JP2015025406A - 燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】閉弁時における噴孔近傍への燃料の付着を抑えることで、耐デポジット性を向上させた燃料噴射弁の提供。
【解決手段】燃料噴射弁10は、燃料下流側に向かって縮径するテーパ面状の弁座面151により燃料通路17を形成する弁座部150と、燃料上流側へ向かって開口する凹部153により、噴孔155と連通するサック室154を形成するサック部152と、弁座面151に対して離着座する弁部材40とを備えている。凹部153において弁座面151に着座した弁部材40と距離を開けて対向する底面160は、中央側へ向かって縮径するテーパ面状に形成されたテーパ面部162と、テーパ面部162の外縁と連続する平坦面状に形成されたフラット面部163とを有している。そして噴孔155は、テーパ面部162及びフラット面部163の境界164と重なる位置に入口側開口156を開口させている。
【選択図】図4

Description

本発明は、噴孔から内燃機関へ燃料を噴射する燃料噴射弁に関する。
従来、燃料下流側へ向かって縮径するテーパ面状の弁座面により燃料通路を形成する弁座部と、当該弁座面に対して離着座することにより噴孔からの燃料噴射を断続する弁部材と、を備えた燃料噴射弁が知られている。こうした燃料噴射弁の一種として例えば特許文献1には、弁座部の燃料下流側にサック部を設けた構成が開示されている。
具体的にサック部は、燃料上流側となる燃料通路へ向かって開口する凹部によりサック室を形成している。そして、サック室に連通する噴孔が、弁座面に着座した弁部材と距離を開けて対向する凹部の底面に開口している。加えて凹部の底面には、この底面の中央へ向かって縮径するテーパ面状の領域が形成されている。以上の底面形状によれば、弁座面と底面との間に形成される段差が小さくなる。その結果、燃料噴射のバラツキの原因となる段差部分での渦状乱流の発生を低減することができる。
特開2011−127486号公報
さて、特許文献1に開示の燃料噴射弁では、一様なテーパ面状の領域に噴孔が開口している。そのため、噴孔の内周壁面において、燃料上流側に位置する壁面部分と、燃料下流側に位置する壁面部分との高低差がほとんど無い。こうした噴孔形状では、燃料下流側の壁面部分のうちで、弁座面の傾斜に沿って底面の中央に流れようとする燃料と衝突可能な区間がごく僅かとなる。こうした構成では、弁部材と弁座面との隙間が僅かとなり、サック室に流入する燃料の流れが弱まった状態において、サック室内に流入した燃料は、噴孔内に円滑に流入することができずに、弁部材の表面近傍に淀みを生じさせてしまうこととなる。その結果、噴孔内を流れる燃料の流速が不十分となるため、噴孔の出口側近傍に燃料が付着し易くなってしまうのである。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、閉弁時における噴孔近傍への燃料の付着を抑えることで、耐デポジット性を向上させた燃料噴射弁を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、燃料下流側に向かって縮径するテーパ面状の弁座面(151)により燃料通路(17)を形成する弁座部(150)と、燃料上流側の燃料通路へ向かって開口する凹部(153)によりサック室(154)を形成し、サック室と連通する噴孔(155)が凹部に開口するサック部(152)と、噴孔から内燃機関への燃料噴射を断続するため、所定の変位軸線(18)に沿った変位により弁座面に対して離着座する弁部材(40)と、を備える燃料噴射弁であって、凹部の底面(160)は、この底面の中央において弁座面に着座した弁部材と距離を開けて対向する中央面部(161)と、中央面部へ向かって縮径するテーパ面状に形成される第一面部(162)と、第一面部の外縁と連続し、変位軸線と直交する仮想直交面(165)に沿う平坦面状に形成される第二面部(163)と、を有し、サック室に臨む噴孔の入口側開口(156)は、第一面部及び第二面部の間の境界(164)と重なる位置に形成されることを特徴としている。
