JP2015030408A - シートベルト装置 - Google Patents

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正太郎 大舘
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Abstract

【課題】車両のドアが開いた後にそのドアが閉じるまでの間に運転者等の乗員がウエビング又はタングプレートを保持し易いシートベルト装置を提供する。【解決手段】シートベルト装置10は、ウエビングリール、電動モータ31、クラッチ部材、ベルトリーチャ17、ドア開閉検出部29及びモータ制御部28を備える。ドアの閉状態から開状態への変化が検出される時、モータ制御部28は、ベルトリーチャ17が格納位置に配置されるように電動モータ31を制御する。その後、ドアの開状態から閉状態への変化が検出されることと無関係に、所定時間が経過する時、モータ制御部28は、格納位置から前傾位置までの途中である所定位置まで車両の前方にベルトリーチャ17を回転させ、且つ所定位置でベルトリーチャ17が留まるように電動モータ31を制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば車両のドアが開く後に所定時間が経過する時にウエビングの一部と一緒に前方向に倒れるように回転可能なベルトリーチャを備えるシートベルト装置等に関する。
例えば特許文献1の図1(a)は、ベルトリーチャ170を備えるシートベルト装置100を開示している。また、特許文献1の段落[0049],[0057]の記載及び図11の内容によれば、車両のドアが開く時にリトラクタ120は正転駆動し、ウエビング110が巻き取られてベルトリーチャ170は格納位置で直立する。一方、特許文献1の段落[0054],[0055]の記載及び図5(b),図6(b),図11の内容によれば、車両のドアが閉じる時にリトラクタ120は反転駆動し、リターンスプリング182がベルトリーチャ170を前方向に付勢して、ベルトリーチャ170はシート150の位置に応じて第1ストッパ200又は第2ストッパ210によって前傾姿勢で留まる。
このように、特許文献1のベルトリーチャ170は、車両のドアが開く時に格納位置に移動するので、例えば運転者が車両に乗り込む時にベルトリーチャ170が邪魔にならない。一方、ベルトリーチャ170は、車両のドアが閉じる時に前方向に倒れるので、運転者は、ウエビング110又はタングプレート140を保持し易く、従って、タングプレート140をバックル160に挿入又は固定し易い。
しかしながら、車両のドアが開いた後に、車両のドアが閉じない限り、特許文献1のベルトリーチャ170は、格納位置に留まってしまう。従って、車両のドアが閉じる前に運転者がウエビング110を装着する時に、ウエビング110又はタングプレート140を保持し難くなってしまう。
特開2011−84081号公報
本発明の1つの目的は、車両のドアが開いた後にそのドアが閉じるまでの間に運転者等の乗員がウエビング又はタングプレートを保持し易いシートベルト装置を提供することである。本発明の他の目的は、以下に例示する態様及び最良の実施形態、並びに添付の図面を参照することによって、当業者に明らかになるであろう。
以下に、本発明の概要を容易に理解するために、本発明に従う態様を例示する。
第1の態様において、シートベルト装置は、
ウエビングを巻き取り可能なウエビングリールと、
前記ウエビングリールに伝達機構を介して連結される電動モータと、
付勢部材により車両の前方に前傾位置に回転可能であり、且つ前記ウエビングの巻き取りにより前記車両の後方に格納位置に回転可能なベルトリーチャと、
前記車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出部と、
前記電動モータを制御するモータ制御部と、
を備え、
前記ドアの閉状態から開状態への変化が前記ドア開閉検出部によって検出される時、前記モータ制御部は、前記ベルトリーチャが前記格納位置に配置されるように前記電動モータを制御し、
その後、前記ドアの前記開状態から前記閉状態への変化が前記ドア開閉検出部によって検出されることと無関係に、所定時間が経過する時、前記モータ制御部は、前記格納位置から前記前傾位置までの途中である所定位置まで前記車両の前記前方に前記ベルトリーチャを回転させ、且つ前記所定位置で前記ベルトリーチャが留まるように前記電動モータを制御する。
第1の態様では、車両のドアが開いた後に、車両のドアが閉じない時に、ベルトリーチャは、格納位置から車両の前方に回転可能である。具体的には、ベルトリーチャが格納位置に配置された後に、所定時間が経過する時に、ベルトリーチャは、格納位置から前傾位置までの途中である所定位置に向かって回転し始める。ベルトリーチャが前方向に倒れるので、例えば車両のドアが閉じる前に車両に乗り込んだ運転者等の乗員は、ウエビング又はタングプレートを保持し易い。もちろん、車両のドアが開いた後に、車両のドアが閉じ、且つ所定時間が経過する時に、ベルトリーチャは、格納位置から車両の前方に回転可能である。
また、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過するまでの間、ベルトリーチャは、格納位置に配置されているので、所定時間が経過する前に例えば運転者が車両に乗り込む時に、ベルトリーチャは、その乗り込みを邪魔しない。
なお、例えば運転者が車両から降りる前にその車両のドアを開け、ベルトリーチャが格納位置に配置された後に、運転者が車両から降りることを止める時に、ベルトリーチャは、格納位置から車両の前方に回転可能であってもよい。言い換えれば、運転者が車両から降りる前にその車両のドアを開けた後に、所定時間が経過する時に、ベルトリーチャは、格納位置から前傾位置までの途中である所定位置に向かって回転し始めてもよい。このように、例えば運転者が車両から降りることを止める時に、運転者は、ウエビング又はタングプレートを保持し易い。
また、所定時間が経過するまでの間、ベルトリーチャは、格納位置に配置されているので、所定時間が経過する前に例えば運転者が車両から実際に降りる時に、ベルトリーチャは、その運転者の行動を邪魔しない。
第1の態様に従属する第2の態様において、
前記ドアの前記閉状態から前記開状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出された後、前記所定時間が経過するまでの間、前記モータ制御部は、前記格納位置に前記ベルトリーチャが留まるように前記電動モータを制御してもよい。
伝達機構の例えばギア比が低く設定される時に、ベルトリーチャが格納位置に留まるように、電動モータを制御する必要がある。第2の態様では、電動モータを制御するので、ベルトリーチャは、ドアの閉状態から開状態への変化が検出された後、所定時間が経過するまでの間、格納位置に留まることができる。これにより、ベルトリーチャは、その所定時間中の例えば運転者の行動(例えば乗り込み)を邪魔しない。
