JP2015025309A - 太陽光パネル設置構造 - Google Patents

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登志夫 小坂
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Abstract

【課題】 ボルトの位置を極めて簡単に適切な位置に調節することができる太陽光パネル設置構造を提供する。【解決手段】太陽光パネル設置構造は、瓦と野地板との間に空間を有する瓦葺き屋根に太陽光パネルを設置する太陽光パネルの設置構造であって、野地板上に配置されるスペーサに架設される互いに平行な複数のレールと、レールを野地板の下側に設けられている垂木に固定する複数の固定部と、レールに摺動可能に外嵌される複数の摺動部と、前記摺動部に固定されて屋根材を貫通して上方に突出する複数のボルトと、前記瓦の上側で前記レールと平行になるように前記複数のボルトに架設される互いに平行な複数の水平材と、長手方向が屋根の勾配方向となるように配置され、前記複数の水平材に固定される勾配材と、前記勾配材に太陽光パネルを固定するパネル固定部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、太陽光パネル設置構造に関し、特に屋根材と野地板との間に空間が生じる瓦葺き屋根に設置する太陽光パネル設置構造に関する。
従来より、屋根上に太陽光パネルを設置する場合に、太陽光パネルが風で吹き飛ばされないように、太陽光パネルを固定する架台の基礎として垂木を用い、垂木からボルトを突出させて架台を固定するものが知られている(例えば、特許文献1)。また、特に、垂木に固定される固定ベースに設けられる垂木の長手方向に直行する方向に延びる長穴にボルトを固定することで、ボルトをスライド可能にし、ボルトが突出する位置を屋根材の形状に応じて調整可能にし、屋根材の上に突出したボルトに縦横の桟を設けて、この桟に太陽光パネルを固定する太陽光パネル支持具が提案されている(特許文献2、特許文献3参照)。
特開平8−193392号公報 特開2010−203165号公報 特開2011−84984号公報
しかし、上述の固定ベースは1本の垂木に固定されるものであるので、長穴を長くすると固定ベースが垂木から側方に突出することになり、十分な強度で垂木に固定することができない。一方、長穴をあまり長くせずに、その強度を確保できるようにする場合には、ボルトのスライド可能範囲が短くなり、十分に調節することができないおそれがある。
そこで、本発明は、ボルトの位置を簡単に適切な位置に調節することができる太陽光パネル設置構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の太陽光パネル設置構造は、瓦材と野地板との間に空間を有する瓦葺き屋根に太陽光パネルを設置する太陽光パネル設置構造であって、前記野地板上に互いに間隔を開けて複数配置されるスペーサと、前記スペーサに架設される長手形状であって、その長手方向が水平になるように配置される互いに平行な複数のレールと、前記レールを前記野地板の下側に設けられている垂木に固定する複数の固定部と、前記レールに摺動可能に外嵌される複数の摺動部と、前記摺動部に固定されて屋根材を貫通して上方に突出する複数のボルトと、前記瓦材の上側で前記レールと平行になるように前記複数のボルトに架設される互いに平行な複数の水平材と、長手方向が屋根の勾配方向となるように配置され、前記複数の水平材に固定される勾配材と、前記勾配材に太陽光パネルを固定するパネル固定部と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の太陽光パネル設置構造は、前記ボルトに外嵌する弾性材料からなり、前記瓦材の下側に配置される瓦受け部と、前記ボルトに螺着して、前記瓦材を抑える瓦押さえナットと、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の太陽光パネル設置構造は、前記水平材は、前記屋根の勾配方向と略平行な上片と、当該上片から下側に垂下する前記屋根の勾配方向に略垂直な側片と、により構成される山形鋼であり、前記ボルトに螺着する高さ決めナットと、前記高さ決めナットの上面に当接するように前記ボルトに外嵌するとともに、前記水平材の前記側片を受けるアングル受け具と、前記ボルトに外嵌するとともに、前記水平材の上片を上方から押さえるアングル押さえ具と、前記アングル押さえ具を固定するように前記ボルトに螺着する固定ナットとを備えることを特徴としている。