また請求項2に記載の発明は、燃料下流側に向かって縮径するテーパ面状の弁座面(151)により燃料通路(17)を形成する弁座部と、燃料上流側の燃料通路へ向かって開口する凹部(253)によりサック室(254)を形成し、サック室と連通する噴孔(255)が凹部に開口するサック部(252)と、噴孔から内燃機関への燃料噴射を断続するため、所定の変位軸線(18)に沿った変位により弁座面に対して離着座する弁部材(40)と、を備える燃料噴射弁であって、凹部の底面(260)は、この底面の中央において弁座面に着座した弁部材と距離を開けて対向する中央面部(161)と、中央面部へ向かって縮径するテーパ面状に形成される第一面部(262)と、第一面部の外縁と連続し、変位軸線に対して第一面部とは逆方向に傾斜することにより底面の外周側へ向かって拡径するテーパ面状に形成される第二面部(263)と、を有し、サック室に臨む噴孔の入口側開口(256)は、第一面部及び第二面部の間の境界(264)と重なる位置に形成されることを特徴としている。
これらの発明では、サック室を形成している凹部の底面に、テーパ面状に形成された第一面部の外縁と連続して、平坦面状の第二面部又は第一面部とは逆方向に形成されたテーパ面状の第二面部が形成されている。これら第一面部及び第二面部の境界と重なるように噴孔を開口させることによれば、当該噴孔の内周壁面において、第二面部と連続する燃料上流側の壁面部分は、第一面部と連続する燃料下流側の壁面部分に対し、低く下げられたような配置となる。こうした噴孔形状により、燃料下流側の壁面部分のうちで、弁座面の傾斜に沿って底面の中央に流れようとする燃料と衝突可能な区間が拡大される。
以上によれば、弁部材と弁座面との隙間が僅かとなり、サック室に流入する燃料の流れが弱まった状態においても、燃料は、内周壁面に押し付けられた後、この内周壁面に沿って噴孔の外部へと流れ出ようとする強い流れを形成し続けることができる。こうして噴孔内を流れる燃料の流速が高められることにより、噴孔の出口側近傍への燃料の付着は低減される。したがって、燃料噴射弁の耐デポジット性の向上が実現される。
尚、上記括弧内の参照番号は、本発明の理解を容易にすべく、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、本発明の範囲を何ら制限するものではない。
本発明の第一実施形態による燃料噴射弁を示す断面図である。 サック部の近傍を拡大して示す断面図である。 図2のIII−III線断面図である。 噴孔の近傍をさらに拡大して示す断面図である。 噴孔の入口側開口をさらに拡大して示す断面図である。 フラット面部の有無による燃料の流れの違いを比較して示す図であって、弁部材のフルリフト状態における燃料の流れを模式的に示す図である。 フラット面部の有無による燃料の流れの違いを比較して示す図であって、弁部材の閉弁直前状態における燃料の流れを模式的に示す図である。 フラット面部の有無による噴孔内での燃料流速の違いを比較して示す図である。 図3の変形例を示す図である。 図5の変形例を示す図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態及び変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
(第一実施形態)
図1に示す本発明の第一実施形態による燃料噴射弁10は、内燃機関としてのガソリンエンジンに設置され、当該ガソリンエンジンの燃焼室(図示しない)へ燃料を噴射する。尚、かかる適用形態以外にも、例えば燃料噴射弁10は、ガソリンエンジンの燃焼室に連通する吸気通路へ燃料を噴射するものであってもよいし、内燃機関としてのディーゼルエンジンの燃焼室へ燃料を噴射するものであってもよい。
燃料噴射弁10は、弁ボディ11、固定コア20、可動コア30、弁部材40、弾性部材50、並びに駆動部60を備えている。
弁ボディ11は、コアハウジング12、入口部材13、ノズルホルダ14及びノズルボディ15等から構成されている。コアハウジング12は円筒状に形成されており、軸方向の一端部側から他端部側へ向かって順に第一磁性部12a、非磁性部12b及び第二磁性部12cを有している。磁性材からなる各磁性部12a,12cと、非磁性材からなる非磁性部12bとは、レーザ溶接等によって結合されている。かかる結合構造によって非磁性部12bは、第一磁性部12aと第二磁性部12cの間において磁束が短絡するのを防止している。
第二磁性部12cにおいて非磁性部12bとは反対側の軸方向端部には、円筒状の入口部材13が固定されている。入口部材13は、燃料ポンプ(図示しない)から燃料が供給される燃料入口13aを形成している。燃料入口13aへの供給燃料を濾過して下流側のコアハウジング12内へ導くために第一実施形態では、入口部材13の内周側に燃料フィルタ16が固定されている。
