JP2015024670A - 車両制御システムおよびマスタecu - Google Patents

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Abstract

【課題】消費電力を抑制しつつ、車両システムの変更に柔軟に対応して駆動システムアクティブ状態の判定を実行できる技術を提供する。【解決手段】 車両制御システムのスレーブECUは、通信路を介して他のECUと通信を行うスレーブ側通信部と、スレーブECU自身の駆動システムアクティブ状態を判定し、スレーブ側通信部に判定結果を示すフレームの送信を行わせるスレーブ側判定部とを備える。マスタECUは、マスタECUが起動状態ではないときに特定フレームを受信するとマスタECUを起動状態に移行させ、特定フレーム以外のフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させないマスタ側通信部と、特定フレームとしての判定結果を示すフレームがマスタ側通信部により受信されると、判定結果に基づき車両としての駆動システムアクティブ状態を判定するマスタ側判定部とを備える。【選択図】図5

Description

本発明は、車両制御システムおよびマスタECUに関する。
高機能化・インテリジェント化が進んだ近年の車両には、それぞれ車両の各部を制御する多数の電子制御ユニット(Electronic Control Unit、以下「ECU」と呼ぶ)が搭載されている。ノードとしての複数のECUは、リンク(通信路)によって互いに接続され、所定の車載ネットワーク(例えばISO11898として標準化されたCAN(Controller Area Network))を構成する。このような車載ネットワークを構成する車両制御システムの消費電力を抑制するために、タスクが要求されたECUのみを起動状態としタスクが要求されていないECUをスリープ状態のままとする技術(例えばISO11898−6に規定されたパーシャルネットワーク(Partial Network)の技術)が知られている(例えば特許文献1参照)。
他方、ハイブリッド車両(以下「HV」と呼ぶ)やプラグインハイブリッド車両(以下「PHV」と呼ぶ)の増加を受けて、ドライビングサイクル(トリップ)の定義のために「駆動システムアクティブ(Propulsion System Active)」という概念が導入されている。例えばカリフォルニア大気資源局(California Air Resources Board、以下「CARB」と呼ぶ)の法規においては、PDTC消去条件やRate−Monitor分母カウンタインクリメント条件の1つが、「エンジン走行時間が600秒以上」から「駆動システムアクティブ時間が600秒以上」に変更されている。ここでいう「駆動システムアクティブ時間」は、現時点では、車両が走行可能な状態にある時間を意味しており、車両システムによって異なり得る。例えば、HVの駆動システムアクティブ時間には、エンジンを停止してEV走行をしている時間も含まれ、PHVの駆動システムアクティブ時間には、充電中の時間も含まれることが考えられる。
上記を踏まえ、車両制御システムを構成する複数のECUの1つであるマスタECUは、車両としての駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態であるか「非アクティブ」状態であるかを判定する必要がある。従来、マスタECUは、他のECU(以下「スレーブECU」と呼ぶ)から専用線を介して起動・停止に関する信号を受け取り、該信号に基づいて車両としての駆動システムアクティブ状態の判定を行い、判定結果を各スレーブECUに配布していた。
特表2009−532949号公報
一般に、車両制御システムは、車両システムの変更に対応できる高い柔軟性を有することが好ましい。例えば、HVに充電コンポーネントを追加してPHVを構成する場合に(あるいは、HVからエンジンコンポーネントを削除して電気自動車(以下「EV」と呼ぶ)を構成する場合に)、ベースとなるHV用の車両制御システムの変更を極力抑制しつつ、充電コンポーネントに対応したECUを追加するのみで(あるいは、エンジンコンポーネントに対応したECUを削除するのみで)、変更後の車両システムに対応した車両制御システムを実現できることが好ましい。
上述したように、車両システムが異なると、駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態となる条件や期間が異なり得る。そのため、従来の車両制御システムでは、車両システムの変更に伴いECUが追加・削除されると、駆動システムアクティブ状態の判定を行うマスタECUの起動タイミングの変更や「アクティブ」状態であると判定する条件の変更といった煩雑な作業が必要となる場合があった。例えば、HVに充電コンポーネントを追加してPHVとする場合には、充電を制御するECUが充電中の状態をマスタECUに知らせるために、充電中にマスタECUを起動させるような電源構成の見直しを行ったり、マスタECUが充電を制御するECUから充電中であることを知らせる通知を受けて駆動システムアクティブ状態を判定するロジックを追加したりする必要があった。このように、従来の車両制御システムでは、消費電力を抑制しつつ、車両システムの変更に柔軟に対応して駆動システムアクティブ状態の判定を実行できる技術が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態として実現することが可能である。
