JP2015032860A - データ補正回路及びデータ補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】以前の状態に依存するレジスタのようなデータ保持部などで1ビットエラーが発生した場合にも正しい値を出力することができるデータ補正回路を提供する。【解決手段】データ補正部は、複数の入力端子の全てが“0”または“1”の同一値を入力した場合と、その複数の入力端子のうちの何れか1つが同一値の反転値を入力し、その反転値を入力した入力端子を除く複数の入力端子が同一値を入力した場合に、同一値と同一の値を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、データを補正するデータ補正回路及びデータ補正方法に関する。
衛星やロケットにおける装置、航空機における装置、基幹通信装置などは、その性質上、高い信頼性が求められている。
装置の高い信頼性を得るための技術の1つとして、冗長設計がある。この冗長設計は、装置レベル、その装置の備えるモジュールレベル、そのモジュールの備える回路レベルというように、階層毎に実施することができる。
そして、冗長設計は、多数決判定結果に従うものが一般的によく知られている。例えば、回路レベルでの冗長設計は、同一機能の回路を3つ以上用意し、それらの回路の出力結果の多数決判定結果に従うものである。
また、装置の高い信頼性を得るための別の技術として、CRC(Cyclic Redundancy Checking)がある。このCRCは、回路レベル、特にFPGA(Field Programmable Gate Array)において欠点であったソフトエラー等に起因するコンフィグメモリにおける1ビットエラー(1ビット反転)を自動的にエラービット訂正する技術である。また、CRCにより2ビットエラーが検出された場合には、エラービットの訂正はされないがエラーが発生したことを通知する。
さらに、装置の高い信頼性を得るための別の技術として、特許文献1には、対象レジスタに対して監視用レジスタを設けて2重化し、両レジスタの値を比較することによって、ビット化けや異常書き込みなどによるレジスタ値の変化を検出しデバイスの誤動作を防ぐレジスタ監視回路技術が記載されている。
特開2007−58467号公報
しかしながら、回路の出力結果の多数決判定結果に従う冗長設計は、規模や消費電力などが通常に比べ冗長した分だけ増大し、コストがかかる。
また、FPGA内の素子同士を繋ぐ配線や、当該FPGA内の組合せ回路を構成するためのデータを格納したコンフィグメモリ内の当該データがソフトエラー等で1ビット反転した場合には、CRCがその1ビット反転データを自動訂正することで、FPGA内の素子同士の配線接続関係や、当該FPGA内で構成される組合せ回路は完全に訂正される。しかしながら、ソフトエラー等でコンフィグメモリ内の1ビットのデータが反転し、その反転したデータがFPGA内の順序回路の一つであるレジスタを構成するためのデータであった場合には、そのデータをCRCで訂正した後に、当該訂正後のデータを用いたレジスタの再構成をしたとしてもFPGA内で構成されるレジスタの保持すべき値が正常となるとは限らない。なぜなら、CRCがコンフィグメモリ内の1ビット反転データを自動訂正したデータを用いてFPGA内にレジスタを構成する段階でレジスタが初めて構成されるため当該レジスタに記録されるべき値も初期化され、その構成された直後においてレジスタが保持する値は、初期化後のレジスタが保持する値によっては、本来保持すべき値である可能性も、本来保持すべきでない値である可能性もあり、CRCが1ビット反転データを自動訂正したデータを用いてFPGA内のレジスタを構成した場合に本来保持すべき値となることのできる確率は50%である。
また、1度FPGA内に正しくレジスタが構成され、レジスタにクロック信号が入力されレジスタが値を保持した後に、例えばFPGAの動作不良が発生しコンフィグメモリのデータを用いてレジスタを再構成する場合がある。その場合、レジスタが再構成後に保持すべき値は、コンフィグメモリのデータを用いてレジスタを再構成する直前に、レジスタがクロックを入力したタイミングで保持した値である。そしてレジスタの保持していた値は、レジスタの性質上、“0”と“1”共に50%である。そのため、コンフィグメモリ内の1ビットのデータが反転し、CRCにより1ビット反転データの訂正を行ったとしても、再構成後のレジスタの保持する値が再構成前に保持していた値と一致する、すなわち、レジスタが保持すべき値を保持して再構成される確率は50%であり、常に正しい値を保持するとは限らない。