第一磁性部12aにおいて非磁性部12bとは反対側の軸方向端部には、磁性材によって円筒状に形成されたノズルホルダ14を介して、ノズルボディ15が固定されている。ノズルボディ15は有底円筒状に形成されており、コアハウジング12及びノズルホルダ14と共同して燃料通路17を内周側に形成している。図2に示すようにノズルボディ15は、弁座部150及びサック部152を有している。
弁座部150は、軸方向のうち燃料下流側へ向かうに従って一定の縮径率で縮径するテーパ面状の内周面によって、弁座面151を形成している。サック部152は、弁座面151によって燃料通路17を形成する弁座部150の燃料下流側に、隣接している。サック部152は、燃料上流側の燃料通路17へ向かって開口する凹部153を、カップ状に形成している。この凹部153においてサック室154を形成する内面には、当該サック室154と連通する噴孔155が開口している。図2,3に示すように第一実施形態の噴孔155は、ノズルボディ15の中心軸線18周りに等間隔をあけて複数設けられている。各噴孔155は、それぞれ円筒孔状に形成されている。各噴孔155の各入口側開口156は、中心軸線18周りの同一仮想円19上に位置している。
図1に示すように固定コア20は、磁性材によって円筒状に形成されており、コアハウジング12のうち非磁性部12b及び第二磁性部12cの内周面に同軸上に固定されている。固定コア20には、その径方向中央部を軸方向に貫通する貫通孔20aが設けられている。燃料入口13aから燃料フィルタ16を経て貫通孔20aへ流入する燃料は、その下流側となる可動コア30側へ向かって当該貫通孔20aから流出することとなる。
可動コア30は、磁性材によって段付円筒状に形成されており、コアハウジング12の内周側に同軸上に配置されて燃料上流側の固定コア20と軸方向に対向している。可動コア30は、コアハウジング12のうち非磁性部12bの内周壁によって案内されることで、軸方向両側への正確な往復移動が可能となっている。可動コア30には、その径方向中央部を軸方向に貫通する第一貫通孔30aと、軸方向中間部を径方向に貫通して第一貫通孔30aに連通する第二貫通孔30bとが、設けられている。固定コア20の貫通孔20aから流出した燃料は、その下流側において可動コア30の第一貫通孔30aへ流入し、第二貫通孔30bからコアハウジング12内の燃料通路17へと流出することになる。
弁部材40は、非磁性材によって横断面が円形のニードル状に形成されており、弁ボディ11のうち要素12,14,15が内周側に形成する燃料通路17内に同軸上に配置されている。弁部材40において燃料上流側の軸方向端部は、可動コア30の第一貫通孔30aの内周面に同軸上に固定されている。また図1,2に示すように、弁部材40において燃料下流側の軸方向端部は、軸方向のうち燃料下流側へ向かうに従って縮径する当接部41を形成しており、弁座面151に対して当該当接部41を当接可能に対向させている。弁部材40は、所定の中心軸線18に沿った変位によって弁座面151に対し当接部41を離着座させる。こうして、噴孔155からの燃料噴射が断続される。具体的には、弁部材40が当接部41を弁座面151から離座させる開弁作動時には、燃料が燃料通路17からサック室154へ流入して各噴孔155から燃焼室へ噴射される。また一方、弁部材40が当接部41を弁座面151に着座させる閉弁作動時には、各噴孔155から燃焼室への燃料噴射が遮断されるのである。尚、中心軸線18に沿って弁部材42から噴孔155に向かう方向を、以下、先端方向ADとする。
図1に示すように、弾性部材50は金属製の圧縮コイルスプリングからなり、固定コア20に設けられた貫通孔20aの内周側に同軸上に収容されている。弾性部材50の一端部は、貫通孔20aの内周面に固定されたアジャスティングパイプ22の軸方向端部に係止されている。弾性部材50の他端部は、可動コア30のうち第一貫通孔30aの内面に係止されている。かかる係止構造によって弾性部材50は、それを挟む要素22,30間にて圧縮されることによって弾性変形する。したがって、弾性部材50が弾性変形によって発生する復原力は、弁部材40と共に可動コア30を燃料下流側へ付勢する付勢力となる。尚、弾性部材50のセット荷重は、貫通孔20aへのアジャスティングパイプ22の圧入量に応じて調整されている。
駆動部60は、コイル61、樹脂ボビン62、磁性ヨーク63、コネクタ64等から構成されている。コイル61は、樹脂ボビン62に金属線材を巻回してなり、その外周側に磁性ヨーク63が配置されている。コイル61は、コアハウジング12のうち固定コア20の外周側となる非磁性部12b及び第二磁性部12cの外周面に、樹脂ボビン62を介して同軸上に固定されている。コイル61は、コネクタ64に設けられたターミナル64aを介して外部の制御回路(図示しない)と電気接続されており、当該制御回路によって通電制御されるようになっている。