本発明の一形態によれば、車両制御システム(200)が提供される。この車両制御システムは、車両の各部を制御する複数のECU(110,120,130,140,210,220)を備える。複数のECUの内の少なくとも1つであるスレーブECU(120,130,140,210,220)は、所定の車載ネットワークを構成する通信路を介して他の前記ECUと通信を行うスレーブ側通信部(218)と、前記スレーブECU自身の駆動システムアクティブ状態がアクティブ状態であるか非アクティブ状態であるかを判定し、前記スレーブ側通信部に前記判定結果を示すフレームの送信を行わせるスレーブ側判定部(212)と、を備える。前記複数のECUの内の1つであるマスタECU(110)は、前記通信路を介して他の前記ECUと通信を行うマスタ側通信部(118)であって、前記マスタECUが起動状態ではないときに特定フレームを受信すると前記マスタECUを起動状態に移行させ、前記マスタECUが起動状態ではないときに前記特定フレーム以外のフレームを受信しても前記マスタECUを起動状態に移行させないマスタ側通信部と、前記特定フレームとしての前記判定結果を示すフレームが前記マスタ側通信部により受信されると、前記判定結果に基づき、前記車両としての駆動システムアクティブ状態を判定するマスタ側判定部(112)と、を備える。この形態の車両制御システムによれば、スレーブECUが自らの駆動システムアクティブ状態を判定して判定結果を示すフレームを送信し、マスタECUがスレーブECUから送信されたフレームに基づいて車両としての駆動システムアクティブ状態を判定するため、車両システムの変更に伴いECUが追加されたり削除されたりしても、マスタECUの起動のための電源構成の見直しや駆動システムアクティブ状態の判定ロジックを変更することなく、駆動システムアクティブ状態の判定を実現することができる。また、マスタECUのマスタ側通信部は、特定フレーム以外のフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させないため、どのようなフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させる場合と比較して、消費電力を抑制することができる。従って、この形態の車両制御システムでは、消費電力を抑制しつつ、車両システムの変更に柔軟に対応して駆動システムアクティブ状態の判定を実行することができる。
上記車両制御システムにおいて、前記スレーブ側判定部は、前記判定結果を示すフレームに、前記判定結果を示すフレームが前記特定フレームであることを示すID情報を含ませ、前記マスタ側通信部は、前記ID情報に基づき、受信したフレームが前記特定フレームであるか否かを判定するとしてもよい。この形態の車両制御システムによれば、スレーブECUから送信される駆動システムアクティブ状態通知フレームに、特定フレームであることを示すID情報が含まるため、マスタECUのマスタ側通信部は、ID情報に基づき容易に特定フレームを検知して、選択的にマスタECUを起動させることができる。
上記車両制御システムにおいて、前記スレーブ側判定部は、前記ID情報に、前記判定結果を示すフレームの送信元ノードを示す情報を含ませ、前記マスタ側判定部は、前記ID情報に基づき、各前記スレーブECUの駆動システムアクティブ状態を特定して記憶するとしてもよい。この形態の車両制御システムによれば、スレーブECUから送信される駆動システムアクティブ状態通知フレームに含まれるID情報が、該フレームの送信元ノードを示す情報としても機能するため、ECUの追加・削除があっても、マスタECUのマスタ側判定部は、駆動システムアクティブ状態の判定ロジックを変更することなく、ID情報に基づき容易にかつ正確に各スレーブECUの駆動システムアクティブ状態を特定して、車両としての駆動システムアクティブ状態の判定を行うことができる。
上述した本発明の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本発明の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本発明の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本発明の独立した一形態とすることも可能である。
本発明は、車両制御システム以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、本発明は、車両制御システムを構成可能なマスタECU、マスタECUまたは車両制御システムの制御方法等の形態で実現することができる。
