JP2015024535A - 光プリントヘッド及び画像形成装置 - Google Patents

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登 楠瀬
山川 健志
Kenji Yamakawa
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Abstract

【課題】小型化が可能であると共に異常画像の発生を防止し、コストダウンを図ることが可能な光プリントヘッドを提供する。
【解決手段】像担持体70を有する画像形成装置に用いられる光プリントヘッドであって、主走査方向に対しほぼ平行に複数の発光素子が配列された発光素子アレイ2と、発光素子アレイ2からの光束を像担持体70上に光スポットとして結像する複数の結像素子を有する結像素子アレイ1と、結像素子アレイ1を一体的に固定するホルダ31とを備えた光プリントヘッドにおいて、結像素子アレイ1は副走査方向に延設されホルダ31により挟持される第1リブ形状部11を有し、結像素子を介して第1リブ形状部11と対向する部位には第2リブ形状部が設けられ、第1リブ形状部11と第2リブ形状部との副走査方向における断面積を互いにほぼ同等とした。
【選択図】図5

Description

本発明は複写機やプリンタ等の画像形成装置に書込手段として用いられる光プリントヘッドに関する。
近年、プリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ等の画像形成装置においては小型化が進んでいる。このような画像形成装置に用いられる光書込装置としては、レーザダイオードを光源として偏向器を用いて光走査を行うラスタスキャン方式と、LEDに代表される発光素子からの光束をセルフォック(登録商標)レンズアレイ等の結像素子アレイを使用して光スポットを形成する固体走査方式とに大別される。ラスタスキャン方式は、偏向器でレーザ光を走査して様々な光学素子を透過及び反射させるために画像形成装置自体が大型化してしまう。これに対し固体走査方式は、像担持体である感光体までの距離を短くすることができかつ偏向器が不要であるので、コスト、小型化、省エネルギ等のメリットがある。
上述した技術として、例えば「特許文献1」には、ほぼ三角柱をなす透明体の一つの柱面に設けた第1のレンズ面と、上記透明体の別の柱面に設けた第2のレンズ面と、第1のレンズ面と第2のレンズ面の間の光路中にあるルーフプリズム部とからなる結像素子を有し、上記結像素子を上記透明体の柱芯方向に複数個配列し、各結像素子間に該結像素子間を透過する光を遮る遮光部を有する結像素子アレイにおいて、上記遮光部が反射によって発生するフレア光を抑える形状である結像素子アレイが開示されている。
この「特許文献1」の中で、「第1のレンズアレイの形成された面及び第2のレンズアレイが形成された面とルーフプリズムアレイの形成された面とのコーナ部に、リブ状の保持部を一体に柱芯方向に形成したものである。透明体の第1のレンズ面が形成された面あるいは第2のレンズ面が形成された面と、ルーフプリズムが形成された面とのコーナ部に、リブ状の保持部を一体に設けたことにより、保持部を用いて光書込ユニットの支持部材に容易に固定することができるため、組み付けが容易になる。また、この結像素子アレイにおけるリブ状の保持部は、直交する方向へ結像素子アレイの「単位の結像素子」の配列方向にわたって一体に形成されているので、結像素子アレイの機械的強度(物理的強度)を確保することができる。」ことも述べられている。
しかし「特許文献1」に開示された技術では、結像素子アレイと支持部材との一体化の方法が開示されておらず、保持部材に支持部材が嵌合される形で固定されている。仮に結像素子アレイと支持部材とが接着されていて、支持部材が結像素子アレイと同じ樹脂で形成されていると仮定すると、支持部材は300mm以上の長さが必要となるために剛性が期待できず、剛性向上を図ろうとすると樹脂厚さも薄くできないため、光プリントヘッドの小型化が困難となる。