ここで、コイル61が通電によって励磁するときには、磁性ヨーク63、ノズルホルダ14、第一磁性部12a、可動コア30、固定コア20及び第二磁性部12cが共同して形成する磁気回路に、磁束が流れる。その結果、可動コア30と固定コア20との間に、可動コア30を燃料上流側の固定コア20へ向かって吸引する磁気吸引力が発生する。また一方、通電の停止によってコイル61が消磁するときには、上述の磁気回路に磁束が流れなくなるため、可動コア30と固定コア20との間において磁気吸引力が消失するのである。
このように構成された燃料噴射弁10の開弁作動では、コイル61への通電が開始されることで、磁気吸引力が可動コア30に作用する。すると、弁部材40と共に可動コア30は、弾性部材50の復原力に抗して固定コア20側へと移動することで、当該固定コア20と当接して停止する。その結果、弁座面151から当接部41が離座した状態となるので、各噴孔155から燃料が噴射されることとなる。
こうした開弁作動後における燃料噴射弁10の閉弁作動では、コイル61への通電が停止されることで、可動コア30に作用する磁気吸引力が消失する。すると、弁部材40と共に可動コア30は、弾性部材50の復原力による付勢側へと移動することで、当該弁部材40を弁座面151と当接させて停止する。その結果、弁座面151に当接部41が着座した状態となるので、各噴孔155からの燃料噴射が停止することとなる。
次に、図2,3に示すサック部152の詳細を説明する。サック部152は、サック室154を形成する凹部153の内面として、接続面168及び底面160を有している。
凹部153の接続面168は、底面160の外周側且つ弁座面151の内周側にそれぞれ隣接することで、これら底面160及び弁座面151の間を接続している。接続面168は、軸方向のうち燃料下流側へ向かうに従って縮径し且つ縮径率が当該下流側ほど大きくなる凹形曲面状に形成されている。尚、この縮径率とは、燃料下流側へ向かうに従って縮小する径につき、当該下流側へ向かう方向の単位距離に対する径変化量を意味している。
凹部153の底面160は、弁座面151に当接部41を着座させた弁部材40に対して、距離をあけて対向するよう形成されている。こうした対向構造によって、当接部41が弁座面151に着座したときの弁部材40の先端面42と底面160との間にサック室154が形成される。サック室154は、燃料中の混入異物(コンタミネーション)の噛み込みを抑制できるように容積を規定されている。底面160には、中央面部161、テーパ面部162、及びフラット面部163が形成されている。
図3,4に示す中央面部161は、中心軸線18と同軸上に位置する真円状の領域である。中央面部161は、中心軸線18に直交する仮想直交面165に沿った平坦面状に形成されている。中央面部161は、弁部材40に形成された平坦な先端面42に対して、距離をあけて略平行に対向している。
テーパ面部162は、中央面部161の外周側に隣接した円錐面状の領域である。テーパ面部162は、軸方向のうち燃料下流側の中央面部161へ向かうに従って縮径するテーパ面状の内周面である。テーパ面部162は、先端方向ADに向かうに従って一定の縮径率で縮径している。図2に示すように、ノズルボディ15において、凹部153及び弁座部150に共通の中心軸線18を挟んだテーパ面部162のテーパ角度θは、当該中心軸線18を挟んだ弁座面151のテーパ角度φよりも、大きく設定されている。
図3,4に示すフラット面部163は、テーパ面部162の外周側に隣接した円環状の領域であって、テーパ面部162の外縁と連続している。フラット面部163は、仮想直交面165に沿った平坦面状に形成されており、中央面部161と略平行とされている。フラット面部163は、中心軸線18に沿った軸方向において中央面部161よりも弁座面151に近接する位置に形成されている。フラット面部163の外縁は、接続面168に接続されている。
以上のサック室154と連通する各噴孔155は、当該サック室154に臨む各入口側開口156を、テーパ面部162及びフラット面部163の間の境界164と重なる位置に開口させている。各噴孔155の中心軸として当該各噴孔155の貫通する向きを示す各噴孔軸線159は、各入口側開口156から出口側(燃料下流側)の各開口157へ向かうに従ってノズルボディ15の外周側に傾斜している。加えて、この噴孔軸線159と入口側開口156との交点である入口側開口156の中心は、境界164上に位置している。よって、同一仮想円19も、境界164と重なって位置している。
