JP2015031134A - 細径rc柱からなる架構を有する建築構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】細径RC柱からなり,かつ平面計画の自由度を損なわずに水平力に対して抵抗し得る架構を有する建築構造物を簡単な構成によって提供すること。
【解決手段】細径RC柱2にプレストレスが導入され,細径RC柱の一端と梁等の接合部材3が半剛接合4あるいはピン接合4され、前記細径RC柱2の他端と梁3あるいは基礎梁7の柱梁接合部5が柱通しとなるように梁と圧着され、水平力に対して抵抗する架構が、少なくとも建物の一部に組み込まれた建築構造物とした。
【選択図】図2

Description

本発明は、細径RC柱からなる架構を有する建築構造物に関する。
従来より一般に、細径RC柱は、水平力に抵抗できるように端部を剛接合する構造を採ると、水平耐力が小さいために、細径RC柱に大きな損傷が生じてしまうという問題が生じていた。
そこで、同一平面上に壁などの別途水平抵抗部材を設けて、細径RC柱2’には地震時水平変位に対する追従性のみを期待して、柱頭および柱脚を半剛接合4’とすることが一般的に行われている。半剛接合あるいはピン接合4'とすることで,細径RC柱2’に作用する応力を極力小さくして,水平変位追従性を向上させている(図7参照)。
しかしながら、この従来の方法では、同一平面上に別途水平抵抗部材を設け、剛なスラブにより水平力を適切に伝達できるよう計画する必要があり、このため建物の平面計画に大きな制約を受けることとなる。
今井和正,村松晃次,岡田直子,寺嶋知宏,服部敦志,小室努:超高強度コンクリートを用いたRC長柱の構造性能(その1〜その3),日本建築学会大会学術講演梗概集,pp.319 – 324,2010.9
本発明は、上述した種々の課題を解決するために創作されたもので、細径RC柱からなり、かつ平面計画の自由度を損なわずに水平力に対して抵抗し得る架構を有する建築構造物を簡単な構成によって提供することを目的とするものである。
また、前記した梁あるいは基礎梁の圧着度合いを調整することにより、柱が損傷するより前に梁あるいは基礎梁が離間するよう制御して、細径RC柱を損傷しにくくすることをも目的とするものである。
請求項1に係る発明は、細径RC柱にプレストレスが導入され、前記細径RC柱の一端と梁等の接合部材が半剛接合あるいはピン接合され、前記細径RC柱の他端と梁等の圧着接合部材の柱梁接合部が柱通しとなるように該圧着接合部材と圧着された架構を有する建築構造物とした。
ここで、半剛接あるいはピン接合される側の梁等の接合部材とは、梁の他に、基礎梁、床スラブ、柱なども含まれる。また、柱通しとなるように圧着される側の梁等の圧着接合部材とは、梁の他に、基礎梁、床スラブなども含まれる。
したがって、細径RC柱の下部側で接合する梁と上部側で接合する梁は、細径RC柱との接合方法により、半剛接合あるいはピン接合の場合は接合部材として、また、圧着接合される場合は圧着接合部材として細径RC柱と架構を構成する。
なお、本明細書において細径RC柱は、柱の部材長さを最も小さな柱幅で除した値が5以上のRC柱であることを意味している。
請求項2に係る発明は、細径RC柱が、柱の全主筋または一部の主筋が緊張材とされ、主筋、シース管内のグラウトモルタル、シース管およびコンクリートの間の付着力により、コンクリートにプレストレスが導入されたものであることを特徴としている。
請求項3に係る発明は、他端側の梁等の圧着接合部材がプレキャストコンクリート製であり、圧着用PC鋼材により前記細径RC柱と圧着することで、水平力に対して抵抗する架構とされ、圧着度合いを変化させることにより、圧着部の離間モーメントと離間後剛性を調整して、該細径RC柱に損傷が生じないよう前記細径RC柱の一端に生じる応力を制御することを特徴としている。
なお、本明細書においてPC鋼材は、PC鋼線、PC鋼より線、PC鋼棒または異形鉄筋を含むものとする。
請求項4に係る発明は、前記半剛接合が、接合筋が細径RC柱断面略中央に埋設されて構成され、前記細径RC柱に生じる曲げモーメント応力が低減されていることを特徴としている。
請求項1に係る発明によれば、細径RC柱にプレストレスが導入されており、細径RC柱の一端と梁等の接合部材が半剛接合あるいはピン接合され、前記細径RC柱の他端と梁等の圧着接合部材の柱梁接合部が柱通しとなるように該圧着接合部材と圧着された架構を構成することにより、水平力に対して抵抗する建築構造物の架構とすることができる。
