JP2015029628A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】アドレスの方向性を定めるために、クラウン部に設けた隆起部の視認性を向上することが可能なゴルフクラブヘッドを提供する。【解決手段】本発明に係るゴルフクラブヘッドは、フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、前記クラウン部は、前記サイド部と接する基部と、前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、を備え、少なくとも前記クラウン部の段差は、偏光塗料が含まれた濃色の塗料が塗装されている。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴルフクラブヘッドに関する。
フェアウェイウッド、ユーティリティなどのゴルフクラブのヘッドは、低重心化を図るため、ドライバーと比べ、フェース部の高さを低くすることが特徴となっている(例えば、特許文献1)。
特開2009−240363号公報
ところで、上記のようなゴルフクラブヘッドでは、アドレス時に打球の方向性を定めるため、クラウン部に隆起部などを設けて視認性を向上することが考えられる。このような隆起部は、フェース部との境界付近に設けられるとともに、フェース部と同様に金属色に着色されることが多い。しかしながら、アドレスの角度によっては、太陽光が隆起部で反射し、アドレスを阻害するおそれがある。そこで、クラウン部に反射を防止するために塗装を行うことも考えられるが、このようにすると、隆起部による段差が視認できなくなる可能性がある。また、隆起部とそれ以外の領域に対し、異なる塗装を施すことも考えられるが、このようにすると、塗装の工程が増え、生産性が低下したり、歩留まりが増える可能性もある。本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、アドレスの方向性を定めるために、クラウン部に設けた隆起部の視認性を向上することが可能なゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明に係るゴルフクラブヘッドは、フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、前記クラウン部は、前記サイド部と接する基部と、前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、を備え、少なくとも前記クラウン部の段差は、偏光塗料が含まれた濃色の塗料が塗装されている。
上記ゴルフクラブヘッドにおいては、前記クラウン部全体を、前記塗料で塗装することができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記塗料は、前記濃色を呈する塗料本体層と、当該塗料本体層を覆うクリア層とで構成され、前記クリア層に、前記偏光塗料が含有されるようにすることができる。
上記ゴルフクラブヘッドにおいて、前記段差は、0.5〜3mmとすることができる。
上記ゴルフクラブにおいて、前記段差を直線状に形成することが好ましい。
本発明に係るゴルフクラブヘッドによれば、クラウン部を、サイド部と接する基部と、フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、で構成している。このように、トゥ−ヒール方向に延びる隆起部をクラウン部に設けることで、プレーヤーは、隆起部と基部との境界である段差を視認することができ、アドレス時に打球の方向性を定めることができる。また、クラウン部には、濃色の偏光塗料が施されているため、太陽光の反射を防止することができる。さらに、偏光塗料は、少なくともクラウン部の段差に塗装されているため、段差を視認することができる。したがって、アドレス時の方向性が定めやすくなる。
また、次の効果を得ることもできる。クラウン部においては、隆起部が基部よりも、段差を介して高く形成されているため、隆起部が高くなった分だけ、フェース部の高さを高くすることができる。そのため、フェース部における反発性能を向上することができる。また、クラウン部においては、隆起部のみが高く形成され、基部は隆起部よりも低い位置に形成されているため、ヘッドの重心を低くすることができる。
本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図である。 図1の平面図である。 フェース部の境界を説明する図である。 図2のA−A線断面図である。 図1に示すゴルフクラブヘッドの他の例を示す平面図である。 図5のB−B線断面図である。
以下、本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は本実施形態に係るゴルフクラブヘッドの基準状態の斜視図、図2は図1の平面図である。なお、ゴルフクラブヘッドの基準状態については、後述する。
<1.ゴルフクラブヘッドの概要>
図1に示すように、本実施形態に係るゴルフクラブヘッド(以下、単に「ヘッド」ということがある)は、中空構造であり、フェース部1、クラウン部2、ソール部3、サイド部4、及びホーゼル部5によって壁面が形成されている。