また、支持部材を金属で製作する場合、結像素子アレイが樹脂成形であるので自然と両者の線膨張係数差は大きくなってしまう。今、結像素子アレイと支持部材とを接着固定した場合、環境変動により温度が変化すると支持部材の伸びが結像素子アレイの伸びに追いつかず、結像素子アレイが変形してレンズ焦点位置がずれることで異常画像が発生することが考えられる。
本発明は上述の問題点を解決し、異常画像の発生を防止して良好な画像を得ることが可能な光プリントヘッドの提供を目的とする。
請求項1記載の発明は、像担持体を有する画像形成装置に用いられる光プリントヘッドであって、前記像担持体の長手方向である主走査方向に対しほぼ平行に複数の発光素子が配列された発光素子アレイと、前記発光素子アレイからの光束を前記像担持体上に光スポットとして結像する複数の結像素子を有する結像素子アレイと、前記結像素子アレイを一体的に固定するホルダとを備えた光プリントヘッドにおいて、前記結像素子アレイは前記主走査方向と直交する副走査方向に延設され前記ホルダにより挟持される第1リブ形状部を有し、前記結像素子を介して第1リブ形状部と対向する部位には第2リブ形状部が設けられ、第1リブ形状部と第2リブ形状部とは前記副走査方向における断面積が互いにほぼ同等であることを特徴とする。
本発明によれば、成形時の入射面レンズ及び出射面レンズの冷却時間を同じにできるので、レンズの内部歪みの発生や変形等の不具合がなくなり、異常画像の発生を防止して良好な画像を得ることができる。
本発明の一実施形態を適用可能な画像形成装置の概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる結像素子アレイを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる光プリントヘッドの概略斜視図である。 本発明の一実施形態に用いられるホルダ及び結像素子アレイを説明する概略斜視図である。 本発明の一実施形態に用いられる光プリントヘッドを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる結像素子アレイとホルダとを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる結像素子アレイを説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる結像素子アレイ及び金型を説明する概略図である。 本発明の一実施形態に用いられる結像素子アレイを説明する概略斜視図である。 本発明の一実施形態に用いられる平面部及び突起部を説明する概略図である。
図1は、本発明の一実施形態を適用可能な電子写真プロセスを用いた画像形成装置を示している。同図において画像形成装置としてのプリンタ99は像担持体である感光体ドラム70を有しており、その周囲には帯電ユニット90、発光素子アレイと結像素子アレイとを有する光プリントヘッドで構成された露光ユニット91が配設されている。さらに感光体ドラム70の周囲には、現像ユニット92、転写ユニット93、定着ユニット94、除電ユニット95、クリーナユニット96等が配設されている。周知のように電子写真プロセスにおいては、露光ユニット91が有する光プリントヘッドからの光スポットを帯電ユニット90によって一様に帯電された感光体ドラム70上に照射して、感光体ドラム70上に静電潜像を形成する(露光工程)。そして、形成した静電潜像に対し現像ユニット92によってトナーを付着させてトナー像を形成し(現像工程)、形成したトナー像を転写ユニット93によって記録紙に転写する(転写工程)。その後、定着ユニット94において熱や圧力により記録紙にトナー像を定着させる(定着工程)ことによって画像を形成している。画像形成後の感光体ドラム70は、除電ユニット95によって除電された後、クリーナユニット96によって残存したトナーのクリーニングが行われて次の画像形成に備えられる。上述の構成において、感光体ドラム70、現像ユニット92、転写ユニット93、定着ユニット94等により画像形成部97が構成されている。
図2(a),(b)は、本発明の一実施形態に用いられる結像素子アレイの一種であるルーフプリズムレンズアレイ1(結像素子アレイ1ともいう)の構造を模式的に示したものである。本発明では、樹脂により形成された結像素子の複合体であれば、ルーフプリズムレンズアレイ1と同様の作用効果を得ることができる。図2(a)は結像素子配列方向における断面図を、図2(b)は配列方向と直交する方向(配列直交方向)における断面図をそれぞれ示している。
