JP2015024833A - 液体含浸シート用包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体含浸シート用包装容器において、確実に開閉蓋を容器本体に密着させて隙間の形成を防止する。【解決手段】本発明の液体含浸シート用包装容器1は、開口部Aが形成された容器本体1aと、容器本体1aに再剥離可能且つ再貼着可能な、開口部1a及び開口部近傍部Bを覆うシート状の開閉蓋1bとを備え、開閉蓋1bには、第1位置決め標示14が形成され、容器本体1aにおける開口部近傍部Bには、第1位置決め標示14に対応する第2位置決め標示24が形成され、開閉蓋1aによって開口部Aを覆った際に、第1位置決め標示14と第2位置決め標示24との対応を視認可能である。【選択図】図3

Description

本発明は、液体含浸シートを収容する包装容器に関する。
ウェットティッシュ、汗拭きシート等の液体含浸シートを包装する包装容器においては、液体の揮発防止が求められる。
液体含浸シートを包装する包装容器としては、液体含浸シートの取り出し口となる開口部が形成された容器本体と、前記容器本体に再剥離可能且つ再貼着可能な、前記開口部及び前記容器本体の開口部近傍部を覆うシート状の開閉蓋とを備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に記載の包装容器においては、液体含浸シートが取り出されて収容枚数が減少すると、元の形状を維持することができず、開口部近傍部にシワが形成されやすくなった。開口部近傍部にシワが形成された状態で開閉蓋を貼着すると、隙間が形成されやすくなり、密閉性が低下して、液体が揮発することがあった。液体が揮発すると、液体含浸シートの本来の使用感や機能が損なわれやすくなった。
そこで、液体含浸シートの収容枚数が減少しても、開口部付近にシワが形成されにくい包装容器が提案されている(特許文献2)。
しかし、特許文献2に記載の包装容器においても、開閉蓋を容器本体に貼着した際に隙間が形成されることがあった。
特公平2−30948号公報 特開2010−168057号公報
本発明の課題は、液体含浸シート用包装容器において、確実に開閉蓋を容器本体に密着させて隙間の形成を防止することにある。
本発明は、以下の態様を有する。
[1]開口部が形成された容器本体と、前記容器本体に再剥離可能且つ再貼着可能な、前記開口部及び該開口部の近傍部を覆うシート状の開閉蓋とを備え、前記開閉蓋には、第1位置決め標示が形成され、前記容器本体における開口部の近傍部には、第1位置決め標示に対応する第2位置決め標示が形成され、前記開閉蓋によって前記開口部を覆った際に、前記第1位置決め標示と前記第2位置決め標示との対応を視認可能である、液体含浸シート用包装容器。
[2]前記開閉蓋が透明シートを備え、該透明シートにおける容器本体側の面に前記第1位置決め標示が形成され、前記容器本体における開口部の近傍部に、第2位置決め標示になる貫通孔が形成された開閉蓋被着シートが貼着され、平面視における第1位置決め標示の輪郭形状と第2位置決め標示の輪郭形状とが同一にされている、[1]に記載の液体含浸シート用包装容器。
[3]開閉蓋被着シート及び第1位置決め標示が着色されている、[2]に記載の液体含浸シート用包装容器。
[4]前記開閉蓋が、透明な表面シートと、該表面シートにおける容器本体側に配置された裏面シートとを備え、前記裏面シートに、前記第1位置決め標示になる貫通孔が形成され、前記容器本体における開口部の近傍部に、前記第2位置決め標示が設けられ、平面視における第1位置決め標示の輪郭形状と第2位置決め標示の輪郭形状とが同一にされている、[1]に記載の液体含浸シート用包装容器。
[5]裏面シート及び第2位置決め標示が着色されている、[4]に記載の液体含浸シート用包装容器。
[6]前記開閉蓋に前記第1位置決め標示が印刷によって形成され、前記容器本体における開口部の近傍部に、前記第2位置決め標示が印刷によって形成されている、[1]に記載の液体含浸シート用包装容器。
[7]無端状の切り取り線に囲まれた切り取り部が形成された容器本体にシート状の開閉蓋形成用シートが、前記切り取り部及び該切り取り部の近傍部を覆うように貼着された液体含浸シート用包装容器であって、前記開閉蓋形成用シートは、透明な第1シートと、該第1シートにおける容器本体側に配置された第2シートとが積層された積層体であり、第2シートには、少なくとも前記切り取り部を覆う形状に打ち抜かれた第1打ち抜き部と、平面視で該第1打ち抜き部より外側にて打ち抜かれた第2打ち抜き部とが形成され、前記第1打ち抜き部は、第1シートに貼着され且つ容器本体に貼着され、前記第2打ち抜き部は、第1シートに貼着され且つ容器本体に貼着されておらず、前記第1打ち抜き部以外且つ前記第2打ち抜き部以外の部分は、第1シートに剥離可能に貼着され且つ容器本体に剥離不能に貼着されている、液体含浸シート用包装容器。
[8]無端状の切り取り線に囲まれた切り取り部が形成された容器本体にシート状の開閉蓋形成用シートが、前記切り取り部及び該切り取り部の近傍部を覆うように貼着された液体含浸シート用包装容器であって、前記開閉蓋形成用シートが、透明な第1シートと、該第1シートにおける容器本体側に配置された第2シートとが積層された積層体であり、第2シートには、平面視で前記切り取り部より外側の部分が打ち抜かれて打ち抜き部が形成され、前記打ち抜き部は、容器本体に貼着され且つ第1シートに対して剥離可能にされており、前記打ち抜き部以外の部分は、第1シートに貼着され且つ容器本体に対して剥離可能にされている、液体含浸シート用包装容器。