フェース部1は、ボールを打球する面であるフェース面を有しており、クラウン部2はフェース部1と隣接し、ヘッドの上面を構成する。ソール部3は、ヘッドの底面を構成し、フェース部1及びサイド部4と隣接する。また、サイド部4は、クラウン部2とソール部3との間の部位であり、フェース部1のトウ側からヘッドのバック側を通りフェース部1のヒール側へと延びる部位である。さらに、ホーゼル部5は、クラウン部2のヒール側に隣接して設けられる部位であり、ゴルフクラブのシャフト(図示省略)が挿入される挿入孔51を有している。そして、この挿入孔51の中心軸線Zは、シャフトの軸線に一致している。ここで説明するヘッドは、ユーティリティ又はフェアウェイウッドといったゴルフクラブヘッドに適用することができる。
ここで、上述した基準状態について説明する。まず、図1及び図2に示すように、上記中心軸線Zが水平面H(図5参照)に対して垂直な平面P1に含まれ、且つ所定のライ角及びリアルロフト角で水平面H上にヘッドが載置された状態を基準状態と規定する。そして、上記平面P1を基準垂直面P1と称する。また、図2に示すように、上記基準垂直面P1と上記水平面Hとの交線の方向をトウ−ヒール方向と称し、このトウ−ヒール方向に対して垂直であり且つ上記水平面Hに対して平行な方向をフェース−バック方向と称することとする。
本実施形態において、クラウン部2とサイド部4との境界は次のように定義することができる。すなわち、クラウン部2とサイド部4との間に稜線が形成されている場合には、これが境界となる。これに対して、明確な稜線が形成されていない場合には、ヘッドを基準状態に設置し、これをヘッドの重心の真上から見たときの輪郭が境界となる。また、クラウン部2とフェース部1との境界についても、同様であり、稜線が形成されている場合には、これが境界となる。一方、明確な稜線が形成されていない場合には、例えば、図3(a)に示されるように、ヘッド重心GとスイートスポットSSとを結ぶ直線Nを含む各断面E1、E2、E3…において、図3(b)に示されるように、フェース外面輪郭線Lfの曲率半径rがスイートスポット側からフェース外側に向かって初めて200mm となる位置Peがフェース部1の周縁(境界)として定義される。なお、スイートスポットSSとは、ヘッド重心Gを通るフェース面の法線(直線N)とこのフェース面との交点である。
このゴルフクラブヘッドの体積は、例えば、90cm3以上であることが好ましく、100cm3以上であることがさらに好ましい。このような体積を有するヘッドは、構えた際の安心感が増し、かつ、スイートエリア及び慣性モーメントを増大させるのに役立つ。なお、ヘッド体積の上限は特に定めないが、実用上、例えば200cm3以下が望ましく、またR&AやUSGAのルール規制に従う場合には460cm3以下が望ましい。
また、ヘッドは、例えば、比重がほぼ7.7〜7.8程度のマレージング鋼で形成することができる。また、マレージング鋼以外にも、例えばステンレス鋼、チタン合金、アルミ合金、マグネシウム合金、タングステン合金、またはアモルファス合金などの中から1種または2種以上を用いて形成することもできる。
なお、本実施形態に係るヘッドは、少なくともクラウン部2を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成される。例えば、フェース部1のみを別部材で構成してヘッド本体に取り付けることでヘッドを構成したり、あるいはソール部3やサイド部4に開口を設けたヘッド本体を形成し、この開口を別部材で塞ぐことでヘッドを構成することもできる。
<2.クラウン部の構造>
続いて、図4も参照しつつ、クラウン部2について説明する。図4は、図2のA−A線断面図である。図4に示すように、クラウン部2は、サイド部4と接する基部21と、フェース部1と接する隆起部22とで構成されている。隆起部22は、フェース部1に沿ってトゥ−ヒール方向に延びる帯状の領域であり、基部21との境界が段差23となっている。すなわち、図5に示すように、隆起部22は、段差23を介して、基部21よりも高い位置に形成されている。これにより、隆起部22と基部21との段差23の分だけ、フェース部1の上下方向の高さが高くなっている。
隆起部22のフェース−バック方向の幅Dは、例えば、5〜20mmとすることが好ましく、7〜15mmとすることがさらに好ましい。また、隆起部22と基部21との段差23の高さhは、例えば、0.5〜3mmとすることが好ましく、0.5〜2mmとすることがさらに好ましい。さらに、隆起部22の肉厚t1は、基部21よりも厚く形成されており、例えば、0.7〜1.4mmであることが好ましく、0.7〜1.0mmであることがさらに好ましい。また、基部21の肉厚t2は、例えば、0.3〜1.0mmであることが好ましく、0.4〜0.7mmであることがさらに好ましい。
上記のように構成されたクラウン部2には、偏光塗料が含まれた濃色の塗料が塗装されている。偏光塗料とは、見る者の視点、角度の変化に対応して色調が変化する塗料であり、このような偏光塗料が含まれた塗料がクラウン部2に塗装されていればよい。例えば、日本ペイント株式会社製「マジョーラ(登録商標)」を用いることができるが、これには限定されない。また、濃色とは、黒色、灰色、青色、紺色、赤、紫など、白色などの反射を促す色以外の色を意味する。あるいは、クラウン部2に対して、濃色の塗料を塗料本体層として塗布し、この塗料本体層の上に、偏光塗料を含有するクリア層を塗装することもできる。クリア層とは、主として光沢を奏するための塗料である。また、塗料本体層に偏光塗料を含有させてもよい。