また、細径RC柱の一端と梁等の接合部材が半剛接合あるいはピン接合されているので、細径RC柱に生じる曲げモーメントが低減され、細径RC柱の損傷が抑えられる。一方で、細径RC柱の他端と梁とは圧着しているので、水平力に対して抵抗することができる。細径RC柱には、圧着度合いに応じて曲げモーメントが生じるが、細径RC柱にプレストレスが導入されているので、ひび割れ耐力および曲げ耐力が向上しており、柱が損傷しにくい。この架構であれば、従来のように別途水平抵抗部材を設ける必要がないので、建物の平面計画の自由度が増す。
請求項2に係る発明によれば、細径RC柱は、柱の全主筋または一部の主筋が緊張材とされ、主筋、シース管内のグラウトモルタル、シース管およびコンクリートの間の付着力により、コンクリートにプレストレスが導入される。主筋を緊張材とすることで、別途緊張材を配置する必要がないことから、細径RC柱のように断面が小さい場合でも配筋が簡素化されて錯綜しない。特に高強度コンクリートを用いる場合には柱断面が小さくなる傾向があるので、この方法は極めて有効である。
また、高強度コンクリートを用いてポストテンション方式にてプレストレスを導入する場合には、打設時にコンクリートの収縮に対して拘束力が小さいシース管のみが配設されていて、拘束力が大きい主筋が配設されていないので、コンクリートの収縮によるひび割れや初期応力が緩和される作用効果を奏することができる。
請求項3に係る発明によれば、梁の軸方向に通る圧着用PC鋼材の緊張力、緊張位置、圧着部の梁せいを変化させることにより梁との圧着度合いを調整し、この圧着度合いの調整により、細径RC柱に生じる応力を制御することができるので、細径RC柱が損傷することを防止することができる。また、梁等の圧着接合部材は細径RC柱に圧着されているので、細径RC柱と梁等の圧着接合部材が離間して間隙が生じたとしても間隙は再び閉じられ、離間した状態が継続することはない。
請求項4に係る発明によれば、柱端部に生じる曲げモーメントを低減するための半剛接合が、接合筋を細径RC柱断面略中央に埋設された接合筋用シース管に挿入することによって構成されており、柱の断面略中央に接合筋を配設するだけなので、本発明の細径RC柱のように断面が小さく、柱主筋あるいは緊張材の配筋が複雑な場合にも容易に配筋することができる。特に、150〜300N/mm2程度の高強度コンクリートを用いる場合には柱断面が小さくなるため、細径RC柱の断面略中央に接合筋を配設するだけの半剛接合構造は極めて有効である。
本発明の建築構造物の架構概念図である。 本発明の実施例の架構の部分拡大図である。 本発明の他の実施例の架構の部分拡大図である。 図2の細径RC柱のA−A線矢視図である。 図2の細径RC柱のB−B線矢視図である。 図2の細径RC柱のC−C線矢視図である。 従来技術の建築構造物の架構概念図である。
本実施例の建築構造物の架構1を概念的に説明する図1を参照して、本実施例の概略を説明する。
細径RC柱2にはプレストレスが導入されており、細径RC柱2一端部の端面は半剛接合4、もしくは、ピン接合4されている。
そして他の端部は梁と圧着され、この柱梁接合部5が柱通しとされた細径RC柱2と梁3の圧着構造が構成されている(後述、図2に圧縮構造50を示す)。
細径RC柱2の他の端部を柱通しで梁3と圧着させる構成とすることで、水平力に対して抵抗する建築構造物の架構1とすることができる。
細径RC柱2の他の端部には梁3の圧着度合いに応じて曲げモーメントが生じる。これに対しては、細径RC柱2にプレストレスを導入することにより、ひび割れ耐力および曲げ耐力を向上させて柱が損傷しにくい架構1を構成することができる。
なお、図1では、建物全体が本発明の架構1にて構築されているが、建物の一部分を本発明の架構1にて構築し、建物の他の部分を他の架構にて構築することもできる。
本発明の架構1は、細径RC柱2に曲げモーメントが作用して一旦ひび割れが生じたとしても、細径RC柱2に導入されているプレストレスによってそのひび割れは閉じてひび割れは修復される。
さらに、後述する梁3の軸方向に通る圧着用PC鋼より線32の緊張力、緊張位置、圧着部の梁せい等を変化させることにより、梁3の離間モーメントと離間後の剛性を調整することができる。この梁の離間モーメントと離間後の剛性の調整により、細径RC柱2に生じる応力を制御することができるので、細径RC柱2が損傷しにくい。また、梁3は細径RC柱2に圧着されているので、細径RC柱2と梁3が離間して間隙が生じたとしても間隙は再び閉じられ、離間した状態が継続することはない。
他方、細径RC柱2の一端部の端面は半剛接合4とされ、柱2に生じる応力は低減されている。この架構1であれば、従来のように別途水平抵抗部材を設ける必要がないので、建物の平面計画の自由度が増す。