さらに、特許文献1に記載されているような技術では、レジスタ監視回路の出力信号が“1”となったときに、そのレジスタ監視回路を備える装置の何らかの機能がONとなることを想定しており、2重化したレジスタの出力が異なるときにはレジスタ監視回路は装置の機能がONとならない信号とアラーム信号を出力する。すなわち、特許文献1に記載されているような技術では、装置の誤動作防止のために機能を停止するための信号は生成するが、信号の値の訂正は装置をリセットして行う必要がある。
そのため、装置の高い信頼性を得るための技術として、以前の状態に依存するレジスタのようなデータ保持部などで1ビットエラーが発生した場合にも正しい値を出力する技術が求められていた。
そこでこの発明は、上記の課題を解決することのできるデータ補正回路及びデータ補正方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、複数の入力端子の全てが複数のレジスタそれぞれに接続し前記レジスタのそれぞれから同一値を入力した場合と、前記複数の入力端子のうちの何れか1つが前記同一値の反転値を入力し前記反転値を入力した入力端子を除く前記複数の入力端子が前記同一値を入力した場合に、前記同一値と同一の値を出力するデータ補正部を備えることを特徴とするデータ補正回路である。
また本発明は、複数の入力端子の全てが複数のレジスタそれぞれに接続し前記レジスタのそれぞれから同一値を入力した場合と、前記複数の入力端子のうちの何れか1つが前記同一値の反転値を入力し前記反転値を入力した入力端子を除く前記複数の入力端子が前記同一値を入力した場合に、前記同一値と同一の値を出力することを特徴とするデータ補正方法である。
本発明によれば、以前の状態に依存するレジスタのようなデータ保持部などで1ビットエラーが発生した場合にも正しい値を出力することができる。
本発明のデータ補正回路10の最小構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第一の実施形態によるデータ補正回路10を利用したシステム構成例を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるデータ補正部101の出力を示す図である。 本発明の第一の実施形態によるデータ補正回路10における信号のタイムチャート例を示す図である。 本本発明の第一の実施形態によるデータ補正回路10における信号のタイムチャート例を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるデータ補正回路10を利用したシステム構成例を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるデータ補正部101の出力を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるデータ補正回路10における信号のタイムチャート例を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるデータ補正回路10における信号のタイムチャート例を示す図である。 本発明の第三の実施形態によるデータ補正回路10を利用したシステム構成例を示す図である。 本発明の第三の実施形態によるデータ補正部101の出力を示す図である。
図1は、本発明のデータ補正回路10の最小構成を示す機能ブロック図である。
本発明のデータ補正回路10は、図1で示すように、少なくともデータ補正部101の機能部を備える。
ここで、データ補正部101は、複数の入力端子のすべてに同一値が入力される場合と、それら複数の入力端子のうちの何れか1つに前述の同一値の反転値が入力され、それ以外の複数の入力端子に前述の同一値が入力された場合に、前述の同一値と同一の値を出力する機能部である。
<第一の実施形態>
図2は、本発明の第一の実施形態によるデータ補正回路10を利用したシステム構成例を示す図である。