また図2に示すように、中心軸線18を挟んで弁座面151と同一のテーパ角度φを形成するように、弁座面151に沿って凹部153側へと延長させた仮想テーパ面169を想定する。図3,4の如く、入口側開口156は、弁座面151を縮径方向に延ばした仮想テーパ面169が底面160と交差する仮想交差線166に、重なるように形成されている。さらに、入口側開口156の中心は、仮想交差線166に対して底面160の外周側にずれて位置している。尚、噴孔155の内周壁面158のうち、燃料上流側となるフラット面部163と連続する壁面部分を、外周側の壁面部分158bとする。また、噴孔155の内周壁面158のうち、燃料下流側となるテーパ面部162と連続する壁面部分を、中央側の壁面部分158aとする。
以上の構成において、図5のサック室154内を底面160の中央に向けて流れる燃料は、弁座面151の傾斜に沿って、仮想テーパ面169と略平行に移動しようとする。そのため、図5にて二点鎖線で示されるように、フラット面部163が設けられない形状では、外周側の壁面部分が、中央側の壁面部分の燃料上流側に突き出したようになる。対して、互いに交差した各面部162,163に跨るようにして各噴孔155が開口する第一実施形態では、外周側の壁面部分158bは、中央側の壁面部分158aに対し、噴孔軸線159に沿って低く下げられたような配置となる(図5の二つの黒丸部分を参照)。そのため、燃料下流側となる中央側の壁面部分158aのうちで、底面160の中央に流れようとする燃料と直接的に衝突可能な衝突区間158cが拡大可能となるのである。こうした衝突区間158cの拡大により実現される燃料の流れの態様を、以下図6〜8に基づいて説明する。尚、図6,7の各(B)には、第一実施形態との比較のために、一様なテーパ面部162aに入口側開口を設けた形態を示す。
図6に示すように、弁部材40が弁座面151から最も離間する位置まで変位した場合、弁座面151及び当接部41間における燃料通路17の流路面積が、噴孔155(155a)による流路面積の総和よりも大きくなる。故に、サック室154内の燃料の圧力が十分に高くなるため、フラット面部163の有無に係らず、サック室154内の燃料は、強い流れを維持しつつ、噴孔155(155a)から内燃機関へと噴射される。
以上のフルリフトの状態から、弁座面151に近接する方向に弁部材40が変位し、閉弁直前となった状態が図7である。こうした閉弁直前の状態では、当接部41及び弁座面151間の隙間が微小となり、弁座面151及び当接部41間の燃料通路17が絞られる。そのため、この燃料通路17の流路面積は、噴孔155(155a)による流路面積の総和よりも小さくなる。以上によってサック室154内に流入する燃料の流れが弱まると、内周壁面158の外周側と中央側との間に段差が無い図7(B)の形態では、燃料の多くは、噴孔155a内に円滑に流入することができずに、先端面42及び中央面部161間の空間に移動する。そのため、弁部材40の外表面のうちで入口側開口156aと対向している部分に、大きな渦状の淀みが生じ易くなる。その結果、噴孔155a内を流れる燃料の流れは、全体に一様であって且つ流速の低いものとなってしまう(図8(B)参照)。
対して、図7(A)のフラット面部163を有する第一実施形態では、中央側の壁面部分158aが燃料の流れに対し衝突区間158cを突き出させている。そのため、サック室154に流入した燃料は、衝突区間158c及びその近傍の壁面部分158aに押し付けられた後、内周壁面158に沿って噴孔155の外部へと流れ出るようになる。よって、閉弁時においても、噴孔155の内部に強い燃料の流れが形成され続ける。具体的には、図8(A)に示すように、中央側の壁面部分158a近傍では、衝突区間158c(図7(A)参照)に押し付けられた燃料が、高い流速を維持しながら、噴孔155から噴射される。以上によれば、図4に示す噴孔155につき出口側開口157近傍への燃料の付着が低減可能となる。したがって、耐デポジット性の向上が実現されるのである。
加えて、中央面部161とフラット面部163との間にテーパ面部162が形成された第一実施形態では、底面全体が平坦面状である従来の形態と比較して、弁座面151と底面160との段差が低減され得る。このように、中心軸線18に沿った接続面168の高さ寸法が低減され得ることによれば、接続面168近傍における渦状の乱流を発生し難くすることが可能となる。
