JP2015027740A - 段ボールシート加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数種類のヤッコ型の段ボールシートを作製可能であって、装置構成や装置運用上の負担が軽減された段ボールシート加工装置を提供する。【解決手段】本発明の段ボールシート加工装置は、第1ダイカッタ4と、その下流側に配置された第2ダイカッタ8とを備えている。第1及び第2ダイカッタ4,8の各々のダイシリンダ41,81は、ダイシリンダ41,81の回転軸方向に沿って互いに近接離間自在に設けられた第1カッタ装着部と第2カッタ装着部とを備えている。第1カッタ装着部は、第1カッタ装着部に着脱自在に装着され、ダイシリンダ41,81の周方向に沿って近接離間自在な第1カッタと第2カッタとを有している。第2カッタ装着部も、同様に構成された第3カッタと第4カッタとを有している。【選択図】図1

Description

本発明は、矩形の段ボールシートを加工する段ボールシート加工装置に関しており、より詳細には、所謂ヤッコ型と称される形式の段ボール箱の基礎となる段ボールシートを作製するのに適した段ボールシート加工装置に関する。
段ボール箱の基礎となる段ボールシートの一般的な加工工程においては、特開2008−155348号公報に開示されているようなダイカッタが使用されて、段ボールシートの打ち抜き加工が行われる(特許文献1参照)。また、段ボールシートの一般的な加工工程においては、特開2011−245600号公報に開示されているようなスロッタが用いられて、段ボールシートの溝切り加工が行われる(特許文献2参照)。
段ボール箱の形式には、A式、B式やC式などの幾つかの種類が存在しているが、高さが低くて薄い物を梱包するのに使用されるのに好適な段ボール箱の形式として、ヤッコ型(たとう式)と称されるものがある。ヤッコ型の段ボール箱は、展開状態又はシート状態において十字状又は略十字状の(つまり、ヤッコ型の)形状を有していることを特徴としている。図13に、典型的なヤッコ型の段ボール箱を展開した状態(つまり、このような段ボール箱の基礎となる)の段ボールシートSを示す(以下、「ヤッコ型の段ボールシート」と称する)。図13において、罫線は破線を用いて示されている(段ボールシートを示すその他の図面でも同様)。
特開2008−155348号公報 特開2011−245600号公報
図13に示した、典型的なヤッコ型の段ボールシートSでは、段ボール箱として組み立てた状態にて隣接する側面部R1〜R4間に隙間が生じるという欠点がある。このような欠点を解消するものとして、図14及び図15に示すような内フラップ又はジョイントフラップJ1〜J4を有するヤッコ型の段ボールシートSが使用されている。
図14に示す段ボールシートSは、段ボール箱の幅方向に沿った側壁部R1及びR2の両端から内フラップJ1〜J4が延出している。図15に示す段ボールシートSは、段ボール箱の長さ方向に沿った側壁部R3及びR4の両端から内フラップJ1〜J4が延出している。これら内フラップJ1〜J4が内側に折り込まれることで、組み立てた段ボール箱にて隣接する側面部R1〜R4間の隙間が箱の内部から塞がれる。
従来のダイカッタやスロッタを用いた段ボールシートの一般的な加工装置では、A式等の典型的な段ボール箱の基礎となる段ボールシートや図13に示した段ボールシートSなどに加えて、図14と図15に示す段ボールシートSの両方を作製するためには、形状、配置や寸法が異なったカッタを多数準備する必要があり、装置構成や装置運用上の負担が大きかった。例えば、図14に示す段ボールシートSの製造時と、図15に示す段ボールシートSの製造時との間で、ダイカッタのカッタの交換が必要である場合、装置に予め準備又は使用されるカッタの種類はできるだけ少ないことが好ましいことは明らかである。
本発明は、上記の問題を解決するものであって、矩形又は略矩形の段ボールシートを加工して、複数種類のヤッコ型の段ボールシートを作製可能な段ボールシート加工装置であって、装置構成や装置運用上の負担が軽減された段ボールシート加工装置を提供する。
本発明の段ボールシート加工装置は、搬送された前記段ボールシートに打ち抜き加工を施す第1ダイカッタと、前記段ボールシートの搬送方向について前記第1ダイカッタの下流側に配置されており、前記第1ダイカッタで処理された段ボールシートに打ち抜き加工を施す第2ダイカッタとを備えており、前記第1ダイカッタ及び前記第2ダイカッタの各々のダイシリンダは、前記ダイシリンダの回転軸方向に沿って互いに近接離間自在に設けられた第1カッタ装着部と第2カッタ装着部とを備えており、前記第1カッタ装着部は、前記第1カッタ装着部に着脱自在に装着されると共に、前記ダイシリンダの周方向に沿って近接離間自在に構成された第1カッタと第2カッタとを有しており、前記第2カッタ装着部は、前記第2カッタ装着部に着脱自在に装着されると共に、前記ダイシリンダの周方向に沿って近接離間自在に構成された第3カッタと第4カッタとを有しており、前記第1カッタにより前記段ボールシートに形成される第1切断縁と、前記第3カッタにより前記段ボールシートに形成される第3切断縁とは、前記搬送方向に沿った前記段ボールシートの中心線に対して対称であり、前記第2カッタにより前記段ボールシートに形成される第2切断縁と、前記第4カッタにより前記段ボールシートに形成される第4切断縁とは、前記中心線に対して対称である。
本発明の段ボールシート加工装置では、前記段ボールシートを、内フラップを備えたヤッコ型の第1の段ボールシートに加工する場合、前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するように前記段ボールシートを打ち抜く。
本発明の段ボールシート加工装置では、前記段ボールシートを、前記第1の段ボールシートの形状とは異なる形状を有すると共に、内フラップを備えたヤッコ型の第2の段ボールシートに加工する場合、前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜き、前記第1ダイカッタの第1カッタ装着部と第2カッタ装着部の間隔は、前記第1の段ボールシートを製造する場合よりも大きくされる。
本発明の段ボールシート加工装置では、前記段ボールシートには、前記ダイシリンダの軸方向に沿った複数の罫線が予め形成されており、前記第2ダイカッタで打ち抜き加工された前記段ボールシートに、前記複数の罫線に直交するように罫線入れ加工を施すクリーザと、前記複数の罫線に直交するように溝切り加工を施すスロッタとを備えてよい。
