JPH0816483A - メモリ装置の制御方式 - Google Patents

メモリ装置の制御方式

Info

Publication number
JPH0816483A
JPH0816483A JP6144797A JP14479794A JPH0816483A JP H0816483 A JPH0816483 A JP H0816483A JP 6144797 A JP6144797 A JP 6144797A JP 14479794 A JP14479794 A JP 14479794A JP H0816483 A JPH0816483 A JP H0816483A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
error
bit
address
storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6144797A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3170145B2 (ja
Inventor
Yuji Sugaya
祐二 菅谷
Shigeru Shibukawa
滋 渋川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP14479794A priority Critical patent/JP3170145B2/ja
Publication of JPH0816483A publication Critical patent/JPH0816483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170145B2 publication Critical patent/JP3170145B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Debugging And Monitoring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メモリ素子からの読み出しデータの全ビット
における誤りの検出と誤り訂正を行う。 【構成】 メモリ素子1を、同じ記憶容量を持つ記憶ユ
ニット1a,1bに分割し、両記憶ユニットに同一デー
タを記憶させる。誤り検出ユニット4により記憶ユニッ
ト1a,1bからの読み出しデータの排他的論理和をと
り誤りの有無をチェックする。誤りの有る時は、アドレ
スレジスタ3に誤り検出時のアドレスを、データ記憶レ
ジスタ6a,6bに記憶ユニット1a,1bからの読み
出しデータを記憶し、それをもとにメモリ制御回路5に
より誤り訂正を行う。 【効果】 ECC機構よりも少ないゲート数で読み出し
データの全ビットの誤り検出を行うことができる。更
に、マイコン利用により柔軟な制御が可能になり、誤り
訂正のためのハードウェア量を削減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムに対し
メモリ素子内の記憶領域を同一の容量を持つ2つの記憶
ユニットに分割し、各記憶ユニットに同一の正しいデー
タが記憶されるようにしたメモリ装置の制御方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の分野では、微細化技術が著
しく進展している。各種メモリ素子では、この微細化技
術の進展によりメモリ素子1個あたりの記憶容量が増大
する反面、記憶セル1個の占める体積の縮小による蓄積
電荷量の減少や、微小欠陥の発生確率の高まり、動作の
高速化に伴う電気的なノイズの印加等の外部要因によ
り、データ中のエラービットの発生確率が高くなる。
【0003】一般に、メモリ装置に於けるデータの信頼
性向上の方法としては、パリティチェック方式とECC
機構が知られている。パリティチェック方式では、デー
タビットに1ビットのパリティビットを付加し、パリテ
ィビットによりデータビットとパリティビット中のビッ
トの値が"1"であるビットの数を奇数若しくは偶数に統
一してメモリ装置に書き込み、読み出し時にはデータビ
ットとパリティビット中のビットの値が"1"であるビッ
トの数をチェックすることにより誤りの検出を行う。
【0004】ECC機構では、拡張ハミングコードを用
いてデータビットよりチェックビットを生成し、データ
ビットとチェックビットをメモリ装置に書き込み、読み
出し時にはメモリ装置から読み出したデータビットとチ
ェックビットよりシンドロームを生成し、このシンドロ
ームより1ビットの誤り訂正及び2ビットの誤り検出を
行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パリテ
ィチェック方式では奇数個ビットの誤り検出のみが可能
で偶数個ビットの誤り検出はできず、奇数個ビットの誤
り検出時もデータ中のどのビットに誤りがあるかを指定
できないため誤りが訂正できない欠点があった。また、
ECC機構では、1ビットの誤り訂正及び2ビットの誤
り検出が可能であるが、3ビット以上の誤り検出ができ
ない、データの誤りの有無を判断するためのシンドロー
ム生成回路のゲート数が多くなるといった欠点があっ
た。
【0006】本発明は、これら従来技術の欠点を解消
し、少ない数の論理ゲートを用いた誤り検出回路によっ
てメモリ素子から読み出したデータの全ビットにおける
誤り検出と、誤り訂正を行うことのできるメモリ装置の
制御方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、記憶容量の増
大を利用して記憶領域を同一アドレス空間を持つ2つの
記憶ユニットに分割したメモリ素子と、各記憶ユニット
から読み出されたデータのビット毎の排他的論理和をと
ることにより、読み出しデータの誤り検出を行い、有効
データの送出を行う誤り検出ユニットと、読み出しデー
タ中の誤りビットの位置を記憶する誤りビット指定レジ
スタと、各記憶ユニットから読み出されたデータを記憶
するデータ記憶レジスタと、メモリアクセス時のアドレ
スを記憶するアドレスレジスタと、読み出しデータ中の
誤りビットの訂正を行うマイコンを使用したメモリ制御
回路を有することを特徴とする。
【0008】すなわち、本発明によるメモリ制御方式
は、記憶領域を同一アドレス空間を持つ第1と第2の記
憶ユニットに分割したメモリ素子と、第1及び第2の記
憶ユニットの前記同一アドレス空間内のアドレスを同時
に又は個別に指定可能なアドレス指定手段と、メモリア
クセス時の前記同一アドレス空間内のアドレスを記憶す
るアドレスレジスタと、第1及び第2の記憶ユニットか
ら読み出されたデータを記憶する第1及び第2のデータ
記憶手段と、読み出しデータの誤り検出を行う誤り検出
手段と、読み出しデータ中の誤りビットの位置を記憶す