本発明の液体含浸シート用包装容器は、確実に開閉蓋を容器本体に密着させて隙間の形成を防止することができる。
本発明の包装容器の第1実施形態及び第2実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態の包装容器の一部を示す上面図である。 第1実施形態の包装容器における容器本体の一部と開閉蓋を示す断面図である。 第1実施形態の包装容器の形成方法について説明する断面図である。 第2実施形態の包装容器の一部を示す上面図である。 第2実施形態の包装容器における容器本体の一部と開閉蓋を示す断面図である。 第2実施形態の包装容器の形成方法について説明する断面図である。
本発明の液体含浸シート用包装容器(以下、「包装容器」)は、開口部が形成された容器本体と、開口部及び該開口部の近傍部を覆うシート状の開閉蓋とを備える。本発明の包装容器においては、開閉蓋が容器本体における開口部の近傍部に、隙間が形成されることなく密着して開口部を密閉するのが正しい使用方法である。
開閉蓋には、第1位置決め標示が形成され、容器本体における開口部の近傍部には、第2位置決め標示が形成されている。第1位置決め標示と第2位置決め標示とは互いに対応するようになっている。ここで、「対応」とは、開閉蓋が開口部を覆った際に開口部を密閉する状態にする位置関係にあることを意味する。例えば、開閉蓋が開口部を覆った際に、第1位置決め標示と第2位置決め標示とが重なり合うこと、第1位置決め標示と第2位置決め標示とが接触して任意の標示を形成すること、第1位置決め標示が第2位置決め標示を覆うことなどである。
前記開閉蓋は、容器本体に対して再剥離可能且つ再貼着可能になっている。また、開閉蓋が開口部を覆った際に、第1位置決め標示と第2位置決め標示との対応を視認可能になっている。
本発明の包装容器には、複数枚の液体含浸シートが積層された液体含浸シートの積層体が収容される。液体含浸シートとは、不織布にアルコールや薬剤等の液体が含浸されたシートである。液体含浸シートの具体例としては、ウェットティッシュ、汗拭きシート、日焼け止めシート、虫除けシート、化粧水シート、化粧落としシート等が挙げられる。
容器本体に形成された開口部は、液体含浸シートの取り出し口となる。開口部は、液体含浸シートが取り出されないときには、開閉蓋に覆われて密閉される。液体含浸シートが取り出されるときには、開閉蓋が容器本体から剥離されて、開口部は開封される。
以下、本発明の包装体の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
本発明の包装容器の第1実施形態について図1〜3を参照して説明する。
本実施形態の包装容器1は、容器本体1aと開閉蓋1bとを備える。
本実施形態における容器本体1aは、液体含浸シート積層体を、いわゆるピロー包装によって収容したものであり、液体含浸シートの取り出し口となる開口部Aが形成されている。本実施形態における開口部Aは、長円形状(角丸長方形状)に開口している。
通常、ピロー包装では、帯状のフィルムの幅方向の端部同士をシールしてチューブを形成し、そのチューブの内部に液体含浸シート積層体を充填する。その後、チューブを、その長手方向において一定間隔でシールすると共に、1つの包装体で1つの液体含浸シート積層体を収容するようにシール部分にて切断して包装容器を得る。
容器本体1aを構成するフィルムとしては、例えば、樹脂層とアルミニウム層とを備える積層フィルムを使用することができる。積層フィルムとしては、ポリエチレンテレフタレートとアルミニウム層とポリエチレンとの積層フィルム、ポリエチレンテレフタレートとアルミニウム層とポリプロピレンとの積層フィルム等が挙げられる。液体の蒸発を防ぐ点では、アルミニウム層を有することが好ましい。
開閉蓋1bは、容器本体1aに再剥離可能且つ再貼着可能な、開口部A及び開口部Aの近傍部B(以下、「開口部近傍部B」という。)を覆うシートである。
開口部近傍部Bは、開閉蓋1bの容器本体1aに対する密着性がより高くなることから、開口部Aの縁から10mm以内の範囲の部分であることが好ましい。
本実施形態における開閉蓋1bは、透明シート10と、透明シート10の容器本体1a側の面10pに貼付された開口部封止部13及び第1位置決め標示14を備える。第1位置決め標示14は、開口部封止部13の周囲に配置されている。
透明シート10は、2つの角部が直角で且つ互いに平行な2つの辺を有する五角形である。この五角形の透明シート10は、矩形状部10bと三角形部10cとが組み合わされた形状であり、矩形状部10bが開口部Aを覆うようになっている。また、三角形部10cの先端が、指でつままれる開封開始端Pとされる。
また、透明シート10は、透明な第1基材11と、第1基材11における容器本体1a側の面に形成された再剥離再貼着性粘着剤層12とを備える。
本実施形態における第1基材11は、透明樹脂フィルムからなる。透明樹脂フィルムを構成する透明樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が挙げられる。本発明における「透明」とは、JIS K 7136 に従って測定したヘイズ値が10%以下のことである。
第1基材11の厚さは20〜100μmであることが好ましい。第1基材11の厚さが前記下限値以上であれば、開閉蓋1bの強度を確保でき、前記上限値以下であれば、開閉蓋1bの可撓性を充分に確保できる。