請求項4に記載の太陽光パネル設置構造は、前記勾配材を上側から覆うとともに下側が開放されており、両側に鍔部を有する固定片と、前記側片の下端に引っ掛かる側面視J字状に形成され、上端にネジ部が形成され、当該上端が前記鍔部を貫通してナットにより当該鍔部に固定されるフックと、を有する連結部を備え、当該連結部により前記勾配材が前記水平材に固定されるものであり、最も軒側に設けられる前記水平材は、前記上片の軒側から前記側片が垂下するように配置されることを特徴としている。
請求項5に記載の太陽光パネル設置構造は、太陽光パネルはその軒側及び棟側にそれぞれ先端が上方に突出する突出片を有する取付部が設けられており、前記パネル固定部は前記勾配材の下面に当接する下側当接部と、前記取付部を上方から押さえるパネル押さえ部と、前記下側当接部と前記パネル押さえ部とを互いに接近させつつ接続する接続ボルトとを有しており、最も軒側のパネル押さえ部は、一端側が長く、他端側が短くなるように逆J字状に湾曲させた板材により形成されており、前記他端側が前記取付部を上方から押さえるとともに、一端側が前記勾配材の軒側端部を隠す鼻隠を構成することを特徴としている。
請求項1の太陽光パネル設置構造によると、野地板と瓦材との間の空間にレールが水平に架設され、このレールに摺動可能な摺動部に瓦材を貫通して上方に突出するボルトが固定されているので、ボルトは摺動部の摺動に伴って水平方向に移動可能となっている。したがって、極めて簡単にボルトの水平方向における位置を調整することができる。特に、S型の瓦材のように山と谷とが形成されている瓦材においては、瓦材の山部分の下側が野地板との間のスペースが大きくなっており、摺動部等を瓦材と干渉することなく収めることができるとともに、ボルトを挿通させる貫通孔が瓦材の山部分に設けられることが防水上も有利であるが、上述の通りボルト及び摺動部を極めて簡単に瓦材の山部分に移動させることができる。そして、レールは固定部によって野地板の下側に設けられている垂木に固定されるので、レールを十分な強度で固定することができ、このレールに、摺動部、ボルト、水平材、及び勾配材を介して、固定される太陽光パネルの設置強度を高くすることができる。
請求項2の太陽光パネル設置構造によると、弾性材料からなる瓦受け部が瓦材の下側に配置されており、ボルトに螺着している瓦押さえナットを締める方向に回転させることにより、瓦材を瓦受け部に押し付けることができ、瓦受け部は弾性変形によって瓦材に密着するので、瓦材のボルトが貫通している部分の防水性を高めることができる。
請求項3の太陽光パネル設置構造によると、水平材を一般流通品である山形鋼とすることで、コストを下げることができる。そして、それぞれボルトに外嵌するアングル受け具と、アングル押さえ具と、で水平材を挟み込み、高さ決めナットと固定ナットとを回転させることにより、アングル受け具及びアングル押さえ具を互いに接近する方向に締め付けて水平材を固定するので、水平材を確実且つ強固に固定することができる。
請求項4の太陽光パネル設置構造によると、固定片が勾配材を上側から覆うとともに、フックが水平材の側片の下端に引っ掛かった状態で、フックの上端が鍔部を貫通し、そのフックの上端にナットを螺着させることで、水平材と勾配材とを強固に固定することができる。このとき、水平材の側片にはフックにより上方に引き上げられる方向に力が加わるので、水平材の上片は、その側片と反対側が、勾配材から離れる方向に傾斜するが、最も軒側に設けられる水平材は、上片の軒側から側片が垂下するように配置されていることで、勾配材を確実に水平材に固定することができる。
請求項5の太陽光パネル設置構造によると、太陽光パネルの軒側及び棟側にはそれぞれ先端が上方に突出する突出片を有する取付部が設けられている。そして、勾配材の下面に当接する下側当接部と、取付部を上方から押さえるパネル押さえ部と、で、取付部及び勾配材を挟んだ状態で、接続ボルトによって下側当接部とパネル押さえ部とを互いに接近させるので、取付部と勾配材とを強固に固定することができる。そして、最も軒側のパネル押さえ部は、一端側が長く、他端側が短くなるように逆J字状に湾曲させた板材により形成されているので、取付部と勾配材とを強固に固定するとともに、勾配材の軒側端部を隠す鼻隠としても用いることができる。
太陽光パネルの設置構造を上方から見た状態を示す図。 太陽光パネル及び瓦材の図示を省略して、太陽光パネルの設置構造の下部構成を示す図。 太陽光パネルの設置構造の下部構成を示す断面図。 野地板上にレールを配置して固定した状態を示す図。 (A)はボルトに瓦材を外挿した状態を示し、(B)は、瓦材を瓦押さえナットで押さえて瓦受け部が弾性変形した状態を示す図。 ボルトに水平材を固定する作業工程を示す図。 太陽光パネルの設置構造の下部構成の断面図。 連結部の構成を示す斜視図。 連結部を用いて水平材に勾配材を固定した状態を示す図。 水平材に勾配材を固定した状態の軒側から棟側に平行に3本設けられている水平材の互いの位置関係を示す図。 図10のA部分拡大図。 パネル固定部を用いて太陽光パネルを固定した状態を示す図。