本発明の段ボールシート加工方法は、上記の段ボールシート加工装置を用いて、前記段ボールシートを、内フラップを備えるヤッコ型の段ボールシートに加工する方法であって、前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、を含む。
本発明の段ボールシート加工方法は、上記の段ボールシート加工装置を用いて、前記段ボールシートを、内フラップを備えるヤッコ型の段ボールシートに加工する方法であって、前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、を含む。
本発明によれば、第1ダイカッタで使用されているカッタと第2ダイカッタで使用されているカッタと交換し、第1ダイカッタの第1カッタ装着部と第2カッタ装着部の間隔や第2ダイカッタの第1カッタ装着部と第2カッタ装着部の間隔を変更し、これら第1カッタ装着部と第2カッタ装着部における第1カッタと第2カッタの相対位置や第3カッタと第4カッタの相対位置を変更したりすることで、内フラップを備える複数種類のヤッコ型の段ボールシートを一台の加工装置で作製できると共に、作製される段ボールシートの種類や各種寸法の変更にも容易に対応することができる。
本発明の実施例である段ボールシート加工装置の概要を示す説明図である。 本発明に係る第1ダイカッタを示す正面図である。 図2の一部を破断して示す第1ダイカッタの拡大図である。 図2に示すA−A線を含む鉛直面で破断して矢視した第1ダイカッタの断面図である。 内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートを作製する場合における段ボールシート加工装置の関連部位の配置を模式的に示す説明図である。 図6(a)乃至(c)は、内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートを作製する工程を示す説明図である。 図7(a)乃至(b)は、内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートを作製する工程を示す説明図である。 内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートを作製する場合における段ボールシート加工装置の関連部位の配置を模式的に示す説明図である。 図9(a)乃至(c)は、内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートを作製する工程を示す説明図である。 図10(a)乃至(b)は、内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートを作製する工程を示す説明図である。 ヤッコ型の段ボールシートを作製する場合における段ボールシート加工装置の関連部位の配置を模式的に示す説明図である。 ヤッコ型の段ボールシートを作製する工程を示す説明図である。 ヤッコ型の段ボールシートの上面図である。 内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートの上面図である。 内フラップを有するヤッコ型の段ボールシートの上面図である。
以下、本発明について、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明の一実施例である段ボールシート加工装置の概要を示す説明図である。段ボールシート加工装置は、矩形の段ボールシートSに、打ち抜き加工、罫線入れ加工や溝切り加工などを施して、A式やヤッコ型などの所定の形状の段ボール箱へと組み立て可能な形状にするものである。
段ボールシート加工装置は、加工される段ボールシートSを積載すると共に、一枚ずつ送り出す給紙部(1)と、給紙部(1)から送られた段ボールシートSに印刷処理を行う第1プリンタ(2)と第2プリンタ(3)とを備えている。これらプリンタ(2)(3)で印刷された段ボールシートSには、第1ダイカッタ(4)、さらには、第2ダイカッタ(8)にて打ち抜き加工が施される。第2ダイカッタ(8)で処理された段ボールシートSは、クリーザ(9)に送られて罫線入れ加工を施される。クリーザ(9)で処理された段ボールシートSは、ダブルスロッタ(10)に送られて溝切り加工を施される。
図1では、段ボールシート加工装置における段ボールシートSの搬送方向又は流れが矢線PLで示されている。本明細書では、段ボールシート加工装置の各種構成要素の位置や向きに言及するために、段ボールシートSの搬送方向に基づいて「上流側」及び「下流側」なる文言を使用することがある。例えば、第2ダイカッタ(8)は、第1ダイカッタ(4)の下流側に位置しており、第1ダイカッタ(4)は、第2ダイカッタ(8)の上流側に位置している。
給紙部(1)では、図示を省略したキッカによって、載置された段ボールシートSにおける最下層に位置する段ボールシートSが下流側に押し出される。押し出された段ボールシートSは、上下一対のフィードロール(11)(12)の間に送られる。フィードロール(11)(12)は、図1に示す矢印の方向に回転しており、フィードロール(11)(12)の間に入れられた段ボールシートSは、第1プリンタ(2)へと送られる。
第1プリンタ(2)は、印刷シリンダ(21)と、その下方に配置されたプレスシリンダ(22)と、印刷シリンダ(21)の上方に配置されたインキ付けロール(23)及び絞りロール(24)とを備えている。インキ付けロール(23)と絞りロール(24)の間にはインキ貯留部が形成されており、インキ貯留部に入れられたインキがインキ付けロール(23)を介して印刷シリンダ(21)の表面に設けられた印版(図示せず)に付着する。印刷シリンダ(21)及びプレスシリンダ(22)は、図1に示す矢印の方向に回転しており、印刷シリンダ(21)及びプレスシリンダ(22)の間を段ボールシートSが通ることで段ボールシートSに印刷が施される。その後、段ボールシートSは、第1プリンタ(2)のフィードロール(25)(26)の間に送られる。
段ボールシートSは、第1プリンタ(2)のフィードロール(25)(26)から第2プリンタ(3)へと送られる。第1プリンタ(2)と同様に、第2プリンタ(3)は、印刷シリンダ(31)と、プレスシリンダ(32)と、インキ付けロール(33)と、絞りロール(34)と、フィードロール(35)(36)とを備えているが、段ボールシートSに印刷されるインキの色と、印刷シリンダ(31)の印版のパターンとが第1プリンタ(2)とは異なる。
