情報処理装置が無線給電可能領域に入ったことを条件に給電を開始する例を示したが、これに限らない。例えば課金を電子マネーにより行う場合、その残高を条件に給電を開始してもよい。具体的には、図12に示す1202の状態において、MFP100がNFCにより携帯情報処理装置の電子マネーの残高を取得する。そして、その残高が給電のための最低料金よりも不足していた場合、Qi送電ユニットを停止するようにしてもよい。その場合、通常の状態でQi送電ユニットをONにしておき、送電のための条件を満たさなかった場合にOFFにしてもよいし、逆に、通常の状態でQi送電ユニットをOFFにしておき、送電のための条件を満たした場合にONにするようにしてもよい。
また、上記の図17において、満充電もしくは携帯情報処理装置からの通知を条件として送電を停止する例を説明した。しかしこれに限らず、送電開始前にMFP100が携帯情報処理装置から取得した電子マネーの残高に対応する充電量を充電した場合に、送電を停止するようにしてもよい。この場合、携帯情報処理装置が無線給電可能領域から抜けたことを条件として課金してもよいし、またはその領域から抜ける前に、課金を行ってもよい。さらに、残高不足により充電を停止したことを、MFP100から携帯情報処理装置に対し、NFCにより通知してもよい。
尚、以上の実施形態では、無線通信方式としてNFC、無線給電方式としてQiを例に説明した。しかし、これに限定されず、Bluetooth等の各種の無線通信方式や、Qi以外の各種の無線給電方式を採用できる。
但し、NFCでは、上述のように、パッシブモードにおけるターゲットとしてのNFCユニットは、AC電源やバッテリーから電力が供給されなくても、データの受信や送信を行うことができる。そのため、例えば充電を行うデバイス(例えばスマートフォン)の電源が切れている場合でも、適切な課金処理を行うことができる。
尚、以上の実施形態では、携帯情報処理装置が充電した充電量に基づく課金処理を行っていたが、これに限定されず、例えば、充電時間に基づいて課金額を算出してもよい。また例えば、給電開始時に給電効率を判定し、その給電効率と給電時間を参照することで、充電量を判定してもよい。
尚、以上の実施形態では、MFP100がNFCユニット118およびQi送電ユニット126を備える例について説明したが、これに限定されない。例えば、外部のNFCユニットとQi送電ユニットがMFP100に装着された場合に、MFP100が制御装置として、上記の2つのユニットの制御を行うことで、NFC通信と無線給電が実現される場合であってもよい。
また、以上の実施形態では、課金を行う範囲として、無線給電可能領域外であって、無線通信可能領域内であるとしている。しかし、無線給電可能領域外である場合に限らず、例えば、無線通信可能領域内における、所定の一部の範囲外であるときに、課金を行うようにしてもよい。当該所定の一部の範囲が無線給電可能領域内である場合、課金を行う領域において充電が行われてしまうが、Qi等、無線給電では距離が離れるほど給電効率が悪くなる。そこで、当該所定の一部の範囲が無線給電可能領域内であったとしても、当該所定の一部の範囲を十分広く設定することで、適切な課金を行うことができる。
尚、上記のように携帯情報処理装置が所定の一部の範囲内か否かは、例えば、NFC通信や無線給電における電磁波の強度により携帯情報処理装置と通信部または送電部との距離を判定し、その距離により判断することができる。
尚、本実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。

Claims (16)

  1. 外部機器へ電力を無線給電するための送電部と、前記外部機器との通信を行う通信部を制御する制御装置であって、
    前記送電部による無線給電を行うための第1の領域と、前記第1の領域より広い前記通信部による通信を行うための第2の領域とに対する、前記外部機器の位置の状態を判定する判定手段と、
    前記判定手段の判定の結果、前記外部機器が前記第2の領域内でかつ前記第1の領域内にある場合、前記送電部による給電を実行させる制御手段と、
    前記制御手段により実行された給電が終了した場合に、当該実行された給電に基づく課金情報を、前記通信部を介して前記外部機器へ送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記送信手段は、前記外部機器が前記第2の領域内でかつ前記第1の領域内にある第1の状態から、前記第2の領域内でかつ前記第1の領域外にある第2の状態に遷移したと前記判定手段により判定されたことを前記給電の終了の条件として、前記課金情報を前記外部機器へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記送信手段は、前記外部機器における満充電もしくは前記外部機器からの所定の通知を前記給電の終了の条件として、前記課金情報を前記外部機器へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記通信部を介して、前記課金情報を前記外部機器へ送信することが失敗した場合は、前記送信手段は、代替の通信部を介して、前記課金情報を前記外部機器へ送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記代替の通信部との通信を行うために必要な通信設定情報を取得する取得手段を更に備え、
    前記送信手段は、前記通信設定情報に従って、前記代替の通信部を介して、前記課金情報を前記外部機器へ送信する
    ことを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記取得手段で前記通信設定情報を取得できない場合、前記送電部の前記無線給電可能領域が狭くなるように制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の制御装置。
  7. 前記送信手段は、前記制御手段による給電による前記外部機器への充電量と、前記給電中での前記外部機器の電力消費量とに基づく電力量に対する課金額を前記課金情報として生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記生成手段は、前記外部機器が前記第2の領域内でかつ前記第1の領域内にある状態において前記制御手段による給電を停止している期間での前記外部機器の電力減少量を取得することによって、当該状態における給電中での前記外部機器の電力消費量を計算する
    ことを特徴とする請求項7に記載の制御装置。
  9. 前記送信手段は、当該制御装置が提供する機能に対し、更に、課金対象の機能利用に対する課金を含む前記課金情報を送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記給電が終了した場合に、前記課金情報の送信とは異なる他の処理のための通信に前記通信部を現時点において利用している場合、前記他の処理のための通信をキャンセルして、前記課金情報の送信に切り替える
    ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記制御手段は、前記給電中に、前記外部機器から充電終了の通知がある場合、前記送電部による給電を停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記制御手段は、前記外部機器の充電状態が満充電であると判定した場合に、前記送電部による給電を停止することを指示する停止設定情報に従って、前記送電部による給電を停止する
    ことを特徴とする請求項11に記載の制御装置。
  13. 前記通信部はNFC通信により外部機器との通信を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 前記第1の領域は、前記送電部の無線給電可能領域であり、前記第2の領域は、前記通信部の通信可能領域である
    ことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の制御装置。
  15. 外部機器へ電力を無線給電するための送電部と、前記外部機器との通信を行う通信部を制御する制御方法であって、
    前記送電部による無線給電を行うための第1の領域と、前記第1の領域より広い前記通信部による通信を行うための第2の領域とに対する、前記外部機器の位置の状態を判定する判定工程と、
    前記判定工程の判定の結果、前記外部機器が前記第2の領域内でかつ前記第1の領域内にある場合、前記送電部による給電を実行させる制御工程と、
    前記制御工程において実行された給電が終了した場合に、当該実行された給電に基づく課金情報を、前記通信部を介して前記外部機器へ送信する送信工程と
    を備えることを特徴とする制御方法。
  16. コンピュータを請求項1乃至14のいずれか1項に記載の制御装置における各手段として機能させるための、または請求項15に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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