以下、各図を参照しつつ本発明の太陽光パネル設置構造1の最良の実施形態について説明する。太陽光パネル設置構造1は、瓦材2と野地板3との間に空間が生じる瓦葺き屋根に太陽光パネル4を設置するものである。この太陽光パネル設置構造1を設置する屋根としては、垂木5に野地板3が固定され、この野地板3上に図示しないルーフィングなどの防水処理を施したうえで等間隔で平行に図示しない桟木を固定し、この桟木に引っ掛けるように瓦材2を敷設する勾配屋根が例示できるが、瓦葺の種々の屋根に設置することができる。瓦材2は、本実施形態では例えば陶器製のS型和瓦を用いるが、他の材質や形状の瓦であってもよい。
この太陽光パネル設置構造1は、図2及び図3に示すように、野地板3上に互いに間隔を開けて複数配置されるスペーサ6と、スペーサ6に架設される長手形状であって、その長手方向が水平になるように配置される互いに平行な複数のレール7と、レール7を前記野地板3の下側に設けられている垂木5に固定する複数の固定部8とを備えている。そして太陽光パネル設置構造1は、さらに、レール7に摺動可能に外嵌さレール7複数の摺動部9と、各摺動部9にそれぞれ固定されて瓦材2を貫通して上方に突出する複数のボルト10とを備えている。そして、太陽光パネル設置構造1は、瓦材2の上方には、レール7と平行になるように複数のボルト10に架設される互いに平行な複数の水平材11と、長手方向が屋根の勾配方向となるように配置され、複数の水平材11に固定される勾配材12と、勾配材12に太陽光パネル4を固定するパネル固定部13と、を備えている。なお、図2においては、図示の便宜上瓦材2の記載を省略している。
スペーサ6は例えば合成樹脂製の矩形平板であり、図4に示すように、野地板3に載置されて、このスペーサ6の上に架設されるレール7と野地板3との間に間隙を設ける役割を果たしている。レール7は、野地板3の水平方向に沿って設けられる鉄製で四角柱状の長手材である。固定部8は中央がレール7の外側を覆うように形成されるとともに、両側に野地板3に当接するフランジ14を有している。そして、両側のフランジ14にはそれぞれ3箇所のビス孔15が設けられている。これらのビス孔15から野地板3を貫通するようにビス16を打ち込み、当該ビス16を垂木5に固定する。これによって固定部8が垂木5に固定されるとともに、この固定部8は中央がレール7の外側を覆っているので、レール7もまた固定部8を介して垂木5に固定される。
摺動部9は、四角筒状に形成されており、内部にレール7を挿通させて、レール7を摺動することができる形状である。摺動部9の上面には、ボルト10が溶接により固定されている。
摺動部9の上側でボルト10には、円筒形状の瓦受け部17が外挿している。瓦受け部17は弾性を有する合成樹脂により形成されている。瓦材2の山側にはボルト10を挿通できる不図示の貫通孔が設けられており、図5(A)に示すように、瓦材2を瓦受け部17の上側からボルト10に外挿させて、更にその上から瓦材2の形状に合わせた座金18をボルト10に外挿させる。そして、図5(B)に示すように座金18の上からボルト10に螺合させた瓦押さえナット19を締めて、瓦材2をその下方の瓦受け部17に押し付ける。瓦受け部17は弾性を有するので、瓦受け部17が弾性変形して瓦材2に密着し、瓦材2に設けられた貫通孔から雨水などが瓦材2の下側に侵入することを抑制できる。なお、瓦受け部17と瓦材2との間には更に防水性を有するコーキング剤を塗布しておくと、更に防水性を高めることができる。
瓦材2の上方でボルト10に固定される水平材11は、屋根の勾配方向と略平行な上片20と、当該上片20から下側に垂下する屋根の勾配方向に略垂直な側片21と、により構成される山形鋼である。水平材11を固定する際には、まず、図6(A)に示すように、上方に突出しているボルト10に高さ決めナット22を螺合させて、水平材11を固定する高さを決める。そして、図6(B)に示すように、側面視J字状に折曲された金属製板材のアングル受け具23を高さ決めナット22の上面に当接するようにボルト10に外挿する。ついで、図6(C)に示すように、長尺な山形鋼からなる水平材11の側片21をボルト10とアングル受け具23との間に差し込む。そして、図6(D)に示すように、矩形平板材の両側を下方に折り曲げて形成したアングル受さえ具24と、水平材11と同じ山形鋼を短く切断して形成した固定用アングル25とをボルト10に外挿し、さらに図6(E)に示すように、ボルト10に螺合する固定ナット26を固定用アングル25を下方に押し付けるように締結する。