る誤りビット記憶手段と、読み出しデータ中の誤りビッ
トの訂正を行う誤り訂正手段とを含み、誤り検出手段は
前記第1及び第2の記憶ユニットの同一アドレスから読
み出されたデータのビット毎の排他的論理和をとり、少
なくとも1つのビットの排他的論理和が"1"であるとき
誤り検出信号を出力し、誤り訂正手段は、誤り検出信号
が出力された時、アドレス指定手段によりアドレスレジ
スタに記憶された第1の記憶手段のアドレスを単独で指
定して該アドレスに第1のデータ記憶手段に記憶された
データのビット毎の反転データを書き込んだ後、書き込
まれた反転データを読み出し、読み出された反転データ
と前記第1のデータ記憶手段内の反転前データとを比較
して、反転データと反転前データの間で値が一致するビ
ットはハードエラー、値が一致しないビットであって誤
りビット記憶手段に誤りビットとして記憶されているビ
ットはソフトエラーと判断し、また、アドレス指定手段
によりアドレスレジスタに記憶された第2の記憶手段の
アドレスを単独で指定して該アドレスに第2のデータ記
憶手段に記憶されたデータのビット毎の反転データを書
き込んだ後、書き込まれた反転データを読み出し、読み
出された反転データと第2のデータ記憶手段内の反転前
データとを比較して、反転データと反転前データの間で
値が一致するビットはハードエラー、値が一致しないビ
ットであって誤りビット記憶手段に誤りビットとして記
憶されているビットはソフトエラーと判断し、第1及び
第2の記憶ユニットのデータビットにソフトエラーが存
在せず、かつ第1及び第2の記憶ユニットのデータビッ
トにおいてハードエラーの存在するビット位置が異なる
場合には、誤りビットとされたビットの値として第1又
は第2のデータ記憶手段内データのハードエラーの存在
しないビットの値を選択することによりデータ訂正を行
うことを特徴とする。
【0009】また、本発明によるメモリ制御方式は、記
憶領域を同一アドレス空間を持つ2つの記憶ユニットに
分割したメモリ素子と、2つの記憶ユニットに同一アド
レス空間と共に前記同一アドレス空間から変換される2
つの記憶ユニット固有のアドレス空間を各々割当てるア
ドレスデコーダと、メモリアクセス時の前記同一アドレ
ス空間内のアドレスを記憶するアドレスレジスタと、デ
ータ記憶レジスタと、誤り検出回路と信号選択回路を含
む誤り検出ユニットと、誤りビット指定レジスタと、マ
イコンを組み込んだメモリ制御手段とを含み、データ書
き込み時は前記2つの記憶ユニット内の前記同一アドレ
ス空間内のアドレスに対応する記憶領域に同一データを
書き込み、データ読み出し時は、誤り検出ユニット中の
誤り検出回路により前記同一アドレス空間内のアドレス
に対し2つの記憶ユニットから読み出されたデータのビ
ット毎の排他的論理和をとって読み出しデータの誤り検
出を行い、誤りの無い時は、信号選択回路により2つの
記憶ユニットから読み出されたデータの中の1つのデー
タを有効データとして送出し、誤りの有る時は、誤り検
出回路により誤り検出信号を活性化し、データ記憶レジ
スタに2つの記憶ユニットから読み出されたデータを記
憶し、誤りビット指定レジスタに読み出しデータ中の誤
りビットの位置を記憶し、メモリ制御手段により、前記
同一アドレス空間外に存在する各記憶ユニット毎に割当
てられた特定アドレスを指定して、アドレスレジスタに
記憶されたアドレスをもとに各記憶ユニット単独に、対
応する記憶領域へのデータ記憶レジスタ内データのビッ
ト毎の"0"と"1"の反転データの書き込み、読み出し、
及び読み出された反転データとデータ記憶レジスタ内の
反転前データとの比較を行い、比較の結果、反転データ
と反転前データの間で値が一致するビットはハードエラ
ー、値が一致しないビットで誤りビット指定レジスタに
誤りビットとして記憶されているビットはソフトエラー
と判断し、2つの記憶ユニットの間でソフトエラーが存
在せず、ハードエラーの存在するビット位置が異なる場
合には、データ中の各ビットの値として各記憶ユニット
のデータ記憶レジスタ内データのハードエラーの存在し
ないビットの値を選択することによりデータを訂正し、
訂正データの送出と誤り訂正可能信号と誤り訂正終了信
号の活性化を行い、2つの記憶ユニットの間でソフトエ
ラーの存在する場合と、ハードエラーの存在するビット
位置が一致する場合には、誤りの訂正が不可能と判断し
て誤り訂正終了信号の活性化を行うことを特徴とする。
【0010】なお、誤りビット記憶手段又は誤りビット
指定レジスタは必ずしも必要ではない。誤りビット記憶
手段を省略した場合には、誤り訂正手段で第1及び第2
のデータ記憶手段に記憶されたデータを比較し、値が一
致しないビットを誤りビットとすればよい。また、誤り
ビット指定レジスタを省略した場合には、メモリ制御手
段でデータ記憶レジスタに記憶された2つのデータを比
較し、値が一致しないビットを誤りビットとすればよ
い。この誤りビットの情報を用いてハードエラーとソフ
トエラーの切り分けを行うことができる。
【0011】
【作用】本発明によると、同一アドレス空間を持つ2つ
の記憶ユニットは同一のデータを蓄積しており、各記憶
ユニットからの読み出しデータのビット毎の排他的論理
和をとることにより、読み出しデータの同一性をチェッ
クする。排他的論理和の出力の論理和をとることによ
り、排他的論理和の出力が"1"のビットが1つ以上存在
した場合に誤り検出信号を活性化するため、全てのビッ
トの誤り検出を行うことができる。
【0012】更に、読み出しデータのビット毎の排他的
論理和の出力の論理和をとることにより読み出しデータ
の誤り検出を行うため、ECC機構よりも少ないゲート
数で誤り検出回路を構成することができる。また、読み
出しデータの誤り検出時は、マイコンを使用したメモリ
制御回路により読み出しデータの誤り訂正を行うため、
CPU内のデータの退避を行うことなくデータの誤り訂
正を行うことができる。その上、マイコンの使用により
柔軟な制御が可能になり、メモリ制御回路に於ける読み
出しデータの誤り訂正のためのハードウェア量を削減で
きる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の実施例のブロック図であり、1はメ
モリ素子、1a,1bはメモリ素子1の記憶領域を分割
した、同一アドレス空間、同一記憶容量を持ち、同一の
データを蓄積する記憶ユニットA、記憶ユニットBであ
る。記憶ユニット1a,1bは同一アドレス空間とは別
にメモリ素子内での物理的な位置を表すそれぞれ固有の
アドレス空間をもつ。2はアドレスデコーダで、メモリ
アクセス時の記憶ユニット1a,1bの持つ同一アドレ
ス空間内のアドレスを記憶ユニット1a,1bの固有の
アドレス空間内の対応するアドレスに変換する。3はア
ドレスレジスタで、メモリアクセス時の記憶ユニット1
a,1bの持つ同一アドレス空間内のアドレスを記憶す