代替的に、伝達機構の例えばギア比が低く設定される時に、ベルトリーチャが格納位置に留まるように、電動モータを制御する必要がない。このような状況において、例えば運転者が車両に乗り込む時にその運転者の例えば手がベルトリーチャに触れ、これにより、ベルトリーチャが前方向に回転することがある。第2の態様では、ベルトリーチャが格納位置に留まるように電動モータが制御されるので、ベルトリーチャは、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過するまでの間、運転者の例えば乗り込みをより確実に邪魔しない。
第2の態様に従属する第3の態様において、
前記ドアの前記閉状態から前記開状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出された後、前記所定時間が経過した時点で、前記モータ制御部は、前記電動モータを停止してもよい。
ベルトリーチャが格納位置に留まるように、電動モータを制御する必要がある時に、第3の態様では、所定時間が経過した時点で、電動モータが停止する。これにより、ベルトリーチャは、格納位置から車両の前方に回転することができる。
第1の態様に従属する第4の態様において、シートベルト装置は、
前記電動モータ及び前記ウエビングリールを接状態に保つ接位置又は前記電動モータ及び前記ウエビングリールを断状態に保つ断位置に移動可能なクラッチ部材を
さらに備えてもよく、
前記ドアの前記閉状態から前記開状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出された後、前記所定時間が経過した時点で、前記モータ制御部は、前記クラッチ部材が前記接位置から前記断位置に移動するように前記電動モータを制御してもよい。
第4の態様では、シートベルト装置は、クラッチ部材を備え、ドアの閉状態から開状態への変化が検出された後、所定時間が経過した時点で、クラッチ部材が接位置から断位置に移動する。所定時間が経過するまでの間、クラッチ部材が接位置にあるので、ベルトリーチャは、格納位置に留まることができる。その後、クラッチ部材が接位置から断位置に移動するので、ベルトリーチャは、格納位置から車両の前方に回転することができる。
第4の態様に従属する第5の態様において、シートベルト装置は、
前記ウエビングリールからの前記ウエビングの引き出し量を検出する引き出し量検出部を
さらに備えてもよく、
前記引き出し量が所定量に到達した時点で、前記モータ制御部は、前記電動モータを停止してもよい。
第5の態様では、シートベルト装置は、引き出し量検出部を備え、ウエビングの引き出し量が所定量に到達した時点で、電動モータが停止する。これにより、シートベルト装置は、ベルトリーチャが格納位置から車両の前方に回転した後に留まる所定位置を制御することができる。
第5の態様に従属する第6の態様において、
前記電動モータが停止した時点で、前記モータ制御部は、前記クラッチ部材が前記断位置から前記接位置に移動するように前記電動モータを制御してもよい。
第6の態様では、電動モータが停止した時点で、即ち、ウエビングの引き出し量が所定量に到達した時点で、クラッチ部材は、断位置から接位置に移動する。これにより、シートベルト装置は、ベルトリーチャが格納位置から車両の前方に回転した後に留まる所定位置をより正確に設定することができる。
第1乃至第6の何れ1つの態様に従属する第7の態様おいて、
前記ドアの前記開状態から前記閉状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出される時、前記モータ制御部は、前記所定位置で留まる前記ベルトリーチャが前記車両の前記前方に前記前傾位置まで回転するように前記電動モータを制御してもよい。
第7の態様では、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過し、且つ車両のドアが閉じる時に、ベルトリーチャは、所定位置から前傾位置まで前方向に回転することができる。例えば車両のドアが閉じた後に例えば運転者等の乗員がウエビングを装着する時に、乗員は、ウエビング又はタングプレートを保持し易い。
当業者は、例示した本発明に従う態様が、本発明の精神を逸脱することなく、さらに変更され得ることを容易に理解できるであろう。
本発明に従うシートベルト装置の構成例を示す。 図1のベルトリーチャの格納位置の説明図を示す。 図1のベルトリーチャの格納位置から前傾位置までの途中である所定位置の説明図を示す。 図1のベルトリーチャの格納位置、所定位置及び前傾位置の説明図を示す。 図1のベルトリーチャを保持する保持機構の構成例を示す。 図6(A)は、図1のベルトリーチャの配置位置の変化例を示し、図6(B)は、図6(A)の配置位置に対応する保持機構のピンの配置位置の説明図を示し、図6(C)は、保持機構の保持力の説明図を示す。 図1の巻取装置の分解斜視図を示す。 図7のモータ駆動機構の説明図を示す。 図7のクラッチ機構の接状態の説明図を示す。 図7のクラッチ機構の断状態の説明図を示す。 図1の制御装置の動作例を表すフローチャートを示す。 本発明に従うシートベルト装置の他の構成例を示す。 図12の制御装置の動作例を表すフローチャートを示す。
以下に説明する最良の実施形態は、本発明を容易に理解するために用いられている。従って、当業者は、本発明が、以下に説明される実施形態によって不当に限定されないことを留意すべきである。
図1は、本発明に従うシートベルト装置の構成例を示す。図1(斜視図及びブロック図)において、車両のシートベルト装置10は、例えば車体11に設けられる巻取装置14(リトラクタ)と、巻取装置14に巻回されるウエビング16と、ウエビング16に挿通されたタングプレート23と、タングプレート23に係合するバックル24と、ウエビング16の巻き取りを制御する制御装置20とを備えることができる。但し、シートベルト装置10は、巻取装置14、ウエビング16、タングプレート23、バックル24、制御装置20等の構成要素をすべて備えなくてもよく、或いは、これらの構成要素の各々の一部を備えてもよく、加えて、以下に説明する他の構成要素も備えることができる。言い換えれば、図1は、例示的な実施形態を示しているに過ぎず、本発明の少なくとも1つの目的に応じて、シートベルト装置10の少なくとも1つの構成要素を選択又は決定することができる。
図1において、巻取装置14は、車体11の例えばBピラー等のピラー12の下部12aに設けられている。この巻取装置14は、ウエビング16を巻き取る(引き込む)機構として、例えばモータ駆動機構35を備えることができる。ウエビング16の一端部側16aは、巻取装置14のウエビングリール15に巻回される一方、巻取装置14から引き出されたウエビング16の他端部側16bは、ベルトリーチャ17に固定され、且つベルトリーチャ17を介して例えば車体11の床面に設けられる。なお、ウエビング16は、ピラー12の上部に設けられるスルーアンカ13によって折り曲げられている。
図1において、タングプレート23は、ウエビング16に移動自在に挿通され、バックル24に着脱自在に係合する部材である。バックル24も、例えば車体11の床面に設けられる。このバックル24は、例えばタングプレート23を係合する係合部(図示せず)を内蔵することができ、この係合部とタングプレート23との間のロックを解除するロック解除ボタン(図示せず)を備えることができる。バックル24のロック解除ボタンを運転者等の乗員が押圧することにより、係合部とタングプレート23との間のロックが解除される。