水平材11の下方では、高さ決めナット22によってアングル受け具23の高さが固定されており、水平材11の上方では、アングル受さえ具24と固定用アングル25とが固定ナット26によって下方に押し付けられるので、水平材11はアングル受け具23とアングル受さえ具24とに挟まれて、確実且つ強固に固定される。しかも、水平材11を一般流通品である山形鋼とすることで、太陽光パネル設置構造1の材料コストを下げることができる。
図1に示すように、水平材11は、屋根の勾配方向、すなわち屋根の棟から軒に向かう方向に対して垂直な方向に互いに平行に3本設けられている。なお、ボルト10及びボルト10に外挿する各部材は1本の水平材11に対してそれぞれ3箇所づつ設けられており、合わせて9箇所に設けられている。水平材11は、図7に示すように、棟側の2本の水平材11が、上片20の棟側から側片21が垂下するように配置されており、最も軒側に配置されている水平材11は、上片20の軒側から側片21が垂下するように配置される。
勾配材12は、図1に示すように長手方向が屋根の勾配方向となるように配置されて3本の水平材11の上側に架設して固定される2本の角パイプである。勾配材12を水平材11に固定する連結部27は、図8及び図9に示すように、勾配材12を上側から覆うとともに下側が開放されており、両側に鍔部28を有する固定片29と、水平材11の側片21の下端に引っ掛かる側面視J字状に形成され、上端にネジ部が形成され、当該上端が前記鍔部28を貫通してナット30により当該鍔部28に固定されるフック31と、を有している。
このように、連結部27は、その固定片29が勾配材12を上側から覆うとともに、フック31が水平材11の側片21の下端に引っ掛かった状態で、フック31の上端が鍔部28を貫通し、そのフック31の上端にナット30を螺着させることで、水平材11を上方に牽引して勾配材12との固定を強固にすることができる。このとき、図10及び図11に示すように、水平材11の側片21にはフック31により上方に引き上げられる方向に力が加わるので、水平材11の上片20は、側片21と反対側が、勾配材12から離れる方向に傾斜する。しかし、前述のとおり水平材11は、棟側の2本の水平材11が、上辺の棟側から側片21が垂下するように配置されており、最も軒側に設けられる水平材11は、上片20の軒側から側片21が垂下するように配置されているので、水平材11が互いに異なる方向に傾斜することとなり、水平材11が傾斜することによって発生するわずかなぐらつきを抑制することができ、勾配材12がを確実に水平材11に固定することができる。
太陽光パネル4は図12に示すように、その軒側及び棟側にそれぞれ先端が上方に突出する突出片33を有する取付部32が設けられている。また、勾配材12に太陽光パネル4を固定するパネル固定部13は、勾配材12の下面に当接する下側当接部34と、取付部32を上方から押さえる側面視逆U字状のパネル押さえ部35と、下側当接部34と前記パネル押さえ部35とを互いに接近させつつ接続する接続ボルト36とを有している。下側当接部34には接続ボルト36を螺着する図示しないネジ孔が2箇所設けられており、パネル押さえ部35には接続ボルト36を挿通する不図示の挿通孔が設けられている。太陽光パネル4を勾配材12に固定する際には、まず、勾配材12の上面に太陽光パネル4を載置する。そして、下側当接部34を勾配材12の下側に配置しつつ、パネル押さえ部35を太陽光パネル4の取付部32に設けられた突出片33に引掛けながら勾配材12の上側に配置するそして、2本の接続ボルト36をそれぞれ勾配材12の両側でパネル押さえ部35の挿通孔に挿通させて、下側当接部34のネジ孔に螺合させる。そして、接続ボルト36を締結方向に回して、、下側当接部34とパネル押さえ部35とを互いに接近させることにより、その間に挟まれている太陽光パネル4の取付部32と勾配材12とを密着させて固定する。
本実施形態においては、太陽光パネル4は屋根の勾配方向に2枚並べて設置されており、2枚の太陽光パネル4が隣り合う箇所では、パネル押さえ部35が棟側及び軒側の太陽光パネル4の取付部32に引っ掛かるように配置され、両側の太陽光パネル4の取付部32を勾配材12に固定している。また、最も軒側のパネル固定部13bは、パネル押さえ部35bが、一端側が長く、他端側が短くなるように逆J字状に湾曲させた板材により形成されており、このパネル押さえ部35bの他端側が取付部32を上方から押さえるとともに、一端側が勾配材12の軒側端部を隠す鼻隠を構成している。この最も軒側のパネル固定部13bは、接続ボルト36bがを貫通するように構成されており、勾配材12の下面に当接する下側当接部34bは、接続ボルト36bに螺着するナット形状である。