第2プリンタ(3)から出た段ボールシートSは、第1ダイカッタ(4)に送られる。第1ダイカッタ(4)は、段ボールシートSを打ち抜くカッタを有するダイシリンダ(41)と、その下方に配置されたアンビルシリンダ(42)とを備えている。ダイシリンダ(41)及びアンビルシリンダ(42)は、図1に示す矢印の方向に回転しており、ダイシリンダ(41)及びアンビルシリンダ(42)の間を段ボールシートSが通ることで段ボールシートSに打ち抜き加工が施される。その後、段ボールシートSは、第1ダイカッタ(4)のフィードロール(43)(44)を介して第2ダイカッタ(8)へと送られる。
第1ダイカッタ(4)の下流側に列置される第2ダイカッタ(8)は、第1ダイカッタ(4)と同様に、ダイシリンダ(81)と、アンビルシリンダ(82)と、フィードロール(83)(84)とを備えている。第1ダイカッタ(4)と第2ダイカッタ(8)の詳細については、後述する。
第2ダイカッタ(8)から出た段ボールシートSは、クリーザ(9)に送られる。クリーザ(9)は、罫線付けロール(91)とアンビルロール(92)とを備えており、図1に示す矢印の方向に回転している罫線付けロール(91)とアンビルロール(92)の間を段ボールシートSが通ることで段ボールシートSに罫線付け加工が施される。段ボールシートSには、段ボールシートSの搬送方向PLに沿った複数の罫線が刻設される。その後、段ボールシートSは、クリーザ(9)のフィードロール(93)(94)を介してダブルスロッタ(10)へと送られる。
ダブルスロッタ(10)は、上下一対の第1スロッタロール(101)(102)とそれらの下流側に配置された上下一対の第2スロッタロール(103)(104)と、第1スロッタロール(101)(102)と第1スロッタロール(103)(104)の間に配置されたフィードロール(105)(106)とを備えている。上側に配置された第1スロッタロール(101)と第2スロッタロール(103)とには、溝切り刃(図示省略)が設けられており、下側に配置された第1スロッタロール(102)と第2スロッタロール(104)とには、溝切り刃に対応した受け刃(図示省略)が設けられている。図1に示す矢印の方向に回転している第1スロッタロール(101)(102)の間を、段ボールシートSが通過すると、段ボールシートSの下流側の部分に溝切り加工が施される。その後、段ボールシートSは、フィードロール(105)(106)を介して第1スロッタロール(103)(104)に送られる。図1に示す矢印の方向に回転している第1スロッタロール(103)(104)の間を、段ボールシートSが通過すると、段ボールシートSの上流側の部分に溝切り加工が施される。ダブルスロッタ(10)で処理された段ボールシートSは、例えば、図示を省略したスタッカに送られて積み上げられる。
図2は、第1ダイカッタ(4)を上流側から見た正面図である。図3は、図2の右側の部分を一部破断して示す第1ダイカッタ(4)の拡大図である。図4は、図2に示すA−A線を含む平面で破断して矢視した第1ダイカッタ(4)の断面図である。
第1ダイカッタ(4)は、フロアFLに立設されたコ字状のフレーム(45)を備えている。ダイシリンダ(41)は、段ボールシートSの搬送方向PLに直交するように、且つ水平に配置された(つまり、第1ダイカッタ(4)の機械幅方向に沿って配置された)軸体(46)を含んでおり、その両端は、フレーム(45)の対向する鉛直壁部にベアリングを介して軸止されている。軸体(46)には、第1カッタ装着部(47a)と第2カッタ装着部(47b)が、ダイシリンダ(41)又は軸体(46)の回転軸方向に沿って互いに近接離間自在に設けられている。第1カッタ装着部(47a)と第2カッタ装着部(47b)は、図2に示すように左右対称に構成されている。
第1カッタ装着部(47a)及び第2カッタ装着部(47b)の各々は、軸体(46)に環装される略円筒状の第1カッタホルダ(48a)(48b)を備えている。軸体(46)の外面には、回転軸方向に沿って凸条(49)が設けられており、第1カッタホルダ(48a)(48b)の内面には、凸条(49)に嵌まる溝が形成されている。これによって、第1カッタホルダ(48a)(48b)は、凸条(49)をカイドとして軸体(46)上を摺動自在とされると共に、軸体(46)に対する回転を規制されている。
図3に示すように、第1カッタホルダ(48a)(48b)は、内側部材(51)と、外側部材(52)と、鍔部材(53)とを組み合わせることで構成されている。内側部材(51)と鍔部材(53)とを組み合わせて固定することで、第1カッタホルダ(48a)(48b)には、環状のガイド溝(54a)(54b)が形成されており、各第1カッタホルダ(48a)(48b)のガイド溝(54a)(54b)には、図4に示すように、ダイシリンダ(41)の上方に互いに平行に設けられた2本のガイド軸(55)(56)に沿って摺動自在に設けられた厚板状の摺動部材(57a)(57b)の下端部が嵌められる。ガイド軸(55)(56)は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)と平行に配置されている。摺動部材(57a)(57b)の下端部には、環状のガイド溝(54a)(54b)に沿うように半円状の切り欠きが形成されている。
ガイド軸(55)(56)の間には、ダイシリンダ(41)の軸体(46)と平行に一対のねじ軸(58a)(58b)が設けられている。これらねじ軸(58a)(58b)は、フレーム(45)の対向する鉛直壁部にベアリングを介して軸止されている。ねじ軸(58a)(58b)は、摺動部材(57a)(57b)を貫通しているが、上流側のねじ軸(58a)は、第1カッタ装着部(47a)と組み合わされた摺動部材(57a)に設けられたねじ軸受(59a)と螺合しており、下流側のねじ軸(58b)は、第2カッタ装着部(47b)と組み合わされた摺動部材(57b)に設けられたねじ軸受(図示省略)と螺合している。これらねじ軸(58a)(58b)の各々の端部には、図示を省略したモータが連結されており、これらモータの各々が独立して正逆回転することで、摺動部材(57a)(57b)がガイド軸(55)(56)に案内されて(図2にて左右に)独立に摺動する。摺動部材(57a)(57b)の摺動に伴って、第1カッタ装着部(47a)及び第2カッタ装着部(47b)も軸体(46)に沿って独立に移動する。図2では、第1カッタ装着部(47a)及び第2カッタ装着部(47b)が最内にある状態を実線で、最外にある状態を二点鎖線で示している。