再剥離再貼着性粘着剤層12は、後述する開閉蓋被着シート20に対して再剥離可能且つ再貼着可能な粘着剤層である。再剥離再貼着性粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤に微粒子等を含有させたものが挙げられる。通常、再剥離再貼着性粘着剤は透明である。
再剥離再貼着性粘着剤層12は8〜30g/m(固形分)を塗工することが好ましい。再剥離再貼着性粘着剤層12の塗工量が前記下限値以上であれば、開閉蓋被着シート20に充分に貼着でき、前記上限値以下であれば、再剥離再貼着性粘着剤層12を容易に形成できる。
開閉蓋1bが開口部Aを覆った際には、透明シート10を通して、第1位置決め標示14と後述する第2位置決め標示24との対応を視認可能になっている。
本実施形態における開口部封止部13は、透明シート10側の第1層13aと、第1層よりも面積が小さい第2層13bとからなっており、平面視の形状が、開口部Aを覆う形状にされている。
開閉蓋1bが、開口部Aを密閉するように容器本体1aに密着したときには、開口部封止部13の第2層13bが開口部Aに嵌った状態になる。
本実施形態における第1位置決め標示14は、平面視で菱形状のシートからなっており、後述する開閉蓋被着シート20と同様の層構成を有し、平面視で着色されている。菱形状の第1位置決め標示14の1つの角部は、開封開始端P側に向けられている。
また、第1位置決め標示14は、開口部封止部13の周囲に複数設けられ、開口部封止部13を挟んだ両側の各々に配列されている。第1位置決め標示14は、開口部封止部13に対して離間して配置されている。
容器本体1aにおける開口部近傍部Bには、開閉蓋1bが開口部Aを覆った際に、第1位置決め標示14に対応する第2位置決め標示24が形成されている。本実施形態では、容器本体1aの開口部近傍部Bに開閉蓋被着シート20が貼着され、その開閉蓋被着シート20に形成された貫通孔が第2位置決め標示24になっている。そのため、第2位置決め標示24は、開口部Aの周囲に複数設けられ、開口部Aを挟んだ両側の各々に配列されている。
開閉蓋1bが、隙間が形成されることなく容器本体1aに貼着されて開口部Aが密閉されたときには、第1位置決め標示14と第2位置決め標示24とがずれることなく重なり合うようになっている。
開閉蓋被着シート20は、外形が矩形状で、第2基材21と、第2基材21における容器本体1a側の面に形成された接着剤層22とを備え、開閉蓋1bが貼着されるシートである。
本実施形態における第2基材21は、着色されたフィルムからなる。着色されたフィルムは、着色剤を含む樹脂フィルム、着色インクが塗工された樹脂フィルムが挙げられる。
樹脂フィルムを構成する樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン等が挙げられる。
第2基材21の厚さは40〜150μmであることが好ましい。第2基材21の厚さが前記下限値以上であれば、開閉蓋被着シート20に形成した第2位置決め標示24に第1位置決め標示14を嵌め合わせやすくなり、容易に位置合わせできる。また、開口部近傍部Bの保形性が高くなり、シワの発生を抑制できる。一方、第2基材21の厚さが前記上限値以下であれば、開閉蓋1bの可撓性を充分に確保できる。
接着剤層22は、容器本体1aに対して剥離不能に貼着する層である。接着剤としては、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂や、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム等が挙げられる。通常、接着剤は透明である。
接着剤層22における容器本体1aに対する貼着力は、再剥離再貼着性粘着剤層12における第2基材21に対する貼着力よりも大きくされている、
接着剤層22は8〜30g/m(固形分)を塗工することが好ましい。接着剤層22の塗工量が前記下限値以上であれば、容器本体1aに強固に貼着でき、前記上限値以下であれば、接着剤層22を容易に形成できる。
本実施形態の包装容器1においては、平面視における第1位置決め標示14の輪郭形状と第2位置決め標示24の輪郭形状とが同一の菱形状にされている。
開閉蓋被着シート20及び第1位置決め標示14は着色され、第2位置決め標示24は着色されていない。そのため、液体含浸シートを取り出した後、開閉蓋1bを容器本体1aに再貼着して開口部Aを密閉する際に、透明シート10を通して第1位置決め標示14及び第2位置決め標示24を見ながら第2位置決め標示24に第1位置決め標示14を合わせることができる。
本実施形態の包装容器1において開閉蓋1bを容器本体1aから剥離して開口部Aを開封する際には、開閉蓋1bの全部を開閉蓋被着シート20から分離しないことが好ましい。すなわち、開閉蓋1bの、開封開始端Pと反対側の端部を開閉蓋被着シート20に貼着したままとすることが好ましい。開閉蓋1bの、開封開始端Pと反対側の端部を開閉蓋被着シート20に貼着されたままにすると、開閉蓋1bを開閉蓋被着シート20に容易に再貼着できる。また、第1位置決め標示14を第2位置決め標示24に重ね合せ易くなる。
上記包装容器1は、例えば、図4に示すように、容器本体2aに開閉蓋形成用シート2bが貼着された包装容器2を作製した後、開閉蓋形成用シート2bを引き上げることにより、形成される。
以下、包装容器2について具体的に説明する。
包装容器2は、切り取り部2cが形成された容器本体2aにシート状の開閉蓋形成用シート2bが貼着されたものである。開閉蓋形成用シート2bは、切り取り部2c及び切り取り部2cの近傍部Bを覆うように容器本体2aに貼着されている。