本発明の実施形態における車両制御システム200の概略構成を示す説明図である。 マスタECUおよびスレーブECUの概略構成を示す説明図である。 駆動システムアクティブ状態判定処理におけるスレーブECUによる処理の流れを示すフローチャートである。 駆動システムアクティブ状態判定処理におけるマスタECUによる処理の流れを示すフローチャートである。 駆動システムアクティブ状態判定処理のシーケンスの一例を示す説明図である。 駆動システムアクティブ状態判定処理のシーケンスの一例を示す説明図である。 通信異常判定処理のシーケンスの一例を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.車両制御システムの構成:
図1に示すように、本実施形態の車両制御システム200は、車両の各部を制御する複数のECUを備えている。車両制御システム200が搭載される車両は、HVに充電コンポーネントとバッテリーコンポーネントを追加してPHVとしたものである。そのため、車両制御システム200は、HVの制御のためのサブシステム100に、追加コンポーネントの制御のためのECUが追加された構成となっている。具体的には、サブシステム100は、HVを制御するHV−ECU110と、エンジンを制御するEFI−ECU120と、モータを制御するMG−ECU130と、第1のバッテリーを制御するBATT1−ECU140とを備えている。また、追加されたECUは、追加されたバッテリー(第2のバッテリー)を制御するBATT2−ECU220と、各バッテリーの充電を制御するPLG−ECU210である。
ノードとしての複数のECUは、リンク(通信路)としてのバス400によって互いに接続され、車載ネットワークであるCANを構成している。車両制御システム200に含まれる複数のECUの内、1つのECU(本実施形態ではHV−ECU110)はマスタECUとして機能し、残りのECUはスレーブECUとして機能する。各ECUには、CANプロトコルに則って駆動システムアクティブ状態を通知する際に使用する専用のCAN−ID(7000番台のID)が割り当てられている。また、各ECUに割り当てられたCAN−IDは、互いに異なっている。例えば、駆動システムアクティブ状態通知用IDとして、EFI−ECU120には「7002」が割り当てられており、PLG−ECU210には「7004」が割り当てられている。なお、バス400には、必要により車両診断装置300が接続される。
図2に示すように、マスタECUであるHV−ECU110は、CPU111と、走行判定部116と、通信IC118とを有している。走行判定部116は、例えば速度センサやタイヤの回転センサ等を利用して、車両制御システム200が搭載される車両が走行状態にあるか否かを判定する。通信IC118は、CANに対応したCANトランシーバであり、バス400を介して他のECUと通信(フレームの送受信)を行う。HV−ECU110の通信IC118は、CANのパーシャルネットワークに対応している。すなわち、通信IC118は、HV−ECU110が起動状態ではないときに特定フレームを受信すると、HV−ECU110を起動状態に移行させるが、HV−ECU110が起動状態ではないときに特定フレーム以外のフレームを受信しても、HV−ECU110を起動状態に移行させることはない。本実施形態では、上記特定フレームとして、7000番台のCAN−IDを有するフレーム(すなわち、駆動システムアクティブ状態通知用フレーム)が設定されている。パーシャルネットワークに対応した通信IC118を使用することにより、いかなるフレームを受信してもHV−ECU110を起動状態に移行させるような通信ICを使用する場合と比較して、車両制御システム200の消費電力を抑制することができる。
HV−ECU110のCPU111は、所定の記憶領域に格納されたプログラムを読み出して実行することにより、図2に示す各機能部(駆動システムアクティブ状態判定部112、駆動システムアクティブ状態記憶部113、受信異常判定部114、受信異常記憶部115)として動作する。各部の機能については、後述の駆動システムアクティブ状態判定処理等の中で説明する。
スレーブECUであるPLG−ECU210は、マスタECUであるHV−ECU110と類似の構成を有している。すなわち、PLG−ECU210は、CPU211と、走行判定部216と、パーシャルネットワークに対応した通信IC218とを有しており、CPU211は、図2に示す各機能部(駆動システムアクティブ状態判定部212、駆動システムアクティブ状態記憶部213、送信異常判定部214、送信異常記憶部215)として機能する。なお、他のスレーブECU(EFI−ECU120、MG−ECU130、BATT1−ECU140、BATT2−ECU220)の構成は、PLG−ECU210の構成と同様である。以降の説明では、PLG−ECU210以外のスレーブECUの構成要素も、対応するPLG−ECU210の構成要素の符号を用いて呼ぶものとする。
A−2.駆動システムアクティブ状態判定処理:
本実施形態の車両制御システム200は、各ECUの駆動システムアクティブ状態に基づき、車両としての駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態であるのか「非アクティブ」状態であるのかを判別する駆動システムアクティブ状態判定処理を実行する。
A−2−1.スレーブECUによる処理:
