JP4990849B2 - 車両のシートベルト装置 - Google Patents
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Description
そこでこの発明は、モータによるベルトの格納動作を可能とした車両のシートベルト装置において、後方座席の乗員の乗降時に格納後のベルトが邪魔になることを防止することを目的とする。
図1〜3に示す車両のシートベルト装置1は所謂三点式のもので、センターピラーに取り付けたリトラクタ2からベルト(ウェビング)3を上方へ引き出し、該ベルト3を前記センターピラーの上部に取り付けたスルーアンカ4に挿通して下方に折り返し、該ベルト3の先端部を前シート(前席)8外側の車体メンバにアウタアンカ5を介して取り付け、スルーアンカ4とアウタアンカ5との間にはベルト3を挿通するタングプレート6を配設し、該タングプレート6を前シート8内側の車体メンバに取り付けたバックル7に着脱可能に係合させる。この状態で、ベルト3が乗員の主に胸部と腰部とを前シート8に拘束する。なお、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。また、図1〜3は、車体左右にサイドドアDを一枚ずつ備えると共に車室後部に後シート(後席)9を備えた所謂2ドア車(ハッチバック式であれば三ドア車)における左前席に上記シートベルト装置1を適用した例を示すが、右前列はもちろん、3列シートを備えた5ドア車における2−3列間等にも上記シートベルト装置1を適用可能である。
図6を参照し、まず、バックルスイッチ16がOFFになった後に所定時間taだけ待機し(ステップS11)、その後にモータ13への通電を開始すると共に(ステップS12)、前記保持規制フラグがOFFであるか否かを判定する(ステップS13)。この判定結果がYESの場合(保持規制フラグがOFFの場合)には、ステップS14にてタイマーをスタートさせると共に、ステップS15にてドアDが開状態であるか否かを判定する。ステップS13の判定結果がNOの場合(保持規制フラグがONの場合)の処理は後述する。
このようなモータ13の動作態様が、前記回転角度センサ14の検出信号を基に求めたベルト3の巻き取り速度に応じてモータ13への通電量を制御する第一の制御モードとなる。
一方、ステップS46の判定結果がNOの場合(ベルト3が全格納状態に達していない場合)には、前記ステップS15まで戻って上述の処理を繰り返す。
なお、ステップS23の判定結果がNOの場合(巻き取り速度Vが停止速度閾値Vstack未満の場合)にも、ステップS49に進んでモータ13への通電を一時停止し、かつ前記カウント数iに「1」を加えた後に(ステップS51)、前記ステップS38に戻って上述の処理を繰り返す。
なお、ステップS52の判定結果がYESの場合(ドアDが閉じられた場合)、ステップS53の判定結果がNOの場合(ベルト3の巻き取り量が所定値未満である場合)、ステップS55の判定結果がNOの場合(前記引き出し量が所定範囲外にある場合)には、保持規制フラグをONにすることなく、前記ステップS13に戻って上述の処理を繰り返す。
この構成によれば、前シート8の前後位置の前方への変化及びリクライニング角度の前傾側への変化の何れも無い場合には、後シート9への乗降が無いものと判断し、このような場合にはブーツ戻り規制部15aの制御を無効とすることで、該ブーツ戻り規制部15aの不要な作動を規制でき、ベルト3を全格納状態まで速やかに巻き取ることができる。
なお、このように乗員が乗降することを判断する方法としては、シートスライド量やリクライニング量による検知、ベルト引き出し量による検知、画像や超音波による検知、及びこれらの総合による検知が有り得る。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、例えばフリクションブーツ20を電動としてその動作をコントローラ15で制御したり、その作動状態をセンサ等で直接検知する等、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
3 ベルト
7 バックル
8 前シート(座席)
11 ベルトリール