本実施形態における包装容器2は、容器本体2aに第2基材21が接着剤層22を介して貼着され、第2基材21に第1基材11が再剥離再貼着性粘着剤層12を介して貼着されている。第1基材11、再剥離再貼着性粘着剤層12、第2基材21及び接着剤層22によって開閉蓋形成用シート2bを構成している。
容器本体2aには、無端状の切り取り線Cに囲まれて切り取り部2cが形成されている。第2基材21は、平面視で切り取り線Cを囲うように打ち抜かれて第1打ち抜き部25が形成されている。第1打ち抜き部25では接着剤層22が打ち抜かれても構わない。また、第2基材21は、平面視で第1打ち抜き部25より外側の部分が打ち抜かれて第2打ち抜き部26が形成されている。第2打ち抜き部26は、接着剤層22が形成されておらず、再剥離再貼着性粘着剤層12のみに貼着されている。
以下、包装容器2について、より具体的に説明する。
包装容器2を構成する容器本体2aは、液体含浸シート積層体をピロー包装によって収容したものである。容器本体2aにおける切り取り部2cが切り取り線Cに沿って切り取られると、容器本体1aにおける開口部Aが形成される。
本実施形態における切り取り線Cは、容器本体2aの外表面から内表面までを貫通せず、容器本体2aを構成するシートの厚さ方向の中央付近まで切り込まれたハーフカットとされている。切り込み線Cがハーフカットであれば、包装容器2において、液体含浸シートからの液体の揮発をより抑制できる。
切り取り線Cは、切り取り線Cに沿った切り取りに要する力が、第2基材21から再剥離再貼着性粘着剤層12を剥離させるのに要する力よりも弱くなるように形成されている。
開閉蓋形成用シート2bは、第1シート10aと、第1シート10aにおける容器本体2a側に配置された第2シート20aとが積層された積層体である。
第1シート10aは、包装容器1における透明シート10と同様に、第1基材11と再剥離再貼着性粘着剤層12とを備え、透明シート10になるものである。第2シート20aは、包装容器1における開閉蓋被着シート20と同様に、第2基材21と接着剤層22とを備え、開閉蓋被着シート20を形成するものである。
開閉蓋形成用シート2bにおいては、第2シート20aを構成する第2基材21が打ち抜かれて第1打ち抜き部25及び第2打ち抜き部26が形成されている。
第1打ち抜き部25は、切り取り部2c及び切り取り部2cの近傍部Bを覆う形状に打ち抜かれている。
平面視における第1打ち抜き部25の形状は長円形とされ、平面視における第1打ち抜き部25の輪郭は、切り取り部2cの輪郭よりも外側に位置している。そのため、第1打ち抜き部25は切り取り部2cよりも面積が広く、第1打ち抜き部25の周縁に切り取り部2cが重ならない部分25a(以下、「切り取り部非重複部25a」という。)が形成されている。また、第1打ち抜き部25には、接着剤層22によって切り取り部2cが貼着されている。
第2打ち抜き部26は、第1打ち抜き部25の周囲に配置されている。第2打ち抜き部26は、第1位置決め標示14になる部分であり、第1位置決め標示14と同じ形状とされている。
本実施形態における第2打ち抜き部26は、再剥離再貼着性粘着剤層12によって第1シート10aに貼着されている。また、本実施形態における第2打ち抜き部26は、接着剤層22が形成されていないため、容器本体2aに貼着されていない。
本実施形態における第1打ち抜き部25以外で且つ第2打ち抜き部26以外の部分27(以下、「非打ち抜き部27」という。)は、再剥離再貼着性粘着剤層12によって第1シートに剥離可能に貼着されている。また、非打ち抜き部27は、接着剤層22によって容器本体2aに剥離不能に貼着されている。
上記の包装容器2では、液体含浸シートを容器本体2aから初めて取り出す際に、第1シート10aの開封開始端Pをつまんで引き上げると、第2打ち抜き部26が第1シート10aに貼着されたまま、第1シート10aが第2シート20aから剥離する。
また、切り取り線Cに沿った切り取りに要する力が、第2基材21から再剥離再貼着性粘着剤層12を剥離させるのに要する力よりも弱いため、第1シート10aの開封開始端Pをつまんで引き剥がすと、切り取り部2cが切り取り線Cに沿って切断される。さらに、切り取られた切り取り部2cは、第1打ち抜き部25に貼着されたまま、第1シート10aと共に引き剥がされる。
第1シート10aを引き上げた後、第2打ち抜き部26は、包装容器1における第1位置決め標示14になり、第2シート20aの、第2打ち抜き部26が存在した部分は、包装容器1における第2位置決め標示24になる。また、第1打ち抜き部25は、包装容器1における開口部封止部13の第1層13aになり、切り取り部2cは、包装容器1における開口部封止部13の第2層13bになる。非打ち抜き部27は、包装容器1における開閉蓋被着シート20になる。切り取り部2cが切り取られた部分は、包装容器1における開口部Aになる。
また、透明シート10に開口部封止部13及び第1位置決め標示14が貼着された開閉蓋1bが形成される。
上述したように、本実施形態では、開閉蓋1bが第1位置決め標示14を有し、容器本体1aの開口部近傍部Bに第2位置決め標示24が形成されている。また、平面視における第1位置決め標示14の輪郭形状と第2位置決め標示24の輪郭形状が同一になっている。そのため、液体含浸シート取り出し後、開閉蓋1bを容器本体1aに再貼着する際に、第2位置決め標示24に第1位置決め標示14を重ね合せることによって、開閉蓋1bを容器本体1aに確実に密着させ、開口部Aを密閉することができる。これにより、容器本体1aと開閉蓋1bとの間の隙間の形成を防止することができる。