図3に示すように、駆動システムアクティブ状態判定処理において、スレーブECU(例えばPLG−ECU210)の駆動システムアクティブ状態判定部212は、所定のタイミングで、スレーブECU自身の駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態であるか「非アクティブ」状態であるかを判定する(ステップS110)。例えば、PLG−ECU210の駆動システムアクティブ状態判定部212は、バッテリーの充電を行っているときにはPLG−ECU210は「アクティブ」状態であると判定し、バッテリーの充電を行っていないときにはPLG−ECU210は「非アクティブ」状態であると判定する。また、例えば、EFI−ECU120の駆動システムアクティブ状態判定部212は、エンジンが駆動しているときにはEFI−ECU120は「アクティブ」状態であると判定し、エンジンが停止しているときにはEFI−ECU120は「非アクティブ」状態であると判定する。
判定の結果、駆動システムアクティブ状態に変更がない場合には(ステップS120:NO)、スレーブECUによる処理は完了する。一方、駆動システムアクティブ状態に変更があった場合(「非アクティブ」状態から「アクティブ」状態に切り替わった場合、あるいは、「アクティブ」状態から「非アクティブ」状態に切り替わった場合)には(ステップS120:YES)、駆動システムアクティブ状態判定部212は、通信IC218を介して、駆動システムアクティブ状態通知用フレームをバス400に送信する(ステップS130)。送信される駆動システムアクティブ状態通知用フレームには、CAN−IDが含まれる。例えば、PLG−ECU210が送信する駆動システムアクティブ状態通知用フレームには、CAN−ID「7004」が含まれる(図2参照)。このCAN−IDは、7000番台であることから、フレームが駆動システムアクティブ状態通知用であることを示している。また、このCAN−IDは、フレームの送信元がPLG−ECU210であることも示している。
フレーム送信後、スレーブECUの送信異常判定部214は、フレームの送信異常が発生したか否かを判定し(ステップS140)、送信異常が発生したと判定された場合には(ステップS140:YES)、送信異常記憶部215が送信異常の履歴を記憶する(ステップS150)。記憶された送信異常の履歴は、後に車両診断装置300によって読み出され、不具合の診断等に利用される。
送信異常が発生しなかったと判定された場合には(ステップS140:NO)、スレーブECUの駆動システムアクティブ状態判定部212は、マスタECU(HV−ECU110)から送信された車両としての駆動システムアクティブ状態を配布するためのフレーム(詳細は後述する)を受信する(ステップS160)。駆動システムアクティブ状態記憶部213は、受信された駆動システムアクティブ状態配布用フレームによって特定される車両としての駆動システムアクティブ状態を記憶する(ステップS170)。以上で、スレーブECUによる処理は完了する。
A−2−2.マスタECUによる処理:
図4に示すように、駆動システムアクティブ状態判定処理において、マスタECU(HV−ECU110)は、起動した際に、CANのパーシャルネットワークによる起動であるか否かの判定(ステップS210)および駆動システムアクティブ状態通知用フレーム受信による起動であるか否かの判定(ステップS230)を行う。マスタECUは、イグニッションON等による一般的な起動である場合には(ステップS210:NO)、起動のトリガーに応じた通常の制御を行い(ステップS220)、処理を完了する。また、マスタECUは、パーシャルネットワークによる起動であるが(ステップS210:YES)、駆動システムアクティブ状態通知用フレーム受信によるものではない場合(ステップS230:NO)にも、起動のトリガーに応じた通常の制御を行い(ステップS240)、処理を完了する。
一方、マスタECUの通信IC118は、図3のステップS130においてスレーブECUから送信された駆動システムアクティブ状態通知用フレーム(7000番台のCAN−IDを有するフレーム)を受信すると、マスタECUをパーシャルネットワークによって起動させる。このように、マスタECUの起動が駆動システムアクティブ状態通知用フレーム受信をトリガーとしたパーシャルネットワークによる起動である場合には(ステップS210:YES、ステップS230:YES)、駆動システムアクティブ状態判定部112が、受信したフレームに基づき車両としての駆動システムアクティブ状態を判定し、駆動システムアクティブ状態記憶部113が、判定結果を記憶する(ステップS250)。なお、この時、他のスレーブECUが駆動システムアクティブ状態通知用フレーム受信をトリガーとして起動することはない。
また、マスタECUの駆動システムアクティブ状態判定部112は、車両としての駆動システムアクティブ状態を示す駆動システムアクティブ状態配布用フレームを、通信IC118を介してバス400に送信する(ステップS260)。このように送信された駆動システムアクティブ状態配布用フレームが、上述のようにスレーブECUによって受信されるフレームである(図3のステップS160)。以上で、マスタECUによる処理は完了する。