樹脂により形成されたルーフプリズムレンズアレイ1は、一列の直線状に並べて一体的に形成された同一構造からなる多数の結像素子1a,1a・・・により構成されている。各結像素子1aは、入射面3aと出射面3bとプリズム面4とを一体的に形成した構造となっている。入射面3aはプリント基板8上に搭載された発光素子アレイ2側に面したレンズ面であり、出射面3bは感光体ドラム70の表面である被走査面71側に面したレンズ面である。プリズム面4は、入射面3aから入射した光束を出射面3b側に導く。
入射面3aと出射面3bとは、入射光束6aと出射光束6bとがほぼ直交するように構成されている。発光素子アレイ2の発光素子面2a上の各点である各発光素子7(図2には1つのみ示す)から出射された光束は、対向する各結像素子1aの入射面3aからルーフプリズムレンズアレイ1に入射する。入射した光束は、プリズム面4で反射することにより光軸がほぼ直角に曲げられた後、出射面3bから出射されて感光体ドラム70の被走査面71に至る。その際に、入射面3aと出射面3bとによる結像作用とプリズム面4での像の反転作用とにより、各発光素子7から出射された光束が被走査面71上の対応する各点にそれぞれ正立像としてスポット照射される。
ルーフプリズムレンズアレイ1は、感光体ドラム70の長手方向である主走査方向に延びる非常に細長い形状の部材である。A4またはA3といった一般的な用紙サイズに対応したデジタル出力機器の書込装置では、その長さが200〜300mm程度となる。このように細長い部材は成形や加工の過程で反りや撓みが発生し易いため、長手方向に高い真直度を得ることが難しい。結像素子の真直性が確保されないと、結像素子により結像される光スポットのスポット径にばらつきが生じたり、光スポットの位置にずれが生じたりして出力画像の劣化を招くことになる。
次に、図3〜図5を用いて露光ユニット91の構成を説明する。露光ユニット91は、筐体20、筐体20の内部に設けられたホルダ31、ホルダ31に固定された結像素子アレイ1、筐体20に固定されたプリント基板8、プリント基板8に搭載された発光素子アレイ2等を有している。図5に示す矢印は、光束の進む方向を示している。発光素子アレイ2から出射した光は結像素子アレイ1に到達し、透明な樹脂内部を通ってプリズム面4で反射し、図5に示すように90°下方に偏向する。筐体20の開口部26に接着された防塵ガラス25を通過した光束は感光体ドラム70に到達する。
発光素子アレイ2を搭載したプリント基板8は、ねじ22a,22bによって筐体20に固定されている。発光素子アレイ2が搭載されている面と逆側の面に電子部品やパターンが配線されている場合には、樹脂薄板等を挟み込んで耐圧を確保する。また、ねじ22a,22bとして段ねじやナット等を用いることにより、発光素子アレイ2と筐体20とのX,Y,Z方向における位置がそれぞれ固定され、筐体20を基準として発光点を規定することができる。他の固定方法として、両面テープ等を利用して筐体20に接着したり、プリント基板8にインサートねじによって固定したりしてもよい。
ホルダ31に固定されている結像素子アレイ1は、ホルダ31と一体化されている。ホルダ31は金属製で、板金曲げ、押し出し成形、ダイカスト成形等によって形成されている。ホルダ31は結像素子アレイ1に比して十分な剛性を有するので、結像素子アレイ1がホルダ31に倣う形で矯正される。ホルダ31の上面中央部に設けられた図示しない穴部には基準ピン24が圧入等の方法によって固定されており、基準ピン24は筐体20に設けられた穴部23に嵌入される。穴部23の位置やホルダ31の図示しない穴部の位置は精度よく加工することができ、プリント基板8の取付面である筐体20の側面も押し出し加工等によって精度よく製作することが可能である。この結果、及び後述する結像素子アレイ1と筐体20との関係から、筐体20によって発光素子アレイ2と結像素子アレイ1のプリズム面4までのZ方向位置が決定され、精度がよく組立が容易な露光ユニット91を提供することができる。