具体的な建築構造物の架構1を部分的に拡大して図2に示す。細径RC柱2の柱脚が半剛接合4される一方、柱頭側が梁3と圧着され、柱梁接合部5が柱通しで、細径RC柱2にはプレストレスが導入されている。本実施例では、細径RC柱2はプレキャストプレストレストコンクリート部材、梁3はプレキャスト部材である。また、本実施例では細径RC柱2には高強度コンクリートを用いている。
柱脚は、細径RC柱2の断面略中央に埋設されている接合筋用シース管42内に配設する接合筋41により、梁、基礎梁、床スラブあるいは柱等の接合部材43と半剛接合されている。
したがって、柱脚に生じる曲げモーメントが低減され、細径RC柱2の損傷が抑えられる。柱2の断面略中央に接合筋41を配設するだけなので、本発明の細径RC柱2のように断面が小さく、柱主筋あるいは緊張材21の配筋が複雑な場合にも容易に配筋することができる。
特に、本実施例のように150〜300N/mm2程度の高強度コンクリートを用いる場合には柱断面が小さくなる。このため細径RC柱2の断面略中央に接合筋41を配設するだけの半剛接合構造は極めて有効である。
細径RC柱2はプレキャスト部材から構成されているので、柱頭と柱脚には接合筋41挿入用のシース管42が埋設され、柱頭と柱脚の梁、基礎梁、床スラブ、柱等の接合部材43との目地6とシース管42内部がグラウトモルタルにより一体的に充填されている。
なお、接合筋41は、細径RC柱2の工場製作段階で、上層階細径RC柱2の柱脚に一体化されて柱2下方に突出した形態、下層階細径RC柱2の柱頭に一体化されて柱2上方に突出した形態、あるいは、細径RC柱2とは一体化されていない別部材の形態であってもよい。
また、細径RC柱2の半剛接合構造は上記の例に限定されるものではない。
さらに、半剛接合に代えてピン接合構造とすることもできる。
細径RC柱2のプレストレスは、柱2の全主筋21を緊張材とし、主筋21、シース管22内のグラウトモルタル、シース管22およびコンクリートの間の付着力により、コンクリートにプレストレスが導入されている。
細径RC柱2にプレストレスを導入する手順は、例えば次のような方法を挙げることができる。
a、全主筋21位置に中空のシース管22が配設された状態で、コンクリートを打設する。
b、コンクリート硬化後に主筋21を柱主筋用シース管22内に挿入する。
c、主筋21を緊張し、その端部をナット等で仮定着する。
d、シース管22内にグラウトモルタルを充填する。
e、グラウトモルタルが硬化した後、ナット等の仮定着を解除し、主筋21、グラウトモルタル、シース管22およびコンクリート間の付着力により、細径RC柱2のコンクリートにプレストレスを導入する。細径RC柱2端部から突出する主筋21を切断する。
この柱2の全主筋21を緊張材として、細径RC柱2にプレストレスを導入する方法によれば、別途緊張材を配置する必要がないので、細径RC柱2のように断面が小さい場合でも配筋が複雑にならない。特に高強度コンクリートを用いる場合には柱断面が小さくなる傾向があるので、この方法は極めて有効である。
また、上記の高強度コンクリートを用いる場合には、打設時にコンクリートの収縮に対して拘束が小さいシース管22のみが配設されていて、拘束力が大きい主筋21が配設されていないので、コンクリートの収縮によるひび割れや初期応力が緩和される作用効果を奏することができる。
なお、本実施例では全主筋を緊張材としたが、一部の主筋を緊張材としてもよい。
また、細径RC柱2のプレストレス導入手順は上記の例に限定されない。
さらに、細径RC柱にプレストレスを導入するための緊張材は、本実施例で示している主筋に限定するものではなく、図示しないがPC鋼線、PC鋼より線、PC鋼棒等でもよい。
柱梁接合部5は圧着用PC鋼より線33により梁3と圧着されている。この構成とすることで、地震等の水平力に対して抵抗する建築構造物の架構1となる。
これにより、別途水平抵抗部材を設けなくてよいので、建物の平面計画の自由度が増す。
プレキャスト梁3と柱梁接合部5に、個別に圧着用PC鋼より線33のシース管34を設けて、圧着用PC鋼より線33を上記シース管34に挿入・緊張・定着し、シース管34および梁3と細径RC柱2の間の目地6をグラウトモルタルで充填する。
なお、細径RC柱2と細径RC柱2の間(最下層の柱脚にあっては接合部材との間)の目地6にもグラウトモルタルが充填されている。
本実施例では、圧着度合いを適宜定め、圧着部の離間モーメントと離間後剛性を調整している。
これにより、細径RC柱2の柱頭に生じる応力が、細径RC柱2に損傷が生じないよう制御される。
圧着度合いは、抵抗する水平力と柱の耐力の関係に応じて定める。