さらに第一実施形態では、図7(A)に示すように、外周側の壁面部分158b近傍には、燃料が集まり難くされている。これにより、燃料の流速は低くなっている。このように、噴孔155内の外周側と中央側との流速差が拡大することによれば、燃料に作用するせん断力を大きくして、噴射された燃料の微粒化を促進させることが可能となる。
また第一実施形態のように、入口側開口156の中心を境界164上に配置することによれば、入口側開口156のうちでフラット面部163に形成される部分を大きく確保することができる。これにより、各壁面部分158a,158b間の高低差も大きくなるので、衝突区間158cを拡大させることが確実に可能となる。以上によれば、噴孔155内を流れる燃料の流速を向上させて燃料の付着を低減する効果が、高い確実性をもって発揮されるようになる。
また加えて第一実施形態では、仮想交差線166の外周側に入口側開口156の中心が位置するように噴孔155を配置することで、入口側開口156を弁座面151に近づけることができる。以上の構成では、弁座面151及び当接部41間を通過したばかりの燃料が、流れの強さを維持しつつ衝突区間158に押し付けられることとなる。そのため、噴孔155の外部へと流れ出る燃料の強い流れが形成され易くなる。
さらに加えて第一実施形態では、噴孔軸線159が外周側に傾斜しているため、噴孔155が円筒孔状であっても、入口側開口156は、長軸の方向を境界164の接線方向と交差(直交)させた略楕円形状となる。こうした入口側開口156の長手形状によれば、外周側の壁面部分158bと中央側の壁面部分158aとの高低差がさらに大きく確保されるので、衝突区間158cのいっそうの拡大が可能となる。したがって、中央側の壁面部分158aに沿って噴孔155の外部へと流れ出る燃料の強い流れが確実に形成されるようになる。
またさらに、噴孔軸線159の外周側への傾斜によれば、弁座面151の傾斜に沿った燃料の流れ方向に対して、中央側の壁面部分158aは、垂直に近い姿勢にて対向することとなる。以上によれば、中央側の壁面部分158aに燃料がより強く押し付けられるので、噴孔155の外部へと流れ出る燃料の強い流れが確実に形成されるようになる。
また第一実施形態では、テーパ面部162のテーパ角度θが弁座面151のテーパ角度φよりも大きいため、弁座面151の傾斜に沿って流れる燃料は、テーパ面部162に向かうこととなる。具体的に上述の形態では、仮想テーパ面169が、衝突区間158cと交差している。こうしたサック部152の形状によれば、弁座面151の傾斜に沿って流れる燃料は、衝突区間158cにさらに強く押し付けられて、噴孔155の外部へと流れ出ようとする強い流れを形成し得る。
ここまで説明したように、噴孔155の外部へと向かう強い燃料流れを形成することによれば、噴孔155の内部を流れる燃料の流速は、確実に向上する。以上により、出口側開口157近傍への燃料の付着がさらに低減されることで、燃料噴射弁10の耐デポジット性は、いっそう向上可能となる。
尚、第一実施形態において、テーパ面部162が特許請求の範囲に記載の「第一面部」に相当し、フラット面部163が特許請求の範囲に記載の「第二面部」に相当する。また、中心軸線18が特許請求の範囲に記載の「変位軸線」に相当し、仮想テーパ面169が特許請求の範囲に記載の「仮想延長面」に相当する。
(第二実施形態)
図9,10に示す本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。第二実施形態においてサック部252に設けられた凹部253の底面260には、第一実施形態と実質同一の中央面部161(図5参照)に加えて、第一テーパ面部262及び第二テーパ面部263が形成されている。
第一テーパ面部262は、第一実施形態のテーパ面部162(図5参照)に相当し、中央面部161の外周側に隣接したテーパ面状の内周面である。一方、第二テーパ面部263は、第一テーパ面部262の外周側且つ接続面268の中央側に隣接した円錐面状の領域である。第二テーパ面部263は、第一テーパ面部262の外縁及び接続面268の内縁と連続している。第二テーパ面部263は、中心軸線18に対して第一テーパ面部262とは逆方向に傾斜している。これにより、第二テーパ面部263は、先端方向AD且つ底面260の外周側に向かって拡径するテーパ面状に形成されている。この第二テーパ面部263につき、接続面168から第一テーパ面部262に向かって縮径する縮径率は、一定とされている。