第2位置決め標示24からずれて第1位置決め標示14が重なった場合には、開閉蓋1bが容器本体1aに密着せず、開口部Aを密閉していない可能性があるが、本実施形態では、第1位置決め標示14の位置がずれたことを容易に視認できる。そのため、開閉蓋1bを再剥離して開閉蓋1bの貼着をやり直した方がよいことを使用者に示すことができる。
また、本実施形態における第1位置決め標示14は、平面視の菱形状で、開封開始端Pに向かうにつれて幅が狭くなっているため、開閉蓋1bを容器本体1aから剥離する際に、加えた力を、まず、第1位置決め標示14を形成するための打ち抜きの角部に集中させることができる。その後、加えた力を、打ち抜きに沿って伝達させることができる。そのため、打ち抜きに沿って、第1位置決め標示14を第2シート20aから円滑に分離できる。したがって、第1位置決め標示14が容器本体1aに貼着されたまま残ることを防止できる。また、菱形の第1位置決め標示14は、開封開始端Pと反対側の端部に向かうにつれて幅が狭くなる角部を有することになる。そのため、開閉蓋1bを容器本体1aに再貼着する際には、第2位置決め標示24に対し第1位置決め標示14を容易に位置合わせできる。また、開閉蓋形成用シート2bの状態から初めて開閉蓋1bを剥離する際に、第1位置決め標示14を第2シート20aから容易に分離することができる。
また、本実施形態では、第2位置決め標示24が、開口部Aの周囲に複数設けられ、開口部Aを挟んだ両側の各々に配列され、それらの第2位置決め標示24に対応して第1位置決め標示14が形成されている。そのため、第1位置決め標示14及び第2位置決め標示24による位置決めの精度を向上させることができ、より確実に開口部Aを密閉できる。
また、第1位置決め標示14及び第2位置決め標示24によって、容器本体1a及び開閉蓋1bに模様が形成されるため、包装容器1の意匠性が向上する。
また、本実施形態では、第1打ち抜き部25の周縁に形成された切り取り部非重複部25aが、容器本体1aの開口部近傍部Bに密着するため、気密性を向上させることができる。
<第2実施形態>
本発明の包装容器の第2実施形態について図1,5,6を参照して説明する。
本実施形態の包装容器3は、容器本体3aと開閉蓋3bとを備える。容器本体3aは、第1実施形態における容器本体1aと同様のものであり、開口部Aが形成されている。
本実施形態では、容器本体3aの開口部近傍部Bには、着色された第2位置決め標示45が貼付されている。本実施形態における第2位置決め標示45は、平面視で菱形の形状を有しており、後述する裏面シート40と同様の層構成を有している。菱形状の第2位置決め標示45の1つの角部は、開封開始端P側に向けられている。
また、第2位置決め標示45は、開口部近傍部Bの周囲に複数設けられ、開口部Aを挟んだ両側の各々に配列されている。第2位置決め標示45は、開口部Aに対して離間して配置されている。
開閉蓋3bは、容器本体3aに再剥離可能且つ再貼着可能な、開口部A及び開口部近傍部Bを覆うシートである。
本実施形態における開閉蓋3bは、表面シート30と、表面シート30における容器本体側に配置された裏面シート40とを備える。
本実施形態における表面シート30及び裏面シート40は共に、第1実施形態における透明シート10と同様に、矩形状部30b,40bと三角形部30c,40cとが組み合わされた五角形とされ、矩形状部30b,40bが開口部Aを覆うようになっている。また、三角形部30c,40cの先端が開封開始端Pとされる。
表面シート30は、透明な第1基材31と、第1基材31における容器本体3a側の面に形成された再剥離性粘着剤層32とを備える。
第1基材31としては、第1実施形態における第1基材11と同様のものを使用することができる。
再剥離性粘着剤層32は、裏面シート40に対して再剥離可能且つ再貼着不能な粘着剤層である。再剥離性粘着剤としては、例えば、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤等が挙げられる。通常、再剥離性粘着剤は透明である。
再剥離性粘着剤層32の厚さは1〜50μmであることが好ましい。再剥離性粘着剤層32の厚さが前記下限値以上であれば、裏面シート40に充分に貼着でき、前記上限値以下であれば、再剥離性粘着剤層32を容易に形成できる。
表面シート30は透明であるため、開閉蓋3bが開口部Aを覆った際に、後述する第1位置決め標示44と第2位置決め標示45との対応を視認可能になっている。
裏面シート40は、外形が矩形状で、着色された第2基材41と、第2基材41における容器本体2a側の面に形成された再剥離再貼着性粘着剤層42とを備える。再剥離再貼着性粘着剤層42は、容器本体3aに対して再剥離可能且つ再貼着可能になっている。
本実施形態における第2基材41は、第1実施形態における第2基材21と同様のものであり、再剥離再貼着性粘着剤層42は、第1実施形態における再剥離再貼着性粘着剤層12と同様のものである。
ただし、再剥離再貼着性粘着剤層42における容器本体3aに対する貼着力は、再剥離性粘着剤層32における第2基材41に対する貼着力よりも大きくされている。
裏面シート40には、第1位置決め標示44になる貫通孔が形成されている。第1位置決め標示44は、開閉蓋3bが開口部Aを覆った際に、容器本体3aにおける開口部近傍部Bに設けられた第2位置決め標示45に対応するように形成されている。