13 モータ
14 回転角度センサ(回転角度検出手段)
15 コントローラ
15a ブーツ戻り規制部(保持部材規制手段)
19 シートポジションセンサ(座席位置検出手段)
20 フリクションブーツ(保持部材)
D ドア
K ドア開口
Claims (7)
- 座席に着座する乗員を拘束するための車両のシートベルト装置であって、
所定の付勢力をもってベルトを巻回するベルトリールと、該ベルトリールに駆動力を付与して前記ベルトの格納動作を行うモータと、該モータへの通電量を制御する制御部とを備え、
車体のドア開口近傍には、前記ベルトを全格納状態から所定量引き出した状態とし、かつ該引き出し分のベルトを前記ドア開口内に張り出さない位置に保持するべく作動する保持部材を備え、
前記保持部材は、前記ベルトが全格納状態にあるときに、該ベルトに沿って起立する第一の状態と、前記ベルトを全格納状態から所定量引き出すべく、手動操作力によって前記第一の状態から後方へ倒れて、前記ドア開口内に張り出さない位置に前記ベルトを保持する第二の状態とに、所定以上の力を加えることで変化し、かつ前記モータの駆動力により前記ベルトの巻き取り力が加わることによって、前記第二の状態から前記ベルトに沿って起立した第一の状態へ変化し、
前記制御部には、前記ベルトの格納動作中に、前記ベルトを所定量引き出した状態が検知されたとき、前記第二の状態にある保持部材が前記第一の状態に戻ることを規制するべく、前記モータの駆動力を低下又は停止させる保持部材規制手段を備えることを特徴とする車両のシートベルト装置。 - 前記ベルトリールの回転角度を検出する回転角度検出手段を備え、
前記保持部材規制手段は、前記ベルトの格納動作中に、前記回転角度検出手段の検出信号を基に、前記ベルトを全格納状態から所定量引き出した状態に達したことを検知して、前記モータの駆動力を低下又は停止させることを特徴とする請求項1に記載の車両のシートベルト装置。 - 前記保持部材規制手段は、前記ベルトの格納動作中に、前記回転角度検出手段の検出信号を基に、前記ベルトのバックルへの係合が解除されてから全格納状態又はその付近までの巻き取りが行われたときにのみ、前記ベルトを全格納状態から所定量引き出した状態に達したことを検知して、前記モータの駆動力を低下又は停止させることを特徴とする請求項2に記載の車両のシートベルト装置。
- 前記制御部は、
前記ベルトを全格納状態とする全格納動作を行う際に選択され、前記回転角度検出手段の検出信号を基に求めた前記ベルトの巻き取り速度に応じて前記モータへの通電量を制御する第一の制御モードと、
前記ベルトを全格納状態から所定量引き出した状態まで巻き取ったときに選択され、前記モータへの通電量を一定に制御する第二の制御モードとを備え、
前記保持部材規制手段は、前記ベルトを全格納状態から所定量引き出した状態に達したことを検知した場合には、前記第一の制御モードから第二の制御モードに前記モータの動作態様を切り替えることを特徴とする請求項2又は3に記載の車両のシートベルト装置。 - 前記座席の前後位置及びリクライニング角度の少なくとも一方を検出する座席位置検出手段を備え、
前記保持部材規制手段は、前記座席位置検出手段の検出信号を基に、前記座席の前後位置が前方へ変化したこと及びリクライニング角度が前傾側へ変化したことの少なくとも一方を検出したことを条件に有効となることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の車両のシートベルト装置。 - 前記保持部材規制手段は、前記ドア開口を開閉するドアの開時にのみ有効となることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の車両のシートベルト装置。
- 前記保持部材規制手段は、前記保持部材が前記第一の状態に戻ることを規制するべく前記モータの駆動力を低下又は停止させた後に、前記ドアが開状態から閉状態へと遷移したことを条件として、前記モータの駆動力の制御モードを切り替え、前記ベルトを全格納状態まで巻き取り可能とすることを特徴とする請求項6に記載の車両のシートベルト装置。
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