以上のサック室254と連通する各噴孔255は、当該サック室254に臨む各入口側開口256を、第一テーパ面部262及び第二テーパ面部263の間の境界264と重なる位置に開口させている。こうした各噴孔255に規定された各噴孔軸線259は、第一実施形態と同様にノズルボディ215の外周側に傾斜している。また、各噴孔軸線259と入口側開口256との交点である当該開口256の中心(同一仮想円219)は、境界264よりも底面260の外周側に位置している。加えて入口側開口256の中心は、弁座面151を延長した仮想テーパ面169と底面260とが交差する仮想交差線266よりも、底面260の中央寄りにずれて位置している。故に、仮想テーパ面169は、軸方向における衝突区間258cの中央部分と交差している。
ここまで説明した第二実施形態でも、各テーパ面部262,263に跨るようにして各噴孔255が開口することにより、外周側の壁面部分258bは、中央側の壁面部分258aに対し、噴孔軸線259に沿って低く下げられたような配置となる。故に、中央側の壁面部分258aのうちで、底面260の中央に流れようとする燃料と直接的に衝突可能な衝突区間258cが拡大可能となる。加えて、第一テーパ面部262とは逆方向のテーパによって第二テーパ面部263が形成されることにより、内周壁面258における外周側と内周側との間の高低差は、いっそう大きくなる。よって、衝突区間258cはさらに拡大されることとなる。
以上によれば、衝突区間258cに強く押し付けられて噴孔255の外部へと流れ出ようとする強い燃料の流れが、第二実施形態においても形成されるようになる。よって、出口側開口近傍への燃料の付着を低減して耐デポジット性を向上させる効果が、第二実施形態においても獲得される。
加えて第二実施形態では、各テーパ面部262,263の境界264が入口側開口256よりも中央側となるように各噴孔255が形成されている。これにより境界264よりも外周側に入口側開口256の中心を配置することによれば、入口側開口256のうちで第二テーパ面部263に形成される部分を大きく確保することができる。そのため、各壁面部分258a,258b間の高低差が確保され、衝突区間258cを確実に拡大することが可能となる。以上によれば、噴孔255内を流れる燃料の流速を向上させて燃料の付着を低減する効果が、高い確実性をもって発揮されるようになる。
さらに第二実施形態では、入口側開口256の中心を仮想交差線266よりも中央側に位置させることで、仮想テーパ面169は、衝突区間258cの中央部分と交差している。故に、仮想テーパ面169に沿って移動する強い燃料の流れが、衝突区間258cに直接的に衝突し得る。以上によれば、中央側の壁面部分258aに沿って噴孔255の外部へと流れ出ようとする強い燃料の流れが確実に形成されるようになる。こうして燃料の付着を低減する効果がいっそう高められることにより、耐デポジット性のさらなる向上が可能となる。
尚、第二実施形態において、第一テーパ面部262が特許請求の範囲に記載の「第一面部」に相当し、第二テーパ面部263が特許請求の範囲に記載の「第二面部」に相当する。
(他の実施形態)
以上、本発明による複数の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
上記実施形態において、入口側開口の中心は、二つの面部が交差する境界上又は境界の外周側に配置されていた。しかし、内周壁面の外周側と中央側との高低差が確保可能であれば、入口側開口の中心は、境界よりも中央側に位置していてもよい。また、複数の噴孔の配置も、上記実施形態のような等間隔の配置に限定されず適宜変更されてよい。
上記実施形態では、円筒孔状の噴孔を各面部に対して傾斜した方向に形成することにより、概ね楕円形状を呈する入口側開口が形成されていた。しかし、噴孔の横断面の形状は、上述のような円形状でなくてもよく、楕円形状であってもよい。さらに、入口側開口の長手方向は、境界の法線方向に沿っていなくてもよい。また、噴孔軸線の外周側への傾きは、燃料噴射弁が取り付けられる内燃機関に応じて適宜変更されてよい。さらに、噴孔軸線は、中心軸線に沿っていてもよく、又は中央側に傾斜していてもよい。
上記実施形態において、各テーパ面部162,262のテーパ角度θは弁座面151のテーパ角度φよりも大きくされていたが、これらのテーパ角度θ,φの大きさの相関は、適宜変更されてよい。また第二実施形態において、中心軸線18を挟んだ第二テーパ面部263のテーパ角度は、例えば第一テーパ面部262と同程度に規定されている。こうした第二テーパ面部のテーパ角度についても、他のテーパ角度と同様に適宜変更されてよい。
