JP2015028559A - 波長板及び分割プリズム部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】広い波長領域にわたって適用可能であり、かつ大きなビーム径に対しても小型化が図られる波長板及び分割プリズム部材を提供する。
【解決手段】この波長板1は、テラヘルツ波Tを入射させる入射面3と、入射面3から入射したテラヘルツ波Tを出射させる出射面4とを有するプリズム部材2を備えている。プリズム部材2は、テラヘルツ波Tの一部を入射させる一部入射面13と、一部入射面13から入射したテラヘルツ波Tを全反射させる複数の全反射面15と、全反射面15で全反射したテラヘルツ波Tを出射させる一部出射面14とを有する複数の導波領域で構成されている。波長板1は、複数の導波領域を積層配置することにより、各一部入射面13が連続してプリズム部材2の入射面3を構成し、各一部出射面14が連続してプリズム部材2の出射面4を構成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、波長板及び分割プリズム部材に関する。
偏光を制御する素子として波長板が知られている。光軸を中心に波長板を回転させることにより、例えば直線偏光を有する入射光を任意の方向の直線偏光を有する光に変化させることができる。従来、波長板としては、屈折率異方性を有する媒質によって構成されているものが一般的に用いられてきた。媒質に屈折率異方性が存在すると、偏光方向によって光の進む速度が変化するため、入射光の位相に対して出射光の位相が変化する。このときの位相の変化量は、光の波長に反比例する。
一方、波長板として、全反射に伴う位相変化を利用したいわゆるフレネルロム型の波長板がある(例えば非特許文献1参照)。フレネルロム型の波長板では、プリズムの一面から光を入射させ、プリズム内において光を全反射させることで光の位相を変化させた後に、光をプリズム外へ出射させる。
光学の原理I(Max Born、Emil Wolf著)
しかしながら、媒質の屈折率異方性を利用する波長板では、位相の変化量が光の波長に反比例するため、所望の位相変化を実現できる波長領域が限られているという問題があった。したがって、例えば広い波長領域を有するテラヘルツ波に波長板を用いようとすると、波長ごとに特性の異なる波長板を準備しなければならない場合があった。
一方、従来のフレネルロム型の波長板では、大きなビーム径を有する光に適用する場合にプリズムの入射面を大きくすると、それに伴って光の進行方向におけるプリズムの寸法が大きくなってしまうという問題があった。そのため、波長板の取り扱いが煩雑となってしまう場合があった。
本発明は、上記課題の解決のためになされたものであり、広い波長領域にわたって適用可能であり、かつ大きなビーム径に対しても小型化が図られる波長板及び分割プリズム部材を提供することを目的とする。
本発明に係る波長板は、テラヘルツ波を入射させる入射面と、入射面から入射したテラヘルツ波を出射させる出射面とを有するプリズム部材を備え、プリズム部材は、テラヘルツ波の一部を入射させる一部入射面と、一部入射面から入射したテラヘルツ波を全反射させる複数の全反射面と、全反射面で全反射したテラヘルツ波を出射させる一部出射面とを有する複数の導波領域で構成され、複数の導波領域を積層配置することにより、各一部入射面が連続してプリズム部材の入射面を構成し、各一部出射面が連続してプリズム部材の出射面を構成することを特徴とする。
この波長板では、全反射を利用してテラヘルツ波の位相を変化させている。このため、位相の変化量がテラヘルツ波の波長に依存しなくなり、広い波長領域を有するテラヘルツ波に対して位相の変化量を所望の値とすることができる。また、プリズム部材は、テラヘルツ波の一部を入射させる一部入射面と、一部入射面から入射したテラヘルツ波を全反射させる複数の全反射面と、全反射面で全反射したテラヘルツ波を出射させる一部出射面とを有する複数の導波領域を有している。この導波領域では、テラヘルツ波の進行方向における寸法を抑えることが可能となる。この波長板では、テラヘルツ波のビーム径に応じて導波領域を積層配置してプリズム部材を構成するので、テラヘルツ波の進行方向におけるプリズム部材の寸法を抑えたまま、入射面及び出射面を任意の大きさに設定できる。したがって、大きなビーム径に対しても波長板の小型化が図られる。