図2で示すように、本実施形態によるシステムは、データ補正回路10と、レジスタ20aと、レジスタ20bで構成されている。当該データ補正回路10とレジスタ20a、20bは、コンフィグレーションデータに基づいてFPGAが構成する回路である。
本実施形態によるデータ補正回路10は、データ補正部101と、マルチプレクサ102を備えている。また、本実施形態では、データ補正部101はAND回路101であり、レジスタ20aとレジスタ20bの保持する値を入力として論理演算を実施し、その結果を例えばマルチプレクサ102の選択端子へ出力する。そして、マルチプレクサ102は、その選択端子の入力した値がS=“0”の場合には正常系入力に入力される信号を出力し、選択端子の入力した値がS=“1”の場合には評価系入力に入力される信号を出力する。
ここで、レジスタ20aとレジスタ20bが共に“0”を保持し、それぞれのレジスタ出力をAND回路101が入力する場合、例えば装置の通常動作時にはマルチプレクサの選択端子を“0”に設定し、装置の評価にのみ利用する評価専用機能動作時にはマルチプレクサの選択端子を“1”に設定するような場合を考える。
図3は、本発明の第一の実施形態によるデータ補正部101の出力を示す図である。
レジスタ20aとレジスタ20bの保持する値はエラーが無い場合に“0”となり、シングルイベントアップセットSEU(Single Event Upset)などのソフトエラーにより値が反転する場合に“1”となる。
本実施形態によるデータ補正部101であるAND回路101の出力は、レジスタ20aの保持する値とレジスタ20bの保持する値に対して共にエラーが発生した2ビットエラーの場合に“1”となり、それ以外の場合には“0”となる。また、マルチプレクサ102は、AND回路101の出力が“0”の時には“正常系入力に入力した信号”を出力し、AND回路101の出力が“1”の時には“評価系入力に入力した信号”を出力する。すなわち、レジスタに1ビットエラーが発生してもAND回路101の出力は、正しい値である“0”を出力し、マルチプレクサ102の選択端子は“0”を入力してマルチプレクサ102の出力がエラーとなることはない。なお、仮にFPGAに入力するコンフィグレーションデータの1ビットエラーをCRCの技術を使用してコンフィグレーションデータをCRCで訂正した後に、当該訂正後のデータを用いたレジスタの再構成をしたとしてもFPGA内で構成されるレジスタの保持すべき値が正常となるとは限らない。なぜなら、CRCがコンフィグメモリ内の1ビット反転データを自動訂正したデータを用いてFPGA内にレジスタを構成する段階でレジスタが初めて構成されるため当該レジスタに記録されるべき値も初期化され、その構成された直後においてレジスタが保持する値は、初期化後のレジスタが保持する値によっては、本来保持すべき値である可能性も、本来保持すべきでない値である可能性もあり、CRCが1ビット反転データを自動訂正したデータを用いてFPGA内のレジスタを構成した場合に本来保持すべき値となることのできる確率は50%である。よってレジスタ20a、20bにおいて1ビットエラーが生じた場合にCRCの技術を用いてコンフィグレーションデータを訂正したデータを用いてFPGAを再構成する必要がなく、図2による構成によって1ビットエラーを訂正することができる。
ここで、ソフトエラー等によりFPGAのコンフィグメモリに1ビット反転が発生し、その1ビット反転中に更に1ビット反転して2ビットエラーとなる場合の例を考える。
次の具体的な数値例で示すように、2ビットのソフトエラーの発生する確率は小さく、事実上考慮する必要がないと言える。
条件としては、コンフィグメモリビット数:約10000ビット、コンフィグメモリのソフトエラーレート:400FIT/メガビット、コンフィグメモリの一定区間長:127ビット(うちCRCビット:8ビット)、コンフィグビットの組:79(約10000/127)、出荷台数:10000台、稼働保証年数:10年と仮定する。
1回路のCRC計算およびCRCエラー訂正に要する時間を1msと仮定すると、79分割されたコンフィグビットのどこかに1ビットエラーが発生した場合、約80ms後にエラーの訂正が完了する。したがって、エラーが発生している時間は最大80msとなる。