図1において、シートベルト装着検出部27は、例えばバックルスイッチで構成され、バックルスイッチは、例えばバックル24又は係合部に設けられる。バックルスイッチ等のシートベルト装着検出部27は、バックル24(係合部)とタングプレート23との間のロックの有無、即ち、乗員がウエビング16又はシートベルトを装着しているか否かを検出する。乗員がシートベルトを装着してタングプレート23がバックル24に固定される時にバックルスイッチが例えばONされ、シートベルト装着検出部27での検出結果を表す信号は、制御装置20に入力又は伝達される。
図1において、制御装置20は、シートベルト装着検出部27からの信号及びドア開閉検出部29からの信号を入力するモータ制御部28を有する。モータ制御部28は、これらの信号に基づいて制御信号をモータ駆動部32に出力することができる一方、モータ駆動部32は、この制御信号に基づいて巻取装置14の電動モータ31を駆動する駆動信号を生成することができる。なお、例えばドアスイッチで構成されるドア開閉検出部29は、車両のドア(図示せず)の開閉を検出し、例えば運転者が車両側のドアを閉める時にドアスイッチが例えばONされ、ドア開閉検出部29での検出結果を表す信号は、制御装置20又はモータ制御部28に入力される。
図1において、制御装置20は、例えば張力検出部26を更に有することができ、張力検出部26は、ウエビング16の張力を求めることができる。張力検出部26での検出結果を表す信号は、モータ制御部28に入力され、モータ制御部28は、張力検出部26からの信号も考慮して、制御信号を生成することができる。ここで、張力検出部26は、例えば電流センサで構成され、電流センサは、電動モータ31を駆動してウエビング16が巻き取られている時の駆動電流を検出することができる。
図1において、ウエビング16の他端を収納するベルトリーチャ17は、シート19と例えばピラー12、ドア(図示せず)等の車体11側との間に配置され、シート19を介してバックル24の反対側に位置し、ブラケット18を介して例えば車体11の床面に設けられる。ベルトリーチャ17は、付勢部材17sを有し、例えばバネで構成される付勢部材17sの付勢力によって、ブラケット18に対して回転軸17cで回転可能であるベルトリーチャ17は、車両の前方又は前進方向に倒れ得る。図1において、ベルトリーチャ17は、ストッパ21と接触し、例えばシート19に設けられるストッパ21によって前傾姿勢で留まる。
図2は、図1のベルトリーチャ17の格納位置の説明図を示す。図1において、ベルトリーチャ17は、前傾姿勢で留まっているが、ウエビング16の巻き取りによって、ベルトリーチャ17は、車両の後方又は後進方向に格納位置まで回転軸17cで回転可能である。ベルトリーチャ17が格納位置に近づく程、付勢部材17sに蓄えられる付勢力は、大きくなる。しかしながら、後述するように、クラッチ部材65は、ウエビング16の巻き取りによって、電動モータ31及びウエビングリール15を接状態に保つ接位置に移動して、クラッチ部材65が伝達機構44に係止するので、ベルトリーチャ17は、車両の前方に倒れないで、ほぼ直立する(図2参照)。言い換えれば、伝達機構44に対するクラッチ部材65の係止が解除され、図1で示されるように、ベルトリーチャ17が車両の前方に倒れる。クラッチ部材65の動作は、図7〜図10を用いて後述する。但し、シートベルト装置10は、クラッチ部材65を備えなくてもよい。また、モータ制御部28の動作は、図11を用いて後述する。
図3は、図1のベルトリーチャ17の格納位置から前傾位置までの途中である所定位置の説明図を示す。図2及び図1において、ベルトリーチャ17は、それぞれ、格納位置及び前傾姿勢に配置されているが、電動モータ31の制御によって、ベルトリーチャ17は、格納位置から所定位置まで車両の前方に回転し、その後、所定位置で留まることができる(図3参照)。特に、車両のドアの閉状態から開状態への変化がドア開閉検出部29によって検出される時、モータ制御部28は、ベルトリーチャ17が格納位置に配置されるように電動モータ31を制御し、その後、車両のドアの開状態から閉状態への変化がドア開閉検出部29によって検出されることと無関係に、所定時間が経過する時、モータ制御部28は、格納位置から前傾位置までの途中である所定位置まで車両の前方にベルトリーチャ17を回転させ、且つ所定位置でベルトリーチャ17が留まるように電動モータ31を制御することができる。
従って、車両のドアが開いた後に、車両のドアが閉じない時に、ベルトリーチャ17は、格納位置から車両の前方に回転可能である。具体的には、ベルトリーチャ17が格納位置に配置された後に、所定時間が経過する時に、ベルトリーチャ17は、格納位置から前傾位置までの途中である所定位置に向かって回転し始める。ベルトリーチャ17が前方向に倒れて所定位置(図3参照)に留まるので、例えば車両のドアが閉じる前に車両に乗り込んだ乗員は、ウエビング16又はタングプレート23を保持し易い。また、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過するまでの間、ベルトリーチャ17は、格納位置(図2参照)に配置されているので、所定時間が経過する前に例えば乗員が車両に乗り込む時に、ベルトリーチャ17は、その乗り込みを邪魔しない。
もちろん、ベルトリーチャ17が所定位置(図3照)に配置されている状態で例えば乗員が車両に乗り込む時に、即ち、所定時間が経過した後に例えば乗員が車両に乗り込む時に、ベルトリーチャ17は、その乗り込みを邪魔し難い。
図4は、図1のベルトリーチャの格納位置(図2)、所定位置(図3)及び前傾位置(図1)の説明図を示す。図4(又は側面図)中に実線で示されるように、ベルトリーチャ17は、前傾姿勢又は前傾位置に配置される。仮に、ベルトリーチャ17が前傾位置に配置されている状態で例えば乗員が車両に乗り込む時に、ベルトリーチャ17は、その乗り込みを邪魔してしまう。一方、例えば乗員がシート19に座る状態でベルトリーチャ17が前傾位置に配置されている時に、乗員は、ウエビング16又はタングプレート23を保持し易い。
図4中に二点鎖線で示されるように、ウエビング16の巻き取りによって、前傾位置に留まるベルトリーチャ17は、車両の後方又は後進方向に格納位置に配置される。乗員が車両に乗り込む時にベルトリーチャ17がその乗り込みを邪魔しない又は邪魔に難いように、格納位置は、設定または設計されている。但し、例えば乗員がシート19に座る状態でベルトリーチャ17が格納位置に配置されている時に、乗員は、ウエビング16又はタングプレート23を保持し難い。例えば、図4のベルトリーチャ17が図4のシート19のシートバックに寄り添うように、言い換えれば、図4のベルトリーチャ17の長手方向が例えばシートバックの長手方向に平行であるように、図4の格納位置は、設定または設計されている。なお、図2の格納位置は、図4の格納位置よりも、少し前傾しているが、ベルトリーチャ17の格納位置は、図4の格納位置よりも、少し後傾してもよい。
図4中に一点鎖線で示されるように、電動モータ31の制御によって、格納位置に留まるベルトリーチャ17は、車両の前方又は前進方向に所定位置に配置される。ベルトリーチャ17の所定位置は、格納位置よりも、少し前傾しているので、乗員は、ウエビング16又はタングプレート23を保持し易い。