隣接する各導波領域における全反射面間には、テラヘルツ波のエバネッセント波の浸み出し深さよりも大きな間隔の隙間部が配置されていることが好ましい。この場合、各導波領域を導波するテラヘルツ波同士が互いに干渉するのを防止でき、所望の位相変化を確実に得ることができる。
各導波領域において、一部入射面に入射するテラヘルツ波の入射軸と、一部出射面から出射するテラヘルツ波の出射軸とが略一致するように、テラヘルツ波の光軸に対する各全反射面の傾斜角が設定されていることが好ましい。この場合、テラヘルツ波の偏光制御のために波長板を回転させた際にテラヘルツ波の進行方向が変化しないので、光学系の調整が容易となる。
各導波領域において、テラヘルツ波の光軸に対する各全反射面の傾斜角は、いずれも等しくなっていることが好ましい。この場合、波長板の設計・製造が容易となり、高い精度で所望の位相の変化量が得られる。
各導波領域において、複数の全反射面は、第1の全反射面、第2の全反射面、第3の全反射面及び第4の全反射面の4面で構成されていることが好ましい。この場合、全反射面の傾斜角の最適化が可能となる。
プリズム部材には、波長板を保持部材に保持させる保持面がテラヘルツ波の入射軸及び出射軸と略平行に設けられていることが好ましい。この場合、保持面を用いて波長板を保持部材に容易に保持させることが可能となる。
波長板は、導波領域を有する分割プリズム部材を複数備え、プリズム部材は、複数の分割プリズム部材を積層配置してなることが好ましい。この場合、各導波領域を分割プリズム部材として容易に設計・製造できるため、高い精度で所望の位相の変化量が得られる。
各分割プリズム部材には、積層方向に隣接する分割プリズム部材に当接する当接面がテラヘルツ波の入射軸及び出射軸と略平行に設けられていることが好ましい。この場合、隣接する分割プリズム部材の当接面同士を当接させることで、好適に分割プリズム部材を積層配置することが可能となる。
また、本発明に係る分割プリズム部材は、テラヘルツ波を入射させる入射面と、入射面から入射したテラヘルツ波を出射させる出射面とを有するプリズム部材を構成する分割プリズム部材であって、テラヘルツ波の一部を入射させる一部入射面と、一部入射面から入射したテラヘルツ波を全反射させる複数の全反射面と、全反射面で全反射したテラヘルツ波を出射させる一部出射面とを有する導波領域を備えることを特徴とする。
この分割プリズム部材は、テラヘルツ波の一部を入射させる一部入射面と、一部入射面から入射したテラヘルツ波を全反射させる複数の全反射面と、全反射面で全反射したテラヘルツ波を出射させる一部出射面とを有する導波領域を備えている。この分割プリズム部材では、テラヘルツ波の進行方向における寸法を抑えることができる。この分割プリズム部材をテラヘルツ波のビーム径に応じて積層配置することで、テラヘルツ波の進行方向における寸法を抑えたまま、波長板の入射面及び出射面を任意の大きさに設定できる。したがって、大きなビーム径に対しても波長板の小型化が図られる。
本発明によれば、広い波長領域にわたって適用可能であり、かつ大きなビーム径に対しても小型化が図られる。
本発明に係る波長板の一実施形態を示す斜視図である。 (a)は図1に示した波長板を構成する分割プリズム部材を示す斜視図であり、(b)は(a)に示した分割プリズム部材の側面図である。 図1に示した分割プリズム部材の側面図である。 図1に示した分割プリズム部材の部分拡大図である。 実施例に係る波長板と比較例に係る波長板とを対比して示す側面図である。 図1に示した波長板をホルダに適用した例を示す斜視図である。 図6に示した波長板及びホルダを回転ホルダに適用した例を示す斜視図である。 変形例に係る波長板を示す斜視図である。 図8に示した波長板の側面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る波長板の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る波長板の一実施形態を示す斜視図である。同図に示す波長板1は、テラヘルツ波を導波するプリズム部材2を備え、入射したテラヘルツ波の偏光状態を一定量変化させる素子として構成されている。テラヘルツ波としては、例えば30mmのビーム径を有するレーザービームが想定される。なお、本発明における「テラヘルツ波」とは、0.1THz〜100THzの振動数を有する電磁波を意味する。