一方、ダイシリンダ(41)の軸体(46)の一端は、フレーム(45)の外側に設けられたギア機構(60)と連結されており、ギア機構(60)と連結されたモータ(図示省略)が回転すると、第1カッタ装着部(47a)及び第2カッタ装着部(47b)と共に軸体(46)が回転する。
各第1カッタホルダ(48a)(48b)の内側部材(51)と外側部材(52)とは、周方向に沿った環状の溝を形成するように組み合わされて固定されており、当該溝には、環状又は円筒状の第2カッタホルダ(61a)(61b)が嵌め込まれている。第2カッタホルダ(61a)(61b)の内面には内歯車が形成されており、当該内歯車は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)と平行に設けられた長歯車(62)と歯合している。第2カッタホルダ(61a)(61b)(ひいては、第1カッタ装着部(47a)及び第2カッタ装着部(47b))は、長歯車(62)に沿って摺動自在にされている。長歯車(62)の一端は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)の一端に固定された第1フランジ部(63)に設けられたベアリング(図示せず)に軸止されており、長歯車(62)の他端は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)の他端に固定された第2フランジ部(64)内に設けられたベアリング(65)に軸止されている。
第2フランジ部(64)には、外歯と内歯を有する歯車(66)が環設されており、その内歯は、長歯車(62)と歯合している。歯車(66)の外歯は、図示を省略したモータと連結された駆動歯車(67)と歯合しており、ダイシリンダ(41)の軸体(46)が静止している状態で当該モータが正逆回転することで、長歯車(62)を介して第2カッタホルダ(61a)(61b)が共に軸体(46)の回転軸回りで回転する。なお、第1ダイカッタ(4)の動作中は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)の回転に同期して駆動歯車(67)が回転することで、ダイシリンダ(41)の軸体(46)に対する歯車(66)の回転が抑制されて、周方向について、ダイシリンダ(41)の軸体(46)又は第1カッタホルダ(48a)(48b)に対する第2カッタホルダ(61a)(61b)の相対位置は保持される。
第1カッタ装着部(47a)の第1カッタホルダ(48a)には、複数のねじ穴が形成された第1カッタ取付板(68a)が、例えばボルトを用いて、着脱自在に装着されている。第1カッタ取付板(68a)は、第1カッタホルダ(48a)の外周面に沿って湾曲しており、第1カッタ取付板(68a)の表面には、段ボールシートSの打ち抜き用の第1カッタ(69a)が固定された湾曲した第1木型(70a)がねじを用いて着脱自在に装着される。図2及び図3では、第1カッタ(69a)として、軸体(46)の回転軸方向に沿って段ボールシートSをI字状に打ち抜くカッタが取り付けられている模様が示されている。
第1カッタ装着部(47a)の第2カッタホルダ(61a)には、複数のねじ穴が形成された第2カッタ取付板(71a)が、例えばボルトを用いて、着脱自在に装着されている。第2カッタ取付板(71a)は、第2カッタホルダ(61a)の外周面に沿って湾曲していると共に、第1カッタホルダ(61a)の外周面に形成されたガイド溝(72a)に沿って案内されるように構成されている。第2カッタ取付板(71a)の表面には、段ボールシートSの打ち抜き用の第2カッタ(73a)が固定された湾曲した第2木型(74a)がねじを用いて着脱自在に装着される。図2及び図4では、第2カッタ(73a)として、段ボールシートSをL字状に打ち抜くカッタが取り付けられている模様が示されている。
上述したように第1カッタホルダ(48a)に対して第2カッタホルダ(61a)が回転することで、第1カッタ(69a)と第2カッタ(73a)は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)の周方向に沿って近接離間自在に構成されている。言い換えると、第1カッタ装着部(47a)において、第2カッタ(73a)は、周方向に移動自在に設けられている。なお、L字状に打ち抜くカッタ用の第2カッタ取付板(71a)の代わりに、I字状に打ち抜くカッタ用の第1カッタ取付板(68a)を第2カッタホルダ(61a)に装着することが可能である。また、第1カッタ取付板(68a)の代わりに第2カッタ取付板(71a)を第1カッタホルダ(48a)に装着することが可能である。つまり、第1カッタホルダ(48a)及び第2カッタホルダ(61a)に、任意のタイプの第1カッタ(69a)及び第2カッタ(73a)を夫々装着することができる。
第2カッタ装着部(47b)の第1カッタホルダ(48b)にも、第1カッタ装着部(47a)と同様に第1カッタ取付板(68b)が着脱自在に装着されている。第2カッタ装着部(47b)の第1カッタ取付板(68b)には、第3カッタ(69b)が固定された第3木型(70b)がねじを用いて着脱自在に装着される。図2では、第3カッタ(69b)として、軸体(46)の回転軸方向に沿って段ボールシートSをI字状に打ち抜くカッタが取り付けられている模様が示されている。これらカッタ(69a)(69b)は、段ボールシートSの搬送方向PLに沿った、且つ段ボールシートSの中心線X(図6(c)等参照)を通る鉛直面について、鏡像対称性(面対称性)を有するように配置される。
第2カッタ装着部(47b)の第2カッタホルダ(61b)にも、第1カッタ装着部(47b)と同様に、第2カッタ取付板(71b)が着脱自在に装着されており、第2カッタホルダ(61b)の外周面に形成されたガイド溝(72b)に沿って案内されるように構成されている。第2カッタ装着部(47b)の第2カッタ取付板(71b)の表面には、第4カッタ(73b)が固定された第4木型(74b)がねじを用いて取り付けられる。図2及び図3では、第4カッタ(73b)として、段ボールシートSをL字状に打ち抜く第4カッタ(73b)が取り付けられている模様が示されている。これらカッタ(73a)(73b)は、段ボールシートSの搬送方向PLに沿って段ボールシートSの中心線Xを通る鉛直面について、鏡像対称性を有するように配置される。