このように構成されることで、勾配材12の軒側端部を隠すことができるとともに、勾配材12を接続ボルト36bが貫通することでより確実に太陽光パネル4を勾配材12に固定することができる。
以上のように、本実施形態の太陽光パネル設置構造1は、太陽光パネル4を垂木5に対して強固に固定することができるものであり、瓦材2の位置に応じて太陽光パネル4を固定するためのボルト10の位置を極めて簡単に調整することができるものである。
なお、本発明の実施の形態は上述の形態に限ることなく、本発明の思想の範囲を逸脱しない範囲で適宜変更することができることは云うまでもない。
本発明に係る太陽光パネル設置構造1は、住宅の屋根に太陽光パネル4を設置する太陽光パネル設置構造1として好適に用いることができる。
1 太陽光パネル設置構造
2 瓦材
3 野地板
4 太陽光パネル
5 垂木
6 スペーサ
7 レール
8 固定部
9 摺動部
10 ボルト
11 水平材
12 勾配材
13 パネル固定部
17 瓦受け部
19 瓦押さえナット
20 上片
21 側片
22 高さ決めナット
23 アングル受け具
24 アングル押さえ具
27 連結部
28 鍔部
29 固定片
30 ナット
31 フック
32 取付部
33 突出片
34 下側当接部
35 パネル押さえ部
36 接続ボルト

Claims (5)

  1. 瓦材と野地板との間に空間を有する瓦葺き屋根に太陽光パネルを設置する太陽光パネルの設置構造であって、
    前記野地板上に互いに間隔を開けて複数配置されるスペーサと、
    前記スペーサに架設される長手形状であって、その長手方向が水平になるように配置される互いに平行な複数のレールと、
    前記レールを前記野地板の下側に設けられている垂木に固定する複数の固定部と、
    前記レールに摺動可能に外嵌される複数の摺動部と、
    前記摺動部にそれぞれ固定されて瓦材を貫通して上方に突出する複数のボルトと、
    前記瓦材の上側で前記レールと平行になるように前記複数のボルトに架設される互いに平行な複数の水平材と、
    長手方向が屋根の勾配方向となるように配置され、前記複数の水平材に固定される勾配材と、
    前記勾配材に太陽光パネルを固定するパネル固定部と、を備えることを特徴とする太陽光パネル設置構造。
  2. 前記ボルトに外嵌する弾性材料からなり、前記瓦材の下側に配置される瓦受け部と、
    前記ボルトに螺着して、前記瓦材を抑える瓦押さえナットと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の太陽光パネル設置構造。
  3. 前記水平材は、前記屋根の勾配方向と略平行な上片と、当該上片から下側に垂下する前記屋根の勾配方向に略垂直な側片と、により構成される山形鋼であり、
    前記ボルトに螺着する高さ決めナットと、
    前記高さ決めナットの上面に当接するように前記ボルトに外嵌するとともに、前記水平材の前記側片を受けるアングル受け具と、
    前記ボルトに外嵌するとともに、前記水平材の上片を上方から押さえるアングル押さえ具と、
    前記アングル押さえ具を固定するように前記ボルトに螺着する固定ナットとを備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽光パネル設置構造。
  4. 前記勾配材を上側から覆うとともに下側が開放されており、両側に鍔部を有する固定片と、前記側片の下端に引っ掛かる側面視J字状に形成され、上端にネジ部が形成され、当該上端が前記鍔部を貫通してナットにより当該鍔部に固定されるフックと、を有する連結部を備え、
    当該連結部により前記勾配材が前記水平材に固定されるものであり、
    最も軒側に設けられる前記水平材は、前記上片の軒側から前記側片が垂下するように配置されることを特徴とする請求項3に記載の太陽光パネル設置構造。
  5. 太陽光パネルはその軒側及び棟側にそれぞれ先端が上方に突出する突出片を有する取付部が設けられており、
    前記パネル固定部は前記勾配材の下面に当接する下側当接部と、前記取付部を上方から押さえるパネル押さえ部と、前記下側当接部と前記パネル押さえ部とを互いに接近させつつ接続する接続ボルトとを有しており、
    最も軒側のパネル押さえ部は、一端側が長く、他端側が短くなるように逆J字状に湾曲させた板材により形成されており、前記他端側が前記取付部を上方から押さえるとともに、一端側が前記勾配材の軒側端部を隠す鼻隠を構成することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の太陽光パネル設置構造。
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