A−2−3.駆動システムアクティブ状態判定処理のシーケンスの一例:
次に、PHVのプラグが充電コンセントに挿入されて第1のバッテリーの充電が開始されたとき、および、第1のバッテリーの充電が停止されたときに車両制御システム200において実行される駆動システムアクティブ状態判定処理のシーケンスの一例を説明する。図5,6における各ステップの内、図3,4に対応するステップが有るものには、該対応ステップの番号を付している。
図5に示すように、ユーザーがプラグを充電コンセントに挿入すると(ステップS102)、第1のバッテリーの充電に関連するスレーブECUであるPLG−ECU210とBATT1−ECU140が起動する(ステップS104)。このとき、第1のバッテリーの充電に関連しないECU(HV−ECU110やEFI−ECU120)は起動しない。
次に、ユーザーの操作により(あるいはタイマー設定時間の到来等により)第1のバッテリーの充電が開始されると(ステップS106)、PLG−ECU210の駆動システムアクティブ状態判定部212は、駆動システムアクティブ状態の判定を行う(ステップS110)。CARBの法規等によれば、車両がPHVの場合には、バッテリー充電中の時間も駆動システムアクティブ時間に含まれるとされている。そのため、PLG−ECU210の駆動システムアクティブ状態判定部212は、第1のバッテリーの充電開始に伴い、自らの駆動システムアクティブ状態が「非アクティブ」状態から「アクティブ」状態に切り替わったと判定する。駆動システムアクティブ状態判定部212は、通信IC218を介して、駆動システムアクティブ状態通知用のフレーム(CAN−ID「7004」を含むフレーム)をバス400に送信する(ステップS130)。
マスタECUであるHV−ECU110の通信IC118は、バス400を介して駆動システムアクティブ状態通知用のフレーム(7000番台のCAN−IDを含むフレーム)を受信すると、HV−ECU110をパーシャルネットワークにより起動させる(ステップS210)。なお、他のスレーブECUの通信IC218は、駆動システムアクティブ状態通知用のフレームの受信によって起動する設定とはなっていないため、このときにスリープ状態である他のスレーブECUが起動することはない。
起動したHV−ECU110の駆動システムアクティブ状態判定部112は、車両としての駆動システムアクティブ状態を判定し、駆動システムアクティブ状態記憶部113は判定結果(「アクティブ」状態である)を記憶する(ステップS250)。また、駆動システムアクティブ状態判定部112は、判定結果を示した駆動システムアクティブ状態配布用フレームを、通信IC118を介してバス400に送信する(ステップS260)。
駆動システムアクティブ状態配布用フレームが送信された時点で起動しているスレーブECUであるPLG−ECU210およびBATT1−ECU140の通信IC218は、バス400に送信された駆動システムアクティブ状態配布用フレームを受信し、駆動システムアクティブ状態記憶部213は、受信されたフレームによって示された駆動システムアクティブ状態(「アクティブ」状態である)を記憶する(ステップS170)。なお、この時点でスリープ状態にあるスレーブECU(例えばEFI−ECU120)は、HV−ECU110により送信された駆動システムアクティブ状態配布用フレームに基づき駆動システムアクティブ状態を記憶することはない(ステップS172)。その後、マスタECUであるHV−ECU110は、適宜、起動状態またはスリープ状態となる。図5に示す例では、HV−ECU110は、ステップS260の処理の後、スリープ状態に移行するものとする。
図6に示すように、ユーザーの操作により(あるいは第1のバッテリーの充電充足やタイマー設定時間の到来等により)第1のバッテリーの充電が停止されると(ステップS108)、PLG−ECU210の駆動システムアクティブ状態判定部212は、駆動システムアクティブ状態の判定を行う(ステップS110)。PLG−ECU210の駆動システムアクティブ状態判定部212は、第1のバッテリーの充電の停止に伴い、自らの駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態から「非アクティブ」状態に切り替わったと判定する。駆動システムアクティブ状態判定部212は、通信IC218を介して、駆動システムアクティブ状態通知用のフレーム(CAN−ID「7004」を含むフレーム)をバス400に送信する(ステップS130)。
マスタECUであるHV−ECU110の通信IC118は、バス400を介して駆動システムアクティブ状態通知用のフレーム(7000番台のCAN−IDを含むフレーム)を受信すると、HV−ECU110をパーシャルネットワークにより起動させる(ステップS210)。起動したHV−ECU110の駆動システムアクティブ状態判定部112は、車両としての駆動システムアクティブ状態を判定し、駆動システムアクティブ状態記憶部113は判定結果(「非アクティブ」状態である)を記憶する(ステップS250)。また、駆動システムアクティブ状態判定部112は、判定結果を示した駆動システムアクティブ状態配布用フレームを、通信IC118を介してバス400に送信する(ステップS260)。