開閉蓋3bが、隙間が形成されることなく容器本体3aに貼着されて開口部Aが密閉されたときには、第1位置決め標示44と第2位置決め標示45とがずれることなく重なり合うようになっている。
本実施形態の包装容器3においては、平面視における第1位置決め標示44の輪郭形状と第2位置決め標示45の輪郭形状とが同一の菱形状になっている。
また、裏面シート40及び第2位置決め標示45は着色され、第1位置決め標示44は着色されておらず、表面シート30は透明になっている。そのため、液体含浸シートを取り出した後、開閉蓋3bを容器本体3aに再貼着して開口部Aを密閉する際に、表面シート30を通して第1位置決め標示44及び第2位置決め標示45を見ながら第2位置決め標示45に第1位置決め標示44を合わせることができる。
本実施形態の包装容器3において開閉蓋3bを容器本体3aから剥離して開口部Aを開封する際には、開閉蓋3bの全部を容器本体3aから分離しないことが好ましい。すなわち、開閉蓋3bの、開封開始端Pと反対側の端部を容器本体3aに貼着したままとすることが好ましい。開閉蓋3bの、開封開始端Pと反対側の端部を容器本体3aに貼着されたままにすると、開閉蓋3bを容器本体3aに容易に再貼着できる。また、第1位置決め標示44を第2位置決め標示45に重ね合せ易くなる。
裏面シート40の再剥離再貼着性粘着剤層42には、開口部封止部43が貼付されている。開口部封止部43は、容器本体3aに形成される開口部Aと平面視の形状が同一のシートからなっている。開閉蓋3bが容器本体3aに密着したときには、開口部封止部43は、開口部Aに嵌った状態になる。
本実施形態における開口部封止部43は、後述する容器本体の切り取り部4cである。
上記包装容器3は、例えば、図7に示すように、容器本体4aに開閉蓋形成用シート4bが貼着された形態の包装容器4を作製した後、開閉蓋形成用シート4bを引き上げることにより、形成される。
以下、包装容器4について具体的に説明する。
包装容器4は、切り取り部4cが形成された容器本体4aにシート状の開閉蓋形成用シート4bが貼着されたものである。開閉蓋形成用シート4bは、切り取り部4c及び切り取り部4cの近傍部Bを覆うように容器本体4aに貼着されている。
本実施形態における包装容器4は、容器本体4aに第2基材41が再剥離再貼着性粘着剤層42を介して貼着され、第2基材41に第1基材31が再剥離性粘着剤層32を介して貼着されている。第1基材31、再剥離性粘着剤層32、第2基材41及び再剥離再貼着性粘着剤層42によって開閉蓋形成用シート4bを構成している。
容器本体4aには、無端状の切り取り線Cに囲まれて切り取り部4cが形成されている。第2基材41は、平面視で切り取り部4cより外側の部分が打ち抜かれて打ち抜き部46が形成されている。打ち抜き部46では再剥離再貼着性粘着剤層42が第2基材41と共に打ち抜かれても構わない。
以下、包装容器4について、より具体的に説明する。
包装容器4を構成する容器本体4aは、第1実施形態における容器本体2aと同様のものである。
ただし、本実施形態における切り取り線Cは、切り取り線Cに沿った切り取りに要する力が、容器本体4aから再剥離再貼着性粘着剤層42を剥離させるのに要する力よりも弱くなるように形成されている。また、本実施形態における切り取り線Cは、切り取り線Cに沿った切り取りに要する力が、第2基材41から再剥離性粘着剤層32を剥離させるのに要する力よりも弱くなるように形成されている。
開閉蓋形成用シート4bは、第1シート30aと、第1シート30aにおける容器本体4a側に配置された第2シート40aとが積層された積層体である。
第1シート30aは、包装容器3における表面シート30と同様に、第1基材31と再剥離性粘着剤層32とを備え、表面シート30になるものである。第2シート40aは、包装容器3における裏面シート40と同様に、第2基材41と再剥離再貼着性粘着剤層42とを備え、裏面シート40になるものである。
ただし、開閉蓋形成用シート4bにおいては、第2シート40aを構成する第2基材41に、打ち抜き部46が形成されている。平面視における打ち抜き部46の形状は菱形とされている。また、打ち抜き部46は、平面視において開口部近傍部Bに重なるように形成される。
本実施形態における打ち抜き部46は、再剥離再貼着性粘着剤層42によって、容器本体4aに貼着されている。
本実施形態における打ち抜き部46以外の部分47(以下、「非打ち抜き部47」という。)は、再剥離性粘着剤層32によって、第1基材31に貼着されている。
第2シート40aは再剥離再貼着性粘着剤層42によって容器本体4aに対して剥離可能になっているため、第2シート40aを開封開始端Pから引き剥がした際には、非打ち抜き部47は、容器本体4aから剥離するようになっている。
再剥離再貼着性粘着剤層42における容器本体4aに対する貼着力は、再剥離性粘着剤層32における第2基材41に対する貼着力よりも大きくされているため、第2シート40aを開封開始端Pから引き剥がした際には、打ち抜き部46は、第1シート30aに対して剥離するようになっている。
上記の包装容器4では、液体含浸シートを容器本体4aから初めて取り出す際に、第1シート30aが積層した第2シート40aの開封開始端Pをつまんで引き上げると、打ち抜き部46が容器本体4aに貼着されたまま、非打ち抜き部47が容器本体4aから剥離する。