第2カッタ装着部(47b)の第1カッタホルダ(48b)に対して第2カッタ装着部(47b)の第2カッタホルダ(61b)が回転することで、第3カッタ(69b)と第4カッタ(73b)は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)の周方向に沿って近接離間自在に構成されている。言い換えると、第2カッタ装着部(47b)において、第4カッタ(73b)は、周方向に移動自在に設けられている。上述したように、第1カッタ装着部(47a)と第2カッタ装着部(47b)の第2カッタホルダ(61a)(61b)が回転するので、第2カッタ(73a)の回転動作と、第4カッタ(73b)の回転動作とは同期している。
ダイシリンダ(41)の下方には、アンビルシリンダ(42)が配設されている。アンビルシリンダ(42)の軸体(75)は、ダイシリンダ(41)の軸体(46)に平行に配置されると共に、その両端は、フレーム(45)の対向する鉛直壁部にベアリングを介して軸止されている。軸体(75)の表面には、樹脂製の筒体(76)が環設されている。アンビルシリンダ(42)の軸体(75)の一端は、ギア機構(60)に連結されており、ダイシリンダ(41)の回転と同期してアンビルシリンダ(42)は回転する。
第2ダイカッタ(8)は、図2乃至図4に示したような第1ダイカッタ(4)の構成と同様、又はほぼ同様な構成を有していることから、詳細な説明は省略する。しかしながら、第1ダイカッタ(4)に装着される第1カッタ乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)と、第2ダイカッタ(8)に装着される第1カッタ乃至第4カッタ(86a)(86b)(87a)(87b)(図5等参照)とは、作製される段ボールシートSの形状に応じて選択され、第1ダイカッタ(4)の第1乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)の組み合わせと、第2ダイカッタ(8)の第1乃至第4カッタ(86a)(86b)(87a)(87b)の組み合わせとは異なり得る。
第2ダイカッタ(8)の第1カッタ装着部(85a)及び第2カッタ装着部(85b)(図5等参照)の位置は、第1ダイカッタ(4)の第1カッタ装着部(47a)及び第2カッタ装着部(47b)とは独立して制御される。また、第2ダイカッタ(8)の第1カッタ装着部(85a)及び第2カッタ装着部(85b)の第2カッタホルダ(図示せず)の位置は、第1ダイカッタ(4)の(47a)及び第2カッタ装着部(47b)の第2カッタホルダ(61a)(61b)とは独立して制御される。
以下、本発明の実施例である段ボールシート加工装置を用いた段ボールシートの加工について具体例を説明する。まず、実施例の段ボールシート加工装置を用いて、図14に示すヤッコ型の段ボールシートを作製する手順について述べる。図5は、この場合における段ボールシート加工装置における関連部位の配置を、作製される段ボールシートSと対比させて模式的に示したものであり、図6(a)乃至図6(c)、図7(a)及び図7(b)は、段ボールシートSの形状の変化を示している。第1ダイカッタ(4)の第1カッタ装着部(47a)と第2カッタ装着部(47b)の間隔は、第2ダイカッタ(8)の第1カッタ装着部(85a)と第2カッタ装着部(85b)の間隔と同じにされている。
図5(a)は、給紙部(1)における段ボールシートSの形状を示している。段ボールシート加工装置で処理される段ボールシートSは、矩形の形状を有しており、搬送方向PLに直交する罫線K1〜K4(破線で示す)が予め形成されている。なお、段ボールシートSの形状は、略矩形であってよい。
第2プリンタ(3)の上方のフィードローラ(35)には、罫入れ用エッジが形成された一対の罫線ロール部(37a)(37b)が、機械幅方向に(段ボールシートSの搬送方向PLに直交した水平方向に)離間して設けられている。第1プリンタ(2)及び第2プリンタ(3)で印刷処理がなされた段ボールシートSは、第2プリンタ(3)のフィードローラ(35)(36)を介して第1ダイカッタ(4)に送られるが、その際に、罫線ロール部(37a)(37b)によって段ボールシートSの搬送方向に沿った罫線P1及びP2が、図6(b)に示すように刻設される。なお、罫線ロール部(37a)(37b)の各々の位置は、機械幅方向に自在に変更可能である。
次に、第1ダイカッタ(4)にて、段ボールシートSに打ち抜き加工がなされる。図6(c)は、第1ダイカッタ(4)の第1乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)が段ボールシートSに作用する模様を模式的に示している。まず、段ボールシートSの下流側の部分に、移動側の第2カッタ(73a)と第4カッタ(73b)とが作用する。第2カッタ(73a)と第4カッタ(73b)とには、先に述べたように、L字状に段ボールシートSを打ち抜くカッタが使用されており、これらカッタ(73a)(73b)が作用することで、図7(a)に示すように、L字状のスリットを規定する切断縁V2及びV4が、中心線Xに対称に形成される。これら切断縁V2及びV4の各々が規定するスリットは、段ボールシートSの搬送方向PLに沿った開口領域と、当該開口領域の内側の端部から機械幅方向に沿って外方に延びる開口領域とを含んでいる。第2カッタ(73a)による切断縁V2で規定されるスリットは、搬送方法PLに沿った内側の縁が罫線P1に合わせられると共に、罫線K4を部分的に削除するように形成される。第4カッタ(73b)による切断縁V4で規定されるスリットは、搬送方法PLに沿った内側の縁が罫線P2に合わせられると共に、罫線K4を部分的に削除するように形成される。
次に、図6(c)に示すように、段ボールシートSの上流側の部分に、固定側の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)とが作用する。第1ダイカッタ(4)の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)とには、図2等に示すように、I字状に段ボールシートSを打ち抜くカッタが使用されており、これらカッタ(69a)(69b)が作用することで、機械幅方向に沿ってI字状のスリットを規定する切断縁V1及びV3が中心線Xに対称に形成される。図7(a)に示すように、第1カッタ(69a)による切断縁V1の搬送方向PLに沿った部分と機械幅方向に沿った下流側の部分とは、罫線P1と罫線K2とに夫々合わせられ、第3カッタ(69b)による切断縁V3の搬送方向PLに沿った部分と機械幅方向に沿った下流側の部分は、罫線P2及び罫線K2に夫々合わせられる。