図5は、図1のベルトリーチャ17を保持する保持機構の構成例を示す。図1に示されるように、ベルトリーチャ17は、ブラケット18を介して車体11に取り付けられ、且つ回転軸17cで回転可能である。図1のシートベルト装置10は、格納位置に配置されるベルトリーチャ17を保持可能な保持機構を備えることができる。もちろん、シートベルト装置10は、保持機構を備えなくてもよい。
図5において、ベルトリーチャ17の本体17bとブラケット18との間に、保持機構18i,22p,22,22sが設けられ、ベルトリーチャ17の回転に応じてピン22pも回転する(図6(B)参照)。ブラケット18の内面18iに接するピン22pは、回転部22に設けられ、回転部22と本体17bとの間に、バネ22sが設けられている。バネ22sに蓄えられる力がピン22pを介してブラケット18の内面18iに伝わる時に、保持機構18i,22p,22,22sの保持力が発生する。
図6(A)は、図1のベルトリーチャ17の配置位置の変化例を示し、図4(B)は、図6(A)の配置位置に対応する保持機構のピン22pの配置位置の説明図を示し、図6(C)は、保持機構の保持力の説明図を示す。図6(A)の符号P1で示されるように、ベルトリーチャ17がストッパ21と接する時に、ベルトリーチャ17の配置位置は、前傾位置であり、且つベルトリーチャ17の回転量又は回転角は、ゼロ[degree]である。言い換えれば、ベルトリーチャ17は、前傾位置(P1)から車両の後方(P2,P3)に回転可能である。なお、図6(A)の符号P2及びP3で示されるように、ベルトリーチャ17が所定位置(P2)及び格納位置(P3)に配置される時のベルトリーチャ17の回転角は、それぞれ、例えば30[degree]及び例えば40[degree]である。
格納位置(P3)から前傾位置(P1)までの途中である所定位置(P2)は、前傾位置(P1)を基準として例えば30[degree]の回転角だけ離れている。即ち、所定位置(P2)は、格納位置(P3)を基準として例えば10[degree]の回転角だけ離れている。格納位置(P3)から前傾位置(P1)までの回転角(全体回転角)が例えば40[degree]であるので、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)から少し前傾する時の所定位置(P2)は、全体回転角のうちの例えば10[degree]/40[degree]=1/4に設置されている。このように、好ましくは、所定位置(P2)は、格納位置(P3)から前傾位置(P1)までの回転角のうちの例えば1/4から例えば1/3までの範囲に設定される。これにより、乗員は、ウエビング16又はタングプレート23を保持し易い。
ウエビング16が電動モータ31によって巻き取られる時に、ベルトリーチャ17の配置位置は、前傾位置(P1)から格納位置(P3)に変化する。ベルトリーチャ17の回転に応じて保持機構18i,22p,22,22sのピン22pも回転し、ピン22pの配置位置は、ベルトリーチャ17の前傾位置(P1)に対応する位置から、ベルトリーチャ17の格納位置(P3)に対応する位置に変化する(図6(B)参照)。また、ベルトリーチャ17の配置位置が前傾位置(P1)である時に、保持機構18i,22p,22,22sのバネ22sに蓄えられる力は、例えばゼロに設定され、従って、保持機構18i,22p,22,22sの保持力もゼロである。
ベルトリーチャ17が前傾位置(P1)から車両の後方に回転する時に、図6(C)又は上面図において、ピン22pは、右から左に移動する。ピン22pが格納位置(P3)に対応する位置である時に、ピン22pがブラケット18の内面18iによって押され、回転部22とベルトリーチャ17の本体17bとの間の距離が小さくなり、従って、バネ22sに力が蓄えられ、保持機構18i,22p,22,22sの保持力が発生する。ベルトリーチャ17が車両の後方に回転する回転量(P1,P2)が少ない程、回転部22とベルトリーチャ17の本体17bとの間の距離が大きくなり、バネ22sに蓄えられる力が例えばゼロになる。但し、ピン22pの配置位置がベルトリーチャ17の前傾位置(P1)又は所定位置(P2)に対応する位置である時に、バネ22sに蓄えられる力が存在してもよい。言い換えれば、ベルトリーチャ17が車両の後方に回転する回転量(P1,P2)が少ない程、保持機構18i,22p,22,22sの保持力が小さく設定されてもよい。
ところで、ベルトリーチャ17が図1の付勢部材17sにより車両の前方に前傾位置(P1)まで回転可能であるので、ベルトリーチャ17が車両の後方に回転する回転量が多い程、付勢部材17sの付勢力は大きい。言い換えれば、付勢部材17sの付勢力に対抗しながらベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に留まる必要がある。従って、シートベルト装置10が保持機構18i,22p,22,22sを備える時に、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に留まり易くなる。
また、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に配置される時に付勢部材17sの付勢力が大きいので、例えば運転者が車両に乗り込む時にその運転者の例えば手がベルトリーチャ17に触れ、これにより、ベルトリーチャ17が前方向に回転することがある。従って、シートベルト装置10が保持機構18i,22p,22,22sを備える時に、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に留まり易くなり、これにより、ベルトリーチャ17は、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過するまでの間、運転者の例えば乗り込みをより確実に邪魔しない。
図7は、図1の巻取装置14の分解斜視図を示す。図7において、巻取装置14は、ピラー12に取り付けるフレーム41を備え、例えばフレーム41内にウエビングリール15が回転自在に設けられている。フレーム41の外部にモータ駆動機構35が設けられている。ウエビングリール15にウエビング16の一端が取り付けられ、ウエビング16の一端部側16aは、フレーム41の引出開口41aからフレーム41の外部に引き出されている。
図7において、モータ駆動機構35は、例えば内側ケース42及び外側ケース43で構成されるギヤハウジング39を有し、ギヤハウジング39の内側ケース42に電動モータ31が取り付けられ、ギヤハウジング39内に電動モータ31に連結する減速/クラッチ機構38が収容されている。減速/クラッチ機構38は、電動モータ31の駆動軸31aをウエビングリール15に連結する伝達機構44と、伝達機構44に係止して電動モータ31及びウエビングリール15を接状態に保ち、伝達機構44への係止を解除して電動モータ31及びウエビングリール15を断状態に保つクラッチ機構45と、を備える。