る。
【0014】4は誤り検出ユニットで、記憶ユニット1
a,1bから読み出されたデータのビット毎の排他的論
理和をとることにより、誤りの検出を行う。誤りの有る
時は誤り検出信号11を活性化し、誤りの無い時は記憶
ユニット1a,1bから読み出されたデータの一方を選
択し、有効データとして10のデータ線に送出する。5
はマイコンを使用したメモリ制御回路で11の誤り検出
信号が活性化された時に、読み出しデータの誤り訂正の
可否を判断し、読み出しデータの訂正が可能な場合は読
み出しデータを訂正し、訂正データを送出する。6a,
6bはデータ記憶レジスタA、データ記憶レジスタBで
それぞれ記憶ユニット1a,1bからの読み出しデータ
を記憶する。7はアドレスレジスタ読み出し線、8a,
8bは記憶ユニットAデータ線、記憶ユニットBデータ
線、9a,9bはデータ記憶レジスタA読み出し線、デ
ータ記憶レジスタB読み出し線である。12は誤り訂正
可能信号で、読み出しデータの誤り訂正が可能な場合メ
モリ制御回路5により活性化される。13は誤り訂正終
了信号で、誤り訂正手続きが終了した時にメモリ制御回
路5により活性化される。14はアドレス線である。1
5は読み出しデータに誤りが有る時に誤りビットの位置
を記憶する誤りビット指定レジスタである。16は誤り
ビット指定レジスタ読み出し線である。
【0015】図2は、記憶ユニット1a,1bの持つ同
一アドレス空間と、記憶ユニット1a,1bの固有のア
ドレス空間の割当て例である。この例では、同一アドレ
ス空間は10000〜10FFF、記憶ユニット1aの
固有のアドレス空間は00000〜00FFF、記憶ユ
ニット1bの固有のアドレス空間は01000〜01F
FFで同一の空間容量を持つ。記憶ユニット1a,1b
の固有のアドレス空間はメモリ素子内での物理的な位置
を表し、メモリ素子1の連続した物理アドレスをそれぞ
れ記憶ユニット1a,1bの固有のアドレス空間により
分割している。記憶ユニット1a,1bの固有のアドレ
ス空間は共にアドレスの小さい方から大きい方へ順に上
記同一アドレス空間と1対1に対応する。
【0016】すなわち、図2の例では、記憶ユニット1
aの固有のアドレス空間内最小アドレス00000と記
憶ユニット1bの固有のアドレス空間内最小アドレス0
1000は、同一アドレス空間内最小アドレス1000
0に対応し、記憶ユニット1a,1bの固有のアドレス
空間内アドレスが1つ大きくなる毎に同一アドレス空間
内の対応するアドレスが1つ大きくなり、記憶ユニット
1aの固有のアドレス空間内最大アドレス00FFFと
記憶ユニット1bの固有のアドレス空間内最大アドレス
01FFFは、同一アドレス空間内最大アドレス10F
FFに対応する。
【0017】通常のデータ書き込みは、記憶ユニット1
a,1bに同一データを書き込むことによって行われ
る。図4を用いて、通常のデータ書き込みを説明する。
アドレス線14に同一アドレス空間内アドレス1000
1を与え、アドレスデコーダ2により記憶ユニット1a
の固有のアドレス空間内アドレス00001、記憶ユニ
ット1bの固有のアドレス空間内アドレス01001に
変換する。データ線10上の書き込みデータを、記憶ユ
ニットAデータ線8a、記憶ユニットBデータ線8bを
通して記憶ユニット1aの固有のアドレス空間内アドレ
ス00001、記憶ユニット1bの固有のアドレス空間
内アドレス01001で表される記憶領域に書き込む。
【0018】通常のデータ読み出しは、誤り検出ユニッ
ト4により、記憶ユニット1a,1bから読み出された
データのビット毎の排他的論理和をとることにより、読
み出しデータの誤りの有無をチェックし、誤りが無けれ
ば、記憶ユニット1a、記憶ユニット1bから読み出さ
れたデータの一方を有効データとしてデータ線10に送
出し、誤りの有る時は誤り検出信号11を活性化する。
【0019】誤りの有る時は更に、アドレスレジスタ3
にメモリアクセス時の同一アドレス空間内のアドレスを
記憶し、6a,6bのデータ記憶レジスタA、データ記
憶レジスタBに、それぞれ記憶ユニット1a、記憶ユニ
ット1bから読み出されたデータを記憶し、誤りビット
指定レジスタ15に上記読み出しデータ中の誤りビット
の位置を記憶し、マイコンを使用したメモリ制御回路5
により読み出しデータの誤り訂正の可否を判断し、読み
出しデータの訂正が可能な場合は読み出しデータを訂正
し、訂正データを送出する。
【0020】読み出しデータの誤り訂正の可否の判断
と、読み出しデータの訂正は、記憶ユニット1a、記憶
ユニット1b単独に誤り検出時の読み出しデータの反転
データの書き込み、読み出しを行い、読み出された反転
データと、反転前データである誤り検出時の読み出しデ
ータの比較を行い、その結果をもとに行う。図3は、誤
り検出ユニット4の回路図、及び誤り検出ユニット4と
誤りビット指定レジスタ15の接続の例である。この例
では、記憶ユニット1a,1bの1つのアドレスで表さ
れる記憶領域には4ビットのデータが格納されることを
仮定しており、記憶ユニットAデータ線8a、記憶ユニ
ットBデータ線8b、データ線10は全て4ビット幅に
なっている。
【0021】誤り検出ユニット4は、信号選択回路41
と誤り検出回路42から構成される。信号選択回路41
は、通常のデータ書き込み時のデータ線10上の書き込
みデータの記憶ユニットAデータ線8a、記憶ユニット
Bデータ線8bへの分配、通常のデータ読み出し時に読
み出しデータに誤りが無い時の記憶ユニットAデータ線
8a、記憶ユニットBデータ線8b上の記憶ユニット1
a、記憶ユニット1bからの読み出しデータの一方のデ
ータの有効データとしてのデータ線10への送出、及
び、メモリ制御回路5による誤りデータ訂正時の訂正デ
ータのデータ線10への送出を行う。
【0022】誤り検出回路42は、通常のデータ読み出
し時、記憶ユニットAデータ線8a、記憶ユニットBデ
ータ線8b上の記憶ユニット1a,1bからの読み出し
データのビット毎の排他的論理和をとることにより、読
み出しデータの同一性をチェックする。誤り検出回路4
2は、メモリ素子上の同一のデータが記憶される2つの
異なる記憶領域の同一ビットに同時に誤りが生じる確率
が極めて低いことを利用して、記憶ユニット1a,1b
からの読み出しデータが同一の場合、読み出しデータが
正しいと判断する。記憶ユニットAデータ線8aと記憶
ユニットBデータ線8b上のデータに相違が有る場合を
誤りとし、データ中の誤りが有るビットの排他的論理和
の出力が"1"になる。各ビットの排他的論理和の出力の
論理和が誤り検出信号11であり、データ中に1ビット
でも誤りがあれば、誤り検出信号11が"H"に活性化さ
れる。全ビットの排他的論理和をとるため、全ビットの
誤り検出が可能である。
【0023】また、誤り検出の手法が簡単であるため、
少ない論理ゲート数で誤り検出回路を構成することがで