ここで、筐体20と結像素子アレイ1との補正について説明する。補正は、穴部23を中心として基準ピン24を回転させることにより行う。基準ピン24はホルダ31に固定されているので、基準ピン24が回転するとホルダ31も回転し、ホルダ31と一体化されている結像素子アレイ1も回転する。そして、スキューを調整した位置で筐体20の上面に形成されている長穴27a,27bとホルダ31の上面に形成された図示しないねじ穴とを合わせ、ねじ21a,21bによって筐体20とホルダ31とを固定する。
次に、図6〜図10を用いて、本発明の特徴部である結像素子アレイ1及びホルダ31の構成について説明する。結像素子アレイ1は、上述したように主走査方向に長い形状を呈しており、断面曲線形状の入射面3aに対して隣接する態様で、主走査方向と直交する副走査方向に延設された第1リブ形状部11を有している。結像素子アレイ1の全幅にわたって設けられた第1リブ形状部11の一方の面には、ホルダ31と面接触する基準面13が設けられている。各基準面13は、入射面3aの中心に対して垂直かつ出射面3bの中心に対して平行となるように形成されている。また結像素子アレイ1には、入射面3a及び出射面3bを精度よく形成するため、図6に示すように出射面3b側の端部すなわち第1リブ形状部11と結像素子1を介して対向する部位に第2リブ形状部15が設けられている。
本実施形態において各基準面13は、第1リブ形状部11の主走査方向中央部、両端近傍部の計3箇所に設けられている。基準面13は、第1リブ形状部11の主走査方向全域に設けられていてもよく、図9に示すように限定された領域だけ形成されるようにその厚みを変えて形成してもよい。本発明において、基準面13は第1リブ形状部11の少なくとも主走査方向中央部と両端近傍部との計3箇所に設けられていればよい。各基準面13の下部には、図7に示すように基準面13から立設するように一体的に形成されたストッパ14がそれぞれ設けられている。
第1リブ形状部11の他方の面であって各基準面13の形成位置と対応する位置には、ホルダ31に対して基準面13よりも微小な面積で接触する弾性変形可能な突起部12がそれぞれ形成されている。突起部12は、ホルダ31に対する第1リブ形状部11の挿入方向に複数個、本実施形態では2個設けられている。突起部12が単独で設けられている場合には、ホルダ31に対する挿入時に第1リブ形状部11が傾くことが考えられる。しかし、突起部12が複数個であると各突起部12がホルダ31に対して同時に接触するため、第1リブ形状部11が傾くことなくホルダ31に保持される。結像素子アレイ1はその第1リブ形状部11をホルダ31に圧入されて固定されているので、温度変動により結像素子アレイ1の長さが変化してもその長手方向に移動可能である。
なお突起部12は、基準面13が限定された領域で複数形成されている場合には各基準面13と対応する位置に形成される。これに対して、基準面13が第1リブ形状部11の主走査方向全域に設けられている場合には、第1リブ形状部11がホルダ31によって断続的に挟持されるように、第1リブ形状部11の少なくとも主走査方向中央部と両端近傍部との計3箇所に形成される。
第2リブ形状部15と第1リブ形状部11とは、図7にそれぞれ斜線で示すように、互いに断面形状が異なると共にそれぞれの副走査方向における断面積がほぼ同じとなるように形成されている。この構成により、成形時の入射面レンズ及び出射面レンズの冷却時間を同じにできるので、レンズの内部歪みの発生や変形等の不具合がなくなり、異常画像の発生を防止して良好な画像を得ることができる。また、互いに異なる断面形状の面積をほぼ同等に設計する際に、第2リブ形状部15の端部の反圧入方向突出形状部16(網掛け部)を設けることにより幅方向の長さBを短くできるので、金型の大きさを小さくすることができる。
現状のLEDや有機ELチップの発光量は小さく、光プリントヘッドを感光体に近付ける必要がある。機械の小型化の要請から感光体の小径化や感光体間隔が縮小化する傾向にあり、リブを小さくし突出方向を制限しないとLEDや有機ELチップが光プリントヘッド内に収まらないことが考えられる。そこで、反圧入方向突出形状部16を設ける場合に、光軸方向6bに対して出射面3bより凸とならない(A>0)ように設定しておけば、結像素子アレイ1を防塵ガラス25に近付けることができる。換言すると結像素子アレイ1を感光体ドラム70に近付けることができ、発光素子アレイ2の発光量を少なくすることができる。