駆動システムアクティブ状態配布用フレームが送信された時点で起動しているスレーブECUであるPLG−ECU210およびBATT1−ECU140の通信IC218は、バス400に送信された駆動システムアクティブ状態配布用フレームを受信し、駆動システムアクティブ状態記憶部213は、受信されたフレームによって示された駆動システムアクティブ状態(「非アクティブ」状態である)を記憶する(ステップS170)。なお、この時点でスリープ状態にあるスレーブECU(例えばEFI−ECU120)は、HV−ECU110により送信された駆動システムアクティブ状態配布用フレームに基づき駆動システムアクティブ状態を記憶することはない(ステップS172)。
A−3.通信異常判定処理のシーケンスの一例:
本実施形態の車両制御システム200では、スレーブECUとマスタECUとの間で駆動システムアクティブ状態通知フレームの送受信が正常に行われるか否かを判定する通信異常判定処理が実行される。図7に示すように、ユーザーがイグニッションを操作してイグニッションをON状態にすると(ステップS310)、車両制御システム200を構成する各ECUは起動する(ステップS312)。さらにユーザーがイグニッションを操作してエンジンを始動し(ステップS320)、車両の走行を開始すると(ステップS322)、各スレーブECUの走行判定部216(図2)によって車両の走行が検知される。車両の走行時には原則として確実に、マスタECUであるHV−ECU110の駆動システムアクティブ状態判定部112が、駆動システムアクティブ状態の判定を実行可能な状態にある。
車両の走行が検出されると、各スレーブECUの駆動システムアクティブ状態判定部212は、通信異常判定に使用されるダミーの駆動システムアクティブ状態通知用フレームをバス400に送信する(ステップS330)。本実施形態では、駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態であることを通知するフレームの送信と、「非アクティブ」状態であることを通知するフレームの送信とが、それぞれ1回ずつ行われる。
HV−ECU110の受信異常判定部114(図2)は、各スレーブECUから送信されたダミーの駆動システムアクティブ状態通知用フレームが正常に受信されたか否かを判定する(ステップS340)。正常に受信されたと判定された場合には(ステップS342:NO)、処理を完了する。一方、いずれかのスレーブECUからのフレームが正常に受信されなかったと判定された場合には(ステップS342:YES)、例えば音声の出力やインパネにおける表示によって受信異常を通知する(ステップS344)。
以上説明したように、本実施形態の車両制御システム200は、車両の各部を制御する複数のECUを備えている。複数のECUの内のスレーブECUは、CANを構成するバス400を介して他のECUと通信を行う通信IC218と、スレーブECU自身の駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態であるか「非アクティブ」状態であるかを判定し、通信IC218に判定結果を示すフレームの送信を行わせる駆動システムアクティブ状態判定部212と、を備える。また、複数のECUの内のマスタECUは、CANを構成するバス400を介して他のECUと通信を行う通信IC118を備える。通信IC118は、CANのパーシャルネットワークに対応しており、マスタECUが起動状態ではないときに特定フレームを受信するとマスタECUを起動状態に移行させ、マスタECUが起動状態ではないときに特定フレーム以外のフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させない。マスタECUは、また、特定フレームとしての上記判定結果を示すフレームが通信IC118により受信されると、その判定結果に基づき、車両としての駆動システムアクティブ状態を判定する駆動システムアクティブ状態判定部112を備える。このように、本実施形態の車両制御システム200では、スレーブECUが自らの駆動システムアクティブ状態を判定して判定結果を示すフレームを送信し、マスタECUがスレーブECUから送信されたフレームに基づいて車両としての駆動システムアクティブ状態を判定するため、車両システムの変更に伴いECUが追加されたり削除されたりしても、マスタECUの起動のための電源構成の見直しや駆動システムアクティブ状態の判定ロジックを変更することなく、駆動システムアクティブ状態の判定を実現することができる。例えば、図1に示すHVに搭載されるサブシステム100におけるマスタECUとしてのHV−ECU110の起動のための電源構成や駆動システムアクティブ状態の判定ロジックは、PHVに搭載される車両制御システム200におけるマスタECUとしてのHV−ECU110の電源構成や判定ロジックと同じである。そのため、HVの制御のためのサブシステム100にBATT2−ECU220とPLG−ECU210とを追加して車両制御システム200を構成しても、マスタECUとしてのHV−ECU110の電源構成や判定ロジックを変更する必要がない。また、マスタECUの通信IC118は、特定フレーム以外のフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させないため、どのようなフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させる場合と比較して、消費電力を抑制することができる。従って、本実施形態の車両制御システム200では、消費電力を抑制しつつ、車両システムの変更に柔軟に対応して駆動システムアクティブ状態の判定を実行することができる。