きる。本発明の誤り検出回路は、1つのアドレスで表さ
れる記憶領域に32ビットのデータが格納されることを
仮定した場合、2入力EX−ORゲート32個、2入力
ORゲート31個で構成される。ECC機構で、32ビ
ットのデータ中の16ビットの排他的論理和からチェッ
クビットが生成されると仮定すると、誤り検出には11
2個のEX−ORゲートと6個のORゲートが必要にな
る。この結果、データが32ビットの場合、本発明によ
るとECC機構に比較して2入力ゲートを55個省くこ
とができる。
【0024】図3に示されるように、誤り検出回路42
の各ビットの排他的論理和の出力が誤りビット指定レジ
スタ15の対応するビットに接続されているため、読み
出しデータ中に誤りビットが有る場合、誤りビット指定
レジスタ15の対応するビットに"1"が記憶される。図
3の例では、記憶ユニットAデータ線8a、記憶ユニッ
トBデータ線8b上のデータはそれぞれ1101,10
11で第1ビットと第2ビットが誤りとなり、誤り検出
信号11が"H"に活性化され、誤りビット指定レジスタ
15の第1ビットと第2ビットに"1"が記憶される。
【0025】図3、図5を用いて、通常のデータ読み出
しを説明する。アドレス線14に同一アドレス空間内ア
ドレス10001を与え、アドレスデコーダ2により記
憶ユニット1aの固有のアドレス空間内アドレス000
01、記憶ユニット1bの固有のアドレス空間内アドレ
ス01001に変換する。記憶ユニットAデータ線8
a、記憶ユニットBデータ線8b上に記憶ユニット1a
の固有のアドレス空間内アドレス00001、記憶ユニ
ット1bの固有のアドレス空間内アドレス01001で
表される記憶領域に記憶されたデータを読み出す。
【0026】次に、誤り検出ユニット4により、記憶ユ
ニットAデータ線8a、記憶ユニットBデータ線8b上
の記憶ユニット1a,1bの読み出しデータのビット毎
の排他的論理和をとることにより、読み出しデータの誤
りの有無がチェックされる。図3、図5の例では、記憶
ユニットAデータ線8a、記憶ユニットBデータ線8b
上のデータはそれぞれ1101,1011で第1ビット
と第2ビットが誤りとなり、誤り検出信号11が"H"に
活性化される。記憶ユニットAデータ線8a、記憶ユニ
ットBデータ線8b上のデータが同一の場合、読み出し
データに誤りが無いと判断し、記憶ユニットAデータ線
8a、記憶ユニットBデータ線8b上のデータの一方を
有効データとしてデータ線10へ送出する。図5の例で
は、読み出しデータに誤りがあるため、アドレスレジス
タ3に、アドレス線14上のメモリアクセス時の同一ア
ドレス空間内のアドレスを記憶し、6a,6bのデータ
記憶レジスタA、データ記憶レジスタBに、それぞれ記
憶ユニットAデータ線8a、記憶ユニットBデータ線8
b上の読み出しデータを記憶し、誤りビット指定レジス
タ15に読み出しデータ中の誤りビットの位置を記憶す
る。
【0027】誤り検出ユニット4により、読み出しデー
タの誤りが検出され、誤り検出信号11が"H"に活性化
されると、マイコンを使用したメモリ制御回路5により
記憶ユニット1a,1b単独に誤り検出時の読み出しデ
ータのビット毎の"0"と"1"の反転データの書き込み、
読み出しを行い、読み出された反転データと、反転前デ
ータである誤り検出時の読み出しデータの比較を行い、
その結果をもとにデータの訂正が行われる。誤り検出時
の読み出しデータは、誤り検出時の記憶ユニット1a,
1bからの読み出しデータで、6a,6bのデータ記憶
レジスタA、データ記憶レジスタBに記憶されている。
【0028】記憶ユニット1a,1bへの単独のアクセ
スは、記憶ユニット各々に割当てられた特定アドレスを
指定して行う。この特定アドレスは、通常のメモリアク
セス時と区別するために、記憶ユニット1a,1bの持
つ同一アドレス空間外に存在する。図6〜図9の例で
は、記憶ユニット1a,1bの特定アドレスは、それぞ
れ40000と40001である。
【0029】反転データと反転前データである誤り検出
時の読み出しデータの間で値の一致するビットがある場
合、そのビットはハードエラーと判断する。また、誤り
ビット指定レジスタ15に誤りビットとして記憶された
ビットが、反転データと反転データ書き込み前の記憶ユ
ニットからの読み出しデータの間で値が一致しない場合
は、そのビットはソフトエラーと判断する。ソフトエラ
ーが存在せず、記憶ユニット1a,1bの間でハードエ
ラーが存在するビットが異なる場合は、誤りデータの訂
正が可能と判断し、誤りデータの訂正を行う。
【0030】誤りデータの訂正は、誤り検出時の記憶ユ
ニット1a、記憶ユニット1bからの読み出しデータで
ハードエラーが存在するビットの値を、ハードエラーが
存在しない記憶ユニットの対応するビットの値をとする
ことにより行う。誤りデータの訂正が終了すると、メモ
リ制御回路5は訂正データを送出し、誤り訂正可能信号
12と誤り訂正終了信号13を活性化して"H"にする。
ソフトエラーが存在する場合と記憶ユニット1a,1b
の間でハードエラーが存在するビットが一致する場合
は、誤りデータの訂正が不可能と判断し、メモリ制御回
路5により誤り訂正終了信号13のみを活性化して"H"
にする。
【0031】本発明では、マイコンを使用したメモリ制
御回路5により、読み出しデータの誤り訂正の可否の判
断と、読み出しデータの誤り訂正を行う。このため、C
PUが読み出しデータの誤り訂正の可否の判断と、読み
出しデータの誤り訂正を行う必要がなく、CPUがCP
U内データの退避や、読み出しデータの誤り訂正の可否
の判断と読み出しデータの誤り訂正のプログラムの読み
込みや実行を行わずに済むので、計算機システムの処理
能力を向上させることができる。また、メモリ制御回路
5にマイコンを使用することにより柔軟な制御が可能に
なり、読み出しデータの誤り訂正の可否の判断と読み出
しデータの誤り訂正を行うための膨大なハードウェア量
を削減することができる。
【0032】図6〜図10を用いて、通常の読み出し時
に誤りが検出された場合の、マイコンを使用したメモリ
制御回路5による誤りデータの訂正を説明する。図6か
ら図10の例で使用しているアドレスやデータは図3、
図5の例で使用しているものと同じ値である。図6は、
誤り検出時の読み出しデータの反転データの記憶ユニッ
ト1aへの書き込み例である。誤り検出時の記憶ユニッ
ト1aの読み出しデータは6aのデータ記憶レジスタA
に記憶されており、図6の例では1101である。メモ
リ制御回路5は、このデータのビット毎の"0"と"1"の
反転データを記憶ユニット1aへ単独にアクセスして書
き込む。反転データを書き込む位置は、誤り検出時に記
憶ユニット1aでデータが読み出されていた記憶領域で
ある。
【0033】記憶ユニット1aへの単独アクセスは、メ
モリ制御回路5が記憶ユニット1aの特定アドレス40