10000台のFPGAが10年間(87600時間)の稼働中に発生する1ビットエラーは、400FIT=400×10−9(コンポーネント・時間)を考慮すると、400×10−9×10000×87600=350.4となる。つまり、10年間で約350回の1ビットエラーが発生することとなる。
次に、コンフィグメモリの一定区間長(127ビット)に1ビットエラーが発生した場合に、80msの間に更に1ビットエラーが発生して2ビットエラーとなる確率を求める。
127ビットの場合のFIT数は、400×127/10000=5.08FITとなる。ここで、コンフィグメモリの自動訂正を行っても再構成したレジスタの保持する値が本来保持すべき値となる確率は50%であり、FIT数=5.08×50%=2.54FITとなる。
したがって、350回/10年間(87600時間)にレジスタが2つともエラーとなるのは、10年間で発生する1ビットエラーが350回であることを考慮すると、(2.54×10−9)×350×87600=0.0778回であり、2ビットエラーの発生する確率は小さく、事実上考慮する必要がない。つまり、1ビットエラーに対してのみ正しい訂正が行われればよい。
図4と図5は、本発明の第一の実施形態によるデータ補正回路10における信号のタイムチャート例を示す図である。
図4と図5において、横軸は時間であり、図4と図5は、時間経過に伴うコンフィグメモリ値、レジスタ20aの出力値、レジスタ20bの出力値、AND回路101の出力値それぞれを示している。また、図4と図5は、時間t=Aにおいてコンフィグメモリの記憶するデータがソフトエラーにより反転し、レジスタ20bの保持する値が反転した後、時間t=Bにおいてコンフィグメモリ値を修復した場合の例を示している。なお、図4ではコンフィグレーションデータによる再構成によりレジスタ20bの出力が“1”となる場合を示しており、図5ではコンフィグレーションデータによる再構成によりレジスタ20bの出力が“0”となる場合を示している。
ここで、1ビットのソフトエラーとなったデータがレジスタに相当する箇所である場合、上述のように、レジスタの値が1ビットのソフトエラー発生前と同一の値に訂正される確率は50%であり、エラー発生前と異なる値である確率も50%あるが、レジスタの値が1ビットのソフトエラー発生前の値と同一であるか否かに関わらず、何れの値の場合でもAND回路101の出力は“0”を出力する。したがって、1ビットエラーが発生した場合であってもマルチプレクサ102の選択端子には“0”が入力され、マルチプレクサ102は、正しく選択された信号を出力する。
以上、本発明の第一の実施形態によるデータ補正回路10について説明したが、上述のデータ補正回路10によれば、ソフトエラーなどによりデータが反転する1ビットエラーが発生した場合であっても正しい値を出力することができる。例えば、レジスタ20aやレジスタ20bについてCRCなどの技術を用いて1ビットエラーを訂正した場合、再構成したレジスタの保持する値が本来保持すべき値となる確率は50%であり、エラー発生前の値と異なる確率も50%ある。しかしながら、本発明の第一の実施形態によれば、レジスタの出力がエラー発生前の値に一致するか否かに関わらず、本実施形態におけるAND回路101のような1ビットがデータ反転してもデータ補正回路10の出力が変化しないようにデータ補正回路10を構成することで正しい値を出力することができる。
<第二の実施形態>
図6は、本発明の第二の実施形態によるデータ補正回路10を利用したシステム構成例を示す図である。
図6で示すように、本実施形態によるシステムは、第一の実施形態と同様に、データ補正回路10と、レジスタ20aと、レジスタ20bで構成されている。
また、本実施形態によるデータ補正回路10は、データ補正部101と、マルチプレクサ102を備えている。
ただし、本実施形態では、データ補正部101はOR回路101であり、レジスタ20aとレジスタ20bの保持する値を入力として論理演算を実施し、その結果を例えばマルチプレクサ102の選択端子へ出力する。そして、マルチプレクサ102は、その選択端子の入力した値がS=“0”の場合には正常系入力に入力される信号を出力し、選択端子の入力した値がS=“1”の場合には評価系入力に入力される信号を出力する。