プリズム部材2は、テラヘルツ波を入射させる入射面3と、入射面3から入射したテラヘルツ波を出射させる出射面4と、保持面7とを有している。入射面3は、テラヘルツ波Tをプリズム部材2内に入射させる面であり、プリズム部材1の一端側に位置している。入射面3には、テラヘルツ波Tが略垂直に入射するようになっている。出射面4は、テラヘルツ波Tを出射させる面であり、プリズム部材2の他端側に位置している。出射面4からは、入射面3に入射するテラヘルツ波Tの入射軸と、出射面4から出射するテラヘルツ波Tの出射軸とが略一致するように、テラヘルツ波Tが略垂直に出射するようになっている。
保持面7は、波長板1をホルダ等の保持部材に保持させるための面である。本実施形態では、保持面7は、第1の保持面7a、第2の保持面7b、第3の保持面7c、第4の保持面7d、第5の保持面7e、及び第6の保持面7fの計6面で構成されている。
プリズム部材2は、分割プリズム部材12(12a〜12f)を積層配置することで構成されている。図2(a)は、プリズム部材2を構成する分割プリズム部材12を示す斜視図である。また、図2(b)は図2(a)の側面図である。図2(b)には、分割プリズム部材12を通るテラヘルツ波Tの光軸を便宜的に鎖線で図示している。図2(a)及び図2(b)に示す分割プリズム部材12は、例えば1.5の屈折率を有するシクロオレフィンポリマーによって断面矩形に形成され、プリズム部材2を通るテラヘルツ波Tの一部を導波する導波領域を有している。この導波領域は、例えば一部入射面13と、全反射面15と、一部出射面14と、当接面16とによって構成されている。
一部入射面13は、テラヘルツ波Tを分割プリズム部材12内に入射させる面であり、分割プリズム部材12の一端側に位置している。一部入射面13には、テラヘルツ波Tの一部が略垂直に入射するようになっている。
全反射面15は、一部入射面13に入射したテラヘルツ波Tの一部を全反射させることにより、テラヘルツ波Tの位相を変化させる面である。本実施形態では、全反射面15は、第1の全反射面15a、第2の全反射面15b、第3の全反射面15c、及び第4の全反射面15dの計4面で構成されている。第1の全反射面15aは、一部入射面13側で分割プリズム部材12の底面に位置しており、第2の全反射面15bは、第1の全反射面15aと対向するように一部入射面13側で分割プリズム部材12の上面に位置している。第3の全反射面15cは、一部出射面14側で分割プリズム部材12の上面に位置しており、第4の全反射面15dは、第3の全反射面15cと対向するように一部出射面14側で分割プリズム部材12の底面に位置している。
本実施形態では、テラヘルツ波Tの一部の光軸と第1の全反射面15a〜第4の全反射面15dの法線方向との間の傾斜角θ1〜θ4は、例えばいずれも55°となっている。一部入射面13に入射したテラヘルツ波Tの一部は、図2(b)に示すように、第1の全反射面15a、第2の全反射面15b、第3の全反射面15c、及び第4の全反射面15dの順に全反射し、一部出射面14に導波される。
一部出射面14は、全反射面15a〜15dで全反射したテラヘルツ波Tの一部を出射させる面であり、分割プリズム部材12の他端側に位置している。一部出射面14からは、一部入射面13に入射するテラヘルツ波Tの一部の入射軸と、一部出射面14から出射するテラヘルツ波Tの一部の出射軸とが略一致するように、テラヘルツ波Tの一部が略垂直に出射するようになっている。
当接面16は、分割プリズム部材12を積層配置してプリズム部材2を構成する際に、積層方向に隣接する分割プリズム部材に当接する面である。本実施形態では、当接面16は、第1の当接面16a、第2の当接面16b、第3の当接面16c、第4の当接面16d、第5の当接面16e、及び第6の当接面16fの計6面で構成されている。第1の当接面16aは、一部入射面13と第1の全反射面15aとの間で分割プリズム部材12の底面に位置しており、第2の当接面16bは、第2の当接面16aと対向するように、一部入射面13と第2の全反射面15bとの間で分割プリズム部材12の上面に位置している。