000を指定することによって行う。アドレスデコーダ
2は特定アドレス40000を受け取ると、アドレスレ
ジスタ3に記憶された誤り検出時の記憶ユニット1a,
1bの持つ同一アドレス空間内アドレス10001を、
記憶ユニット1aの固有アドレス空間内アドレス000
01に変換する。メモリ制御回路5は、6aのデータ記
憶レジスタAのデータの反転データ0010を記憶ユニ
ットAデータ線8aに送出し、記憶ユニット1aの固有
アドレス空間内アドレス00001で表される記憶領域
に書き込む。
【0034】図7は、誤り検出時の読み出しデータの反
転データの記憶ユニット1bへの書き込み例である。記
憶ユニット1aの場合と同様にして反転データの書き込
みが行われる。図7の例では、誤り検出時の記憶ユニッ
ト1bの読み出しデータは1011、反転データは01
00である。図8は、記憶ユニット1aに書き込まれた
反転データの読み出しと、読み出された反転データと反
転前データの比較の例である。記憶ユニット1aに書き
込まれた反転データの読み出しは、図6の記憶ユニット
1aへの反転データ書き込みと同様に、メモリ制御回路
5が記憶ユニット1aの特定アドレス40000を指定
することによって行う。図8の例では、記憶ユニット1
aに書き込まれた反転データは記憶ユニットAデータ線
8aに0000として読み出される。6aのデータ記憶
レジスタAに記憶された反転前データは1101で、反
転データと反転前データの間で第1ビットが一致するた
め、第1ビットがハードエラーと判断される。
【0035】図9は、記憶ユニット1bに書き込まれた
反転データの読み出しと、読み出された反転データと反
転前データの比較の例である。記憶ユニット1aの場合
と同様にして書き込まれた反転データの読み出しと、読
み出された反転データと反転前データの比較が行われ
る。図9の例では、記憶ユニット1bに書き込まれた反
転データは0000として読み出され、反転前データは
1011である。反転データと反転前データの間で第2
ビットが一致するため、第2ビットがハードエラーと判
断される。
【0036】図8と図9で、誤りビット指定レジスタ1
5では第1ビットと第2ビットの値が"1"で第1ビット
と第2ビットが誤りビットとして指定されているが、第
1ビットと第2ビットはハードエラーと判断されるた
め、ソフトエラーは存在しない。また、記憶ユニット1
aと記憶ユニット1bでは、ハードエラーの存在するビ
ットの位置が異なるため、誤りデータの訂正が可能と判
断される。
【0037】図10は、メモリ制御回路5による誤りデ
ータ訂正の例である。6a,6bのデータ記憶レジスタ
A、データ記憶レジスタBに記憶されている誤り検出時
の記憶ユニット1a,1bからの読み出しデータは、そ
れぞれ1101,1011である。図8、図9により、
記憶ユニット1a,1bでは、それぞれ第1ビット、第
2ビットにハードエラーが存在するため、訂正データの
第1ビット、第2ビットの値は、それぞれ6bのデータ
記憶レジスタBの第1ビットの値"1"、6aのデータ記
憶レジスタAの第2ビットの値"1"とする。記憶ユニッ
ト1a、記憶ユニット1bからの読み出しデータの第0
ビット、第3ビットの値は共に、"1"で一致するため、
訂正データ第0ビット、第3ビットの値は"1"とする。
【0038】この結果、図10の例では、訂正データは
1111となる。誤りデータの訂正が終了すると、メモ
リ制御回路5は訂正データ1111を記憶ユニットAデ
ータ線8aへ送出し、誤り訂正可能信号12と誤り訂正
終了信号13を活性化して"H"にする。誤り検出ユニッ
ト4は記憶ユニットAデータ線8a上の訂正データ11
11をデータ線10に送出し、誤りデータの訂正を終了
する。
【0039】前記実施例において、誤りビット指定レジ
スタ15及び誤りビット指定レジスタ読み出し線16は
省略することもできる。その場合には、マイコンを使用
したメモリ制御回路5がその機能を代行するが、その他
の点については前記実施例と同様であるすなわち、誤り
検出ユニット4により、記憶ユニット1a,1bからの
読み出しデータに相違が検出されると、誤り検出信号1
1が"H"に活性化され、それらの読み出しデータはデー
タ記憶レジスタ6a,6bに記憶される。メモリ制御回
路5は、データ記憶レジスタ6a,6bに記憶されたデ
ータをビット毎に比較し、値が相違するビットを誤りビ
ットとして検出する。
【0040】次に、メモリ制御回路5は、こうして検出
された誤りビットの情報を用いて、前記と同様の手順で
ハードエラーとソフトエラーの切り分けを行い、ソフト
エラーが存在せず、記憶ユニット1a,1bの間でハー
ドエラーが存在するビットが異なる場合は、誤りデータ
の訂正が可能と判断し、誤りデータの訂正を行う。誤り
データの訂正が終了すると、メモリ制御回路5は訂正デ
ータを送出し、誤り訂正可能信号12と誤り訂正終了信
号13を活性化して"H"にする。また、ソフトエラーが
存在する場合と、記憶ユニット1a,1bの間でハード
エラーが存在するビットが一致する場合は、誤りデータ
の訂正が不可能と判断し、メモリ制御回路5により誤り
訂正終了信号13のみを活性化して"H"にする。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明よれば、1つ
の記憶素子の2つの記憶領域に、同一のデータを書き込
み、読み出し時は2つのデータのビット毎の排他的論理
和をとることにより読み出しデータの誤り検出を行うた
め、読み出しデータの全ビットの誤り検出を行うことが
できる。また、誤り検出の手法が簡単なためECC機構
よりも少ないゲート数で誤り検出回路を構成できる。更
に、マイコンを使用したメモリ制御回路により読み出し
データの誤り訂正を行うため、CPU内のデータの退避
を行うことなくデータの誤り訂正を行うことができ、計
算機システムの処理能力を向上させることができる。そ
の上、マイコンの使用により柔軟な制御が可能になり、
メモリ制御回路に於ける誤り訂正のためのハードウェア
量を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリ装置の一実施例のブロック
図。
【図2】記憶素子のアドレスの割当て例を示す図。
【図3】誤り検出ユニットの回路構成例及び誤り検出ユ
ニットと誤りビット指定レジスタの接続例を示す図。
【図4】メモリ装置のデータ書き込みの説明図。
【図5】メモリ装置のデータ読み出しの説明図。
【図6】読み出しデータ誤り検出時の反転データ書き込
みを説明する図。
【図7】読み出しデータ誤り検出時の反転データ書き込
みを説明する図。
【図8】読み出しデータ誤り検出時の反転データ読み出
し及び反転データと反転前データの比較を説明する図。
【図9】読み出しデータ誤り検出時の反転データ読み出
し及び反転データと反転前データの比較を説明する図。