また、本実施形態の車両制御システム200では、スレーブECUから送信される駆動システムアクティブ状態通知フレームに、特定フレームであることを示すCAN−ID(7000番台のID)が含まるため、マスタECUの駆動システムアクティブ状態判定部112は、CAN−IDに基づき容易に特定フレームであることを検知して、選択的にマスタECUを起動させることができる。
また、本実施形態の車両制御システム200では、スレーブECUから送信される駆動システムアクティブ状態通知フレームに含まれるCAN−IDが、該フレームの送信元ノードを示す情報としても機能するため、ECUの追加・削除があっても、マスタECUの駆動システムアクティブ状態判定部112は、駆動システムアクティブ状態の判定ロジックを変更することなく、CAN−IDに基づき容易にかつ正確に各スレーブECUの駆動システムアクティブ状態を特定して、車両としての駆動システムアクティブ状態の判定を行うことができる。
また、本実施形態の車両制御システム200では、スレーブECUが、駆動システムアクティブ状態通知フレームの送信異常があったか否かを判定する送信異常判定部214と、送信異常があったと判定された場合に送信異常があったことを記憶する送信異常記憶部215とを備えているため、迅速確実に不具合の診断を行うことができる。
また、本実施形態の車両制御システム200では、車両の走行中のタイミングで、スレーブECUがダミーの駆動システムアクティブ状態通知フレームを送信し、マスタECUの受信異常判定部114は、上記ダミーのフレームの受信異常があったか否かを判定するため、バス400の断線等によりスレーブECUからマスタECUへの異常通知が実施できない場合でも、マスタECUにて通信異常を把握して異常通知を行う事ができ、不具合の早期発見、早期対策を実現することができる。また、駆動システムアクティブ状態が「アクティブ」状態であることを通知するダミーのフレームの送信と、「非アクティブ」状態であることを通知するダミーのフレームの送信とがそれぞれ1回ずつ行われるため、データの固着も検出することができ、より広範囲な不具合の早期発見、早期対策を実現することができる。
B.変形例:
上記実施形態における車両制御システム200の構成はあくまで一例であり、車両制御システム200の構成は種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、各スレーブECUの通信IC218はパーシャルネットワークに対応しているが、各スレーブECUの通信IC218はパーシャルネットワークに対応していなくてもよい。ただし、各スレーブECUの通信IC218がパーシャルネットワークに対応していれば、消費電力を一層抑制することができる。また、各ECUの受信異常判定部、受信異常記憶部、送信異常判定部、送信異常記憶部、走行判定部は、適宜省略可能である。また、上記実施形態において、車両制御システム200に含まれるECUの数は適宜変更可能である。また、上記実施形態において、ハードウェアによって実現されている構成の一部をソフトウェアにより実現されるように変形してもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されている構成の一部をハードウェアにより実現されるように変形してもよい。
また、上記実施形態では、車両制御システム200は、PHVに適用されるものであるが、本発明は、一般のエンジン車両やHV、EVといった他の形式の車両にも適用可能である。また、本発明は、CANに限らず、所定の車載ネットワークを構成する複数のECUを備える車両制御システムに適用可能である。本発明をCAN以外の車載ネットワークを構成する複数のECUを備える車両制御システムに適用する場合にも、マスタECUの通信ICとして、マスタECUが起動状態ではないときに特定フレームを受信するとマスタECUを起動状態に移行させ、マスタECUが起動状態ではないときに特定フレーム以外のフレームを受信してもマスタECUを起動状態に移行させない通信ICを採用すれば、上記実施形態と同様に、消費電力を抑制しつつ、車両システムの変更に柔軟に対応して駆動システムアクティブ状態の判定を実行することができる。