大きな水平力に抵抗させる場合には、圧着部の離間モーメントを大きくする必要がある。ただし、柱に作用する応力が柱の耐力を超えない範囲とするために、離間モーメントや離間後の剛性は、可能な限り小さくすることが求められる。
離間モーメントや離間後剛性は、圧着力、圧着位置、圧着部の梁せい等で調整することができる。
梁3は柱梁接合部5に圧着されているので、柱梁接合部5と梁3が離間して両者間に間隙が生じても、圧着用PC鋼より線33の緊張力により間隙は閉じる。
なお、細径RC柱2と梁3の圧着用PC鋼材は上記の例のようにPC鋼より線に限定されず、図示しないがPC鋼棒や異形鉄筋でもよい。
他の実施例
上記した実施例は、細径RC柱2の柱脚が半剛接合、柱頭が梁3と圧着された圧着構造50とされていたが、この他の実施例は、図3に部分的に拡大して示されるように、実施例とは逆に柱頭側が半剛接合4、柱脚が梁と圧着された圧着構造50とされている。
すなわち、細径RC柱2の柱頭が半剛接合4される一方、柱脚が梁3あるいは基礎梁7と圧着され、柱梁接合部5が柱通しで、細径RC柱2にはプレストレスが導入されている。
本実施例においても、細径RC柱2はプレキャストプレストレストコンクリート部材、梁3と基礎梁7はプレキャスト部材であり、また、細径RC柱2には高強度コンクリートを用いている点においては、上記した実施例と同様である。
これによれば、実施例と同様、細径RC柱の柱脚が柱通しで基礎梁と圧着されているので、水平力に対して抵抗する建築構造物の架構とすることができる。細径RC柱2の柱脚には梁3あるいは基礎梁7の圧着度合いに応じて曲げモーメントが生じるが、細径RC柱2にプレストレスを導入することにより、ひび割れ耐力および曲げ耐力を向上させて柱が損傷しにくい架構を構成することができる。
また、細径RC柱2に曲げモーメントが作用して一旦ひび割れが生じたとしても、細径RC柱2に導入されているプレストレスによってそのひび割れは閉じてひび割れは修復される。
さらに、梁3あるいは基礎梁7の軸方向に通る圧着用PC鋼より線の緊張力を変化させることにより、梁との圧着度合いを調整することができる。この圧着度合いの調整により、細径RC柱2に生じる応力を制御することができるので、細径RC柱2が損傷しにくい。さらにまた、梁3あるいは基礎梁7は細径RC柱2に圧着されているので、細径RC柱2と梁3あるいは基礎梁7が離間して間隙が生じても間隙は再び閉じられ、離間した状態が継続することはない。
他方、細径RC柱の柱頭の端面は半剛接合され、細径RC柱に生じる応力は低減されている。
この架構であれば、従来のように別途水平抵抗部材を設ける必要がないので、建物の平面計画の自由度が増す。
1 建築構造物の架構
2 細径RC柱
21 柱主筋(プレストレス導入用緊張材)
22 柱主筋用シース管
23 柱せん断補強筋
3 梁(架構形態により接合部材または圧着接合部材となる)
31 梁主筋
32 梁せん断補強筋
33 圧着用PC鋼より線
34 圧着用PC鋼より線のシース管
4 半剛接合(ピン接合)
41 接合筋
42 接合筋用シース管
43 接合部材
5 柱梁接合部
50 柱と梁の圧着構造
6 目地
7 基礎梁(架構形態により圧着接合部材または接合部材となる)

Claims (4)

  1. 細径RC柱にプレストレスが導入され、前記細径RC柱の一端と梁等の接合部材が半剛接合あるいはピン接合され、前記細径RC柱の他端と梁等の圧着接合部材の柱梁接合部が柱通しとなるように該圧着接合部材と圧着された架構を有する建築構造物。
  2. 前記細径RC柱は、柱の全主筋または一部の主筋が緊張材とされ、主筋、シース管内のグラウトモルタル、シース管およびコンクリートの間の付着力により、コンクリートにプレストレスが導入されたものであることを特徴とする請求項1に記載された建築構造物。
  3. 前記圧着接合部材はプレキャストコンクリート製であり、圧着用PC鋼材により前記細径RC柱と圧着することで、水平力に対して抵抗する架構とされ、圧着度合いを変化させることにより、圧着部の離間モーメントと離間後剛性を調整して、該細径RC柱に損傷が生じないよう前記細径RC柱の一端に生じる応力を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載された建築構造物。
  4. 前記半剛接合は、接合筋が前記細径RC柱断面略中央に埋設されて構成され、前記細径RC柱に生じる曲げモーメント応力が低減されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された建築構造物。
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