【図10】誤りデータの訂正を説明する図。
【符号の説明】
1…メモリ素子 1a…記憶ユニットA 1b…記憶ユニットB 2…アドレスデコーダ 3…アドレスレジスタ 4…誤り検出ユニット 5…メモリ制御回路 6a…データ記憶レジスタA 6b…データ記憶レジスタB 7…アドレスレジスタ読み出し線 8a…記憶ユニットAデータ線 8b…記憶ユニットBデータ線 9a…データ記憶レジスタA読み出し線 9b…データ記憶レジスタB読み出し線 10…データ線 11…誤り検出信号 12…誤り訂正可能信号 13…誤り訂正終了信号 14…アドレス線 15…誤りビット指定レジスタ 16…誤りビット指定レジスタ読み出し線 41…信号選択回路 42…誤り検出回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶領域を同一アドレス空間を持つ第1
    と第2の記憶ユニットに分割したメモリ素子と、前記第
    1及び第2の記憶ユニットの前記同一アドレス空間内の
    アドレスを同時に又は個別に指定可能なアドレス指定手
    段と、メモリアクセス時の前記同一アドレス空間内のア
    ドレスを記憶するアドレスレジスタと、前記第1及び第
    2の記憶ユニットから読み出されたデータを記憶する第
    1及び第2のデータ記憶手段と、読み出しデータの誤り
    検出を行う誤り検出手段と、読み出しデータ中の誤りビ
    ットの位置を記憶する誤りビット記憶手段と、読み出し
    データ中の誤りビットの訂正を行う誤り訂正手段とを含
    み、 前記誤り検出手段は前記第1及び第2の記憶ユニットの
    同一アドレスから読み出されたデータのビット毎の排他
    的論理和をとり、少なくとも1つのビットの排他的論理
    和が"1"であるとき誤り検出信号を出力し、 前記誤り訂正手段は、前記誤り検出信号が出力された
    時、前記アドレス指定手段により前記アドレスレジスタ
    に記憶された前記第1の記憶手段のアドレスを単独で指
    定して該アドレスに前記第1のデータ記憶手段に記憶さ
    れたデータのビット毎の反転データを書き込んだ後、書
    き込まれた反転データを読み出し、読み出された反転デ
    ータと前記第1のデータ記憶手段内の反転前データとを
    比較して、前記反転データと前記反転前データの間で値
    が一致するビットはハードエラー、値が一致しないビッ
    トであって前記誤りビット記憶手段に誤りビットとして
    記憶されているビットはソフトエラーと判断し、また、
    前記アドレス指定手段により前記アドレスレジスタに記
    憶された前記第2の記憶手段のアドレスを単独で指定し
    て該アドレスに前記第2のデータ記憶手段に記憶された
    データのビット毎の反転データを書き込んだ後、書き込
    まれた反転データを読み出し、読み出された反転データ
    と前記第2のデータ記憶手段内の反転前データとを比較
    して、前記反転データと前記反転前データの間で値が一
    致するビットはハードエラー、値が一致しないビットで
    あって前記誤りビット記憶手段に誤りビットとして記憶
    されているビットはソフトエラーと判断し、前記第1及
    び第2の記憶ユニットのデータビットにソフトエラーが
    存在せず、かつ前記第1及び第2の記憶ユニットのデー
    タビットにおいてハードエラーの存在するビット位置が
    異なる場合には、前記誤りビットとされたビットの値と
    して前記第1又は第2のデータ記憶手段内データのハー
    ドエラーの存在しないビットの値を選択することにより
    データ訂正を行うことを特徴とするメモリ装置の制御方
    式。
  2. 【請求項2】 記憶領域を同一アドレス空間を持つ2つ
    の記憶ユニットに分割したメモリ素子と、前記2つの記
    憶ユニットに前記同一アドレス空間と共に前記同一アド
    レス空間から変換される前記2つの記憶ユニット固有の
    アドレス空間を各々割当てるアドレスデコーダと、メモ
    リアクセス時の前記同一アドレス空間内のアドレスを記
    憶するアドレスレジスタと、データ記憶レジスタと、誤
    り検出回路と信号選択回路を含む誤り検出ユニットと、
    誤りビット指定レジスタと、マイコンを組み込んだメモ
    リ制御手段とを含み、 データ書き込み時は前記2つの記憶ユニット内の前記同
    一アドレス空間内のアドレスに対応する記憶領域に同一
    データを書き込み、 データ読み出し時は、前記誤り検出ユニット中の誤り検
    出回路により前記同一アドレス空間内のアドレスに対し
    前記2つの記憶ユニットから読み出されたデータのビッ
    ト毎の排他的論理和をとって読み出しデータの誤り検出
    を行い、 誤りの無い時は、前記信号選択回路により前記2つの記
    憶ユニットから読み出されたデータの中の1つのデータ
    を有効データとして送出し、 誤りの有る時は、前記誤り検出回路により誤り検出信号
    を活性化し、前記データ記憶レジスタに前記2つの記憶
    ユニットから読み出されたデータを記憶し、前記誤りビ
    ット指定レジスタに前記読み出しデータ中の誤りビット
    の位置を記憶し、前記メモリ制御手段により、前記同一
    アドレス空間外に存在する前記各記憶ユニット毎に割当
    てられた特定アドレスを指定して、前記アドレスレジス
    タに記憶されたアドレスをもとに各記憶ユニット単独
    に、対応する記憶領域への前記データ記憶レジスタ内デ
    ータのビット毎の"0"と"1"の反転データの書き込み、
    読み出し、及び読み出された反転データと前記データ記
    憶レジスタ内の反転前データとの比較を行い、比較の結
    果、前記反転データと前記反転前データの間で値が一致
    するビットはハードエラー、値が一致しないビットで前
    記誤りビット指定レジスタに誤りビットとして記憶され
    ているビットはソフトエラーと判断し、前記2つの記憶
    ユニットの間でソフトエラーが存在せず、ハードエラー
    の存在するビット位置が異なる場合には、データ中の各
    ビットの値として前記各記憶ユニットのデータ記憶レジ
    スタ内データのハードエラーの存在しないビットの値を
    選択することによりデータを訂正し、訂正データの送出
    と誤り訂正可能信号と誤り訂正終了信号の活性化を行
    い、前記2つの記憶ユニットの間でソフトエラーの存在
    する場合と、ハードエラーの存在するビット位置が一致
    する場合には、誤りの訂正が不可能と判断して誤り訂正
    終了信号の活性化を行うことを特徴とするメモリ装置の
    制御方式。
  3. 【請求項3】 記憶領域を同一アドレス空間を持つ第1