第3の当接面16cは、第1の全反射面15aと第4の全反射面15dの間で分割プリズム部材12の底面に位置しており、第4の当接面16dは、第3の当接面16cと対向するように、第2の全反射面15bと第3の全反射面15cの間で分割プリズム部材12の上面に位置している。また、第5の当接面16eは、第4の全反射面15dと一部出射面14との間で分割プリズム部材12の底面に位置しており、第6の当接面16fは、第5の当接面16eと対向するように、第3の全反射面15cと一部出射面14との間で分割プリズム部材12の上面に位置している。これらの第1の当接面16a〜第6の当接面16fは、いずれもテラヘルツ波Tの入射軸及び出射軸と略平行に平坦に設けられている。
上述した分割プリズム部材12内において、全反射面15での全反射によるテラヘルツ波Tの位相の変化量δは、式(1)のとおりとなる。
Figure 2015028559

ただし、式(1)中、nは分割プリズム部材12の屈折率Nと分割プリズム部材12の外側の媒質の屈折率Noutとの比(Nout/N)を示し、θはテラヘルツ波の光軸と全反射面の法線方向との間の傾斜角を示す。
式(1)から明らかなように、全反射によるテラヘルツ波Tの位相の変化量δは、テラヘルツ波Tの波長に依存しておらず、全反射面15の傾斜角θに依存している。このため、各全反射面15a,15b,15c,15dの傾斜角θを適宜設定することによって、各全反射面15a,15b,15c,15dでの全反射によるテラヘルツ波Tの位相の変化量の合計を所望の値とすることができる。したがって、分割プリズム部材12によれば、波長領域の広いテラヘルツ波Tであっても、全波長領域にわたって所望の位相の変化量を実現できる。また、分割プリズム部材12では、金属等による反射を用いずに全反射のみを利用しているため、テラヘルツ波Tの損失を抑制できる。
分割プリズム部材12では、傾斜角θが55°となっているため、式(1)から、位相の変化量δは45°と求まる。したがって、各全反射面15a,15b,15c,15dでの全反射によるテラヘルツ波Tの位相の変化量の合計は、45°×4=180°すなわち1/2波長となる。
図3は、図1に示した波長板1の側面図である。本実施形態では、プリズム部材2は、6つの分割プリズム部材12a〜12fを隣接する分割プリズム部材12の当接面16同士が当接するように積層配置することで構成されている。
分割プリズム部材12の積層により、プリズム部材2の入射面3は、各分割プリズム部材12の一部入射面13a〜13fが連続することで構成され、出射面4は、各分割プリズム部材12の一部出射面14a〜14fが連続することで構成される。また、全反射面15は、各分割プリズム部材12a〜12fにおける全反射面15a〜15dの計24面で構成される。
さらに、プリズム部材2の第1の保持面7a、第3の保持面7c、及び第6の保持面7fは、それぞれ最下部に配置された分割プリズム部材12fの第1の当接面16a、第3の当接面16c、第6の当接面16fによって構成される。また、プリズム部材2の第2の保持面7b、第4の保持面7d、及び第5の保持面7eは、それぞれ最上部に配置された分割プリズム部材12aの第2の当接面16b、第4の当接面16d、及び第5の当接面16eによって構成される。
このようなプリズム部材2の構成により、入射面3に入射したテラヘルツ波Tの一部T1〜T6は、各分割プリズム部材12a〜12fの一部入射面13にそれぞれ入射し、各分割プリズム部材12a〜12fの第1の全反射面15a〜第4の全反射面15dの順に全反射した後、各分割プリズム部材12a〜12fの一部出射面14で集合して出射面4から出射する。
図4は、図3の部分拡大図である。本実施形態においては、一の分割プリズム部材12における第2の全反射面15bと、隣接する分割プリズム部材12における第1の全反射面15aとの間に隙間部Gが形成されている。隙間部Gの間隔(全反射面15aと全反射面15bとの間隔)は、例えばテラヘルツ波の全反射面15a,15bにおけるエバネッセント波の浸み出し深さd以上となっている。隙間部Gの間隔は、浸み出し深さdの2倍以上であることが好ましく、浸み出し深さdの3倍以上であることがより好ましく、浸み出し深さdの6倍以上であることが更に好ましい。なお、浸み出し深さdは、式(2)のとおりとなる。
Figure 2015028559

ただし、式(2)中、nは分割プリズム部材12の屈折率Nと隙間部Gを構成する媒質の屈折率Nとの比(N/N)を示し、θはテラヘルツ波の光軸と全反射面15の法線方向との間の傾斜角を示す。同様の隙間部Gは、一の分割プリズム部材12における第4の全反射面15dと、隣接する分割プリズム部材12における第3の全反射面15cとの間にも形成されている。