10 燃料噴射弁、17 燃料通路、18 中心軸線(変位軸線)、40 弁部材、150 弁座部、151 弁座面、152,252 サック部、153,253 凹部、154,254 サック室、155,255 噴孔、156,256 入口側開口、157 出口側開口、159,259 噴孔軸線、160,260 底面、161 中央面部、162 テーパ面部(第一面部)、262 第一テーパ面部(第一面部)、163 フラット面部(第二面部)、263 第二テーパ面部(第二面部)、164,264 境界、165 仮想直交面、166,266 仮想交差線、169 仮想テーパ面、θ,φ テーパ角度

Claims (8)

  1. 燃料下流側に向かって縮径するテーパ面状の弁座面(151)により燃料通路(17)を形成する弁座部(150)と、
    燃料上流側の前記燃料通路へ向かって開口する凹部(153)によりサック室(154)を形成し、前記サック室と連通する噴孔(155)が前記凹部に開口するサック部(152)と、
    前記噴孔から内燃機関への燃料噴射を断続するため、所定の変位軸線(18)に沿った変位により前記弁座面に対して離着座する弁部材(40)と、を備える燃料噴射弁であって、
    前記凹部の底面(160)は、
    この底面の中央において前記弁座面に着座した前記弁部材と距離を開けて対向する中央面部(161)と、
    前記中央面部へ向かって縮径するテーパ面状に形成される第一面部(162)と、
    前記第一面部の外縁と連続し、前記変位軸線と直交する仮想直交面(165)に沿う平坦面状に形成される第二面部(163)と、を有し、
    前記サック室に臨む前記噴孔の入口側開口(156)は、前記第一面部及び前記第二面部の間の境界(164)と重なる位置に形成されることを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 燃料下流側に向かって縮径するテーパ面状の弁座面(151)により燃料通路(17)を形成する弁座部と、
    燃料上流側の前記燃料通路へ向かって開口する凹部(253)によりサック室(254)を形成し、前記サック室と連通する噴孔(255)が前記凹部に開口するサック部(252)と、
    前記噴孔から内燃機関への燃料噴射を断続するため、所定の変位軸線(18)に沿った変位により前記弁座面に対して離着座する弁部材(40)と、を備える燃料噴射弁であって、
    前記凹部の底面(260)は、
    この底面の中央において前記弁座面に着座した前記弁部材と距離を開けて対向する中央面部(161)と、
    前記中央面部へ向かって縮径するテーパ面状に形成される第一面部(262)と、
    前記第一面部の外縁と連続し、前記変位軸線に対して前記第一面部とは逆方向に傾斜することにより前記底面の外周側に向かって拡径するテーパ面状に形成される第二面部(263)と、を有し、
    前記サック室に臨む前記噴孔の入口側開口(256)は、前記第一面部及び前記第二面部の間の境界(264)と重なる位置に形成されることを特徴とする燃料噴射弁。
  3. 前記入口側開口の中心は、前記境界上又は前記境界よりも外周側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料噴射弁。
  4. 前記入口側開口は、前記境界の接線方向と交差するように長手方向を規定された長手形状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  5. 前記入口側開口の中心は、前記弁座面を縮径方向に延長した仮想延長面(169)と前記底面とが交差する仮想交差線(166)の外周側に位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  6. 前記入口側開口の中心は、前記弁座面を縮径方向に延長した仮想延長面(169)と前記底面とが交差する仮想交差線(266)よりも、前記底面の中央寄りに位置することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  7. 前記噴孔の中心軸として当該噴孔の貫通する向きを示す噴孔軸線(159,259)は、前記入口側開口から出口側開口(157)に向かうに従って外周側に傾斜することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
  8. 前記第一面部のテーパ角度(θ)は、前記弁座面のテーパ角度(φ)よりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料噴射弁。
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