次に、第2ダイカッタ(8)にて、段ボールシートSに打ち抜き加工がなされる。図7(a)は、第2ダイカッタ(8)の第1乃至第4カッタ(86a)(86b)(87a)(87b)が段ボールシートSに作用する模様を模式的に示している。まず、段ボールシートSの下流側の部分に、移動側の第2カッタ(87a)と第4カッタ(87b)とが作用する。第2ダイカッタ(8)の第2カッタ(87a)と第4カッタ(87b)とには、第1ダイカッタ(4)の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)と同様なカッタが使用されており、これらカッタ(87a)(87b)が作用することで、図7(b)に示すように、機械幅方向に沿ってI字状のスリットを規定する切断縁W2及びW4が中心線Xに対称に形成される。第2カッタ(87a)による切断縁W2は、罫線P1及び罫線K3に夫々合わせられ、第4カッタ(87b)による切断縁W4は、罫線P2及び罫線K3に合わせられる。
次に、段ボールシートSの上流側の部分に、第2ダイカッタ(8)の固定側の第1カッタ(86a)と第3カッタ(86b)とが作用する。第2ダイカッタ(8)の第1カッタ(86a)と第3カッタ(86b)とには、L字状に段ボールシートSを打ち抜くカッタが使用されており、これらカッタ(86a)(86b)が作用することで、L字状のスリットを規定する切断縁W1及びW3が中心線Xに対称に形成される。これら切断縁W1及びW3で規定されるスリットは、段ボールシートSの搬送方向に沿った開口領域と、当該開口領域の内側の端部から機械幅方向に沿って外方に延びる開口領域とを含んでいる。第1カッタ(86a)による切断縁W1で規定されるスリットは、その縁が罫線P1に合わせられると共に、罫線K1を部分的に削除するように形成される。第1カッタ(86b)による切断縁W3で規定されるスリットは、その縁が罫線P3に合わせられると共に、罫線K1を部分的に削除するように形成される。
説明している例では、第1ダイカッタ(4)の第2カッタ(73a)及び第4カッタ(73b)と、第2ダイカッタ(8)の第1カッタ(86a)及び第3カッタ(86b)とはL字状に段ボールシートSを打ち抜いているが、これらカッタ(73a)(73b)(86a)(86b)によって形成される切断縁V2、V4、W1及びW3の機械幅方向の部分が段ボールシートSの外縁まで至ることで、段ボールシートSの4隅の部分が、これらカッタ(73a)(73b)(86a)(86b)が作用することで削除されてもよい。
第2ダイカッタ(8)の固定側の第1カッタ(86a)と第3カッタ(86b)とが作用した後、段ボールシートSは、第2ダイカッタ(8)のフィードロール(83)(84)を介してクリーザ(9)に送られる。クリーザ(9)の罫線付けロール(91)には、罫入れ用エッジが形成された一対の罫線ロール部(95a)(95b)が、機械幅方向に離間して設けられており、クリーザ(9)では、これら罫線ロール部(95a)(95b)によって、段ボールシートSの搬送方向PLに沿った罫線Q1及びQ2が、図7(b)に示すように刻設される。なお、罫線ロール部(95a)(95b)の各々の位置は、機械幅方向に自在に変更可能である。
次に、段ボールシートSは、クリーザ(9)のフィードロール(93)(94)を介してダブルスロッタ(10)に送られる。上側の第1スロッタロール(101)には、溝切り刃を有する一対の第1刃物ヘッド(107a)(107b)が機械幅方向に離間して設けられており、下側の第1スロッタロール(102)には、受け刃を有する一対の刃物ヘッド(図示せず)が一対の第1刃物ヘッド(107a)(107b)に夫々対応して設けられている。第1スロッタロール(101)(102)の間を、段ボールシートSが通過することで、罫線Q1及びQ2に沿って、段ボールシートSの下流側の部分に溝切り(切断)加工が施される。これにより、段ボールシートSの下流側の両隅部分が削除される。第1刃物ヘッド(107a)(107b)(及び対応する側の第1スロッタロール(102)の刃物ヘッド)の各々の位置は、クリーザ(9)の罫線ロール部(95a)(95b)の位置に合わせて変更可能である。
その後、段ボールシートSは、フィードロール(105)(106)を介して第1スロッタロール(103)(104)に送られる。上側の第2スロッタロール(103)には、溝切り刃を有する一対の第2刃物ヘッド(108a)(108b)が機械幅方向に離間して設けられており、下側の第2スロッタロール(104)には、受け刃を有する一対の刃物ヘッド(図示せず)が一対の第1刃物ヘッド(108a)(108b)に夫々対応して設けられている。第1スロッタロール(103)(104)の間を、段ボールシートSが通過することで、罫線Q1及びQ2に沿って、段ボールシートSの上流側の部分に溝切り(切断)加工が施される。これにより、段ボールシートSの上流側の両隅部分が削除される。これにて、図14に示すヤッコ型の段ボールシートSが完成する。第2刃物ヘッド(108a)(108b)(及び対応する側の第1スロッタロール(102)の刃物ヘッド)の各々の位置は、クリーザ(9)の罫線ロール部(95a)(95b)の位置に合わせて変更可能である。
実施例の段ボールシート加工装置を用いて、図15に示すヤッコ型の段ボールシートSを製造する手順について述べる。図15に示す段ボールシートSは、図14に示す段ボールシートSと、内フラップJ1乃至J4の向きを除いて同じ形状及び寸法にされている。図8は、この場合における段ボールシート加工装置における関連部位の配置を、作製される段ボールシートSと対比させて模式的に示したものであり、図9(a)乃至図9(c)、図10(a)及び図10(b)は、段ボールシートSの形状の変化を示している。図15に示すヤッコ型の段ボールシートSを作製する場合には、第1ダイカッタ(4)の第1カッタ装着部(47a)と第2カッタ装着部(47b)の間隔は、図14に示す段ボールシートSを作製する場合よりも大きく設定されている。また、第2ダイカッタ(8)の第1カッタ装着部(85a)と第2カッタ装着部(85b)の間隔は、図14に示す段ボールシートSを作製する場合と同じに設定されている。