また、本実施形態においては、図4に示すように、分割プリズム部材12の第3の当接面16cが、第2の当接面16b及び第5の当接面16eよりも上側(第4の当接面16d側)に位置している。
以下、上記波長板1の作用効果を説明する。波長板1では、プリズム部材2が、分割プリズム部材12a〜12fを積層配置して構成されている。また、分割プリズム部材12a〜12fの一部入射面13a〜13fが、連続してプリズム部材2の入射面3を構成しており、かつ分割プリズム部材12a〜12fの一部出射面14a〜14fが、連続してプリズム部材2の出射面4を構成している。このため、テラヘルツ波Tの進行方向における各導波領域の寸法を抑えたまま、テラヘルツ波のビーム径に応じて入射面を大きくすることが可能となる。したがって、大きなビーム径に対しても波長板の小型化が図られる。
ここで、1/2波長板を作製するに際し、例えば図5(a)に示すように、入射面3と同じ大きさの入射面23を有し、かつ単一の導波領域のみを備えるプリズム部材で1/2波長板21を構成しようとした場合を考える。
図5(a)に示す比較例の波長板21は、入射面23と、出射面24と、第1の全反射面25aと、第2の全反射面25bと、第3の全反射面25cと、第4の全反射面25dとを有するプリズム部材22を備えている。この波長板21では、入射面23と出射面24とを直径30mmのテラヘルツ波Tに対応させた場合、テラヘルツ波Tの進行方向におけるプリズム部材22の長さL’は、例えば122mmとなる。
一方、図5(b)に示す実施例の波長板1では、テラヘルツ波Tの進行方向における分割プリズム部材12の長さLは、例えば29mmとなる。この波長板1では、分割プリズム部材12を積層し、入射面3と出射面4とを直径30mmのテラヘルツ波Tに対応させた場合であっても、テラヘルツ波Tの進行方向におけるプリズム部材2の寸法が分割プリズム部材12の寸法のまま維持される。したがって、大きなビーム径に対しても波長板1の小型化が図られる。
また、各分割プリズム部材12a〜12fは、波長領域の広いテラヘルツ波Tであっても、全波長領域にわたって所望の位相の変化量を実現できる。したがって、波長板1においても同様に、波長領域の広いテラヘルツ波Tであっても、全波長領域にわたって所望の位相の変化量を実現できる。
また、波長板1では、隣接する分割プリズム部材12の全反射面15間に、テラヘルツ波Tの全反射面15におけるエバネッセント波の浸み出し深さよりも大きな間隔の隙間部Gが配置されている。このため、隣接する分割プリズム部材12を通るテラヘルツ波Tの全反射面15におけるエバネッセント波が互いに干渉することを防止できる。したがって、エバネッセント波同士の干渉の影響を受けることなく、テラヘルツ波Tの位相変化量を所望の値とすることが可能となる。
また、波長板1では、分割プリズム部材12の第3の当接面16cが、第2の当接面16b及び第5の当接面16eよりも上側(第4の当接面16d側)に位置している。この様な構成により、分割プリズム部材12,12の境界面付近に入射するテラヘルツ波Tを損失なく全反射面15に導光することが可能となる。したがって、波長板1による光の損失の発生を低減できる。
また、分割プリズム部材12a〜12fは、テラヘルツ波Tの一部の入射軸と出射軸とが略一致するように構成されている。このため、図3に示すように、分割プリズム部材12a〜12fを積層した場合に、プリズム部材2におけるテラヘルツ波Tの入射軸と出射軸とを略一致させることができる。
波長板1を光学系に用いる場合、例えば波長板1をホルダ6aに保持させたものを(図6参照)、図7に示すように回転ホルダ6bに装着することができる。波長板1では、プリズム部材2におけるテラヘルツ波Tの入射軸と出射軸とが略一致しているので、入射軸及び出射軸を中心に回転ホルダ6bを回転させることで、テラヘルツ波Tの入射軸及び出射軸にずれが生じることなく、容易に光学系を調整できる。
また、波長板1は、テラヘルツ波Tの入射軸及び出射軸と平行な平坦面である保持面7を有するプリズム部材1を備えている。このため、図6に示すように、平坦な保持面7によって波長板1をホルダ6aに保持させることが容易となる。
図8は、変形例に係る波長板を示す斜視図である。また、図9は、その側面図である。図8及び図9に示すように、変形例に係る波長板31は、分割プリズム部材12を用いず、一体的に形成されたプリズム部材32によって構成されている点で第1実施形態と異なっている。