    と第2の記憶ユニットに分割したメモリ素子と、前記第
    1及び第2の記憶ユニットの前記同一アドレス空間内の
    アドレスを同時に又は個別に指定可能なアドレス指定手
    段と、メモリアクセス時の前記同一アドレス空間内のア
    ドレスを記憶するアドレスレジスタと、前記第1及び第
    2の記憶ユニットから読み出されたデータを記憶する第
    1及び第2のデータ記憶手段と、読み出しデータの誤り
    検出を行う誤り検出手段と、読み出しデータ中の誤りビ
    ットの訂正を行う誤り訂正手段とを含み、 前記誤り検出手段は前記第1及び第2の記憶ユニットの
    同一アドレスから読み出されたデータのビット毎の排他
    的論理和をとり、少なくとも1つのビットの排他的論理
    和が"1"であるとき誤り検出信号を出力し、 前記誤り訂正手段は、前記誤り検出信号が出力された
    時、前記アドレス指定手段により前記アドレスレジスタ
    に記憶された前記第1の記憶手段のアドレスを単独で指
    定して該アドレスに前記第1のデータ記憶手段に記憶さ
    れたデータのビット毎の反転データを書き込んだ後、書
    き込まれた反転データを読み出し、読み出された反転デ
    ータと前記第1のデータ記憶手段内の反転前データとを
    比較して、前記反転データと前記反転前データの間で値
    が一致するビットはハードエラー、値が一致しないビッ
    トであって前記第1及び第2のデータ記憶手段に記憶さ
    れたデータの間で値が一致しないビットはソフトエラー
    と判断し、また、前記アドレス指定手段により前記アド
    レスレジスタに記憶された前記第2の記憶手段のアドレ
    スを単独で指定して該アドレスに前記第2のデータ記憶
    手段に記憶されたデータのビット毎の反転データを書き
    込んだ後、書き込まれた反転データを読み出し、読み出
    された反転データと前記第2のデータ記憶手段内の反転
    前データとを比較して、前記反転データと前記反転前デ
    ータの間で値が一致するビットはハードエラー、値が一
    致しないビットであって前記第1及び第2のデータ記憶
    手段に記憶されたデータの間で値が一致しないビットは
    ソフトエラーと判断し、前記第1及び第2の記憶ユニッ
    トのデータビットにソフトエラーが存在せず、かつ前記
    第1及び第2の記憶ユニットのデータビットにおいてハ
    ードエラーの存在するビット位置が異なる場合には、前
    記誤りビットとされたビットの値として前記第1又は第
    2のデータ記憶手段内データのハードエラーの存在しな
    いビットの値を選択することによりデータ訂正を行うこ
    とを特徴とするメモリ装置の制御方式。
  4. 【請求項4】 記憶領域を同一アドレス空間を持つ2つ
    の記憶ユニットに分割したメモリ素子と、前記2つの記
    憶ユニットに前記同一アドレス空間と共に前記同一アド
    レス空間から変換される前記2つの記憶ユニット固有の
    アドレス空間を各々割当てるアドレスデコーダと、メモ
    リアクセス時の前記同一アドレス空間内のアドレスを記
    憶するアドレスレジスタと、データ記憶レジスタと、誤
    り検出回路と信号選択回路を含む誤り検出ユニットと、
    マイコンを組み込んだメモリ制御手段とを含み、 データ書き込み時は前記2つの記憶ユニット内の前記同
    一アドレス空間内のアドレスに対応する記憶領域に同一
    データを書き込み、 データ読み出し時は、前記誤り検出ユニット中の誤り検
    出回路により前記同一アドレス空間内のアドレスに対し
    前記2つの記憶ユニットから読み出されたデータのビッ
    ト毎の排他的論理和をとって読み出しデータの誤り検出
    を行い、 誤りの無い時は、前記信号選択回路により前記2つの記
    憶ユニットから読み出されたデータの中の1つのデータ
    を有効データとして送出し、 誤りの有る時は、前記誤り検出回路により誤り検出信号
    を活性化し、前記データ記憶レジスタに前記2つの記憶
    ユニットから読み出されたデータを記憶し、前記メモリ
    制御手段により、前記同一アドレス空間外に存在する前
    記各記憶ユニット毎に割当てられた特定アドレスを指定
    して、前記アドレスレジスタに記憶されたアドレスをも
    とに各記憶ユニット単独に、対応する記憶領域への前記
    データ記憶レジスタ内データのビット毎の"0"と"1"の
    反転データの書き込み、読み出し、及び読み出された反
    転データと前記データ記憶レジスタ内の反転前データと
    の比較を行い、比較の結果、前記反転データと前記反転
    前データの間で値が一致するビットはハードエラー、値
    が一致しないビットであって前記データ記憶レジスタに
    記憶された2つのデータの間で値が一致しないビットは
    ソフトエラーと判断し、前記2つの記憶ユニットの間で
    ソフトエラーが存在せず、ハードエラーの存在するビッ
    ト位置が異なる場合には、データ中の各ビットの値とし
    て前記各記憶ユニットのデータ記憶レジスタ内データの
    ハードエラーの存在しないビットの値を選択することに
    よりデータを訂正し、訂正データの送出と誤り訂正可能
    信号と誤り訂正終了信号の活性化を行い、前記2つの記
    憶ユニットの間でソフトエラーの存在する場合と、ハー
    ドエラーの存在するビット位置が一致する場合には、誤
    りの訂正が不可能と判断して誤り訂正終了信号の活性化
    を行うことを特徴とするメモリ装置の制御方式。
JP14479794A 1994-06-27 1994-06-27 メモリ制御システム Expired - Fee Related JP3170145B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14479794A JP3170145B2 (ja) 1994-06-27 1994-06-27 メモリ制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14479794A JP3170145B2 (ja) 1994-06-27 1994-06-27 メモリ制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0816483A true JPH0816483A (ja) 1996-01-19
JP3170145B2 JP3170145B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=15370688