なお、上記のように構成されたゴルフクラブヘッドは、種々の方法で作製することができるが、例えば、公知のロストワックス精密鋳造法などの鋳造によって製造することができる。
<4.特徴>
以上の実施形態によれば、次の効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、クラウン部2を、サイド部4と接する基部21と、フェース部1との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、基部21から段差23を形成して隆起する隆起部22と、で構成しているため、プレーヤーは、隆起部22と基部21との境界である段差23を視認することができ、アドレス時に打球の方向性を定めることができる。また、クラウン部2には、偏光塗料を含む濃色の塗料が塗装されているため、太陽光の反射を防止することができる。さらに、偏光塗料は、段差23を含めたクラウン部全体に塗装されているため、段差23を視認することができる。したがって、アドレス時の方向性が定めやすくなる。また、偏光塗料は少なくとも段差23に塗布されていればよいが、同一の偏光塗料を含む塗料をクラウン部2全体に塗装することもできる。これにより、コストを低減でき、製造工程も簡素化することができる。
(2) クラウン部2において、隆起部22が基部21よりも、段差23を介して高く形成されているため、隆起部22が高くなった分だけ、フェース部1の高さを高くすることができる。そのため、フェース部1における反発性能を向上することができる。また、クラウン部2においては、隆起部22のみが高く形成され、クラウン部2の大半を占める基部21は隆起部22よりも低い位置に形成されているため、ヘッドの重心を低くすることができる。
(3) フェース部1に隣接する隆起部22の肉厚が基部21よりも大きいため、衝撃時の耐久性を向上している。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5.1>
例えば、上記実施形態では、クラウン部2の基部21の肉厚を一定にしているが、クラウン部2の一部に薄肉部を形成することができる。これにより、クラウン部2を軽量化することができる。そして、軽量化のために小さくした肉厚に係る重量は、ヘッドの他の部分に配分することができる。これにより、ヘッドの設計の自由度を向上することができる。例えば、クラブヘッドのソール部3に上述した重量を配分すると、低重心化を図ることができ、その結果、打ち出し角度を高くすることができる。あるいは、サイド部4に重量を分配すると、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、これによって、打球の方向性を向上することができる。このような薄肉部の面積は、ヘッドの平面視において、すべての薄肉部の平面視の投影面積S1が、ヘッドの平面視の投影面積S2に占める割合R(=S1/S2)が、5〜30%であるのが好ましい。
<5.2>
このような薄肉部の形状は、特には限定されないが、例えば、図5及び図6に示すようにすることができる。図5はゴルフクラブヘッドの平面図であり(クラウン部2において肉厚の相違する領域を破線にて明示している)、図6は図5のB−B線断面図である。この例では、基部21を、肉厚の大きい第1領域211と、肉厚の小さい複数(この例では4つ)の第2領域212とで構成している。各第2領域212は、図6に示すように、基部21の内壁面に凹部を形成することで肉厚を小さくしている。複数の第2領域212は、平面視でトウ−ヒール方向においてゴルフクラブヘッドの重心を中心に、例えば、それぞれ15mm以内の範囲で、且つフェース−バック方向におけるフェース側付近を起点Sとして、この起点Sから、フェース側を除くクラウン部2の周縁部24側に向かって放射状に分布している。
なお、起点Sが配置される位置については、トゥ−ヒール方向については、上記の通り、ヘッドの重心からトゥ側に15mm、ヒール側に15mmの計30mmの範囲内である。一方、フェース−バック方向については、基部21と隆起部22との境界からバック側へ、基部21のフェース−バック方向の長さHの25%以内の範囲内に、起点Sがあればよい。フェース−バック方向の長さHとは、図5に記載の通りであり、基準状態における平面視において、クラウン部2とフェース部1との境界のうち、最もフェース側に位置する点と、クラウン部2において最もバック側に位置する点との距離Hである。さらに、「放射状」とは、複数の第2領域212が、所定の角度をなして、上記起点Sから、クラウン部2の周縁部側に向かって延びるような態様であればよく、少なくとも複数の第2領域212が平行に並んでいなければよい。なお、ここでいう「フェース側を除くクラウン部2の周縁部24」とは、クラウン部2の周縁部のうち、フェース部1と接している部分を除いた部分であることを意味する。また、起点Sは1つである必要はなく、上述した領域内に複数あってもよい。すなわち、第2領域212のうちのいくつかが異なる起点から放射状に延びるような態様であってもよい。