ここで、レジスタ20aとレジスタ20bが共に“1”を保持し、OR回路101は、それぞれのレジスタ出力値を入力する場合、例えば装置の通常動作時には“0”に設定し、装置の評価時にのみ評価専用機能のビットとして“1”に設定するような場合を考える。
図7は、本発明の第二の実施形態によるデータ補正部101の出力を示す図である。
レジスタ20aとレジスタ20bの保持する値はエラーが無い場合に“1”となり、シングルイベントアップセットSEUなどにより値が反転するエラーが発生した場合に“0”となる。
本実施形態によるデータ補正部101であるOR回路101の出力は、レジスタ20aの保持する値とレジスタ20bの保持する値に対して共にエラーが発生した2ビットエラーの場合に“0”となり、それ以外の場合には“1”となる。また、マルチプレクサ102の出力は、OR回路101の出力が“1”の時には“正常系入力に入力される信号”となり、OR回路101の出力が“0”の時には“評価系入力に入力される信号”となる。すなわち、レジスタに1ビットエラーが発生してもOR回路101の出力は、正しい値である“1”を出力し、マルチプレクサ102の出力がエラーとなることはない。
図8と図9は、本発明の第二の実施形態によるデータ補正回路10における信号のタイムチャート例を示す図である。
図8と図9において、横軸は時間であり、図8と図9は、時間経過に伴うコンフィグメモリ値、レジスタ20aの出力値、レジスタ20bの出力値、AND回路101の出力値それぞれを示している。また、図8と図9は、時間t=Aにおいてコンフィグメモリの記憶するデータがソフトエラーにより反転し、レジスタ20bの保持する値が反転した後、時間t=Bにおいてコンフィグメモリ値を修復した場合の例を示している。なお、図8ではコンフィグレーションデータによる再構成によりレジスタ20bの出力が“0”となる場合を示しており、図9ではコンフィグレーションデータによる再構成によりレジスタ20bの出力が“1” となる場合を示している。
ここで、ソフトエラーとなったデータはレジスタに相当する箇所であるため、レジスタの値がエラー発生前と同一の値に訂正される確率は50%であり、エラー発生前と異なる値である確率も50%あるが、レジスタの値がエラー発生前の値と同一であるか否かに関わらず、何れの値の場合でもOR回路101の出力は“1”を出力する。したがって、1ビットエラーが発生した場合であってもマルチプレクサ102の選択端子には“1”が入力され、マルチプレクサ102は、正しく選択された信号を出力する。
以上、本発明の第二の実施形態によるデータ補正回路10について説明したが、上述のデータ補正回路10によれば、ソフトエラーなどによりデータが反転する1ビットエラーが発生した場合であっても正しい値を出力することができる。例えば、レジスタ20aやレジスタ20bについてCRCなどの技術を用いて1ビットエラーを訂正した場合、再構成したレジスタの保持する値が本来保持すべき値となる確率は50%であり、エラー発生前の値と異なる確率も50%ある。しかしながら、本発明の第二の実施形態によれば、レジスタの出力がエラー発生前の値に一致するか否かに関わらず、本実施形態におけるOR回路101のような1ビットがデータ反転してもデータ補正回路10の出力が変化しないようにデータ補正回路10を構成することで正しい値を出力することができる。
<第三の実施形態>
図10は、本発明の第三の実施形態によるデータ補正回路10を利用したシステム構成例を示す図である。
図10で示すように、本実施形態によるシステムは、データ補正回路10と、レジスタ20aと、レジスタ20bと、レジスタ20cで構成されている。
本実施形態によるデータ補正回路10は、データ補正部101と、マルチプレクサ102を備えている。また、本実施形態では、データ補正部101はAND回路101であり、レジスタ20aとレジスタ20bとレジスタ20cの保持する値を入力として論理演算を実施し、その結果を例えばマルチプレクサ102の選択端子へ出力する。そして、マルチプレクサ102は、その選択端子の入力した値がS=“0”の場合には正常系入力に入力される信号を出力し、選択端子の入力した値がS=“1”の場合には評価系入力に入力される信号を出力する。
ここで、レジスタ20aとレジスタ20bとレジスタ20cが共に“0”を保持し、AND回路101がそれぞれのレジスタ出力値を入力する場合、例えば装置の通常動作時には“0”に設定し、装置の評価時にのみ評価専用機能のビットとして“1”に設定するような場合を考える。