図7に示される伝達機構44の例において、駆動軸31aに例えば駆動ギヤ47が設けられ、駆動ギヤ47に例えば第1中間ギヤ48が噛み合い、第1中間ギヤ48に例えば第2中間ギヤ49が噛み合い、第2中間ギヤ49に例えば第3中間ギヤ51が噛み合い、第3中間ギヤ51と一体に例えば第4中間ギヤ52が形成されている。第4中間ギヤ52は例えばファイナルギヤ53に噛み合うように配置されている。さらに、例えば外側ケース43にファイナルギヤ53が回転自在に取り付けられ、ファイナルギヤ53と同軸上に例えばリダクションプレート54が配置され、リダクションプレート54が例えばピン56,56,56を介して例えばキャリア57に取り付けられることで、ピン56,56,56の各々にプラネタリギヤ58,58,58のうちの対応する1つが回転自在に支持され、プラネタリギヤ58,58,58が例えばインターナルギヤ61の内歯61aに噛み合うとともにファイナルギヤ53の例えばサンギヤ62に噛み合い、キャリア57がウエビングリール15の連結軸15aに連結されている。ここで、軸受63,64は、キャリア57を支持するものである。
図7において、クラッチ機構45は、内側ケース42に例えばパウルピン68を介して回転自在に取り付けられたクラッチ部材65(クラッチパウル)と、パウルピン68に設けられた復帰バネ69と、第3中間ギヤ51の支持軸71(図8参照)に取り付けられたレバーバネ72と、電動モータ31及びウエビングリール15を断状態に保つ位置にクラッチ部材65を位置決めするストッパ部材74(図8参照)と、を備える。ここで、クラッチ部材65は、係止爪67を備え、係止爪67は、インターナルギヤ61の外周に形成されるラチェット61bに係止可能な爪である。ラチェット61bは、インターナルギヤ61。レバーバネ72の先端部72aは、クラッチ部材65の嵌合孔66に嵌合されている。
図8は、図7のモータ駆動機構35の説明図を示す。モータ駆動機構35は、電動モータ31の駆動軸31aを矢印Aの如く一方に(例えば反時計回り方向に)回転することにより、駆動ギヤ47及び第1〜第4の中間ギヤ48,49,51,52が実線の矢印の如く回転して、ファイナルギヤ53が矢印Bの如く回転するとともに、サンギヤ62が矢印Cの如く回転する。
一方、モータ駆動機構35は、電動モータ31の駆動軸31aを点線の矢印Dの如く他方に(例えば時計回り方向に)回転することにより、駆動ギヤ47及び第1〜第4の中間ギヤ48,49,51,52が実線の矢印に対して反対方向に回転して、ファイナルギヤ53が点線の矢印Eの如く回転するとともに、サンギヤ62が点線の矢印Fの如く回転する。
図9は、図7のクラッチ機構45の接状態の説明図を示す。図9において、例えば図8で示すように電動モータ31を一方に(例えば反時計回り方向に)回転することで、第3中間ギヤ51が矢印Gの如く回転する。この時、第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Gの如く回転することで、レバーバネ72が矢印Hの如くスイング移動する。レバーバネ72の先端部72aが、復帰バネ69のバネ力に抗してクラッチ部材65の係止爪67をラチェット61bに向けて付勢するので、クラッチ部材65は、パウルピン68を軸にして矢印Iの如く接位置までスイング移動して、係止爪67がラチェット61bに係止する。
このように、電動モータ31を一方に(例えば反時計回り方向に)回転することにより、クラッチ部材65を接位置に移動させて伝達機構44に係止させることができる。係止爪67がラチェット61bに係止することで、インターナルギヤ61が例えば時計回り方向に回転することを阻止する。
ところで、第3中間ギヤ51と一体に第4中間ギヤ52が矢印Gの如く回転することで、ファイナルギヤ53が矢印Bの如く回転する。よって、ファイナルギヤ53と一体にサンギヤ62が矢印Cの如く回転して、プラネタリギヤ58,58,58が実線の矢印の如く自転する。インターナルギヤ61は時計回り方向への回転が抑えられているので、プラネタリギヤ58,58,58が実線の矢印の如く自転しながら矢印Jの如く公転する。プラネタリギヤ58,58,58が矢印Jの如く公転することで図7のキャリア57が例えば反時計回り方向に回転する。キャリア57と一体に図5のウエビングリール15が例えば反時計回り方向に回転してウエビングリール15にウエビング16が巻き取られる。なお、乗員がウエビング16又はシートベルトを装着していない時にウエビング16が完全に巻き取られることで、図6(A)のベルトリーチャ17は、格納位置(P2)でほぼ直立する。
図10は、図7のクラッチ機構45の断状態の説明図を示す。図10において、例えば図8で示すように電動モータ31を他方に(例えば時計回り方向に)回転することで、第3中間ギヤ51が矢印Kの如く回転する。この時、第3中間ギヤ51と一体に支持軸71が矢印Kの如く回転することで、レバーバネ72が矢印Lの如くスイング移動する。また、レバーバネ72の先端部72aがクラッチ部材65にかける押付力と、復帰バネ69のバネ力とで、クラッチ部材65をラチェット61bから離れる方向に移動する。クラッチ部材65がパウルピン68を軸にして矢印Mの如く断位置までスイング移動するので、係止爪67がラチェット61bから離れる。
このように、電動モータ31を他方に(例えば時計回り方向に)回転することにより、クラッチ部材65を断位置に移動させることができ、この時、クラッチ部材65はストッパ部材74に当接して断位置に位置決めされる。クラッチ部材65の係止爪67がラチェット61bから離れることで、インターナルギヤ61が回転可能な状態になる。加えて、電動モータ31の時計回り方向の回転を継続することで、ウエビングリール15からウエビング16が引き出し可能になる。なお、乗員がウエビング16を装着していない時にウエビング16が引き出されることで、図1の付勢部材17sの付勢力によって、ベルトリーチャ17は、車両の前方又は前進方向に倒れる。
但し、付勢部材17sの付勢力が強い場合、クラッチ部材65の係止爪67がラチェット61bから離れた後に、電動モータ31の時計回り方向の回転を継続しなくてもよく、付勢部材17sの付勢力だけでウエビングリール15からウエビング16が引き出し可能になってもよい。このような状況において、図6(C)のピン22pの配置位置がベルトリーチャ17の所定位置(P2)に対応する位置である時の保持機構18i,22p,22,22sの保持力を発生させることにより、ベルトリーチャ17は、所定位置(P2)で留まり易くなる。
図11は、図1の制御装置20の動作例を表すフローチャートを示す。図11において、まず、図1の制御装置20のモータ制御部28は、車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出部29での検出結果を表す信号を入力し、ドアの閉状態から開状態への変化の有無を判定する(ステップS0)。ドア開閉検出部29が例えばドアスイッチで構成される場合、ドアスイッチはドアが閉められることを検出する時に例えば「Low」又は「0」を示す信号を出力する一方、ドアスイッチはドアが開けられることを検出する時に例えば「High」又は「1」を示す信号を出力する。
例えばドアスイッチが例えば「Low」からへ「High」の変化を示す信号を出力する時に、即ち、ドアの閉状態から開状態への変化がドア開閉検出部29によって検出される時に、モータ制御部28は、ステップS1を実行する。一方、ドアの閉状態から開状態への変化がドア開閉検出部29によって検出されない時に、モータ制御部28は、ステップS0を実行する。