図9(a)は、給紙部(1)における段ボールシートSの形状を示している。先と同様に、段ボールシート加工装置で処理される段ボールシートSには、搬送方向に直交する罫線K1〜K4が予め形成されている。
第1プリンタ(2)及び第2プリンタ(3)で印刷処理がなされた段ボールシートSには、第2プリンタ(3)のフィードローラ(35)の罫線ロール部(37a)(37b)によって、段ボールシートSの搬送方向に沿った罫線P1及びP2が、図9(b)に示すように刻設される。
第1ダイカッタ(4)では、図9(c)に示すように、第1乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)が段ボールシートSに作用する。まず、段ボールシートSの下流側の部分に、移動側の第2カッタ(73a)と第4カッタ(73b)とが作用する。第2カッタ(73a)と第4カッタ(73b)とには、L字状に段ボールシートSを打ち抜く、先のケースで使用したものと同じカッタが使用されており、これらカッタ(73a)(73b)が作用することで、図10(a)に示すように、切断縁V2及びV4が中心線Xに対称に形成される。第2カッタ(73a)と第4カッタ(73b)のダイシリンダ(41)の回転軸回りの位置は、先のケースの位置から変更されている。切断縁V2及びV4は、段ボールシートSの下流側の両隅を切除するように形成されている。切断縁V2及びV4の機械幅方向の縁は、罫線K3に合わせられる。また、切断縁V2及びV4は夫々、罫線P1及び罫線P2を部分的に削除するように形成される。
次に、図9(c)に示すように、段ボールシートSの上流側の部分に、固定側の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)とが作用する。第1ダイカッタ(4)の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)とには、L字状に段ボールシートSを打ち抜くカッタが使用されており、これらカッタ(69a)(69b)が作用することで、切断縁V1及びV3が中心線Xに対称に形成される。切断縁V1及びV3は、段ボールシートSの上流側の両隅を切除するように形成されている。切断縁V1及びV3の機械幅方向の部分は、罫線K2に合わせられる。第1ダイカッタ(4)の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)とには、図13の段ボールシートSを作製する場合にて、第2ダイカッタ(8)の第1カッタ(86a)と第3カッタ(86b)として使用したカッタが夫々使用できる。
説明している例では、第1ダイカッタ(4)の第1乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)はL字状に段ボールシートSを打ち抜いているが、例えば、これらカッタ(69a)(69b)(73a)(73b))によって形成される切断縁V1乃至V4の搬送方向PLに沿った部分が段ボールシートSの外縁まで至らないことで、段ボールシートSの4隅の部分が、これらカッタ(73a)(73b)(86a)(86b)が作用した後に残されてもよい。
第2ダイカッタ(8)では、図10(a)に示すように、第1乃至第4カッタ(86a)(86b)(87a)(87b)が段ボールシートSに作用する。まず、段ボールシートSの下流側の部分に、移動側の第2カッタ(87a)と第4カッタ(87b)とが作用して、切断縁V2及びV4から内側に延びるようにI字状のスリットを規定する切断縁W2及びW4が中心線Xに対称に形成される。図10(b)に示すように、切断縁W2及びW4(の上流側の部分)は、罫線K4に合うように形成される。第2ダイカッタ(8)の第2カッタ(87a)と第4カッタ(87b)とには、機械幅方向に沿ってI字状の段ボールシートSを打ち抜く、先のケースで使用したものと同じカッタが使用されている。第2カッタ(87a)と第4カッタ(87b)の軸回りの位置は、先のケースの位置から変更される。
次に、段ボールシートSの上流側の部分に、第2ダイカッタ(8)の固定側の第1カッタ(86a)と第3カッタ(86b)とが作用して、切断縁V1及びV3から内側に延びるようにI字状のスリットを規定する切断縁W1及びW3が中心線Xに対称に形成される。図10(b)に示すように、切断縁W1及びW3(の下流側の部分)は、罫線K1に合うように形成される。第2ダイカッタ(8)の固定側の第1カッタ(86a)と第3カッタ(86b)とには、I字状に段ボールシートSを打ち抜くカッタが使用されており、例えば、先のケースで第1ダイカッタ(4)の第1カッタ(69a)と第3カッタ(69b)として使用したものと同じカッタが使用されてよい。
図10(a)に示すように、第1乃至第4カッタ(85a)(85b)(87a)(87b)が段ボールシートSに作用することで、図10(b)に示すように、罫線K1及び罫線K4に沿ってI字状のスリットを規定する切断縁W1乃至W4が形成される。その後、段ボールシートSには、クリーザ(9)にて罫線Q1及びQ2が刻設される。図10(b)に示すように、罫線Q1は、切断縁W1及びW2に合わせられており、罫線Q2は、切断縁W3及びW4に合わせられている。その後、段ボールシートSが、ダブルスロッタ(10)にて処理されることで、段ボールシートSの上流側の部分に溝切り加工が施される。これにより、段ボールシートSの下流側の端部の両隅部分と上流側の端部の両隅部分とが、罫線Q1及びQ2に沿って削除されると共に、内フラップJ1〜J4を画定するスリットが搬送方向PLに沿って形成される。これにて、図15に示すヤッコ型の段ボールシートSが完成する。
実施例の段ボールシート加工装置を用いて、図13に示すヤッコ型の段ボールシートSを作製することも可能である。図13に示すヤッコ型の段ボールシートSは、図14又は図15に示したものと、内フラップJ1乃至J4がない点を除いて同じである。図11は、この場合における段ボールシート加工装置における関連部位の配置を、作製される段ボールシートSと対比させて模式的に示したものである。図12は、段ボールシートSに、第1ダイカッタ(4)の第1乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)と、第2ダイカッタ(8)の第1乃至第4カッタ(86a)(86b)(87a)(87b)とが作用する模様を模式的に示す説明図である。