また、切り取り線Cに沿った切り取りに要する力が、容器本体4aに対する再剥離再貼着性粘着剤層42の貼着力よりも弱く、第2基材41から再剥離性粘着剤層32を剥離させるのに要する力よりも弱い。そのため、第1シート30aが積層した第2シート40aの開封開始端Pをつまんで引き剥がすと、切り取り部4cが切り取り線Cに沿って切り取られて非打ち抜き部47に同伴して引き剥がされる。
第1シート30aが積層した第2シート40aを引き上げた後、打ち抜き部46は、包装容器3における第2位置決め標示45になり、第2シート40aの、打ち抜き部46が存在した部分は、包装容器3における第1位置決め標示44になる。また、切り取り部4cは、包装容器3における開口部封止部43になり、切り取り部4cが切り取られた部分は、包装容器3における開口部Aになる。
また、第1シート30a、非打ち抜き部47及び切り取り部4cによって開閉蓋3bが形成される。
上述したように、本実施形態では、開閉蓋3bが第1位置決め標示44を有し、容器本体3aの開口部近傍部Bに第2位置決め標示45が形成されている。また、平面視における第1位置決め標示44の輪郭形状と第2位置決め標示45の輪郭形状が同一になっている。そのため、液体含浸シート取り出し後、開閉蓋3bを容器本体3aに再貼着する際に、第2位置決め標示45に第1位置決め標示44を重ね合せることによって、開閉蓋3bを容器本体3aに確実に密着させ、開口部Aを密閉することができる。これにより、容器本体3aと開閉蓋3bとの間の隙間の形成を防止することができる。
第2位置決め標示45からずれて第1位置決め標示44が重なった場合には、開閉蓋3bが容器本体3aに密着せず、開口部Aを密閉していない可能性があるが、本実施形態では、第1位置決め標示45の位置がずれたことを容易に視認できる。そのため、開閉蓋3bを再剥離して開閉蓋3bの貼着をやり直した方がよいことを使用者に示すことができる。
また、本実施形態における第1位置決め標示44は、平面視の菱形状で、菱形の1つの角部が開封開始端Pに向けられているため、開閉蓋3bを容器本体3aから剥離する際に、加えた力を、まず、第2位置決め標示45を形成するための打ち抜きの角部に集中させる。その後、加えた力を、打ち抜きに沿って伝達させることができる。そのため、打ち抜きに沿って、第2位置決め標示45を第2シート40aから円滑に分離できる。したがって、第2位置決め標示45が容器本体3aから剥がれることを防止できる。また、菱形の第1位置決め標示44は、開封開始端Pと反対側の端部に向かうにつれて幅が狭くなる角部を有することになる。そのため、開閉蓋3bを容器本体3aに再貼着する際には、第2位置決め標示45に対し第1位置決め標示44を容易に位置合わせできる。
また、本実施形態では、第2位置決め標示45が、開口部Aの周囲に複数設けられ、開口部Aを挟んだ両側の各々に配列され、それらの第2位置決め標示45に対応して第1位置決め標示44が形成されている。そのため、第1位置決め標示44及び第2位置決め標示45による位置決めの精度を向上させることができ、より確実に開口部Aを密閉できる。
また、第1位置決め標示44及び第2位置決め標示45によって、容器本体3a及び開閉蓋3bに模様が形成されるため、包装容器3の意匠性が向上する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
第1位置決め標示及び第2位置決め標示の平面視の形状は菱形でなくてもよく、例えば、菱形以外の多角形(例えば、三角形、菱形以外の四角形、五角形、六角形等)、円形、楕円形、ハート形等であってもよい。ただし、いずれの形状であっても、第1位置決め標示及び第2位置決め標示の平面視の形状は、開封開始端側に向かうにつれて幅が漸次狭くなるように配置されることが好ましい。
第1位置決め標示及び第2位置決め標示の平面視の形状は同一である必要はなく、第1位置決め標示の形状と第2位置決め標示の平面視の形状とが異なってもよい。例えば、第1位置決め標示が円形で、第2位置決め標示が第1位置決め標示の円形に内接する多角形や十字形等であってもよい。
また、開閉蓋によって開口部を覆った際に、第1位置決め標示と第2位置決め標示とは、重なり合う必要はない。例えば、第1位置決め標示及び第2位置決め標示の平面視の形状が菱形である場合、開閉蓋によって開口部を覆った際に、第1位置決め標示の菱形の一辺と第2位置決めの菱形の一辺とが接触する又は重なる形態であってもよい。あるいは、開閉蓋によって開口部を覆った際に、第1位置決め標示の菱形の一頂点と第2位置決めの菱形の一頂点とが接触する又は重なる形態であってもよい。
また、開閉蓋によって開口部を覆った際に、第1位置決め標示と第2位置決め標示とを組み合わせることによって文字を形成してもよい。
また、透明シートの形状、表面シートの形状及び裏面シートの形状は、長方形や五角形でなくてもよく、その他任意の形状(他の多角形、円形、楕円形等)であってもよい。
透明シートの代わりに、第1位置決め標示と第2位置決め標示との対応を視認可能な部分的に透明なシートを用いてもよい。
容器本体における切り取り線は、ハーフカットでなくてもよく、容器本体の外表面から内表面までを貫通したミシン線でも構わない。
また、第1実施形態において、平面視における第1打ち抜き部の輪郭形状と容器本体の切り取り部の輪郭形状とが同一で重なっても構わない。
第1実施形態における第2打ち抜き部では、接着剤層が形成されないことで、容器本体に貼着されないようにしたが、第2打ち抜き部における接着剤層の接着面に、容器本体に対して非接着性の材料が被覆されて、容器本体に貼着されないようにしてもよい。