上記実施形態における駆動システムアクティブ状態判定処理では、スレーブECUによる自身の駆動システムアクティブ状態の判定の結果、駆動システムアクティブ状態に変更があった場合にのみ、駆動システムアクティブ状態通知用フレームの送信が行われるが、判定結果にかかわらず、判定を行う度に駆動システムアクティブ状態通知用フレームの送信が行われるとしてもよい。また、上記実施形態における通信異常判定処理では、車両の走行が検出されると、各スレーブECUはダミーの駆動システムアクティブ状態通知用フレームを送信するとしているが、ダミーの駆動システムアクティブ状態通知用フレームの送信タイミングは、駆動システムアクティブ状態判定部112が駆動システムアクティブ状態の判定を実行可能な状態にあるタイミング(例えばHVやPHVにおいてシステムがReady Onとなったタイミング)であれば、他のタイミングであってもよい。また、上記実施形態において、通信異常判定処理は必ずしも実行される必要はない。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
110…マスタECU
112…駆動システムアクティブ状態判定部
118…通信IC
120,130,140,210,220…スレーブECU
200…車両制御システム
212…駆動システムアクティブ状態判定部
218…通信IC

Claims (7)

  1. 車両の各部を制御する複数のECU(110,120,130,140,210,220)を備える車両制御システム(200)であって、
    前記複数のECUの内の少なくとも1つであるスレーブECU(120,130,140,210,220)は、
    所定の車載ネットワークを構成する通信路(400)を介して他の前記ECUと通信を行うスレーブ側通信部(218)と、
    前記スレーブECU自身の駆動システムアクティブ状態がアクティブ状態であるか非アクティブ状態であるかを判定し、前記スレーブ側通信部に前記判定結果を示すフレームの送信を行わせるスレーブ側判定部(212)と、を備え、
    前記複数のECUの内の1つであるマスタECU(110)は、
    前記通信路を介して他の前記ECUと通信を行うマスタ側通信部(118)であって、前記マスタECUが起動状態ではないときに特定フレームを受信すると前記マスタECUを起動状態に移行させ、前記マスタECUが起動状態ではないときに前記特定フレーム以外のフレームを受信しても前記マスタECUを起動状態に移行させないマスタ側通信部と、
    前記特定フレームとしての前記判定結果を示すフレームが前記マスタ側通信部により受信されると、前記判定結果に基づき、前記車両としての駆動システムアクティブ状態を判定するマスタ側判定部(112)と、を備える、車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムであって、
    前記スレーブ側判定部は、前記判定結果を示すフレームに、前記判定結果を示すフレームが前記特定フレームであることを示すID情報を含ませ、
    前記マスタ側通信部は、前記ID情報に基づき、受信したフレームが前記特定フレームであるか否かを判定する、車両制御システム。
  3. 請求項2に記載の車両制御システムであって、
    前記スレーブ側判定部は、前記ID情報に、前記判定結果を示すフレームの送信元ノードを示す情報を含ませ、
    前記マスタ側判定部は、前記ID情報に基づき、各前記スレーブECUの駆動システムアクティブ状態を特定して記憶する、車両制御システム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の車両制御システムであって、
    前記スレーブECUは、さらに、
    前記判定結果を示すフレームの送信異常があったか否かを判定する送信異常判定部(214)と、
    前記送信異常があったと判定された場合に、前記送信異常があったことを記憶する送信異常記憶部(215)と、を備える、車両制御システム。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の車両制御システムであって、
    前記スレーブ側判定部は、前記マスタ側判定部が駆動システムアクティブ状態の判定を実行可能な状態にある所定のタイミングで、前記スレーブ側通信部にダミーの前記判定結果を示すフレームの送信を行わせ、
    前記マスタECUは、さらに、
    前記ダミーの判定結果を示すフレームの受信異常があったか否かを判定する受信異常判定部(114)を備える、車両制御システム。
  6. 請求項5に記載の車両制御システムであって、
    前記所定のタイミングは、前記車両の走行中のタイミングである、車両制御システム。
  7. 車両の一部を制御するマスタECUであって、
    所定の車載ネットワークを構成する通信路を介して少なくとも1つの車両の他の一部を制御するスレーブECUと通信を行う通信部であって、前記マスタECUが起動状態ではないときに特定フレームを受信すると前記マスタECUを起動状態に移行させ、前記マスタECUが起動状態ではないときに前記特定フレーム以外のフレームを受信しても前記マスタECUを起動状態に移行させない通信部と、
    前記スレーブECUから送信された、前記スレーブECU自身の駆動システムアクティブ状態がアクティブ状態であるか非アクティブ状態であるかの判定結果を示すフレームが前記特定フレームとして前記通信部により受信されると、前記判定結果に基づき、前記車両としての駆動システムアクティブ状態を判定する判定部と、を備える、マスタECU。
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