次に、結像素子アレイ1とホルダ31との組立について説明する。図6に示すように、結像素子アレイ1を上方に移動させて第1リブ形状部11をホルダ31に圧入する。このとき結像素子アレイ1は、ストッパ14がホルダ31の突き当て部32に接触するまで挿入される。この構成において、ストッパ14と高さ方向における光軸との位置は樹脂成形によって安定しており、ホルダ31の高さも押し出し成形等により安定した精度を確保することができる。さらに、挿入方向にほぼ平行な平面部40を第2リブ形状部15に設けておき、平面部35aを押圧する際に治具80の圧入方向にほぼ平行なガイド壁81に沿わせて挿入する。平面部35aをR形状として線接触させるように構成してもガイド機能を持つ効果は得られるが、挿入方向に直角な方向への押圧方向によっては位置が安定しないため、平面部40を設けることが望ましい。
また、筐体の形状に収まるように第2リブ形状部を設けることができるので、光プリントヘッドの小型化を図ることができる。また、結像素子アレイを寸法精度の出し易い金属製ホルダに圧入固定するので剛性があり、樹脂製の結像素子アレイはホルダに倣う形となるので組立が容易で調整が不要となる。従って、結像素子アレイを理想的な形に固定することが可能であり、バンディング等の不具合も発生せず、良好な画像を得ることができる。また、環境変動で温度が変化しても結像素子アレイの主走査方向に移動可能であるので、結像素子アレイが変形することなく、焦点位置ずれ等で異常画像が発生することを防止できる。また、板ばねを使用しないのでコストアップせず、安定して固定できるので異常画像が発生しない。
筐体20の図示しないねじ穴と図5に示す突き当て面28との位置は押し出し加工等の場合に2次加工となるので、ねじ穴の高さ方向に関しては高精度に加工することができる。従って、突き当て面28とホルダ31の突き当て面34とが接触してねじ27a,27bによって固定されることにより、ホルダ31の高さ方向における位置が決定されて筐体20と結像素子アレイ1のレンズとの位置も決定する。また上述したように、筐体20と発光素子アレイ2との位置も固定されることにより、筐体20を介して発光素子アレイ2と結像素子アレイ1とが所望の位置に固定される。
次に、図8を用いて結像素子アレイ1の金型の開放方向を説明する。金型は金型82と金型83の2部品で構成し、アンダーカットとならないように設計する。2枚のプレートで金型を構成しているので、スライド金型とは異なり部品精度を出し易く、コストダウンを図ることができる。
ホルダ31に挿入された結像素子アレイ1は、第1リブ形状部11に設けられたストッパ14と突き当て部32とが接触するまで差し込まれて圧入固定される。そして、平面部13と基準面33とが接触することで、結像素子アレイ1の主要位置を基準面33から導くことができ、精度向上を図ることができる。ここで第1リブ形状部11には、ホルダ31に当接する平面部13と薄肉部18とを設けておく。平面部13は結像素子アレイ1の長手方向の少なくとも両端部とほぼ中央部とに配置するが、それより多くても構わない。これにより、ホルダ31に当接する部分のみ寸法精度を確保すればよいので、加工が容易となりかつ精度を出し易くなる。
上述の構成により、第2リブ形状部はホルダに対する第1リブ形状部の挿入方向とほぼ平行な面を有する構成としたので、細長く曲がり易い発光素子アレイをホルダに挿入する際のガイドとすることができ、組立時間の短縮を図ることができる。また、第2リブ形状部は第1リブ形状部の延設方向とは逆方向に突出形成された部位を有するので、発光素子アレイの短手方向の幅を縮小することができ、光プリントヘッドを小型化することができる。また、光プリントヘッドと感光体との間隔を狭めることができるので、画像形成装置の小型化を実現できる。