上記のようにクラウン部2に肉厚の小さい第2領域212を設けると、第1領域211に比べて小さくなった肉厚の重量は、例えば、サイド部4やソール部3に配分することができる。これにより、ヘッドの慣性モーメントを増大することができる。また、隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211は、起点S側から周縁部24側にいくにしたがって幅が大きくなるように構成されているため、軽量化されたクラウン部2の重量配分を周縁部24側に近づくにつれて大きくすることができる。これにより、ヘッドの重心を通る鉛直軸周りの慣性モーメントを大きくすることができるため、打球の方向性を向上することができる。
各領域211,212の肉厚は、例えば、次のように規定することができる。すなわち、強度、剛性を考慮すると、使用する材料によっても相違するが、例えば、ヘッド本体をチタン合金により形成する場合には、第1領域211の肉厚t3を0.5〜0.8mm、第2領域212の肉厚t4を0.2〜0.6mmとすることができる。また、ヘッド本体をステンレス鋼またはマレージング鋼により形成する場合には、第1領域211の肉厚t4を0.8〜1.5mm、第2領域212の肉厚t3を0.5〜1.3mmとすることができる。
また、図5の例では、各第2領域212は、起点S側から周縁部24側にいくにしたがって幅が大きくなるように形成されており、概ね扇形に形成されている。これと同様に、隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211は、起点S側から周縁部24側にいくにしたがって幅Wが大きくなるように構成されており、概ね扇形となっている。このように隣接する第2領域212の間に配置される第1領域211は、周縁部24側の端部の幅Waを5〜20mmとすることができる。また、第1領域211の起点S側の端部の幅Wbは、1〜8mmであることが好ましく、1.5〜6mmであることがさらに好ましく、2〜5mmであることが特に好ましい。
<5.3>
隆起部22と基部21との間の段差23は、トゥ−ヒール方向において直線状であることが好ましいが、アドレスの方向性を定めるためであれば、必ずしも直線状でなくてもよく、フェース部1との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延びていればよい。
<5.4>
上記実施形態に係るヘッドは、少なくともクラウン部2を有するヘッド本体と、他の部分を組み合わせることで構成されていたが、クラウン部2のみを別体で形成するヘッドに対しても適用することができる。例えば、フェース部、サイド部、及びソール部を備え、クラウン部用の開口が形成されたヘッド本体に対し、クラウン部を開口に嵌め込んでヘッドを構成することかできる。
以下、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されない。
ここでは、上述した図1から図4に係る実施形態に示すゴルフクラブヘッドを作製し、クラウン部に対して異なる塗装を行った2種類(実施例及び比較例)のヘッドを作製した。これらゴルフクラブヘッドは、フェース部を別部材で構成し、これをヘッド本体に接合することで製造した。フェース部は圧延材である「Custom 455」をプレス加工することで形成した。そして、ヘッド本体は、マレージング鋼「Custom 450」からなる溶融金属を用い、ロストワックス精密鋳造法により成形した。なお、これら実施例及び比較例においては、すべてヘッド重量を240g,ヘッド体積を110ccとしている。
塗装について、実施例及び比較例ともに、濃色を呈するヘッド用の塗料(アミド系アクリル樹脂塗料、黒色系)を塗料本体層として塗布した後、この上に、クリア層(アミド系アクリル樹脂ベース塗料)を塗布して作製した。但し、実施例については、クリア層に偏光塗料(大日本塗料社製「オーロラシャインLC−190」)を0.5重量%混入した。
上記のように作製したゴルフクラブを、20名のユーザに確認させた。すなわち、好天の下、アドレスの体勢からヘッドを見たときに、段差が視認できるか否かの官能試験を行った。その結果、実施例は、すべてのユーザが段差を視認できたが、比較例では、5%のユーザしか段差を視認できなかった。また、濃色の塗装を施しているため、実施例、比較例のいずれも太陽光の反射によるまぶしさを感じたユーザはいなかった。
1 フェース部
2 クラウン部
21 基部
22 隆起部
23 段差
3 ソール部
4 サイド部

Claims (4)

  1. フェース部、サイド部、ソール部、及びクラウン部を備えたゴルフクラブヘッドであって、
    前記クラウン部は、
    前記サイド部と接する基部と、
    前記フェース部との境界に沿ってトゥ−ヒール方向に延び、前記基部から段差を形成して隆起する隆起部と、
    を備え、
    少なくとも前記クラウン部の段差は、偏光塗料が含まれた濃色の塗料が塗装されている、ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記クラウン部全体が、前記塗料で塗装されている、請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
  3. 前記塗料は、前記濃色を呈する塗料本体層と、当該塗料本体層を覆うクリア層とで構成され、
    前記クリア層に、前記偏光塗料が含有されている、請求項1または2に記載のゴルフクラブヘッド。
  4. 前記段差は、0.5〜3mmである、請求項1から3のいずれかに記載のゴルフクラブヘッド。
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