また、第1基材及び第2基材として偏光フィルムを用いてもよい。その場合には、第1基材の偏光フィルムと第2基材の偏光フィルムとで旋光度を90°ずらして、これらが重なったときに光を不透過にする。これにより、第1位置決め標示と第2位置決め標示とが、ずれることなく重なったときには、容器本体の外表面が見えなくなるため、開閉蓋が目的の位置に貼着できたことを確認することができる。容器本体に開閉蓋を貼着した際に容器本体の外表面が見えるときには、隙間が形成されている可能性があることを示している。これにより、容器本体から開閉蓋を再剥離して開閉蓋の貼着をやり直した方がよいことを、使用者に示すことができる。
また、本発明においては、第1位置決め標示及び第2位置決め標示が第2シートの打ち抜きによって形成されたものでなくてもよい。例えば、開閉蓋及び容器本体に着色印刷を施して第1位置決め標示及び第2位置決め標示を形成してもよい。この場合、開閉蓋は第2シートを備えていなくても構わない。
容器本体は、液体含浸シート積層体をピロー包装した袋でなくてもよく、例えば、液体含浸シート積層体を包装した平袋やガゼット袋等であってもよい。また、容器本体は、有底筒状の成形体であってもよい。
1,2,3,4 包装容器
1a,2a,3a,4a 容器本体
1b,2b,3b,4b 開閉蓋
2c,4c 切り取り部
10 透明シート
10a,30a 第1シート
11,31 第1基材
12,42 再剥離再貼着性粘着剤層
13,43 開口部封止部
14,44 第1位置決め標示
20 開閉蓋被着シート
20a,40a 第2シート
21,41 第2基材
22 接着剤層
24,45 第2位置決め標示
25 第1打ち抜き部
26 第2打ち抜き部
27 非打ち抜き部
30 表面シート
32 再剥離性粘着剤層
40 裏面シート
46 打ち抜き部
47 非打ち抜き部
A 開口部
B 開口部近傍部B
C 切り取り線
P 開封開始端

Claims (8)

  1. 開口部が形成された容器本体と、前記容器本体に再剥離可能且つ再貼着可能な、前記開口部及び該開口部の近傍部を覆うシート状の開閉蓋とを備え、
    前記開閉蓋には、第1位置決め標示が形成され、前記容器本体における開口部の近傍部には、第1位置決め標示に対応する第2位置決め標示が形成され、
    前記開閉蓋によって前記開口部を覆った際に、前記第1位置決め標示と前記第2位置決め標示との対応を視認可能である、液体含浸シート用包装容器。
  2. 前記開閉蓋が透明シートを備え、該透明シートにおける容器本体側の面に前記第1位置決め標示が形成され、
    前記容器本体における開口部の近傍部に、第2位置決め標示になる貫通孔が形成された開閉蓋被着シートが貼着され、
    平面視における第1位置決め標示の輪郭形状と第2位置決め標示の輪郭形状とが同一にされている、請求項1に記載の液体含浸シート用包装容器。
  3. 開閉蓋被着シート及び第1位置決め標示が着色されている、請求項2に記載の液体含浸シート用包装容器。
  4. 前記開閉蓋が、透明な表面シートと、該表面シートにおける容器本体側に配置された裏面シートとを備え、前記裏面シートに、前記第1位置決め標示になる貫通孔が形成され、
    前記容器本体における開口部の近傍部に、前記第2位置決め標示が設けられ、
    平面視における第1位置決め標示の輪郭形状と第2位置決め標示の輪郭形状とが同一にされている、請求項1に記載の液体含浸シート用包装容器。
  5. 裏面シート及び第2位置決め標示が着色されている、請求項4に記載の液体含浸シート用包装容器。
  6. 前記開閉蓋に前記第1位置決め標示が印刷によって形成され、
    前記容器本体における開口部の近傍部に、前記第2位置決め標示が印刷によって形成されている、請求項1に記載の液体含浸シート用包装容器。
  7. 無端状の切り取り線に囲まれた切り取り部が形成された容器本体にシート状の開閉蓋形成用シートが、前記切り取り部及び該切り取り部の近傍部を覆うように貼着された液体含浸シート用包装容器であって、
    前記開閉蓋形成用シートは、透明な第1シートと、該第1シートにおける容器本体側に配置された第2シートとが積層された積層体であり、
    第2シートには、少なくとも前記切り取り部を覆う形状に打ち抜かれた第1打ち抜き部と、平面視で該第1打ち抜き部より外側にて打ち抜かれた第2打ち抜き部とが形成され、
    前記第1打ち抜き部は、第1シートに貼着され且つ容器本体に貼着され、
    前記第2打ち抜き部は、第1シートに貼着され且つ容器本体に貼着されておらず、
    前記第1打ち抜き部以外且つ前記第2打ち抜き部以外の部分は、第1シートに剥離可能に貼着され且つ容器本体に剥離不能に貼着されている、液体含浸シート用包装容器。
  8. 無端状の切り取り線に囲まれた切り取り部が形成された容器本体にシート状の開閉蓋形成用シートが、前記切り取り部及び該切り取り部の近傍部を覆うように貼着された液体含浸シート用包装容器であって、
    前記開閉蓋形成用シートが、透明な第1シートと、該第1シートにおける容器本体側に配置された第2シートとが積層された積層体であり、
    第2シートには、平面視で前記切り取り部より外側の部分が打ち抜かれて打ち抜き部が形成され、
    前記打ち抜き部は、容器本体に貼着され且つ第1シートに対して剥離可能にされており、前記打ち抜き部以外の部分は、第1シートに貼着され且つ容器本体に対して剥離可能にされている、液体含浸シート用包装容器。
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