また、第2リブ形状部は結像素子よりも光軸方向に突出しないように形成されているので、発光素子アレイを光軸方向に防塵ガラス位置まで近接させることができ、発光素子アレイの光量不足を解消することができる。また、光プリントヘッドと感光体との間隔を狭めることができるので、画像形成装置の小型化を実現できる。また、第1リブ形状部はホルダに挟持される部位の厚みが均一でなく、ホルダに挟持される複数の突起部を有するので、必要な部分のみホルダに当接させることが可能となり、高価な発光素子アレイ材料の使用量を減量することでコストダウンを図ることができる。また、精度が要求される部分が限定されるので、精度向上を図ることができる。
また、第1リブ形状部は突起部をその全幅方向の少なくとも両端部とほぼ中央部とに有するので、必要最小限の位置で主走査方向に長い発光素子アレイの反りを矯正することができ、良好な画像を得ることができる。また、第1リブ形状部の各突起部と対向する部位はその厚みが互いに同じとなるように形成されているので、微小突起部で確実にホルダと接触し、かつ同一平面で矯正されるので、さらに光プリントヘッドの曲がりが少なくなり、良好な画像を得ることができる。
上記実施形態では画像形成装置99として一つの感光体ドラム70を有するプリンタを用いた例を示した。しかし本発明が適用可能な画像形成装置はこれに限定されず、複写機、プロッタ、ファクシミリ、これらの複合機等の他の画像形成装置にも本発明は適用可能である。
1 結像素子アレイ
1a 結像素子
2 発光素子アレイ
11 第1リブ形状部
12 突起部
15 第2リブ形状部
31 ホルダ
70 像担持体(感光体ドラム)
91 光プリントヘッド(露光ユニット)
97 画像形成部
99 画像形成装置(プリンタ)
特開2005−70519号公報

Claims (9)

  1. 像担持体を有する画像形成装置に用いられる光プリントヘッドであって、前記像担持体の長手方向である主走査方向に対しほぼ平行に複数の発光素子が配列された発光素子アレイと、前記発光素子アレイからの光束を前記像担持体上に光スポットとして結像する複数の結像素子を有する結像素子アレイと、前記結像素子アレイを一体的に固定するホルダとを備えた光プリントヘッドにおいて、
    前記結像素子アレイは前記主走査方向と直交する副走査方向に延設され前記ホルダにより挟持される第1リブ形状部を有し、前記結像素子を介して第1リブ形状部と対向する部位には第2リブ形状部が設けられ、第1リブ形状部と第2リブ形状部とは前記副走査方向における断面積が互いにほぼ同等であることを特徴とする光プリントヘッド。
  2. 請求項1記載の光プリントヘッドにおいて、
    前記ホルダは樹脂により形成されていることを特徴とする光プリントヘッド。
  3. 請求項1または2記載の光プリントヘッドにおいて、
    第2リブ形状部は前記ホルダに対する第1リブ形状部の挿入方向とほぼ平行な面を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  4. 請求項1ないし3の何れか一つに記載の光プリントヘッドにおいて、
    第2リブ形状部は第1リブ形状部の延設方向とは逆方向に突出形成された部位を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  5. 請求項1ないし4の何れか一つに記載の光プリントヘッドにおいて、
    第2リブ形状部は前記結像素子よりも光軸方向に突出しないように形成されていることを特徴とする光プリントヘッド。
  6. 請求項1ないし5の何れか一つに記載の光プリントヘッドにおいて、
    第1リブ形状部は前記ホルダに挟持される部位の厚みが均一でなく、前記ホルダに挟持される複数の突起部を有することを特徴とする光プリントヘッド。
  7. 請求項6記載の光プリントヘッドにおいて、
    第1リブ形状部は前記突起部をその全幅方向の少なくとも両端部とほぼ中央部とに有することを特徴とする光プリントヘッド。
  8. 請求項6または7記載の光プリントヘッドにおいて、
    第1リブ形状部の前記各突起部と対向する部位は、その厚みが互いに同じとなるように形成されていることを特徴とする光プリントヘッド。
  9. 画像形成を行う画像形成部を有し、請求項1ないし8の何れか一つに記載の光プリントヘッドを書込手段として有することを特徴とする画像形成装置。
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