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14479794A Expired - Fee Related JP3170145B2 (ja) 1994-06-27 1994-06-27 メモリ制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170145B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1764700A1 (en) * 2004-06-22 2007-03-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha System for elevator electronic safety device
JP2008158804A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Nec Corp メモリコントローラ、コンピュータ、データ読み出し方法
JP2009098869A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Kyocera Mita Corp 情報処理装置
JP2011154582A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Seiko Epson Corp 集積回路装置、電子機器
JP2011204319A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Sharp Corp 半導体集積回路および電子機器
JP2015032860A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 日本電気株式会社 データ補正回路及びデータ補正方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1764700A1 (en) * 2004-06-22 2007-03-21 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha System for elevator electronic safety device
JPWO2005124562A1 (ja) * 2004-06-22 2008-04-17 三菱電機株式会社 エレベータ電子安全装置用システム
EP1764700A4 (en) * 2004-06-22 2009-08-26 Mitsubishi Electric Corp SYSTEM FOR AN ELECTRONIC LIFT SAFETY DEVICE
JP4618650B2 (ja) * 2004-06-22 2011-01-26 三菱電機株式会社 エレベータ電子安全装置用システム
US8140921B2 (en) 2004-06-22 2012-03-20 Mitsubishi Electric Corporation System for elevator electronic safety device
JP2008158804A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Nec Corp メモリコントローラ、コンピュータ、データ読み出し方法
JP2009098869A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Kyocera Mita Corp 情報処理装置
JP2011154582A (ja) * 2010-01-28 2011-08-11 Seiko Epson Corp 集積回路装置、電子機器
JP2011204319A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Sharp Corp 半導体集積回路および電子機器
JP2015032860A (ja) * 2013-07-31 2015-02-16 日本電気株式会社 データ補正回路及びデータ補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3170145B2 (ja) 2001-05-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4071940B2 (ja) メモリ設計のための共有式誤り訂正
US6584595B2 (en) Technique for correcting single-bit errors in caches with sub-block parity bits
US6009548A (en) Error correcting code retrofit method and apparatus for multiple memory configurations
US7613982B2 (en) Data processing apparatus and method for flash memory
EP0186719A1 (en) Device for correcting errors in memories
JPH07191915A (ja) コンピュータ・システム、メモリ・カード、及びその操作方法
JPH03248251A (ja) 情報処理装置
US7752527B2 (en) Microcontroller and RAM
US5357521A (en) Address sensitive memory testing
JPH0816483A (ja) メモリ装置の制御方式
TWI748507B (zh) 資料存取系統及操作資料存取系統的方法
CN114333968A (zh) 存储器的控制方法、存储器控制器及电子装置
EP0327309A2 (en) Memory apparatus having error correction function
JPH01194046A (ja) メモリアクセス方式
JP2818659B2 (ja) 誤り訂正方式
JPH0756816A (ja) メモリの制御装置
JP2993099B2 (ja) 二重化メモリ装置
JPH06103469B2 (ja) メモリ制御回路
JPS62226353A (ja) Ras回路付記憶装置
JPH0752398B2 (ja) チェック回路の診断装置
JP3123774B2 (ja) 記憶装置
JPH05158810A (ja) 誤り検出回路
JPH04311236A (ja) メモリエラー処理回路
JPS60258663A (ja) メモリエラ−処理回路
JPH0646520B2 (ja) 半導体記憶装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees