JP2015031077A - 太陽電池モジュール設置用架台 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造がシンプルで安価かつ容易に組み付けることができる上、強度が高い太陽電池モジュール設置用架台を提供する。【解決手段】架台1は、一対の前方支柱2,2が所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱2,2に跨がるように前列母屋材4が水平に設けられている。また、前方支柱よりも長尺な一対の後方支柱3,3が、各前方支柱2,2の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱3,3に跨がるように後列母屋材5が水平に設けられている。さらに、棒状で複数の垂木材6,6・・が、前列母屋材4と後列母屋材5とに懸架されて傾斜した状態で、前列母屋材4および後列母屋材5の長手方向に沿って所定の間隔で平行に設置されている。そして、前列母屋材4および後列母屋材5がH形鋼によって形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、扁平な直方体状に形成された複数の太陽電池モジュールを設置するための架台に関するものである。
近年、太陽電池を利用した太陽光発電が注目されているが、効率良く太陽光発電をするためには、多数の扁平な直方体状の太陽電池(太陽電池モジュール)を設置して太陽光に曝した状態で保持する架台が必要となる。そのような太陽電池モジュール設置用の架台として、特許文献1の如く、複数の支柱を相互に間隔を空けて地面に打ち込んで突設し、各支柱の上端に、太陽電池モジュールを設置するための縦桟である鋼材を傾斜させて接続させたものが知られている。
この太陽電池モジュール設置用架台においては、桟ブラケットによって、各支柱の上端部に、垂木材として機能する縦桟が傾斜状に接続されている。当該桟ブラケットは、水平に配置される矩形の主板の下側に一対の平行な側板を設け、主板の上側に一対の平行な支持板を設けた形状を有している。そして、その桟ブラケットの各側板を支柱の上端に固着させるとともに、桟ブラケットの各支持板を縦桟の側面(鉛直面)に当接させることによって、各支柱の上端部に、縦桟が傾斜状に固着(螺着)されている。
しかしながら、上記特許文献1の太陽電池モジュール設置用架台は、縦桟の側面に対して、桟ブラケットの支持板が回転し易いため、縦桟と支柱の上端との接続強度を十分なものとするためには、縦桟と支柱との接続点とは別の位置で、各支柱の胴部と各縦桟との間に跨がるように筋交い材(アーム)を懸架することが不可欠である。そのため、構造が複雑であり、製造コストが高い上、組み付けに手間が掛かる、という不具合がある。加えて、組み付けた後に、太陽電池モジュールを設置する際に、横桟や縦桟の位置を調整することができないため、横桟の長手方向に沿って穿設された太陽電池モジュール螺着用のボルト挿通孔の位置と太陽電池モジュールのボルト挿通孔の位置とが合わない、という事態が生じてしまう。
本発明の目的は、上記従来の太陽電池モジュール設置用架台が有する問題点を解消し、構造がシンプルで安価かつ容易に組み付けることができる上、強度が高い太陽電池モジュール設置用架台を提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明は、複数の矩形の太陽電池モジュールを傾斜状に並べて設置するための太陽電池モジュール設置用架台であって、一対の前方支柱が、所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱に跨がるように前列母屋材が水平に設けられているとともに、前記前方支柱よりも長尺な一対の後方支柱が、前記各前方支柱の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱に跨がるように後列母屋材が水平に設けられており、かつ、棒状で複数の垂木材が、前記前列母屋材と前記後列母屋材とに懸架されて傾斜した状態で、前列母屋材および後列母屋材の長手方向に沿って所定の間隔で平行に設置された構造を有しており、前記前列母屋材および前記後列母屋材がH形鋼によって形成されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記前方支柱および/または前記後方支柱の上端に、平板状の接合プレートが略水平に設けられており、その接合プレートの上に、平板状の設置プレートが、当接した状態で螺着されており、かつ、その設置プレートに、前列母屋材および/または後列母屋材が螺着されているとともに、前記接合プレートと前記設置プレートとの螺着位置が、所定の方向に調節可能になっており、かつ、前記前列母屋材および/または前記後列母屋材と設置プレートとの螺着位置が、前記所定の方向と直交する方向に調節可能になっていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、前記前方支柱および/または前記後方支柱が、円筒状の下側支柱と、その下側支柱の基端よりも大径の円筒状の遊嵌部を有する上側支柱とからなるものであることを特徴とするものである。
請求項1に記載の太陽電池モジュール設置用架台は、構造がシンプルで容易に組み付けることができる上、強度が高く、太陽光モジュールを長期間に亘って確実に保持することができる。さらに、前列母屋材および後列母屋材がH形鋼によって形成されているため、前方支柱同士あるいは後方支柱同士の間隔を大きくしても、前列母屋材あるいは後列母屋材が自重によって弛んだりしないので、横方向に長く構築する場合には、前方支柱および後方支柱の本数を減らして安価に構築することができる。加えて、支柱を長くして太陽電池モジュールの下に車輌を駐車させる車庫兼用タイプのものの構築にも適している。
請求項2に記載の太陽電池モジュール設置用架台は、接合プレートと設置プレートとの螺着位置、および、前列母屋材あるいは後列母屋材と設置プレートとの螺着位置を、一定の範囲(矩形の範囲)内で調整することができるので、垂木材、前列母屋材、後列母屋材等の構成部材と前方支柱あるいは後方支柱との固着位置(螺着位置や溶接位置)が合致しない事態や、構成部材同士の固着位置(螺着位置や溶接位置)が合致しない事態を回避して、施工を容易なものとすることができる。さらに、太陽電池モジュールの装着時に、構成部材のボルト挿通孔(太陽電池モジュール螺着用のボルト挿通孔)の位置と太陽電池モジュールのボルト挿通孔の位置とが合わなくなる事態も、容易に回避することができる。
請求項3に記載の太陽電池モジュール設置用架台は、円筒状の下側支柱を上側支柱の遊嵌部内へ“遊び”を持たせた状態で挿入することができるので、構成部材と前方支柱あるいは後方支柱との固着位置が合致しない事態、構成部材同士の固着位置が合致しない事態や、太陽電池モジュールの装着時における構成部材のボルト挿通孔の位置と太陽電池モジュールのボルト挿通孔の位置とが合致しない事態を、一層容易に回避することができる。加えて、外周面に防錆塗装を施した長尺な鋼管を所定の長さに切断することによって上側支柱の遊嵌部を用意することができるので、防錆効果を備えた架台を非常に安価にかつ容易に製造することが可能となる。
<太陽電池モジュール設置用架台の構造>
以下、本発明に係る太陽電池モジュール設置用架台(以下、単に架台という)の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜4は、架台(1ユニット)を示したものであり、架台1は、前方支柱2,2、後方支柱3,3、前列母屋材4、後列母屋材5、および、垂木材6,6・・等を組み付けることによって一体的に形成されている。なお、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上部(後述する上側支柱2a,3a)、前列母屋材4、後列母屋材5、垂木材6,6・・、および、それらを結合させるための部材は鋼鉄製であり、表面に防錆塗装が施されている。
以下、本発明に係る太陽電池モジュール設置用架台(以下、単に架台という)の一実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。図1〜4は、架台(1ユニット)を示したものであり、架台1は、前方支柱2,2、後方支柱3,3、前列母屋材4、後列母屋材5、および、垂木材6,6・・等を組み付けることによって一体的に形成されている。なお、前方支柱2,2および後方支柱3,3の上部(後述する上側支柱2a,3a)、前列母屋材4、後列母屋材5、垂木材6,6・・、および、それらを結合させるための部材は鋼鉄製であり、表面に防錆塗装が施されている。
図5は、後方支柱3を示したものであり、各後方支柱3,3は、下側支柱3aおよび上側支柱3bとから構成されている。下側支柱3aは、所定の外径・厚さ(約101.6mm、厚さ4.0mm)を有する円筒状の鋼管であり、約1,500mmの長さを有している。そして、下端際の外周には、外径約250mmの円形フランジ状の螺旋翼9が突設されており、外周を略一周捲回した状態になっている。当該螺旋翼9の片側の端部は、所定の角度(約23°)だけ上向きに傾斜するように折り曲げられており、対向する反対側の端部は、所定の角度(約10°)だけ下向きに傾斜するように折り曲げられている。
一方、上側支柱3bは、下側支柱3aと同一外径・厚さを有する長さ約2,700mmの円筒状の鋼管である管本体7の下端に、遊嵌部として機能する大径の筒状部材8を固着したものである。当該筒状部材8は、所定の外径・厚さ(約1,143mm、厚さ4.5mm)を有する円筒状の鋼管の外周に防錆塗装を施し、その塗装後の鋼管を所定の長さ(200mm)に切断したものである。かかる筒状部材8は、上端縁から約20mm下側の部分までを、下側支柱3aの外側に重ね合わせた状態で、上端縁を上側支柱3bの外周に溶接することによって(溶接部分Y)、上側支柱3bに固着されている。
また、後方支柱3の上端には、平板状の接合プレート10が上側支柱3bの軸心と直交するように溶接されている。さらに、その接合プレート10の上側には、平板状の設置プレート12が重ね合わされた状態で、螺着されている。図6(a)は、接合プレート10を示したものであり、接合プレート10は、厚さ9.0mmの鋼鉄板を裁断することによって、前後約220mm×左右約150mmの矩形に形成されており、四隅際には、直径約18.0mmの円形のボルト挿通孔11,11・・が穿設されている。当該接合プレート10は、中心を上側支柱3bの軸心に合致させた状態で、裏面と上側支柱3bの上端との接合部分を溶接することによって、上側支柱3bに固着されており、接合プレート10の板面と上側支柱3bの軸とが直交した状態になっている。
一方、図6(b)は、設置プレート12を示したものであり、設置プレート12は、厚さ9.0mmの鋼鉄板を裁断することによって、前後約250mm×左右約250mmの矩形に形成されており、前後幅が接合プレート10と同一で、左右幅が接合プレートより長くなっている。そして、前後の端縁際の左右には、それぞれ、ボルト挿通長孔13,13・・が穿設されている。それらのボルト挿通長孔13,13・・は、前後長さ×左右幅=17.0mm×51.0mmであり、左右の両端が直径17.0mmの半円弧状になっている。また、左右の端縁際の中央(前後における中央)付近には、それぞれ、一対のボルト挿通長孔14,14が穿設されている。それらのボルト挿通長孔14,14・・は、前後長さ×左右幅=17.0mm×51.0mmであり、左右の両端が直径17.0mmの半円弧状になっている。当該設置プレート12は、接合プレート10の上に、中心を合わせて前後左右の突出長さが同じになるように重ねると、設置プレート12の各ボルト挿通長孔13,13・・の中央に、それぞれ、接合プレート10のボルト挿通孔11,11・・が位置するようになっている。そして、それらのボルト挿通孔11,11・・の穿設部分と、ボルト挿通長孔13,13・・の穿設部分とが、ボルトBとナットNとによって螺着されている。
また、各前方支柱2,2は、下側支柱2aおよび上側支柱2bとから構成されている。そして、上側支柱2bの長さが、各後方支柱3,3の上側支柱3aと異なっており、約2,300mmになっている。それ以外の各前方支柱2,2の構造は、各後方支柱3,3と同様であり、上側支柱2bの上端には、接合プレート10と設置プレート12とが固着されている。
上記の如く構成された後方支柱3(あるいは前方支柱2)を、地盤中に立て込む際には、まず、地盤Gを所定の深さまで掘削し、その掘削部分の内部で、下側支柱3aを、上部が所定の長さだけ掘削面から露出した状態になるように打ち込む。そして、その下側支柱3aの上部に、筒状部材8を嵌め込むようにして、上側支柱3bを接続させ、筒状部材8の下端縁を下側支柱3aの基端の外周に溶接することによって、上側支柱3bを下側支柱3aに固着させる。しかる後、掘削部分を現状土で埋め戻す。そのような方法を採用することによって、上側支柱3bの筒状部材8より上側の部分のみを地表から露出させた状態で、地盤中に立て込む。なお、後方支柱3、前方支柱2とも、同様な方法によって立て込むが、前方支柱2,2を後方支柱3,3よりも南側に位置させる。
そのように立て込まれる後方支柱3(あるいは前方支柱2)においては、上側支柱3bの下端の筒状部材8の内周径の方が、下側支柱3aの外周径よりも大きいため、下側支柱3aの基端に筒状部材8を嵌め込んだ段階では、上側支柱3bが固定されず、若干傾動可能な状態となるが、架台1の組付作業時には、下側支柱3aの基端に筒状部材8を嵌め込んだ後に直ちに筒状部材8の下端縁を下側支柱3aの基端の外周に溶接したりせず、後述する他の構成部材の組付け作業が終了した後(あるいは、架台1の構成部材の組付けが終了してから太陽電池モジュールを装着した後)に、筒状部材8の下端縁を下側支柱3aの基端の外周に溶接する。そのように組付作業を進めることによって、作業中に、後方支柱3(あるいは前方支柱2)と他の構成部材(前列母屋材、後列母屋材、垂木材等)との螺着位置が合致しない事態や、構成部材同士の螺着位置が合致しない事態を回避して、組付作業を容易なものとすることが可能となる。加えて、後述する太陽電池モジュールの装着時に、構成部材のボルト挿通孔の位置と太陽電池モジュールのボルト挿通孔の位置とが合わなくなる事態も、高い精度で回避することができる。
そして、上記の如く立て込まれた後方支柱3,3を利用して、長尺な後列母屋材5が設置されており、上記の如く立て込まれた前方支柱2,2を利用して、長尺な前列母屋材4が設置されている。図7は、後列母屋材5(前列母屋材4)を示したものであり、後列母屋材5および前列母屋材4は、鋼板によって形成された同一形状の長尺な(長さ=約11,610mmの)H形鋼であり、上下のフランジ部分の厚み、幅が、それぞれ、7.0mm、75mmであり、ウェブ部分の厚み、幅が、それぞれ、5.0mm、150.0mmである。そして、表面には、防錆塗装が施されている。そして、左右の端縁際には、それぞれ、2個ずつ直径約18.0mmの円形のボルト挿通孔15,15・・が穿設されている。また、それらのボルト挿通孔15,15・・よりも内側の上側のフランジには、後述する係着部材16を螺着させるためのボルト挿通孔18,18が穿設されている。
後列母屋材5は、図8〜図10の如く、左右の端縁際(ボルト挿通孔15,15の穿設部分)を、それぞれ、後方支柱3,3の設置プレート12に載置させた状態で、ボルト挿通孔15,15の穿設部分と、設置プレート12のボルト挿通長孔14,14の穿設部分とを、ボルトBとナットNとで螺着することによって、後方支柱3,3に固定されている。それと同様に、前列母屋材4は、左右の端縁際を、それぞれ、前方支柱2,2の設置プレート12に載置させた状態で、ボルト挿通孔15,15の穿設部分と、設置プレート12のボルト挿通長孔14,14の穿設部分とを、ボルトBとナットNとで螺着することによって、前方支柱2,2に固定されている。
さらに、それらの後列母屋材5、前列母屋材4に、金属板をL字状に折り曲げ形成してなる係着部材16,16・・を利用して、6本の垂木材6,6・・が、それぞれ、所定の角度(約10°)で前下がりに傾斜した状態となるように螺着されている(図1、図3参照)。すなわち、係着部材16の水平板のボルト挿通孔の穿設部分を、後列母屋材5(あるいは前列母屋材4)のボルト挿通孔18,18の穿設部分と螺着するとともに、係着部材16の鉛直板のボルト挿通孔の穿設部分を、垂木材6の側面のボルト挿通孔の穿設部分と螺着することによって、後列母屋材5および前列母屋材4に、各垂木材6,6・・が固着されている。
それらの6本の垂木材6,6・・は、2本ずつ、上下の辺の突出側を向かい合わせて1つのセットになった状態で、前列母屋材4および後列母屋材5と直交するように固着されている。そして、1セットとなった垂木材6,6が、他のセットと所定の距離の距離を隔てた状態になっている。また、それらの各垂木材6,6・・には、長手方向に沿って等間隔で、太陽電池モジュールを固着させるための断面コ字状の設置補助部材17,17・・が螺着されている。それらの設置補助部材17,17・・には、太陽電池モジュールと螺着させるためのモジュール螺着用孔(図示せず)が穿設されている。なお、上記の如く組み付けられた架台1は、左右(前列母屋材4、後列母屋材5の長さ)×前後(垂木材6,6・・の長さ)=約11,610mm×約4,000mmになっており、前端の天井部の地表からの高さが約2,300mmになっている。
<架台1の使用方法>
上記の如く組み付けられた架台1(1ユニット)は、横方向に複数併設された状態で、図11の如く、垂木材6,6・・の上に扁平な矩形状の太陽電池モジュールM,M・・を設置して使用される。垂木材6,6・・への太陽電池モジュールM,M・・の設置は、垂木材6,6・・に設置された各設置補助部材17,17・・のモジュール螺着用孔(図示せず)の穿設部分と太陽電池モジュールM,M・・のボルト挿通孔(図示せず)の穿設部分とを、ボルトとナットとで螺着することによって行われる。上記の如く施工された架台1と太陽電池モジュールM,M・・とからなる太陽光発電設備は、太陽電池モジュールM,M・・が、所定の角度で前下がりに傾斜した状態(南側が下方に位置した状態)で設置されており、一年中効率良く発電することができる。また、前方支柱2,2同士の間隔および後方支柱3,3同士の間隔が広いため、車庫として利用することも可能である。
上記の如く組み付けられた架台1(1ユニット)は、横方向に複数併設された状態で、図11の如く、垂木材6,6・・の上に扁平な矩形状の太陽電池モジュールM,M・・を設置して使用される。垂木材6,6・・への太陽電池モジュールM,M・・の設置は、垂木材6,6・・に設置された各設置補助部材17,17・・のモジュール螺着用孔(図示せず)の穿設部分と太陽電池モジュールM,M・・のボルト挿通孔(図示せず)の穿設部分とを、ボルトとナットとで螺着することによって行われる。上記の如く施工された架台1と太陽電池モジュールM,M・・とからなる太陽光発電設備は、太陽電池モジュールM,M・・が、所定の角度で前下がりに傾斜した状態(南側が下方に位置した状態)で設置されており、一年中効率良く発電することができる。また、前方支柱2,2同士の間隔および後方支柱3,3同士の間隔が広いため、車庫として利用することも可能である。
<架台の効果>
架台1は、上記の如く、一対の前方支柱2,2が所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱2,2に跨がるように前列母屋材4が水平に設けられているとともに、前方支柱よりも長尺な一対の後方支柱3,3が、各前方支柱2,2の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱3,3に跨がるように後列母屋材5が水平に設けられており、かつ、棒状で複数の垂木材6,6・・が、前列母屋材4と後列母屋材5とに懸架されて傾斜した状態で、前列母屋材4および後列母屋材5の長手方向に沿って所定の間隔で平行に設置された構造を有しており、前列母屋材4および後列母屋材5がH形鋼によって形成されている。したがって、構造がシンプルで容易に組み付けることができる上、強度が高く、太陽光モジュールM,M・・を長期間に亘って確実に保持することができる。また、前列母屋材4および後列母屋材5がH形鋼によって形成されているため、前方支柱2,2同士あるいは後方支柱3,3同士の間隔を大きくしても、前列母屋材4あるいは後列母屋材5が自重によって弛んだりしないので、横方向に長く構築する場合には、前方支柱2,2・・および後方支柱3,3・・の本数を減らして安価に構築することができる上、車庫兼用タイプのものの構築にも適している。
架台1は、上記の如く、一対の前方支柱2,2が所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱2,2に跨がるように前列母屋材4が水平に設けられているとともに、前方支柱よりも長尺な一対の後方支柱3,3が、各前方支柱2,2の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱3,3に跨がるように後列母屋材5が水平に設けられており、かつ、棒状で複数の垂木材6,6・・が、前列母屋材4と後列母屋材5とに懸架されて傾斜した状態で、前列母屋材4および後列母屋材5の長手方向に沿って所定の間隔で平行に設置された構造を有しており、前列母屋材4および後列母屋材5がH形鋼によって形成されている。したがって、構造がシンプルで容易に組み付けることができる上、強度が高く、太陽光モジュールM,M・・を長期間に亘って確実に保持することができる。また、前列母屋材4および後列母屋材5がH形鋼によって形成されているため、前方支柱2,2同士あるいは後方支柱3,3同士の間隔を大きくしても、前列母屋材4あるいは後列母屋材5が自重によって弛んだりしないので、横方向に長く構築する場合には、前方支柱2,2・・および後方支柱3,3・・の本数を減らして安価に構築することができる上、車庫兼用タイプのものの構築にも適している。
また、架台1は、前方支柱2,2、後方支柱3,3の上端に、平板状の接合プレート10が略水平に設けられており、その接合プレート10の上に、平板状の設置プレート12が、当接した状態で螺着されており、かつ、その設置プレート12に、前列母屋材4、後列母屋材5が螺着されているとともに、接合プレート10と設置プレート12との螺着位置が、左右方向に調節可能になっており、かつ、前列母屋材4、後列母屋材5と設置プレート12との螺着位置が、前後方向に調節可能になっている。したがって、架台1は、接合プレート10と設置プレート12との螺着位置、および、前列母屋材4あるいは後列母屋材5と設置プレート12との螺着位置を、一定の範囲(ボルト挿通長孔13の“遊び”×ボルト挿通長孔14の“遊び”)内で調整することができるので、垂木材6,6・・、前列母屋材4、後列母屋材5等の構成部材と前方支柱2,2あるいは後方支柱3,3との螺着位置が合致しない事態や、構成部材同士の螺着位置が合致しない事態を回避して、施工を容易なものとすることができる。さらに、太陽電池モジュールM,M・・の装着時に、構成部材(設置補助部材17,17・・)のボルト挿通孔(太陽電池モジュール螺着用のボルト挿通孔)の位置と太陽電池モジュールM,M・・のボルト挿通孔の位置とが合わなくなる事態も、容易に回避することができる。
さらに、架台1は、前方支柱2,2および後方支柱3,3が、円筒状の下側支柱2a(3a)と、その下側支柱2a(3a)の基端よりも大径の円筒状の遊嵌部(筒状部材8)を有する上側支柱2b(3b)とからなるものであるため、下側支柱2a(3a)を上側支柱2b(3b)の筒状部材8内へ“遊び”を持たせた状態で挿入することができるので、構成部材(垂木材6,6・・、前列母屋材4、後列母屋材5等)と前方支柱2あるいは後方支柱3との固着位置が合致しない事態、構成部材同士の固着位置が合致しない事態や、太陽電池モジュールM,M・・の装着時における構成部材(設置補助部材17,17・・)のボルト挿通孔の位置と太陽電池モジュールM,M・・のボルト挿通孔の位置とが合致しない事態を、一層容易に回避することができる。加えて、外周面に防錆塗装を施した長尺な鋼管を所定の長さに切断することによって上側支柱2a(3a)の筒状部材8を用意することができるので、防錆効果を備えた架台を非常に安価にかつ容易に製造することが可能となる。
<架台の変更例>
本発明に係る架台の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、前方支柱、後方支柱、前列母屋材、後列母屋材、垂木材、接合プレート、設置プレート等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
本発明に係る架台の構成は、上記した各実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、前方支柱、後方支柱、前列母屋材、後列母屋材、垂木材、接合プレート、設置プレート等の構成を、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更できる。
たとえば、前方支柱や後方支柱は、上記実施形態の如く、円筒状の上側支柱と下側支柱とからなるものに限定されず、単一の円筒状の鋼管、角パイプ、I形鋼、H形鋼等に変更することも可能である。加えて、前方支柱や後方支柱を、上記実施形態の如く、遊嵌部を有する上側支柱と下側支柱との2つの支柱からなるものとする場合には、遊嵌部は、単純な円筒状体に限定されず、下端に逆V字状等の切り込みを設けたものとすることも可能である。かかる構成を採用した場合には、作業現場における上側支柱の下側支柱への接続作業がより容易なものとなる上、切り込み部分を下側支柱と溶接することによって、遊嵌部と下側支柱との固着強度を高めることができる、というメリットがある。
また、“接合プレートと設置プレートとの螺着位置、および、前列・後列母屋材と設置プレートとの螺着位置を互いに直交する方向に調節可能とする方法”は、上記実施形態の如く、“設置プレートに、接合プレートと螺着するためのボルト挿通長孔を左右方向に長く設けるとともに、母屋材と螺着するためのボルト挿通長孔を前後方向に長く設ける方法”に限定されず、“接合プレートに、設置プレートと螺着するためのボルト挿通長孔を左右方向(あるいは前後方向)に長く設けるとともに、設置プレートに、母屋材と螺着するためのボルト挿通長孔を前後方向(あるいは左右方向)に長く設ける方法”等に変更することも可能である。加えて、“接合プレートと設置プレートとを螺着するためにそれらのプレートに設けるボルト挿通孔(あるいはボルト挿通長孔)の個数は、上記実施形態の如く、4個に限定されず、必要に応じて、3個以下あるいは5個以上に変更することも可能である。
図12(a),(b)は、そのような接合プレートおよび設置プレートの変更例を示したものであり、接合プレート10’は、厚さ9.0mmの鋼鉄板を裁断することによって、前後約220mm×左右約150mmの矩形に形成されている。そして、上側支柱3b(あるいは上側支柱2b)の前後(前後の端縁から約26mm内側の部分)で左右方向の中心には、それぞれ、ボルト挿通長孔21,21が穿設されている。それらのボルト挿通長孔21,21は、前後幅×左右長さ=18.0mm×40.0mmであり、左右の両端が直径18.0mmの半円弧状になっている。なお、接合プレート10’の中心には、水抜き孔22が穿設されている。
一方、設置プレート12’は、厚さ9.0mmの鋼鉄板を裁断することによって、前後約250mm×左右約250mmの矩形に形成されている。そして、左右の中心における前側および後側(前後の端縁から約26mm内側の部分)には、それぞれ、ボルト挿通長孔23,23が穿設されている。それらのボルト挿通長孔23,23は、前後長さ×左右幅=40.0mm×18.0mmであり、前後の両端が直径18.0mmの半円弧状になっている。また、左右の端縁際の中央(前後における中央)付近には、それぞれ、直径18.0mmの一対のボルト挿通長孔24,24が穿設されている。当該設置プレート12’は、接合プレート10’の上に、中心を合わせて前後左右の突出長さが同じになるように重ねると、接合プレート10’の各ボルト挿通長孔21,21の上に、それぞれ、設置プレート12’のボルト挿通長孔23,23が十文字状に重なるようになっている。接合プレートおよび設置プレートを上記の如く構成した場合には、ボルトとナットの個数およびボルト挿通長孔の穿設個数を削減することができ、架台をより安価に構築することが可能となる。
一方、垂木材も、上記実施形態の如く、軽みぞ形鋼に限定されず、軽みぞ形鋼の各辺の端縁を内向きに(向かい合わせに)折り返した通常のC形綱、角パイプ、I形鋼、H形鋼等に変更することが可能である。
また、本発明に係る架台は、上記実施形態の如く、各垂木材を前下がりに10°傾斜するように設けたものに限定されず、垂木材の傾斜角度を適宜変更することができる。さらに、架台(1ユニット)は、上記実施形態の如く、14本(7セット)の垂木材を設置したものに限定されず、必要に応じて垂木材の本数を変更することができる。また、架台は、上記実施形態の如く、すべての構成部材を鋼鉄によって形成したものに限定されず、構成部材の一部を鋳鉄やプラスチック等の別の材料で形成したものに変更することも可能である。加えて、架台は、上記実施形態の如く、前列母屋材を支える支柱(前方支柱)の本数と後列母屋材を支える支柱(後方支柱)の本数とが同数であるものに限定されず、前後の支柱の本数が異なるものでも良い。
本発明に係る型架台は、上記の如く優れた効果を奏するものであるので、太陽電池モジュール設置用の装置、部材として好適に用いることができる。
1・・架台
2・・前方支柱
3・・後方支柱
4・・前列母屋材
5・・後列母屋材
6・・垂木材
10・・接合プレート
12・・設置プレート
M・・太陽電池モジュール
2・・前方支柱
3・・後方支柱
4・・前列母屋材
5・・後列母屋材
6・・垂木材
10・・接合プレート
12・・設置プレート
M・・太陽電池モジュール
Claims (3)
- 複数の矩形の太陽電池モジュールを傾斜状に並べて設置するための太陽電池モジュール設置用架台であって、
一対の前方支柱が、所定の間隔を隔てて立設されており、それらの前方支柱に跨がるように前列母屋材が水平に設けられているとともに、
前記前方支柱よりも長尺な一対の後方支柱が、前記各前方支柱の後方に所定の間隔を隔てて立設されており、それらの後方支柱に跨がるように後列母屋材が水平に設けられており、かつ、
棒状で複数の垂木材が、前記前列母屋材と前記後列母屋材とに懸架されて傾斜した状態で、前列母屋材および後列母屋材の長手方向に沿って所定の間隔で平行に設置された構造を有しており、
前記前列母屋材および前記後列母屋材がH形鋼によって形成されていることを特徴とする太陽電池モジュール設置用架台。 - 前記前方支柱および/または前記後方支柱の上端に、平板状の接合プレートが略水平に設けられており、その接合プレートの上に、平板状の設置プレートが、当接した状態で螺着されており、かつ、その設置プレートに、前列母屋材および/または後列母屋材が螺着されているとともに、
前記接合プレートと前記設置プレートとの螺着位置が、所定の方向に調節可能になっており、かつ、前記前列母屋材および/または前記後列母屋材と設置プレートとの螺着位置が、前記所定の方向と直交する方向に調節可能になっていることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール設置用架台。 - 前記前方支柱および/または前記後方支柱が、円筒状の下側支柱と、その下側支柱の基端よりも大径の円筒状の遊嵌部を有する上側支柱とからなるものであることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載の太陽電池モジュール設置用架台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013161881A JP2015031077A (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 太陽電池モジュール設置用架台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013161881A JP2015031077A (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 太陽電池モジュール設置用架台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015031077A true JP2015031077A (ja) | 2015-02-16 |
Family
ID=52516634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013161881A Pending JP2015031077A (ja) | 2013-08-02 | 2013-08-02 | 太陽電池モジュール設置用架台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015031077A (ja) |
-
2013
- 2013-08-02 JP JP2013161881A patent/JP2015031077A/ja active Pending
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