図11で示すステップS1において、ウエビングリール15にウエビング16が巻き取られるように、図1のモータ制御部28は、電動モータ31を制御する。具体的には、モータ制御部28は、ウエビングリール15に伝達機構44を介して連結される電動モータ31を正転駆動し、電動モータ31が例えば反時計回り方向に回転することで、ウエビング16が巻取装置14に収納される。この時、図1のモータ制御部28は、電動モータ31を正転駆動する時の例えば正の駆動電流が例えば10[A]以上であるか否かを判定する(ステップS2)。
なお、図1の張力検出部26は、例えば電流センサで構成され、ウエビング16がウエビングリール15に完全に巻き取られる場合、言い換えれば、ウエビング16の巻き取りによりベルトリーチャ17が車両の後方に格納位置まで回転して例えば図6(A)で示されるようにベルトリーチャ17が格納位置(P3)でほぼ直立する場合、ウエビング16の張力は大きくなり、従って、例えば電流センサで検出される電動モータ31の駆動電流が例えば10[A]を超える。この時、図11で示すステップS3において、ウエビング16の巻取装置14への収納作動を停止するのではなく、図1のモータ制御部28は、ステップS2での電動モータ31の正の駆動電流を例えば1[A]まで減少させる。ここで、電動モータ31が一旦正転駆動して例えば反時計回り方向に回転した場合、クラッチ部材65は、電動モータ31及びウエビングリール15を接状態に保つ接位置に留まり、クラッチ機構45のクラッチ(接状態)は保持される(図7参照)。
例えば伝達機構44の例えばギア比が低く設定される時に、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に留まるように、電動モータ13を制御する必要がある(ステップS3)。また、例えば付勢部材17sの付勢力が強く設定される時に、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に留まるように、電動モータ13を制御する必要がある(ステップS3)。代替的に、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に留まるように電動モータ31を制御する必要がない時に、モータ制御部28は、ステップS3を実行してもよく、これにより、例えば運転者の例えば手がベルトリーチャ17に触れる時に、ベルトリーチャ17は、前方向に回転しない又は回転し難くなり、ベルトリーチャ17は、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過するまでの間、運転者の例えば乗り込みをより確実に邪魔しない。
モータ制御部28がステップS3を実行した後、ステップS4において、モータ制御部28は、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に配置された後に、所定時間が経過したか否かを判定する。具体的には、モータ制御部28は、例えばステップS3で電動モータ31の駆動電流が例えば10[A]を超えた時点から時間の計測を開始し、計測される時間が例えば3[sec]以上の時間を示しているか否かを判定する。所定時間が経過していない時にモータ制御部28は、再びステップS3及びステップS4を実行する。即ち、所定時間が経過するまでの間、モータ制御部28は、電動モータ31の正の駆動電流を例えば1[A]に設定し続け、これにより、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に留まることができる。車両のドアが開いた後に、所定時間が経過するまでの間、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に配置されているので、所定時間が経過する前に例えば運転者が車両に乗り込む時に、ベルトリーチャ17は、その乗り込みを邪魔しない。
所定時間が経過した後、ステップS5において、モータ制御部28は、電動モータ31を停止させる。具体的には、所定時間が経過した時点で、モータ制御部28は、電動モータ31に供給される電力を停止し、これにより、電動モータ31の駆動電流が例えば0[A]になる。電動モータ31の駆動電流が減少した後に、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)から車両の前方に回転可能になり、ベルトリーチャ17は、所定位置(P2)で留まることができる。
なお、電動モータ31に供給される電力が停止した後に、ウエビング16は、付勢部材17sの付勢力によってウエビングリール15からゆっくり引き出されるので、クラッチ部材65は、接位置に留まる。従って、ベルトリーチャ17の前方向への回転は、やがて停止し、これにより、ベルトリーチャ17は、所定位置(P2)で留まる。但し、付勢部材17sの付勢力が強い時に、シートベルト装置10は、保持機構18i,22p,22,22sを備えてもよく、保持機構18i,22p,22,22sの保持力でベルトリーチャ17が所定位置(P2)で留まってもよい。
モータ制御部28がステップS5を実行した後、ステップS6において、モータ制御部28は、ドアの開状態から閉状態への変化の有無を判定する。モータ制御部28は、ドアが閉じるまで、ステップS6で待機し、ドアの開状態から閉状態への変化がドア開閉検出部29によって検出される時に、モータ制御部28は、ステップS7を実行する。このように、ドアが開く時に、ベルトリーチャ17は、格納位置に配置され(ステップS2)、その後、所定時間が経過するまでの間、ウエビング16の張力が一定となるように電動モータ31が例えば1[A]で制御され続ける(ステップS3)。従って、乗員が車両に乗り込む時に、乗員の例えば手がベルトリーチャ17に触れても、ベルトリーチャ17は、格納位置に留まることができる。言い換えれば、仮に、ステップS3においてウエビング13の張力がゼロとなるように電動モータ31が停止し、且つ乗員の例えば手がベルトリーチャ17に触れる時に、ベルトリーチャ17が車両の前方に付勢される可能性がある。ステップS3では、ウエビング13の張力が電動モータ31(1[A])によって一定であるので、所定時間が経過する前に、ベルトリーチャ17が車両の前方に付勢されることを回避することができる。
図11で示すステップS7において、モータ制御部28は、電動モータ31を逆転駆動し、電動モータ31が例えば時計回り方向に回転することで、クラッチ部材65は、電動モータ31及びウエビングリール15を断状態に保つ断位置に移動する。具体的には、モータ制御部28は、例えば、ウエビングリール15からウエビング16が所定速度で引き出されるように電動モータ31を逆転駆動することができる。この時、ウエビング16の引き出しに伴って、ベルトリーチャ17は、付勢部材17sにより車両の前方に回転可能になる。言い換えれば、付勢部材17sの付勢力だけではウエビング16を引き出すことができず、ウエビング16が電動モータ31によって引き出される時にウエビング16の引き出し分だけベルトリーチャ17は車両の前方に倒れ、電動モータ31の逆転速度に応じて、ベルトリーチャ17が車両の前方に回転する。ウエビング16が最大限に引き出されるように、モータ制御部28は、例えばステップS7で電動モータ31の逆転駆動を開始した時点から時間の計測を開始し、計測される時間が例えば0.4[sec]以上の時間を示しているか否かを判定する(ステップS8)。所定時間(第2の所定時間)が経過するまでの間、モータ制御部28は、ステップS8で待機する。その後、モータ制御部28は、電動モータ31の制御を停止する(ステップS9)。これにより、ベルトリーチャ17は、ストッパ21と接触してストッパ21によって前傾位置(P1)で留まり、ベルトリーチャ17の伸び出しが完了する。