図6(a)又は図9(a)のように、搬送方向に直交する罫線K1〜K4が予め形成されている段ボールシートSが使用され、当該段ボールシートSに罫線P1及びP2が、第2プリンタ(3)のフィードローラ(37a)(37b)にて刻設される。このケースでは、第1ダイカッタ(4)の第1乃至第4カッタ(69a)(69b)(73a)(73b)と、第2ダイカッタ(8)の第1乃至第4カッタ(86a)(86b)(87a)(87b)として、I字状に段ボールシートSを打ち抜くカッタが使用されている。第1ダイカッタ(4)の第2及び第4カッタ(73a)(73b)は、罫線K3に合うようにI字状のスリットを規定する切断縁を中心線Xに対称に形成し、第2ダイカッタ(8)の第1及び第3カッタ(86a)(86b)は、罫線K2に合うようにI字状のスリットを規定する切断縁を中心線Xに対称に形成する。なお、第1ダイカッタ(4)の第1及び第3カッタ(69a)(69b)と、第2ダイカッタ(8)の第2及び第4カッタ(87a)(87b)とは取り外されていてもよい。
第1及び第2ダイカッタ(4)(8)で処理された段ボールシートSには、クリーザ(9)にて罫線Q1及びQ2が刻設される。その後、ダブルスロッタ(10)にて、罫線Q1及びQ2に沿って前後に切断されることで、図13に示すヤッコ型の段ボールシートSが得られる。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
(4) 第1ダイカッタ
(41) ダイシリンダ
(47a) 第1カッタ装着部
(47b) 第2カッタ装着部
(69a) 第1カッタ
(73a) 第2カッタ
(69b) 第3カッタ
(73b) 第4カッタ
(8) 第2ダイカッタ
(81) ダイシリンダ
(85a) 第1カッタ装着部
(85b) 第2カッタ装着部
(86a) 第1カッタ
(87a) 第2カッタ
(86b) 第3カッタ
(87b) 第4カッタ
(9) クリーザ
(10) ダブルスロッタ
S 段ボールシート
J1〜J4 内フラップ
V1〜V4 第1乃至4切断縁
W1〜W4 第1乃至4切断縁
PL 搬送方向
X 中心線

Claims (6)

  1. 矩形又は略矩形の段ボールシートを加工する段ボールシート加工装置において、
    搬送された前記段ボールシートに打ち抜き加工を施す第1ダイカッタと、前記段ボールシートの搬送方向について前記第1ダイカッタの下流側に配置されており、前記第1ダイカッタで処理された段ボールシートに打ち抜き加工を施す第2ダイカッタとを備えており、
    前記第1ダイカッタ及び前記第2ダイカッタの各々のダイシリンダは、前記ダイシリンダの回転軸方向に沿って互いに近接離間自在に設けられた第1カッタ装着部と第2カッタ装着部とを備えており、
    前記第1カッタ装着部は、前記第1カッタ装着部に着脱自在に装着されると共に、前記ダイシリンダの周方向に沿って近接離間自在に構成された第1カッタと第2カッタとを有しており、
    前記第2カッタ装着部は、前記第2カッタ装着部に着脱自在に装着されると共に、前記ダイシリンダの周方向に沿って近接離間自在に構成された第3カッタと第4カッタとを有しており、
    前記第1カッタにより前記段ボールシートに形成される第1切断縁と、前記第3カッタにより前記段ボールシートに形成される第3切断縁とは、前記搬送方向に沿った前記段ボールシートの中心線に対して対称であり、
    前記第2カッタにより前記段ボールシートに形成される第2切断縁と、前記第4カッタにより前記段ボールシートに形成される第4切断縁とは、前記中心線に対して対称である段ボールシート加工装置。
  2. 前記段ボールシートを、内フラップを備えたヤッコ型の第1の段ボールシートに加工する場合、
    前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するように前記段ボールシートを打ち抜く、請求項1に記載の段ボールシート加工装置。
  3. 前記段ボールシートを、前記第1の段ボールシートの形状とは異なる形状を有すると共に、内フラップを備えたヤッコ型の第2の段ボールシートに加工する場合、
    前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタは夫々、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜き、
    前記第1ダイカッタの第1カッタ装着部と第2カッタ装着部の間隔は、前記第1の段ボールシートを製造する場合よりも大きくされる、請求項2に記載の段ボールシート加工装置。
  4. 前記段ボールシートには、前記ダイシリンダの軸方向に沿った複数の罫線が予め形成されており、
    前記第2ダイカッタで打ち抜き加工された前記段ボールシートに、前記複数の罫線に直交するように罫線入れ加工を施すクリーザと、前記複数の罫線に直交するように溝切り加工を施すスロッタとを更に備える、請求項1乃至3の何れかに記載の段ボールシート加工装置。
  5. 請求項1に記載の段ボールシート加工装置を用いて、前記段ボールシートを、内フラップを備えるヤッコ型の段ボールシートに加工する方法であって、
    前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    を含む方法。
  6. 請求項1に記載の段ボールシート加工装置を用いて、前記段ボールシートを、内フラップを備えるヤッコ型の段ボールシートに加工する方法であって、
    前記第1ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    前記第1ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に沿って且つ前記搬送方向に直交するようにL字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    前記第2ダイカッタの第2カッタ及び第4カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向下流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    前記第2ダイカッタの第1カッタ及び第3カッタを用いて、前記段ボールシートの前記搬送方向上流側の部分にて、前記搬送方向に対して直交するようにI字状に前記段ボールシートを打ち抜く工程と、
    を含む方法。
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