図11は、本発明の第三の実施形態によるデータ補正部101の出力を示す図である。
レジスタ20aとレジスタ20bとレジスタ20cの保持する値はエラーが無い場合に“0”となり、シングルイベントアップセットなどにより値が反転するエラーが発生した場合に“1”となる。
本実施形態によるデータ補正部101であるAND回路101の出力は、レジスタ20aの保持する値とレジスタ20bとレジスタ20cの保持する値に対して共にエラーが発生した3ビットエラーの場合に“1”となり、それ以外の場合には“0”となる。すなわち、レジスタに2ビットエラーが発生してもAND回路101の出力は、正しい値である“0”を出力し、マルチプレクサ102の出力がエラーとなることはない。
この考え方をN入力のAND回路101に適用すると、(N−1)ビットエラーが発生してもAND回路101の出力は正しい値である“0”を出力し、マルチプレクサ102の出力がエラーとなることはないことがわかる。
また、第一の実施形態のAND回路101と第二の実施形態のOR回路101の関係と同様に、このN入力のAND回路101に対応するN入力のOR回路101を考えた場合、(N−1)ビットエラーが発生してもOR回路101の出力は正しい値である“1”を出力し、マルチプレクサ102の出力がエラーとなることはない。
以上、本発明の実施形態によるデータ補正回路10について説明したが、上述のデータ補正回路10によれば、N入力のAND回路101とN入力のOR回路101は、(N−1)ビットエラーが発生した場合であっても正しい値を出力することができる。
10・・・データ補正回路
101・・・データ補正部
102・・・マルチプレクサ
20a、20b、20c・・・レジスタ

Claims (8)

  1. 複数の入力端子の全てが複数のレジスタそれぞれに接続し前記レジスタのそれぞれから同一値を入力した場合と、前記複数の入力端子のうちの何れか1つが前記同一値の反転値を入力し前記反転値を入力した入力端子を除く前記複数の入力端子が前記同一値を入力した場合に、前記同一値と同一の値を出力するデータ補正部
    を備えることを特徴とするデータ補正回路。
  2. FPGA内に構成され、
    前記データ補正部が当該FPGA内の前記レジスタに接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ補正回路。
  3. 前記データ補正部は、
    正常時において複数の入力端子のそれぞれが同一値として“0”を入力する場合は、AND回路と同等の機能を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ補正回路。
  4. 前記データ補正部は、
    正常時において複数の入力端子のそれぞれが同一値として“1”を入力する場合は、OR回路と同等の機能を有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のデータ補正回路。
  5. 前記データ補正部が出力する値を選択端子の入力とするマルチプレクサ
    を備えることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載のデータ補正回路。
  6. データ補正回路のデータ補正部が、
    複数の入力端子の全てが複数のレジスタそれぞれに接続し前記レジスタのそれぞれから同一値を入力した場合と、前記複数の入力端子のうちの何れか1つが前記同一値の反転値を入力し前記反転値を入力した入力端子を除く前記複数の入力端子が前記同一値を入力した場合に、前記同一値と同一の値を出力する
    ことを特徴とするデータ補正方法。
  7. 前記データ補正回路がFPGA内に構成され、前記データ補正部が当該FPGA内の前記レジスタに接続される
    ことを特徴とする請求項6に記載のデータ補正方法。
  8. 前記データ補正部が出力する値をマルチプレクサの選択端子に入力する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7に記載のデータ補正方法。
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