但し、付勢部材17sの付勢力が強い場合、クラッチ部材65が接位置から断位置に移動した後に、電動モータ31の逆転駆動を継続しなくてもよく、付勢部材17sの付勢力だけでウエビングリール15からウエビング16が引き出し可能になってもよい(ステップS7)。即ち、モータ制御部28は、ステップS8を省略してもよい。
ベルトリーチャ17の伸び出しが完了した後、モータ制御部28は、ステップS10において、バックルスイッチがONされてシート19に座る乗員がウエビング16又はシートベルトの装着を完了したか否かを判定する。バックルスイッチのOFFからONへの変化をシートベルト装着検出部27がモータ制御部28に出力する時に、ウエビング16の弛みが取り去られるように、モータ制御部28は、ステップS11において、電動モータ31を制御する。具体的には、モータ制御部28は、例えば正の駆動電流が例えば3[A]を超えるまでの間、電動モータ31を正転駆動する(ステップS12)。電動モータ31の正転駆動によってクラッチ機構45のクラッチ(接状態)は保持されるので、電動モータ31による弛み取り作動が完了した後、ステップS13において、モータ制御部28は、クラッチ(接状態)が解除されるように電動モータ31を制御する。モータ制御部28が短時間だけ電動モータ31を逆転駆動した後、モータ制御部28は、ステップS14において、電動モータ31の逆転駆動を停止する。
その後、モータ制御部28は、ステップS15において、バックルスイッチがOFFされてシート19に座る乗員がウエビング16又はシートベルトの装着を解いたか否かを判定する。バックルスイッチのONからOFFへの変化をシートベルト装着検出部27がモータ制御部28に出力する時に、ウエビング16をウエビングリール15に巻き取り、例えばベルトリーチャ17が格納位置(P3)に戻るように、モータ制御部28は、ステップS16において、電動モータ31を制御する。具体的には、モータ制御部28は、例えば正の駆動電流が例えば10[A]を超えるまでの間、電動モータ31を正転駆動する(ステップS17)。その後、モータ制御部28は、適切なタイミングで、例えばステップS0と同様に、ドアの閉状態から開状態への変化がドア開閉検出部29によって検出された後に、電動モータ31の制御を停止する(ステップS18)。
モータ制御部28がステップS17を実行することで、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に配置される。ステップS17を実行した後に、例えばステップS17で電動モータ31の駆動電流が例えば10[A]を超えた時点から、モータ制御部28は、ステップS3,S4と同様に、所定時間(第3の所定時間)が経過するまでの間だけベルトリーチャ17が格納位置(P3)に留まるように、電動モータ31を制御してもよい。ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に留まる状態で、例えば運転者は、車両のドアを開け、車両から降りることができる。また、所定時間(第3の所定時間)が経過するまでの間、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)に配置されているので、所定時間(第3の所定時間)が経過する前に例えば運転者が車両から降りる時に、ベルトリーチャ17は、その運転者の行動を邪魔しない。
なお、所定時間(第3の所定時間)が経過する前に、運転者は、車両から降りることを止めてもよい。具体的には、例えば運転者が車両から降りる前にその車両のドアを開け、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)に配置された後に、運転者が車両から降りることを止める時に、ベルトリーチャ17は、格納位置(P3)から車両の前方に回転可能であってもよい。このように、例えば運転者が車両から降りることを止める時に、ベルトリーチャ17は、所定時間(第3の所定時間)が経過する時に所定位置(P2)に留まり、これにより、運転者は、ウエビング16又はタングプレート23を保持し易い。
図12は、本発明に従うシートベルト装置10の他の構成例を示す。図12に示されるように、車両のシートベルト装置10は、ウエビングリール15からのウエビング16の引き出し量を検出する引き出し量検出部33をさらに備えてもよい。引き出し量検出部33は、例えば図7のウエビングリール15の回転数を検出することができ、例えば回転角センサで構成される。回転角センサは、例えば磁気ディスク(図示せず)及び2個のホールIC(図示せず)を有する。磁気ディスクは、例えばウエビングリール15の軸に設けられ、引き出し量検出部33又は2個のホールICは、例えばN極領域とS極領域との交互の配置が繰り返される磁気ディスクの円周縁部の動き(即ち、磁気ディスクの回転数=ウエビングリール15の回転数)を表す2つのパルス信号p1,p2を出力可能である。モータ制御部28は、引き出し量検出部33での検出結果(例えば2つのパルス信号p1,p2)を入力し、ウエビングリール15の回転数に基づくウエビング16の引き出し量を把握することができる。
図13は、図12の制御装置20の動作例を表すフローチャートを示す。図13に示されるように、ステップS5において、モータ制御部28は、電動モータ31を逆転駆動することができる。具体的には、車両のドアが開いた後に、所定時間が経過した時点で、モータ制御部28は、電動モータ31の正の駆動電流を負の駆動電流に変化させることができる。次に、ステップS5において、モータ制御部28は、ウエビング16の引き出し量が所定量に到達したか否かを判定することができる。具体的には、電動モータ31を逆転駆動した後に、例えばベルトリーチャ17が格納位置(P3)に配置される時の引き出し量(ゼロ)から変化量を計測し、計測される変化量が例えば10[cm]以上の引き出しを示しているか否かを判定する。
次に、ステップS7において、ウエビング16の引き出し量が所定量に到達した時点で、電動モータ31が停止する。これにより、シートベルト装置10は、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)から車両の前方に回転した後に留まる所定位置(P2)を制御することができる。次に、ステップS8において、電動モータ31が停止した時点で、モータ制御部23は、クラッチ部材65が断位置から接位置に移動するように電動モータ31を制御することができる。電動モータ31が停止した時点で、即ち、ウエビング16の引き出し量が所定量に到達した時点で、クラッチ部材65は、断位置から接位置に移動する。これにより、シートベルト装置10は、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)から車両の前方に回転した後に留まる所定位置(P2)をより正確に設定することができる。なお、モータ制御部28は、短時間だけ電動モータ31を正転駆動し、電動モータ31の正転駆動を停止する(ステップS9)。