この波長板31では、分割プリズム部材12と同様の一部入射面43、一部出射面44、及び全反射面45(45a〜45d)を有する導波領域42(42a〜42f)がプリズム部材32内に積層配置され、各導波領域42の積層によって各一部入射面43が連続してプリズム部材32の入射面3を構成し、各一部出射面44が連続してプリズム部材32の出射面4を構成している。このような波長板31においても、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。なお、プリズム部材32は、バルク型の材料の削り出しによって形成してもよく、分割プリズム部材12を積層及び融着することによって形成してもよい。
1,31…波長板、2,32…プリズム部材、3…入射面、4…出射面、7…保持面、12…分割プリズム部材、13…一部入射面、14…一部出射面、15…全反射面、16…当接面、G…隙間部、T…テラヘルツ波、θ…傾斜角。

Claims (9)

  1. テラヘルツ波を入射させる入射面と、前記入射面から入射した前記テラヘルツ波を出射させる出射面とを有するプリズム部材を備え、
    前記プリズム部材は、前記テラヘルツ波の一部を入射させる一部入射面と、前記一部入射面から入射した前記テラヘルツ波を全反射させる複数の全反射面と、前記全反射面で全反射した前記テラヘルツ波を出射させる一部出射面とを有する複数の導波領域で構成され、
    前記複数の導波領域を積層配置することにより、前記各一部入射面が連続して前記プリズム部材の入射面を構成し、前記各一部出射面が連続して前記プリズム部材の出射面を構成することを特徴とする波長板。
  2. 隣接する前記各導波領域における前記全反射面間には、前記テラヘルツ波のエバネッセント波の浸み出し深さよりも大きな間隔の隙間部が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の波長板。
  3. 前記各導波領域において、前記一部入射面に入射する前記テラヘルツ波の入射軸と、前記一部出射面から出射する前記テラヘルツ波の出射軸とが略一致するように、前記テラヘルツ波の光軸に対する前記各全反射面の傾斜角が設定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の波長板。
  4. 前記各導波領域において、前記テラヘルツ波の光軸に対する前記各全反射面の傾斜角は、いずれも等しくなっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の波長板。
  5. 前記各導波領域において、前記複数の全反射面は、第1の全反射面、第2の全反射面、第3の全反射面及び第4の全反射面の4面で構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の波長板。
  6. 前記プリズム部材には、前記波長板を保持部材に保持させる保持面が前記テラヘルツ波の入射軸及び出射軸と略平行に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の波長板。
  7. 前記導波領域を有する分割プリズム部材を複数備え、
    前記プリズム部材は、前記複数の分割プリズム部材を積層配置してなることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の波長板。
  8. 前記各分割プリズム部材には、積層方向に隣接する前記分割プリズム部材に当接する当接面が前記テラヘルツ波の入射軸及び出射軸と略平行に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の波長板。
  9. テラヘルツ波を入射させる入射面と、前記入射面から入射した前記テラヘルツ波を出射させる出射面とを有するプリズム部材を構成する分割プリズム部材であって、
    前記テラヘルツ波の一部を入射させる一部入射面と、前記一部入射面から入射した前記テラヘルツ波を全反射させる複数の全反射面と、前記全反射面で全反射した前記テラヘルツ波を出射させる一部出射面とを有する導波領域を備えることを特徴とする分割プリズム部材。
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