図13のステップS12において、ウエビング16が最大限に引き出されるように、モータ制御部28は、例えばステップS11で電動モータ31の逆転駆動を開始した時点から時間の計測を開始し、計測される時間が例えば0.4[sec]以上の時間を示しているか否かを判定する。しかしながら、シートベルト装置10が引き出し量検出部33を備える時に、ウエビング16がストッパ21に到達するように、図13のステップS12を変更してもよい。具体的には、ウエビング16がストッパ21に到達するように、ウエビング16の引き出し量が所定量(第2の所定量)に到達した時点で、電動モータ31が停止してもよい。代替的に、シートベルト装置10は、ストッパ21を備えなくてもよく、ベルトリーチャ17が所定位置(P2)から前傾位置(P1)まで移動した時点で、ベルトリーチャ17の伸び出しを完了させてもよい。
また、シートベルト装置10が引き出し量検出部33を備えなくてもよい。シートベルト装置10が引き出し量検出部33を備えない時に、ベルトリーチャ17が格納位置(P1)から所定位置(P2)まで移動するように、図13のステップS6を変更してもよい。具体的には、ベルトリーチャ17が格納位置(P3)から少し前傾して所定位置(P2)で留まるように、適切なタイミングで電動モータ31の逆転駆動を停止してもよい。
本発明は、上述の例示的な実施形態に限定されず、また、当業者は、上述の例示的な実施形態を特許請求の範囲に含まれる範囲まで、容易に変更することができるであろう。
10・・・シートベルト装置、11・・・車体、12・・・ピラー、12a・・・下部、13・・・スルーアンカ、14・・・巻取装置、15・・・ウエビングリール、15a・・・連結軸、16・・・ウエビング、16a・・・一端部側、16b・・・他端部側、17・・・ベルトリーチャ、17b・・・本体、17c・・・回転軸、17s・・・付勢部材、18・・・ブラケット、18i・・・内面、19・・・シート、20・・・制御装置、21・・・ストッパ、22・・・回転部、22p・・・ピン23・・・タングプレート、24・・・バックル、26・・・張力検出部、27・・・シートベルト装着検出部、28・・・モータ制御部、29・・・ドア開閉検出部、31・・・電動モータ、31a・・・駆動軸、32・・・モータ駆動部、33・・・引き出し量検出部、35・・・モータ駆動機構、38・・・減速/クラッチ機構、39・・・ギヤハウジング、41・・・フレーム、41a・・・引出開口、42・・・内側ケース、43・・・外側ケース、44・・・伝達機構、45・・・クラッチ機構、47・・・駆動ギヤ、48,49,51,52・・・中間ギヤ、53・・・ファイナルギヤ、54・・・リダクションプレート、56・・・ピン、57・・・キャリア、58・・・プラネタリギヤ、61・・・インターナルギヤ、61a・・・内歯、61b・・・ラチェット、62・・・サンギヤ、63,64・・・軸受、65・・・クラッチ部材、66・・・嵌合孔、67・・・係止爪、68・・・パウルピン、69・・・復帰バネ、71・・・支持軸、72・・・レバーバネ、72a・・・先端部、74・・・ストッパ部材。

Claims (7)

  1. ウエビングを巻き取り可能なウエビングリールと、
    前記ウエビングリールに伝達機構を介して連結される電動モータと、
    付勢部材により車両の前方に前傾位置に回転可能であり、且つ前記ウエビングの巻き取りにより前記車両の後方に格納位置に回転可能なベルトリーチャと、
    前記車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出部と、
    前記電動モータを制御するモータ制御部と、
    を備え、
    前記ドアの閉状態から開状態への変化が前記ドア開閉検出部によって検出される時、前記モータ制御部は、前記ベルトリーチャが前記格納位置に配置されるように前記電動モータを制御し、
    その後、前記ドアの前記開状態から前記閉状態への変化が前記ドア開閉検出部によって検出されることと無関係に、所定時間が経過する時、前記モータ制御部は、前記格納位置から前記前傾位置までの途中である所定位置まで前記車両の前記前方に前記ベルトリーチャを回転させ、且つ前記所定位置で前記ベルトリーチャが留まるように前記電動モータを制御することを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記ドアの前記閉状態から前記開状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出された後、前記所定時間が経過するまでの間、前記モータ制御部は、前記格納位置に前記ベルトリーチャが留まるように前記電動モータを制御することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記ドアの前記閉状態から前記開状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出された後、前記所定時間が経過した時点で、前記モータ制御部は、前記電動モータを停止することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記電動モータ及び前記ウエビングリールを接状態に保つ接位置又は前記電動モータ及び前記ウエビングリールを断状態に保つ断位置に移動可能なクラッチ部材を
    さらに備え、
    前記ドアの前記閉状態から前記開状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出された後、前記所定時間が経過した時点で、前記モータ制御部は、前記クラッチ部材が前記接位置から前記断位置に移動するように前記電動モータを制御することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  5. 前記ウエビングリールからの前記ウエビングの引き出し量を検出する引き出し量検出部を
    さらに備え、
    前記引き出し量が所定量に到達した時点で、前記モータ制御部は、前記電動モータを停止することを特徴とする請求項4に記載のシートベルト装置。
  6. 前記電動モータが停止した時点で、前記モータ制御部は、前記クラッチ部材が前記断位置から前記接位置に移動するように前記電動モータを制御することを特徴とする請求項5に記載のシートベルト装置。
  7. 前記ドアの前記開状態から前記閉状態への前記変化が前記ドア開閉検出部によって検出される時、前記モータ制御部は、前記所定位置で留まる前記ベルトリーチャが前記車両の前記前方に前記前傾位置まで回転するように前記電動モータを制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載のシートベルト装置。
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